JPS6314994B2 - - Google Patents

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JPS6314994B2
JPS6314994B2 JP12941282A JP12941282A JPS6314994B2 JP S6314994 B2 JPS6314994 B2 JP S6314994B2 JP 12941282 A JP12941282 A JP 12941282A JP 12941282 A JP12941282 A JP 12941282A JP S6314994 B2 JPS6314994 B2 JP S6314994B2
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JP
Japan
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band
cloth body
backpack
waist
hanging
Prior art date
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JP12941282A
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English (en)
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JPS5920176A (ja
Inventor
Sadao Izumi
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、海上や陸上の崖下など足場が悪く
危険な場所にいる被災者を救出するのに最も適し
た救助具に関するもので、救助者がロープに吊り
下がつて降り、現場で被災者を背負つて再びロー
プで吊り上がることが出来るように、救助者が腰
に付ける固定具と被災者を負う背負具との組合せ
よりなり、且つ両具を簡単に連結及び分離できる
ように構成したものである。
従来、被災者を救出する際には、小舟の形をし
たシツトハーネスが使用されるが、シツトハーネ
スをヘリコプターより吊り降し、シツトハーネス
に被災者を乗せて引き上げる場合には差程問題が
ないが、崖上よりロープを降し、そのロープでシ
ツトハーネスを引き上げることは障害が多く殆ん
ど不可能であり、しかも、足場の悪い所では、特
に怪我をして動くことの出来ない被災者をシツト
ハーネスに乗せることが困難な場合が多くあり、
救出に色々とした問題点があつた。
この発明は以上の点を鑑み、一つの解決手段と
して、被災者に背負具を付け、背負具を救助者の
身に付けている固定具に連結し、背負つて救出で
きるように工夫したもので、しかも負つた状態に
おいて重症の被災者であつても安全に背負える救
助具として提供することにある。
以下、この発明による救助具を実施例によつて
説明すると、第1図に固定具Aを示し、第2図に
背負具Bを示しており、固定具Aは、腰バンド1
と一対の股掛バンド2,2で形成され、腰バンド
1の一端に第1吊環4付きの第1締金具3が取付
けてあり、締金具3と吊環4は別体であつても良
い。また一対の股掛バンド2,2は、X形に交差
してその交点を縫い合せ、一方の左右に隣接する
両端部を腰バンド1に縫着し、該縫着した両端部
より延長した先端にそれぞれ第2締金具5,5を
取付け、且つ腰バンド1との左右各縫着部にナス
カンあるいはカラビナなどの第1連結金具6,6
及び第1止環7,7が取付けてあり、この連結金
具6の基端部に止環7を一体に設けたものであつ
ても良い。更に、両股掛バンド2,2の交点と腰
バンド1間に尻当布8をその上下に補強帯9,9
を介して設けたものである。
背負具Bは、長形の布体10を基体とするもの
で、布体10は被災者の前から股をくぐらせて後
へ当接するもので、該布体10を長手方向の中間
で折り曲げた状態を保持するため、折り曲げて相
対向する左右における前後の各隅角部のうち一方
に第2連結金具11,11を、他方に第2止環1
2,12が止着してある。また折り曲げた布体1
0を救助者が背負えるように、左右一対の肩掛バ
ンド13,13が取付けてあつて、肩掛バンド1
3,13は、布体1の上端にV形に突設し、各バ
ンドを布体上に延長してX形に交差し、更に延長
して布体の側縁における長手方向の中間より外方
へ突出してあり、各バンド13,13の布体1と
重なるX形部分は布体に縫い付けてある。また肩
掛バンド13,13の各上端に第3締金具14,
14を取付け、布体の側縁より突出する部分に第
3止環15,15が止着してある。この第3止環
15は前記腰バンド1の第1連結金具6を受け止
めるもので、第3止環15と第1連結金具6は逆
にして腰バンド1と布体10に取付けても良い。
更に、布体10の肩掛バンド13,13を突出す
る端縁寄りの両側縁より、被災者に巻き付ける胴
締バンド16,16を突設し、片方のバンド16
の先端に第4締金具17が取付けてある。また、
布体10の肩掛バンド13,13を突出した端縁
における巾方向の中心部に吊バンド18が突設し
てある。吊バンド18は長手方向の中間より先が
分岐してY形に形成してあり、中間部に第2吊環
19が長手方向へ適宜長さ区間(実際には約10
cm)に亘つて摺動自在に取付けてある。その手段
として第5図図示の如く吊バンド18に平行に補
助バンド20をその両端のみ縫い付け、その間に
吊環19を通して取付ける。更に吊バンド18の
分岐した各先端に第3連結金具21,21が取付
けてあり、第3連結金具21は腰バンド1の第1
止環7,7に連結するもので、第3連結金具21
と第1止環7は逆に取付けても良い。尚吊バンド
18は前述の如くY形に形成したものが最も良い
が、これを一本のバンドで形成することも出来
る。その場合には、一本のバンドで形成した吊バ
ンド(図示せず)を腰バンド1の第1締金具3に
有する第1吊環4に連結する。従つて腰バンド1
の第1止環7は不用となる。
尚、第2図に示しているが、布体10の中間部
に細長い刳り貫き孔22があけてある。該孔22
は着用時股部と対応するもので、孔により布体に
伸縮を与えるものである。また、この布体10の
要所に面フアスナー23が止着してあつて、各バ
ンドを布体上に折り曲げ布体を巻き付け、面フア
スナーで巻き付けた状態を保持するもので、この
巻付け状態は携帯に便となるものである。
この発明は以上の構造であつて、固定具Aを救
助者に取付けるには、第3図と第4図に示す如
く、腰バンド1を第1締金具3の締め付けによつ
て腰に付け、各股掛バンド2,2を後から前へ股
をくぐらして導き、それぞれ第2締金具5,5で
締め付けるもので、尻当部8は臀部に当接するも
のである。そこで崖下などの被災者を救助する時
には、腰バンド1の第1吊環4に救命ロープ24
を連結し、且つ背負具Bを所持して現場にまで降
下する。背負具Bは現場で被災者の体に取付けな
がら第6図図示の如くに組み立てるもので、双方
の肩掛バンド13,13をそれぞれ輪状に繋ぎ、
布体1を折り曲げて第2連結金具11,11を第
2止環12,12に連結して、折り曲げた状態を
保持し、更に胴締めバンド16を輪状に繋ぐもの
で、被災者の体に取付けた時には、布体1の肩掛
バンド13などを設けた上半面が前に当たり、反
転して起立する面が後に当接するもので、被災者
に対し恰もおしめを当てた様に、両側より足を出
した状態に取付けられ、胴締バンド16は脇の下
で上半身を固定する形態に付けられる。しかし、
被災者は救助時には殆んど動くことが出来ず横臥
していることが多いが、その横臥したままで、布
体1の上半部を腹に当て、股にくぐらして下半部
を臀部より腰部に当ててから、第2連結金具11
を第2止環12に連結し、且つ胴締バンド16を
掛けてから背負えば良い。背負つてから第5図図
示の如く、腰バンド1の第1連結金具6を背負具
Bの第3止環15に連結し、更に、吊バンド18
を救助者の肩から前へ垂れ下げ腰バンド1に連結
する。こうして被災者を負い固定具Aに背負具B
を一体的に連結してから、腰バンド1に連結した
救命ロープ24を吊バンド18の第2吊環19に
掛け代え、そのまゝロープ24の引き上げによつ
て救出するものである。しかし、必ずしもロープ
を掛け代えなくとも良いが吊り下がつた際、背負
つているため重心が不安定になり、救助者に負担
が多くかゝる。また、救助する現場によつては足
場が悪く掛け代えが出来ない場合もあるが、こう
した時には別のロープを降し、そのロープを吊バ
ンド18に連結して、2本のロープで引き上げる
ことが好ましい。
更に、第7図に示す背負具Bは、例えばヘリコ
プターより救命ロープを降す時の如く、引き上げ
に何んらの障害がない場合に適用されるもので、
被災者一人のみ引き上げる時の組み方であつて、
肩掛バンド13,13を被災者の背中でX形に交
差して掛け、被災者の転倒を防止するように取付
けるものである。
以上のように、この発明による救助具は、固定
具と背負具とからなり、両者を互いに連結及び分
離することが出来るので、それぞれ身体に取付け
易くなり、殊に背負具を被災者に取付ける場合
に、布体を股にくぐらしてその前後に当接するの
みで、後は連結する手段のみで取付けられるの
で、足場の悪い所でも容易になり、また背負つた
時には、布体で身体を前後より包む状態になるの
で、差程圧迫を与えることなく、しかも胴締バン
ドにより身体の抑きになる転倒が防止され、安定
した状態に背負うことが出来るものである。更
に、分離して被災者に取付けた背負具を背負つて
から固定具に連結されるので、背負具が振れるこ
とがなく、両者が一体化されるので、背負つた人
と背負われた人とが一つとなり、被災者に安全感
を与えると共に、救助者の安定を保つための負担
が少なくなる。更に背負具に吊バンドを設け、該
バンドを腰バンドに連結するため、吊バンドに救
命ロープを繋いで引き上げられる時、両者の重心
が安定され、両者が正常な状態で引き上げられ
る。更に、従来のシツトハーネスを使用した場合
には、被災者の身を持ち上げて乗せる必要がある
ため、二人の救助者によらなければならなかつた
が、本発明の救助具によれば、危険な所でも一人
で充分に処理できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明による災難救助具を示し、第1
図は固定具を示す正面図、第2図は背負具を示す
正面図、第3図は固定具を人体に取付けて示す正
面図、第4図は同じく背面図、第5図は固定具に
背負具を連結して示す斜視図、第6図と第7図は
背負具の組立てる類例を示す斜視図である。 A…固定具、B…背負具、1…腰バンド、2…
股掛バンド、3…第1締金具、4…第1吊環、5
…第2締金具、6…第1連結金具、7…第1止
環、8…尻当布、10…布体、11…第2連結金
具、12…第2止環、13…肩腰バンド、14…
第3締金具、15…第3止環、16…胴締バン
ド、17…第4締金具、18…吊バンド、19…
第2吊環、20…補助バンド、21…第3連結金
具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 救助者が腰に付ける固定具Aと被災者を負う
    背負具Bとの組合せより成り、固定具Aは、第1
    締金具3と第1吊環4とを備えた腰バンド1に、
    第2締金具5付の一対の股掛バンド2,2をX形
    に交差して突設し、且つ両股掛バンドの交点と腰
    バンド間に尻当布8が設けてあり、背負具Bは、
    長形布体10の長手方向の中間で折り曲げられて
    相対向する各隅角部を第2連結金具11,11と
    第2止環12,12を介し互いに分離自在に連結
    され、布体10に一対の肩掛バンド13,13
    を、その一端を布体の一端縁に他端を布体の側縁
    に止着すると共に中間部で第3締金具14,14
    により前後に分離自在に設け、布体の肩掛けバン
    ドを突出する端縁にその両側縁より突出し第4締
    金具17で連結及び分離できる胴締バンド16を
    設け、布体の前記端縁に、Y形をなしその直線基
    部に第2吊環19を備えた吊バンド18を突設
    し、該吊バンドの分岐した先端と、固定具Aの腰
    バンドと股掛バンドの交差部とを第1止環7と第
    3連結金具21を介して分離自在に連結し得ると
    共に、腰バンドと股掛バンドの交差部と背負具B
    の肩掛バンドの布体側端部とが第1連結金具6と
    第3止環15とを介して分離自在に連結可能に形
    成してある災難救助具。
JP12941282A 1982-07-24 1982-07-24 災難救助具 Granted JPS5920176A (ja)

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JP12941282A JPS5920176A (ja) 1982-07-24 1982-07-24 災難救助具

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JP12941282A JPS5920176A (ja) 1982-07-24 1982-07-24 災難救助具

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Publication Number Publication Date
JPS5920176A JPS5920176A (ja) 1984-02-01
JPS6314994B2 true JPS6314994B2 (ja) 1988-04-02

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JP12941282A Granted JPS5920176A (ja) 1982-07-24 1982-07-24 災難救助具

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JP2008069572A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Gesuido Maintenance Kyodo Kumiai 下水道管渠等おける人孔用の作業装置並びに該装置を使用する作業方法及び引上げ方法

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