JP3053199B2 - フィルタープレス型電解槽用フレームユニットおよびフィルタープレス型単極電解槽 - Google Patents

フィルタープレス型電解槽用フレームユニットおよびフィルタープレス型単極電解槽

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JP3053199B2
JP3053199B2 JP2214228A JP21422890A JP3053199B2 JP 3053199 B2 JP3053199 B2 JP 3053199B2 JP 2214228 A JP2214228 A JP 2214228A JP 21422890 A JP21422890 A JP 21422890A JP 3053199 B2 JP3053199 B2 JP 3053199B2
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B9/00Cells or assemblies of cells; Constructional parts of cells; Assemblies of constructional parts, e.g. electrode-diaphragm assemblies; Process-related cell features
    • C25B9/70Assemblies comprising two or more cells
    • C25B9/73Assemblies comprising two or more cells of the filter-press type

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、気体の電解生成のためのフィルタープレス
式の電解槽、およびこれら電解槽の構造の一部を形成す
るフレームユニットに関する。
〔従来の技術〕
フィルタープレス式の電解槽は、一般に、電極が垂直
に配列された陽極および陰極電解室を交互に形づくる垂
直フレームユニットの積み重ねによって形成されてい
る。電解室を区分するために、選択的透過性を有する薄
膜や電解液を透過する角膜を、フレームユニット間に挿
入することができる。
本発明は、主としてこの方式の電解槽の構造の一部を
形成するフレームユニットに関連するものであり、これ
らフレームユニットのそれぞれは、電解室を形づくる垂
直フレームを含んでいる。この電解室は互いに向かい合
う1対の穴あき垂直金属シートによって構成される電極
を含んでおり、これらのシートの間には水平金属レール
が挿入され、適切な接続部材によってシートに固着され
ている。この種類のフレームユニットにおいては、金属
レールおよび接続部材を用いて電解室内の電極のシート
を支持しており、これらを電流源に接続するのに役立っ
ている。これらは、電極のシート間での電解液および電
解生成物の垂直循環を可能とするように設計されなけれ
ばならない。このため、レールの断面を各シート間の間
隔より小さいものとし、水平レールと電極のシートとの
間にそう入した垂直棒を接続部材として用いることが提
案されてきた。これらの棒は極めて多様な形状を取り得
るものである(西独特許公開2,821,984、特開昭58−12
3,885)。特開昭58−123,885の明細書においては、みぞ
形に折り曲げられた金属片を垂直棒として用いることが
提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
これらの従来のフレームユニットにおいては、水平レ
ールおよび垂直棒が電解室内において格子構造を形成
し、これが均一な電解状態を得るのを妨げている。この
問題点は、格子構造が電解室において気体および電解液
の循環の障害物を形成することから、電気分解の途中で
電極上に気体が発生する場合に特に顕著である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、電気分解中における気体および電解液の自
然を循環をよくし、電解室内の電解状態を均一にする新
しい設計のフレームユニットを提供して、上述の従来型
フレームユニットの問題点を克服する。
したがって、本発明は、フィルタープレス型電解槽用
のフレームユニットにおいて、 電解室を形づくる垂直フレームと、 互いに向かい合って配列される一対の穴あき垂直金属
シートによって構成される電極と、 電極への電流リード線において、前記電流リード線が
シート間に配される水平または斜め金属レールと、これ
らの金属レールをシートに接続する部材とをふくみ、こ
れらの接続部材が本発明にしたがって各レールの両側に
対称に配され且つ電解室内において垂直ダクトを形成す
るようにレールをつなぐ垂直板によって互いに接続する
一対のU字型またはV字型の垂直ビームを含む電流リー
ドと を含むフレームユニットに関するものである。
本発明に従ったフレームユニットにおいては、フレー
ムはフィルタープレス型の電解槽の構造に適合する如何
なる断面であってもよく、円形又は例えば正方形、台
形、長方形などの多角形のものが同等に用いられる。フ
レームは電解状態に化学的に耐える材料から作られなけ
ればならない。これは、塩化ナトリウム水溶液の電気分
解用の電解槽における陽極室或いは陰極室のいずれを形
成するかによって、例えばチタニウムまたはニッケルに
よって製造される。
電極を構成する金属シートは、例えば開口を開けた金
属シート、エキスパンデッドメタルシート或いは格子の
ものであればよい。
シート材料の選択は、その電極の目的によってきまっ
てくる。例えば、電極を水または水溶液の電気分解のた
めのセルにおける水素の生産のための陰極として動作さ
せようとする場合は、シートを、例えば欧州特許公開8,
476、仏国特許公開2,460,343、欧州特許公開113,931お
よび欧州特許公開131,978(Solvary & Cie)の各特許
で開示されたような鉄、鋼、ニッケル或いは他の水素の
電気分解生産で活用できる導電材料で製造することがで
きる。塩化ナトリウム水溶液の電気分解のセルにおける
塩素の生産のための陽極とする場合、シートは、白金、
ルチニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリ
ジウムおよびこれらの物質の合金や化合物、特に酸化物
の材料の一つからなる活性導電コーティングを施したチ
タン、タンタル、ニオブ、ジルコニウム、タングステン
およびこれらの合金から選択される薄膜形成導電材料に
よって好適に製造される。塩化ナトリウム水溶液の電気
分解によって塩素を生成するのに特に好適な電極は、活
性コーティングの材料が、酸化ルテニウムおよび酸化チ
タンの混合物或いはベルギー特許769,677、ベルギー特
許769,678、ベルギー特許769,679、ベルギー特許776,70
9およびベルギー特許785,605(Solvary & Cie)の各特
許に記載される化合物の一つを含むものである。
各金属レールは、電極を構成する2枚のシートの間隔
よりもその厚さが小さい。これらは、シート間において
水平または斜めに配され、垂直金属U字型ビームによっ
てシートに接続する。
「U或いはV字型ビーム」の表現は、みぞの形状を示
し、凸断面のビームを指すものである。本発明にしたが
えば、ビームは半円形半卵型或いは半多角形の断面を有
することができる。
レールとビームとは相互に作用して、電気分解動作の
途中において電流源と電極のシートとの間で電流を運
ぶ。交互の形状にして、これらを相互に作用させ、フレ
ーム内の電極のシートを支持することもできる。また、
これらが凸型断面をしていることが、ビームに高い曲げ
強度を与えており、これらが電極のシートの補強材とし
て役立つようにしている。レールおよびビームは、電気
分解中の化学的環境に耐え得る導電性の材料でつくられ
なければならない。チタンまたはニッケルのシースの中
に電気を良く伝導する金属または合金(例えば銅やアル
ミニウム)の芯を入れた複合レールを好適に用いること
ができる。このような複合レールは、例えば冶金スピニ
ング動作によって得ることができる。垂直ビームは上述
のUまたはV字型断面にするために折り曲げられた例え
ばチタンやニッケルによって得られる。垂直板は電気分
解を通常支配する機械、熱および化学的性質のストレス
に耐えることのできる材料からつくられればよく金属ま
たは高分子材料によって製造することができる。
UまたはV字型ビームは、レールの両側に対をなして
対称に配置される。各対の2個のビームはレールをつな
ぐ垂直板によって互いに接続し垂直ダクトを形成してい
る。後者はその両端において、好ましくはフレームの近
傍で電解室に開口している。本発明にしたがったフレー
ムユニットにおいては、電極の2枚のシートの間に形成
される空間がこのようにダクトによって区画されてお
り、電気分解の途中において、電解液に電極で発生した
気体の作用によるダクト間における上向きの動きまたは
これらダクト間における下向きの動きを与えるようにし
ている。このことが、電気分解の均一な状態を促進する
電解室内におえる電解液の内部循環の結果となってい
る。したがって、本発明においては、各ダクトの内部空
間を気体放出の現場としないことが必要である。このた
め、ダクトの内部空間は、電極から隔絶されていなけれ
ばならず、また、ダクトの内部に向かうビームや板の面
が、電解槽が作動している際に電解反応に参加しない材
料によって形成されることが必要である。
本発明にしたがったフレームユニットの1実施例にお
いては、フレームは、2つの縦方向部材によって接続さ
れる2つの垂直側板によって、構成され、これら2つの
縦方向部材は電解室内において互いに向き合うこれらの
対応する壁上の開口によって貫通する2つの内部通路を
形成するように設計されており、これらの通路の1つは
電解液取り入れ導管に接続し、もう1つの通路は電気分
解の生成物を取り出すための導管に接続している。本発
明にしたがったフレームユニットのこの実施例において
は、縦方向部材の通路は、電解液を電解室内に配分し、
そこから電気分解の生成物を取り出すのに用いられる。
下の縦方向部材の通路が電解液取り入れ導管に接続し、
上に位置する縦方向部材の通路は電気分解の生成物を取
り出す導管に接続していることが望ましい。
本発明にしたがったフレームユニットは、単極型の電
解槽の一体的な部分を形成することを意図している。
本発明は、したがって、陽極および陰極電解室を交互
に形成する本発明にしたがったフレームユニットの積み
重ねによって構成される単極、フィルタープレス型の電
解槽にも関する。本発明は、この型の電解槽の特に各電
解室がイオンを透過するセパレータによって隔離される
ものに応用される。これらのセパレータは積み重ねの連
続するフレームユニット間に挿入されるシートであり、
電解槽が作動する際にイオン流が通過できる材料によっ
て形成される。これらは、水性電解液を透過する隔膜或
いは選択的透過性を有する膜で構成される。
本発明にしたがった電解槽に用いることのできる隔膜
の例としては、米国特許1,855,497(Stuart)の特許や
仏国特許公開2,400,569、欧州特許公開1−1,644および
欧州特許公開18,034(Solvay & Cie)の各特許に記述
されるようなアスベスト隔膜や、仏国特許公開2,170,24
7(Imperial Chemical Industries PIC)の特許や欧州
特許公開7,674および欧州特許公開37,140(Solvay & C
ie)の各特許において記述されるような有機ポリマーに
よって形成される隔膜等が挙げられる。
選択的透過性を有する膜とは、イオン交換物質を含む
薄い、無孔性の膜を意味している。膜およびイオン交換
物質を形成する材料の選択は、電気分解の対象となる電
解液の性質および得ようとする生成物によって決められ
る。一般的通例として膜の材料は、電気分解中に電解槽
において通常支配的な熱および化学的な状態に耐え得る
ものから選択され、イオン交換物質は、その電解槽が意
図する電気分解動作によって、陰イオン交換物質または
陽イオン交換物質の中から選択される。
例えば、塩素、水素および水酸化ナトリウム水溶液を
生成するための塩化ナトリウムの電気分解に用いる電解
槽の場合は、適切な膜は、硫酸、カルボン酸およびリン
酸から派生する陽イオン官能基或いはこれら官能基の混
合物から派生する陽イオン官能基を含むフッ化ポリマ
ー、好ましくは完全にフッ化されたポリマーによって形
成される陽イオン膜である。この種類の膜の例として
は、英国特許公開1,497,748および英国特許公開1,497,7
49(Asahi Kasei Kogyo K.K.)、英国特許公開1,518,38
7、英国特許公開1,522,877および米国特許4,126,588(A
sahi Glass Company Ltd)、英国特許公開1,402,920(D
iamond Shamrock Corp.)の各特許に記述されるものが
あげられる。本発明にしたがった電解槽のこの応用に特
に適する膜は、「Nafion」(Du Pont de Nemours & C
o)および「Elemion」(Asahi Glass Company Ltd)と
して知られるものである。
本発明にしたがった電解槽は、塩化ナトリウム水溶液
の電解分解によって塩素および水酸化ナトリウム水溶液
を生成する業務に特に有効に応用しされるものである。
本発明の特徴および詳細は、添付の図面を参照しての
以下の説明によって明らかとなる。
〔実施例〕
各図において、同一の参照番号は、同等の構成要素を
指す。
以下の説明においては、本発明を特に、塩化ナトリウ
ム水溶液の電解分解によって塩素水素および水酸化ナト
リウム水溶液を生成するための、陽イオン膜を備えたフ
ィルタープレス式の単極電解槽に応用したものについて
説明する。
第1図〜第5図に示した本発明のフレームユニット
は、電解槽の陽極室を形成しようとするものである。こ
れは、その全体を参照数字1によって指したところのほ
ぼ正方形の断面を示すフレームを含んでいる。フレーム
1は、チタンの二つの垂直側板2および3が同じくチタ
ンによってなる二つの縦方向部材4および5に溶接され
