JP3050908B2 - 汚物収容容器 - Google Patents
汚物収容容器Info
- Publication number
- JP3050908B2 JP3050908B2 JP2309998A JP30999890A JP3050908B2 JP 3050908 B2 JP3050908 B2 JP 3050908B2 JP 2309998 A JP2309998 A JP 2309998A JP 30999890 A JP30999890 A JP 30999890A JP 3050908 B2 JP3050908 B2 JP 3050908B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- starch
- layer
- polymer
- waste container
- oxyalkylene group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
Description
い触感性、水洗投棄性を有し、かつ投棄後に崩壊して環
境汚染を最小限に抑えることのできる汚物収容容器、殊
に人工肛門から排泄される汚物を捕集するためのバッグ
に関するものである。
臓器の疾患の手術直後には、一般に人工肛門と呼ばれる
小孔(ストーマ)を体表に設け、そこから糞便、膿、体
液等の汚物を排出することがある。手術直後だけでな
く、回復期、社会復帰後にも人工肛門を設けたままにす
るケースも多い。
は、小孔(ストーマ)をどの管腔臓器と連絡するかによ
り、オストミーバッグ、コロストミーバッグまたはイレ
オストミーバッグなどと称されている。
うな提案がなされている。
とオレフィン系ポリマーとのブレンド物からなる2層の
間に塩化ビニリデン−塩化ビニルコポリマーなどの蒸気
防壁層を介在させた主として医療用の袋の構成が示され
ている。
重合体と弾性ポリオレフィンとのブレンド物、またはこ
のブレンド樹脂層2層の間に、塩化ビニリデン共重合
体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、弗化ビニリ
デン−弗化ビニル共重合体、ポリアミドなどの気体・臭
気障壁層を介在させたオストミー袋用の無音性フィルム
が示されている。
ートポリマーの単層または複層フィルムからなる人体排
泄物用バッグが示されており、複層の場合の相手方フィ
ルムとしては、ポリビニルアルコールフィルムやポリエ
チレンオキサイドフィルムなどの水溶性ポリマーフィル
ムが用いられるとしてある。
共重合体ケン化物とエチレン−酢酸ビニル共重合体部分
ケン化物とのブレンド物を中間層とし、(メタ)アクリ
ル酸エステルをコモノマーとするエチレン共重合体層を
その両側とする3層共押出によって得られる人工肛門バ
ッグ用フィルムが示されている。
いた袋体の底部、筒状部に脱臭凝固剤を配置した人工肛
門受便袋が示されている。
として現在実行化されているものは、(内側層)エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体/ポリ塩化ビニリデン/エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(外側層)の3層構成、あるい
はこの構成にさらに不織布またはネット状構造物を積層
した4層構成を有するものである。
ビニルアルコール系重合体フィルム層を含む単層または
複層の包装材より形成されてなる汚物収容容器につき、
特開平1−160550号公報として出願を行っている。
は、使用者の使い勝手を考慮した機能、たとえば耐水
性、保香性(臭気の漏れ防止性)、無音性・柔軟性、水
洗投棄性、触感性を全て満足することが要求される。
とした機能に加えて、環境汚染防止の観点から投棄後に
おける崩壊性も要求されるようになってきている。
報、特開昭60−122527号公報、実開昭60−175248号公報
および特開昭61−31151号公報に開示されているバッグ
は、使い勝手を考慮した機能のうちのいくつかを満足す
るものの不足する機能もあり、また投棄後における崩壊
性については特に考慮されていない。現在すでに実用化
に至っているエチレン−酢酸ビニル共重合体/ポリ塩化
ビニリデン/エチレン−酢酸ビニル共重合体の3層構
成、あるいはこの構成にさらに不織布またはネット状構
造物を積層した4層構成のバッグも、同様の問題点を有
している。
性の機能を満足することができるものとして提案した本
出願人の出願にかかる特開平1−160550号公報の汚物収
容容器も崩壊性については検討されていない。
者も多くなりつつある現在、上記使用者を重点とした機
能を全て満たすのみではなく、崩壊性、すなわち環境汚
染防止性をも考慮したバッグの開発が強く要望されてい
るところである。
より、投棄後における崩壊性を備えた汚物処理容器を提
供することを目的になされたものである。
シアルキレン基含量が5〜50重量%のオキシアルキレン
基含有ビニルアルコール系重合体フィルム層(X)およ
び天然高分子を配合した熱可塑性樹脂層(Y)を含む複
層の包装材より形成されてなるものである。
しては、式 −(CHR−CHR′−O−)nH (ただし、R、R′は水素原子またはアルキル基(殊に
メチル基またはエチル基)、nは正の整数)で示される
オキシアルキレン基を含有するエチレン性不飽和モノマ
ーと酢酸ビニルとの共重合体のケン化物が用いられる。
マーの具体例としては、ポリオキシエチレン(メタ)ア
クリレート、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレー
ト、ポリオキシエチレン(メタ)アクリルアミド、ポリ
オキシプロピレン(メタ)アクリルアミド、ポリオキシ
エチレン(1−(メタ)アクリルアミド−1,1−ジメチ
ルプロピル)エステル、ポリオキシエチレン(メタ)ア
リルエーテル、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンビニルエーテル、ポリオキ
シプロピレンビニルエーテルなどがあげられる。オキシ
アルキレン単位の付加モル数を示すnは、いずれの場合
も1〜300程度であり、特にnが5〜50程度が好まし
い。上記の中では、ポリオキシエチレンアリルエーテル
が実用性が大きい。
は、上述のようなオキシアルキレン基を含有するエチレ
ン性不飽和モノマーと酢酸ビニルとを共重合した後、メ
タノール、エタノール、ブタノールなどのアルコールの
中でアルカリ触媒の存在下にケン化することにより取得
される。
する、ビニルアルコール基の有する性質を利用するため
にはケン化度は高ければ高いほど有利であるので、通常
は50モル%以上、好ましくは70モル%以上、さらには90
モル%以上とすることが多い。
アルコール系重合体中のオキシアルキレン基の含有量
は、5〜50重量%に設定される。その含有量が余りに少
ないときはフィルムを熱処理すると柔軟性が損なわれ、
その含有量が余りに多いときはビニルアルコール系重合
体の持つ保香性が損なわれる。
ビニル以外のビニルエステル、アルキルビニルエーテ
ル、アルキルアリルエーテル、エチレン性不飽和カルボ
ン酸またはそのエステル・塩・無水物、α−オレフィ
ン、塩化ビニルなどを30モル%以下程度であれば存在さ
せてもよい。
は、場合により、ポリビニルアルコールに対するアルキ
レンオキシドの反応、あるいはポリオキシアルキレング
リコールに対する酢酸ビニルの重合およびそれに引き続
くケン化によっても取得できる。
製膜法としては、該重合体の水溶液を流延する方法、無
水または含水条件下に加熱押出する方法、溶融押出する
方法などが採用される。
する傾向があるので、これを複層の内側層として用いる
ときは、120〜260℃程度、好ましくは130〜240℃程度の
温度条件下に熱処理に行い、その水中溶解温度が55℃以
上で、かつ20℃×50%RHにおける10%ヤング率が2×10
3kg/cm2以下となるようにすることが望ましい。
カーに、大きさ3cm×3cm、厚さ25±2μmのフィルムを
投入して直ちに2℃/minの速度で昇温したとき、フィル
ムの99重量%以上が溶解するときの温度を言うものとす
る。
ル系重合体は、温度210℃、荷重2160gにおけるメルトイ
ンデックスが5g/10min以上であることが望まれる。この
値が5g/min未満である場合には、ほかの条件を満足して
いても円滑な溶融成形を行いにくくなる。ここでメルト
インデックスは、株式会社東洋精機製造所製のメルトイ
ンデクサーを用い、ノズルが1mmφ×10mmで測定され
る。
合体に配合する天然高分子としては、デンプン系高分
子、セルロース系高分子、その他の多糖類系高分子、タ
ンパク質系高分子などが用いられる。
ンプン、馬鈴薯デンプン、甘藷デンプン、コムギデンプ
ン、キッサバデンプン、サゴデンプン、タピオカデンプ
ン、モロコシデンプン、コメデンプン、マメデンプン、
クズデンプン、ワラビデンプン、ハスデンプン、ヒシデ
ンプン等の生デンプン;物理的変性デンプン(α−デン
プン、分別アミロース、湿熱処理デンプン等)、酵素変
性デンプン(加水分解デキストリン、酵素分解デキスト
リン、アミロース等)、化学分解変性デンプン(酸処理
デンプン、次亜塩素酸酸化デンプン、ジアルデヒドデン
プン等)、化学変性デンプン誘導体(エステル化デンプ
ン、エーテル化デンプン、カチオン化デンプン、架橋デ
ンプン等)などがあげられる。なお化学変性デンプン誘
導体のうちエステル化デンプンとしては、酢酸エステル
化デンプン、コハク酸エステル化デンプン、硝酸エステ
ル化デンプン、リン酸エステル化デンプン、尿素リン酸
エステル化デンプン、キサントゲン酸エステル化デンプ
ン、アセト酢酸エステル化デンプン等、エーテル化デン
プンとしては、アリルエーテル化デンプン、メチルエー
テル化デンプン、カルボキシメチルエーテル化デンプ
ン、ヒドロキシエチルエーテル化デンプン、ヒドロキシ
プロピルエーテル化デンプン等、カチオン化デンプンと
しては、デンプンと2−ジエチルアミノエチルクロライ
ドの反応物、デンプンと2,3−エポキシプロピルトリメ
チルアンモニウムクロライドの反応物等、架橋デンプン
としては、ホルムアルデヒド架橋デンプン、エピクロル
ヒドリン架橋デンプン、リン酸架橋デンプン、アクロレ
イン架橋デンプン等があげられる。
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロ
キシブチルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、アセチルセルロースなどがあげられる。
ン、サレップマンナン、木材マンナン、海藻マンナン、
酵母マンナン等のマンナン類、イヌリン、レバンなどの
フルクタン類、グリコーゲン、カロニン、ラミナラン、
キシラン、キチン、キトサン、ペクチン酸、ヒアルロン
酸、アガロース、アルギン酸、ヘパリン、コンドロイチ
ン硫酸、カラギーナン、アラビアゴム、トラガントゴ
ム、カラヤゴム、グアーゴム、ローカストビーンゴム、
メスキットガム、ガッチガム、ふのり、寒天などがあげ
られる。
のコラーゲン類、カゼイン、ゼイン、グルテン、血液ア
ルブミン、大豆蛋白などがあげられる。
用いることもできる。
要である。
グリコールなどの多価アルコール類を分散剤として添加
させたものを配合することもでき、この場合における上
記分散剤の配合量は、天然高分子100重量部に対して1
〜20重量部程度とすることが好ましい。
体と天然高分子との配合割合は、重量比で20:80〜80:2
0、殊に30:70〜70:30であることが好ましく、上記範囲
外であると耐水性、生分解性、物性などのバランスが悪
くなる。
の平均凝集寸法が5μm以下であることが好ましい。5
μmより大きいと、得られるフィルムの耐水性、物性な
どが劣るようになることがある。
ン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー
等のオレフィン系ポリマー、ポリスチレン、ブタジエン
−スチレン、アクリロニトリル−スチレン等のスチレン
系ポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデ
ン、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタンなどが
あげられ、中でも低密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリスチレンが重要である。
き、同種または異種のものを使用することが可能であ
る。多価アルコール類を分散剤として添加させた天然高
分子を用いることができる点も上述と同様である。
20:80〜90:10、殊に30:70〜70:30であることが好まし
く、上記範囲外であると耐水性、生分解性、物性などの
バランスが悪くなる。
平均凝集寸法が5μm以下であることが好ましい。5μ
mより大きいと、得られる樹脂層の耐水性、物性などが
劣るようになることがある。
樹脂層(Y)との複層で構成するが、両層間に接着樹脂
層(ad)を設けることもできる。
ば、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ま
たはこれらのポリマーにアイオノマーや無水マレイン酸
などの不飽和などの不飽和カルボン酸をグラフト重合さ
れた変性ポリオレフィンがあげられ、中でも不飽和カル
ボン酸変性エチレン−酢酸ビニル共重合体が重要であ
る。
他の高分子フィルム層、繊維絡合体層(不織布、織布、
編布、紙、ネット状構造物等)を付加することもでき
る。
中間層がフィルム層(X)、中間層または内側層が樹脂
層(Y)、外層が不織布の構成である。
きは、内側層または中間層がフィルム層(X)で、中間
層または外側層が樹脂層(Y)であっても差し支えな
い。
の他層のコーティング、1層への他層のエクストルージ
ョンコーティング、各層の共押出成形などにより行うこ
とができる。
によりボトル状、トレイ状、ボックス状、チューブ状な
どとすることもできる。
から排泄される汚物を捕集するためのバッグとして特に
有用であり、そのほか、人や動物の排泄物をはじめ各種
の汚物を収容する容器として用いることができる。
構成樹脂としてオキシアルキレン基含有ビニルアルコー
ル系重合体を用いると共に、該フィルム層(X)に天然
高分子が分散するように配合しているため、天然高分子
を配合しないオキシアルキレン基含有ビニルアルコール
系重合体フィルム層の持つ特性、たとえば、柔軟性、水
洗投棄性を維持しながらも保香性をさらに改善すること
ができ、しかも投棄後の生分解性または崩壊性を兼備し
ている。また、同様に樹脂層(Y)にも天然高分子を配
合しているため、水洗投棄後の樹脂層(Y)の崩壊も図
られる。
投棄後における分解ないしは崩壊を確実なものとするこ
とができる。
(X)、中間層または内側層を樹脂層(Y)、外層を不
織布とすると、捕集した汚物の漏れや臭気の漏れが防止
され、柔軟で音がしないので着用を他人に知られること
がなく、水洗トイレットに投棄することが可能であり、
また不織布側が皮膚に当たるので触感性も好ましくな
る。そのため、人工肛門から排泄される汚物を捕集する
バッグとして最適の性能が得られるので、人工肛門形成
者は不安感なく着用でき、しかも、投棄後に心配される
環境汚染の問題を解決することができる。
図、第2図はその断面図である。(1)はフィルム層
(X)および樹脂層(Y)を含む複層の包装材、(2)
はシール部、(3)は口部である。(X)はフィルム
層、(Y)は樹脂層、(nw)は不織布である。
チレンモノアリルエーテルと酢酸ビニルとをメタノール
中でアゾビスイソブチロニトリルの存在下に共重合し、
つにで常法によりケン化した。
キシエチレンモノアリルエーテルの共重合割合1モル
%、ポリオキシエチレンの含有量19重量%のポリオキシ
エチレン基含有ビニルアルコール系重合体が得られた。
この共重合体の温度210℃、荷重2160gにおけるメルトイ
ンデックスは25g/10minであった。
体の粉体を含水率0.1重量%以下にまで乾燥し、ついで
押出機に供給して線状に押出すと共にペレット化した。
このペレット50重量部およびコーンスターチの粉体50重
量部をヘンシェルミシサーで混合した後、シリンダー温
度180℃、ダイ温度160℃の条件にて二軸押出機を用いて
