JP3052679B2 - 多方向スイッチにおけるジョイスティック支持構造 - Google Patents

多方向スイッチにおけるジョイスティック支持構造

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JP3052679B2
JP3052679B2 JP5190790A JP19079093A JP3052679B2 JP 3052679 B2 JP3052679 B2 JP 3052679B2 JP 5190790 A JP5190790 A JP 5190790A JP 19079093 A JP19079093 A JP 19079093A JP 3052679 B2 JP3052679 B2 JP 3052679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のスイッチ部を選
択制御するための多方向スイッチにおけるジョイスティ
ック支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、この種の多方向スイッチとし
て、実開昭57ー128731号公報や実開平1ー11
1431号公報等に開示の如く、プリント配線基板等に
4個のスイッチ部が備えられ、4個のスイッチ部の中央
に位置して設けられた揺動支点に揺動可能にジョイステ
ィックが支持されると共に、ジョイスティックを中立位
置に復帰させるコイルバネや板バネ等のバネ体が備えら
れ、パネルの挿通孔から突出するジョイスティックの操
作部をバネ体の弾性力に抗して傾動操作することによ
り、ジョイスティックを傾倒させ、その傾倒方向に応じ
て各スイッチ部のいずれかが選択的にジョイスティック
によりオン動作され、また、ジョイスティックに対する
操作力を解除するとバネ体に蓄勢された弾発力によりジ
ョイスティックが中立位置に復帰されると共に、スイッ
チ部もその復元力によりオフ復帰されるよう構成されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の多方向スイッチ構造によれば、コイルバネや板バネ
等のバネ体によりジョイスティックを中立位置に復帰さ
せる方式であり、ジョイスティックが各スイッチ部から
離隔した中立位置に復帰するよう、ジョイスティックの
揺動支点を確実に定める必要があり、このことから、部
品点数の増加や生産性の悪化等の問題があった。
【0004】また、中立位置へ復帰させるためのコイル
バネや板バネ等のバネ体が別途必要とされ、この点から
も部品点数の増加や全体のサイズアップを招く等の問題
があった。
【0005】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ジョ
イスティックを中立位置へ復帰させるための特別の部品
を不要とすると共に、ジョイスティックの支点を確実に
定める必要がない多方向スイッチにおけるジョイスティ
ック支持構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、カバーパネルの挿通孔より突出状とさ
れると共に中立位置に復帰自在に支持されたジョイステ
ィックの傾動操作により、複数のスイッチ部が選択的に
操作自在とされた多方向スイッチにおけるジョイスティ
ック支持構造において、前記ジョイスティックは、多方
向スイッチの本体側に一端部を中心として揺動自在に支
持された支柱部と、該支柱部の他端側に張り出し状に設
けられると共に、前記カバーパネルの挿通孔周縁部の内
面側に設けられた周方向に連続する円形の突条のみに、
前記揺動時に、その周方向全周にわたって摺動自在に当
接される球面を有する摺接球体部と、前記球面側に突設
されると共に、前記挿通孔より突出状とされた操作部と
からなり、前記ジョイスティックの摺接球体部の支柱部
側外周部が、周方向に離隔する少なくとも3箇所で、前
記スイッチ部の弾性復元力により中立位置に復帰すべ
く、前記摺接球体部の支柱部側外周部と各スイッチ部と
の間に、各スイッチ部の弾性復元方向に往復移動自在に
支持されると共に、前記各スイッチ部の弾性復元力によ
りそれぞれ前記支柱部側外周部方向に付勢状に支持され
た連動杆がそれぞれ備えられ、各連動杆を介して各スイ
ッチ部の弾性復元力により前記摺接球体部の球面が前記
突条に押し当てられてなる点にある。
【0007】
【作用】本発明によれば、カバーパネルの挿通孔より突
出するジョイスティックの操作部を所定方向に押動操作
すれば、ジョイスティックが支柱部の一端部を中心とし
て傾動操作される。このジョイスティックの傾倒によ
り、摺接球体部で連動杆を介して所望のスイッチ部が選
択的にオン動作される。
【0008】このジョイスティックに対する操作力を解
除すると、オン動作されたスイッチ部の弾性復元力によ
連動杆と共に摺接球体部が押し戻されて、ここに、ジ
ョイスティックが中立位置に復帰されると共にスイッチ
部がオフ復帰される。従って、ジョイスティックの中立
位置復帰用の部材を別途設ける必要がなく、部品点数の
削減が図れると共に構造の簡素化が図れる。また、この
ことから、コスト低減、省スペース化、生産性向上が図
れる。
【0009】さらに、ジョイスティックの傾動操作時等
において、カバーパネルの挿通孔周縁部の内面側に設け
られた周方向に連続する円形の突条に、摺接球体部の球
面がその周方向全周にわたって摺動自在に当接されるた
め、カバーパネルの挿通孔が摺接球体部の球面により常
に覆われた構造であり、スイッチ内部を隠す部品が不要
であると共に、スイッチ内部へのゴミ等の侵入も有効に
防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1および図2に示される如く、多方向スイッ
チ1は、適宜配線パターンが形成されたプリント配線基
板2と、弾性変形自在な接点スイッチ部3aが備えられ
たゴム接点スイッチシート3と、合成樹脂等により成形
されてなるガイド板4、カバーパネル5およびジョイス
ティック6とから主構成されている。
【0011】前記ゴム接点スイッチシート3には、所望
径の円の周方向に一定間隔を有して4箇所位置に接点ス
イッチ部3aがそれぞれ膨出状に備えられており、図1
に示される如く、プリント配線基板2上に、各接点スイ
ッチ部3aが上向き突出状となるべく、重合状に配置さ
れている。
【0012】そして、プリント配線基板2側の接点2a
と接点スイッチ部3aに設けられた接点3bとが上下方
向に適宜離隔して互いに対向配置されるよう構成されて
おり、ここに、各接点2a、3bにより断接自在な複数
のスイッチ部が構成される。
【0013】前記ガイド板4は、図1に示される如く、
ゴム接点スイッチシート3上に重合状に配置されてお
り、各接点スイッチ部3aと対応するガイド板4の下面
側には、各接点スイッチ部3aが収容状とされる上下方
向の円形凹部4aがそれぞれ形成されている。また、各
円形凹部4aの底部中心に上下方向のガイド孔4bがそ
れぞれ形成されている。
【0014】そして、円形凹部4a内周面に沿って上下
方向に摺動自在に案内される円盤部8aとガイド孔4b
内周面に沿って上下方向に摺動自在に案内されるガイド
杆8bとからなる連動杆8が、前記接点スイッチ部3a
の上面側にその円盤部8aが配置され、ガイド孔4bよ
りそのガイド杆8bを上方突出状として備えられてい
る。また、各連動杆8のガイド杆8b上端部は半球状に
構成されている。
【0015】さらに、ガイド板4の各円形凹部4aの中
央に位置した上面側には支点凹部4cが形成されてい
る。
【0016】前記ジョイスティック6は、図1に示され
る如く、同一軸心状に順次配置された支柱部6aと摺接
球体部6bと操作部6cとからなり、支柱部6aの下端
部が本体側としてのガイド板4の支点凹部4c内に挿入
状とされ、この挿入状とされた支柱部6aの下端部を中
心としてジョイスティック6が揺動自在に支持されてい
る。
【0017】前記摺接球体部6bは支柱部6aの上端部
に張り出し状に設けられており、摺接球体部6bの下端
面は支柱部6aの軸心に対して直行する平坦面6dに形
成されると共に、支柱部6aの軸心を中心とする円形状
に形成されている。また、摺接球体部6bの上面側は支
柱部6a下端部の前記揺動の中心を中心とする球面6e
に形成されており、ここに、摺接球体部6bはいわゆる
半球状に構成されている。
【0018】そして、平坦面6dの外周部が周方向に等
間隔を有した位置で、各連動杆8のガイド杆8b上端部
により接点スイッチ部3aの弾性復元力によってその弾
性復元方向である上方付勢状に支持されており、球面6
eはカバーパネル5に形成された円形の挿通孔5aの周
縁部内面側に設けられた周方向に連続する円形の突条5
のみに、周方向全周にわたって摺動自在に当接状とさ
れている。
【0019】操作部6cは前記球面6eの中央部に突設
されており、上記ガイド板4や連動杆8やジョイスティ
ック6を覆って設けられたカバーパネル5の挿通孔5a
より上方に突出状とされている。
【0020】本発明の実施例は以上のように構成されて
おり、ジョイスティック6は平坦面6dの外周部が周方
向に等間隔を有した位置で、各連動杆8を介して各接点
スイッチ部3aの弾性復元力によって上方付勢状とさ
れ、この付勢力によりジョイスティック6の球面6eが
カバーパネル5の突条5bに押し当てられているため
に、ジョイスティック6のぐらつきが有効に防止でき
る。
【0021】そして、例えば図1仮想線で示される如
く、ジョイスティック6の操作部6cを左側に押動操作
すれば、支柱部6aの下端部を支点としてジョイスティ
ック6が傾動操作される。このジョイスティック6の傾
動操作時において、ジョイスティック6の支柱部6a下
端部が支点凹部4c内に挿入状に支持されており、少な
くとも1つの接点スイッチ部3aによる付勢力のもとに
ジョイスティック6を傾動させていく方式であり、摺接
球体部6bの球面6eが常にカバーパネル5の突条5b
に沿って摺動移動され、ここに、確実に定められた支点
が無くても、安定した操作フィーリングが得られる。
た、このジョイスティック6の傾動操作において、摺接
球体部6bの球面6eとカバーパネル5の突条5bとが
相互摺動する構造であり、前記傾動操作における摩擦抵
抗が少なく、良好な操作フィーリングが得られる。
【0022】そして、このジョイスティック6の傾倒に
より、摺接球体部6bの平坦面6d外周部で連動杆8が
ガイド孔4bの案内下、下方に押動され、ここに、接点
スイッチ部3aは弾性力に抗して、連動杆8の円盤部8
aにより下方に押動され、各接点2a、3aが互いに接
触してオン動作される。
【0023】次に、このジョイスティック6に対する操
作力を解除すると、オン動作された接点スイッチ部3a
の弾性復元力により連動杆8が上方に押動され、この連
動杆8の上方移動により、連動杆8のガイド杆8bによ
り摺接球体部6bが押し戻されて、ここに、ジョイステ
ィック6が初期の中立位置に復帰されると共に、各接点
2a、3aが互いに離隔して接点スイッチ部3aがオフ
復帰される。
【0024】以上のように、各接点スイッチ部3aの弾
性復元力によりジョイスティック6を中立位置に復帰さ
せる方式としているため、従来の如く、ジョイスティッ
ク6の中立位置復帰用のコイルバネや板バネ等の部材を
別途設ける必要がなく、また、ジョイスティック6の支
点を確実に定める必要もなく、部品点数の削減が図れる
と共に、部品点数の削減によって構造が簡単となり、構
造の簡素化が図れる。そして、これらのことから、コス
ト低減、省スペース化、生産性向上が図れる。さらに、
前記ジョイスティック6の中立位置復帰に際して、摺接
球体部6bの球面6eとカバーパネル5の突条5bとが
接触状態で摺動する方式であり、いわゆる線接触状態の
相互摺動となり、ジョイスティック6の中立位置復帰に
おける負荷が少なく、円滑に中立復帰がなされる利点が
ある。 また、各接点スイッチ部3aのオン操作に際し
て、傾動操作されるジョイスティック6で直接、弾性変
形自在なゴム接点スイッチシート3に膨出状に備えられ
た各接点スイッチ部3aを押動操作する方式でなく、各
接点スイッチ部3aの弾性復元方向、即ち上下方向に往
復移動自在に支持された連動杆8を介して各接点スイッ
チ部3aを押動操作する方式であり、摺接球体部6bの
平坦面6dと連動杆8との摺動摩擦も少なく、ジョイス
ティック6操作時における操作フィーリングの向上が図
れると共に、各接点スイッチ部3aに対する押し方向が
その弾性変形方向に沿った下方向に沿って安定して得ら
れるため、スイッチ操作の確実性が向上する。
【0025】さらに、ジョイスティック6の傾動操作時
等において、ジョイスティック6の摺接球体部6bの球
面6eで、カバーパネル5の挿通孔5aを常に閉塞状に
覆った構造であり、従って、多方向スイッチ1内部を隠
す部品が不要であると共に、多方向スイッチ1内部への
ゴミ等の侵入も有効に防止できる。
【0026】なお、上記実施例において、スイッチ部が
4箇所に備えられた構造を示しているが、3箇所や5箇
所等であってもよく、実施例の数に何等限定されない。
また、スイッチ部の構造も実施例の構造に限られず、弾
性復元力により自動復帰される各種のスイッチ部の構造
を利用すればよい。さらに、ジョイスティック6の傾動
操作により単一のスイッチ部を操作する構造を示してい
るが、複数のスイッチ部を同時に操作する構造であって
もよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明の多方向スイッチ
におけるジョイスティック支持構造によれば、ジョイス
ティックは、多方向スイッチの本体側に一端部を中心と
して揺動自在に支持された支柱部と、該支柱部の他端側
に張り出し状に設けられると共に、カバーパネルの挿通
孔周縁部の内面側に設けられた周方向に連続する円形の
突条のみに、揺動時に、その周方向全周にわたって摺動
自在に当接される球面を有する摺接球体部と、前記球面
