JP3052457B2 - 振動緩衝装置 - Google Patents

振動緩衝装置

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JP3052457B2 JP19310491A JP19310491A JP3052457B2 JP 3052457 B2 JP3052457 B2 JP 3052457B2 JP 19310491 A JP19310491 A JP 19310491A JP 19310491 A JP19310491 A JP 19310491A JP 3052457 B2 JP3052457 B2 JP 3052457B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用オーデイ オ機器、
特にコンパクトデイ スク(CD)装置等の振動緩衝装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CDを使用した車載用オーデイ オ
機器が多く用いられており、その耐振性、と小型化が要
請されている。かかる機器に用いられる振動緩衝装置の
一従来例について以下説明する。図4は従来の振動緩衝
装置の構成を示す。この図において、1は弾性材料で出
来た容器で、2はこの容器1に封止されたシリコン系の
オイルであり、3はこのオイル2の中で動く撹拌棒であ
る。4はこの撹拌棒3の負荷となるサブシャーシであ
り、5は前記撹拌棒3とサブシャーシを接続するピンで
ある。6はブランケットであり、7はメインシャーシで
あり、容器1はメインシャーシ7にブランケット6によ
り固定されている。8はバネであり、サブシャーシ4は
このバネ8によりメインシャーシ7に吊り下げられてい
る。
【0003】以上のように構成された振動緩衝装置につ
いて説明する。図5Aに示すものは上述した従来の振動
緩衝装置の動作を説明するためのダンパ特性図である、
図5Bはこの振動緩衝装置の振動モデルである。図5B
において、mは質量、kはバネ常数、cは粘性係数であ
る。これに対して車載用のCD装置に上述したような振
動緩衝装置を用いない時の各周波数での再生音が途切れ
た瞬間の加速度の特性は図6に示すように、一般的に低
周波数域にて高加速度に耐え、周波数が上がると悪化す
る傾向を持つ。特に直径12cmのCD装置に於いては
約100Hz付近に共振点があり、この近傍の周波数で
は極端に耐振動特性が悪くなる。上述した振動緩衝装置
はこのような耐振動特性の改善に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の従
来振動緩衝装置の構成では、前記バネ定数kと粘性係数
cが固定されているため、CD装置の共振点を避けるた
めに振動緩衝装置自体の共振点を10〜20Hz程度の
低周波にしなければならない。このようにすると図7に
示すように、上述したCD装置の共振点における耐振動
特性は確かに改善されるが、低周波域における耐振動特
性は劣化するという問題点があった。更にこのような低
周波における耐振動特性の劣化のため、前記振動緩衝装
置の振動量は共振点が10〜20Hz程度の低周波であ
るためにこの共振点で通常の場合の2ー3倍という大き
な倍率を持ってしまう。この分を見込んでこの振動のた
めに、3ー4mmの余分な空間をサブシャーシ4の周辺
に必要であるという問題点も併せて持っていた。
【0005】本発明は前記従来の問題点を解決するもの
で、前記振動緩衝装置の共振を避けることが出来、振動
緩衝装置のための余分な空間を極めて小さく出来る振動
緩衝装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、振動緩衝装置に、弾性材料で作られた容
器と、この容器に密封される磁性ダンピング媒体と、
ンピングを受ける光ディスク装置と、この光ディスク装
置と前記磁性ダンピング媒体との間に連結され前記光デ
ィスク装置の振動を減衰させる撹拌棒と、前記磁性ダン
ピング媒体に隣接して設けられ電流が導通されるコイル
と、前記光ディスク装置のトラッキングエラー信号とフ
ォーカスエラー信号とを加算してその高周波信号を取り
出す検出手段と、前記高周波信号のレベルが基準値に対
して高いか低いかを判定する比較器と、この比較器の出
力に基づいてコイル電流を変化させることにより前記
性ダンピング媒体の粘度を変化させる制御手段と、を備
えたことを要旨とする。
【0007】
【作用】この構成によって、本発明の振動緩衝装置は磁
性流体の粘性係数を振動周波数に応じて前記磁性ダンピ
ング媒体のバネ定数k及び粘性係数cを変えるよう前記
制御手段により制御を行う。即ち、低周波の領域におい
ては前記磁性ダンピング媒体を固体の状態に近い粘性係
数にして振動緩衝装置本来の共振状態を避ける。一方、
被緩衝機器の共振点近傍においては前記制御手段によ
り、適当なバネ定数k及び粘性係数cを選ぶことにより
この共振点を避ける。このようにして振動緩衝装置、被
緩衝機器の共振の双方を避けることが出来、上述した振
動のための余分な空間を極めて小さくすることが出来
る。
【0008】
【実施例】以下本発明の振動緩衝装置を被緩衝機器とし
てCD装置に適用した一実施例について図面を参照しな
がら説明する。図1において、11は弾性材料で出来た
容器、12はこの容器11に密封されたダンピング媒体
としての磁性流体である。13はCD装置と磁性流体1
2との間に介装され、この磁性流体12の中で動くこと
によってCD装置の振動を減衰させる撹拌棒である。1
4はこの撹拌棒13にCD装置側から負荷を入力するサ
ブシャーシであり、15は撹拌棒13とサブシャーシ1
4を接続するピンである。16は電流が導通されるコイ
ルであり、磁性流体12に隣接する位置、すなわち磁性
流体12が密封された容器11の壁内に埋め込まれて設
けてある。17は容器11を支えるブラケットであり、
18はメインシャーシである。容器11はメインシャー
シ18にブランケット17により固定されている。19
はバネであり、サブシャーシ14はこのバネ19により
メインシャーシ18に吊り下げられている。20aはコ
イル16の電源端子,20bはコイル16の信号入力端
子であり、21はCD装置からのトラッキングエラー信
号TEとフォーカスエラー信号FEとを加算処理して高
周波成分を取り出すHPF(ハイパスフィルタ)、22
はHPF出力を基準値と比較して信号のレベルが基準値
に対して高いか低いかを判定するレベル比較器、23は
比較器の出力に基づいてコイル電流をオン、オフさせる
スイッチング回路である。そして、HPF21、レベル
比較器22およびスイッチング回路23によりコイル1
6をながれる電流を制御する制御回路を構成する。
お、トラッキングエラー信号とはトラッキングのエラー
量に比例して出力される信号であり、フォーカスエラー
信号とはフォーカスのエラー量に比例して出力される信
号である。
【0009】かかる構成を有する振動緩衝装置の動作に
ついて以下説明する。まずCD装置からトラッキングエ
ラー信号TEとフォーカスエラー信号FEとがHPF2
1に入力されHPF21はこれらの信号を加算する。こ
の加算信号は、その中の高周波成分のみを取り出すため
にHPF21を通り、次にその信号の大きさをレベル比
較器22にて比較する。
【0010】このレベル比較器22の出力信号をスイッ
チング回路23に供給して、CD装置にかかる振動加速
度が大きく、且つ、所定レベル以上であると、このスイ
ッチング回路23が動作してコイルの通電を停止する。
このとき磁性流体12は固定に近い状態(メカニカルロ
ック状態)を解除する。但し、本実施例では通常はロッ
ク状態としている。なおこの場合スイッチング回路23
が動作してコイルの通電を直接制御しているがアンプを
使用して電流を制御しても良い。このような制御をした
場合の振動緩衝装置の伝達特性は図2に示すようにな
る。図2において全周波数域で無通電状態の場合は破線
の状態である。しかし、上述したように通常時にはコイ
ル16は通電状態で振動緩衝装置はメカニカルロック状
態となっており、所定周波数にてこのメカニカルロック
状態が解除されるため、実際の振動緩衝装置の伝達特性
は実線に示すようになる。即ち、振動緩衝装置のロック
状態では、CD装置自体の耐振特性、ロックが解除され
た時には前記振動緩衝装置によってサブシャーシ14に
伝わる振動が減衰された後の特性となる。
【0011】図3はこの実施例によるダンパ装置の耐振
特性で図6と図7の特性を合成したものとなる。上述し
たことから明らかなように、本実施例による振動緩衝装
置によれば振動緩衝装置自体、およびCD装置の共振の
双方を避けることが出来る。それとともに振動が少なく
なるため、振動のための余分な空間を極めて小さく出来
る点で優れた効果が得られる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の振動緩衝
装置は、弾性材料にて作られた容器と、この容器に密封
される磁性ダンピング媒体と、この磁性ダンピング媒体
中を動く撹拌棒と、この磁性ダンピング媒体に隣接して
設けたコイルと、このコイル電流を制御する制御手段を
設けることにより磁性ダンピング媒体の粘度を変化させ
るため、振動緩衝装置、CD装置の共振の双方を避ける
ことが出来、振動量の小さい振動緩衝装置を実現出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動緩衝装置の一実施例を説明するた
めの構成図
【図2】前記実施例の動作を説明するためのダンパ特性
【図3】前記実施例の動作を説明するための耐振特性図
【図4】従来の振動緩衝装置の一例を説明するための構
成図
【図5】(A) 従来の振動緩衝装置の動作を説明する
ためのダンパ特性図 (B) 振動緩衝装置の振動モデルの図
【図6】振動緩衝装置のないCD装置の動作を説明する
ための耐振特性図
【図7】従来の振動緩衝装置の動作を説明するための耐
振特性図
【符号の説明】
1 従来の容器 2 シリコン系のオイル 3 撹拌棒 4 サブシャーシ 5 ピン 6 ブランケット 7 メインシャーシ 8 バネ 11 容器 12 磁性流体 13 撹拌棒 14 サブシャーシ 15 ピン 16 コイル 17 ブランケット 18 メインシャーシ 19 バネ 21 HPF 22 レベル比較器 23 スイッチング回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/02 - 15/08 F16F 13/00 - 13/02 F16F 9/53 G11B 33/02 G11B 33/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材料で作られた容器と、この容器に
    密封される磁性ダンピング媒体と、ダンピングを受ける
    光ディスク装置と、この光ディスク装置と前記磁性ダン
    ピング媒体との間に連結され前記光ディスク装置の振動
    を減衰させる撹拌棒と、前記磁性ダンピング媒体に隣接
    して設けられ電流が導通されるコイルと、前記光ディス
    ク装置のトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信
    号とを加算してその高周波信号を取り出す検出手段と、
    前記高周波信号のレベルが基準値に対して高いか低いか
    を判定する比較器と、この比較器の出力に基づいてコイ
    ル電流を変化させることにより前記磁性ダンピング媒体
    の粘度を変化させる制御手段と、を備えた振動緩衝装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記比較器の出力に基
    づいてコイル電流を変化させることにより前記磁性ダン
    ピング媒体の粘度を変化させるアンプ回路であることを
    特徴とする請求項1記載の振動緩衝装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記比較器の出力に基
    づいてコイル電流を変化させることにより前記磁性ダン
    ピング媒体の粘度を変化させるスイッチング回路である
    ことを特徴とする請求項1記載の振動緩衝装置。
  4. 【請求項4】 前記磁性ダンピング媒体は磁性流体であ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の振動緩
    衝装置。
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