JP3051714B2 - 開閉チャック - Google Patents

開閉チャック

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JP3051714B2
JP3051714B2 JP9304853A JP30485397A JP3051714B2 JP 3051714 B2 JP3051714 B2 JP 3051714B2 JP 9304853 A JP9304853 A JP 9304853A JP 30485397 A JP30485397 A JP 30485397A JP 3051714 B2 JP3051714 B2 JP 3051714B2
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塚 博 士 中
橋 康 一 郎 石
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エスエムシー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用ロボットの
アームに取り付けてワークの搬送に使用する開閉チャッ
クに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の開閉チャックとして、図8及び
図9に示すように、短柱状をしたチャックボディ1の先
端面に、ワークをチャックする複数のジョー部材2を放
射方向に開閉自在なるように配設し、これらのジョー部
材2をチャックボディ1に内蔵したエアシリンダ装置に
よって開閉するようにしたものは公知である。この開閉
チャックには、先端面の中央部に、ばね4で該先端面か
ら突出する方向に弾発されたプッシャ3が設けられてい
て、上記ジョー部材2によりチャックされて目的の場所
に搬送されたワークがその場所で解放されたとき、この
ワークを上記プッシャ3で押し出すようになっている。
【0003】ところが、上記従来の開閉チャックは、プ
ッシャ3やそれを付勢するばね4等をチャックボディ1
の先端面に取り付けているため、構造が複雑で組み立て
やメンテナンスに手数がかかるという欠点があった。即
ち、チャックボディ1の先端面の複数のジョー部材2で
取り囲まれた狭い部分に、必要な孔径及び深さを持った
窪みやガイド等を加工し、それらに上記プッシャ3やば
ね4等の部材を組み込んだり、それらの部品を保持する
部材をねじで取り付けるなどの面倒な作業を行わなけれ
ばならない。しかも、プッシャ3を取り外したり交換し
たりする作業も簡単に行うことができない。
【0004】また、上記従来例として示した開閉チャッ
クは、エアシリンダ装置のピストンロッドと各ジョー部
材2とを鉤形に折れ曲がったレバーを介して連結した構
成であるため、ピストンロッドをチャックボディ1の先
端面近くまで延設する必要がなく、従って該チャックボ
ディ1の先端面に、ある程度の孔径及び深さを持った窪
みを形成することが可能である。しかし、上記ピストン
ロッドと各ジョー部材とを、該ピストンロッドの先端に
放射状に形成したカムと各ジョー部材に形成したカム受
け溝とで連結した構成を持つチャックにおいては、上記
カムとの位置関係でチャックボディの先端面に深い窪み
を形成することが非常に困難である。このため、このよ
うなカム式の連結機構を持つ開閉チャックにおいては、
従来例のようにプッシャをチャックボディの先端面中央
部に埋め込み状態に取り付けることは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる技術的
課題は、エアシリンダ機構におけるピストンロッドと各
ジョー部材とを、該ピストンロッドの先端に放射状に形
成したカムと各ジョー部材に形成したカム受け溝とで連
結した構成を有する開閉チャックにおいて、ワークを押
し出すためのプッシャをチャックボディの先端面中央部
に簡単に取り付けられるようにすることにある。
【0006】本発明の他の技術的課題は、上述した開閉
チャックにおいて、チャックボディに対するプッシャの
着脱を簡単化して組み立て作業及びメンテナンスを容易
にすることにある。
【0007】本発明の更に他の技術的課題は、上述した
開閉チャックにおいて、防塵性を高めてジョー部材及び
プッシャの動作を確実ならしめることにある。
【0008】本発明の更に他の技術的課題は、上述した
開閉チャックにおいて、ワークのチャック及び解放の動
作を簡単且つ確実に検出できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の開閉チャックは、ワークをチャックするた
めのチャック本体と、該チャック本体に着脱自在のプッ
シャとによって構成されている。上記チャック本体は、
短柱状をしたチャックボディに、放射方向に開閉自在な
るように配設された複数のワークチャック用のジョー部
材と、これらのジョー部材を開閉させるエアシリンダ装
置と、該エアシリンダ装置におけるピストンの動作をジ
ョー部材の開閉動作に変換するカム式の連結機構と、チ
ャックボディの中央部を軸線方向に貫通するプッシュロ
ッド用摺動孔とを有し、該摺動孔は、上記ピストンに嵌
着されたピストンロッドの中央部を摺動自在なるように
貫通するパイプ部材により形成されていて、該パイプ部
材の先端の一部がチャックボディの先端面から外部に突
出している。一方、上記プッシャは、上記チャックボデ
ィの後端面に取り付けるためのロッドホルダと、該ロッ
ドホルダに基端部を前後進自在なるように支持されて上
記摺動孔内にチャックボディの後方から挿入された上記
プッシュロッドと、該プッシュロッドを前進させるため
に上記ロッドホルダに内蔵された押圧手段とからなって
いる。
【0010】上記構成を有する開閉チャックによれば、
ピストンロッドと各ジョー部材とをカム式の連結機構で
連結した構成であるにも拘らず、プッシャをチャックボ
ディの先端面中央部に位置するように取り付けることが
できる。しかも、上記ロッドホルダとプッシュロッドと
押圧手段とを一つにまとめることによってプッシャが1
個の独立する部品として構成され、それがチャックボデ
ィに簡単に着脱できるようになっているため、開閉チャ
ックの組み立てやメンテナンスが非常に容易である。
【0011】
【0012】本発明において好ましくは、上記チャック
ボディの先端部に、各ジョー部材とチャックボディとの
摺動部分を覆うように柔軟性ある防塵カバーを被着する
ことである。この場合、上記防塵カバーからプッシュロ
ッドの先端部を突出させるに当っては、該プッシュロッ
ドが防塵カバーと直接擦り合わないないように、上記パ
イプ部材の先端を防塵カバーから密に露出させ、このパ
イプ部材を介してプッシュロッドを突出させることが望
ましい。また、各ジョー部材が外部に露出する放射孔の
周囲には、ジョー部材の開閉に伴う防塵カバーの放射方
向への伸縮を容易にするための襞を形成することが望ま
しい。
【0013】本発明の具体的な構成態様によれば、上記
押圧手段が圧縮ばね又はエアシリンダ装置により構成さ
れる。
【0014】本発明において好ましくは、ジョー部材開
閉用のエアシリンダ機構のピストンに永久磁石を取り付
けると共に、上記チャックボディの外側面にセンサ取付
溝を形成し、このセンサ取付溝に取り付けた磁気センサ
で上記永久磁石を検出することにより、ワークのチャッ
ク及び解放動作を検出可能とすることである。
【0015】プッシャの押圧手段がエアシリンダ装置か
らなる場合は、この押圧手段のエアシリンダ機構にも上
記と同様の磁気検出機構を取り付けることにより、ワー
クの押し出し動作も同時に検出できるようにすることが
望ましい。
【発明の実施の形態】
【0016】図1ないし図4は本発明に係る開閉チャッ
クの一実施例を示すもので、この開閉チャックは、ワー
クをチャックするためのチャック本体11と、該チャッ
ク本体11から解放されたワークをその位置に押し出す
ためのプッシャ12とからなっている。
【0017】上記チャック本体11は、産業用ロボット
のアームに取り付けるための短円柱状をしたチャックボ
ディ14を有し、このチャックボディ14に、ワークを
チャックする3つのジョー部材15と、これらのジョー
部材15を開閉させるエアシリンダ装置16と、該エア
シリンダ装置16におけるピストン23の動作をジョー
部材15の開閉動作に変換するカム式の連結機構17
と、チャックボディ14の中央部を軸線方向に貫通する
プッシュロッド38用の摺動孔18とが設けられてい
る。
【0018】上記各ジョー部材15は、チャックボディ
14の先端面と該先端面を塞ぐプレート19とに放射状
に形成されたガイド溝20内に、チャックボディ14の
半径方向に移動自在なるように嵌合されている。これら
の各ジョー部材15の内端部には傾斜するカム受溝32
が形成され、また各ジョー部材15の先端面には、ワー
クチャック用のアタッチメントを取り付けるための螺子
孔15aが設けられている。
【0019】上記エアシリンダ装置16は、チャックボ
ディ14の内部のシリンダ孔内に該チャックボディ14
の軸線方向に摺動自在に挿入された上記ピストン23
と、該ピストン23に連結されたピストンロッド24と
を有し、チャックボディ14の側面には、上記ピストン
23の両側のヘッド室25aとロッド室25bとに個別
に連通する2つのポート(図示せず)が開口している。
【0020】上記ピストンロッド24の先端は、ロッド
室25bの端部の隔壁28を貫通してカム室29内に突
出し、この先端部外周に3つのカム31が形成されてい
る。これらのカム31は、上記各ジョー部材15のカム
受溝32と共に上述したカム式の連結機構17を構成す
るもので、図5からも分かるように、上記ピストンロッ
ド24の下端に等角度で放射方向に3つ形成され、各カ
ム31が3つのジョー部材15の一つとそれぞれ対応し
ている。これらのカム31は、下方に行くほど次第にピ
ストンロッド24に近づく方向に傾斜していて、それと
同じ方向に傾斜する上記カム受溝32内に摺動自在なる
ように嵌合している。
【0021】従って、上記ヘッド室25a及びロッド室
25bへの圧縮空気の給排によりピストン23が動作し
て、ピストンロッド24が図1に示す位置まで前進する
と、各カム31がそれぞれジョー部材15をチャックボ
ディ14の半径方向外側に押し動かすため、3つのジョ
ー部材15の間隔が広がり、ピストンロッド24が後退
すると、カム受溝32に係合している各カム31がそれ
ぞれのジョー部材15をチャックボディ14の半径方向
内側に引き寄せるため、3つのジョー部材15の間隔が
狭まることになり、これによって3つのジョー部材15
の下面のチャック用アタッチメント間に、ワークをチャ
ックすることができる。
【0022】また、上記摺動孔18は、チャックボディ
14に嵌着されたパイプ部材35により形成されてい
る。該パイプ部材35は、上記ピストン23に貫通状態
に取り付けられたピストンロッド24の中央部を、該ピ
ストンロッド24が摺動状態で移動できるように貫通
し、先端35aがチャックボディ14の先端面から外部
に突出している。
【0023】一方、上記プッシャ12は、上記チャック
ボディ14の後端面に取り付けるためのフランジ状の取
付部37aを有する短円筒形のロッドホルダ37と、該
ロッドホルダ37に基端部を前後進自在なるように支持
された上記プッシュロッド38と、該プッシュロッド3
8を前進方向に付勢する押圧手段としてのコイルばね3
9とからなっており、このコイルばね39は、プッシュ
ロッド38の基端部に取り付けられたばね座40とロッ
ドホルダ37の上面を塞ぐ天板37bとの間に縮設され
ている。
【0024】このプッシャ12は、上記プッシュロッド
38をチャックボディ14の後方から摺動孔18内に挿
入してロッドホルダ37をチャックボディ14の後端面
にボルト41で固定することにより、チャック本体11
に着脱自在に取り付けられており、このときプッシュロ
ッド38の先端38aは、チャック本体11から必要長
さだけ突出している。
【0025】上記プッシャ12は、各ジョー部材15が
ワークをチャックするときプッシュロッド38が該ワー
クに押されて後退し、コイルばね39を圧縮する。そし
て、上記ワークが目的の場所に搬送されてジョー部材1
5から解放されると、プッシュロッド38がコイルばね
39の付勢力で該ワークをその場所に押し出す。
【0026】上記プッシャ12は、メンテナンス時や交
換時等にそれを取り外す必要がある場合には、ロッドホ
ルダ37を固定してあるボルト41を取り外し、プッシ
ュロッド38を該チャックボディ14の後方へ引き抜く
ことにより該チャック本体11から取り外すことができ
る。
【0027】このように上記プッシャ12は、ロッドホ
ルダ37とプッシュロッド38とコイルばね39とを一
つにまとめることによって1個の独立する部品として構
成され、それをチャックボディ14に簡単に着脱できる
ようになっているため、開閉チャックの組み立てやメン
テナンス等が非常に容易である。
【0028】上記開閉チャックはまた、ジョー部材15
が開閉してワークをチャックし又は解放したことを検出
するための機構を備えている。この検出機構は、ジョー
部材15の動きを直接検出するものではなく、ピストン
23の動作位置を検出することによって間接的にジョー
部材15の動きを検出するようにしたもので、次のよう
に構成されている。即ち、上記ピストン23の外周面に
は位置検出用の永久磁石45が取り付けられ、これに対
してチャックボディ14の外側面には、上記永久磁石4
5を検出する磁気センサを取り付けるためのセンサ取付
溝46a,46bが、該チャックボディ14の軸線方向
に長く形成され、このセンサ取付溝46a,46bに磁
気センサを取り付けることにより、ピストン23の動作
位置を検出できるようになっている。上記センサ取付溝
46a,46bは、プッシャ12におけるロッドホルダ
37の取付部37aに達している。上記2つのセンサ取
付溝46a,46bは、それぞれ磁気センサを取り付け
ることにより、ピストン23の位置を往復の両方におい
て検出することができ、いずれか1つのセンサ取付溝4
6a又は46bに磁気センサを取り付けることにより、
ピストン23の位置を往復何れか一方において検出する
ことができる。
【0029】上述したように、ピストン23の動作位置
を検出することによって間接的にジョー部材15の動き
を検出する方法は、ジョー部材15の動きを直接検出す
る方法に比べ、非常に有効である。即ち、開閉チャック
のチャックボディ14は、配管接続用のポート26a,
26bを設けたり、ロボットアーム等に固定するための
取付孔等を設ける必要上、必然的にある程度大きな肉厚
を備えることになる。このため、該チャックボディ14
の外周に上記センサ取付溝46a,46bを形成し、該
取付溝に設けた磁気センサでピストン23の永久磁石4
5を検出するように構成することにより、該チャックボ
ディ14の形態をピストン23の位置検出のために有効
に利用することができる。例えば、小さな部品であるジ
ョー部材15に永久磁石を取り付け、チャックボディ1
4の内部の狭いスペースに設けた磁気センサで該永久磁
石を検出する場合に比べ、簡単で合理的な設計とするこ
とができる。また、上記センサ取付溝46a,46bを
チャックボディ14の軸方向に長く形成することができ
るため、磁気センサの取付位置を調整することによって
ピストン23をそのストロークの全域において検出する
ことができる。
【0030】上記チャックボディ14の先端部には、上
記ジョー部材15とチャックボディ14との摺動部分を
覆うと共に、パイプ部材35とピストンロッド24との
摺動部分をも覆う、柔軟性ある防塵カバー50が被着さ
れている。この防塵カバー50は、合成ゴム等の伸縮性
のある素材によって浅いキャップ状に形成されたもの
で、チャックボディ14の先端部からその先端面と側面
の一部を覆うように被着されている。この防塵カバー5
0には、各ジョー部材15を外部に密に露出させるため
の複数の矩形状をした放射孔51と、プッシュロッド3
8の先端部を外部に密に露出させるための中心孔52と
が形成されており、上記各放射孔51の周囲には、ジョ
ー部材15の開閉に伴う防塵カバー50の放射方向への
伸縮を容易にするための襞53が形成されている。この
襞53は、防塵カバー50を内側へ折り曲げることによ
り形成されたもので、伸縮の度合いが最も大きい放射孔
51と中心孔52との間の部分53aで襞幅及び深さが
最大になっている。
【0031】また、上記防塵カバー50からプッシュロ
ッド38の先端部を突出させるに当っては、該プッシュ
ロッド38が防塵カバー50と直接擦り合わないないよ
うにするため、摺動孔18を形成するパイプ部材35の
先端35aを中心孔52から密に露出させ、このパイプ
部材35を介してプッシュロッド38を突出させてい
る。これにより、該防塵カバー50がプッシュロッド3
8と直接擦り合うことによる摩耗や、摺動抵抗によるプ
ッシュロッド38の動作不良等を確実に防止することが
できる。
【0032】図6及び図7は、プッシャの第2実施例を
示すもので、この第2実施例のプッシャ12Aが上記第
1実施例のプッシャ12と相違する点は、押圧手段がコ
