JP3051947B2 - グループアドレス処理方式 - Google Patents

グループアドレス処理方式

Info

Publication number
JP3051947B2
JP3051947B2 JP19351993A JP19351993A JP3051947B2 JP 3051947 B2 JP3051947 B2 JP 3051947B2 JP 19351993 A JP19351993 A JP 19351993A JP 19351993 A JP19351993 A JP 19351993A JP 3051947 B2 JP3051947 B2 JP 3051947B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
cell
address
traffic
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19351993A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0750671A (ja
Inventor
重彦 牛島
克誌 則武
美貴 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP19351993A priority Critical patent/JP3051947B2/ja
Publication of JPH0750671A publication Critical patent/JPH0750671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3051947B2 publication Critical patent/JP3051947B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はグループアドレス処理方
式に係り、特に、LAN間接続に代表される高速データ
通信を交換接続するパケット交換システムまたは、AT
M交換システムにおいて、経済的で品質劣化の少ないグ
ループ同報通信を実現するグループアドレス処理方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シングルキャストパケットとマル
チキャストパケットを混在させて転送処理するパケット
交換システムは、到着順に両者の処理のレベルを同一と
して処理されている。
【0003】図9は従来のパケット交換システムの転送
処理システムの構成を示す。同図に示すシステムは、入
回線70、受信回路71、データ線72、パケットバッ
ファ73、パケット処理74、データ線75、送信回路
76及び出回線77より構成される。
【0004】受信回線71は、入回線70から受信した
信号から物理レイヤを終端し、パケットをデータ線72
に送出する。パケットバッファ73は、パケット処理部
74の処理を待ち合わせる。パケット処理部74は、パ
ケットバッファ73の先頭から到着順にパケットを取り
出し、パケットの宛先を見て、パケットの宛先が個別ア
ドレスの場合には、対応する方路へ中継する一方、パケ
ットの宛先アドレスがグループアドレスの場合には、配
布数に必要なパケットを複製後、各宛先へ中継する。デ
ータ線75は、パケット処理部74と送信回路76を接
続する。送信回路76は、データ線75から受け取った
パケットを出回線77に送出する。
【0005】シングルキャストの場合には、個別アドレ
スが記載されたパケットを一旦パケットバッファ73に
蓄積し、パケット転送処理部74がバッファの先頭から
パケットを取り出し、当該パケットの宛先情報を参照し
て宛先の方路へ転送する処理が行われる。
【0006】また、マルチキャスト(グループ同報通
信)の場合には、複数のアドレスが記載されたパケット
を一旦パケットバッファ73に蓄積後、当該パケットに
記載されたグループアドレスの指す複数の宛先分のパケ
ット複製と各宛先のアドレス変換を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、シングルキャストとマルチキャス
トが混在して到着し、到着順に処理されていたため、マ
ルチキャストパケットが重なって到着した場合、対地数
が多い場合、または通信情報が長い場合等、システム内
にマルチキャストパケットに係わる処理時間が長い場合
には、後続のシングルキャスト/マルチキャストパケッ
トの処理が待たされるため、遅延が発生したり、バッフ
ァ溢れにより廃棄されること等から品質劣化をもたらす
危険性が高い。これは、入力負荷量(Ai +Ag )に対
して出力負荷量が(Ai +Ag ・α)と大きくなること
から明らかである。ここで、Ai は、個別アドレス指定
の入力パケット量、Ag はグループアドレス指定の入力
パケット量、αは、グループ同報通信の対地数をそれぞ
れ示す。特に、パケットの複製処理を連続で行った場合
には、瞬時にシステム内の滞留負荷が増大し、品質劣化
