JP3051853B2 - スズを用いずに形成されるルチル型酸化チタンでコーティングした雲母の顔料 - Google Patents

スズを用いずに形成されるルチル型酸化チタンでコーティングした雲母の顔料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】雲母の基板に酸化チタンをコーティング
した真珠のようなあるいは玉虫色の光沢を有する顔料
は、よく知られている。この種の顔料は、光の反射ある
いは透過によって真珠のようなまた/または玉虫色の光
沢を生じる。酸化チタンのコーティングは、実際には光
に対して透明である。しかし、コーティングがきわめて
滑らかで高い屈折率を示すため、その光学的性質には薄
膜の法則が適用できる。各小板に当たる光は、一部は反
射され、一部は透過して下の小板に当たり、さらに多様
な反射が行なわれる。下の層で起こるこの多様な反射
が、本物の真珠に似た深みあるいは光沢を生じる。ま
た、酸化チタンの層の厚さをうまく制御すれば、光の干
渉が起き、小板が光を二つの成分に分離する光学フィル
ターの作用をする。反射によって一つの色が示され、透
過によってその補色が示される。
【0002】真珠の光沢の顔料は、プラスチックとの混
和、自動車のコーティング、化粧品などさまざまな用途
に広く使用されている。雲母の基板に酸化チタンをコー
ティングした真珠の光沢の顔料は、高い屈折率を示す。
この顔料は、通常、塗料の薄膜あるいは爪用のエナメル
の薄膜などの媒質内に分散させて用いられる。これら
は、約1.5の屈折率を有する。したがって、真珠の光
沢の顔料の屈折率は、光の反射が生じれば、1.5より
かなり高いはずである。この高い屈折率は、酸化チタン
の層によってあたえられるもので、その値は、2.3と
2.5の間である。酸化チタンをコーティングする雲母
の基板の屈折率は、約1.5であり、したがって、薄膜
に混和させても反射には寄与しない。ルチル型の酸化チ
タンは、アナタース型のものより屈折率が高く、したが
って、ルチル型の変態は、アナタース型より反射性がす
ぐれている。このため、真珠の光沢の顔料では、ルチル
型変態の酸化チタンがアナタース型変態より好ましいと
される。
【0003】ルチル型変態が好ましいとされる理由は、
他にも多くある。ルチル型変態は、アナタース型変態よ
り屋外での風化に対して安定性がある。ルチル型変態の
酸化チタンでコーティングした雲母を用いれば、光沢お
よび反射性にすぐれ、色および色の均質性にもすぐれ、
微粒子をほとんど含まない製品が得られる。雲母上に酸
化チタンを形成する処理段階では、雲母に付着しない粒
子が形成されるおそれがある、これらの微粒子は、顔料
のTiO2 に類似し、光の散乱を生じる。微粒子が多く
存在し過ぎると、真珠の光沢が失われあるいは低下する
おそれがある。しかし、ルチル結晶型で雲母をコーティ
ングする処理では、アナタース型の場合と比較して形成
される微粒子はきわめて少ない。
【0004】雲母を含水酸化チタンの層でコーティング
し、その後に約750℃ないし900℃での洗浄乾燥お
よびか燒を含む通常の処理を行なう場合には、形成され
る酸化チタンはアナタース型となる。雲母が存在するこ
とによって、TiO2 は、アナタース結晶型に配向され
る。この種の顔料は、クイン等の1969年4月8日付
けアメリカ合衆国特許第3437515号、リージャー
等の1968年12月24日付けアメリカ合衆国特許第
3418146号、およびリントンのアメリカ合衆国特
許第3087828号に記載されている。
【0005】ルチル結晶型が求められる場合には、雲母
の表面にまず含水酸化スズの層を沈殿させ、それに続い
て含水酸化チタンの層を沈殿させる。この組み合わせた
層を処理・か焼すると、酸化チタンがルチル型に配向さ
れる。このことは、アメリカ合衆国特許第403809
9号およびアメリカ合衆国特許第4086100号に詳
細に記載されている。これらの特許には、また、酸化ス
ズを用いて雲母の基板上にルチル型TiO2 を形成する
他の方法も記載されている。
【0006】ルチル型TiO2 自身の形成に役立つ添加
物には多くのものがあるが、雲母上にルチル型TiO2
を形成する場合にはきわめて特殊な添加物が必要とな
る。雲母上のTiO2 のコーティングは、滑らかで均一
性がなければならない。不規則な表面が形成されると、