線状に押出すと共にペレット化し、ペレットPを得た。
クスが6g/10minの低密度ポリエチレンのペレット50重量
部とコーンスターチ50重量部とをヘンシェルミキサーで
混合した後、シリンダー温度150℃、ダイ温度140℃の条
件にて二軸押出機を用いて線状に押出すと共にペレット
化し、ペレットEを得た。
機に供給し、シリンダー温度をペレットPについては16
0〜180℃、ペレットEについては130〜170℃にてそれぞ
れ溶融混練し、ダイ温度160℃の条件で溶融した樹脂を
接合して、複層フィルムを得た。
含有ビニルアルコール系重合体フィルム層(X)の厚さ
は50μm、内面側となるコーンスターチ配合低密度ポリ
エチレン樹脂層(Y)の厚さは50μmであった。
w)を貼り合わせてから第1図に平面図、第2図に断面
図を示したバッグを作成し、その性能を評価した。
面図である。(ad)は接着樹脂層であり、他の符号の意
味は第1〜2図の場合と同じである。
機に供給し、シリンダー温度180℃、ダイ温度160℃の条
件にて押出して、厚さ50μmのコーンスターチ配合オキ
シアルキレン基含有ビニルアルコール系重合体フィルム
層(X)を得た。
た押出機に供給し、シリンダー温度180℃、ダイ温度160
℃の条件にて押出して、厚さ50μmのコーンスターチ配
合低密度ポリエチレン樹脂層(Y)を得た。
としての無水マレイン酸グラフト変性エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体をエクストルージョンコーティングしなが
ら、その上から樹脂層(Y)を積層、圧着していき、3
層フィルムを得た。接着樹脂層(ad)の厚さは10μmで
あった。
m2の不織布(nw)を貼り合わせてから第1図に平面図、
第3図に断面図を示したバッグを作成し、その性能を評
価した。
層/厚さ30μmのポリ塩化ビニリデン層/厚さ30μmの
エチレン−酢酸ビニル共重合体層/目付け20g/m2不織布
(外側)からなる市販のオストミーバッグにつき、その
性能を評価した。
のポリビニルアルコール層/厚さ30μmのポリ塩化ビニ
リデン層/厚さ30μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体
層/目付け20g/m2の不織布(外側)からなるオストミー
バッグにつき、その性能を評価した。
い厚さ50μmのオキシアルキレン基含有ビニルアルコー
ル系重合体フィルム層を用い、樹脂層(Y)に代えてコ
ーンスターチ配合しない厚さ50μm低密度ポリエチレン
樹脂層を用いたほかは実施例1を繰り返し、得られたバ
ッグにつきその性能を評価した。
示す。
ン、cはエチルメルカプタンに対する保香性) ○:全く臭気を感じない □:わずかに臭気を感じるが実用上問題はない。
るが無音性いやや欠ける ×:柔軟性および無音性に欠ける 水洗投棄性: ◎:投棄しても全く問題がない ○:投棄可能 触感性: ○:良好 □:やや良好 △:やや不良 ×:不良 崩壊性: ◎:良好 ○:やや良好 △:やや不良 ×:不良
第2図はその断面図である。 第3図は本発明の汚物収容容器の他の一例を示した断面
図である。 (1)……包装材、 (X)……フィルム層、(Y)……樹脂層、 (nw)……不織布、(ad)……接着樹脂層、 (2)……シール部、(3)……口部
Claims (5)
- 【請求項1】天然高分子を配合したオキシアルキレン基
含量が5〜50重量%のオキシアルキレン基含量ビニルア
ルコール系重合体フィルム層(X)および天然高分子を
配合した熱可塑性樹脂層(Y)を含む複層の包装材より
形成されてなる汚物収容容器。 - 【請求項2】フィルム層(X)におけるオキシアルキレ
ン基含量ビニルアルコール系重合体と天然高分子との配
合割合が、重量比で20:80〜80:20である請求項1記載の
汚物収容容器。 - 【請求項3】樹脂層(Y)における熱可塑性樹脂と天然
高分子との配合割合が、重量比で20:80〜90:10である請
求項1記載の汚物収容容器。 - 【請求項4】天然高分子がデンプン系高分子である請求
項1記載の汚物収容容器。 - 【請求項5】人工肛門から排泄される汚物を捕集するた
めのバッグである請求項1記載の汚物収容容器。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2309998A JP3050908B2 (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | 汚物収容容器 |
DE69118622T DE69118622T2 (de) | 1990-09-04 | 1991-09-03 | Biologisch abbaubare, schmelzgeformte Gegenstände, Laminate daraus und ihre Verwendung |
EP19910114809 EP0474173B1 (en) | 1990-09-04 | 1991-09-03 | Biodegradable melt-molded articles and laminates derived therefrom, and their use |
US07/754,827 US5158810A (en) | 1990-05-12 | 1991-09-04 | Melt-molded articles and laminates derived therefrom, and their use |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2309998A JP3050908B2 (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | 汚物収容容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04180753A JPH04180753A (ja) | 1992-06-26 |
JP3050908B2 true JP3050908B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=17999915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2309998A Expired - Fee Related JP3050908B2 (ja) | 1990-05-12 | 1990-11-14 | 汚物収容容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050908B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002011029A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-15 | Alcare Co Ltd | 排泄物処理用部材 |
JP5712397B2 (ja) | 2007-07-26 | 2015-05-07 | アルケア株式会社 | 水解性シート及びこれを用いた排泄物収容装具用パウチ |
-
1990
- 1990-11-14 JP JP2309998A patent/JP3050908B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04180753A (ja) | 1992-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4946720A (en) | Containers for filthy matter | |
US5158810A (en) | Melt-molded articles and laminates derived therefrom, and their use | |
US5009648A (en) | Starch containing film ostomy pouches | |
EP0726068B1 (en) | Method for disposal of articles by flushing | |
US4930942A (en) | Method of disposal of articles by flushing | |
US4906495A (en) | Laminated articles | |
CN110520084A (zh) | 造口术器具的体侧构件 | |
JPS601246A (ja) | オストミ−袋用の無音性フイルム | |
US4830187A (en) | Means for disposal of articles by flushing and ostomy pouches particularly suited for such disposal | |
US20040126585A1 (en) | Water dispersible commode/bedpan liner | |
JP2009517193A5 (ja) | ||
JP2009517193A (ja) | 水洗可能な排泄物収集パウチ、これを使用するパウチ中パウチ(pouch−in−pouch)型用品における改善、及びこれに関する方法 | |
US3263241A (en) | Sheet material and products utilizing same | |
AU656731B2 (en) | Composite polymeric articles | |
JP3050908B2 (ja) | 汚物収容容器 | |
JPH09276331A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2021127454A (ja) | 樹脂組成物及びその製造方法、並びに可塑化澱粉及びその製造方法 | |
JP3091235B2 (ja) | 積層成形物 | |
JP5323294B2 (ja) | ポリアミド混合物の障壁層を有する無塩素多層薄膜から形成した造孔術用袋 | |
JP7151100B2 (ja) | 排尿バッグまたは簡易トイレ用品 | |
JPH04114044A (ja) | 生分解性成形物の製造法 | |
JPH0229958Y2 (ja) | ||
WO2022230695A1 (ja) | 水分保持体 | |
JP2002275339A (ja) | ポリビニルアルコール系フィルム | |
JP2004215702A (ja) | 衛生ナプキン、失禁パッド、パンティライナー又はそれらの類似物品の如き吸収製品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080331 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |