JP3053531U - 安全ベルトのロープ用仮止め補助具

Info

(57)【要約】【課題】安全ベルトの余分なロープの垂れ下がりがな
い状態で軽快に歩行できる安全ベルトの補助具を提供す
る。【解決手段】二つ折りにして足もとに垂れ下げられた
ロープの中途部を、補助具を使って身体の前面腰部に着
装する。

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、補助具による安全ベルトのロープの仮止めに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来における、この種の安全ベルトは高所等、作業区間を離れるときは、一般には作業者が、該Ｄ環にロープの先端部に取り付けられたフックをかけてロープを二つ折りの状態にして、胴ベルトから足もとに垂れ下げるがこの状態では歩行の邪魔になるうえに、構造物、その他の取り付け設備にロープが引っ掛かり危険であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記した余分なロープの垂れ下がりがない状態で軽快に歩行できる安全ベルトの補助具を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記従来の問題点を解決するために、この考案の仮止め補助具を、胴ベルトに挿通してあるＤ環と反対の位置に付設し、二つ折りにして足もとに垂れ下げられたロープの中途部を、補助具を使って身体の前面腰部に着装したことを特徴とする。

【０００５】以下、図面に示す実施の形態について説明する。

【０００６】第一図においては（１）は胴ベルトであって、その端部にバックル（２）を備えてあり安全ベルトの命綱としてロープ（３）が使用され、ロープ（３）によって胴ベルト（１）とフック（４）が連結されているまたロープ（３）は、リング状の連結金具（５）によって固定されたＤ環（６）に編み込まれている。

【０００７】さらにロープを中途部で仮止めするために、本考案の仮止め補助具（７）を付設する。

【実施例】

【０００８】この安全ベルトのロープ用仮止め補助具（７）を使用するときは、安全ベルト（１）装着時にさつま編み込みされたＤ環（６）と反対の位置に補助具（７）を付設し、ロープ（３）未使用時に二つ折りにして足もとに垂れ下げられたロープ（３）の中途部を、補助具（７）を使って身体の前面腰部に仮止めする。

【考案の効果】

【０００９】また、この安全ベルトのロープ用仮止め補助具（７）は軟質のゴムやプラスチックで構成されているため、ロープ（３）の着脱が容易に出来るのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の使用状態を示す斜視図である。

【図２】本考案の使用状態を示す斜視図である。

【図３】本考案の正面図である。

【図４】本考案の第３図のＡ−Ａ線断面矢視拡大図であ
る。

【図５】本考案の変形を示す正面図である。

【図６】本考案の図５のＢ−Ｂ線断面矢視拡大図であ
る。

【符号の説明】

１・・胴ベルト２・・バックル３・・ロープ４・・フック５・・連結金具６・・Ｄ環７・・安全ベルトのロープ用仮止め補助具

【実用新案登録請求の範囲】