JP3052453U - マウスパッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マウスを操作する際に載置するマウスパッド
に作業者の手首を乗せるための手首部乗せ台を設けたマ
ウスパッドを提供する。 【構成】 コンピューターの入力操作の一つであるマウ
ス（３）を用いて、このマウス（３）の下に敷いて使用
する板状基板（２）のマウスパッドであって、マウス
（３）を載置する操作面（４）の一部に凸部でなる手首
部乗せ台（５）を板状基材（２）に一体構成したもの。
また、他の実施例として、前記手首部乗せ台（５）を回
動自在な手首部乗せ台５’にしたマウスパッドでなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はマウスパッドの改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

此の種の従来の技術として知られるマウスパッドは、実開平６−５６８３３号 で開示されているように、薄板状の略短形や略丸形が一般的に知られる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来技術の場合は、マウスを載置する操作面と作業者の操 作する手首の置いておく面とが同一面で使用されることになるので、マウス操作 時にマウスを握る指先がマウスの厚さ部分の上面を握ることで手首は常時上部に 向けた力を加えながら、手首を左右に頻繁に動かし且つ指先でマウスのスイッチ に押圧を加えながら操作を繰り返すことで、手首の疲労がたまって作業性の低下 をきたすなどの問題点があった。

【０００４】 そしてまた、作業者の操作する手首の置く位置が不規則で且つ、マウスパッド の操作面は弾性体でゴム質の滑りにくい材質のためティスプレイ上の移動対象、 例えばカーソルを微少に移動させることが難しい等の問題点があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記欠点を解決するために、マウスパッド１のマウス３の操作面４ の端部に位置して作業者の手首６の部分に湾曲状の凸部でなる円形の手首部乗せ 台５を設けて操作指と手首６の落差をなくし且つ、作業者が所望の位置を得るこ とが出来、マウス３の煩雑な操作を容易にした。

【０００６】 また、他の実施例として、上記円形の手首部乗せ台５’を設け、この手首部乗 せ台５’の中心部に主軸５ａを板状基材２’を介在して回動自在に構成し、作業 者の作業性向上を計るようにしている。

【０００７】

【作用】

この考案のマウスパッドは上記のように構成されているので、マウスパッド１ のマウス３の操作面４に設けた手首部乗せ台５を作業者のこのみのテーブル面に 据え置き、マウス３を移動させて操作する際に作業者は手首を手首部乗せ台５に 位置づけし、手首を作動支点に配置して、作業者のマウス３の握り手部のみ動か すことで、素早くマウス３の作動とスイッチ操作が出来るなどで、操作性の向上 を計っている。

【０００８】 また、他の実施例で示すように作業者の手首を回動自在の手首部乗せ台５’に 配置することで作業者は手首部乗せ台５’に置いた状態で作業者の手首をスライ ドすることなく、手首部乗せ台５’と一体的に回動させてマウス３の操作を行う ようにしている。

【０００９】

【実施例】

本考案の実施例について、図面を参照にして説明すると、図１及び図２は第１ 実施例の図面で、マウスパッド１は基本的には従来のマウスパッドで、合成ゴム 塩化ビニール樹脂、アクリル系合成樹脂等のある程度厚み、弾力を有する板状の もの、また、マウス３を移動させる際にマウス３に内蔵される「マウスボール」 との間に摩擦力を付与して、「マウスボール」の回転をスムーズにするために表 面に布などの摩擦部材を貼り着けたもので、形状的には非短形体でコンパクトに 造られる。

【００１０】 次に、上記マウスパッド１はマウス３の操作移動領域に近い板状基板２の端部 に凸状の手首部乗せ台５を操作面４のフラット部に一体的構成する。

【００１１】 そして、上記手首部乗せ台５には、作業者の手首が乗せられるためのもので、 手首に違和感を与えない不織布などを貼り着けてマウス３の移動領域と区別して もよい。

【００１２】 そして、上記手首部乗せ台５は、図２で示すように凸状で彎曲で厚みがあるこ とでおのずから手首の支点となってスライドする移動領域のスペースをきめてい るが、これは、ディスプレイ上の移動するカーソルの移動量の範中に設定される ことが望ましい。

【００１３】 次に、他の実施例のマウスパッド１を図３、図４に示しているが、板状基材２ ’の操作面４’の端部に位置して、凸状で彎曲面でなる回転自在の手首部乗せ台 ５’が架設されている。

【００１４】 そして、本考案での他の実施例として、回動自在な手首部乗せ台５’の構成は 、まず板状基板２’の手首部乗せ台５’の架設部をやや盛り上げて主軸５ａが貫 通して回動する孔が開口されて、この孔には主軸５ａが自在に回動するための金 属製のハトメ５ｂがカシメられて、耐摩耗性をよくしている。

【００１５】 次に、これらの主軸５ａはハトメ５ｂを貫通して手首部乗せ台５’の中央に圧 入されて同時回動されるが、手首部乗せ台５’の手首との接触面はスベリ止めの ストッパー５ｆを放射状に凸設して、手首部乗せ台５’と一体構成し、回転自在 に手首で軽く作動出来るように構成している。

【００１６】 また、上記回転自在な手首部乗せ台５’は回転耐久をあげ、回転力を弱めて操 作性をよくするために、な手首部乗せ台５’の底部にスリープ座５ｅを係合させ 且つ、板状基板２’には、スリープ座Ａ５ｄと主軸座５ｃとを介在させることが 望ましい。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成、作用するもので次の優れた効果を奏する。 第１実施例においては図１及び図２で述べるように、コンピューター本体に接続 して、コンピューターを操作するために使用する「マウス」の操作用のマウスパ ッドは作業者の手首を乗せてこの手首を支点としてマウスの握り部の手をスムー ズに動かすことで長時間「マウス」の操作をおこなっても作業性の低下をきたす ことのないマウスパッドを提供出来る。

【００１８】 更に、他の実施例である図３、図４に示す回動自在な手首部乗せ台５’によっ て作業者の手首をスムーズに移動させて操作出来ることで作業性の低下をきたす ことのないマウスパッドを提供出来る。

【００１９】 一方、本考案でのマウスパッドは、狭い作業スペースしかない場合においても 作業者の手首の乗せる位置がきまることで、適宜の寸法、形状に裁断された板状 基材から出来ていることで、作業スペース有効利用、意匠的な利用も図れ、極め て有用なマウスパッドを提供出来る。

【００２０】 更に、手首が常に正位置とセッティングされていることで、マウスの操作面が 塵埃などが付着してマウスボールの回転を低下したりマウスに支障をきたすこと のないマウスパッドを提供出来る。

【００２１】 また、手首部乗せ台が汚れた場合は、容易に洗剤でふきとって常時清潔なマウ スパッドを提供出来る。

【００２２】 更には、作業時間が長時間に渡って手首や握り手が疲労して操作性が低下した 場合は凸状で彎曲でなる手首部乗せ台に手の平を押圧したり、手首を押圧してツ ボを刺激することの出来るマウスパッドを提供出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１実施例のマウスパッドの使用状態を
示す全体図である。

【図２】本考案の側面を示す図である。

【図３】本考案の他の実施例に係る全体図である。

【図４】本考案の図３に係るＡ−Ａ断面での拡大図であ
る。

【符号の説明】

１．１’． マウスパッド ２．２’． 板状基材 ３． マウス ４．４’． 操作面 ５．５’． 手首部乗せ台 ５ａ． 主軸 ５ｂ． ハトメ ５ｃ． 主軸座 ５ｄ． スリープ座Ａ ５ｅ． スリープ座 ５ｆ． ストッパー

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンピューターの入力操作の一つであ
   るマウス（３）を用いてこのマウス（３）の下に敷いて
   使用する板状基板（２）のマウスパッドにおいて、マウ
   ス（３）を載置する操作面（４）の一部に凸部でなる手
   首部乗せ台（５）を板状基材（２）に一体構成したこと
   を特徴とするマウスパッド。
2. 【請求項２】 上記手首乗せ台（５）を回動自在でな
   る手首部乗せ台（５’）にしたことを特徴とする請求項
   １記載のマウスパッド。