JP3051601B2 - バック駆動式オートフォーカスカメラ - Google Patents

バック駆動式オートフォーカスカメラ

Info

Publication number
JP3051601B2
JP3051601B2 JP14347793A JP14347793A JP3051601B2 JP 3051601 B2 JP3051601 B2 JP 3051601B2 JP 14347793 A JP14347793 A JP 14347793A JP 14347793 A JP14347793 A JP 14347793A JP 3051601 B2 JP3051601 B2 JP 3051601B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
camera
body core
photographing lens
outer case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14347793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0713063A (ja
Inventor
利一 熱田
勝 山本
淑憲 輿水
信雄 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP14347793A priority Critical patent/JP3051601B2/ja
Priority to US08/257,066 priority patent/US5539491A/en
Publication of JPH0713063A publication Critical patent/JPH0713063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3051601B2 publication Critical patent/JP3051601B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体の結像予定焦点
面に対するずれ量に基づいて合焦位置へフィルムを保持
するボディを駆動する自動焦点(以下AFという)カメ
ラの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フィルムを使用するカメラの合焦駆動機
構としてこれまでに開示された技術にはカメラボディの
画面部(アパーチャ枠)を光軸方向に動かす方式と撮影
レンズとフィルム平面受け部との間に設けた2枚のミラ
ーを動かす方式および撮影レンズを光軸方向に動かす方
式の3方式がある。
【0003】第1の方式はかつて実用化されたことのあ
る実用新案登録第294734号であるが、この方式は
フィルム平面受け部だけを動かすのでフィルムを保持す
る2つのスプール軸と前記フィルム平面受け部との間で
フィルムにループをもたせなければならず撮影画面のダ
ブリを防止するために画面間隔寸法を大きくとる必要が
ある。この理由もあって現在最も多用されている35m
mフィルムカメラのようにフィルムのパーフォレーショ
ンで巻取りを制御するカメラでは画面間隔寸法が小さく
規定されているので使われていない。また、近年の撮影
レンズの大口径化にあっては撮影レンズの光軸に対する
フィルム受け部の垂直精度を上げねばならず、合焦駆動
のときこれを満たすことは困難でもある。
【0004】第2の方式は実公平2ー16339号公報
に開示されている。この方式は撮影レンズと結像面との
間に配置したミラーを移動して焦点調節を行うようにし
たものである。この方式では2枚のミラーを必要とする
ので組み込んだあとの2枚のミラーの平面度に比例して
フィルム面上の像の劣化が大きくなるというノイズ要
因、通常カメラで要求されているレンズ取付面とフィル
ム面との平行度(カメラボディの平行度)、2枚のミラ
ーで構成されるミラー組立体のミラー間の平行度、さら
に前記ミラー組立体と前記ボディとの平行度が要求さ
れ、通常カメラの技術に比して要求される精度が高くコ
ストアップになり実用化されるに至っていない。
【0005】上記の理由や経済効果等によりカメラの合
焦駆動の第3の方式である撮影レンズを光軸方向に動か
す方式が広く普及している。この方式も大別すると以下
のように分類することができる。すなわちプレスカメラ
に使われているラックとピニオンで蛇腹の先端にある撮
影レンズを繰り出す方式、二眼レフカメラに使われてい
るカムを回転させてこれに連動したレバーを介して鏡胴
を繰り出す方式および現在最も多く使用されている撮影
レンズ鏡胴のヘリコイドを回転させてレンズを繰り出す
方式の三方式である。
【0006】次に撮影レンズのヘリコイドを回転させる
方式のAF一眼レフカメラの開発経過を以下に記す。す
なわち、上記の技術背景があって非AFのレンズ交換式
一眼レフカメラはレンズマウントを介した撮影レンズと
カメラ本体とのインターフェースにおいて機械信号ピン
で絞りに関する制御を主体としてきた。第一世代のAF
一眼レフカメラでは開発目標を従来の非AFレンズを主
体としたレンズシステムの拡大に置いて交換撮影レンズ
の一部としてAFレンズを揃えた。すなわち、合焦駆動
用の電源とモータを内蔵しレンズマウントにはカメラ本
体側の測距素子を含む演算回路との通信用コネクタ端子
を追加したAF撮影レンズと測距素子と前記演算回路と