光の散乱が生じ、顔料は、真珠の光沢の顔料としては機
能しなくなる。TiO2 のコーティングは、また、雲母
に強く接着しなければならない。さもなければ、TiO
2 のコーティングが処理中に分離し、目立つひび割れが
生じまた光沢が失われる結果となる。また、光沢、色、
および色の均一性が維持されることが必要である。さも
なければ、すでに述べたように微粒子が光を散乱して真
珠の光沢を失わせる。したがって、用いられる添加物
は、ルチル型結晶を導く機能に加えて、多くの機能を果
たすものでなければならない。品質および他のすべての
望ましい特性を維持しながらTiO2 をルチル型変態へ
導く(スズ以外の)添加物を見出すことは困難である。
【0007】現在、他のすべての望ましい特性を維持し
ながら雲母の上にTiO2 のルチル型変態を形成するス
ズ以外の添加物は、存在しない。酸化スズの使用は、す
ぐれた方法であり、市販のルチル型酸化チタンでコーテ
ィングした雲母にはすべてこれが使用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ルチル型Ti
O2 でコーティングした雲母の製造にスズを使用するこ
とには、二つの大きな欠点がある。第一は、酸化スズ
は、食品と接触して使用されるポリマー合成物には使用
が許されていないことである。したがって、酸化スズを
含む高品質の真珠の光沢を有するあるいは干渉性の顔料
は、ポリマーの薄膜には使用することができない。第二
は、いくつかの国とくに日本においては、化粧品中に酸
化スズが存在すること許されないことである。したがっ
て、化粧品メーカーは、日本向けにアナタース型のみの
化粧品を調製し同時に同じ製品でありながらルチル型の
製品を第二の製品ラインとして世界中の他の国に向けて
調製する方法を選ぶか、あるいは全世界に向けてアナタ
ース型の製品のみの製品ラインを用意する方法を選ぶか
いずれかの選択を迫られることになる。その結果、世界
中で使用される食品と接触するポリマー調製品および化
粧品の製品ラインには、ルチル型TiO2 でコーティン
グした製品のほうが色、色の均一性、および光沢の点で
すぐれているにもかかわらず、アナタース型製品が用い
られることになる。
【0009】したがって、本発明の目的は、酸化チタン
でコーティングした雲母の真珠の光沢を有する顔料にお
いて、酸化チタンがルチル結晶型であり、ルチル型の形
成を促進するためにスズが使用されていない顔料を提供
することである。本発明のさらに他の一つの目的は、光
沢、色、色の均一性、および製造中の微粒子の形成を含
めてスズを含む製品と同じ効果および特性を有するルチ
ル型TiO2 でコーティングした雲母を提供することで
ある。本発明のこれらの目的および他の目的は、当業者
には以下の詳細な説明から明かとなろう。
【0010】
【問題点を解決するための手段】本発明は、高品質のT
iO2 でコーティングした雲母の真珠の光沢を有する顔
料に関する。含水酸化チタンの雲母上への沈殿に先立っ
て、コーティング内に低濃度のFe、および、Zn、C
a、およびMgイオンの一つを導入すると、沈殿は、含
水酸化スズの層を添加した場合と同様に進行する。完全
なルチル型の形成を行うことができる。酸化スズを含む
場合と同じ特性を有する真珠色および干渉色が共に形成
される。
【0011】
【作用】本発明のもとづけば、高品質のTiO2 コーテ
ィングした雲母の真珠の光沢を有する顔料において、T
iO2 が、スズが存在しない状態のもとで、鉄を亜鉛、
カルシウム、および/またはマグネシウムと共に使用す
ることによってルチル型となる顔料が形成される。
【0012】Feの存在は、TiO2 のコーティングを
ルチル結晶型にするにあたって、Snの存在と同様に効
果があることが明らかになった。Zn、Ca、またはM
gの存在は、多くの場合、実際にはルチル型TiO2 の
形成を抑制する。亜鉛、カルシウム、および、マグネシ
ウムがもつ機能は、真珠の光沢を有する顔料の調製に必
要な決定的機能および他の基本的機能の開発に役立つと
いうことである。イオンを組み合わせて使用すること
は、高品質のルチル型TiO2 をコーティングした雲母
の顔料の調製にあたって、あらゆる点で、スズを含む顔
料の場合と同様に必要である。鉄は、ルチル型調節剤と
して使用され、亜鉛カルシウム、あるいはマグネシウム
