JP3050985U - 車両用計器装置 - Google Patents

車両用計器装置

Info

Publication number
JP3050985U
JP3050985U JP1998000563U JP56398U JP3050985U JP 3050985 U JP3050985 U JP 3050985U JP 1998000563 U JP1998000563 U JP 1998000563U JP 56398 U JP56398 U JP 56398U JP 3050985 U JP3050985 U JP 3050985U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meter
transparent
scale
scale plate
instrument
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998000563U
Other languages
English (en)
Inventor
剛 板倉
Original Assignee
剛 板倉
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 剛 板倉 filed Critical 剛 板倉
Priority to JP1998000563U priority Critical patent/JP3050985U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3050985U publication Critical patent/JP3050985U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Measuring Devices (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の計器の目盛板のうち少なくとも1つの目
盛板を透明体または半透明体で構成することにより、目
盛板から計器内部構造を視認することができ、計器内部
構成の作動状態、発熱状態を目視確認でき、また計器故
障時にはその故障箇所発見も容易なうえ、意匠感の向上
とメータ逆転防止対策性の向上とを図ることができる車
両用計器装置の提供を目的とする。 【解決手段】複数の計器2,3,4,5を備えた車両用
計器装置であって、上記複数の計器2,3,4,5の目
盛板27,28,29,30のうち少なくとも1つの目
盛板が透明体または半透明体で構成されたことを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば乗用車や自動二輪等の車両に備えられる車両用計器装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用計器装置には、タコメータ(回転速度計)、スピードメータ(速度計) 、油圧計、燃量計、ターボブースト計、水温計、オドメータ(積算計)、トリッ プメータ(短距離用記録計)等、車種やグレードに応じて必要な数の計器が備え られている。 しかし、これら各計器の表側に位置する目盛板は不透明の材料で形成されてい るため、目盛板の内側、すなわち計器の本体を視認することは不可能であった。 このため、計器本体の作動状態、発熱状態等を目視確認することができず、また 計器系故障の際にはその故障箇所の発見にも時間がかかる問題点があった。
【0003】
【解決すべき課題及びそのための手段】
そこでこの考案は、計器の表側に位置して計器の本体(内側部分)を遮る部材 を透光性を有する材料で形成することで、上述の難点を解消するとともに、新規 な意匠感を得られるようにすることを主たる課題とする。
【0004】 すなわちそのための手段は、複数の計器を備えた車両用計器装置であって、上 記複数の計器のうちの少なくとも1つの計器における、該計器の表側に位置する 板状部材を、内側を透視可能な材料で形成した車両用計器装置であることを特徴 とする。 なお、前記板状部材はその全体を、内側を透視可能な材料で形成するとよい。
【0005】 また、表側に目盛板を有した計器を備える車両用計器装置であって、上記目盛 板を、内側を透視可能な材料で形成した車両用計器装置であることを特徴とする 。 この場合も、前記目盛板の全体を、内側を透視可能な材料で形成するとよい。
【0006】 また、前記計器とともにその近傍に配設される表示ランプの表側のランプカバ ーを、内側を透視可能な材料で形成するもよい。
【0007】
【作用及び効果】
【0008】
【発明の作用及び効果】
すなわち、上述の構成によれば、計器の表側に位置する板状部材や目盛板を、 内側を透視可能な材料、換言すれば透光性を有する透明や半透明の材料で形成し たので、板状部材や目盛板の内側、すなわち計器の本体を視認することができる 。このため、計器内部構成の作動状態、劣化状態、発熱状態を目視確認でき、ま た計器故障時には、その故障箇所発見も容易となる。さらに、意匠感の大幅な向 上と、メータ逆転防止対策性の向上とを図ることができ、しかもドライバにはハ イメカニックな車両を運転しているようなドライブ感覚を惹起させることができ る効果がある。
【0009】 また請求項5のように、計器とともに配設される表示ランプの表側のランプカ バーも内側を透視可能な材料で形成すると、従来ならば発せられる光しか見えな かったが、その発光源とである表示ランプも見えるようになる。このため、車両 用計器装置全体でハイメカニックな車両を演出できるとともに、新規な意匠感を 得ることに大きく貢献する。
【0010】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は車両用計器装置を示し、図1、図2において、この車両用計器装置は合 成樹脂製のメータフード1内に燃量メータ2、速度計3、タコメータ4、水温計 5が内設されると共に、燃量メータ2の下部には燃量警告灯6、排気温ランプ7 、オーバドライブON,OFFランプ8を備えた一側ランプユニット9が内設さ れ、また水温系5の下部にはオイル警告灯10、シートベルトランプ11、半ド ア警告灯12、バッテリやオルタネータ等の電気系警告灯13を備えた他側ラン プユニット14が内設されている。
【0011】 さらに速度計3(いわゆるスピードメータ)の下域部にはオドメータ(積算計 )15およびトリップメータ(短距離用記録計)16が配設される一方、タコメ ータ(回転速度計)4の下域部にはデジタル時計17が配設されている。なお、 18はトリップメータリセットボタン、19は時刻セットボタンである。
【0012】 これら各要素2〜19が内設されたメータフード1の前面開口部には、合成樹 脂製のカバー本体20と透明板21とから成るカバー22を着脱可能に被着して 、各メータ2〜5の指針部材23,24,25,26を保護している。 また上述のカバー本体20には指針部材23〜26およびその目盛板27,2 8,29,30の各目盛を目視し得るように開口部31,32,33,34が形 成されている。
【0013】 上述の燃量メータ2の目盛板27は図3、図4に示す如く、指針部材23の回 動支点に位置する開口35と、ビス孔36と、2つの係止孔37,38とを有し 、指針部材23およびビス39の着脱により目盛板27直下のホルダ40に対し て着脱可能に構成されている。なお、目盛や文字はプリントや凹凸により形成す るとよい。凹凸で形成した場合には、後述するようにカバー本体20とメーター ド1との間の余剰空間にネオン管69を配置したりして、電飾効果を得ようとし たとき、目盛や文字が浮き上がるように明瞭に見える。他の目盛板28〜30も 同様である。
【0014】 上述の速度計3の目盛板28は図3、図5に示す如く、指針部材24の回動支 点に位置する開口41と、ビス孔42,43と、係止孔44,45と、オドメー タ用の開口46と、トリップメータ用の開口47とを有し、指針部材24および ビス48,49の着脱により目盛板28直下のホルダ50に対して着脱可能に構 成されている。なお、目盛板28を透明部材または半透明部材で構成する際には 上述の開口46,47に代えて、非開口のマーキング手段であってもよく、この 場合には開口46,47の形成工程を省略することができる。
【0015】 上述のタコメータ4の目盛板29は図3、図6に示す如く、指針部材25の回 動支点に位置する開口51と、ビス孔52,53と、係止孔54,55と、時刻 セットボタン挿通孔56とを有し、指針部材25およびビス57,58の着脱に より目盛板29直下のホルダ59に対して着脱可能に構成されている。なお、図 6における60はデジタル時計17に対応する目印部で、この目盛板29を不透 明材料で形成する場合には目印部60が開口部に設定され、目盛板29を透明ま たは半透明材料で形成する場合には目印部60がマーキング手段(または開口) に設定される。
【0016】 上述の水温計5の目盛板30は図3、図7に示す如く、指針部材26の回動支 点に位置する開口61と、ビス孔62と、係止孔63,64とを有し、指針部材 26およびビス65の着脱により目盛板30直下のホルダ66に対して着脱可能 に構成されている。上述の各係止孔37,38,44,45,54,55,63 ,64はホルダ40,50,59,66の対応位置に一体形成された係止ピンに 対して着脱可能に係止されるものである。
【0017】 ここで、上述の各目盛板27,28,29,30としては不透明、無色透明、 有色透明、半透明のものをそれぞれ設け、これらのうちから乗員のニーズに対応 して任意の目盛板を択一的に互換可能に取付けたものである。また目盛板27〜 30を透明または半透明材料にて形成する場合には、無色、赤色、黄色、青色、 緑色その他の各色(例えば茶色、紫色、オレンジ色、ピンク色その他)に形成す ることができ、これら材料としては例えば塩化ビニール等の合成樹脂を用いるこ とができる。
【0018】 図3の実施例では各目盛板27,28,29,30に全て無色透明、有色透明 または半透明のものを選定したが、一部の目盛板のみに無色透明、有色透明また は半透明のものを選定してもよい。 さらには、上述の各目盛板27〜30を全て同色または同系色の有色透明体( または半透明体)のもので形成してもよく、それぞれ異色または異系色の有色透 明体(または半透明体)のもので形成してもよく、斯る構成により、乗員のニー ズに対応して目盛板27〜30選定の自由度が大幅に向上し、かつ目盛板27〜 30の組合せの大幅な多様化を図ることができる。
【0019】 図3において67,68は計器に近接配置されたランプユニット9,14の表 面に着脱可能に配設されてなるランプカバーで、これらランプカバー67,68 も上述の各目盛板27〜30同様に、不透明、無色透明、有色透明、半透明のも のから択一的に互換可能に取付たものである。 さらに図2において69はカバー本体20とメータフード1との間の余剰空間 を有効利用して配置した発光電飾手段の一例としてのネオン管で、このネオン管 69を発光させることにより、車両用計器装置の電飾効果を確保することができ る。
【0020】 このように上記実施例の車両用計器装置によれば、上述の複数の計器(燃量メ ータ2、速度計3、タコメータ4、水温計5参照)の目盛板27,28,29, 30のうちの少なくとも1つの目盛板を透明体または半透明体で構成したので、 目盛板から計器の内側部分(例えばコンデンサ、抵抗、ダイオード、ICチップ などの電子部品やプリント基板その他)を視認することができ、計器内部構成の 作動状態、劣化状態、発熱状態を目視確認でき、また計器故障時には、その故障 箇所発見も容易となるうえ、意匠感の大幅な向上と、メータ逆転防止対策性の向 上とを図ることができしかもドライバにはハイメカニックな車を運転しているよ うなドライブ感覚を惹起させることができる効果がある。
【0021】 また、上述の複数の計器の目盛板27〜30のうちの少なくとも1つの目盛板 が不透明体、透明体または半透明体のうちから選択して択一的に取付けられてい るので、ドライバ(乗員)のニーズに対応してこれら各目盛板を任意に選択して 互換することができて、目盛板選定の自由度が向上する効果があり、これらの組 合せの多様化をも図ることができる 特に透明体または半透明体の目盛板選定時には、この目盛板から計器内部構造 (例えばコンデンサ、抵抗、ダイオード、ICチップなどの電子部品やプリント 基盤あるいは巻線その他)を視認することができるので、計器内部構成の作動状 態、劣化状態、発熱状態の目視確認ができ、また計器故障時にはその故障箇所発 見も容易となる効果がある。
【0022】 さらに、上述のランプカバー67,68を透明体または半透明体で形成したの で、ランプカバー67,68の内部構成を外方より目視確認することができると 共に、意匠感のさらなる向上を図ることができる効果がある。
【0023】 また実施例で示したようにカバー本体20とメータフード1との間の余剰空間 を有効利用して、ドライバーズシート側から管それ自体が目視不可となるように ネオン管69を配置すると、この発光電飾手段により車両用計器装置の電飾効果 を確保することができる効果があり、またネオン管69は各色のものをニーズに 対応して自由に選定することができ、この発明の車両用計器装置は特にスポーツ カーやRV(Recreational Vehicle)に対して極めて有効である。
【0024】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の計器は、実施例の燃量メータ2、速度計3、タコメータ4、水温計 5に対応し、 請求項1と請求項2における板状部材は、目盛板27〜30に対応し、 請求項5におけるの表示ランプは、ランプユニット9に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0025】 すなわち車両用計器装置に用いられる計器はタコメータ、スピードメータ、油 圧計、燃量計、ターボブースト計、水温計、オドメータ、トリップメータ等のう ちから車種およびグレードに対応して必要な複数の計器が選定され、これら計器 の配置レイアウトも多様であるが、本発明の車両用計器装置はこれら全てに適用 できることは云うまでもない。
【0026】 また、上記実施例のように針状の指針部材25ではなく、例えば円板に切欠き を設けたり着色したりして形成した円板状の指示部材を備えた計器では、その指 示部材も板状部材に相当し、透明や半透明の材料で形成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の車両用計器装置を示す正面図。
【図2】 図1のA−A線矢視断面図。
【図3】 カバーを除去した状態で示す車両用計器装置
の正面図。
【図4】 燃量メータ用目盛板の正面図。
【図5】 速度計用目盛板の正面図。
【図6】 タコメータ用目盛板の正面図。
【図7】 水温系用目盛板の正面図。
【符号の説明】
2…燃量メータ 3…速度計 4…タコメータ 5…水温計 27〜30…目盛板 67,68…ランプカバー

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の計器を備えた車両用計器装置であっ
    て、上記複数の計器のうちの少なくとも1つの計器にお
    ける、該計器の表側に位置する板状部材を、内側を透視
    可能な材料で形成した車両用計器装置。
  2. 【請求項2】前記板状部材の全体を、内側を透視可能な
    材料で形成した請求項1記載の車両用計器装置。
  3. 【請求項3】表側に目盛板を有した計器を備える車両用
    計器装置であって、上記目盛板を、内側を透視可能な材
    料で形成した車両用計器装置。
  4. 【請求項4】前記目盛板の全体を、内側を透視可能な材
    料で形成した請求項3記載の車両用計器装置。
  5. 【請求項5】前記計器とともにその近傍に配設される表
    示ランプの表側のランプカバーを、内側を透視可能な材
    料で形成した請求項1から請求項4のうちのいずれか一
    項に記載の車両用計器装置。
JP1998000563U 1998-01-28 1998-01-28 車両用計器装置 Expired - Lifetime JP3050985U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998000563U JP3050985U (ja) 1998-01-28 1998-01-28 車両用計器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998000563U JP3050985U (ja) 1998-01-28 1998-01-28 車両用計器装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3050985U true JP3050985U (ja) 1998-08-07

Family

ID=43185162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998000563U Expired - Lifetime JP3050985U (ja) 1998-01-28 1998-01-28 車両用計器装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3050985U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7404374B2 (en) Gauge pointer and light guide structure
JP5488431B2 (ja) 計器装置
US6904866B2 (en) Indicator
US20060212162A1 (en) Floating three-dimensional instrument panel dial structure
ITMI970253A1 (it) Cruscotto per motocicletta facilmente posizionabile sul veicolo
JP2015075328A (ja) 文字板構造および自動車用メータ
JP5203307B2 (ja) 計器装置
JP2008122305A (ja) 計器装置
JP5295532B2 (ja) 文字板
JP4250041B2 (ja) 文字板並びにそれを用いた表示計器および車載用計器装置
JP3050985U (ja) 車両用計器装置
JP2002079847A (ja) 車両用表示装置
JP2003004495A (ja) 計器装置の文字板
JP2983957B2 (ja) 車両用計器装置
US5977868A (en) Instrumentation for vehicle
JP2006038862A (ja) 車両用計器の視認部品、及びその製造方法
JP2002296082A (ja) 目盛り盤及び指示計器
WO2019003496A1 (ja) 車両用計器
US2679229A (en) Speedometer with stopping distance indication
JP5090785B2 (ja) 表示装置
JP2006275677A (ja) 目盛りリング付計器
JP5184047B2 (ja) 計器装置の指針
JP4851293B2 (ja) 計器装置の指針
JPH07113663A (ja) 計器装置
JP5378879B2 (ja) 計器装置の指針の取付構造