JP3052505U - ゴルフクラブ - Google Patents
ゴルフクラブInfo
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- JP3052505U JP3052505U JP1998001713U JP171398U JP3052505U JP 3052505 U JP3052505 U JP 3052505U JP 1998001713 U JP1998001713 U JP 1998001713U JP 171398 U JP171398 U JP 171398U JP 3052505 U JP3052505 U JP 3052505U
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- JP
- Japan
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- shaft
- golf club
- layer
- shaft body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 振動を止めて静電気の発生を防止し、かつ親
近感のある木質外観を有し、よい機械性質を有するゴル
フクラブを提供する。 【解決手段】 シャフト12はテーパ状の細長いシャフ
ト本体を有し、そのシャフト本体はグリップ14を設け
るための大径端13、およびヘッド18と連結するため
の小径端16がある。木質層はシャフト本体の外周を包
覆してシャフト12に木質の外層および外形があるよう
にし、その木質層はゴルフクラブ10に振動止めおよび
正電気防止の作用があるようにし、かつゴルフクラブ1
0の外観を木質の感じがあるようにする。
近感のある木質外観を有し、よい機械性質を有するゴル
フクラブを提供する。 【解決手段】 シャフト12はテーパ状の細長いシャフ
ト本体を有し、そのシャフト本体はグリップ14を設け
るための大径端13、およびヘッド18と連結するため
の小径端16がある。木質層はシャフト本体の外周を包
覆してシャフト12に木質の外層および外形があるよう
にし、その木質層はゴルフクラブ10に振動止めおよび
正電気防止の作用があるようにし、かつゴルフクラブ1
0の外観を木質の感じがあるようにする。
Description
【0001】
本考案は、ゴルフクラブに関し、特に木質の外観を有し、それによって機械的 性質が増進するゴルフクラブに関する。
【0002】
ゴルフクラブでボールを打った場合、そのシャフトは大きな力を受けるので、 ゴルフクラブは湾曲性と剛性とを兼ねた材質で作られなければならない。従来の ゴルフクラブは金属で作られていたが、最近では軽い繊維材料、例えば炭素繊維 、ホウ素繊維等の複合材料が取って代わり、これらの複合材料が1つの傾向にな っている。
【0003】
しかしながら、現在のゴルフクラブのシャフトは、いかなる材料によって製作 されてもその機能に特徴があり、その材料特有の欠点がある。 その一つは、球を打つ瞬間に大きな衝撃を受けて振動波が発生するので、ゴル フクラブ製造者はそのゴルフクラブの吸振機能を増進させるよう努力している。
【0004】 さらに、現在のゴルフクラブは金属または複合材料から製造されているので、 シャフトは金属または複合材料自身の硬い感覚を表し、使用者の視覚および触感 に影響を与えている。 また、複合材料製シャフトは繊維材料と樹脂とを混合して製作されており、こ れら材料は摩擦等によって静電気が発生するので、使用時は摩擦、曲げまたは風 を切ることによってシャフトの外周に静電気が発生する。
【0005】 したがって、本考案の主な目的は、振動を止める作用のある木質外観を有し、 よりよい機械的性質を有するゴルフクラブを提供することにある。 本考案の別の目的は、高い機械的性質を維持しながら親近感のある外形感覚の 木質外観を有するゴルフクラブを提供することにある。 本考案のさらに別の目的は、静電気の発生を防止する木質外観を有し、よりよ い機械的性質を有するゴルフクラブを提供することにある。
【0006】
前記の課題を解決するための本考案の手段によると、木材の外観をもち、なら びによりよい機械的性質を有するゴルフクラブであり、シャフトはテーパ状の細 長いシャフト本体を有し、そのシャフト本体はグリップを設けるための大径端、 およびヘッドと連結するための小径端がある。木質層はシャフト本体の外周を包 覆してシャフトに木質の外層および外形があるようにし、その木質層はゴルフク ラブに振動止めおよび正電気防止の作用があるようにし、かつゴルフクラブの外 観を木質の感じがあるようにする。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例) まず、図1および図2に本考案の第1実施例を示し、この第1実施例のゴルフ クラブ10のシャフト12はテーパ状の細長い棒であり、その大径端13はグリ ップ14の設置に使われ、小径端16はヘッド18との連結に使われる。図3に 示すように、シャフト12はテーパ状の細長い棒状のシャフト本体20を含み、 それは炭素繊維の板から作られる。その特徴として、木質層22を含み、その木 材層22は木質の薄い板をシャフト本体20の外周に貼付けたものであり、それ によってシャフト12の外周には管状の木質のものが形成される。透明なガラス 繊維層25は、ガラス繊維の薄い膜を木質層22の外周に包覆して作られ、その ガラス繊維層25の主な作用は木質層22が傷付かないように保護することであ るが、それは必ずしも必要なものではない。
【0008】 第1実施例では、シャフト12の小径端16のヘッド18と連結する連結部材 161の外、図2に示すように、木質層22はシャフト本体20のすべての外周 面を包覆しており、そのためにシャフト12全体が木質の形態に形成されている 。 (第2実施例) 図4に本考案の第2実施例を示す。第2実施例は図1に示す第1実施例と違い 、木質層22は全体の形態であるが、シャフト本体20の一部の外周面しか包覆 しておらず、図4に示すのはシャフト12の中段および小径端16が包覆されて おり、かつ小径端16のヘッド18と連結する部分にも木質層が包覆されている 。その木質層22に包覆されていないシャフト本体20は外に露出している。木 質層22の外周はガラス繊維層25に包覆されてもよいので、本実施例において 、木質層とガラス繊維層とに包覆されているシャフト12の断面形状は図3に示 す第1実施例と同じである。シャフト本体20の外に露出しているものは、ガラ ス繊維層に包覆されても包覆されなくてもよい。
【0009】 木質層22およびガラス繊維層25の厚みは小さいため、その木質層22およ びガラス繊維層25に包覆されたものと包覆されていないものの厚みには明らか な違いがない。 (第3実施例) 図5および図6に本考案の第3実施例を示す。第3実施例と図4に示す第2実 施例との違いは、繊維の編織管28をさらに含み、その編織管28はシャフト本 体20の木質層22に包覆されていない個所に設けられ、その編織管28は繊維 束から編織された管形のものであって異方向排列の繊維束があり、その組織構造 は織板から作られたシャフト本体20と異なり、シャフトの強化に使われる点で ある。編織管28の外周は同じくガラス繊維層に包覆されても包覆されなくても よい。
【0010】 (第4実施例) 図7に本考案の第4実施例を示す。第4実施例と図2に示す第1実施例との差 異は、ヘッドを連結するシャフト12の連結個所の小径端16にも小径端の強度 を増強するための編織管28が取付けられる点である。 (第5実施例) 図8に本考案の第5実施例を示す。この第5実施例の木質層22には、互いに 連接していない2段の木質段24があり、その2段の木質段24はそれぞれシャ フト12の大径端13と小径端16とを包覆している。木質層の外周は同じくガ ラス繊維層15で包覆してもよいが、そのガラス繊維層は2段の木質段24と同 数のガラス繊維段があり、その2段のガラス繊維段はそれぞれ2段の木質段24 の外周を包覆している。木質層22に包覆されていないシャフト本体20には繊 維束編織管28を取付けてもよい。
【0011】 製造においては、まずその編織管をシャフト本体全体の外周に重ねて取付け、 さらに編織管の外周に木質層およびガラス繊維層を設置する。 (第6実施例) 図9に本考案の第6実施例を示す。この第6実施例の構造は、概して図8に示 す第5実施例と同じであり、その構造が同じ個所は説明を省く。差異のある個所 は、木質層22は3段の連接していない木質段24があり、それらはそれぞれシ ャフト20の大、小径端13、16および中段個所を包覆している点である。そ れら木質段24の間にあるシャフト本体は、外に露出しているか、または繊維束 の編織管に包覆されてもよい。
【0012】 (第7実施例) 図10に本考案の第7実施例を示す。この第7実施例は、概して図6に示す第 3実施例と同じであるが、その差異はシャフト本体20上の繊維編織管28が取 付けられている個所には他に薄いゴム管30が取付けられており、そのゴム管3 0はシャフト本体20と編織管28との間に介在して木質層を取付けていない個 所の吸震作用に使われる。
【0013】 以上のように、本実施例は次のような効果が得られる。 (1) シャフト12の外周はシャフト本体20の材質と違う木質層22により包 覆され、材質自体からいえば、木質層は吸震作用があり、構造からいえば、シャ フトは密度の違うシャフト本体20および木質層22があってその二者20、2 2は異なる伝導率であるので、震動波を解消する作用があり、そのためにゴルフ クラブでボールを打った場合、シャフト本体に作用する震動波がその木質層に吸 収および解消され、最もよい減震効果を得ることができ、ゴルフクラブの打球の 威力および快適さを増すことができる。
【0014】 (2) このゴルフクラブは炭素繊維から作られ、必要とする強度をもっているの で、組織や強度を維持する前提において、そのゴルフクラブは木質の外形をもっ ており、我々に親しみさと柔らかい質感を与えることができ、よりよい視覚およ び触感を与え、従来のゴルフクラブがもつ硬い印象を変えてくれる。 (3) ゴルフクラブの外周は木質層に包覆され、木質層は静電気が発生しないの で、シャフトの外部の静電気の発生を防ぐことができる。シャフトの外側を包覆 しているガラス繊維層も静電気が発生しない。
【図1】本考案の第1実施例によるゴルフクラブを示す
立体図である。
立体図である。
【図2】本考案の第1実施例によるシャフトを示す立体
図である。
図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】本考案の第2実施例によるゴルフクラブを示す
立体図である。
立体図である。
【図5】本考案の第3実施例によるゴルフクラブを示す
立体図である。
立体図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】本考案の第4実施例によるシャフトを示す立体
図である。
図である。
【図8】本考案の第5実施例によるゴルフクラブを示す
立体図である。
立体図である。
【図9】本考案の第6実施例によるゴルフクラブを示す
立体図である。
立体図である。
【図10】本考案の第7実施例によるシャフトを示す断
面図である。
面図である。
10 ゴルフクラブ 12 シャフト 13 大径端 14 グリップ 16 小径端 18 ヘッド 20 シャフト本体 22 木質層 24 木質段 25 ガラス繊維層 26 ガラス繊維段 28 編織管 30 ゴム管
Claims (12)
- 【請求項1】 グリップと、ヘッドと、シャフトとを備
え、 前記シャフトは、テーパ状の細長い棒状のシャフト本体
を有し、そのシャフト本体は剛性および湾曲性のある材
料から製作されて大径端および小径端が設けられ、前記
大径端に前記グリップが設置され、前記小径端に前記ヘ
ッドが連結され、さらに前記シャフト本体の外周を木質
層が被覆して木質の外層および外形を形成し、前記木質
層は機械的性質を高める作用を有し、 木質の外観を有してその木質によってよい機械的性質を
有することを特徴とするゴルフクラブ。 - 【請求項2】 前記木質層は、前記シャフト本体のすべ
ての外周面を被覆することを特徴とする請求項1記載の
ゴルフクラブ。 - 【請求項3】 前記木質層は、前記シャフト本体の一部
の外周面を被覆することを特徴とする請求項1記載のゴ
ルフクラブ。 - 【請求項4】 前記木質層は、複数段の連接しない木質
段を有し、その木質段は前記シャフト本体を被覆し、前
記シャフト本体の前記木質段に被覆されていない個所の
外側は露出することを特徴とする請求項1記載のゴルフ
クラブ。 - 【請求項5】 前記木質層は、木質の薄い板が前記シャ
フト本体に覆い貼られて設けられることを特徴とする請
求項1記載のゴルフクラブ。 - 【請求項6】 前記小径端の前記ヘッドとの連結個所
は、前記木質層に被覆されないことを特徴とする請求項
1記載のゴルフクラブ。 - 【請求項7】 前記シャフトは、ガラス繊維層を有し、
そのガラス繊維層は最も外側に設けられて前記木質層お
よび前記シャフト本体を被覆することを特徴とする請求
項1から4のいずれか一項記載のゴルフクラブ。 - 【請求項8】 前記シャフトは、ガラス繊維層を有し、
そのガラス繊維層は前記木質段と同数であるガラス繊維
段を有し、そのガラス繊維段は前記木質段の外周を被覆
することを特徴とする請求項4記載のゴルフクラブ。 - 【請求項9】 前記シャフトは、繊維束編織管を有し、
その繊維束編織管は前記シャフト本体の前記木質層に被
覆されていない個所に取付けられることを特徴とする請
求項3または4記載のゴルフクラブ。 - 【請求項10】 前記シャフトは、繊維束編織管を有
し、その繊維束編織管は前記シャフト本体と前記木質層
との間に設けられることを特徴とする請求項1記載のゴ
ルフクラブ。 - 【請求項11】 前記小径端の前記ヘッドとの連結個所
に繊維束編織管が設けられることを特徴とする請求項6
記載のゴルフクラブ。 - 【請求項12】 前記シャフトは、ゴム管を有し、その
ゴム管は前記シャフト本体に取付けられて前記繊維束編
織管と前記シャフト本体との間に位置することを特徴と
する請求項9、10または11記載のゴルフクラブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998001713U JP3052505U (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | ゴルフクラブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998001713U JP3052505U (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | ゴルフクラブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3052505U true JP3052505U (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=43186622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998001713U Expired - Lifetime JP3052505U (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | ゴルフクラブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052505U (ja) |
-
1998
- 1998-03-23 JP JP1998001713U patent/JP3052505U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |