JP3050611U - 殺菌、防汚機能を持つ人工透析装置 - Google Patents

殺菌、防汚機能を持つ人工透析装置

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JP3050611U
JP3050611U JP1997005000U JP500097U JP3050611U JP 3050611 U JP3050611 U JP 3050611U JP 1997005000 U JP1997005000 U JP 1997005000U JP 500097 U JP500097 U JP 500097U JP 3050611 U JP3050611 U JP 3050611U
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貴一 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人口透析機器内に生成されるバイオフイルムを
抑制し、エンドトキシンの混入による発熱等の問題を無
くし、殺菌消毒、洗浄等の保守作業を逓減させることを
課題とする。 【解決手段】光活性のある酸化チタン、又は酸化チタン
と吸着性のある活性炭、ゼオライト、セラミック等と混
合、これらに酸化チタンを表着させた濾過材を用いた浄
化装置を設けて課題を解決する。酸化チタンを樹脂材に
混入させ光が通過する素材で成形し、又は酸化チタンの
フイルム状の薄膜を人口透析機器内の給液、排液管接続
部等の内側に張りつけて外部より蛍光灯、紫外線灯、ブ
ラックライト等に光を照射して酸化チタンの触媒機能を
励起させて課題を解決する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 酸化チタンの表面に接している水は、酸化チタンに微弱な 光(紫外線)が当たると光触媒反応により3.2ボルトと言う強力な酸化電位が 発生し、水処理で利用されている塩素、酸化水素、紫外線、オゾン等で細菌の殺 菌するよりも高い酸化電位でほとんど全てのもの酸化分解し細菌等は分解殺菌す る特徴を利用し、人工透析機器内で発生するバイオフイルムの形成を抑制し、人 工透析時のエンドトキシンによる発熱等を抑制できる。 酸化チタン、又は酸化チタンと吸着性にある活性炭、ゼオライト等と混合、こ れらの吸着性のある濾過材やセラミック等に酸化チタンを表着させた濾過材、酸 化チタンを粒子、ワイヤー、板状等に加工し、又は電気伝導率の異なる異種金属 (銀、銅、亜鉛等)と混合した物を浄化装置の濾過材として使用する。 酸化チタンを樹脂に混入、又は樹脂の表面をフッ素加工又はシリコン加工等し て酸化チタンによる酸化を防止して、その上から酸化チタンを塗布、コーティン グ等、酸化チタンのフイルム状の物を張りつけ人工透析機器内部の浄化装置の容 器、流入管、ダイアライザー等を製作し殺菌効果を持たせる。 光源は蛍光灯、紫外線灯、ブラックライト等を用いて採光効果を上げるために 鏡、光が反射する鏡面体、又光ファイバーやレンズ、プリズム等と組み合わせて 採光率を向上させて濾過材に光を照射し酸化チタンの触媒機能を励起させる。
【0002】
【考案の属する技術分野】
光活性のある酸化チタンは太陽光や蛍光灯等に含まれる微 弱な紫外線のエネルギーで反応し、加工した光活性のある酸化チタンが接してい る空気や液体の表面に3.2ボルトと言う強力な酸化電位を発生させてほとんど 全てのもの酸化分解すると言う光活性のある酸化チタンの応用化学分野。
【0003】
【従来の技術】
多人数用の人工透析機器は水とA液とB液を一定比率で混 合させ端末の透析機器に供液配管より送り込み、人工腎臓を通過した排液は排液 配管より浄化槽へ排出する。個人用透析機器では、各ベッドサイドに設置し水と A液とB液をで混合し排液配管より浄化槽排出する構造となっているためA液タ ンク、B液タンク、供給装置から後の洗浄消毒だけで逆浸透膜、人口腎臓及び接 続部等は洗浄消毒は行えず細菌の増繁殖の可能性が高く、給・排液管内の洗浄不 足などによりバイオフイルムの形成に繋がり、このバイオフイルムを取り除くに はホルマリン消毒や高圧熱湯消毒等に頼る方法しかなく、ホルマリンの廃液や高 圧熱湯消毒装置や人件費等が問題となっている。
【0004】
【問題を解決しようとする課題】
人口透析機器内に生成されるバイオフイルムを抑制し、エ ンドトキシンの混入による発熱等の問題を無くし、殺菌消毒、洗浄等の保守作業 を逓減させることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
光活性のある酸化チタン、又は酸化チタンと吸着性のある 活性炭、ゼオライト、セラミック等と混合、これらに酸化チタンを表着させた濾 過材を用いた浄化装置を設けて課題を解決する。 酸化チタンを樹脂材に混入させ光が通過する素材で成形し、又は酸化チタンの フイルム状の薄膜を人口透析機器内の給液、排液管接続部等の内側に張りつけて 外部より蛍光灯、紫外線灯、ブラックライト等に光を照射して酸化チタンの触媒 機能を励起させて課題を解決する。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1は逆浸透膜装置とA原液とB原液のミキシングチャン バーの間等に酸化チタンを利用した濾過材を使用した浄化装置を設置して人口透 析装置内に発生するバイオフィルムやエンドトキシン等の問題を解決し殺菌、洗 浄などの頻度を逓減した実施例。 図2は、図1の浄化装置の実施例。酸化チタン又は酸化チ タンに吸着性のある活性炭、ゼオライト、セラクミック等を混合、これらに酸化 チタンを表着させた濾過材、酸化チタンを粒子、ワイヤー、板状にした濾過材、 浄化装置の内壁に酸化チタンを塗布、コーティング等して外部から蛍光灯、紫外 線灯、ブラックライト等で照射し、鏡や鏡面体を利用して採光効率を向上させ酸 化チタンの触媒機能を励起させた装置で、鏡や光ファイバー、プリズム、レンズ 等を組み合わせて採光効率を向上させてもよい。 人口透析の排液は栄養分が豊富で細菌が付着し繁殖し易いため、排液管等を光 が通過する酸化チタンを混合した素材で製作又は管内側の面に酸化チタンを塗布 、コーティング等(図3)、酸化チタンのフイルムを張りつけ外部から光を照射 して酸化チタンの触媒機能を励起させ細菌を分解殺菌させる。 図4はダイアライザーを光が通過する酸化チタンを混入させた素材で製作、又 はダイアライザーに内面に酸化チタンを塗布、コーティング等して外部の光で酸 化チタンの触媒機能を励起させて殺菌を行う。 また、ダイアライザーの内部の膜に酸化チタンの微粒子を凝集して膜に混ぜて 使用して外部の光で酸化チタンの触媒機能を励起させて殺菌を行う。
【0007】
【実施例】
図1は逆浸透膜装置(1)とB原液(6)のミキシングチ ャンバー(4)とA原液(7)のミキシングチャンバー(5)の間等に酸化チタ ンを利用した濾過材(10)を使用した浄化装置を(2)設置して人口透析機器 内に発生するバイオフィルムやエンドトキシン等の問題を解決し殺菌、洗浄など の頻度を逓減した実施例。 図2は、給・排水管上等に設置した浄化装置の実施例。 濾過材に酸化チタンを利用した濾過材(10)を用いて外部からの光源(8)を 点灯させ、光が通過するフィルター外壁(9)と光を反射させる鏡(11)とか ら成る浄化装置の実施例。 図3は給・排水管を光が通過する素材で作成し(9)、管内面を酸化チタンに よる酸化を防止するためにフッ素、シリコン等(12)を加工させてから、酸化 チタン(13)を塗布、コーティング等した実施例。 図4は、ダイアライサーを光が通過する酸化チタンを混入させた素材(9)で 製作し、内部の膜に酸化チタンを凝集等して表着させた膜(14)の実施例。
【0008】
【考案の効果】
光活性のある酸化チタンは微弱な光(380nm)で反応 し蛍光灯、紫外線灯、ブラックライト等を照射すると3.2ボルトと言う強力な 酸化電位が生じてバイオフイルムやエンドトキシンを分解し、頻繁に行わなけれ ばならない殺菌、浄化作業の軽減を図ることが可能となり、エンドトキシンによ る発熱等の問題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
図1は逆浸透膜装置とミキシングチャンバーの間等に光
活性のある酸化チタンを利用した浄化装置に実施例。図
2は、図1の浄化装置の実施例。図3は供・排液管の内
側に酸化チタンを塗布、コーティングした実施例。図4
はダイアライザーの成形体を酸化チタンを混合した樹脂
又は内側に酸化チタンを塗布、コーティング等した実施
例。
【符号の説明】
1.………………逆浸透膜濾過装置・UV装置・タンク
等 2.………………酸化チタンの濾過材を使用した浄化装
置 3.………………光が通過し管に内側に酸化チタンを塗
布、コーティング又は酸化チタンのフイルムを張りつ
け、給水管の素材に酸化チタンを混入させた素材で製作
した給・排水管。 4.………………B原液ミキシングチャンバー 5.………………A原液ミキシングチャンバー 6.………………B原液 7.………………A原液 8.………………光源(蛍光灯、紫外線灯、ブラックラ
イト等) 9.………………光が通過する素材、又は酸化チタンを
内部に塗布等した素材。 10.………………酸化チタン、又は酸化チタンと吸着
性のある活性炭、ゼオライト等を混合又は表着させた濾
過材。 11.………………鏡又は鏡面体 12.………………酸化チタンを塗布、コーティングす
る面をフッ素、シリコン加工を施す。 13.………………光活性のある酸化チタン 14.………………膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項 1】人口透析用装置の逆浸透膜装置と人口透
析液供給装置の間の装置に光活性のある酸化チタンを基
本とし、酸化チタンを混合又は酸化チタンを液体、気体
の吸着性のある物質の表面に表着させて、その物質の表
面に光を照射し酸化シタンの光触媒機能を励起させて液
体、気体に含まれる悪臭、防汚の元となる有機物質、人
体に有害な菌類、エンドトキシンを酸化チタンの表面に
接触せしめ酸化チタンの光触媒反応によるバンドギャッ
プを利用し有機物質を酸化せしめて分解し殺菌力を向上
せしめた人口透析用水処理装置。
【請求項 2】人口透析の廃液装置や装置に接続する部
品の表面に光活性のある酸化チタンンを液体、気体の吸
着性のある物質の表面に表着させて、その物質の表面に
光を照射し、酸化チタンに直接光が照射する構造にして
酸化チタンの光触媒機能を励起させて液体、気体に含ま
れる悪臭、防汚、人体に有害な菌類である有機物質を接
触せしめ酸化チタンのバンドギャップを利用し有機物質
を酸化せしめて殺菌力を向上せしめた人口透析用排水処
理装置。
【請求項 3】人工透析機器に接続して人工透析液を配
液するダイアライーアーを光は通過する素材で製作し、
ダイアライーザーの内外壁に光活性のある酸化チタンを
薄膜状に表着させ、外部より光を照射し酸化チタンの光
触媒機能を励起させて液体、気体に含まれる悪臭、防
汚、人体に有害なエンドトシンを接触せしめ酸化チタン
のバンドギャップを利用し有機物質を酸化せしめて殺菌
力を向上せしめた人口透析用ダイアライザー。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】人工透析用装置の逆浸透膜装置と人工透析
    液供給装置の間等に光活性のある酸化チタン、酸化チタ
    ンと吸着性のある活性炭、ゼロライト、セラミク等を混
    合、又はこれらの吸着材の表面に酸化チタンを表着させ
    た濾過材、電気伝導率の異なる異種金属である銀、銅、
    亜鉛等を混合し濾過材としてを使用し、蛍光灯、紫外線
    灯、ブラックライト等を照射して酸化チタンの触媒機能
    を励起させた浄化装置を人口透析装置に設置した構造と
    装置。
  2. 【請求項2】排液浄化装置内又は排液浄化装置と排液管
    上等に光活性のある酸化チタン等を使用した濾過材を用
    いた浄化装置を設置し流出口から進入する細菌を予防、
    又は人工透析機器内部の接続管、又は排液管、排液口等
    を酸化チタンを混入し光が通過する樹脂、又は排液管の
    内側に酸化チタンを塗布、コーティング、酸化チタンを
    フイルム状にした薄膜状等の物を張りつけ外部より蛍光
    灯、紫外線灯、ブラックライト等を照射して酸化チタン
    の触媒機能を励起させた排液管内の細菌を抑制する構造
    と装置。
  3. 【請求項3】光活性のある酸化チタンを混入し光が通過
    する素材でダイアライサーを製作、又はダイアライサー
    の内面を酸化チタンを塗布、コーティング、酸化チタン
    をフイルム状にした薄膜状等の物、ダイアライザー内部
    の膜に酸化チタンを混入させ外部より蛍光灯、紫外線
    灯、ブラックライト等を照射して酸化チタンの触媒機能
    を励起させた構造と装置。
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