JP3053921B2 - 宇宙航行体の運動制御装置 - Google Patents

宇宙航行体の運動制御装置

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JP3053921B2
JP3053921B2 JP3231245A JP23124591A JP3053921B2 JP 3053921 B2 JP3053921 B2 JP 3053921B2 JP 3231245 A JP3231245 A JP 3231245A JP 23124591 A JP23124591 A JP 23124591A JP 3053921 B2 JP3053921 B2 JP 3053921B2
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motion
control
spacecraft
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英俊 鳥生
仁 岸本
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Toshiba Corp
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば宇宙空間で各
種作業に供される軌道上作業機を含む宇宙航行体の運動
を制御するのに用いられる運動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、宇宙開発の分野においては、宇宙
ステーション等の大型の宇宙航行体の開発が進められて
いる。ところで、このような大型の宇宙航行体は、各部
を予め地上で分割して制作して、分割状態のままで、宇
宙空間に輸送し、宇宙空間において作業用マニピュレー
タを搭載した小型の宇宙航行体を用いて組立設置するこ
とが考えられている。
【0003】しかし、このような小型の宇宙航行体にあ
っては、在来からの単に姿勢制御だけのように、追従性
を保証するための線形項のみの運動形態でなくなり、作
業用マニピュレータの作動に伴う遠心力やカリオリの力
等による非線形項の運動形態も生じるために、線形項の
補償に加えて、非線形項の運動形態も補償する必要があ
る。
【0004】このような運動制御手段としては、線形項
を補償する線形制御コマンドに対して非線形項を補償す
る非線形制御コマンドを加えた制御コマンドを生成し、
この制御コマンドに応じて駆動アクチュエータを駆動制
御することにより、宇宙航行体の並進及び回転動作によ
る運動を制御することが考えられている。この場合、線
形項の運動形態に対応する線形項制御コマンドと異な
り、非線形項の運動形態に対応する非線形項制御コマン
ドは、その値が非線形であるために、その取扱いが煩雑
であるという問題を有する。その問題として例えば、制
御コマンドがスラスタ等の運動制御用アクチュエータの
リミット値を越えた場合、この制御コマンドの修正を度
のように設定するかがある。なお、このアクチュエーの
リミット値はアクチュエータ自体の能力等に応じて設定
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、最
近の宇宙開発の分野にあっては、並進及び回転動作にと
もなう運動を高精度に制御することのできる運動制御装
置の開発が要請されている。
【0006】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、簡易な構成で、且つ、線形項及び非線形項の運動
形態を含む運動の高精度な制御を実現し得るようにした
宇宙航行体の運動制御装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は宇宙航行体の
並進及び回転動作により発生する運動を制御する宇宙航
行体の運動制御装置において、前記宇宙航行体の並進及
び回転動作により発生する運動形態の非線形項を補償す
る非線形項制御コマンドと前記宇宙航行体の並進及び回
転運動により発生する線形項を補償する線形項制御コマ
ンドを合成して制御コマンドを生成するコマンド生成手
段と、このコマンド生成手段で生成された制御コマンド
が所定値を越えた状態で、前記線形項制御コマンドを修
正して前記制御コマンドを所定値内に設定処理する制御
コマンド処理手段と、この制御コマンド処理手段で処理
した制御コマンドに応動して駆動制御され、前記宇宙航
行体の並進及び回転動作により発生する運動を制御する
運動制御手段とを備えて構成したものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、制御コマンド処理手段は制
御コマンドが所定値を越えた状態で、そのうち線形項制
御コマンドのみが相似縮小されて所定値内に修正され
る。これにより、制御コマンドは所定値を越えた場合に
おいても、線形項制御コマンドが相似的に縮小されるだ
け宇宙航行体の運動制御特性が低下されるだけとなり、
その特性の低下が最小限に押さえられる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。
【0010】図1はこの発明の一実施例に係る宇宙航行
体の運動制御装置を示すもので、制御コマンド生成部1
0には図示しない指令部より系の追従性を補償する線形
項に対応する線形項制御コマンド及び宇宙航行体11
(図2参照)に付与される遠心力等を補償する非線形項
に対応する非線形項制御コマンドが入力される。この制
御コマンド生成部10は、その出力端に制御コマンド処
理部12が接続され、入力した線形項制御コマンド及び
非線形項制御コマンドに基づいて制御コマンドを生成し
て該制御コマンド処理部12に出力する。制御コマンド
処理部12は、その出力端がアクチュエータ駆動部13
に接続されており、図2に示すように入力した制御コマ
ンドが予め設定される所定値、例えばリミット値を越え
ると、線形項制御コマンドを修正して制御コマンドをリ
ミット値内に設定し、アクチュエータ駆動部13に出力
する。アクチュエータ駆動部13は運動制御用アクチュ
エータ14に接続されており、入力した制御コマンドに
応じた駆動信号を生成してアクチュエータ14を駆動制
御し、宇宙航行体11の運動を制御する。
【0011】この宇宙航行体11の運動制御としては、
該宇宙航行体11の姿勢を制御するための運動制御や、
宇宙航行体11に所定の動作を行わしめたりする積極的
な運動制御に用いても良い。
【0012】このように、上記宇宙航行体の運動制御装
置は運動制御用アクチュエータ14を駆動制御する制御
コマンドを宇宙航行体11の並進及び回転動作により発
生する運動形態の非線形項を補償する非線形項制御コマ
ンドと線形項を補償する線形制御コマンドを合成して生
成し、この制御コマンドがリミット値を越えた状態で、
線形項制御コマンドのみを修正してリミット値内に設定
するように構成した。これによれば、修正した制御コマ
ンドが線形項制御コマンドを相似的に縮小しただけであ
ることにより、非線形項制御コマンドが正規の値に保た
れる。この結果、宇宙航行体11の運動制御特性が縮小
分だけ低下されることとなり、制御コマンドがリミット
値を越えた状態においても運動制御特性の低下を最小限
に押さえることが可能となり、高精度な運動制御が容易
に可能となる。
【0013】なお、上記実施例では、運動を制御するア
クチュエータとして、スラスタを用いた場合で説明した
が、これに限ることなく、例えば駆動ホイール等を用い
て構成することも可能である。よって、この発明は上記
実施例に限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々の変形を実施し得ることは勿論のこと
である。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡易な構成で、且つ、線形項及び非線形項の運動形
態を含む運動の高精度な制御を実現し得るようにした宇
宙航行体の運動制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る宇宙航行体の運動制
御装置を示したブロック図。
【図2】図1の動作を説明するために示した図。
【符号の説明】
10…制御コマンド生成部、11…宇宙航行体、12…
制御コマンド処理部、13…アクチュエータ駆動部、1
4…アクチュエータ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B64G 1/24 B25J 13/00 G05D 1/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宙航行体の並進及び回転動作により発
    生する運動を制御する宇宙航行体の運動制御装置におい
    て、 前記宇宙航行体の並進及び回転動作により発生する運動
    形態の非線形項を補償する非線形項制御コマンドと前記
    宇宙航行体の並進及び回転運動により発生する線形項を
    補償する線形項制御コマンドを合成して制御コマンドを
    生成するコマンド生成手段と、 このコマンド生成手段で生成された制御コマンドが所定
    値を越えた状態で、前記線形項制御コマンドを修正して
    前記制御コマンドを所定値内に設定処理する制御コマン
    ド処理手段と、 この制御コマンド処理手段で処理した制御コマンドに応
    動して駆動制御され、前記宇宙航行体の並進及び回転動
    作により発生する運動を制御する運動制御手段とを具備
    したことを特徴とする宇宙航行体の運動制御装置。
JP3231245A 1991-09-11 1991-09-11 宇宙航行体の運動制御装置 Expired - Lifetime JP3053921B2 (ja)

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JPH0569899A JPH0569899A (ja) 1993-03-23
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KR20140084294A (ko) * 2011-10-27 2014-07-04 엘에스아이 코포레이션 복소 지수 비선형 함수와 함께 명령어를 갖는 디지털 처리
JP5921248B2 (ja) 2012-02-16 2016-05-24 キヤノン株式会社 ロボットの制御装置、ロボット、そのプログラム及びその制御方法

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