イルばね39の代わりにエアシリンダ装置60で形成さ
れていることである。即ち、この第2実施例のプッシャ
12Aは、ロッドホルダ37の内部にシリンダ孔61を
有していて、このシリンダ孔61内にピストン62が摺
動自在に挿入され、このピストン62にプッシュロッド
38の基端部が連結されている。そして、上記ロッドホ
ルダ37の上面には、上記ピストン62の両側のヘッド
室61aとロッド室61bとに連通するポート63a,
63bが形成されている。
【0033】また、上記プッシュロッド38によるワー
クの押し出し動作を検出できるようにするため、上記ピ
ストン62の外周面には位置検出用の永久磁石65が取
り付けられ、これに対してロッドホルダ37の外側面に
は、磁気センサを取り付けるための2本のセンサ取付溝
66a,66bが軸線方向に長く形成され、これらのセ
ンサ取付溝66a,66bに磁気センサを取り付けるこ
とにより、上記ピストン62の動作位置を検出できるよ
うになっている。この検出装置は、上記チャック本体1
1に設けた検出装置と実質的に同じ構成である。
【0034】この第2実施例のプッシャ12Aは、プッ
シュロッド38を後退させた状態でジョー部材15によ
りワークをチャックすることができると共に、該ジョー
部材15がチャックしたワークを解放するタイミングに
合わせてプッシュロッド38を前進させることができる
ため、チャック時にプッシュロッド38による押圧力が
ワークに作用することを嫌う場合に好適に使用すること
ができる。また、プッシュロッド38を動作させるタイ
ミングをワークの種類や押し出し条件等に合わせて適正
且つ自由に設定できるという利点がある。
【0035】なお、この第2実施例のプッシャ12A
は、上記第1実施例のプッシャ12と共通のチャック本
体11に使用することができる。
【0036】
【発明の効果】上記構成を有する本発明の開閉チャック
によれば、プッシャをチャック本体から独立する部品に
構成して着脱自在とすると共に、その取り付け時にプッ
シュロッドがチャック部材を貫通して先端面中央部に突
出するようにしたので、チャック本体がピストンロッド
と各ジョー部材とをカム式の連結機構で連結した構成で
あっても、上記プッシャをチャックボディの先端面中央
部に位置するように簡単且つ確実に取り付けることがで
きる。しかも、上記プッシャが独立部品として構成され
てチャックボディに着脱自在であるため、その組み付け
や交換作業が容易で、開閉チャックの製造やメンテナン
スに便利である。また、ジョー部材とチャックボディと
の摺動部分を防塵カバーで覆って防塵性を高めることに
より、上記ジョー部材及びプッシャの動作を確実ならし
めることができ、更に、ワークのチャック及び解放の動
作を簡単且つ確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉チャックの一実施例を示す縦断正
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の底面を防塵カバーの一部を破断して示す
図である。
【図4】図1の分解図である。
【図5】ピストンロッドとジョー部材とを連結する連結
機構を、1つのカムとジョー部材とを分離して示す平面
図である。
【図6】プッシャの第2実施例を示す縦断面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】従来の開閉チャックの側面図である。
【図9】図8の底面図である。
【符号の説明】
11 チャック本体 12 プッシャ 14 チャックボディ 15 ジョー部材 16,60 シリンダ装置 17 連結機構 18 摺動孔 23,62 ピスト
ン 24 ピストンロッド 31 カム 32 カム受溝 35 パイプ部材 35a 先端 37 ロッドホルダ 38 プッシュロッド 38a 先端 39 コイルばね 45,65 永久磁
石 46a,46b,66a,66b センサ取付溝 50 防塵カバー 51 放射孔 52 中心孔 53 襞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−238586(JP,A) 実開 平7−24582(JP,U) 実開 平9−61(JP,U) 実開 平5−53836(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 15/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】短柱状をしたチャックボディに、放射方向
    に開閉自在なるように配設された複数のワークチャック
    用のジョー部材と、これらのジョー部材を開閉させるエ
    アシリンダ装置と、該エアシリンダ装置におけるピスト
    ンの動作をジョー部材の開閉動作に変換する連結機構
    と、チャックボディの中央部を軸線方向に貫通するプッ
    シュロッド用摺動孔とを有し、上記連結機構は、上記ピ
    ストンから延びるピストンロッドの先端に各ジョー部材
    に対応させて放射状に形成された傾斜カムと、各ジョー
    部材に形成されて上記カムが摺動自在に係合する傾斜カ
    ム受け溝とで構成され、また上記摺動孔は、チャックボ
    ディ内に嵌着されたパイプ部材により形成されていて、
    該パイプ部材が、上記ピストンに取り付けられたピスト
    ンロッドの中央部を摺動可能なるように貫通し、先端の
    一部がチャックボディの先端面から外部に突出している
    チャック本体; 上記チャック本体に着脱自在に構成され、上記チャック
    ボディの後端面に取り付けるためのロッドホルダと、該
    ロッドホルダに基端部を前後進自在なるように支持され
    て上記摺動孔内にチャックボディの後方から挿入された
    上記プッシュロッドと、該プッシュロッドを前進させる
    ために上記ロッドホルダに内蔵された押圧手段とからな
    、上記ジョー部材から解放されたワークを押し出すた
    めのプッシャ; を有することを特徴とする開閉チャック。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の開閉チャックにおいて、
    上記プッシャの押圧手段が圧縮ばねからなっていて、該
    圧縮ばねが上記プッシュロッドとロッドホルダとの間に
    縮設されていることを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の開閉チャックにおいて、
    上記プッシャの押圧手段がエアシリンダ装置からなって
    いて、該エアシリンダ装置のピストンに上記プッシュロ
    ッドが取り付けられていることを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載の開閉チャックにお
    いて、上記エアシリンダ機構におけるピストンに位置検
    出用の永久磁石が取り付けられると共に、上記チャック
    ボディの外側面に磁気センサ取付用のセンサ取付溝が形
    成されていることを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項に記載の開閉チャックにおいて、
    ジョー部材開閉用のエアシリンダ機構とプッシュロッド
    押圧用のエアシリンダ機構とにおける各々のピストンに
    位置検出用の永久磁石が取り付けられると共に、上記チ
    ャックボディ及びロッドホルダの外側面にそれぞれ、磁
    気センサ取付用のセンサ取付溝が形成されていることを
    特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項1ないしの何れかに記載の開閉チ
    ャックにおいて、上記チャックボディの先端部に、上記
    ジョー部材とチャックボディとの摺動部分を覆う柔軟性
    ある防塵カバーが被着され、該防塵カバーは、各ジョー
    部材を外部に密に露出させるための放射孔と、上記パイ
    プ部材の先端を外部に密に露出させるための中心孔とを
    有し、上記各放射孔の周囲には、ジョー部材の開閉に伴
    う防塵カバーの放射方向への伸縮を容易にするための襞
    が形成されていることを特徴とするもの。
JP9304853A 1997-10-20 1997-10-20 開閉チャック Expired - Fee Related JP3051714B2 (ja)

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