JP3053031U - 着信報知装置及び着信検知装置、並びに送受信システム - Google Patents

着信報知装置及び着信検知装置、並びに送受信システム

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JP3053031U
JP3053031U JP1998002680U JP268098U JP3053031U JP 3053031 U JP3053031 U JP 3053031U JP 1998002680 U JP1998002680 U JP 1998002680U JP 268098 U JP268098 U JP 268098U JP 3053031 U JP3053031 U JP 3053031U
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alarm
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多機能化により携帯時の便利性を向上させる
ことのできる着信報知装置及び着信検知装置並びに着信
報知システムを提供する。 【解決手段】 受信された報知制御信号が、当該着信報
知ユニットに固有の報知制御パターン信号であるか否か
を判別する(ステップSA1)。この判別の結果、受信
した報知制御信号が当該着信報知ユニット固有の報知制
御パターン信号であり、当該ユーザの着信報知ユニット
からの報知制御信号であるならば、着信報知用パターン
で振動を発生させる(ステップSA5)。他方、ステッ
プSA3では、アラームタイマー格納メモリに格納され
ている時間(タイマー)が経過したか否かを判別し、経
過するまでステップSA1からの処理を繰り返す。そし
て、アラームタイマー格納メモリに格納されている時間
(タイマー)が経過すると、ステップSA3からステッ
プSA4に進み、アラーム報知用パターンで振動を発生
させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、携帯端末への着信を報知する着信報知装置及び着信を検知する着信 検知装置、並びに送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の着信報知装置としては、対応する携帯端末への着信を、バイブレータの 振動あるいはランプの点滅点灯により報知するもの等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来の着信報知装置にあっては、単に対応する携帯端末 への着信のみをバイブレータの振動やランプの点滅点灯により報知する、単機能 的なものに過ぎない。したがって、ユーザにおいても携帯端末への着信の有無を 知ることのみに使用し得るに過ぎず、ユーザに携帯時の便利性に対する満足感を 与えるには未だ不十分なものであった。
【0004】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、多機能化によ り携帯時の便利性を向上させることのできる着信報知装置及び着信検知装置並び に着信報知システムを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1記載の考案にあっては、携帯端末への着信 を検知して所定の信号を送信する送信手段からの前記信号を受信する受信手段と 、報知動作可能な報知手段と、アラーム時間を設定する設定手段と、前記受信手 段により受信された前記信号に基づく報知態様と前記設定手段により設定された 前記アラーム時間の経過に基づく報知態様とで互いに異るように前記報知手段を 報知動作させる制御手段とを具備している。また、請求項2記載の考案にあって は、携帯端末への着信を検知する検知手段と、報知動作可能な報知手段と、アラ ーム時間を設定する設定手段と、前記検知手段による前記着信の検知に基づく報 知態様と前記設定手段により設定された前記アラーム時間の経過に基づく報知態 様とで互いに異るように前記報知手段を報知動作させる制御手段とを具備してい る。
【0006】 したがって、携帯端末への着信があった場合、及び設定手段により予め設定し たアラーム時間が経過した場合には、報知手段が報知動作し、これにより、携帯 端末への着信とアラーム時間の経過とがユーザに知らされる。このとき制御手段 は、各場合によって異る報知態様で報知手段を報知動作させることから、ユーザ は両者を明瞭に識別し得る。
【0007】 また、請求項3記載の考案にあっては、携帯端末への着信に応答して送信され る着信報知用信号と設定されたアラーム時間の経過に伴って送信されるアラーム 報知用信号とを受信する受信手段と、報知動作可能な報知手段と、前記受信手段 により受信された前記着信報知用信号に基づく報知態様と前記アラーム報知用信 号に基づく報知態様とで互いに異るように前記報知手段を報知動作させる制御手 段とを具備している。すなわち、この考案の場合、着信報知装置が受信手段と報 知手段及び制御手段のみで構成されて、該着信報知装置の小型化が可能となると ともに、携帯端末への着信のみならずアラーム時間の経過を報知することにより 多機能化され、よって、装置の小型化と多機能化とが同時に達成される。
【0008】 また、請求項4の考案にあっては、前記報知手段は、振動、光、照明等の使用 者の五感に訴える報知形態で報知を行うことから、周囲の他人に迷惑を及ぼすこ となく多機能化が図られる。また、請求項5記載の考案にあっては、腕時計のバ ンドに装着可能であり、携帯性において優れる。
【0009】 また、請求項6記載の考案にあっては、携帯端末への着信を検知する検知手段 と、アラーム時間を設定する設定手段と、前記検知手段による前記着信の検知に 応じて着信報知用信号を送信するとともに、前記設定手段により設定された前記 アラーム時間の経過に応じてアラーム報知用信号を送信する送信手段とを具備し ている。したがって、携帯端末への着信があった場合には着信報知用信号が送信 され、設定手段により予め設定したアラーム時間が経過した場合にはアラーム報 知用信号が送信される。よって、これら着信報知用信号やアラーム報知用信号を 別途設けられた受信機で受信して報知を行うことにより、携帯端末への着信とア ラーム時間の経過とがユーザに知らされる。
【0010】 また、請求項7記載の考案にあっては、携帯端末への着信を検知して所定の信 号を送信する送信機と、この送信機からの前記信号を受信する受信機とで構成さ れ、前記受信機は、報知動作可能な報知手段と、アラーム時間を設定する設定手 段と、受信した前記信号に基づく報知態様と前記設定手段により設定された前記 アラーム時間の経過に基づく報知態様とで互いに異るように前記報知手段を報知 動作させる制御手段とを具備している。
【0011】 したがって、携帯端末への着信があるとこれに伴って、送信機から所定の信号 が送信される。この信号は受信機により受信され、受信機の制御手段は、報知手 段を報知動作させる。また、設定手段により設定したアラーム時間が経過した場 合には、制御手段は前記信号の受信時とは異る報知態様で報知手段を報知動作さ せる。
【0012】 また、請求項8記載の考案にあっては、送信機と受信機とで構成され、前記送 信機は、携帯端末への着信を検知する検知手段と、アラーム時間を設定する設定 手段と、前記検知手段による前記着信の検知に応じて着信報知用信号を送信する とともに、前記設定手段により設定された前記アラーム時間の経過に応じてアラ ーム報知用信号を送信する送信手段と備え、前記受信機は、前記送信手段により 送信された前記各信号を受信する受信手段と、報知動作可能な報知手段と、前記 受信手段により受信された前記各信号に応じて、前記受信手段により受信された 前記着信報知用信号に基づく報知態様と前記アラーム報知用信号に基づく報知態 様とで互いに異るように前記報知手段を報知動作させる制御手段とを具備してい る。
【0013】 したがって、送信機側からは、携帯端末への着信があった場合には着信報知用 信号が送信されるとともに、設定手段により予め設定したアラーム時間が経過し た場合にはアラーム報知用信号が送信される。すると、受信機側では、これら各 信号を受信手段により受信し、制御手段が、受信された各信号に応じて、報知手 段を異る報知態様で報知動作させ、これにより、携帯端末への着信とアラーム時 間の経過とがユーザに知らされる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図に従って説明する。図1は、本考案の一実施の 形態を適用した無線電話システムの全体構成を示す図である。この図1において 、1は携帯端末、10はこの携帯端末1の着信動作を検知する着信検知ユニット である。20はこの着信検知ユニット10の着信検知動作に応じて報知動作する ための着信報知ユニットであり、後述する構成により腕時計30に装着されてい る。また、40は前記携帯端末1に対して下り基地局信号CSを送信するととも に、携帯端末1から送信された該携帯端末1固有の上り応答信号PSを受信して 通話の中継処理を行う無線基地局である。
【0015】 前記腕時計30は、図2に示すように時計本体31と、この時計本体31の相 対向する端部に係止された一対のバンド32、33とで構成されており、時計本 体31内に計時機構等を内蔵している。
【0016】 一方のバンド32には、前記着信報知ユニット20が装着されている。この着 信報知ユニット20は、平面矩形状の函体からなる本体20aを有し、この本体 20aの上面には、アラーム時間を設定する際に操作されるアラームタイマー設 定部20b、設定されたアラーム時間を表示する表示部20cが設けられている 。また、本体20aの相対向する両側部には、軟質性樹脂で形成されたベルト2 0dの両端部が着脱自在に係止されており、このベルト20dと本体20aとの 間にてバンド32を挾持している。
【0017】 前記着信検知ユニット10は、図3に示すように、携帯端末1から送信される 上り応答信号PSを受信する受信アンテナ11、この受信アンテナ11により受 信された上り応答信号PSを検波するとともに増幅する検波増幅部12、この検 波増幅部12からの出力信号を処理するとともに、各部を制御するCPU等から なる制御部13を有している。さらに、着信検知ユニット10には、制御部13 からの指示に従って、対応する着信報知装置20固有の報知制御信号RSを送出 する信号送出部14、及びこの信号送出部14から送出された報知制御信号RS を外部に放射する送信アンテナ15を有している。
【0018】 また、前記着信報知ユニット20は、着信検知ユニット10からの報知制御信 号RSを受信する受信アンテナ21、この受信アンテナ21により受信された報 知制御信号RSを検波するとともに増幅する検波増幅部22、この検波増幅部2 2からの出力信号を処理するCPU等からなる制御部23を有している。この制 御部23には、前記アラームタイマー設定部20bと表示部20cとが接続され ているとともに、アラームタイマー格納メモリ24、クロック発生部25、及び 振動発生部26が接続されている。
【0019】 アラームタイマー格納メモリ24は、アラームタイマー設定部20bの操作に より設定されたアラーム時間を格納するメモリであり、クロック発生部25は所 定周波数のクロック信号を出力する。制御部23は、このクロック信号に基づい て計時するとともに各部を制御するものであり、振動発生部26は制御部23か らの指示に従って、後述する着信報知用パターンとアラーム報知用パターンとで 振動動作するバイブレータからなる。
【0020】 以上の構成に係る本実施の形態において、この携帯端末1と着信検知ユニット 10、及び着信報知ユニット20を具備した腕時計30からなる無線電話システ ムを使用するに際しては、バンド32、33により腕時計30をユーザの腕に装 着する。一方、携帯端末1は着信音を鳴動させない着信モードにセットして、着 信検知ユニット10とともにユーザの鞄やバッグの中に入れておく。
【0021】 この状態で、無線基地局40から送信された携帯端末1固有のアドレスをのせ た下り基地局信号CSが該携帯端末1に受信されると、この着信に伴い該携帯端 末1から固有の上り応答信号PSが一定時間間隔(TDMA1フレーム:5ms )で送信される。この携帯端末1の着信に伴う一定時間間隔毎の上り応答信号P Sは、着信検知ユニット10の受信アンテナ11にて受信され、検波増幅部12 を介して制御部13に供給される。すると、この着信検知ユニット10の制御部 13は、固有の報知制御信号RSを生成し、この報知制御信号RSを信号送出部 14及び送信アンテナ15を介して送信する。
【0022】 一方、着信報知ユニット20の制御部23は、プログラムに基づき図4に示す フローチャートに従って処理を実行し、受信アンテナ21で受信されて検波増幅 部22で増幅された報知制御信号RSが、当該着信報知ユニット20に固有の報 知制御パターン信号であるか否かを判別する(ステップSA1)。この判別の結 果、受信した報知制御信号RSが当該着信報知ユニット20に固有の報知制御パ ターン信号であり、当該ユーザの着信報知ユニット10からの報知制御信号RS であるならば、着信報知用パターンで振動発生部26を制御する(ステップSA 5)。
【0023】 ここで、着信報知用パターンは、図5に示すように、後述するアラーム報知用 パターンとは異る振動パターンであって、一定周期毎に短い振動区間を2回連続 させる振動パターンである。したがって、ステップSA5での処理により、振動 発生部26が着信報知用パターンで振動し、この振動により携帯端末1が着信状 態にあることがユーザに知らされる。
【0024】 他方、ステップSA1での判別の結果、受信した報知制御信号RSが当該着信 報知ユニット20に固有の報知制御パターン信号でない場合、及び報知制御信号 RSを受信していない場合には、ステップSA2に進み、キー入力があったか否 かつまりアラームタイマー設定部20bが操作されたか否かを判別する。そして 、キー入力がありアラームタイマー設定部20bの操作された場合には、アラー ムタイマー値の設定あるいは変更を行って、アラームタイマー格納メモリ24に 入力された時間を記憶し、若しくは予め入力されている時間を変更するとともに 、この記憶あるいは変更した時間を表示部20cに表示させる(ステップSA6 )。
【0025】 次に、このアラームタイマー格納メモリ24に格納されている時間(タイマー )が経過したか否かを判別し(ステップSA3)、経過するまでステップSA1 からの処理を繰り返す。この間、制御部23は、クロック発生部25からのクロ ック信号に基づき、アラーム時間の経過を計時している。そして、アラームタイ マー格納メモリ24に格納されている時間(タイマー)が経過すると、ステップ SA3からステップSA4に進み、アラーム報知用パターンで振動発生部26を 制御する。
【0026】 このアラーム報知用パターンは、図5に示したように、前述の着信報知用パタ ーンとは異る振動パターンであって、着信報知用パターンよりも短い一定周期毎 に、より長い振動区間で振動させる振動パターンである。したがって、ステップ SA4での処理により、振動発生部26が着信報知用パターンとは異るアラーム 報知用パターンで振動し、この振動がバンド32を介してユーザの腕に伝達され 、これによりアラーム時間が経過したことがユーザに知らされる。よって、例え ば電車等に乗る際に、予め目的駅に着くまでの時間をアラームタイマー設定部2 0bにて設定しておけば、目的駅に着いた時点で振動発生部26がアラーム報知 用パターンで振動することにより刺激され、乗車中眠っていた場合であっても寝 過ごすことなく、目的駅で降車することができる。
【0027】 しかも、着信報知用パターンとアラーム報知用パターンとは異る振動パターン であることから、両者を明瞭に識別することができる。また、着信報知ユニット 20は、腕時計30のバンド32に装着されていることから、実質的にはユーザ の携帯物を増やすことがなく、優れた携帯性を有するとともに、振動発生部26 が発生する振動により報知を行うことから、周囲の他人に迷惑を及ぼすこともな い。
【0028】 図6は、本考案の第2の実施の形態を適用した無線電話システムの全体構成を 示す図である。この図6において、1は携帯端末、50はこの携帯端末1の着信 動作を検知して報知動作する着信検知報知ユニット、40は前記実施の形態と同 様に、携帯端末1に対して下り基地局信号CSを送信するとともに、携帯端末1 から送信された上り応答信号PSを受信して通話の中継処理を行う無線基地局で ある。
【0029】 着信検知報知ユニット50は、図2に示した着信報知ユニット20と同様の外 部構成であって、腕時計30の一方のバンド32に装着されている。また、この 着信検知報知ユニット50は、図7に示すように、携帯端末1からの上り応答信 号PSを受信する受信アンテナ51、この受信アンテナ51により受信された上 り応答信号PSを検波するとともに増幅する検波増幅部52、この検波増幅部5 2からの出力信号を処理するCPU等からなる制御部53を有している。この制 御部53には、アラームタイマー設定部20bと表示部20cとが接続されてい るとともに、アラームタイマー格納メモリ54、クロック発生部55、及び振動 発生部56が接続されている。したがって、この着信検知報知ユニット50の基 本的な回路構成は、図3に示した着信報知ユニット20と同様である。
【0030】 以上の構成に係る本実施の形態において、この携帯端末1と着信検知報知ユニ ット50を具備した腕時計30からなる無線電話システムを使用するに際しては 、バンド32、33により腕時計30をユーザの腕に装着する。一方、携帯端末 1は着信音を鳴動させない着信モードにセットして、ユーザの鞄やバッグの中に 入れておく。
【0031】 この状態で、無線基地局40から送信された携帯端末1固有のアドレスをのせ た下り基地局信号CSが携帯端末1に受信されると、この着信に伴い携帯端末1 は当該携帯端末に固有の上り応答信号PSを送信する。この上り応答信号PSが 、着信検知報知ユニット50の受信アンテナ51にて受信され、検波増幅部52 を介して制御部53に供給される。
【0032】 この着信検知報知ユニット50の制御部53は、プログラムに基づき図8に示 すフローチャートに従って処理を実行し、受信アンテナ51で受信されて検波増 幅部52で増幅された上り応答信号PSが、当該携帯端末1に固有の応答パター ン信号であるか否かを判別する(ステップSB1)。この判別の結果、受信した 上り応答信号PSが当該携帯端末1に固有の応答パターン信号であるならば、着 信報知用パターンで振動発生部26を制御する(ステップSB5)。
【0033】 他方、ステップSB1での判別の結果、受信した上り応答信号PSが当該携帯 端末1に固有の応答パターン信号でない場合、及び上り応答信号PSを受信して いない場合には、ステップSB2に進み、前述した図4のステップSA2以降の 処理と同様の処理を実行する。したがって、この実施の形態においても、アラー ムタイマー格納メモリ54に格納されている時間(タイマー)が経過すると、ア ラーム報知用パターンで振動発生部56が振動動作することにより、ユーザの腕 が刺激され、乗車中眠っていた場合であっても寝過ごすことなく、目的駅で降車 することができる。しかも、この実施の形態においては、別途着信検知ユニット を携帯することも不要であることから、優れた携帯性を有する。
【0034】 図9は、本考案の第3の実施の形態を示すものであり、この実施の形態におい おける無線電話システムは、図1に示した第1の実施の形態と同様に、携帯端末 1と着信検知ユニット10、及び着信報知ユニット20で構成される。しかし着 信検知ユニット10と着信報知ユニット20の回路構成は、第1の実施の形態と は異る。
【0035】 すなわち、図9に示すように着信検知ユニット10に、受信アンテナ11、 検波増幅部12、制御部13、信号送出部14、送信アンテナ15が設けられて いる構成は第1の実施の形態と同様である。しかし、この第3の実施の形態にお ける着信検知ユニット10の制御部13には、さらに、アラームタイマー設定部 16、表示部17、アラームタイマー格納メモリ18、クロック発生部19が接 続されている。
【0036】 これら制御部13に接続されている各部は、第1の実施の形態において着信報 知ユニット20側に設けられていた各部と同様の動作を行うものであって、アラ ームタイマー格納メモリ18は、アラームタイマー設定部16の操作により設定 されたアラーム時間を格納し、表示部17はアラームタイマー格納メモリ18に 格納されたアラーム時間を表示する。クロック発生部19は、所定周波数のクロ ック信号を出力し、制御部13は、このクロック信号に基づいて計時するととも に各部を制御する。
【0037】 一方、この第3の実施の形態における着信報知ユニット20には、着信検知ユ ニット10からの報知制御信号RSを受信する受信アンテナ21、この受信アン テナ21により受信された報知制御信号RSを検波するとともに増幅する検波増 幅部22、この検波増幅部22からの出力信号を処理するととともに各部を制御 する制御部23、及び振動発生部26のみが設けられている。無論、この着信報 知ユニット20は、第1の実施の形態と同様に腕時計30のバンド32に装着さ れている。
【0038】 以上の構成に係る本実施の形態において、この携帯端末1と着信検知ユニット 10、及び着信報知ユニット20を具備した腕時計30からなる無線電話システ ムを使用するに際しては、第1の実施の形態と同様に、バンド32、33により 腕時計30をユーザの腕に装着する。一方、携帯端末1は着信音を鳴動させない 着信モードにセットして、着信検知ユニット10とともにユーザの鞄やバッグの 中に入れておく。
【0039】 この状態で、無線基地局40から送信された携帯端末1固有のアドレスをのせ た下り基地局信号CSが携帯端末1に受信されると、この着信に伴い携帯端末1 は当該携帯端末に固有の上り応答信号PSを送信する。この上り応答信号PSが 、着信検知ユニット10の受信アンテナ11にて受信され、検波増幅部12を介 して制御部13に供給される。
【0040】 この着信検知ユニット10の制御部13は、プログラムに基づき図10に示す フローチャートに従って処理を実行し、受信アンテナ11で受信されて検波増幅 部12で増幅された上り応答信号PSが、当該携帯端末1に固有の応答パターン 信号であるか否かを判別する(ステップSC1)。この判別の結果、受信した上 り応答信号PSが当該携帯端末1に固有の応答パターン信号であるならば、信号 送出部14を介し、報知制御信号RSとして着信報知用パターン信号を送信アン テナ15より送信する(ステップSC5)。
【0041】 しかし、ステップSC1での判別の結果、受信アンテナ11で受信されて検波 増幅部12で増幅された上り応答信号PSが、当該携帯端末1に固有の応答パタ ーン信号でない場合、及び上り応答信号PSを受信していない場合には、ステッ プSC2に進み、キー入力があったか否かつまりアラームタイマー設定部16が 操作されたか否かを判別する。そして、キー入力がありアラームタイマー設定部 16の操作された場合には、アラームタイマー値の設定あるいは変更を行って、 アラームタイマー格納メモリ18に入力された時間を記憶し、若しくは予め入力 されている時間を変更するとともに、この格納あるいは変更した時間を表示部1 7に表示させる(ステップSC6)。
【0042】 次に、このアラームタイマー格納メモリ18に格納されている時間(タイマー )が経過したか否かを判別し(ステップSC3)、経過するまでステップSC1 からの処理を繰り返す。この間、制御部13は、クロック発生部19からのクロ ック信号に基づき、アラーム時間の経過を計時していく。そして、アラームタイ マー格納メモリ18に格納されている時間(タイマー)が経過すると、ステップ SC3からステップSC4に進み、報知制御信号RSとしてアラーム報知用パタ ーン信号を、信号送出部14を介して送信アンテナ15より送信する(ステップ SC4)。
【0043】 一方、着信報知ユニット20の制御部23は、プログラムに基づき図11に示 すフローチャートに従って処理を実行し、受信アンテナ21で受信されて検波増 幅部22で増幅された報知制御信号RSが、着信報知用パターン信号であるか否 かを判別する(ステップSD1)。この判別の結果、受信した報知制御信号RS が着信報知用パターン信号であり、着信検知ユニット10側で前記ステップSC 5の処理が実行されて、報知制御信号RSとして着信報知用パターン信号が送信 された来た場合には、着信報知用パターンで振動発生部26を制御する(ステッ プSD3)。これにより、振動発生部26が図5に示した着信報知用パターンで 振動動し、携帯端末1が着信状態にあることがユーザに知らされる。
【0044】 しかし、ステップSD1での判別の結果、受信した報知制御信号RSが着信報 知用パターン信号でない場合には、それがアラーム報知用パターン信号あるか否 かを判別する(ステップSD2)。この判別の結果、受信した報知制御信号RS がアラーム報知用パターン信号であり、着信検知ユニット10側で前記ステップ SC4の処理が実行されて、報知制御信号RSとしてアラーム報知用パターン信 号が送信された来た場合には、アラーム報知用パターンで振動発生部26を制御 する(ステップSD4)。これにより、振動発生部26が図5に示したアラーム 報知用パターンで振動動し、アラーム時間が経過したことがユーザに知らされる 。
【0045】 したがって、この実施の形態においては、着信報知ユニット20に、受信アン テナ21、検波増幅部22、制御部23、及び振動発生部26のみを設けておく ことにより、着信報知及びアラーム報知を行うことができる。よって、着信報知 ユニット20を小型化することができ、腕時計30のバンド32に装着した場合 であっても、ユーザの動作の妨げになることのないものにすることが可能となる 。
【0046】 なお、各実施の形態においては、異る振動態様での振動により携帯端末への着 信とアラーム時間の経過とを報知するようにしたが、これらを同一の振動形態で 報知するようにしてもよく、振動以外に光、照明等の使用者の五感に訴える報知 形態で報知を行うようにしてもよい。また、異る発光態様や異る発音態様で両者 を報知したり、これらの組み合わせ、例えば光により携帯端末への着信を報知し 振動によりアラーム時間の経過を報知するようにしてもよい。
【0047】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の着信報知装置によれば、携帯端末への着信があっ た場合、及び設定手段により予め設定したアラーム時間が経過した場合には、報 知手段が各場合に応じて異る態様で報知動作することから、携帯端末への着信の みならずアラーム時間の経過をもユーザに知らせることができる。よって、多機 能化により携帯時の便利性を向上させて、ユーザに携帯時の便利性に対する満足 感を与えることができる。
【0048】 また、携帯端末への着信に応答して送信される着信報知用信号と設定されたア ラーム時間の経過に伴って送信されるアラーム報知用信号とを受信して、これら 受信した各信号に応じた異る報知態様で報知動作させるようにしたことから、装 置を受信手段と報知手段及び制御手段のみで構成することができる。したがって 、着信報知装置の小型化が可能となり、装置の小型化と多機能化とを同時に達成 することができる。
【0049】 また、振動、光、照明等の使用者の五感に訴える報知形態で報知を行うように したことから、周囲の他人に迷惑を及ぼすことなく報知による多機能化を図るこ とができ、腕時計のバンドに装着可能としたことから、多機能化を図りつつ携帯 性の向上も図ることができる。
【0050】 また、本考案は、携帯端末への着信検知に応じて着信報知用信号を送信すると ともに、アラーム時間の経過に応じてアラーム報知用信号を送信する構成とした ことから、着信報知装置の多機能化による便利性の向上も図ることができる。
【0051】 また、本考案は、携帯端末への着信を検知して所定の信号を送信する送信機と 、この送信機からの前記信号を受信する受信機とからなり、受信機にて、受信さ れた前記信号と予め設定されたアラーム時間の経過とに応じて、異る報知態様で 報知を行うようにしたことから、携帯端末への着信のみならずアラーム時間の経 過をもユーザに知らせることができる通信システムを構築することができる。
【0052】 さらに、送信機側から、携帯端末への着信の検知に応じて着信報知用信号を送 信するとともに、アラーム時間の経過に応じてアラーム報知用信号を送信し、受 信機側でこれを受信して各信号に応じた異る報知態様で報知を行うようにしたこ とから、受信機を小型化してその携帯性の向上をさせつつ多機能化を図ることの できる通信システムを構築することができる。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態を適用した無線電話
システムの全体構成を示す図である。
【図2】同実施の形態にかかる着信報知ユニットを腕時
計のバンドに装着した状態の斜視図である。
【図3】同実施の形態にかかる着信検知ユニットと着信
報知ユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】同実施の形態にかかるにかかる着信報知ユニッ
トの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】同実施の形態の着信報知用パターンとアラーム
報知用パターンとを示すタイミングチャートである。
【図6】本考案の第2の実施の形態を適用した無線電話
システムの全体構成を示す図である。
【図7】同実施の形態にかかる着信検知報知ユニットの
構成を示すブロック図である。
【図8】同実施の形態にかかる着信検知報知ユニットの
処理手順を示すフローチャートである。
【図9】第3の実施の形態にかかる着信検知ユニットと
着信報知ユニットの構成を示すブロック図である。
【図10】同実施の形態にかかる着信検知ユニットの処
理手順を示すフローチャートである。
【図11】同実施の形態にかかる着信報知ユニットの処
理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯端末 10 着信検知ユニット 11 受信アンテナ 13 制御部 14 送信アンテナ 20 着信報知ユニット 21 受信アンテナ 23 制御部 26 振動発生部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯端末への着信を検知して所定の信号
    を送信する送信手段からの前記信号を受信する受信手段
    と、 報知動作可能な報知手段と、 アラーム時間を設定する設定手段と、 前記受信手段により受信された前記信号に基づく報知態
    様と前記設定手段により設定された前記アラーム時間の
    経過に基づく報知態様とで互いに異るように前記報知手
    段を報知動作させる制御手段とを具備したことを特徴と
    する着信報知装置。
  2. 【請求項2】 携帯端末への着信を検知する検知手段
    と、 報知動作可能な報知手段と、 アラーム時間を設定する設定手段と、 前記検知手段による前記着信の検知に基づく報知態様と
    前記設定手段により設定された前記アラーム時間の経過
    に基づく報知態様とで互いに異るように前記報知手段を
    報知動作させる制御手段とを具備したことを特徴とする
    着信報知装置。
  3. 【請求項3】 携帯端末への着信に応答して送信される
    着信報知用信号と設定されたアラーム時間の経過に伴っ
    て送信されるアラーム報知用信号とを受信する受信手段
    と、 報知動作可能な報知手段と、 前記受信手段により受信された前記着信報知用信号に基
    づく報知態様と前記アラーム報知用信号に基づく報知態
    様とで互いに異るように前記報知手段を報知動作させる
    制御手段と、を具備したことを特徴とする着信報知装
    置。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は、振動、光、照明等の使
    用者の五感に訴える報知形態で報知を行うことを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の着信報知装置。
  5. 【請求項5】 腕時計のバンドに装着可能であることを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の着信報知
    装置。
  6. 【請求項6】 携帯端末への着信を検知する検知手段
    と、 アラーム時間を設定する設定手段と、 前記検知手段による前記着信の検知に応じて着信報知用
    信号を送信するとともに、前記設定手段により設定され
    た前記アラーム時間の経過に応じてアラーム報知用信号
    を送信する送信手段とを具備したことを特徴とする着信
    検知装置。
  7. 【請求項7】 携帯端末への着信を検知して所定の信号
    を送信する送信機と、この送信機からの前記信号を受信
    する受信機とで構成され、 前記受信機は、 報知動作可能な報知手段と、 アラーム時間を設定する設定手段と、 受信した前記信号に基づく報知態様と前記設定手段によ
    り設定された前記アラーム時間の経過に基づく報知態様
    とで互いに異るように前記報知手段を報知動作させる制
    御手段とを具備したことを特徴とする送受信システム。
  8. 【請求項8】 送信機と受信機とで構成され、 前記送信機は、 携帯端末への着信を検知する検知手段と、 アラーム時間を設定する設定手段と、 前記検知手段による前記着信の検知に応じて着信報知用
    信号を送信するとともに、前記設定手段により設定され
    た前記アラーム時間の経過に応じてアラーム報知用信号
    を送信する送信手段とを備え、 前記受信機は、 前記送信手段により送信された前記各信号を受信する受
    信手段と、 報知動作可能な報知手段と、 前記受信手段により受信された前記着信報知用信号に基
    づく報知態様と前記アラーム報知用信号に基づく報知態
    様とで互いに異るように前記報知手段を報知動作させる
    制御手段とを具備したことを特徴とする送受信システ
    ム。
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