JP3052373U - 排水口フィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水口に溜まるゴミや髪の毛等を簡単、衛生
的に設置及び排除でき、排水管への詰まりを防止すると
ともに環境衛生に貢献する。 【解決手段】 耐久性に優れた厚手の紙又は、プラスチ
ック紙からなる排水口フィルター（Ａ）は、排水用の穴
（Ｂ）と中央部に設置及び排除を簡単に行なうための設
置及び排除用取っ手（Ｃ）並びに、水流によるズレを防
ぐための切り込み（Ｆ）とを有する。排水口フィルター
（Ａ）より、排水口に溜まるゴミや髪の毛等を捕獲す
る。また、排水口フィルター（Ａ−１）と止め具（Ｄ）
を有する事により、確実に課題をクリアーする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、洗面所又は台所及びフロ場等の排水口（２）からゴミや髪の毛等が 配水管（３）へ流れ込むのを防止するはい排水口フィルターに係るものであり、 詳しくは排水口フィルター（Ａ）並びに設置及び排除用取っ手（Ｃ）と排水口か らズレを防止する切り込み（Ｆ）及び専用止め具（Ｄ）に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種のフィルターは、設置工事された時点からある程度大きな物が流れ 込まない様な図１０に示す、営時設置型の排水口用の金属フィルター（イ）が排 水口に設置されているものや、図１１に示す、排水口内に金属製の細い棒状のも のがクロスしている部分（４）が実用化されています。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたもののうち前者においては、金属フィルター（イ）が排水 口（２）に極めて簡単に設置されていて、ある程度のゴミや髪の毛等を排水口（ ２）へ流れ込むのを防ぎますが、大体は排水口（２）から排水管（３）へ流れて いってしまうという問題点を有します。

【０００４】 後者においては、金属製の細い棒状のものクロスしている部分（４）が排水口 （２）内部に初めから設置されているが、大体のゴミや髪の毛等はそのまま流れ て行くという問題点を有しています。

【０００５】 また、前者及び後者の両方が共有する問題点として、少なからず金属フィルタ ー（イ）及び金属製の細い棒状のものがクロスした部分（４）に残ったゴミや髪 の毛等を素手で処分ることとなり、視覚的にも衛生的にも良くないばかりではな く不快なものです。

【０００６】 同様に、金属フィルター（イ）及び金属製の細い棒状のものがクロスした部分 （４）から排水口（２）に流れて行ったゴミや髪の毛等は、配水管（３）を詰ま らせる原因でありもしくは、下水処理場または、海へと流れて行き下水処理場の 処理能力低下あるいは、環境への悪影響となります。

【０００７】 本考案は、従来の技術の有する事のような問題点に艦みてなされたものであり 、その目的とする所は、排水口（２）からゴミ見や髪の毛等が排水口（２）から 流れていくのを防ぎかつ排水管（３）の詰まりを防止しするとともに、後始末を より簡単で衛生的に処分する事に優れた、環境衛生問題に貢献する排水口フィル ター（Ａ）を提供しようとするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における排水口フィルター（Ａ）は、平板 の耐水性に優れた厚手の紙又は、プラスチック紙を使用し、排水口（２）の接点 と同等または、排水管（３）の内側の内径と同等の形状で一枚のシートに排水用 の穴（Ｂ）と設置及び排除用取っ手（Ｃ）と水流によるズレを防ぐための切り込 み（Ｆ）が型押しで製作されて出来ています。この事により、本考案の特長の一 つで使い捨てで、交換が用意で簡単あるということが上げられます。

【０００９】 本考案フィルターの真ん中に折り込み式で取っ手になる部分図２があり、その 取っ手をつまんで排水口（２）へ設置及び溜まったゴミや髪の毛等をそのまま容 易に排除する事が出来ます。

【００１０】 本考案の端部分には、水流により排水口（２）からズレるのを防ぐための切り 込み（Ｆ）が図５及び、図６のようにフィルターへ型押しされていて排水口（２ ）の接点へ乗せるものです。

【００１１】 排水口（２）の中に金属製の細い棒状のものがクロスしている部分（４）が付 いているものへフィルターを設置する場合は、クロス部分図７へ乗せる事で同等 の効果をえる事が出来ます。

【００１２】 また、上記のようなクロス部分が付いているが深い場合もしくは、付いていな い場合には、設置及び、排除を容易にする深さを維持するための排水口フィルタ ー専用止め具（Ｄ）を使用する事で、ズレはもちろん容易に交換が可能になりま す。

【００１３】

【考案の実地の形態】

考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１において、排水口フィルター（Ａ）は、耐水性に優れた厚手の紙もしくは 、プラスチック紙を用い、型押し加工により、排水部の穴と取り付け及び取り外 しのための取っ手部分及び、水流によるズレを防ぐための切り込みが形成されて いる。 図１のＡ−１は、専用止め具（Ｄ）使用時の大きさ。

【００１４】 図２において、設置及び排除用取っ手（Ｃ）となる部分で、図２の（Ｃ−１） 及び図２の（Ｃ−２）のように本体より起こして取っ手として用いる。

【００１５】 図３において、洗面所又は台所及びフロ場等の排水口（２）の開口部分がやや くぼんでいることに着眼し、排水口（２）の開口部分のくぼみに入る形状にする ことにより水流でズレないよう保持されます。

【００１６】 上記のように排水口（２）の開口部分がくぼんでいない場合、図４のように排 水口フィルター（Ａ）の裏面の排水口（２）の経口と同等の外周面の少なくとも 一部に粘着層を形成してもよい。

【００１７】 同じく排水口（２）の開口部分がくぼんでいない場合、排水口フィルター（Ａ ）の一部に切り込み部分を形成してもよい。図５の（Ａ）は、排水口（２）の内 径に切り込み（Ｆ１）を指で押し込み固定させるもの、同じく図５の（Ａ−１） は、排水口（２）の内径のサイズがちがっても切り込み（Ｆ２）の三点を指で押 すことにより排水口（２）へ固定するものである。図６は切り込み（Ｆ３）を排 水口（２）の中へ止め部を折り曲げることにより効果を得るものである。

【００１８】 図７はにおいては、排水口（２）内に金属製の細い棒状のものがクロスしてい る部分（４）に排水口（Ａ−１）を乗せることにより効果を有するものである。

【００１９】 図８においては、排水口（２）内に金属製の細い棒状のもがクロスしている部 分（４）が装着されているが開口部分より深い位置にある場合もしくは、装着さ れていない場合に、止め具（Ｄ）を用いて設置及び排除を容易にする深さを確保 し、排水口フィルター（Ａ−１）の機能を有効にさせるものです。

【００２０】 止め具（Ｄ）の機能を有効にさせるための止め具の排水口フィルターを止める 部分（Ｅ）は、排水口フィルター（Ａ−１）の耐久性により図９の（Ｅ−１、Ｅ −２、Ｅ−３、Ｅ−４）が好ましい。

【００２１】

【考案の効果】

本考案は、上記のとおの構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００２２】 請求項１の排水口フィルター（Ａ）においては、ゴミや髪の毛等を排水口で集 めることができる。

【００２３】 請求項２の取っ手において、排水口フィルター（Ａ）及び（Ａ−１）の中央部 分に配置する事により、設置及び排除が簡単で容易に行なえ、かつ衛生的に行な える。

【００２４】 請求項３の止め具（Ｄ）において、水流で排水口よりズレのを防ぎます。

【００２５】 請求項４の止め具（Ｄ）と止め具の排水口フィルターを止める部分（Ｅ）にお いて、設置及び排除の高さを確保、並びに排水口からのズレを防ぎます。

【図面の簡単な説明】

【図１】本フィルターの要部を示した正面図である。

【図２】取っ手部の要部及び形状を示した斜面図であ
る。

【図３】排水口のくぼみを利用して装着してなる状態を
示す設置断面図

【図４】排水口にくぼみがない場合に、粘着層により装
着してなる状態を示す設置断面図及び、排水口内に金属
製の細い棒状のクロスしたものへ装着してなる状態を示
す設置断面図である。

【図５】切り込みを用いて排水口に固定させ装着してな
る状態を示す設置断面図である。

【図６】切り込みを用いて排水口に装着してなる状態を
示す設置断面図である。

【図７】排水口内に金属製の細い棒状のクロスしたもの
部分へ装着してなる状態を示す設置断面図である。

【図８】止め具を利用して装着位置を確保してなる状態
を示す設置断面図である。

【図９】止め具の止め部バリエーションを示す図であ
る。

【図１０】従来の金属製フィルターに係る設置断面図で
ある。

【図１１】従来の排水口内に設置済み金属製の細い棒状
のものがクロスしている場合に係る要部断面図である。

【符号の説明】

Ａ、Ａ−１ 排水口フィルター Ｂ 排水用の穴 Ｃ、Ｃ−１、Ｃ−２ 設置及び排除用取っ手 Ｄ 止め具 Ｅ 止め具のフィルターを止める分部 Ｆ、Ｆ−１、Ｆ−２、Ｆ−３ 切り込み １ 洗面台 ２ 排水口 ３ 排水管 ４ 金属製の細い棒状のものがクロスしている部分

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【手続補正書】

【提出日】平成１０年４月１０日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項４

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 排水管へ流れ込むゴミや髪の毛等を、排
   水口で食い止めるていどの穴を用いて、平板の耐久性に
   優れた厚手の紙又はプラスチック紙を使用した使い捨て
   型の排水口フィルター。
2. 【請求項２】 排水口へ設置及び排除を容易に行なうた
   めの、型押し一体型の請求項１記載の排水口フィルター
   に付随された設置及び排除用取っ手。
3. 【請求項３】 水流から本排水口フィルターを、排水口
   からズレるのを防ぐための、型押し一体型の請求項１記
   載の排水口フィルターに付随された止め部。
4. 【請求項４】 請求項３記載の止め部を要いず、排水口
   内へ本フィルターを落とし込み、その深さを維持させる
   ための、請求項１及び請求項２記載の排水口フィルター
   と設置及び排除用取っ手が一体となった排水口フィルタ
   ーを固定させる専用の止め具。