は、成長調節剤として使用される。両者を併用すること
によって、スズを添加物として含まない高品質のルチル
型TiO2 をコーティングした雲母が形成される。
【0013】鉄を高濃度で添加すれば、TiO2 層の完
全なルチル型化を達成することができる。ただし、その
結果得られる顔料は、多くの用途とくに反射性の真珠色
を必要とする用途では好ましくない淡褐色あるいは鉄色
を示す。したがって、Feイオンの濃度は、淡褐色がわ
ずかに認められる程度まであるいは好ましくない色が出
なくなるまで下げる必要がある。しかし、このようにす
ると、顔料の他の望ましい特性が影響を受けることがわ
かっている。光沢、色、および微粒子の形成が許容でき
ない程度となり、製品は、スズを用いて製造した製品と
は似たものでなくなる。
【0014】コーティング浴に、少量のZn、Ca、お
よび/またはMgイオンを少量のFeイオンと共に添加
すると、完全なルチル型化を達成することができ、ま
た、他の望ましい特性を維持できることが明らかになっ
た。Feによってあたえられる淡褐色は、好ましくない
色ではなくなり、製品は、あらゆる点でスズを用いた製
品に似てくる。
【0015】酸化チタンでコーティングした雲母に鉄、
亜鉛等が存在するものは、文献にも記されている。すな
わち、リントンのアメリカ合衆国特許第3087828
号は、雲母に酸化チタンのコーティングしたものの感光
度が、酸化金属の添加物を酸化チタン上に堆積するある
いは酸化チタンと混ぜ合わせることによって改善される
ことを開示している。リントンは、鉄がルチル型の形成
を導く作用を有することは示していない。リントンの特
許は、また、亜鉛に関して、「含水TiO2 とZnOを
組み合わせた層をか焼すると、その結果得られる層は、
ルチル型TiO2 のX線パターンを示す。それに対し
て、TiO2 のみの層は、アナタース型TiO2 のパタ
ーンを示す」と述べている。
【0016】他の特許および論文は、顔料のTiO2 の
調製に関するもののみであって、TiO2 をコーティン
グした雲母の顔料の調製に関するものは存在しない。す
なわち、ホフマン等のアメリカ合衆国第3453129
号は、ルチル型酸化チタンと硫酸カルシウムの複合顔料
を記載している。これは、TiSO4 −FeSO4 溶液
を無水CaSO4 の水性スラリーと加熱してつくられ
る。か焼の前に、0.2−2%の亜鉛を添加し、混合物
を800−1000℃出か焼する、か焼した製品は、す
り砕いてTiO2 −CaSO4 複合顔料にする。また、
エマーソン・F・ヒールドおよびクレア・W・ウェイス
「酸化鉄(III)および還元条件が触媒作用を果たす
アナタース型/ルチル型変換の速度およびメカニズム」
Ame-ricanMineralogist、57巻、10−23ページ
(1972)には、微量の酸化鉄(III)が、TiO
2 のアナタース型からルチル型への変換における核生成
および成長段階の双方で強力な触媒作用を有することが
記載されている。
【0017】報告された事例では、ほとんどの場合、雲
母にコーティングされるものではないので、主たる関心
はルチル型構造の形成にあるといえる。したがって、き
わめて滑らかな表面、厚さの均一性、色の均質性を含む
高品質の雲母の顔料の調製では主たる重要性をもつ他の
考慮点は、関係がないものとなっている。これらの論文
には、FeならびにZn、Ca、および/またはMgの
両者のきわめて低い濃度のイオンがあらゆる目的を達成
することはいささかも示されていない。
【0018】ルチル型酸化チタンの接着層を有する粒子
を含みまたルチル型への変換促進剤としてのスズを含ま
ない真珠の光沢の顔料は、鉄ならびに亜鉛、カルシウ
ム、および/またはマグネシウム・イオンの存在下で雲
母上に含水酸化チタンを沈殿させることによって得られ
る。この調製の工程は、スズが用いられずスズの代わり
に鉄ならびに亜鉛、カルシウム、および/またはマグネ
シウム・イオンが用いられること以外、スズを含むルチ
ル型TiO2 でコーティングした雲母の調製に用いられ
るものと同様である。
【0019】コーティングの工程では、雲母は、水好ま
しくは蒸留水中に分散させる。雲母賭しては、白色の白
雲母が好ましいが、金雲母、リピドライト、あるいは合
成雲母など他の雲母を使用することもできる。
【0020】使用できる雲母の粒子の平均の大きさは、
平均約3ミクロンから平均約100ミクロンの間であれ
ばよい。水中の雲母の濃度は、約5%から25%の間で
あればよい。通常好ましい濃度は、約10%と20%の
間である。
【0021】雲母を水中に分散させて適当な容器中に入
れた後、鉄ならびにZn、Ca、およびMgイオンの一
つまたは一以上を導入する。Feイオンは、塩化鉄イオ
ンとして導入されるが、硝酸鉄あるいは硫酸鉄等他の形
態のものを使用することもできる。亜鉛、カルシウム、
および/またはマグネシウム・イオンも、好ましくは塩
化物のイオンとして導入されるが、同様に、硫酸塩およ
び酢酸塩を含む他の形態のものを使用することもでき
る。
【0022】使用するイオンの質は、重要である。ある
最低のレベルを下回ると、ルチル型の形成が完全に行な
われても光沢が低下するなどの製品の質の劣化が起こ
る。最低量は、使用する雲母の粒子の大きさ、つくられ
る干渉色、好ましい光沢の白さによって異なる。Feの
含量は、雲母の重量によってFe約0.125%からF
e約1.0%の間で変化する。最も好ましくは、イオン
の量は、雲母の重量によって約0.25%から0.75
%の間である。
【0023】白い真珠色の反射性TiO2 でコーティン
グした雲母は、きわめて低い濃度のFeとしか共存でき
ず、その限度を越えると製品に淡褐色があらわれる。他
方、干渉色は、高い濃度のFeと共存することができ
る。実際、干渉色の顔料のFe濃度を高くすると、反射
色が高められる。
【0024】使用する亜鉛、カルシウム、および/また
はマグネシウムの量も、広い範囲で変化させることがで
きる。この点に関しては、使用する量の如何にかかわら
ず、製品中に含まれる量はわずかであることが明かとな
っている。通常、この量は、少なくとも約0.05%
で、好ましくは約0.25から0.75%の間である。
【0025】雲母の粒子の処理にあたっては、コーティ
ング浴にまず鉄のイオンを添加し、それに続いて亜鉛、
カルシウム、およびマグネシウム・イオンを添加するこ
とが最も好便である。また、これらを同時に添加するこ
とも可能である。次に、pHを約3点0に調整し、75
℃まで加熱する。この温度に達したら、1.1HCl:
水溶液を加えてpHを1.6まで下げる。鉄ならびに亜
鉛、カルシウム、およびマグネシウム・イオンの添加に
関しては、他の方法を使用することもできる。例えば、
雲母上への鉄の沈殿は、pHを常時3.5に保ちながら
鉄塩をゆっくり添加することによっても行なうことがで
きる。次に、亜鉛、カルシウム、および/またはマグネ
シウム・イオンをコーティング浴に添加し、含水酸化チ
タンを添加すれば、沈殿が継続的に行なわれる。あるい
は、鉄ならびに亜鉛、カルシウム、および/またはマグ
ネシウムの双方を雲母上に沈殿させることも可能であ
る。鉄は、pHを一定の3.5にすることで沈殿させる
ことができ、第二の金属は、pHを一定の5.8にする
ことで沈殿させることができ、最後に含水酸化チタン
は、pHを一定の1.6にすることで沈殿させることが
できる。
【0026】含水酸化チタンを沈殿させるpHは、重要
である。pHが約1.9以上では、完全なルチル型化は
起こらない。この値以下では、個々のシステムによって
異なるが、pHが約1.6で完全なルチル型化が起こ
る。pHを約1以下にすることは避けなければならな
い。pHが1.6と1.9の間では、通常、ルチル型と
アナタース型の混合物が形成される。一般的には、pH
は、少なくとも約1.4とすべきである。
【0027】上に述べた以外では、スズを含まないルチ
ル型酸化チタンでコーティングした雲母の顔料を調整す
るための工程は、在来の工程と同じである。
【0028】以下、実施例によって本発明をさらに詳細
に説明する。ただし、以下の実施例が本発明を限定する
ものではない、とくに明示する場合を除いて、実施例お
よび本明細書の残余部分ならびに特許請求の範囲で用い
る部分およびパーセントは、すべて、重量部分および重
量パーセントであり、温度は、すべて、摂氏である。
【0029】
【実施例】
例1−25 平均の粒子の大きさが約18ミクロン(レーザー光散乱
による)の白雲母200グラムを水1リットル中に分散
させるコーティング工程を用いた。鉄および亜鉛の使用
にあたっては、塩化鉄(III)の39%水溶液7.5
グラムをさらに50mlの蒸留水に溶解したものと塩化
亜鉛2.1グラムを50mlの水に溶解したものを導入
した、すべての工程で、スラリーのpHは、水酸化ナト
リウムの35%水溶液を用いて3.5に調整し、スラリ
ーは、75℃の温度に加熱した。次に、塩酸を加えてp
Hを1.6に下げ、四塩化チタンの40%水溶液を10
0ml/時の割合で添加した。その間、pHは、酸化ナ
トリウムの3.5%水溶液を加えながら1.6に維持し
続けた。白い真珠色または金色、赤色、青色、および緑
色を含む干渉色および第二のより高次の色に達するまで
チタンの導入を続けた。望む終結点に達したとき、スラ
リーをブフナー漏斗で濾過し、追加の水で洗浄した。次
に、コーティングした小板を乾燥させて900℃でか焼
した。
【0030】上の方法で生成された顔料の光沢の質を、
隠れパワー・チャート(ルニタ・カンパニーの乳白度チ
ャート様式2−6)の上での標準ドローダウン(描き下
ろし)の反射率測定を行なって判別した。チャートの半
分は黒色、半分は白色である。平行光反射で検査する
と、このチャートの黒色部分のコーティングが反射色を
表示し、入射角と等しくない角度で見ると、チャートの
白色部分が透過色を表示する。
【0031】標準ドローダウンは、下記の成分を有する
ニトロセルロース・ラッカーに3%顔料を懸濁させるこ
とで調製する。 ニトロセルロースRS型15−20秒 2.9% ニトロセルロースRS型30−40秒 6.6% イソプロパノール 5.1% アミルアセテート 44.8% n−ブチルアセテート 37.6% モノ−ブトキシジエチレングリコール 3.0% 100.0%二つのグレード のニトロセルロースによって、固体成分を望むように組
み合わせ、25℃で約2000センチポアズの粘度を得
ることができる。モノ−ブトキシジエチレングリコール
は、大気中の水蒸気を凝縮させることによってラッカー
膜の「ブラッシング(赤らみ)」すなわち曇りを防ぐた
めに用いる。
【0032】ドローダウン(描き下ろし)は、バード・
フィルム・アプリケーターを用いて行ない、バード真空
プレートに固定した隠れパワー・チャート上に厚さ約
0.003インチ(約0.008cm)の濡れた膜をつ
くる。試料のスペクトル光度曲線は、法線に対して15
°の入射視角でレアズ・トライラック・スペクトル光度
計を用いて測定して求める。反射率は、硫酸バリウムの
ケーキをプレスしたものを用いて測定する。真珠の光沢
は、反射率の最大値(Rmax )および平均反射率の測定
値であらわされる。最大値での波長が色を示すが、色を
完全に説明するためには全曲線が必要である。
【0033】光沢の測定に加えて、顔料は、X線回折に
よって各試料のルチル型とアナタース型の比率の分析も
行なった。
【0034】比較のために、各種顔料を粘度を変えて調
製した。一つは、在来のSn工程を用いて調製したもの
である。FeおよびZnを共に添加したものを用いて第
二の実験を行なった。その他、Feは含むがZnは含ま
ない試料、Znは含むがFeは含まない試料、Sn、F
e、Znをすべて含まない比較試料を用いた実験等も行
なった。それらの結果を以下の表に示す。
【0035】青色の反射を除いて、すべての場合におい
て、FeとZnの組み合わせによってSnを含む製品と
同等かあるいはそれよりすぐれた品質の製品が得られ
た。製品は、すべて、100%ルチル型で、アナタース
型は存在しなかった。また、白い真珠色を除いて、Zn
の存在によってルチル型の形成が実際の抑制された。Z
nの存在によって、顔料の品質は、Znを含む顔料の品
質と同等のものとなった。
【0036】これらのデータから、Feは、TiO2 を
完全にルチル型化する機能を果たし、Znは、成長を修
正してSnを含む製品と等価の品質の製品が得られるよ
うにする機能を果たすことがわかった。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】例26−40 上の例と同様に、鉄と亜鉛を組み合わせて用い、雲母の
上の鉄の濃度が異なる三種類の試料を調製した。それら
の結果をしたの表に示す。
【0043】
【表6】
【0044】これらの結果から、ルチル型を100%に
維持しながら鉄の含量を0.5%から0.25%に下げ
ても、品質は下がらないことがわかる。しかし、鉄の含
量を0.125%まで下げると、ルチル型は100%で
はなくなり、製品の品質も低下する。品質およびルチル
型100%を維持するためには、鉄の含量の下限は0.
25%である。
【0045】例41−44 上の例と同様に、鉄と亜鉛を組み合わせて用い、亜鉛の
濃度が異なる四種類の試料を調製した。それぞれ、雲母
の対する重量%で、0.075、0.1、0.5、およ
び1.0%であった。表面層を分析した結果、真珠の光
沢の顔料には等しい量の亜鉛が取り込まれ、亜鉛の残余
分は、溶液中に残っていることがわかった。
【0046】例45−49 塩化亜鉛の代わりに硫酸亜鉛と酢酸亜鉛を用いた以外
は、例1−25と同様にして、鉄と亜鉛を組み合わせて
用い、スズを含まない真珠の光沢の顔料を調製した。
【0047】例50−55 鉄を0.29%、他に、Alを0.5%、Alを0.7
%、Zrを0.5%、Caを0.5%、Znを0.5
%、またはMgを0.7%用いたものを、例1−25と
同様な工程によって調製して、真珠色または緑色を反射
する試料を調製した。得られた結果を下の表VII、表
VIII、および表IXに示す。
【0048】
【表7】
【0049】
【表8】
【0050】
【0051】本発明の製品および工程には、本発明の精
神および範囲を逸脱することなくさまざまな変更および
修正を行なうことが可能である。本明細書で開示した各
種実施例は、本発明を明らかにするためのものであっ
て、本発明を限定するためのものではない。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−33364(JP,A) 特開 昭59−86664(JP,A) 特開 昭59−170151(JP,A) 特開 平5−186703(JP,A) 特開 昭62−34962(JP,A) 特開 平4−28771(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09C 1/00 - 3/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にルチル型TiO2 の接着層を有す
    る雲母の粒子からなる真珠の光沢の顔料において、該顔
    料は鉄を0.125−1%、ならびに、酸化カルシウ
    ム、酸化マグネシウム、および酸化亜鉛の少なくとも1
    つを0.05%含み、該雲母の粒子上にはスズが堆積さ
    れない真珠の光沢の顔料。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の真珠の光沢の顔料にお
    いて、前記顔料は鉄および酸化カルシウムを含む真珠の
    光沢の顔料。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の真珠の光沢の顔料にお
    いて、前記顔料は鉄および酸化マグネシウムを含む真珠
    の光沢の顔料。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の真珠の光沢の顔料にお
    いて、前記顔料は鉄および酸化亜鉛を含む真珠の光沢の
    顔料。
  5. 【請求項5】 雲母の粒子上に含水酸化チタンを堆積し
    た後にか焼を行うルチル型酸化チタンをコーティングし
    た雲母の粒子の真珠の光沢の顔料の調整方法において、
    鉄、ならびに、カルシウム、マグネシウム、亜鉛イオン
    の少なくとも1つの存在下で、また、スズの不存在下
    で、チタンの堆積を行う方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法において、雲母の
    粒子の重量に対して、鉄の量が0.125−1%であ
    り、カルシウム、マグネシウム、および亜鉛の少なくと
    も1つが少なくとも0.05%である方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の方法において、鉄、カ
    ルシウム、マグネシウム、および亜鉛のイオンの少なく
    とも1つは、酸化チタンを雲母の粒子上に堆積する前に
    該粒子上に堆積する方法。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の方法において、前記少
    なくとも1つのイオンは、カルシウムである方法。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の方法において、前記少
    なくとも1つのイオンは、マグネシウムである方法。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載の方法において、前記
    少なくとも1つのイオンは、亜鉛である方法。
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