側に突設されると共に、前記挿通孔より突出状とされた
操作部とからなり、ジョイスティックの摺接球体部の支
柱部側外周部が、周方向に離隔する少なくとも3箇所
で、スイッチ部の弾性復元力により中立位置に復帰すべ
く、前記摺接球体部の支柱部側外周部と各スイッチ部と
の間に、各スイッチ部の弾性復元方向に往復移動自在に
支持されると共に、前記各スイッチ部の弾性復元力によ
りそれぞれ前記支柱部側外周部方向に付勢状に支持され
た連動杆がそれぞれ備えられ、各連動杆を介して各スイ
ッチ部の弾性復元力により前記摺接球体部の球面が前記
突条に押し当てられてなるものであり、従来のようなコ
イルバネや板バネ等のジョイスティックを中立位置へ復
帰させるための特別の部品が不要となると共に、ジョイ
スティックの支点を確実に定める必要もなく、部品点数
の削減が図れると共に構造の簡素化が図れる。また、こ
のことから、コスト低減、省スペース化、生産性向上が
図れる。さらに、カバーパネルの挿通孔が摺動自在に当
接する摺接球体部の球面により常に覆われた構造であ
り、スイッチ内部を隠す部品が不要であると共に、スイ
ッチ内部へのゴミ等の侵入も有効に防止できるという利
点がある。そして、ジョイスティックにおける球面が、
各連動杆を介して各スイッチ部の弾性復元力によりカバ
ーパネルの突条に押し当てられているため、ジョイステ
ィックのぐらつきも有効に防止できる。また、ジョイス
ティックの傾動操作に際して、カバーパネル側とは摺接
球体部の球面とカバーパネルの突条とが摺動自在に当接
しているだけであり、いわゆる線接触状態の相互摺動と
なり、傾動操作における摩擦抵抗が少なく、良好な操作
フィーリングが得られる。そして、ジョイスティックの
中立位置復帰に際して、摺接球体部の球面とカバーパ
ネルの突条と線接触状態の相互摺動となり、ジョイス
ティックの中立位置復帰における負荷が少なく、円滑に
中立復帰がなされる利点もある。さらに、各接点スイッ
チ部の操作に際して、傾動操作されるジョイスティック
で直接、各接点スイッチ部を押動操作する方式でなく、
各接点スイッチ部の弾性復元方向に往復移動自在に支持
された連動杆を介して各接点スイッチ部を押動操作する
方式であり、各接点スイッチ部に対する押し方向がその
弾性変形方向に沿って安定して得られ、この点からも
作フィーリングの向上が図れると共にスイッチ操作の確
実性が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部断面図である。
【図2】同カバーパネルを省略した平面図である。
【符号の説明】
1 多方向スイッチ 2 プリント配線基板 2a 接点 3 ゴム接点スイッチシート 3a 接点スイッチ部 3b 接点 4 ガイド板 5 カバーパネル 5a 挿通孔 5b 突条 6 ジョイスティック 6a 支柱部 6b 摺接球体部 6c 操作部 6d 平坦面 6e 球面 8 連動杆

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーパネルの挿通孔より突出状とされ
    ると共に中立位置に復帰自在に支持されたジョイスティ
    ックの傾動操作により、複数のスイッチ部が選択的に操
    作自在とされた多方向スイッチにおけるジョイスティッ
    ク支持構造において、 前記ジョイスティックは、多方向スイッチの本体側に一
    端部を中心として揺動自在に支持された支柱部と、該支
    柱部の他端側に張り出し状に設けられると共に、前記カ
    バーパネルの挿通孔周縁部の内面側に設けられた周方向
    に連続する円形の突条のみに、前記揺動時に、その周方
    向全周にわたって摺動自在に当接される球面を有する摺
    接球体部と、前記球面側に突設されると共に、前記挿通
    孔より突出状とされた操作部とからなり、 前記ジョイスティックの摺接球体部の支柱部側外周部
    が、周方向に離隔する少なくとも3箇所で、前記スイッ
    チ部の弾性復元力により中立位置に復帰すべく、前記摺
    接球体部の支柱部側外周部と各スイッチ部との間に、各
    スイッチ部の弾性復元方向に往復移動自在に支持される
    と共に、前記各スイッチ部の弾性復元力によりそれぞれ
    前記支柱部側外周部方向に付勢状に支持された連動杆が
    それぞれ備えられ、各連動杆を介して各スイッチ部の弾
    性復元力により前記摺接球体部の球面が前記突条に押し
    当てられてなることを特徴とする多方向スイッチにおけ
    るジョイスティック支持構造。
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