に与える影響は大きい。
【0008】図10は、従来の問題を説明するための図
である。同図は、マルチキャストパケット処理中にその
後到着したシングルキャストパケットが待たされること
により、遅延時間が増大する状況を示す。
【0009】同図において、斜線で示すパケットは、グ
ループアドレスを記載したマルチキャストパケット81
であり、その他のパケットは、マルチキャストパケット
81の後に到着した個別アドレスを記載したシングルキ
ャストパケット82〜86である。また、同図a、b
は、それぞれマルチキャストパケット81からシングル
キャストパケット86を受信あるいは送信するタイミン
グを示す。
【0010】同図の例では、マルチキャストパケット8
1が5対地に対して配布されるため、その後到着したシ
ングルキャストパケット82〜85の4つのパケットが
処理を待ち合わせた結果、遅延が増大する様子を示して
いる。この状況が深刻化してくると、パケットが廃棄さ
れる場合も想定される。
【0011】今後、電子出版、分散データベース、グル
ープウェアなどマルチキャストを用いた様々なアプリケ
ーションが出現し、広く普及してゆくものと思われる。
マルチキャストパケットの混在比率が大きくなると、パ
ケットの複製処理や中継処理に係る負荷が増大するた
め、システムの負担が大きくなり、高い通信品質のサー
ビスを提供することは困難である。
【0012】一方、マルチキャストパケット処理のため
にシステム全体の処理能力を向上させれば、負荷増大の
影響をある程度緩和できるが、マルチキャストによる負
荷の増大は瞬時的であり、常に高い処理能力を確保する
ことは効率的・経済的な設備投資とは言えない。
【0013】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、上記従来の問題を解決し、マルチキャストパケット
とシングルキャストパケットを同時に扱い、パケット交
換処理を経済的にしかも少ない品質劣化で提供すること
ができるグループアドレス処理方式を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図である。
【0015】本発明は、通信情報をパケットまたはセル
に分割し、パケットまたはセルに記載された宛先アドレ
スにより方路を選択する交換システムにおいて、受信し
たパケットまたはセルから求めた宛先アドレスが1つの
宛先を示す個別アドレスの場合、当該アドレスの方路に
転送し、宛先アドレスが複数の宛先を示すグループアド
レスの場合、受信したパケットまたはセルを対地数分複
製後、当該対地へ転送する交換処理において、アドレス
種別について個別アドレス及びグループアドレスとを識
別するアドレス種別識別手段と、システム内で処理待ち
パケットまたはセルを保留する保留手段と、システム内
を通過するトラヒック量を観測するトラヒック観測手段
と、トラヒック観測手段により観測されたトラヒック量
と一定値を比較することにより、一定値を越えたか否か
を判断する判断手段とを含み、判断手段の判断結果が観
測トラヒックが指定した値を越えた期間は、グループア
ドレスに関わる処理を停止し、保留手段によりパケット
またはセルを保留し、観測トラヒックが指定した値以下
になってから再開する。
【0016】
【作用】本発明のグループアドレス処理方式は、パケッ
ト及びセル単位で交換接続するシステムの中継/交換処
理において、アドレス種別として、個別アドレスとグル
ープアドレスを識別し、パケット数、セル数等のシステ
ム内部の通過トラヒック量を観測し、その観測値が一定
値を越える場合には、マルチキャストパケットに関する
処理の優先度を下げ、処理待ちマルチキャストパケット
を保留しておき、観測値がある値以下になった場合にグ
ループアドレスの処理を再開する。本発明においては、
システムに到着したマルチキャストパケットに対する複
製をシステム負荷の空きを見計らって処理するため、瞬
時にシステム内の負荷が増加することはなく、負荷増加
を平滑化させる作用がある。この作用により副次的にシ
ステムで処理されるパケットの廃棄を低く抑えることが
できる。
【0017】高速データ通信のトラヒック特性から考え
た場合に、端末の発生したバースト性がそのまま保存さ
れることが多く、システムは間欠的なパケット流に対し
て交換処理を行うことになる。従って、システムに加わ
る負荷量は、定常的に高負荷を持続する状況は少なく、
短い時間間隔で絶えず変化していることが予想される。
従って、例えシステムが過負荷状態となっても短時間後
には通常負荷に回復している確率が高いため、過負荷時
にマルチキャストの複製処理を保留し、(処理優先度を
低下させ)、その後負荷が軽減された時点で処理を再開
することにより、到着パケットの隙間を利用してマルチ
キャストパケット処理を効率的に、しかも短時間の遅延
で実現することができる。
【0018】また、マルチキャストパケットの発生頻度
は、間欠的であるため、システムへの到着率がそれほど
大きくない。従って、過負荷時に保留するためのバッフ
ァは少量であるため、経済的に実現可能である。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。
【0020】本実施例は、本発明をパケット交換機のパ
ケット転送処理部に適応した場合について説明する。な
お、本実施例において、パケット交換機及び端末はセル
と呼ばれる53バイトの固定長パケットによるATMを
用いて通信を行うものとする。
【0021】図2は、本発明の一実施例のパケット交換
機と端末との接続構成を示す。
【0022】同図に示すシステムは、通信情報をセル単
位で送受する4つの端末1〜4、セル単位で到来したパ
ケットの処理するパケット交換機5、各々の端末1〜4
とパケット交換機間を接続する回線6〜9により構成さ
れる。
【0023】本実施例では、端末1〜4とパケット交換
機5は、それぞれ、論理パス識別子(VPI)/論理チ
ャネル識別子(VCI)で識別される。また、端末1〜
4は、通信情報を当該コネクションを指すVPI/VC
Iを付与したセルに分割する。また、これらのセルに共
通な多重化識別子(MID)番号を付与して、パケット
交換機5に送信する。パケット交換機5は、端末1〜4
から到着したセルをセル単位で処理し、先頭セルに記載
された宛先アドレス(DA)に基づいて宛先の端末へ一
連のセル群を転送する。この場合、DAが個別アドレス
の場合は、一つの端末に対して転送するが、グループア
ドレスの場合は、当該グループに属する端末数分に対し
てセルを複製し、着端末へ転送する。
【0024】図3は、本発明の一実施例におけるパケッ
トのフォーマットとセルとの関係を示す。本実施例で
は、端末は、通信情報10をCCITT勧告I.364
のCLNAPフレーム11でカプセル化し、さらに、C
CITT勧告I.362,363のATMアダプテーシ
ョンレイヤタイプ3/4のフレーム12により一連のA
TMセルに分割される。ここで、一連のセル群は一般に
一つの先頭セル(BOM)13、いくつかの中間セル
(COM)14、一つの最終セル(EOM)15からな
る。
【0025】なお、通信情報が短い場合、中間セルがな
い場合、さらには、一つのセル(SSM)の場合があ
る。
【0026】図4は、BOMセル、COMセル、EOM
セル、SSMセルの情報フィールドを示す。ここでST
はセルの種類を示し、BOM,COM,EOM,SSM
のいずれかを示す。HECは、ヘッダの誤りを生成多項
式により計算した値が格納される。
【0027】同一通信情報を構成する一連のセルは、識
別子VPI/VCI/MIDの組により識別される。ま
た、CLNAPフレームの先頭に記載されたDAは、セ
ル化後、BOMかSSMのDA(宛先アドレス)フィー
ルドに格納される。本フィールドは、個別アドレスかグ
ループアドレスタイプサブフィールドとDAサブフィー
ルドに分割される。個別アドレスの場合は、アドレスタ
イプに1100bを、グループアドレスの場合にはアド
レスタイプに1110bを設定してアドレス属性を識別
することができる。また、COMセルとEOMセルに
は、制御情報と通信情報が格納される。なお、その他の
制御フィールドは、本実施例とは直接関連しないため、
説明を省略する。端末1〜4及びパケット交換機5は、
これらのセルを単位として通信を行う。
【0028】図5は、本発明の一実施例におけるグルー
プアドレスを用いたグループ同報通信の例を示す。ここ
で、端末A1は、通信情報をBOM31,COM32,
EOM33の3つのセルに分割し、回線6を経由してパ
ケット交換機5へ送信される。ここで、各セル共、共通
のVPI=10,VCI=8,MID=3の番号が付与
される。
【0029】本実施例では、端末A,B,C,Dが一つ
のグループアドレス1111に属する。まず、端末A
は、CLNAPフレームにおいて、当該グループアドレ
スを宛先アドレスとして指定したパケットを作成し、上
記説明に従ってセル化した後、パケット交換機5に転送
する。
【0030】パケット交換機5では、受信したBOMに
記載されたDAアドレスフィールドのアドレスタイプを
参照し、グループアドレスであることを認識すると、ま
ず、グループアドレス1111に属する複数の配布先が
端末B2,端末C3,端末D4であることを認識する。
この場合は、3対地であるため、受信セルを2回複製
し、複製元セルと合わせて送信用に3つのセルを確保す
る。次に、確保したセルのそれぞれを回線7、8、9上
に定義されたVPI/VCI/MID値に変換後、各回
線に送出される。また、その後到着するCOM,EOM
については、前回のBOMで受信したVPI/VCI/
MID値と同じであることにり、同一パケットを構成す
るセルであることを判別し、BOMと同様の処理を繰り
返す。
【0031】以上の説明の通り、端末A1からパケット
交換機5に到着した3つのセル31、32、33は、そ
れぞれセル単位で複製され、VPI/VCI/MIDを
各宛先毎に変換後、端末B2,端末C3、端末D4へ配
布されることにより、マルチキャスト(グループ同報通
信)が実現される。
【0032】図6は、本発明の一実施例におけるパケッ
ト交換機の構成を示す。同図に示すパケット交換機は、
入回線40、受信回路41、データ線42、44、5
3、分離回路43、第1のバッファ46、グループアド
レス処理部47、データ線48、多重回路49、データ
線50、送信回路51、出回線52、第2のバッファ5
4、個別アドレス処理部55、トラヒック監視回路57
及び制御線58、59より構成される。
【0033】受信回路41は、物理レイヤを終端し、セ
ルを取り出してデータ線42へ送出する。データ線42
は、受信回路41と分離回路43を接続する。分離回路
43は、受信したセルの宛先アドレスの種別がグループ
アドレスであれば、データ線44へ送出し、グループア
ドレスであれば、データ線53へ送出する。データ線4
4は、分離回路43と第1のバッファ46を接続する。
第1のバッファ46は、グループアドレス処理部47の
処理を待ち合わせるセルを格納する。グループアドレス
処理部47は、第1のバッファ1の先頭からセルを取り
出し、グループアドレスが示す転送対地数分のセルを複
製し、宛先に対応するVPI/VCI/MID値へ書換
え後、データ線48へ送出する。データ線48は、グル
ープアドレス処理部47と多重回路49を接続する。多
重回路49は、2つのデータ線48、56からセルを合
流させ、データ線50へ送出する。データ線50は、多
重回路49と送信回路51を接続する。送信回路51
は、データ線50から受信したセルの物理レイヤを変換
し、出回線52に送出する。データ線53は、分離回路
43と第2のバッファ54を接続する。第2のバッファ
54は、個別アドレス処理部55の処理を待ち合わせる
セルを格納する。個別アドレス処理部55は、バッファ
2の先頭からセルを取り出し、当該セルの宛先に対応す
るVPI/VCI/MID値へ書換え、データ線56へ
送出する。データ線56は、個別アドレス処理部55と
多重回路49を接続する。トラヒック監視回路57は、
制御線58を介して第2のバッファ54の滞留トラヒッ
ク量を観測し、観測値が一定値以上となった場合、制御
線59を介してグループアドレス処理部47の動作を停
止させるよう指示を行う。
【0034】本実施例においてセルが、個別アドレスの
場合、入回線40→受信回路41→データ線42→分離
回路43→データ線44→第1のバッファ46→グルー
プアドレス処理部47→データ線48→多重回路49→
データ線50→送信回路51→出回線52の順に、ま
た、グループアドレスの場合、入回線40→受信回路4
1→データ線42→分離回路43→データ線53→第2
のバッファ54→個別アドレス処理部55→データ線5
6→多重回路49→データ線50→送信回路51→出回
線52の順に各々転送・処理される。分岐回路43以降
のセルは、グループアドレス処理部47、個別アドレス
処理部55によりそれぞれ到着順に処理される。この処
理内容については、従来の技術と同様であるため、説明
を省略する。
【0035】図7は、本発明の一実施例におけるトラヒ
ック監視回路の処理を示すフローチャートである。
【0036】トラヒック監視回路57は、個別アドレス
処理部55の処理を待ち合わせる第2のバッファ54の
キュー長をシステム内トラヒック量として観測し、一定
値を越えた場合にグループアドレス処理部47の動作を
停止させる機能をもつ。
【0037】まず、第2のバッファ54のキュー長が一
定値を越えるまでキュー長の観測を制御線58を用いて
連続的に行う(ステップ1)。ステップ1の処理におい
て、キュー長が一定値を越えた場合、グループアドレス
処理部47の動作を制御線59を介して指示する(ステ
ップ2)。その後、第2のバッファ54のキュー長が一
定値以下かどうかを判断する処理(ステップ3)へ制御
を移す。ステップ3の判断において、第2のバッファ5
4のキュー長が一定値以下となった場合、グループアド
レス処理部47の動作を再開させるよう、制御線59を
介して指示する(ステップ4)。その後は、ステップ1
の処理に移行する。
【0038】以上の処理により、第2のバッファのセル
滞留数(システム内の滞留トラヒック)が多いときは、
時間のかかるグループアドレス処理を停止するため、セ
ル複製などに起因する負荷増加を平滑化できる。
【0039】図8は、本発明の一実施例のパケット交換
システムにおけるマルチキャストパケット処理のための
負荷増大を平滑化できることを説明するための図であ
る。
【0040】同図において、斜線で示されるパケット9
1はマルチキャストパケットであり、パケット92〜9
6は、マルチキャストパケット91の後に到着した個別
アドレスを記載したシングルキャストパケットを示す。
また、同図c,dは、それぞれマルチキャストパケット
91からパケット96を受信或いは送信するタイミング
を示す。同図は、システム内の処理負荷が増大している
状況下において、マルチキャストパケット91の処理を
停止させ、パケット92〜95のパケット処理を優先的
に行った後、パケット95、96のパケット到着の隙間
にマルチキャストパケット91の処理を実行した場合を
示している。
【0041】図8に示した従来の技術と比較すると、シ
ングルキャストパケットの遅延はなくなり、マルチキャ
ストパケット処理による負荷増大の影響は、他のパケッ
トに悪影響を与えていないことが分かる。
【0042】上記のように、本発明は、システムに到着
したマルチキャストに対する複製をシステム負荷の空き
を見計らって処理するため、瞬時にシステム内の負荷が
増加することはなく、負荷増大を平滑化させることがで
きる。これにより、副次的にシステムで処理されるパケ
ットの廃棄を低く抑えることができる。
【0043】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、パケッ
ト到着の隙間を利用してマルチキャストパケットの複製
処理を効率的に、しかも低遅延で行うことができる。よ
って、シングルキャストとマルチキャストの両方を扱う
パケット交換機において、本発明で述べたトラック監視
回路を加えることによる簡単な制御を組み込むことによ
り、経済的でしかも少ない品質劣化でパケット交換/中
継サービスを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例のパケット交換機と端末との
接続構成図である。
【図3】本発明の一実施例におけるパケットのフォーマ
ットとセルとの関係を示す図である。
【図4】BOMセル・COMセル・EOMセル・SSM
セルの情報フィールドを示す図である。
【図5】本発明の一実施例におけるグループアドレスを
用いたグループ同報通信の例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例におけるパケット交換機の構
成図である。
【図7】本発明の一実施例におけるトラヒック監視回路
の処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例のパケット交換システムにお
けるマルチキャストパケット処理のための負荷増大を平
滑化できることを説明するための図である。
【図9】従来のパケット交換システムの転送処理システ
ムの構成図である。
【図10】従来の問題を説明するための図である。
【符号の説明】
1 端末A 2 端末B 3 端末C 4 端末D 5 パケット交換機 6 回線A 7 回線B 8 回線C 9 回線D 10 通信情報 11 CLNAPフレーム 12 AAL4CPCSフレーム 13 ATMセル(BOM) 14 中間セル(COM) 15 最終セル(EOM) 21 BOMセル情報フィールド 22 COMセル情報フィールド 23 EOMセル情報フィールド 24 SSMセル情報フィールド 31、32、33 セル 40,70 入回線 41,71 受信回路 42、44、48、50、53、56,72、75 デ
ータ線 43 分離回路 46 第1のバッファ 47 グループアドレス処理部 49 多重回路 51 送信回路 52、77 出回線 54 第2のバッファ 55 個別アドレス処理部 57 トラヒック監視回路 58、59 制御線 73 パケットバッファ 74 パケット処理部 76 送信回路 81〜86,91〜96 パケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−238248(JP,A) 特開 平1−256246(JP,A) 特開 平6−197128(JP,A) 特開 平5−316150(JP,A) 特開 平6−164627(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信情報をパケットまたはセルに分割
    し、パケットまたはセルに記載された宛先アドレスによ
    り方路を選択する交換システムにおいて、受信したパケ
    ットまたはセルから求めた宛先アドレスが1つの宛先を
    示す個別アドレスの場合、当該アドレスの方路に転送
    し、宛先アドレスが複数の宛先を示すグループアドレス
    の場合、受信したパケットまたはセルを対地数分複製
    後、当該対地へ転送する交換処理において、 アドレス種別について個別アドレス及びグループアドレ
    スとを識別するアドレス種別識別手段と、 システム内で処理待ちパケットまたはセルを保留する保
    留手段と、 システム内を通過するトラヒック量を観測するトラヒッ
    ク観測手段と、 該トラヒック観測手段により観測されたトラヒック量と
    一定値を比較することにより、該一定値を越えたか否か
    を判断する判断手段とを含み、 該判断手段の判断結果が観測トラヒックが指定した値を
    越えた期間は、グループアドレスに関わる処理を停止
    し、該保留手段によりパケットまたはセルを保留し、該
    観測トラヒックが指定した値以下になってから再開する
    ことを特徴とするグループアドレス処理方式。
JP19351993A 1993-08-04 1993-08-04 グループアドレス処理方式 Expired - Lifetime JP3051947B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19351993A JP3051947B2 (ja) 1993-08-04 1993-08-04 グループアドレス処理方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19351993A JP3051947B2 (ja) 1993-08-04 1993-08-04 グループアドレス処理方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0750671A JPH0750671A (ja) 1995-02-21
JP3051947B2 true JP3051947B2 (ja) 2000-06-12

Family

ID=16309424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19351993A Expired - Lifetime JP3051947B2 (ja) 1993-08-04 1993-08-04 グループアドレス処理方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3051947B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4673752B2 (ja) * 2006-01-13 2011-04-20 株式会社日立製作所 マルチキャストパケット制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0750671A (ja) 1995-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6980553B2 (en) Router apparatus using ATM switch
EP0512495B1 (en) Switching node in a network with label multiplexed information
US5555243A (en) Self routing exchange and exchange system
US6967924B1 (en) Packet switching device and cell transfer control method
JP3786373B2 (ja) Atm網インタフェース装置
US6111871A (en) Network design for both compressed and uncompressed ATM cells
JPH09191323A (ja) マルチポートフレーム交換方式
CA2341939C (en) Label request packet transmission method, packet transfer network and method thereof, and packet transfer device
AU695184B2 (en) Method for rerouting a packet-mode data connection
US5862127A (en) Method of controlling the peak cell rate spacing of multiplexed ATM traffic
JP2929993B2 (ja) ルーティング方式
JP3051947B2 (ja) グループアドレス処理方式
US6658008B1 (en) Method and apparatus for removal of dataless frames when transporting private line traffic over an ATM network
US6418119B1 (en) Data transmission apparatus and method thereof
JPH0630036A (ja) セル中継装置
JP2000083062A (ja) パケット転送方法およびパケット処理装置
JP3589260B2 (ja) トラフィックシェーピング装置
JP3006951B2 (ja) 通信網における呼設定方式
JP3429647B2 (ja) バッファメモリ管理システム
JP2001007854A (ja) パケット転送網における平均遅延時間短縮方式及び方法
JP3349725B2 (ja) Lan間接続制御方法
JP3132842B2 (ja) ラベル交換網におけるコネクションレス型通信方式とコネクション型通信方式との多重方式
JP3586652B2 (ja) Atm交換装置及びそれに用いるatm交換方法
JP2000059397A (ja) パケット交換システム
JP2756766B2 (ja) セル優先処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term