JPH06150532A - 光ディスクの制振装置 - Google Patents

光ディスクの制振装置

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Publication number
JPH06150532A
JPH06150532A JP4316627A JP31662792A JPH06150532A JP H06150532 A JPH06150532 A JP H06150532A JP 4316627 A JP4316627 A JP 4316627A JP 31662792 A JP31662792 A JP 31662792A JP H06150532 A JPH06150532 A JP H06150532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
disk
optical disk
spring body
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4316627A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenori Daimaru
重徳 大丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP4316627A priority Critical patent/JPH06150532A/ja
Publication of JPH06150532A publication Critical patent/JPH06150532A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載用CDプレーヤにおいてコンパクトディ
スクの共振に基づく音飛びを防止する。 【構成】 テーブル12上に載せられて回転駆動される
コンパクトディスク14のクランプ20に対し、ディス
ク14の共振周波数と対応する共振周波数を有するばね
体22及び重錘26をディスククランプ20がばね体2
2を介して重錘26を支持する状態で設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はCDプレーヤ等光ディ
スク装置における光ディスクの制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】CDプ
レーヤは、回転テーブル上に載せた光ディスクの記録面
上に光ピックアップからレーザ光をレンズを通して照射
し、その反射光に基づいて情報を読み取るようになって
いる。
【0003】このCDプレーヤを車両等に搭載した場
合、車両等の振動がCDプレーヤの本体ユニットに伝達
されて音飛びを生ずるのを防止すべく、従来その本体ユ
ニットと支持部材(フレーム)との間に粘性流体封入ダ
ンパーを介在させることが行なわれている。
【0004】図3はその一例を示している。図中100
はCDプレーヤの本体ユニットで、メカデッキ104に
ディスクモータ106,光ピックアップ108,クラン
プアーム110及びこれと一体のディスククランプ11
2が設けられ、テーブル114上に載せられた光ディス
ク116がクランプ112によるクランプ状態の下でモ
ータ106により回転駆動され、その記録面上の情報が
光ピックアップ108により読み取られるようになって
いる。
【0005】この本体ユニット100は金属スプリング
118を介して支持部材(フレーム)102により弾性
支持されており、またかかる本体ユニット100と支持
部材102との間には上記粘性流体封入ダンパー120
が介装されている。この粘性流体封入ダンパー120に
おいては、一般に粘度が10,000〜500,000
センチストークス程度のシリコンオイル等の高粘性流体
が用いられている。
【0006】ところで車両等に搭載したCDプレーヤの
場合、光ディスクに加わる加振力によって光ディスクが
面直角方向に振動する問題があり、特に90〜120H
zの高周波領域でかかる光ディスクが共振を起して大き
く振動し、このため光ピックアップ108のレンズの焦
点が合わなくなったりして情報の読み取りができなくな
り、音飛びを起すといった問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、回
転テーブル上に載せられて回転駆動される光ディスクへ
の接触部材に、該光ディスクの共振周波数と対応する共
振周波数を有するばね体及び重錘を該接触部材が該ばね
体を介して該重錘を支持する状態で設けたことにある。
【0008】
【作用及び発明の効果】かかる本発明において、ばね体
と重錘とは動吸振器(ダイナミックダンパー)として作
用するものである。動吸振器自体については従来公知で
あってこれは次のような性質を有している。
【0009】例えば図4(A)のモデル図に示すように
質量Mの被支持体124をばね定数Kのばね122にて
支持した場合、これら被支持体124及びばね122の
系の固有振動数f0は下記式[数1]で与えられる。
【0010】
【数1】
【0011】この質量Mから成る被支持体124に更に
ばね126を介して重錘128を支持した場合、被支持
体124及びばね122からなる系の共振と、ばね12
6及び重錘128からなる系の共振とが互いに干渉し合
い、全体としての共振倍率が低くなる。
【0012】例えばばね126のばね定数をk、重錘1
28の質量をmとしたとき、K/M=k/mとなるよう
にすると、図4(B)に示しているように共振点はf0
の両側に分かれ共振倍率も低下する。
【0013】本発明はばね体及び重錘を光ディスクへの
接触部材がばね体を介して重錘を支持する状態に設け、
且つそのばね体と重錘とからなる系の共振周波数が光デ
ィスクの共振周波数と対応する周波数となるようにそれ
らばね体と重錘のばね定数,質量を設定し、これらばね
体−重錘を上記動吸振器として作用させるように成した
ものである。
【0014】ここで光ディスクの共振周波数と対応する
共振周波数とは、それらの周波数が一致する場合を言
い、少なくともそれらの差が光ディスクの共振周波数の
10%以内の範囲にある場合を言う。尚上記ばね体及び
重錘を設けるべき光ディスクへの接触部材としては、光
ディスクの中心部をクランプするクランプ部材が好適で
ある。
【0015】本発明によれば、前記高周波領域における
光ディスクの共振に基づく振動を有効に抑制することが
でき、これにより光ディスク振動に起因する音飛びを防
止でき、光ディスク装置の耐振性を高めることができ
る。
【0016】
【実施例】次に本発明をCDプレーヤに適用した場合の
実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図1において
10はディスクモータ、12は回転テーブルで、14は
テーブル12上に載せられたコンパクトディスクであ
る。このコンパクトディスク14には中央部に嵌合穴
(15mmφ程度)が形成されており、この嵌合穴16
がテーブル12上に突出する嵌合凸部18に嵌合してい
る。
【0017】20はディスククランプ(大きさ30〜4
5mmφ程度)であって所定の力でディスク14の上面
に押圧され、ディスク14がこれらクランプ20とテー
ブル12とによりサンドイッチ状に挾み込まれ保持され
ている。
【0018】ディスククランプ20には、取付部材24
を介してばね体22が設けられ、このばね体22によっ
て所定質量の重錘26が弾性支持されている。
【0019】これらばね体22及び重錘26は動吸振器
として作用するもので、それらの共振周波数がディスク
14の共振周波数と丁度合致するようにばね定数及び質
量が選ばれている。重錘26の質量は5〜20grの範
囲で選定されている。
【0020】本例においては、ディスク14の共振とば
ね体22及び重錘26からなる系の共振が共振が相互に
干渉し合い、この結果ディスク14の共振が抑制され
る。因に上記ディスククランプ20にそれらばね体22
及び重錘26を設けたときの制振特性が図2に示されて
いる。但し図中Aは入力振動と出力振動との位相差を、
Bは振動の伝達率を示している。また図2の結果は、ば
ね体22としてゴムを、重錘26として質量15grの
ものを用いた場合の結果である。
【0021】図2の結果から、ばね体及び重錘を用いな
い場合には、伝達率曲線Bにおいて約110Hzのとこ
ろでディスク14の共振に基づくピーク(図中点線cで
示すピーク)が現われているのに対し、本例に従ってば
ね体及び重錘を設けた場合、そのピークが2つに分かれ
(ピークd,e)且つその際の伝達率が低くなっている
ことが分かる。即ちばね体及び重錘の系の共振が生じる
ことによってディスク14の共振が抑制され、その結果
振動伝達率が低くなる。
【0022】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は他の光ディスク装置に適
用することも可能であるし、またばね体としてゴムその
他のものの使用が可能であり、更にディスクへの直接接
触部材のみならず間接接触部材にばね体及び重錘を設け
ることも可能であるなど、その主旨を逸脱しない範囲に
おいて、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた形態
で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である制振装置を含むCDプ
レーヤの要部の図である。
【図2】図1における制振装置の効果を示す図である。
【図3】本発明の背景説明のための説明図である。
【図4】本発明の原理説明のために示した比較例図であ
る。
【符号の説明】
10 ディスクモータ 12 回転テーブル 14 光ディスク 20 ディスククランプ 22 ばね体 26 重錘

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転テーブル上に載せられて回転駆動さ
    れる光ディスクへの接触部材に、該光ディスクの共振周
    波数と対応する共振周波数を有するばね体及び重錘を該
    接触部材が該ばね体を介して該重錘を支持する状態で設
    けたことを特徴とする光ディスク装置における光ディス
    クの制振装置。
JP4316627A 1992-10-31 1992-10-31 光ディスクの制振装置 Pending JPH06150532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4316627A JPH06150532A (ja) 1992-10-31 1992-10-31 光ディスクの制振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4316627A JPH06150532A (ja) 1992-10-31 1992-10-31 光ディスクの制振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06150532A true JPH06150532A (ja) 1994-05-31

Family

ID=18079160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4316627A Pending JPH06150532A (ja) 1992-10-31 1992-10-31 光ディスクの制振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06150532A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6614747B2 (en) * 1997-08-22 2003-09-02 Kabushiki Kaisha Kenwood Supporting structure with locking mechanism of floating chassis of disc apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6614747B2 (en) * 1997-08-22 2003-09-02 Kabushiki Kaisha Kenwood Supporting structure with locking mechanism of floating chassis of disc apparatus

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