JP3052091B2 - 断熱性容器とその製造方法 - Google Patents
断熱性容器とその製造方法Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Description
どに用いられる断熱性容器とその製造方法、詳しくは、
断熱性に優れる発泡合成樹脂で成形した断熱性容器とそ
の製造方法に関する。
で調理する即席食品を入れる容器や、熱いうちに食べる
ことが望ましい食品を入れる容器を発泡合成樹脂成形体
で作っておくと、発泡合成樹脂に備わっている断熱性に
よって内容物の温度が容器を持った手に伝わりにくくな
り、しかも内容物が冷えにくくなるので好ましい。
部分的に示してある。このものは、底壁部2から胴壁部
3が延び出た有底筒状部1における開口縁部11に連設し
てその径方向外方に突き出た環状鍔部4を設けたもので
あった。
によって製造することができたが、ビーズ発泡成形法で
作られた容器は表面粗度が粗くなり、また、生産コスト
が高くつくという問題があった。
法や圧空成形法によって製造することもあった。これら
の方法では、発泡合成樹脂シートの複数箇所に同時に容
器を上掲の方法で成形した後、成形された容器を発泡合
成樹脂シートから打ち抜いて単品を取り出すことが行わ
れる。しかしながら、発泡合成樹脂シートから打ち抜き
によって取り出された断熱性容器Aは、環状鍔部4の外
向きの端面41が表面粗度の粗い切断面に相当するものと
なるため、その端面41が目立って断熱性容器Aの外観が
見苦しくなったり、その環状鍔部4に口元を付けて内容
物を食べたり飲んだりするときに唇への当りがきつく、
唇に違和感を生じたり、ひどいときには唇を切って怪我
をしたりすることがあるので、商品価値が低下するとい
う問題があった。
特に図13に示す環状鍔部4は、改善の余地が存在するの
であるが、従来は、経済性、寸法、断熱性および剛性を
主眼において断熱性容器Aを作っており、その観点で考
えるならば上記環状鍔部4も断熱性容器Aの胴壁部3と
同厚の非常に厚い環状鍔部となり、その結果、その厚い
環状鍔部4では、断熱性容器Aの成形時は勿論、成形後
においても、何ら形状工夫する成形はできないので、こ
の環状鍔部4は改善不可能とされていた。
泡合成樹脂シート)と成形性の点をも探求して鋭意研究
した結果、上記環状鍔部を改善できる新技術を発見し、
本発明に至ったものである。
った断熱性容器でありながら、その開口部分にカールし
た部分を具備させることによって、その外観を良好に
し、しかも開口縁部に口元を付けたときに、違和感を感
じたり開口縁部で唇を切って怪我をしたりするといった
おそれのない断熱性容器を提供することである。
産でき、しかも生産性よく低コストで製造することので
きる断熱性容器の製造方法を提供することである。
る断熱性容器において、底壁部から胴壁部が延び出た有
底筒状部と、この有底筒状部の開口縁部に連設されてそ
の開口縁部の径方向外方に突き出しかつ上記胴壁部と同
等の厚さの環状鍔部と、環状鍔部に連設されて断面湾曲
状をなしかつ上記胴壁部と同等の厚さのカール部と、を
有する、というものである。
れているので、その底壁部を手に乗せたり胴壁部を手で
持ったりしても、熱い内容物の温度が手に伝わりにく
い。また、カール部が、胴壁部の開口縁部に連設されて
その開口縁部の径方向外方に突き出た環状鍔部に連設さ
れており、しかも、断面湾曲状をなしているので、胴壁
部における開口縁部の周囲には環状鍔部とカール部とに
よって空気層を溜めることのできる空間が形成されるよ
うになり、その空気層が発揮する断熱性のために、カー
ル部が薄くてもそのカール部の表面に熱い内容物の温度
が伝わりにくい。そのため、カール部に口元を付けて内
容物を食べたり飲んだりするときにその熱さを感じにく
くなる。しかも、カール部に口元を付けて内容物を食べ
たり飲んだりするようになるので、違和感を感じたり唇
を切って怪我をするといった危険がなくなる。
ール部とは、同等の厚さを有している必要がある。
発泡ポリスチレン樹脂成形体であり、カール部の厚さは
1.5mm以下であることが望ましい。
合成樹脂が薄いほど成形性が向上するので成形速度を速
めることが可能であり、その反面で、発泡合成樹脂が厚
いほど成形性が低下し、また、厚さがあまりに厚くなる
と曲げ成形が不可能になる。カール部の特に好ましい厚
さは1.0mm以下である。なお、カール部は、それが断面
湾曲状になっているのでそれ自体の形状によってある程
度の保形強度が確保される。そのため、カール部の厚さ
は0.3mmを下限値にすることが望まれる。
体で作った場合のカール部の厚さを1.5mm以下に定めて
あるので、カール部を成形するときの成形性が良好に保
たれ、成形精度を高めたり成形速度を速めて生産性を向
上させることが容易に可能になる。カール部の厚さを1.
5mmよりも厚い寸法に定めると、成形性が低下して曲げ
成形でカール部を精度よく成形することが困難になる。
入れるために用いる場合、手で持つ箇所は主に有底筒状
部の胴壁部である。胴壁部の厚さを0.5mm以下にする
と、胴壁部に要求される強度や断熱性が低くなりすぎる
傾向がある。したがって、胴壁部の厚さは0.5〜1.5mmで
あることが好ましく、そのようにしておくと成形材料を
無駄に消費することもなくなる。
にアルミニウムを裏張りした紙製の蓋を熱溶着してその
開口を密閉しておきたいという要求がある場合には、環
状鍔部の外表面に環状の平坦部が備わっていることが望
ましい。そのようにしておくと、環状鍔部の上記平坦部
に上記蓋を熱溶着した場合に溶着面積が大きくなって密
閉性が確実に保たれる。
壁部が延び出た有底筒状部の開口縁部から径方向外方に
上記胴壁部と同等の厚さの環状鍔部が突き出し、その環
状鍔部から軸線に沿う方向に上記胴壁部と同等の厚さの
スカート部が延び出ている発泡合成樹脂の中間成形体に
おける上記スカート部を、成形型に具備された溝幅が漸
次狭くなる溝部内で転動させながら、かつ加熱しなが
ら、その溝幅の広い側から狭い側へ順次送ることにより
断面湾曲状に成形してカール部を形成する、というもの
である。ここで、成形型は、平板状のプレートに溝幅が
漸次狭くなる溝部を形成したものであってもよい。しか
しながら、成形型の設置スペースが狭くて済むように
し、しかも生産性を高めるためには、成形型が、螺旋状
の溝部を備えるロール体であることが望ましい。
たスカート部の厚さは1.5mm以下、好ましくは0.3〜1.5m
m、さらに好ましくは0.5〜1.5mmである。スカート部が
この程度の厚さであると、そのスカート部を上記成形型
の溝部内で加熱しながら転動させて断面湾曲状に成形す
る場合に、無理なく成形が行われてスカート部が割れた
りしにくくなり、成形精度を高めたり成形速度を速めて
生産性を向上させたりすることが容易に可能になる。ス
カート部の厚さを1.5mmよりも厚くすると、成形性が低
下してカール部を精度よく成形することが困難になる。
シールを成形可能温度に加熱して成形するという手段を
経ることによって生産性よく得ることができ、発泡合成
樹脂シートとしては、発泡ポリスチレン樹脂シートを好
適に用いることができる。この場合、発泡ポリスチレン
樹脂シート(原反)の厚さが0.3〜3.5mm、好ましくは0.
3〜1.5mmであることが望ましい。発泡ポリスチレン樹脂
シートを原反とし、その原反を成形可能温度に加熱して
上記した中間成形体を成形する場合、その原反が厚すぎ
ると中間成形体のスカート部や胴壁部や環状鍔部を1.5m
m以下の厚さに仕上げることに制約がある。すなわち、
上記中間成形体のようにスカート部を1.5mm以下の厚さ
に仕上げるためには、原反の厚さを3.5mm以下、好まし
くは1.5mm以下の寸法にしておくことが生産性を高める
上で特に好ましい。しかし、0.3mmより薄い原反を用い
ると、成形時に原反が破れたりするおそれがあり、特に
深絞りを行うことが困難である。なお、上記した中間成
形体を深絞りによって成形する場合、発泡ポリスチレン
樹脂シートが1.5〜12倍の発泡倍率を有していることが
望ましい。
である。
である。
部分断面図である。
部を拡大した部分断面図である。
間成形体の成形工程を示した説明図である。
間成形体の成形工程を具体的に示した説明図である。
説明図である。
階を示した説明図である。
階を示した説明図である。
階を示した説明図である。
は、底壁部2から胴壁部3が延び出た有底筒状部1と、
この有底筒状部1の開口縁部11に連設されてその開口縁
部11の径方向外方に突き出た環状鍔部4と、環状鍔部4
に連設されて断面湾曲状をなすカール部5とを一体に有
する。この断熱性容器Aは、発泡合成樹脂成形体、具体
的には発泡ポリスチレン樹脂で一体に成形されている。
この断熱性容器Aは、熱湯を注いで調理されるような即
席麺などの即席食品や、熱いうちに食べたり飲んだりす
ることが好まれる飲食品を入れることに有益に利用され
る。
に環状の平坦部41が備わっている。この平坦部41は、図
2に仮想線で示した蓋15を熱融着するための融着面とし
て用いられる。上記蓋15としては、アルミニウムを裏張
りした紙製の蓋が知られており、上記のように平坦部41
を融着面として用いると、溶着面積が大きくなって密閉
性が確実に保たれるという利点がある。
厚さT1とカール部5の厚さT2とは同等の厚さになってい
る。ここで、「同等」とは、無視できる寸法差は許容す
る意味であり、寸分違わない厚さであるという意味では
ない。具体的には、T1,T2,T3の相互間において最大0.25
mm以内の寸法差は同等とみなすという意味である。
ては上記環状鍔部4の外周縁から内方に入り込んでいる
けれども、図3や図4に示したカール部5にあっては、
その端縁部51が主部52と反対向きに少しカールしてい
る。カール部5の形状はその主部52および端縁部51の全
体が内向きにカールしたものであってもよい。
さT2は1.5mm以下であり、胴壁部3の厚さや環状鍔部4
の厚さT1も1.5mm以下になっている。
主に有底筒状部1の胴壁部3である。したがって、この
胴壁部3には、熱い内容物の温度を手に伝わりにくくす
るだけの断熱性が要求されることは勿論、手で掴んだと
きに容易に形崩れすることのない強度が要求される。上
記のように胴壁部3の厚さを1.5mm以下、好ましくは0.3
〜1.5mmにしておくと、胴壁部3を手で持っても内容物
の熱さが手にそれほど伝わらず、また、胴壁部3を手で
掴んでも容易に形崩れを起こすことはない。胴壁部3の
厚さが0.3mmよりも薄いと、胴壁部3に要求される強度
や断熱性が低くなりすぎる傾向がある。胴壁部3の厚さ
を1.5mmより厚くしておくことは不可能ではないが、そ
のように厚くすることは成形材料を無駄に消費すること
につながるので好ましくない。
環状鍔部4とによって上記開口縁部11の周囲に空間Sが
形成され、この空間Sに溜まった空気層が断熱性を発揮
する。そのため、カール部5が1.5mm以下という薄さで
あっても、カール部5の表面には熱い内容物の温度が伝
わりにくい。したがって、カール部5に口元を付けて熱
い内容物を食べたり飲んだりするときにその熱さを感じ
にくくなる。また、カール部5に口元を付けることにな
るので、違和感を感じたり唇を切って怪我をする危険性
がなくなる。
Aの製造方法を説明する。
た発泡合成樹脂シート、たとえば発泡ポリスチレン樹脂
シート6を原反として用いる。また、この製造方法は、
原反である発泡ポリスチレン樹脂シート6を成形するこ
とによって発泡合成樹脂の中間成形体7を得る工程と、
その中間成形体7を発泡ポリスチレン樹脂シート6から
打ち抜いた後、上記カール部5を成形する工程とを含ん
でいる。
装置では、発泡ポリスチレン樹脂シート6が成形可能な
温度にまで加熱された後、そのように加熱された発泡ポ
リスチレン樹脂シート6が成形型を用いて上記中間成形
体7に成形される。図6のように成形型は雄型81と雌型
82とを備えている。発泡ポリスチレン樹脂シート6は、
雄型81と雌型82との間に送り込まれ、その後に、雄型81
と雌型82とを閉じることによって深絞りされる。この深
絞りによって成形された中間成形体7は、その後に発泡
ポリスチレン樹脂シート6から単品に打ち抜かれる。
間成形体7を示してある。この中間成形体7は図3で説
明した断熱性容器Aを成形するのに適する。同図で判る
ように、この中間成形体7は、底壁部2から胴壁部3が
延び出た有底筒状部1と、この有底筒状部1の開口縁部
11に連設されてその開口縁部の径方向外方に突き出た環
状鍔部4と、環状鍔部4から軸線に沿う方向に延び出た
スカート部53とを備えている。なお、図8には図4で説
明した断熱性容器Aを成形するのに適する中間成形体7
を示してあり、このものは、環状鍔部4とスカート部53
とが湾曲状に連続している。
曲状に成形することによってカール部5が形成される。
図9〜図12にカール部5を成形する工程を説明的に示し
てある。図9において、9は成形型としてのロール体で
あり、このロール体9は螺旋状の溝部91を備えており、
しかもこの溝部91は溝幅Wが始部から終部に向けて漸次
狭くなっている。なお、ロール体9は所定温度に加熱さ
れている。したがって、ロール体9を図9の矢符Rのよ
うに回転させながら、そのロール体9とそれに対向して
配備されたガイド92との間に中間成形体7を送り込む
と、その中間成形体7のスカート部53がロール体9の溝
部91に取り込まれた後、ロール体9の回転に追従する中
間成形体7の回転によってスカート部53が溝部91内で転
動しながら、かつ加熱されながら、その溝幅Wの広い側
から狭い側へ矢符Bのように順次送られ、その間にスカ
ート部53が断面湾曲状に成形されてカール部5となる。
図10はスカート部53がロール体9の溝部91に取り込まれ
た初期段階を示し、図11はスカート部53がロール体9の
溝部91をその溝幅Wの広い側から狭い側へ送られていく
ときの中間段階を示しており、この中間段階では、スカ
ート部53が湾曲状に少し曲がる。図12はスカート部53が
ロール体9の溝部91をその溝幅Wの広い側から狭い側へ
送られていくときの最終段階を示しており、この最終段
階でカール部5が所望の形状に成形される。
シートとして採用されている発泡ポリスチレン樹脂シー
ト6の厚さは3.5mm以下、特に0.3〜3.5mmであることが
望ましい。発泡ポリスチレン樹脂シート6が厚すぎると
中間成形体7のスカート部53を薄く仕上げることができ
なくなり、その後のカール部5を成形する工程を円滑に
行えなくなるおそれが生じる。発泡ポリスチレン樹脂シ
ート6の厚さが1.5mmより厚くても、中間成形体7を成
形するときにその発泡ポリスチレン樹脂シート6を圧縮
して1.5mm以下にすることができる。
Aのカール部5の厚さは1.5mm以下が望ましいので、ス
カート部53も1.5mm以下の厚さに仕上げておくことを要
する。中間成形体7のスカート部53を図9〜図12で説明
したようにしてカールさせる場合、スカート部53が薄い
ほど成形性が向上するので成形速度を速めることが可能
であり、その反面で、スカート部53が厚いほど成形性が
低下する。スカート部53を1.5mm以下の厚さに仕上げる
ためには、発泡ポリスチレン樹脂シート6の厚さを3.5m
m以下、好ましくは1.5mm以下の寸法にしておくことが生
産性を高める上で有益である。しかし、0.3mmより薄い
発泡ポリスチレン樹脂シート6を用いると、図6で説明
した深絞りに際してその発泡ポリスチレン樹脂シート6
が破れたりするおそれがある。したがって、発泡ポリス
チレン樹脂シート6の適切な厚さは0.3〜3.5mmである。
なお、発泡ポリスチレン樹脂シート6は1.5〜12倍の発
泡倍率を有していることが望ましい。
られていて、熱い内容物の温度がその容器を持った手に
伝わりにくいので、熱湯で調理するような即席食品や熱
いうちに食べたり飲んだりすることが好まれる飲食品を
入れることに有益に利用することができるものである。
また、口元を付ける開口縁部にカール部が形成されてお
り、そのカール部によって開口縁部の周囲に空間が形成
されるようになっているので、カール部に口元を付けて
内容物を食べたり飲んだりするときに熱さを感じにくく
なる。また、カール部に口元を付けるようになるので、
違和感を感じたり唇を切って怪我をしたりすることがな
くなる。
っても熱くないだけの厚さを備える断熱性容器に、カー
ル部を成形により精度よくしかも生産性よく一体に具備
させることが可能になる。
Claims (8)
- 【請求項1】発泡合成樹脂成形体でなる断熱性容器にお
いて、底壁部から胴壁部が延び出た有底筒状部と、この
有底筒状部の開口縁部に連設されてその開口縁部の径方
向外方に突き出しかつ上記胴壁部と同等の厚さの環状鍔
部と、環状鍔部に連設されて断面湾曲状をなしかつ上記
胴壁部と同等の厚さのカール部と、を有しており、上記
環状鍔部の外表面に環状の平坦部が備わっており、上記
断面湾曲状のカール部が上記環状鍔部に連設された主部
とこれの端縁部とを有し、該主部が内向きにカールした
形に形成されている断熱性容器。 - 【請求項2】底壁部から胴壁部が延び出た有底筒状部の
開口縁部から径方向外方に上記胴壁部と同等の厚さの環
状鍔部が突き出し、その環状鍔部から軸線に沿う方向に
上記胴壁部と同等の厚さのスカート部が延び出ている発
泡合成樹脂の中間成形体における上記スカート部を、成
形型に具備された溝幅が漸次狭くなる溝部内で転動させ
ながら、かつ加熱しながら、その溝幅の広い側から狭い
側へ順次送ることにより断面湾曲状に成形してカール部
を形成することを特徴とする断熱性容器の製造方法。 - 【請求項3】成形型が、螺旋状の溝部を備えるロール体
でなる請求の範囲第2項に記載の断熱性容器の製造方
法。 - 【請求項4】スカート部の厚さが1.5mm以下である請求
の範囲第2項に記載の断熱性容器の製造方法。 - 【請求項5】スカート部の厚さが0.3〜1.5mmである請求
の範囲第2項に記載の断熱性容器の製造方法。 - 【請求項6】発泡合成樹脂シートを成形可能温度に加熱
して成形することによって発泡合成樹脂の中間成形体を
得る請求の範囲第2項に記載の断熱性容器の製造方法。 - 【請求項7】発泡合成樹脂シートが、発泡ポリスチレン
樹脂シートである請求の範囲第6項に記載の断熱性容器
の製造方法。 - 【請求項8】発泡ポリスチレン樹脂シートの厚さが0.3
〜3.5mmである請求の範囲第7項に記載の断熱性容器の
製造方法。
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Cited By (1)
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