ボディマウントにはレンズとの通信用コネクタ接点を追
加したAFカメラボディとの組み合わせである。前記A
Fカメラに前記非AFレンズを装着すると手動フォーカ
シングでカメラ側の測距機能が働くフォーカスエイドと
して機能できた。しかし、前記第一世代のAF一眼レフ
カメラはAFレンズが大きく且つ重かったために普及し
なかった。
【0007】次に開発された第二・三世代のAF一眼レ
フカメラはカメラ側に電源と合焦駆動用のモータを内蔵
し、撮影レンズにはレンズのデータを書き込んだROM
あるいはCPUを搭載し、カメラ側のCPUと情報交信
を行いマウントのインターフェースとしてフォーカシン
グのためのレンズ駆動用のカプラを設けた一連のAFシ
ステムを実用化して現在に至っている。このAF一眼レ
フカメラは他の要素の自動化とあいまってフルオートカ
メラとして撮影機会の拡大に貢献した。
【0008】しかし、その反面これまでの非AF撮影レ
ンズは前記第二・三世代のAF一眼レフカメラに装着で
きたとしても前述したようなフォーカスエイドの機能し
か発揮できない。AF化に際して自動合焦を迅速に行う
ためにあるいは多くの機能を自動化するために交換レン
ズの情報をROMデータ化しさらにCPUを搭載するな
どして、カメラ本体側のCPUと情報交信させた。前記
第二・三世代AF一眼レフカメラはマウントのインター
フェース機能としてカプラや情報交信用コネクタ端子等
を追加し、レンズ装着用マウントを全く新しいシステム
として開発した。これは新旧(AF専用交換レンズ、非
AF交換レンズ)レンズの互換性よりも新規なAFシス
テムを重要視した結果であるといえる。
【0009】また、前記レンズ交換式AF一眼レフカメ
ラで測距から合焦までの時間をより早くするには撮影レ
ンズを構成する要素の内、合焦駆動されるレンズを含む
駆動要素の質量を小さくし、さらに駆動系の摩擦係数を
小さくする必要がある。このためにレンズの一部に非球
面レンズを採用して全レンズの枚数を減らし、鏡胴にプ
ラスチック成形品を使って合焦駆動する部材の質量を軽
減し、さらにヘリコイドにかなりのガタを持たせて摩擦
係数を減らすなどしている。しかし前記ヘリコイドにガ
タを持たせるとカメラの姿勢差によりレンズは光軸上の
位置ずれや一部のレンズまたは全群レンズの光軸倒れを
生ずる。特に非球面レンズを使うと光軸倒れによる片ボ
ケ、MTF等の像性能の劣化が顕著になる。
【0010】鏡胴を含め撮影レンズは長い年月に亘る精
密な技術によってその性能は培われてきたものでヘリコ
イドにガタをつけて合焦時間を短縮したためにフィルム
面上の像性能の劣化とピント面のずれという致命的欠陥
を招いた。高品質の像性能を得ようとする光学設計の思
想をAFカメラの技術全体でみたとき十分満足させられ
ない結果になってしまっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記第二
・三世代のレンズ交換式AF一眼レフカメラには前記技
術以前にカメラのシステムとしての問題点があった。す
なわち、交換レンズの揃え方にもよるが一般的に交換レ
ンズ群の方がカメラより高価であり、AF一眼レフカメ
ラを使おうとすればこれまでの非AF交換レンズ群はよ
くてフォーカスエイド悪くすれば全く使用不可となり、
カメラ使用者に対してこれまでに購入した非AF交換レ
ンズシステムを否定し、あらためてAF交換レンズシス
テムに入れ替えるかあるいは別途前記AF交換レンズシ
ステムの再構築というかなりの経済的犠牲を強いるもの
であった。これまでのカメラ技術の発展経過を見てみる
とレンズの互換性機能は殆ど不変であり、前述のレンズ
システムに関する不条理は交換レンズという字句に惑わ
されてカメラボディを主体とした考え方に基づきレンズ
システムを変更した結果である。
【0012】前記AF一眼レフカメラシステムは発売さ
れて10数年経過し、それなりに評価されて普及してい
るが、前記技術上の問題点は何等解決されていない。鏡
胴のヘリコイド機構はレンズを光軸上に正対させてガタ
がなく円滑に作動させ経済効果を上げるために長期にわ
たって技術研さんされてきたものである。特開昭57ー
130007号報は精密ヘリコイドを使って合焦駆動の
摩擦係数を減らすために滑り摩擦から転がり摩擦に変換
する方法を開示している。しかしこの方法はヘリコイド
の表面硬度を上げ全周にスチールボールを入れるため非
常にコストがかさみ、全AF交換レンズに実施するには
トータルコストが莫大なものとなり、実用化されていな
い。
【0013】このために前記非AFのレンズ交換式一眼
レフカメラは淘汰されることなくAF一眼レフカメラと
併存している。一眼レフカメラのシステムを考えると
き、交換レンズ群を中心として色々なカメラが展開する
と考える。つまり交換ボディとした方が自然である。本
発明はこの主旨に沿ってなされたもので、その目的は従
来の非AF交換レンズをそのまま使用することができる
レンズ交換式AF一眼レフカメラを提供するところにあ
る。本発明によるシステムは交換レンズ群を中心とした
交換ボディ式システムといえる。これはカメラ使用者に
経済的負担をかけることなく安心して一眼レフカメラの
システムを拡大構築してもらおうとするものである。
【0014】この目的を達成するために本出願人はこれ
までにない新しいカメラの合焦駆動方式を提案してい
る。本発明は本出願人がすでに特願平3ー342838
等で提案しているものに関連し、前記した合焦駆動方式