て構成されている。
フレーム1によって囲まれた間隔13は、陽極電解室を
形成している。ここには、複数の水平金属レール7の両
側に配列されるエキスパンデッドメタルで構成される一
対の垂直シート6でなる陽極が含まれる。シート6は垂
直ビーム8に溶接され、これらが更に水平レール7に溶
接されている。各レール7は、フレームの側板2および
3に溶接されており、それぞれこれらを貫通している。
各レール7は一緒に母線24に固定されており、これを電
流源に結合する。レール6およびビーム8はしたがって
シート6を電流源に結合し、これらのシートをフレーム
1内で支持するのに役立っている。
シート6は、塩素イオンの電気化学的酸化のための低
過電圧での導電コーティングを施したチタンシートであ
る。このようなコーティングは電気分解技術の分野では
よく知られたものである。レール7は、チタンクラッデ
ィングの中に収められた銅心によって構成される。第2
図、第3図および第4図によく示されている垂直ビーム
8のそれぞれは、みぞの形状を有するようにUまたはΩ
型に折り曲げられた垂直チタン片によって構成されてい
る。これらはそのU字型の軸中央部分9においてシート
6に固着され、そのへり部10(第4図)においてレール
7に固着されている。
垂直ビーム8は、レール7の両側に対をなして対称に
配列される。各対の2つのビーム8は、連続するレール
7の間に延びる垂直板11によって接続され、2枚のシー
ト6の間に垂直ダクト12を形成している。垂直板11は、
レール8のへり部10に溶接されるチタンのシートである
(第4図)。各ダクト12はしたがって陽極を構成するシ
ート6から隔絶されていて、塩化ナトリウム水溶液の電
気分解中にシート6と接触して塩素生成の現場となるこ
とがないようになっている。ビーム8の上端および下端
はフレーム1の縦方向部材4および5と間隔を保ってお
り、ダクト12はその二つの端において電解室に開口して
いる。
フレーム1の縦方向部材5および4および側板3は、
正方形または長方形の断面を有する内部通路を形成する
ように設計されておりこれらはそれぞれ電解室13に塩化
ナトリウム水溶液を導入するのと、電気分解により生じ
る生成物(塩素および希薄塩化ナトリウム水溶液)をそ
こから取出すのに用いられる。このため、縦方向部材4
および5には室13内において互いに向き合うそれらの壁
において一定の間隔の開口14が貫通している。下部縦方
向部材5は、電気分解される塩化ナトリウム水溶液をそ
の通路16に入れさせるために、管15がはめ込まれてい
る。上部縦方向部材4によって形づくられる通路17は、
電解室13を出る希薄塩化ナトリウム水溶液から塩素を分
離するための気体放出室として用いられる。これは側板
3内に形成される通路18に開口しており、塩素を取出す
ために管19がはめ込まれ、希薄塩化ナトリウム水溶液を
取出すために管20がはめ込まれている。通路17および18
を分離するウェヤー(提)21を用いて、通路17内におい
て一定レベルの溶液を保っている。
第1図〜第5図において示したフレームユニットを電
解槽で利用する場合、電解室13はウェヤー21の上部レベ
ルまで塩化ナトリウム水溶で充たされる。塩化ナトリウ
ム水溶液は管15を介して通路16に連続的に導入され、電
解室13に入り、開口14を通過し、開口14において陽極の
シート6で生成される塩素によって上方へ流出される。
室13において、垂直ダクト12は塩素放出の現場ではなく
その中に存在する溶液の濃度が、室13の残りの部分にお
ける乳濁液のそれよりも高くなるようにしている。この
ようにして、室13内における電解液の内部循環が確立さ
れ、通路16を介して室に入る電解液はシート6間での上
向きの流れに巻き込まれ、その一部は塩素と共に通路17
によって除去しされ、別の一部はダクト12を通って室13
の底へ再循環する。室13における電解液の内部循環は、
電気分解作業の均質化を促進し、結果としてその最適の
エネルギー効率を達成する。
通路17において、塩素は塩化ナトリウム水溶液から分
解され、管19によって取出される。水溶液はウェヤー21
からあふれ出し、垂直通路18内に流れ込み、そこから管
20によって除去される。
第1図〜第5図のここまでの説明においては、本発明
を電解槽の陽極室のフレームユニットに応用したものに
ついて説明してきた。電解槽の陰極室に用いるためのフ
レームユニットにおいては、フレーム1の側板2および
3および縦方向部材4および5はニッケルで構成され、
シート6は陰極を形成しニッケルで作られ(場合によっ
ては陽子の環元のために低過電圧の導電コーティングが
施され)レール7はニッケルで作られるか或いはニッケ
ルクラッディングを施した銅心で構成されビーム8およ
び板11はニッケルで製造される。
第4図に示したフレームユニットの変化例において
は、シート6とビーム8のそれぞれの中央部分9との間
に挿入物22を配している。これらのそう入物22は、導電
性の材料でつくられ、シート6およびビーム8に溶接さ
れている。これらは、ビーム8の全高さに渡って延びる
丸棒や、等間隔で配されたスタッドであってもよい。こ
れらの機能は、シート6とビーム8との間に相当の分離
距離を確保し、電解液をシートとビームとの間で流れる
ようにさせることにある。
本発明にしたがったフレームユニットのこの実施例
は、電解室13に存在する電解液によっての膜の効果的湿
潤を確保することが必要とされる膜電解槽に特に向けら
れたものである。
第6図は、本発明にしたがったフレームユニットの別
の実施例を示すものであり、これもまた電解液による膜
の効果的な湿潤を確保するように設計されている。この
実施例において、ビーム8の中央部分9には孔31が貫通
しており、ビームの二つのウィング33を接続する垂直仕
切り32がダクト12を垂直通路34から隔絶している。中央
部分9と仕切り32との間に位置するウィング33の部分に
は、室13と通路34との間の連通を容易にするために、選
択的に穴を開けることができる。
第7図に示した本発明にしたがった更に別の実施例に
おいては、フレームユニット1の上部縦方向部材4の開
口14は、その開口の断面が底から上へ向けて小さくなる
方向に面取りされたへり23を有している。本発明のこの
実施例は、電気分解中において、室13から通路17に向け
ての気体の流れを促進する。
第8図に示した電解槽は、垂直フレームユニットを、
陽極25と陰25′とを交互に積み重ねたものによって構成
されている。陽極フレームユニット25は、第1図〜第7
図について上述したものと同様のものである。陰極フレ
ームユニット25′は、陽極フレームユニット25のチタン
でできた構成部材をニッケルでできた同様な部材と置換
えたものと類似している。フレームユニット25′のこれ
らのニッケル部材は、フレームユニット25のそれぞれの
相固体と同じ参照番号をつけられているがそれぞれにプ
ライムマーク「′」を付している。フレームユニット25
および25′は、陽極および陰極電解室を交互に形成する
陽イオン膜26によって隔てられている。フレームユニッ
ト25および25′および膜26の積み重ねは、図示しない連
結棒によってもれ防止を確保するシール28に連結する端
フランジ27の間に保持される。陽極フレームユニット25
の垂直接続レール24(第1図)は直流電源の陽端子に接
続する母線に結合しており、第7図においては接続レー
ル、母線および電流源は見ることができない。同様に、
陰極フレームユニット25′は、直流電源の陰端子に接続
する共通母線に結合している。さらに、陽極フレームユ
ニット25の管15(第1図および第5図)は塩化ナトリウ
ム水溶液を入らせるように共通マニホルドへ開口してい
る。このマニホルドおよび各パイプ15は第7図には示さ
れていない。同様に、陰極フレームユニット25′の対応
する管が水または希薄塩化ナトリウム水溶液を入らせる
ように共通マニホルドに開口している。陽極フレームユ
ニット25の管19および20はそれぞれ、2本の総合マニホ
ルド29および30に開口しており、マニホルド29は陽極室
13において生成された塩素を除去するのに用いられ、マ
ニホルド30は希薄塩化ナトリウム水溶液を除去するのに
用いられる。同様に陰極フレームユニット25′の管19′
および20′はそれぞれ2本の総合マニホルド29′および
30′に開口しており、マニホルド29′は陰極室13′にお
いて生成された水素を除去するのに用いられ、マニホル
ド30′は高濃度の水酸化ナトリウム水溶液を除去するの
に用いられる。
電解槽が動作中は、陽極フレームユニット25の電解室
13において支配的な静水圧は、普通は陰極フレームユニ
ット25′におけるそれより低い。結果として、膜26は陽
極6のシート6に向けて押される。垂直ビーム8は、そ
の断面が凸型であるため、シート6の曲げに効率的に抗
する。
反対に、陽極室13と陰極室13′との間の静水圧の差が
正で電解槽が動作している場合は、フレームユニット2
5′の垂直ビーム48′が、陰極のシート6′の曲げに抗
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のフレームユニットの1実施例の部分
的に断面となっている立面図、 第2図は、第1図および第3図の面II−IIに沿った水平
断面図、 第3図は、第1図および第2図の面III−IIIに沿った垂
直断面図、 第4図は、第2図の部分の詳細の拡大図、 第5図は、第1乃至3図に示したフレームユニットのフ
レームの第2図および第3図の中央垂直面V−Vに沿っ
た断面図、 第6図は、第5図の部分の実施例の拡大図、 第7図は、本発明の電解槽の1実施例を縦方向垂直断面
で示す図である。 第8図は、本発明の電解槽の更に別の実施例を示す図。 1……フレーム、2,3……垂直側板 4,5……縦方向部材、6……シート 7……水平レール、8……ビーム 11……垂直板、12……垂直ダクト 13……電解室、14……開口 15……管、16,17,18……通路 19,20……管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−24287(JP,A) 特開 昭62−96688(JP,A) 特開 昭53−64697(JP,A) 特表 昭62−502125(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25B 1/00 - 15/08

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解室(13)を形づくる垂直フレーム
    (1)と互いに向かい合うように配列された一対の穴あ
    き垂直金属シート(6)によって構成される電解室内の
    電極と、 水平または斜め金属レール(7)によって構成され、シ
    ート(6)とレールをシートに接続するための部材との
    間に配置される電極への電流導線と、 を含むフィルタープレス型の電解槽用のフレームユニッ
    トにおいて、 接続部材がレール(7)の両側に対称に配置され、レー
    ル(7)につながる垂直板(11)によって互いに接続さ
    れる対を成すU字型またはV字型の垂直金属ビーム
    (8)によって構成されて、電解室(13)内に垂直ダク
    ト(12)を構成することを特徴とするフィルタープレス
    型の電解槽用のフレームユニット。
  2. 【請求項2】前記垂直ビーム(8)がそれらの縦方向ウ
    ィング(33,10)を介してレール(7)に溶接されそれ
    らの中央部分(9)においてシート(6)に溶接される
    ことを特徴とする請求項1記載のフレームユニット。
  3. 【請求項3】ビーム(8)および板(11)のダクト(1
    2)の内部に向かう面が、電気分解反応に参加しない材
    料から成ることを特徴とする請求項1または2記載のフ
    レームユニット。
  4. 【請求項4】ビーム(8)の中央部分(9)に穴(31)
    が貫通しビーム(8)の2つのウィング(33)を接続す
    る垂直仕切り(32)が垂直ダクト(12)をビーム(8)
    の中央部分(9)に沿って延びる垂直通路(34)から隔
    てることを特徴とする請求項2または3記載のフレーム
    ユニット。
  5. 【請求項5】フレーム(1)が2つの縦方向部材(4、
    5)によって結ばれる2つの垂直側板(2,3)を含むこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフレ
    ームユニット。
  6. 【請求項6】縦方向部材(5,4)が、電解室(13)内に
    おいて互いに向き合うそれぞれの壁上に開口(14)が貫
    通する内部通路(16,17)を形成し、通路(16,17)電解
    液の流入および流出を可能とするための導管と連通して
    いることを特徴とする請求項5記載のフレームユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】下部縦方向部材(5)の通路(16)が電解
    液の流入を可能とするための導管に接続し、上部縦方向
    部材(4)の通路(17)が電解液を流出させるための導
    管に接続していることを特徴とする請求項6記載のフレ
    ームユニット。
  8. 【請求項8】電解液を流出させるための導管が、フレー
    ムユニット(1)の側板(3)の内部通路によって構成
    されることを特徴とする請求項7記載のフレームユニッ
    ト。
  9. 【請求項9】垂直電極を含む陽極(13)および陰極(1
    3′)電解室を交互に形づくるフレームユニット(25,2
    5′)の積み重ねを含む単極のフィルタープレス型電解
    槽において、請求項1乃至8のいずれかに従うフレーム
    ユニットを含むことを特徴とする単極のフィルタープレ
    ス型電解槽。
  10. 【請求項10】フレームユニット(25,25′)と交互す
    る選択的透過性を有する膜(26)を含むことを特徴とす
    る請求項9記載の電解槽。
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