JP3051520U - 袋状マット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様な素材を利用して、多目的利用が可
能であり、洗濯し易く衛生的に使用できて耐久性があ
り、より見た目に美しい、豊富な色柄・デザインのマッ
トを提供する。 【解決手段】 マットの内部に、開口部３から水分吸収
体、防水シート、あるいはヒーター等の内蔵物を収納す
る為の収納部４を少なくとも１つ設け、前記開口部３に
は、これを閉止する為の接合部材（５）を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、花瓶敷き、足拭きマット、ペット用マット、防汚用マットといった 下敷き、中敷き並びに上敷きとして使用するマットに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のマットは同一素材あるいは異なる素材を張り合わせた１枚物が一般的で あった。また、素材がある程度限定されていたり、各マットの用途がはっきり区 別されているのが一般的だった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

マットが水分を吸収する素材で製造されている場合、マットの下にまで水分が 透過し、下の家具や畳、あるいは電化製品にダメージを与えてしまうことがあっ た。 この為、マットの裏に合成ゴムシートやビニールシート等の防水シートを張り 合わせる等の防水対策をすると、洗濯しにくくなり、耐久性も悪くなるという問 題点を有していた。 また、マットの素材や用途が限定されている為、マットが幅広く多目的に利用 されるということはなかった。

【０００４】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点を改善する為になされたもの であり、その目的とするところは、多目的利用が可能であり、洗濯し易く衛生的 に使用できて耐久性が有り、従来マットの素材として用いられてきたものばかり でなく、もっと多種多様な素材を用いて、より美しい、豊富な色柄・デザインの マットを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案に於ける袋状マットは、マット内部に、開 口部から水分吸収体、防水シート、あるいはヒーター等の内蔵物を収納する収納 部を少なくとも１つ有し、かつ前記開口部はこれを閉止する接合部材を有してい る。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を実施例によって説明する。 実施例の袋状マットは、図１、図２に示すように、同じ大きさの長方形の上布 １と下布２を重ね合わせて３辺を縫い合わせ、１辺を開口部３とし、ここに接合 部材５を取り付け、開閉を自在としたものである。マットの周囲には装飾の為レ ース６を縫い付けている。

【０００７】 なお、実施例では上布、下布の形を長方形としたが、これに限定されない。ま た、上布、下布の２層構造とし、収納部を１つとしたが、３層構造以上として複 数の収納部を設けるようにしても良い。 また、実施例では開口部に取り付ける接合部材にボタンを用いたが、ファスナ ー、面状ファスナー等でも良い。更に、マットの１辺に開口部を設けたが、これ に限定されず、周囲全部を開口部としても良い。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成したので、以下の効果を奏する。

【０００９】 マットの内部に収納部を設けることにより、水分吸収体や防水シート、あるい はヒーターといった内蔵物を収納して多目的に利用することが出来る。 例えば、マット自体が水分を透過させる素材で製造されていても、水分吸収体 や防水シートをマット内部に収納することにより、マットの下に水分は透過しな い。したがって家具や畳の上、電化製品の近くなど、水分を避けたい所での利用 に適したマットとなる。 また、マット内部に使い捨てカイロやヒーターを収納して暖房に利用するとい った使い方もできる。

【００１０】 上述のように、マット内部に水分吸収体や防水シートを収納することにより、 防水効果が得られるのであるから、必ずしもマット本体に防水対策がなされてい る必要がなくなる。従って、軽くて洗濯し易い素材や、ゴミを取り除き易い素材 を使用してマットを製造することで取り扱いが簡単になり、耐久性も生じ、マッ トを衛生的に使用することができる。

【００１１】 マット内部に収納部を設けることにより、マットとしての重量感や重厚感が出 て来る。これにより、従来はマット用としてあまり利用されなかった薄手の生地 等も含めて多種多様な素材で製造することができるようになる。その結果として より見た目に美しい、豊富な色やデザインのマットの提供が可能となる。

【００１２】 袋状マットは、物の下敷き、中敷き、上敷きとしてだけでなく、従来の枕カバ ーのようなカバー類としても利用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の袋状マットの平面図

【図２】本考案の実施例の袋状マットの斜視図

【符号の説明】

１ 上布 ２ 下布 ３ 開口部 ４ 収納部 ５ 接合部材 ６ レース

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】織布、不織布等の布で作った、下敷き、中
   敷き並びに上敷きとして使用するマットの内部に、開口
   部（３）から水分吸収体、防水シート、あるいはヒータ
   ー等の内蔵物を収納する収納部（４）を少なくとも１つ
   有し、かつ前記開口部（３）は、これを閉止する接合部
   材（５）を有していることを特徴とする袋状マット。