の第4番目に相当するものである。AF合焦駆動機構を
カメラボディ側に設け、AF合焦駆動ではフィルム給送
保持機構を含むフィルム平面受け部を一体として被写体
の結像予定焦点面に駆動制御する。すなわち、カメラボ
ディを動かして撮影レンズに対するフィルム面の距離を
変化させてピント合わせを行うシステムに関する。
【0015】さらに言い換えれば撮影レンズの繰り出し
機構をそのままにしてカメラのなかでコアとなるべき一
眼レフでいえばミラーボックスを含むフィルム給送保持
機構を合焦駆動させる方式のカメラのシステムに関す
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は従来の前記非AF撮影レンズの像性能の良さ
を損なわないようにするためと、カメラボディ側のモー
タによる合焦駆動に負荷をかけないようにするためにカ
メラボディをコアとなる部分と前記コア部分を内蔵する
外装ケース部分とに分け、前記外装ケースを含む固定部
分には撮影レンズ装着用のマウントやその他の外部操作
部材等を設けながらカメラホールディングの供に役し、
さらに前記ボディコアと前記外装ケースとを精巧なスラ
イダ装置で結合させて、前記外装ケースの内部でフィル
ム給送保持要素と一眼レフの場合にはミラーボックスを
含むボディコアを撮影レンズの光軸方向にモータによる
迅速な駆動制御を可能にしようとするものである。
【0017】また、合焦駆動される前記ボディコアの構
成要素の質量をできるだけ小さくした方が駆動制御する
上で有利なので、出来る限り必要最小限の機能要素だけ
を前記ボディコアに搭載し、構成部品の材質も許される
限り比重の小さいもので作り、その他の機能要素を固定
側の外装ケース側に移し、その両者間をフレキシブルプ
リント基板(以下FPCという)等を使って有機的に回
路実装を行う構成とする。
【0018】すなわち本発明は、少なくともフィルム給
送保持装置、フォーカルプレーンシャッタ、ファインダ
および測距用素子とそれらの光学系を有するミラーボッ
クスとからなるボディコアと、前記ボディコアを撮影レ
ンズの光軸方向に並行駆動するスライダ装置とを内蔵
し、少なくとも撮影レンズ装着用マウントと、レリーズ
ボタンとを備えた外郭ケースを主たる構成機構とする一
眼レフカメラ方式のバック駆動式オートフォーカスカメ
ラであり、可動部を構成するボディコアは、少なくとも
巻上げ・巻戻し機構とガイドローラ、圧板を有する中蓋
からなるフィルム給送保持装置、フォーカルプレーンシ
ャッタ、ファインダおよび測距・測光素子とそれらの光
学系を有するミラーボックス、フィルム感度設定プロー
ブならびに前記中蓋の鎖錠装置とから構成され、固定部
を構成する外郭ケースは、少なくとも撮影レンズ装着用
マウント、前記撮影レンズの入出力制御装置、外郭ケー
ス、電池室、後蓋とその鎖錠装置、レリーズボタンその
他の操作ボタン・ダイヤルとを備え、前記可動部を前記
スライダ装置を介して前記固定部に組み込み一体構成さ
れる一眼レフカメラ方式のバック駆動式オートフォーカ
スカメラである。
【0019】また本発明は、少なくともフィルム給送保
持装置、フォーカルプレーンシャッタおよび測距用素子
とそれらの光学系を有するボディコアと、前記ボディコ
アを撮影レンズの光軸方向に並行駆動するスライダ装置
とを内蔵し、少なくとも撮影レンズ装着用マウントと、
レリーズボタンとを備えた外郭ケースを主たる構成機構
とする撮影レンズを使用しないファインダカメラ方式の
バック駆動式オートフォーカスカメラであり、可動部を
構成するボディコアは、少なくとも巻上げ・巻戻し機構
とガイドローラ、圧板を有する中蓋からなるフィルム給
送保持装置、フォーカルプレーンシャッタ、測距素子と
その光学系を有し、フィルム感度設定プローブと前記中
蓋の鎖錠装置とから構成され、固定部は、少なくとも撮
影レンズ装着用マウントと前記撮影レンズの入出力制御
装置、前記外郭ケース、電池室、後蓋とその鎖錠装置、
ファインダ、レリーズボタンや他の操作ボタン・ダイヤ
ルとを備え、前記可動部を前記スライダ装置を介して前
記固定部に組み込み一体構成される撮影レンズを使用し
ないファインダカメラ方式のバック駆動式オートフォー
カスカメラである。
【0020】
【作用】本発明をAF一眼レフカメラに例をとり第二・
三世代のAF一眼レフカメラとの違いを以下に述べる。
すなわち、カメラのボディには従来の裏蓋(本発明では
中蓋に相当)とその鎖錠装置を含むフィルム保持要素、
フィルム感度自動設定用DXプローブ、フィルム巻上げ
巻戻し機構、フォーカルプレーンシャッタやさらにミラ
ーのクイックリターン機構、ファインダ装置、測距・測
光装置等を有するミラーボックスユニットを組み込んで
一体構成とする。これをボディコアと称する。前記ボデ
ィコアの下部に精巧なモータ駆動のスライダ装置を取り
付ける。また、撮影レンズを装着するマウントとレンズ
との機械信号ピンとインターフェイスするI/O制御機
構(プリセット絞り値、レンズの開放F値、開口径制
御、レンズ位置決め等)を設けた側面形状がL字型の支
持体であるマウントベースに前記スライダ装置を取り付
け、さらに電池格納室、外部操作ダイヤル類、LCD表
示盤、付属品取付座、後蓋(本発明では前記中蓋と後蓋
の二つの蓋を設ける)と後蓋鎖錠装置等を設けた外郭ケ
ースで前記ボディコアと前記スライダ装置を包含し、前
記外装ケースを前記L字型マウントベースや外郭ケース
同士でネジ止めして外郭ケースの剛性を確保すると共に
前記ボディコアが外郭ケース内で駆動できるようにす
る。あわせて固定側にできるだけカメラの構成要素を取
り付けて前記ボディコア要素の質量を小さくする。
【0021】撮影レンズを透過した光束から測距素子と
その演算回路とでピントずれ量を検出し、モータを含む
前記スライダ装置で前記ボディコアを被写体の結像予定
焦点面に駆動制御する。この駆動制御時間や停止位置精
度を上げ、その作動に支障をきたさないようにするため
に前記ボディコアの質量をできるだけ小さくすると共に
前記ボディコアを前記外郭ケースで包含し外力の影響を
受けない構成とする。さらに、前記ボディコアの質量を
小さくするために前記ボディコアの支持体であるカメラ
本体はフィルムレール面を含む画面周辺部を軽合金のプ
レス部品とし他の支持構成部分をプラスチック成形した
ハイブリット部品とする。また、その他の前記ボディコ
アを構成する部品を許される限り比重の小さい部品で作
る。
【0022】前記の中蓋と後蓋の二つの蓋を前記ボディ
コアの全移動量に相当する分の長穴で逃げられるように
した板で連結したリンク機構を採り、前記二つの蓋を一
緒に開閉可能にしてフィルムの出し入れを容易にできる
ような構成にしている。
【0023】電気回路実装では可動側の前記ボディコア
の構成要素と固定側の外装ケースの構成要素とをFPC
等で結線し、前記ボディコアの光軸方向の駆動にさいし
FPCが駆動の負荷にならないように余裕を持たせ、で
きればS字型に蛇行するように設ける。二つの蓋のリン
ク機構やファインダの視度調整機構共々ボディコアの駆
動制御の負荷にならないようにする。
【0024】合焦駆動のさい前記第二・三世代のレンズ
駆動方式のAF一眼レフカメラではズームレンズを搭載
したとき測距素子上のずれ量とレンズの繰り出し量とは
等しく無いのでレンズ側ROMに固有の補正データを書
き込んで駆動量を変換する必要がある。しかし、本発明
の前記構成のAF一眼レフカメラは被写体の結像焦点面
に対する前記ボディコアの光軸上のずれ量を検出し、こ
のずれ量だけボディコアを駆動制御する。これは言い換
えれば撮影レンズを全群繰り出ししたのと等価になる。
この測距駆動原理のためズームレンズのときでも前述し
たような補正値を掛ける必要がなく、従来の非AFレン
ズを使ってAF化しても何等問題とならないという利点
がある。
【0025】また、前記ボディコアの駆動可能量は有限
であり、撮影レンズを全群移動させるのと同じなので広
角レンズから望遠レンズまでの交換レンズ群の中で繰り
出し量の大きい長焦点レンズでは無限遠から至近端まで
の繰り出し量の方が大きくボディコア側の駆動量ではま
かないきれない場合がある。しかしこのようなときでも
撮影レンズの距離リングを操作してある有限の位置に設
定しておくとその設定した位置から至近側に合焦駆動が
可能になる。本発明のバック駆動式では長焦点レンズの
とき前記カメラコアの繰り出し量が不足する反面レンズ
側の距離環を操作することで不足を補うことができるば
かりでなく、レンズの繰り出し量以上の近接撮影が可能
になる有利さを持っている。
【0026】撮影レンズの繰り出し量+ボディコアの駆
動量=全合焦可能駆動量の式が成立し、かなりの近接撮
影が可能になる。前記ボディコアを外郭ケース内で光軸
方向に可動させるとどうしてもカメラが大きくなってし
まうので本実施例ではスプロケットの代わりにフォトレ
フレクタでフィルムのパーフォレーションをカウントし
てフィルムの送り量を制御する方式を採用し、前記ボデ
ィコアの横幅を小さくしている。
【0027】前記ボディコアが至近端位置にない状態で
後蓋が開けられたとき、前記ボディコアの中蓋の上部と
下部での見栄えが悪くなるので、これを防止するためと
カメラ背面からの漏光防止のために後蓋の上位置では外
郭後ケースの内部の背面に沿って凸起を設け、同下位置
ではスライダ装置の一部に凸片を外郭後ケースの下内部
の背面に沿って設ける。これにより前記ボディコアに別
途ケースで覆う必要がなくなり、コストダウンできる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の実施例のレンズを取り外し
たAF一眼レフカメラの構成を示す正面概略図、図2は
図1の光軸位置での水平断面概略図、図3はレンズのフ
ォーカスリングを無限遠にかつボディコア側の撮影位置
も無限遠設定した状態の図1の光軸位置での縦断面概略
図、図4は図3においてボディコア側の撮影位置が至近
端のときの状態図、図5は図1の底面図でボディコアの
撮影位置が無限遠のときの状態図、図6は図5のボディ
コアの撮影位置が至近端のときの状態図である。
【0029】本発明の主たる構成について、一実施例で
あるAF一眼レフカメラの場合を例に、図1、図2、図
3、ならびに図5を用いて説明する。まず、AF一眼レ
フカメラのボディコア10を構成する各ユニットについ
て説明する。本体1は向かって右に巻戻し爪2を有する
パトローネ室1a、左側にスプール4を有するスプール
室1bがあり、前記パトローネ室1aとスプール室1b
を結び画面を含むフィルムガイドレール部とから構成さ
れている。前記本体1の後背面にヒンジ軸6で軸止した
中蓋7を配置しヒンジ軸の相対側面の鎖錠装置で鎖錠す
る。前記中蓋7にはバネで負勢した圧板8やガイドロー
ラなどが設けられている。前記スープル室1bのスプー
ル4の軸部に内蔵されたモータから減速ギヤ列5を介し
て前記パトローネ室1aの巻戻し爪2までの構成により
フィルムの自動巻上げ巻戻し機構が構成されている。こ
の実施例ではスプロケットの代わりにフォトレフレクタ
でフィルムのパーフォレーションをカウントしてフィル
ムの送り量を制御する方式を採ってカメラの横幅を小さ
くしている。また、パトローネ室1aの前部にはフィル
ム感度自動設定用のDXプローブ16がネジ止めされて
いる。
【0030】前記本体1のほぼ中央部に位置するフィル
ムガイドレール部の前にはフォーカルプレーンシャッタ
17とミラーボックスのユニット11がネジ止めされて
いる。前記ミラーボックス11にハーフミラー12、全
反射ミラー13、底部に測距モジュール14、ファイン
ダを構成するフレネルレンズ、コンデンサレンズ、ペン
タプリズムとアイピースなどの光学系15が一体に組み
込まれている。いうまでもなく前記ハーフミラー12と
前記全反射ミラー13はレリーズシーケンスの中でクイ
ックリターン作動をする。また前述した本体1の組立体
の底部に平面度を出し焼き入れをして強度を高めた地板
9をネジ止めし遮光も兼ねている。この組立体をボディ
コアと称する。上記した部分がボディコア10の主な構
成であるが、前述したように自動合焦駆動のさいボディ
コア10が動くので、質量をできるだけ小さくした方が
駆動制御し易いのでボディコア10の構成部品を少なく
し軽くする。
【0031】次にスライダ装置20について説明する。
上板24の2箇所にリニアボールベアリングにガイド軸
26を通し中央部のナットにスクリュウ27を通した組
立体を支持前板22とギヤドモータ25を取り付けた支
持後板23の軸受けで軸止し、下板21の光軸方向前後
の面でネジ止めする。この組立体の後背面に前記モータ
25と前記スクリュウ27に歯付きプーリを固定する。
前記二つのプーリにタイミングベルト28を掛ける。さ
らに、図示していないがスクリュウ27に止めたプーリ
のギヤから減速ギヤ列を介して駆動制御用エンコーダを
組み込みスライダ装置20としてユニット化している。
前記エンコーダを付加することで前記スライダー装置2
0がガイド軸26方向に微駆動制御でも可能になる。
【0032】次に側面形状がL字型の支持体であるマウ
ントベース30について説明する。マウントベース30
の垂直面30bに撮影レンズ50の絞りの入出力I/O
機構である開放F値入力装置33、プリセット絞り値入
力装置34、開口径制御装置35、レンズ取付マウント
31とレンズ装着停止装置さらに前記停止装置の解除ボ
タンとプレビューボタンなどが設けられている。また、
底部30aの水平面は前記スライダー装置20取付用平
面を確保し、複数個のネジ止め座ぐり穴と外郭前ケース
41、外郭後ケース42取付用のタップが設けられてい
る。さらに、三脚取付用ナット32も設けてある。前記
レンズ取付マウント31と前記スライダ装置20の取付
面の直角度の確保は非常に重要でそのために垂直面30
bと底部30aとの間に図示していないがアングルなど
を設けて補強している。さらに、外郭前ケース41と外
郭後ケース42のマウントベース30以外の箇所でのネ
ジ止めは相互に当てつけるように止め、撮影レンズなど
の凸部にかかる不慮の衝撃加重を分散してマウントベー
ス30の直角度の維持に配慮している。
【0033】外郭ケース40は光軸方向の前後で分割し
た外郭前ケース41と外郭後ケース42とから構成され
ている。前記外郭前ケース41は少なくとも図示してい
ないがレリーズボタンや電池室45を有し、前記外郭後
ケース42の後蓋43用の角穴の上部に後背面に沿って
長く張り出した凸部42aを内部に設け、前記角穴の下
部には本体1の背面に当接しない範囲で短い凸片を設け
て外郭後ケース42の強度を上げている。また後背面に
後蓋43をヒンジ軸44で軸止しヒンジ軸とは相対する
側面の図示していない鎖錠装置で鎖錠する。この他に外
部操作部材、LCD表示盤、付属品取付座などが外郭ケ
ース40の分割ラインにまたがって設けられている。外
郭ケース40の内部の形状寸法は前記ボディコア10の
合焦駆動の妨げにならないようにボディコア10の外形
形状寸法より幾分余裕を持たせてある。
【0034】次に上述した各ユニットの組み込みについ
て説明する。前記ボディコア10の光軸の方向と地板9
に取り付ける前記スライダ装置20のガイド軸26の方
向とが一致するように前記地板9にスライダー装置20
の上板24をネジ止めする。前記マウントベース30の
底部30aを前記ボディコアと一体となったスライダー
装置の下板21にネジ止めする。後述するが見栄えを良
くするためにスライダー装置20の支持後板23に凸片
23aを外郭後ケース42に沿うように取り付ける。な
お、凸片23aは外郭後ケース42に設けてもよい。
【0035】次に外郭ケース40は前述のボディコア1
0とスライダ装置20とマウントベース30の組立体を
内蔵してマウントベース30等にネジ止めする。すなわ
ち、前記外郭前ケース41、前記外郭後ケース42を前
記マウントベース30の垂直面30aや底部30bにネ
ジ止めし、さらにヒンジ軸44の受け板部、LCD表示
盤部、付属品取付部、後蓋43用鎖錠装置部などで相互
に当てつけるようにネジ止めする。前記止めネジの頭部
が外観に露出するのを避けるためにレザーを貼ったり、
他の外観部品で隠す。最後に各ユニットの組み込みのさ
い適時に電気回路の配線を行う。
【0036】図3で解るように前記ボディコア10が至
近端にない状態において後蓋43が開けられたときカメ
ラの背後から中蓋7の上下での見栄えを良くするのと漏
光防止のために外郭後ケースの凸部42aとスライダ装
置の後部に凸片23aを設けている。さらに、前記凸片
23aの先端下部に発砲性弾性部材を貼り外郭後ケース
42の背面と圧設して漏光を防止する。
【0037】上述したように組み立てられた本発明のA
F一眼レフカメラの合焦駆動について主に図3で説明す
る。レリーズボタンを押すと前記構成のAF一眼レフカ
メラでは撮影レンズ50の透過光束を第一のファインダ
用ハーフミラー12を透過して背後に設けた第二の全反
射ミラー13で測距モジュール14に導き測距演算回路
で被写体の結像予定焦点面に対する前記ボディコア10
の位置ずれ量を検出し、モータ駆動制御回路でこのずれ
量だけ前記ボディコア10を駆動制御する。すなわち、
ギヤドモータ25を所定方向に回転させタイミングベル
ト28を介してスクリュウ27が回転し、ナットを介し
て上板24が光軸方向に駆動しボディコア10が前記ず
れ量だけ動く。引き続き一連のシーケンス動作で露出を
完了した後、フィルムが巻き上げられる。
【0038】図4、図6と図3、図5とを比較して合焦
駆動で外郭ケース40内での作動を見てみる。光軸方向
に作動するのは前記ボディコア10と前記スライダ装置
20の上板24である。固定しているのは前記スライダ
装置20の下板21とモータ25、ガイド軸26、スク
リュウ27などの駆動機構とマウントベース30、外郭
前ケース41、外郭後ケース42、後蓋43と撮影レン
ズ50などである。上述したボディコア10の合焦駆動
は撮影レンズ50を全群繰り出ししたのと同じ結果にな
る。
【0039】この作動原理のため撮影レンズがズームレ
ンズのときでも何等補正値をかける必要がなく従ってカ
メラ側にレンズデータを伝える必要がない。故に非AF
レンズを使ってのAF一眼レフ化に何等問題はない。こ
のことは前記第二・三世代のレンズ駆動方式のAF一眼
レフカメラではズームレンズ搭載したとき測距モジュー
ル14上のずれ量とレンズ繰り出し量とは等しくないの
でレンズ側ROMに固有の補正データを書き込んで置く
必要がある。さらに、撮影レンズ毎にカプラ1回転当た
りのレンズの繰り出し量が違うために各撮影レンズのレ
ンズROMにはカプラの1回転当たりの合焦駆動量をデ
ータとして書き込む必要がある。このように第二・三世
代のAF一眼レフ用交換レンズにはデータ量に差異はあ
ってもレンズROMは必要不可欠である。
【0040】本発明は以上の実施例に示した一眼レフカ
メラの他にレンズ交換式カメラ全般にわたって適用でき
る。すなわち、この第2の実施例について図7を用いて
以下に説明する。図7はレンジファインダすなわち連動
距離計式カメラに適用してAF化したカメラの光軸上で
の縦断面図である。前記カメラを構成する要素の内で第
1の実施例のAF一眼レフカメラと同一の部分について
は同じ符号を付して説明を省略し、第1の実施例との違
いについてのみ説明する。すなわち、ボディコア10、
スライダ装置20、外郭前ケース41、外郭後ケース4
2による基本構成は同じである。第2の実施例は連動距
離計ファインダと違って距離合わせはカメラ本体側で行
うのでレンズの距離環の回転にともない前記ファインダ
の二つの像を合致させる必要がない。できればズームフ
ァインダにして交換レンズの装着でファインダの光学系
の位置を変換できるようにして撮影レンズ60の焦点距
離に見合ったファインダ像の変倍を行うようにし、固定
側に取り付ける。
【0041】撮影レンズ60を透過した光束はフォーカ
ルプレンシャッタ17の前の光軸上にのぞませた全反射
ミラー13でカメラ本体1の底部にある測距モジュール
14に導く。前記全反射ミラー13はレリーズしてから
露出・フィルム巻上げまでの一連の動作の中でクイック
リターンする。ファインダ16は外郭ケース40に固定
され、ボディコア10から切り離されている。合焦駆動
についても基本的に同じなので説明を省略する。本発明
は上述のように一眼レフカメラに限らずレンズ交換ので
きるカメラに容易に適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、以下のような優れた効果を有する。すなわち、従
来のラッピングして精密な螺合に仕上げられたヘリコイ
ドにほどよい粘度のグリスを使ってガタのないフォーカ
シング機構を有するマニュアルフォーカスレンズ(非A
Fレンズ)や繰り出し機構のないベローズ専用のノンフ
ォーカシングレンズであっても、アダプタリングを介し
て本発明を実施したカメラに装着できさえすればAF撮
影が出来、また一眼レフカメラに限らずレンズ交換の出
来るカメラに容易に適応できる。
【0043】合焦駆動の際、撮影レンズの大きさや重量
に関係なく、ボディコアの大きさと重量だけが関係する
ので前記スライダ装置に要求される駆動トルクは一定で
ある。また、カメラフォールディングのときなど、合焦
駆動される要素に直接手などが触れることがないので余
計な負荷が前記スライダ装置にかかることがないので、
前記スライダ装置の微駆動制御機構をガタのない円滑に
作動する構成にすることが容易である。また、カメラボ
ディ側だけにスライダ装置を設ければよいのでカメラシ
ステムとして合焦駆動装置を考えたときトータルコスト
は安くなる。
【0044】ズームレンズのように前記ボディコアの測
距モジュールと測距演算回路で検出した前記ボディコア
の位置と被写体の結像位置とのずれ量と前記ズームレン
ズのフォーカシング繰り出し量とが一致しない場合でも
本発明のバック駆動式AFではレンズを全群繰り出しし
たのと等価になるので前記測距モジュールと測距演算回
路で検出したずれ量だけ前記ボディコアを駆動させれば
いい。また、合焦駆動の際、カメラ本体と撮影レンズの
インターフェースがないのでレンズ側のカプラ1回転当
たりの繰り出し量の違いについて何等配慮する必要がな
い。
【0045】以上により第二、三世代のAFカメラのよ
うに撮影レンズ毎に内蔵するレンズROMを必要としな
い。したがって、従来の非AF交換レンズを使ってのA
F化に何等支障となるものがない。
【0046】さらにボディコアの駆動量を大きくすると
カメラの奥行き寸法が大きくなるので、前記駆動量を限
定する必要がある。前記駆動量が交換レンズ群の中のい
ずれかのレンズの繰り出し量より小さくなることがあ
る。前記撮影レンズを無限遠にセットして本発明のカメ
ラをフォーカシングさせると前記撮影レンズの至近端距
離よりも遠方までしか合焦させられないことがある。し
かしこのようなときには前記撮影レンズの距離環を回転
させて予め繰り出しておけば、その距離から至近側のA
Fが可能になる。最大で撮影レンズを至近端にすれば前
記ボディコアの駆動量が中間リングに相当し、レンズの
至近端からさらに至近距離のAF撮影が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の撮影レンズを取り外し
たときのバック駆動式AF一眼レフカメラの正面概略
図。
【図2】本発明のAF一眼レフカメラの光軸位置での水
平断面概略図。
【図3】本発明のAF一眼レフカメラに交換レンズを装
着し、交換レンズのフォーカスリングとボディコア側の
撮影位置を無限遠にした状態の光軸位置における縦断面
概略図。
【図4】図3においてボディコアの撮影位置が至近端に
あるときの縦断面概略図。
【図5】本発明のAF一眼レフカメラの底面図でボディ
コアの撮影位置が無限遠のときの概略図。
【図6】図5においてボディコアの撮影位置が至近端の
ときの底面概略図。
【図7】図3と同じ本発明の他の実施例にかかる撮影レ
ンズとボディコアの撮影位置が無限遠にあるときのAF
カメラの光軸位置での縦断面概略図。
【符号の説明】
1 本体 1a パトローネ室 1b スプール室 7 中蓋 9 地板 10 ボディコア 11 ミラーボックス 13 全反射ミラー 14 測距モジュール 15 ファインダ光学系 17 フォーカルプレーンシャッタ 20 スライダ装置 21 スライダ装置の下板 24 スライダ装置の上板 25 ギヤドモータ 26 ガイド軸 27 スクリュウ 30 マウントベース 31 レンズ取付マウント 40 外郭ケース 41 外郭前ケース 42 外郭後ケース 43 後蓋 45 電池室 50 撮影レンズ 60 撮影レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−135828(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28 - 7/40 G03B 3/00 - 3/12 G03B 13/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともフィルム給送保持装置、フォー
    カルプレーンシャッタ、ファインダおよび測距用素子と
    それらの光学系を有するミラーボックスとからなるボデ
    ィコアと、前記ボディコアを撮影レンズの光軸方向に並
    行駆動するスライダ装置とを内蔵し、少なくとも撮影レ
    ンズ装着用マウントと、レリーズボタンとを備えた外郭
    ケースを主たる構成機構とする一眼レフカメラ方式のバ
    ック駆動式オートフォーカスカメラ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の一眼レフカメラ方式のバッ
    ク駆動式オートフォーカスカメラにおいて、可動部を構
    成するボディコアは、少なくとも巻上げ・巻戻し機構と
    ガイドローラ、圧板を有する中蓋からなるフィルム給送
    保持装置、フォーカルプレーンシャッタ、ファインダお
    よび測距・測光素子とそれらの光学系を有するミラーボ
    ックス、フィルム感度設定プローブならびに前記中蓋の
    鎖錠装置とから構成され、固定部を構成する外郭ケース
    は、少なくとも撮影レンズ装着用マウント、前記撮影レ
    ンズの入出力制御装置、外郭ケース、電池室、後蓋とそ
    の鎖錠装置、レリーズボタンその他の操作ボタン・ダイ
    ヤルとを備え、前記可動部を前記スライダ装置を介して
    前記固定部に組み込み一体構成されることを特徴とする
    一眼レフカメラ方式のバック駆動式オートフォーカスカ
    メラ。
  3. 【請求項3】少なくともフィルム給送保持装置、フォー
    カルプレーンシャッタおよび測距用素子とそれらの光学
    系を有するボディコアと、前記ボディコアを撮影レンズ
    の光軸方向に並行駆動するスライダ装置とを内蔵し、少
    なくとも撮影レンズ装着用マウントと、レリーズボタン
    とを備えた外郭ケースを主たる構成機構とする、撮影レ
    ンズを使用しないファインダカメラ方式のバック駆動式
    オートフォーカスカメラ。
  4. 【請求項4】請求項1記載の撮影レンズを使用しないフ
    ァインダカメラ方式のバック駆動式オートフォーカスカ
    メラにおいて、可動部を構成するボディコアは、少なく
    とも巻上げ・巻戻し機構とガイドローラ、圧板を有する
    中蓋からなるフィルム給送保持装置、フォーカルプレー
    ンシャッタ、測距素子とその光学系を有し、フィルム感
    度設定プローブと前記中蓋の鎖錠装置とから構成され、
    固定部は、少なくとも撮影レンズ装着用マウントと前記
    撮影レンズの入出力制御装置、前記外郭ケース、電池
    室、後蓋とその鎖錠装置、ファインダー、レリーズボタ
    ンや他の操作ボタン・ダイヤルとを備え、前記可動部を
    スライダ装置を介して前記固定部に組み込み一体構成さ
    れることを特徴とする撮影レンズを使用しないファイン
    ダカメラ方式のバック駆動式オートフォーカスカメラ。
JP14347793A 1993-06-15 1993-06-15 バック駆動式オートフォーカスカメラ Expired - Fee Related JP3051601B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14347793A JP3051601B2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 バック駆動式オートフォーカスカメラ
US08/257,066 US5539491A (en) 1993-06-15 1994-06-09 Back-driven type autofocus camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14347793A JP3051601B2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 バック駆動式オートフォーカスカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0713063A JPH0713063A (ja) 1995-01-17
JP3051601B2 true JP3051601B2 (ja) 2000-06-12

Family

ID=15339614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14347793A Expired - Fee Related JP3051601B2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 バック駆動式オートフォーカスカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3051601B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0713063A (ja) 1995-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940010590B1 (ko) 스토로보조정 줌타입카메라
US20060093347A1 (en) Lens barrel, camera equipped with the lens barrel and method of assembling the lens barrel
JP5215235B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2002182273A (ja) ズームファインダ装置
US5539491A (en) Back-driven type autofocus camera
US4748466A (en) Camera provided with a light-shielding means
JP3051601B2 (ja) バック駆動式オートフォーカスカメラ
JP2007272105A (ja) ズームレンズ鏡筒ユニット、撮像装置、カメラ、携帯情報端末装置および携帯電話機
US20010026682A1 (en) Lens apparatus
JPH07110427A (ja) バック駆動式自動焦点カメラの外郭ケース
JP3236734B2 (ja) バック駆動式af一眼レフカメラの視度補正装置
JP3241982B2 (ja) バックフォーカス制御方式afカメラの視度補正機構
JP3023697B2 (ja) レンズ機構
US5598245A (en) Flange back mechanism for photographic camera
JP2002182289A (ja) カメラ
JPS61286820A (ja) カメラの焦点調整装置
JP3249047B2 (ja) レンズの支持構造
JP2908914B2 (ja) ファインダー光学系のピント調整装置
JP3879209B2 (ja) 鏡胴のヘリコイド構造
JP3159858B2 (ja) オートフォーカスカメラ
KR100232479B1 (ko) 렌즈경통수납구조
JP4149834B2 (ja) レンズ鏡筒
JPH11282055A (ja) ズームファインダ
KR0156267B1 (ko) 카메라의 차광장치
JP3312988B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees