JP3052014B2 - ブラシ式ずり回収装置 - Google Patents

ブラシ式ずり回収装置

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JP3052014B2
JP3052014B2 JP3315034A JP31503491A JP3052014B2 JP 3052014 B2 JP3052014 B2 JP 3052014B2 JP 3315034 A JP3315034 A JP 3315034A JP 31503491 A JP31503491 A JP 31503491A JP 3052014 B2 JP3052014 B2 JP 3052014B2
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JP
Japan
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roll brush
brush
running
running surface
frame
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周男 高橋
富夫 岸野
卓郎 小田原
正道 和田
洋一 福元
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Shimizu Corp
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Shimizu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は打設されたコンクリー
トの表面に発生するレイタンス等のずりを除去・回収す
ることができるブラシ式ずり回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート打設後、その表面に、骨材
中の泥やセメントに含まれた粘土などが浮き水とともに
浮上してなる微細な粉末を含んだ泥状の層(レイタン
ス)や、土砂、岩石等のずりは、コンクリートの打ち継
ぎの際には強度低下や剥離などの原因となるため、除去
する必要がある。
【0003】従来、上記ずり等を除去するには、作業
員が低圧水によってずり等を集積し、スコップ等により
ベッセルに移したり、大型のバキュウームポンプを搭
載した自走式吸引車(路面清掃車)を使用したり、ま
たモータスイーパを使用することによって行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の除
去方法では、作業員に負担がかかるとともに作業能率が
悪く、また上記の除去方法では、単に、バキュウーム
ポンプによって吸引するだけであるので、残留ずりが多
くなるとともに、装置自体が大き過ぎ、さらに上記の
除去方法では、乾燥した土砂の回収は可能であるが、例
えばグリーンカットのずりのように、水と土砂を含んだ
ずり等の回収には不向きである。この発明は上記事情に
鑑みてなされたもので、あらゆる種類のズリ等の回収物
を確実かつ能率的に回収することができるブラシ式ずり
回収装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載のブラシ式ずり回収装置は、走行面上
を走行自在とされたフレームと、該フレームに取り付け
られて、該フレームの走行方向と直交するように配置さ
れた水平軸周りに回転可能とされるとともに、前記走行
面に対して接触可能とされ、なおかつ、回転時には、前
記走行面のずりを前記フレームの走行方向前方に跳ね上
げるロールブラシと、このロールブラシを回転駆動させ
る駆動部と、前記ロールブラシの前記走行方向後方に設
けられて、前記ロールブラシと前記走行面との接触部に
対して水を噴射する噴射ノズルと、前記フレームに対し
て前記ロールブラシを包囲するように設けられて、前記
ロールブラシによって跳ね上げられたずり等の回収物が
回収される回収ボックスとを具備してなり、前記噴射ノ
ズルは、前記接触部に対して、前記ロールブラシの回転
方向に沿って前記走行方向前方に水を噴射する構成とさ
れ、前記ロールブラシの前記走行方向前方には、その前
記走行方向後方の端縁部が前記水平軸の直下に位置する
走行面に当接し、その前記走行方向前方の端縁部が前記
回収ボックス内に至るように位置させたプレートが設け
られていることを特徴としている。
【0006】
【作用】この発明のブラシ式ずり回収装置にあっては、
ロールブラシの回転によって走行面上のずりを走行方向
前方に跳ね上げるとともに、噴流ノズルからの噴流によ
り、走行面の凹凸に取り残された細かい土砂をロールブ
ラシに送るかまたは噴流の流れにのせて回収ボックス内
に回収することができる。また、この場合、プレートに
よりロールブラシによって跳ね上げられたずりを前方に
逃がすことなく確実に回収ボックス内に取り込むことが
できる。
【0007】
【実施例】以下、図1を参照してこの発明のブラシ式ず
り回収装置の一実施例を説明する。図1において符号1
はフレームを示す。このフレーム1の底部には車輪2,
2が前後に一対ずつ取り付けられており、この車輪2,
2によってフレーム1が走行面S上を走行自在になって
いる。
【0008】上記フレーム1の走行方向(図中B方向)
における中央部にはロールブラシ3が軸部4周りに回転
自在に支持されている。このロールブラシ3は、フレー
ム1の走行方向(図中B方向)と直交するように、なお
かつ、水平に配置された軸部(水平軸)4と、この軸部
4から放射状に外方に延びて全体として円柱状に形成さ
れた多数本のブラシ5…と、上記軸部4に取り付けられ
たプーリ6とを主体として構成されたものであり、上記
ブラシ5…は走行面Sに接触可能にその長さが設定され
ている。ブラシ5…は例えば硬めのナイロンか、または
これとステンレス製のワイヤを混合したもので構成され
ている。
【0009】上記フレーム1には、ロールブラシ3がA
方向に回転することによりB方向に跳ね上げられたずり
を回収するための回収ボックス7が、ロールブラシ3を
包囲するようにして設置されている。この回収ボックス
7はロールブラシ3が配置されるブラシ室7aと、この
ブラシ室7aの右隣部に設けられて、ロールブラシ3に
よって回収されたずりを一時貯留する貯留室7bとによ
って構成されている。上記ブラシ室7aの下面は開口し
ており、この開口部8からロールブラシ3によってずり
を取り込むようになっている。また、この開口部8のB
方向の縁部にはプレート9が設けられている。プレート
9は、ロールブラシ3と走行面Sとの接触部100のB
方向前方に設けられたものであり、そのB方向後方の端
縁部9aがロールブラシ3の軸部4の直下に位置する走
行面Sに当接し、またそのB方向前方の端縁部9bが、
回収ボックス7内に至るように位置する状態で設けられ
ている。
【0010】また、上記回収ボックス7の上面にはモー
タ(駆動部)10が設置されており、このモータ10の
駆動軸に取り付けられたプーリ11と上記ロールブラシ
3のプーリ6とにベルト12が巻回されている。そし
て、ロールブラシ3はモータ10を駆動させることによ
りプーリ11、ベルト12、プーリ6を介して矢印A方
向に高速回転(200〜400rpm)するようになって
いる。
【0011】上記フレーム1には、配管13が設けられ
ており、この配管13の先端部には噴射ノズル14が取
り付けられている。この噴射ノズル14は、上記ロール
ブラシ13のB方向後方位置に固定されて、該ロールブ
ラシ3の軸線方向に広がる扇状をなすものであり、ロー
ルブラシ3と走行面Sとの接触部100に該ロールブラ
シ3の回転方向に沿ってB方向に水を噴射するようにな
っている。
【0012】また、上記フレームには上記回収ボック
ス7の後方に真空タンク15が設置されている。この真
空タンク15と上記回収ボックス7の貯留室7bとは配
管16によって接続されており、該配管16の貯留室7
b側の端部には吸入口17が形成されている。上記真空
タンク15と回収ボックスとの間には、バキュームク
リーナ18が設置されており、このバキュームクリーナ
18によって、真空タンク16内を真空引きし、これに
よって上記吸入口17から貯留室7bに一時貯留された
ずりを吸い上げて真空タンク15内に回収するようにな
っている。
【0013】上記構成のブラシ式ずり回収装置では、走
行面S上をフレーム1を矢印B方向に走行させつつ、モ
ータ10を駆動させてロールブラシ3を高速回転させつ
つ、噴射ノズル14から水を噴射する。すると、走行面
S上のずりが汚濁水といっしょにロールブラシ3により
回収ボックス7の貯留室7b内に跳ね上げられて一時貯
留される。また、ロールブラシ3が追従しきれない走行
面Sの凹凸に取り残された細かい土砂は、噴出ノズル1
4からの噴流によってロールブラシ3に送られ、該ブラ
シ3によって跳ね上げられて上記回収ボックス7の貯留
室7b内に回収されるか、噴流の流れにのって貯留室7
bに回収される。そして、回収ボックス7の貯留室7b
内に一時貯留されたずりと汚濁液はバキュームクリーナ
18によって、吸入口17から吸い込まれ配管16を通
して真空タンク15内に回収される。
【0014】しかして、上記構成のブラシ式ずり回収装
置によれば、ロールブラシ3の回転によって走行面S上
のずりを跳ね上げるとともに、噴射ノズル14からの噴
流によって走行面Sの凹凸に取り残された細かい土砂を
ロールブラシ3に送るかまたは噴流の流れにのせて回収
ボックス7内に回収するようにしたので、作業員に負担
をかけることなく、確実かつ効率よくずりを回収するこ
とができる。
【0015】また、噴射ノズル14をロールブラシ3の
後方位置に設け、該噴射ノズル14からロールブラシ3
と走行面との接触部にロールブラシの回転方向に沿って
水を噴射するようにしたので、噴流によって除去された
細かい土砂等は常に回転ブラシ3側に送られ、該ブラシ
3によって回収ボックス7内に回収されるか噴流の流れ
にのって回収ボックス7内に回収され、よって細かい土
砂の取り残しを殆どなくすることができる。
【0016】さらに、フレーム1にロールブラシ3、モ
ータ10、噴射ノズル14、回収ボックス7、真空タン
ク15を取り付けるだけの簡単な構成であるので、装置
自体をコンパクトにすることができる。
【0017】加えて、ロールブラシ3と走行面Sとの接
触部100のB方向前方に、B方向後方の端縁部9aが
走行面Sに当接し、そのB方向前方の端縁部9bが回収
ボックス7内に至るように位置させた状態でプレート9
を設けたので、ロールブラシ3によって跳ね上げられた
ずりをB方向前方に逃すことなく確実に回収ボックス7
内に取り込むことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のブラシ
式ずり回収装置によれば以下のような効果を得ることが
できる。 ロールブラシの回転によって走行面上のずりを跳ね上
げるとともに、噴射ノズルからの噴流によって走行面の
凹凸に取り残された細かい土砂をロールブラシに送るか
または噴流の流れにのせて回収ボックス内に回収するよ
うにしたので、作業員に負担をかけることなく、確実か
つ効率よくずりを回収することができる。
【0019】噴射ノズルをロールブラシの後方位置に
設け、該噴射ノズルからロールブラシと走行面との接触
部にロールブラシの回転方向に沿って水を噴射するよう
にしたので、噴流によって除去された細かい土砂等は常
に回転ブラシ側に送られ、該ブラシによって回収ボック
ス内に回収されるか噴流の流れにのって回収ボックス内
に回収され、よって細かい土砂の取り残しを殆どなくす
ることができる。
【0020】さらに、フレームにロールブラシ、該ブ
ラシを回転駆動させる駆動部、噴射ノズル、回収ボック
スを取り付けるだけの簡単な構成であるので、装置自体
をコンパクトにすることができる。加えて、ロールブ
ラシと走行面との接触部の走行方向前方に、走行方向後
方の端縁部が走行面に当接し、走行方向前方の端縁部が
回収ボックス内に至るように位置させた状態でプレート
を設けたので、ロールブラシによって跳ね上げられたず
りを走行方向前方に逃すことなく確実に回収ボックス内
に取り込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例ブラシ式ずり回収装置の概略
構成を示す図である。
【符号の説明】
S 走行面 1 フレーム 3 ロールブラシ 7 回収ボックス 10 モータ(駆動部) 14 噴射ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 正道 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 福元 洋一 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 実開 昭64−23545(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/02 103

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行面上を走行自在とされたフレーム
    と、 該フレームに取り付けられて、該フレームの走行方向と
    直交するように配置された水平軸周りに回転可能とされ
    るとともに、前記走行面に対して接触可能とされ、なお
    かつ、回転時には、前記走行面のずりを前記フレームの
    走行方向前方に跳ね上げるロールブラシと、 このロールブラシを回転駆動させる駆動部と、 前記ロールブラシの前記走行方向後方に設けられて、前
    記ロールブラシと前記走行面との接触部に対して水を噴
    射する噴射ノズルと、 前記フレームに対して前記ロールブラシを包囲するよう
    に設けられて、前記ロールブラシによって跳ね上げられ
    たずり等の回収物が回収される回収ボックスとを具備し
    てなり、 前記噴射ノズルは、前記接触部に対して、前記ロールブ
    ラシの回転方向に沿って前記走行方向前方に水を噴射す
    る構成とされ、 前記ロールブラシと前記走行面との接触部の前記走行方
    向前方には、その前記走行方向後方の端縁部が前記水平
    軸の直下に位置する走行面に当接し、その前記走行方向
    前方の端縁部が前記回収ボックス内に至るように位置さ
    せたプレートが設けられていることを特徴とするブラシ
    式ずり回収装置。
JP3315034A 1991-11-28 1991-11-28 ブラシ式ずり回収装置 Expired - Lifetime JP3052014B2 (ja)

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JP6449112B2 (ja) * 2014-06-20 2019-01-09 株式会社北村製作所 洗浄装置
CN112412041A (zh) * 2020-10-27 2021-02-26 王灯灯 一种混凝土浇筑过程中的辅助浇筑装置

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