JP3053729B2 - 研削装置 - Google Patents
研削装置Info
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- JP3053729B2 JP3053729B2 JP3097194A JP3097194A JP3053729B2 JP 3053729 B2 JP3053729 B2 JP 3053729B2 JP 3097194 A JP3097194 A JP 3097194A JP 3097194 A JP3097194 A JP 3097194A JP 3053729 B2 JP3053729 B2 JP 3053729B2
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- Japan
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- grinding
- grinding machine
- dust collector
- ground
- dust
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、研削装置に係り、特
に被研削物の均一な研削をなし得て、研削作業者の負担
を軽減し得る研削装置に関する。
に被研削物の均一な研削をなし得て、研削作業者の負担
を軽減し得る研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場等のコンクリート構造物の改修工事
において、被研削物である床面や壁面等の表面処理に
は、表面の凹凸部、付着物、汚れ、劣化部、旧塗膜等の
被研削物を研削するために、電動工具として研削機が使
用されている。
において、被研削物である床面や壁面等の表面処理に
は、表面の凹凸部、付着物、汚れ、劣化部、旧塗膜等の
被研削物を研削するために、電動工具として研削機が使
用されている。
【0003】この研削機は、本体と、この本体に内蔵さ
れる原動部と、この原動部によって回転される駆動軸
と、この駆動軸に取付けた回転体であるいわゆるカップ
形ダイヤモンドホイールとを有している。
れる原動部と、この原動部によって回転される駆動軸
と、この駆動軸に取付けた回転体であるいわゆるカップ
形ダイヤモンドホイールとを有している。
【0004】研削機は、カップ形ダイヤモンドホイール
の外周部位に研削具を円周方向等間隔に複数体取着して
構成し、この研削具によって被研削物を研削している。
の外周部位に研削具を円周方向等間隔に複数体取着して
構成し、この研削具によって被研削物を研削している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の研削
機により被研削物を研削する際には、作業者が研削機の
本体を保持し、手で加圧して研削具を被研削物に当接さ
せつつ研削機を所定の方向に移動させて研削作業を行っ
ていた。
機により被研削物を研削する際には、作業者が研削機の
本体を保持し、手で加圧して研削具を被研削物に当接さ
せつつ研削機を所定の方向に移動させて研削作業を行っ
ていた。
【0006】また、壁面や天井面の研削作業時は、床の
研削作業に対して研削機の重量の作用する方向が加圧方
向と異なることにより、研削機の重量が研削具の被研削
物への加圧に作用されず、研削具の加圧と研削機の保持
とに大なる労力を必要としていた。
研削作業に対して研削機の重量の作用する方向が加圧方
向と異なることにより、研削機の重量が研削具の被研削
物への加圧に作用されず、研削具の加圧と研削機の保持
とに大なる労力を必要としていた。
【0007】この結果、作業者は、研削機を手で加圧し
て研削具を被研削物に当接させていたため、研削機と被
研削物との位置・姿勢を一定に保持することができず、
研削機の加圧状態にばらつきが発生し易く、削りすぎ等
を招く惧れがあり、研削作業後に均一な仕上がり面を確
保することができず、実用上不利であるという不都合が
あった。
て研削具を被研削物に当接させていたため、研削機と被
研削物との位置・姿勢を一定に保持することができず、
研削機の加圧状態にばらつきが発生し易く、削りすぎ等
を招く惧れがあり、研削作業後に均一な仕上がり面を確
保することができず、実用上不利であるという不都合が
あった。
【0008】また、壁面や天井面の研削作業時には、作
業者に大なる負担がかかり、研削作業の作業効率を悪化
させ、実用上不利であるという不都合があった。
業者に大なる負担がかかり、研削作業の作業効率を悪化
させ、実用上不利であるという不都合があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、本体に内蔵される原動部
によって回転する駆動軸を設け、この駆動軸に皿状の回
転体を設け、この回転体の外周部位に円周方向等間隔に
複数個の研削具を配設し、前記回転体を回転させること
により被研削物を研削する研削機において、この研削機
と被研削物との位置・姿勢を一定に保持するベースを前
記本体に設け、前記回転体部位を被研削物の被研削面に
対して略密閉状態に保つカバー部材を前記本体に設け、
前記研削機の研削時に発生する粉塵を吸引力によって集
塵する集塵機を設け、この集塵機の吸引力によって前記
研削機の研削時にこの研削機を被研削物に吸着加圧させ
るべく前記研削機のカバー部材内と集塵機の吸引部とを
連絡する連絡ホースを設けたことを特徴とする。
述の不都合を除去するために、本体に内蔵される原動部
によって回転する駆動軸を設け、この駆動軸に皿状の回
転体を設け、この回転体の外周部位に円周方向等間隔に
複数個の研削具を配設し、前記回転体を回転させること
により被研削物を研削する研削機において、この研削機
と被研削物との位置・姿勢を一定に保持するベースを前
記本体に設け、前記回転体部位を被研削物の被研削面に
対して略密閉状態に保つカバー部材を前記本体に設け、
前記研削機の研削時に発生する粉塵を吸引力によって集
塵する集塵機を設け、この集塵機の吸引力によって前記
研削機の研削時にこの研削機を被研削物に吸着加圧させ
るべく前記研削機のカバー部材内と集塵機の吸引部とを
連絡する連絡ホースを設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明の構成によれば、研削装置は、被研削
物を研削する際に、研削機の原動部によって駆動軸を回
転させ、この駆動軸に設けられた回転体の外周部位に円
周方向等間隔に配設された複数個の切削具によって被研
削物を研削する。このとき、研削装置は、研削機の研削
時に発生する粉塵を集塵機の吸引力によって集塵するこ
とができるとともに、研削機の回転体を包囲するカバー
部材内に集塵機の吸引力を与えて、研削機を被研削物に
吸着加圧させることができる。
物を研削する際に、研削機の原動部によって駆動軸を回
転させ、この駆動軸に設けられた回転体の外周部位に円
周方向等間隔に配設された複数個の切削具によって被研
削物を研削する。このとき、研削装置は、研削機の研削
時に発生する粉塵を集塵機の吸引力によって集塵するこ
とができるとともに、研削機の回転体を包囲するカバー
部材内に集塵機の吸引力を与えて、研削機を被研削物に
吸着加圧させることができる。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0012】図1〜図5は、この発明の実施例を示すも
のである。図1において、1は研削装置、2は手持ち式
の研削機、26は集塵機である。研削装置1を構成する
研削機2は、工場の床面や構造物の内外面、特にコンク
リート構造物の改修工事において、表面の凹凸部、付着
物、汚れ、劣化部、旧塗膜等の被研削物を研削するもの
である。研削装置1を構成する集塵機26は、研削機2
の研削時に発生する粉塵を吸引力によって集塵する。
のである。図1において、1は研削装置、2は手持ち式
の研削機、26は集塵機である。研削装置1を構成する
研削機2は、工場の床面や構造物の内外面、特にコンク
リート構造物の改修工事において、表面の凹凸部、付着
物、汚れ、劣化部、旧塗膜等の被研削物を研削するもの
である。研削装置1を構成する集塵機26は、研削機2
の研削時に発生する粉塵を吸引力によって集塵する。
【0013】前記研削機2は、図2・図3に示す如く、
本体4と、この本体4に内蔵される原動部6と、この原
動部6により回転される回転体であるカッタホイール8
と、このカッタホイール8の取付けられる駆動軸10
と、前記カッタホイール8を被包するカバー部材である
ダストカバー12と、ベース14と、把持部16とを有
している。駆動軸10は、ダストカバー12内に突設し
ている。研削機2は、図3に示す如く、略円筒形状の本
体4内に原動部6を内蔵し、本体4の長手方向一側に下
方に指向する延長部4cを設け、延長部4cの下部にカ
バー用取付部4aを設け、カバー用取付部4aにダスト
カバー12を装着して設け、本体4の下部にベース14
を設け、本体4の上部に把手部16を設けている。原動
部6は、延長部4c内に原動軸6aを突設し、ドライブ
ギヤ6bを設けている。ドライブギヤ6bは、延長部4
c内において、駆動軸10の基端側に設けたドリブンギ
ヤ10cに噛合されている。
本体4と、この本体4に内蔵される原動部6と、この原
動部6により回転される回転体であるカッタホイール8
と、このカッタホイール8の取付けられる駆動軸10
と、前記カッタホイール8を被包するカバー部材である
ダストカバー12と、ベース14と、把持部16とを有
している。駆動軸10は、ダストカバー12内に突設し
ている。研削機2は、図3に示す如く、略円筒形状の本
体4内に原動部6を内蔵し、本体4の長手方向一側に下
方に指向する延長部4cを設け、延長部4cの下部にカ
バー用取付部4aを設け、カバー用取付部4aにダスト
カバー12を装着して設け、本体4の下部にベース14
を設け、本体4の上部に把手部16を設けている。原動
部6は、延長部4c内に原動軸6aを突設し、ドライブ
ギヤ6bを設けている。ドライブギヤ6bは、延長部4
c内において、駆動軸10の基端側に設けたドリブンギ
ヤ10cに噛合されている。
【0014】前記駆動軸10の先端側には、ダストカバ
ー12内において、カッタホイール8がねじ部10aに
螺着されるロックナット18によって取付けられてい
る。このロックナット18には、図2に示す如く、締付
用ピン穴18a、18bが設けられている。
ー12内において、カッタホイール8がねじ部10aに
螺着されるロックナット18によって取付けられてい
る。このロックナット18には、図2に示す如く、締付
用ピン穴18a、18bが設けられている。
【0015】前記カッタホイール8は、例えば鋼板によ
って皿状に形成されている。このカッタホイール8の外
周部位には、研削具20が複数個、例えば6個の研削具
20が円周方向の等間隔に取付けられている。
って皿状に形成されている。このカッタホイール8の外
周部位には、研削具20が複数個、例えば6個の研削具
20が円周方向の等間隔に取付けられている。
【0016】前記カッタホイール8には、中間部位に円
周方向等間隔に複数の、例えば6個の粉塵流通孔22が
形成されている。
周方向等間隔に複数の、例えば6個の粉塵流通孔22が
形成されている。
【0017】前記ベース14は、研削作業時、常に被研
削物に密着させて研削機2と被研削物との位置・姿勢を
一定に保持するものである。このベース14は、深掘り
防止用ストッパ機能を有している。
削物に密着させて研削機2と被研削物との位置・姿勢を
一定に保持するものである。このベース14は、深掘り
防止用ストッパ機能を有している。
【0018】また、研削深さ、つまり、ベース14とカ
ッタホイール8との距離Sは、図3に示す如く、駆動軸
10の大径部10bと前記カッタホイール8の中央部位
との間に配設されたワッシャ24の厚さを変化させるこ
とにより、微調整している。
ッタホイール8との距離Sは、図3に示す如く、駆動軸
10の大径部10bと前記カッタホイール8の中央部位
との間に配設されたワッシャ24の厚さを変化させるこ
とにより、微調整している。
【0019】また、この研削装置1は、図1に示す如
く、研削機2の研削時に発生する粉塵を吸引力によって
集塵する前記集塵機26を設けている。この集塵機26
は、吸引力を発生する吸引部26aを設けている。研削
装置1は、集塵機26の吸引力によって研削機2の研削
時にこの研削機2を被研削物に吸着させるべく、研削機
2のダストカバー12内と集塵機26の吸引部26aと
を連絡する連絡ホース28を設けている。
く、研削機2の研削時に発生する粉塵を吸引力によって
集塵する前記集塵機26を設けている。この集塵機26
は、吸引力を発生する吸引部26aを設けている。研削
装置1は、集塵機26の吸引力によって研削機2の研削
時にこの研削機2を被研削物に吸着させるべく、研削機
2のダストカバー12内と集塵機26の吸引部26aと
を連絡する連絡ホース28を設けている。
【0020】詳述すれば、研削機2に設けられたダスト
カバー12は、カッタホイール8を確実に包囲すべくゴ
ム等の弾性部材にて形成されるとともに、被研削物の被
研削面に対して接離する方向に調節可能にカバー用取付
部4aに設けられている。
カバー12は、カッタホイール8を確実に包囲すべくゴ
ム等の弾性部材にて形成されるとともに、被研削物の被
研削面に対して接離する方向に調節可能にカバー用取付
部4aに設けられている。
【0021】前記ダストカバー12には、図5に示す如
く、研削機2の本体4のカバー用取付部4aの外周に設
けられた固定ピン30に係合する調節用スリット32が
設けられている。この調節用スリット32は、ダストカ
バー12の円周方向に傾斜されて形成されている。
く、研削機2の本体4のカバー用取付部4aの外周に設
けられた固定ピン30に係合する調節用スリット32が
設けられている。この調節用スリット32は、ダストカ
バー12の円周方向に傾斜されて形成されている。
【0022】つまり、ダストカバー12は、図5に示す
如く、固定ピン30と調節用スリット32とが係合して
いるために、例えば、研削機2の本体4のカバー用取付
部4aに対して時計回り方向(矢印A方向)に回転させ
ると、被研削面に対して接近する方向(矢印C方向)に
移動し、反時計回り方向(矢印B方向)に回転させる
と、被研削面に対して離間する方向(矢印D方向)に移
動するものである。
如く、固定ピン30と調節用スリット32とが係合して
いるために、例えば、研削機2の本体4のカバー用取付
部4aに対して時計回り方向(矢印A方向)に回転させ
ると、被研削面に対して接近する方向(矢印C方向)に
移動し、反時計回り方向(矢印B方向)に回転させる
と、被研削面に対して離間する方向(矢印D方向)に移
動するものである。
【0023】前記カバー取付部4aの図3において上面
には、外気吸入孔4bが設けられている。この外気吸入
孔4bは、集塵機26の動作時に外気をダストカバー1
2内に吸入するものである。
には、外気吸入孔4bが設けられている。この外気吸入
孔4bは、集塵機26の動作時に外気をダストカバー1
2内に吸入するものである。
【0024】また、前記集塵機26には、図1に示す如
く、吸引力を強弱2段階に切り換える切換機構34が設
けられている。この集塵機26は、上側部位に搬送用の
取っ手36が設けられているとともに、下側部位に移動
用の車輪38が設けられている。
く、吸引力を強弱2段階に切り換える切換機構34が設
けられている。この集塵機26は、上側部位に搬送用の
取っ手36が設けられているとともに、下側部位に移動
用の車輪38が設けられている。
【0025】前記切換機構34の弱は、600W、最大
静圧1400mmAaに設定されているとともに、強
は、1010W、最大静圧2100mmAaに設定さ
れ、弱は、例えば床面の研削作業時に使用され、強は、
壁面の研削作業時または、床面を強く研削する時に使用
される。
静圧1400mmAaに設定されているとともに、強
は、1010W、最大静圧2100mmAaに設定さ
れ、弱は、例えば床面の研削作業時に使用され、強は、
壁面の研削作業時または、床面を強く研削する時に使用
される。
【0026】更に、前記連絡ホース28には、図4に示
す如く、途中部位に設けられた吸引力の微調整用孔部4
0と、連絡ホース28の円周方向に回動し、前記微調整
用孔部40の開口面積を増減させる環状部材42と、か
らなる吸引力微調整部44が設けられている。前記環状
部材42には、前記微調整用孔部40の開口面積増減用
孔部46が設けられている。
す如く、途中部位に設けられた吸引力の微調整用孔部4
0と、連絡ホース28の円周方向に回動し、前記微調整
用孔部40の開口面積を増減させる環状部材42と、か
らなる吸引力微調整部44が設けられている。前記環状
部材42には、前記微調整用孔部40の開口面積増減用
孔部46が設けられている。
【0027】前記吸引力微調整部44は、前記連絡ホー
ス28の途中部位に設けられた微調整用孔部40と環状
部材42に設けられた開口面積増減用孔部46との合致
状態を、前記連絡ホース28の円周方向に環状部材42
を回動させることによって変化させ、吸引力を微調整す
るものである。
ス28の途中部位に設けられた微調整用孔部40と環状
部材42に設けられた開口面積増減用孔部46との合致
状態を、前記連絡ホース28の円周方向に環状部材42
を回動させることによって変化させ、吸引力を微調整す
るものである。
【0028】前記連絡ホース28は、図1に示す如く、
一端部位が集塵機26の吸引部26aに設けられた第1
取付部48に取り付けられるとともに、他端部位が研削
機2のカバー用取付部4aに設けられた第2取付部50
に取り付けられている。
一端部位が集塵機26の吸引部26aに設けられた第1
取付部48に取り付けられるとともに、他端部位が研削
機2のカバー用取付部4aに設けられた第2取付部50
に取り付けられている。
【0029】なお、符号52は電気ケーブルである。
【0030】次に作用について説明する。
【0031】研削装置1は、被研削物を研削する際に、
図1に示す如く、研削機2のベース14を被研削物の被
研削面上に密着させ、原動部6を駆動させて駆動軸10
を回転させ、カッタホイール8を回転させつつ研削機2
の本体4を一定の姿勢で所定の方向に略一定の速度で移
動させることにより、被研削物を研削する。
図1に示す如く、研削機2のベース14を被研削物の被
研削面上に密着させ、原動部6を駆動させて駆動軸10
を回転させ、カッタホイール8を回転させつつ研削機2
の本体4を一定の姿勢で所定の方向に略一定の速度で移
動させることにより、被研削物を研削する。
【0032】このとき、研削装置1は、研削機2の研削
時に発生する粉塵を集塵機26の吸引力によって集塵す
ることができるとともに、研削機2のカッタホイール8
を包囲するダストカバー12内に集塵機26の吸引力を
与えて、研削機2を被研削物に吸着加圧させている。
時に発生する粉塵を集塵機26の吸引力によって集塵す
ることができるとともに、研削機2のカッタホイール8
を包囲するダストカバー12内に集塵機26の吸引力を
与えて、研削機2を被研削物に吸着加圧させている。
【0033】これにより、この研削装置1は、研削機2
の姿勢と加圧状態を略一定に維持でき、作業者が研削機
2の移動速度を略一定にすることのみ留意すれば、均一
な仕上がり面を確保することができ、研削機2を被研削
面へ加圧する労力と研削機2を保持する労力や加圧への
注意も不要とし、研削作業の労力軽減、作業効率、仕上
がり面の均一性を向上することができる。
の姿勢と加圧状態を略一定に維持でき、作業者が研削機
2の移動速度を略一定にすることのみ留意すれば、均一
な仕上がり面を確保することができ、研削機2を被研削
面へ加圧する労力と研削機2を保持する労力や加圧への
注意も不要とし、研削作業の労力軽減、作業効率、仕上
がり面の均一性を向上することができる。
【0034】また、この研削装置1は、集塵機26の吸
引力により研削機2を被研削物に吸着させて加圧と保持
の労力をほとんど不要にしたことにより、特に壁面や天
井面の研削作業時の労力軽減の効果は著しく、また、ゴ
ンドラ作業等、足場の悪い場所での研削作業において加
圧のいらないことは、加圧の反動によるゴンドラの揺れ
がなく研削作業時の安全性をも向上でき、実用上有利で
ある。
引力により研削機2を被研削物に吸着させて加圧と保持
の労力をほとんど不要にしたことにより、特に壁面や天
井面の研削作業時の労力軽減の効果は著しく、また、ゴ
ンドラ作業等、足場の悪い場所での研削作業において加
圧のいらないことは、加圧の反動によるゴンドラの揺れ
がなく研削作業時の安全性をも向上でき、実用上有利で
ある。
【0035】更に、この研削装置1は、研削機2のカッ
タホイール8を包囲して設けられたダストカバー12を
ゴム等の弾性部材にて形成するとともに、固定ピン30
と調整用スリット32とにより被研削面に対して接離す
る方向に調節可能に設けたことにより、吸着力を持ちな
がらも人力で容易に研削機2を移動できる程度に吸着力
を保持すべくダストカバー12と被研削面との接触面の
隙間より若干の外気を吸入する程度に微調整できるとと
もに、研削機2の研削作業時に発生する粉塵の飛散を防
止でき、粉塵を確実に集塵機26側に送給し得て、実用
上有利である。
タホイール8を包囲して設けられたダストカバー12を
ゴム等の弾性部材にて形成するとともに、固定ピン30
と調整用スリット32とにより被研削面に対して接離す
る方向に調節可能に設けたことにより、吸着力を持ちな
がらも人力で容易に研削機2を移動できる程度に吸着力
を保持すべくダストカバー12と被研削面との接触面の
隙間より若干の外気を吸入する程度に微調整できるとと
もに、研削機2の研削作業時に発生する粉塵の飛散を防
止でき、粉塵を確実に集塵機26側に送給し得て、実用
上有利である。
【0036】更にまた、この研削装置1は、研削機2の
カバー取付部4aの上面に外気吸入孔4bを設けたこと
により、ダストカバー12内の密閉度の上昇時の吸引風
量の低下による集塵能力の低下を防止でき、粉塵を確実
に回収し得て、実用上有利である。
カバー取付部4aの上面に外気吸入孔4bを設けたこと
により、ダストカバー12内の密閉度の上昇時の吸引風
量の低下による集塵能力の低下を防止でき、粉塵を確実
に回収し得て、実用上有利である。
【0037】また、この研削装置1は、集塵機26に吸
引力を強弱2段階に切り換える切換機構34を設けたこ
とにより、床面の研削作業時、壁面あるいは天井面の研
削作業時に必要な吸着力を集塵機26によって発生させ
ることができ、研削作業時の作業者への負担を軽減で
き、研削作業の作業効率を良好に維持し得て、実用上有
利である。
引力を強弱2段階に切り換える切換機構34を設けたこ
とにより、床面の研削作業時、壁面あるいは天井面の研
削作業時に必要な吸着力を集塵機26によって発生させ
ることができ、研削作業時の作業者への負担を軽減で
き、研削作業の作業効率を良好に維持し得て、実用上有
利である。
【0038】更に、この研削装置1は、集塵機26の上
側部位に取っ手36を設けるとともに、下側部位に移動
用の車輪38を設けたことにより、集塵機26の運搬を
容易に行うことができ、研削作業の作業効率の向上に寄
与するものである。
側部位に取っ手36を設けるとともに、下側部位に移動
用の車輪38を設けたことにより、集塵機26の運搬を
容易に行うことができ、研削作業の作業効率の向上に寄
与するものである。
【0039】更にまた、この研削装置1は、連絡ホース
28に吸引力微調整部44を設けたことにより、集塵機
26の切換機構34だけでは調整し難い作業者が要求す
る吸着力に微調整でき、実用上有利である。
28に吸引力微調整部44を設けたことにより、集塵機
26の切換機構34だけでは調整し難い作業者が要求す
る吸着力に微調整でき、実用上有利である。
【0040】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0041】例えば、この発明の実施例においては、手
持ち式の研削機2と集塵機26とを連絡ホース28で連
絡する構成としたが、大なるカッタを有する研削機ある
いはカッタ部分を複数個有する高効率の研削機と集塵機
とを連絡ホースで連絡して使用することも可能である。
持ち式の研削機2と集塵機26とを連絡ホース28で連
絡する構成としたが、大なるカッタを有する研削機ある
いはカッタ部分を複数個有する高効率の研削機と集塵機
とを連絡ホースで連絡して使用することも可能である。
【0042】さすれば、従来のものに比して作業者への
負担を増加させることなく研削作業の作業効率をより一
層向上させることができ、実用上有利である。
負担を増加させることなく研削作業の作業効率をより一
層向上させることができ、実用上有利である。
【0043】また、上述した実施例と同様に、作業者へ
の負担を軽減し、研削作業の作業効率を良好に維持した
ことにより、研削作業時の安全性を向上でき、実用上有
利である。
の負担を軽減し、研削作業の作業効率を良好に維持した
ことにより、研削作業時の安全性を向上でき、実用上有
利である。
【0044】また、この発明の実施例においては、研削
深さたるベース14とカッタホイール8との距離Sを、
駆動軸10の大径部10bとカッタホイール8の中央部
位との間に配設されたワッシャ24の厚さを変化させる
ことによって微調整する構成としたが、ベース14を可
動式としてベース14の高さを変化させることによって
研削深さを微調整する構成として使用することも可能で
ある。
深さたるベース14とカッタホイール8との距離Sを、
駆動軸10の大径部10bとカッタホイール8の中央部
位との間に配設されたワッシャ24の厚さを変化させる
ことによって微調整する構成としたが、ベース14を可
動式としてベース14の高さを変化させることによって
研削深さを微調整する構成として使用することも可能で
ある。
【0045】さすれば、ベース14の高さを変化させる
ことによって研削深さを自在に調整することができ、研
削機2の使い勝手を向上し得て、実用上有利である。
ことによって研削深さを自在に調整することができ、研
削機2の使い勝手を向上し得て、実用上有利である。
【0046】更に、外気吸入孔4bにリードバルブ等の
開閉バルブ(図示せず)を設ける構成とすれば、ダスト
カバー12内の圧力調整を確実に行うことができ、ダス
トカバー12内の密閉度の上昇時の吸引風量の低下によ
る集塵能力の低下を確実に防止でき、粉塵を確実に回収
し得るものである。また、連絡ホース28に設けた吸引
力調整部44の機能の代用も可能で手元で吸着力の微調
整ができ、使い勝手を向上し得て、実用上有利である。
開閉バルブ(図示せず)を設ける構成とすれば、ダスト
カバー12内の圧力調整を確実に行うことができ、ダス
トカバー12内の密閉度の上昇時の吸引風量の低下によ
る集塵能力の低下を確実に防止でき、粉塵を確実に回収
し得るものである。また、連絡ホース28に設けた吸引
力調整部44の機能の代用も可能で手元で吸着力の微調
整ができ、使い勝手を向上し得て、実用上有利である。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、この発明によ
れば、研削装置は、研削機の研削時に発生する粉塵を集
塵機の吸引力によって集塵することができるとともに、
研削機の回転体を包囲するカバー部材内に集塵機の吸引
力を与えて、研削機を被研削物に吸着加圧させることが
できる。このため、この研削装置は、研削機の加圧状態
を略一定に維持でき、研削作業後に均一な仕上がり面を
確保することができ、実用上有利であるとともに、壁面
や天井面の研削作業時には、作業者への負担を軽減で
き、研削作業の作業効率を良好に維持し得て、実用上有
利である。
れば、研削装置は、研削機の研削時に発生する粉塵を集
塵機の吸引力によって集塵することができるとともに、
研削機の回転体を包囲するカバー部材内に集塵機の吸引
力を与えて、研削機を被研削物に吸着加圧させることが
できる。このため、この研削装置は、研削機の加圧状態
を略一定に維持でき、研削作業後に均一な仕上がり面を
確保することができ、実用上有利であるとともに、壁面
や天井面の研削作業時には、作業者への負担を軽減で
き、研削作業の作業効率を良好に維持し得て、実用上有
利である。
【図1】研削装置の研削機と集塵機との取付状態を示す
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図2】研削機の斜視図である。
【図3】研削機の概略構成図である。
【図4】連絡ホースの途中に設けられた吸引力微調整部
の概略斜視図である。
の概略斜視図である。
【図5】研削機のダストカバー部位の概略拡大斜視図で
ある。
ある。
1 研削装置 2 研削機 4 本体 6 原動部 8 カッタホイール 10 駆動軸 12 ダストカバー 14 ベース 16 把持部 20 研削具 22 粉塵流通孔 26 集塵機 28 連絡ホース 30 固定ピン 32 調節用スリット 34 切換機構 44 吸引力微調整部
Claims (5)
- 【請求項1】 本体に内蔵される原動部によって回転す
る駆動軸を設け、この駆動軸に皿状の回転体を設け、こ
の回転体の外周部位に円周方向等間隔に複数個の研削具
を配設し、前記回転体を回転させることにより被研削物
を研削する研削機において、この研削機と被研削物との
位置・姿勢を一定に保持するベースを前記本体に設け、
前記回転体部位を被研削物の被研削面に対して略密閉状
態に保つカバー部材を前記本体に設け、前記研削機の研
削時に発生する粉塵を吸引力によって集塵する集塵機を
設け、この集塵機の吸引力によって前記研削機の研削時
にこの研削機を被研削物に吸着加圧させるべく前記研削
機のカバー部材内と集塵機の吸引部とを連絡する連絡ホ
ースを設けたことを特徴とする研削装置。 - 【請求項2】 前記カバー部材は、前記回転体を確実に
包囲すべくゴム等の弾性部材にて形成されるとともに被
研削物の被研削面に対して接離する方向に調節可能に設
けられたカバー部材である特許請求の範囲の請求項1に
記載の研削装置。 - 【請求項3】 前記集塵機は、吸引力を強弱2段階に切
り換える切換機構が設けられた集塵機である特許請求の
範囲の請求項1に記載の研削装置。 - 【請求項4】 前記連絡ホースは、途中部位に吸引力の
微調整用孔部と連絡ホースの円周方向に回動し前記微調
整用孔部の開口面積を増減させる環状部材とからなる吸
引力微調整部が設けられた連絡ホースである特許請求の
範囲の請求項1に記載の研削装置。 - 【請求項5】 前記本体は、前記カバー部材が取付けら
れるカバー用取付部を設けるとともにこのカバー用取付
部に外気を前記カバー部材内に吸入する外気吸入孔を設
けた本体である特許請求の範囲の請求項1に記載の研削
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3097194A JP3053729B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3097194A JP3053729B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 研削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07217185A JPH07217185A (ja) | 1995-08-15 |
JP3053729B2 true JP3053729B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=12318559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3097194A Expired - Lifetime JP3053729B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 研削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053729B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180032746A (ko) * | 2016-09-22 | 2018-04-02 | 계양전기 주식회사 | 전동 공구용 악세서리 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10041906B4 (de) * | 2000-08-25 | 2011-06-09 | Hilti Aktiengesellschaft | Schleifgerät mit Staubabsaugung |
JP6687397B2 (ja) * | 2016-01-20 | 2020-04-22 | 積水化学工業株式会社 | 研削装置 |
CN106223633A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-14 | 唐浩 | 一种铲墙面地面机 |
-
1994
- 1994-02-02 JP JP3097194A patent/JP3053729B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180032746A (ko) * | 2016-09-22 | 2018-04-02 | 계양전기 주식회사 | 전동 공구용 악세서리 |
KR101884327B1 (ko) | 2016-09-22 | 2018-08-02 | 계양전기 주식회사 | 전동 공구용 악세서리 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07217185A (ja) | 1995-08-15 |
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