JP3052777U - オイルクーラおよびそのオイルクーラ内蔵ラジエータ - Google Patents

オイルクーラおよびそのオイルクーラ内蔵ラジエータ

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JP3052777U
JP3052777U JP1998002438U JP243898U JP3052777U JP 3052777 U JP3052777 U JP 3052777U JP 1998002438 U JP1998002438 U JP 1998002438U JP 243898 U JP243898 U JP 243898U JP 3052777 U JP3052777 U JP 3052777U
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flat
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Inventor
健一 那須
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東洋ラジエーター株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルクーラを構成する各部品間を特別な保
持用治具を必要とせずに一体的に保持し、ろう付けでき
る構造とすること。 【解決手段】 偏平チューブ3,4の夫々の両端開口6
に整合するように、一対の端蓋7に夫々並列された複数
の嵌着部15を一体に形成させる。そして、端蓋7の嵌着
部15を偏平チューブ3,4の夫々開口6に圧入保持させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車用ラジエータのタンクに内蔵されるオイルクーラであって、 ラジエータのろう付けと同時に各部品間をろう付けできるオイルクーラの構造に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来型オイルクーラの各部品は、ラジエータタンクとは別個独立に組み立てて 各部品間を液密にろう付け固定し、それをラジエータタンクに挿入しその貫通部 をティグ溶接等により液密に固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
自動車用ラジエータのろう付けとオイルクーラのろう付けとは別個独立に行わ れるため、生産性が悪い欠点があった。 そこで本考案は、ラジエータのろう付けとオイルクーラのろう付けとが同時に できるようにするため、オイルクーラの各部品間をろう付け前に各部品自体で互 いに保持できる構造のオイルクーラ、およびその組み立てられたオイルクーラを ラジエータタンクに内装して保持できるものを提供することを課題とする。さら には、ろう付け後に強度の強い信頼性の高いオイルクーラを提供することを目的 とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に記載のオイルクーラは、同一長さで、両端部の平面に夫々 オイル出入口1が開口され且つ、一方にはそのオイル出入口1に対向する面に、 そのオイル出入口1に整合する連通孔2が形成されて、夫々の平坦面が平行にな るように並列された複数の偏平チューブ3,4と、 その偏平チューブ3,4に夫々内装されたインナーフィン5と、 その偏平チューブ3,4の夫々の両端開口6に整合するように並列された複数 の嵌着部15を一体に有し、その開口6に夫々圧入される一対の端蓋7と、 前記第一の偏平チューブ3の前記オイル出入口1に一端開口が圧入される一対 のオイルパイプ9と、 を具備し、夫々の各部品の接触部間が一体的にろう付け固定されてなるもので ある。
【0005】 このオイルクーラによれば、一対の端蓋7に夫々並列された複数の嵌着部15が 偏平チューブ3,4の夫々の開口6に圧入されるように構成したから、その端蓋 7により複数の偏平チューブ3,4を並列保持することができる。そしてその状 態で一体的にろう付け固定されてなるものであるから、強度の強いオイルクーラ となり得る。それと共に、ろう付け時の組立部品保持用の治具等を不要とし、製 造容易で量産性の高いオイルクーラを提供できる。
【0006】 次に、請求項2記載の本考案は、前記請求項1記載のオイルクーラの実施の形 態であって、第一の前記偏平チューブ3の前記連通孔2に連通用スペーサ8の表 面側開口が圧入されると共に、その裏面側開口が第二の前記偏平チューブ4の前 記オイル出入口1に圧入し、 前記第一の偏平チューブ3の前記オイル出入口1に口金11を介して前記オイル パイプ9の一端開口が圧入され、 保持体10が、第一および第二の各偏平チューブ3,4の外周間に被嵌されて、 両偏平チューブ3,4が保持されるものである。 このオイルクーラによれば、一方の偏平チューブ3の連通孔2と他方の偏平チ ューブ4のオイル出入口1とがスペーサ8を介して接合されるため、両者間に確 実に隙間を作り冷却媒体の流通路を確保し得る。また、偏平チューブ3のオイル 出入口1にオイルパイプ9の一端開口が口金11を介して圧入されるものであるか ら、その接合部の信頼性の高いオイルクーラとなり得る。さらには、保持体10の 存在より偏平チューブ3及び偏平チューブ4の間隔を正確に保持すると共に、強 度の強いオイルクーラとなる。
【0007】 さらに請求項3記載の本オイルクーラは、請求項1又は請求項2に記載のいず れかのオイルクーラの実施の形態であって、前記端蓋7の隣り合う嵌着部15間に 冷却水流通用の通水孔14が穿設されたものである。 このオイルクーラによれば、その通水孔14を介して冷却水の流通が促進され、 冷却性能を向上しつつ、並列した嵌着部15を有する端蓋7の存在により偏平チュ ーブ3,4間を強固に保持し得る。
【0008】 次に請求項4記載のオイルクーラ内蔵ラジエータは、前記請求項1〜請求項3 に記載のいずれかのオイルクーラをそのタンク12に内装するラジエータ13であっ て、一対の前記オイルパイプ9がそのタンク12の側壁を貫通し、その貫通部が液 密にろう付け固定されてなるものである。 この考案のオイルクーラ内蔵ラジエータによれば、前記オイルパイプをタンク 12の壁面に貫通させる際に、そのオイルクーラ自体で各部品間を保持することが 可能となり、タンクとオイルクーラとを同時に且つ一体的にろう付け固定するこ とが可能となる。
【0009】
【考案の実施の形態】
次に、図面に基づいて本考案の実施の形態につき説明する。 図1は本オイルクーラの要部分解斜視図であり、図2はその組立状態を示す要 部斜視図、図3は図2の III− III断面図、図4は図2のIV−IV断面略図である 。また、図5は本考案のオイルクーラ内蔵ラジエータの縦断面図である。 この例では、同一長さで両端部の平面に夫々オイル出入口1が開口(図面では 左端部のみを図示する)された一対の偏平チューブ3,4を有する。一方の偏平 チューブ3には、オイル出入口1に対向する面にそれと整合する連通孔2(図3 )が形成されている。そして、両偏平チューブ3,4の平坦面が平行になるよう に並列される。夫々の偏平チューブ3,4内には、波形に曲折されたインナーフ ィン5(図1)が挿入されている。また一対の偏平チューブ3,4間には、図1 及び図3に示すスペーサ8が介装され、そのスペーサ8の表面側開口が一方の偏 平チューブ3の連通孔2に圧入され、裏面側開口が他方の偏平チューブ4のオイ ル出入口1に圧入される。そして偏平チューブ3,4の両端には、夫々端蓋7が 圧入嵌着される。
【0010】 この端蓋7は、偏平チューブ3,4の夫々の開口6に整合するように並列され た一対の嵌着部15を一体に有し、その嵌着部15が偏平チューブ3,4の夫々の開 口6に圧入されるものである。この嵌着部15は図1〜図3に示す如く、内面側に 凸となる平面偏平部が一対並列されている。そして隣り合う嵌着部15間には、冷 却水流通用の通水孔14が穿設されている。さらに偏平チューブ3,4の外周には 、保持体10が被嵌される。この保持体10は、偏平チューブ3,4の外周面に整合 するように断面3の字状に曲折形成され、両偏平チューブ3,4の外周に圧入さ れて、それらを保持するものである。 次に一方の偏平チューブ3のオイル出入口1には、夫々口金11の裏面側開口が 圧入されると共に、その開口16にはオイルパイプ9が圧入される。そして各部品 は、互いに接触する少なくとも一方の表面にろう材が被覆されたものが用いられ る。
【0011】 このようにして組立てられたオイルクーラは、図5に示す如くラジエータ13の タンク12内に挿入されるものである。その際、オイルパイプ9のみを分離した状 態でタンク12内に挿入し、タンク12の貫通孔からオイルパイプ9を口金11の開口 に圧入すればよい。 そしてこのラジエータ13及びオイルクーラを組み立てた状態で、全体を高温の 炉内に挿入し、各部品表面に被覆されたろう材を溶融させ、次いでそれを冷却固 化することにより、全体を一体的に且つ液密にろう付け固定してオイルクーラ内 蔵のラジエータを完成する。
【0012】
【考案の作用・効果】
本考案のオイルクーラは、一対の端蓋7に夫々並列された複数の嵌着部15が偏 平チューブ3,4の夫々の開口6に圧入されるように構成したから、その端蓋7 により複数の偏平チューブ3,4を並列保持することができる。そしてその状態 で一体的にろう付け固定されてなるものであるから、強度の強いオイルクーラと なり得る。それと共に、ろう付け時の組立部品保持用の治具等を不要とし、製造 容易で量産性の高いオイルクーラを提供できる。 請求項2記載のオイルクーラは、偏平チューブ3の連通孔2と偏平チューブ4 のオイル出入口1とがスペーサ8を介して接合されるため、両者間に確実に隙間 を作り冷却媒体の流通路を確保し得る。また、偏平チューブ3のオイル出入口1 にオイルパイプ9の一端開口が口金11を介して圧入されるものであるから、その 接合部の信頼性の高いオイルクーラとなり得る。さらには、保持体10の存在より 偏平チューブ3及び偏平チューブ4の間隔を正確に保持すると共に、その保持に より強度の強いオイルクーラとなる。
【0013】 次に請求項3記載のオイルクーラは、端蓋7に通水孔14を設けたので、その通 水孔14を介して各偏平チューブ3,4間の冷却水の流通が促進され、冷却性能を 向上すると共に、端蓋7の存在により偏平チューブ3,4間を強固に保持し得る 。 請求項4記載の本考案のオイルクーラ内蔵ラジエータは、前記オイルパイプを タンク12の壁面に貫通させる際に、そのオイルクーラ自体で各部品間を保持する ことが可能となり、タンクとオイルクーラとを同時に且つ一体的にろう付け固定 することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本オイルクーラの要部分解斜視図。
【図2】同オイルクーラの組立状態を示す要部斜視図。
【図3】図2の III− III断面図。
【図4】図2のIV−IV断面略図。
【図5】本考案のオイルクーラ内蔵ラジエータの縦断面
図。
【符号の説明】
1 オイル出入口 2 連通孔 3,4 偏平チューブ 5 インナーフィン 6 開口 7 端蓋 8 スペーサ 9 オイルパイプ 10 保持体 11 口金 12 タンク 13 ラジエータ 14 通水孔 15 嵌着部 16 開口 17 偏平チューブ 18 コルゲートフィン

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一長さで、両端部の平面に夫々オイル
    出入口1が開口され且つ、一方にはそのオイル出入口1
    に対向する面に、そのオイル出入口1に整合する連通孔
    2が形成されて、夫々の平坦面が平行になるように並列
    された複数の偏平チューブ3,4と、 その偏平チューブ3,4に夫々内装されたインナーフィ
    ン5と、 その偏平チューブ3,4の夫々の両端開口6に整合する
    ように並列された複数の嵌着部15を一体に有し、その開
    口6に夫々圧入される一対の端蓋7と、 前記第一の偏平チューブ3の前記オイル出入口1に一端
    開口が圧入される一対のオイルパイプ9と、 を具備し、夫々の各部品の接触部間が一体的にろう付け
    固定されてなるオイルクーラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 第一の前記偏平チューブ3の前記連通孔2に連通用スペ
    ーサ8の表面側開口が圧入されると共に、その裏面側開
    口が第二の前記偏平チューブ4の前記オイル出入口1に
    圧入し、 前記第一の偏平チューブ3の前記オイル出入口1に口金
    11を介して前記オイルパイプ9の一端開口が圧入され、 保持体10が、第一および第二の各偏平チューブ3,4の
    外周間に被嵌されて、両偏平チューブ3,4が保持され
    るオイルクーラ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のいずれか
    のオイルクーラにおいて、 前記端蓋7の隣り合う嵌着部15間に冷却水流通用の通水
    孔14が穿設されたオイルクーラ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3に記載のいずれかの
    オイルクーラをそのタンク12に内装するラジエータ13で
    あって、 一対の前記オイルパイプ9がそのタンク12の側壁を貫通
    し、その貫通部が液密にろう付け固定されてなるオイル
    クーラ内蔵ラジエータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005156069A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Toyo Radiator Co Ltd 熱交換器およびその製造方法

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