JP3050522B2 - 靴 - Google Patents
靴Info
- Publication number
- JP3050522B2 JP3050522B2 JP8094813A JP9481396A JP3050522B2 JP 3050522 B2 JP3050522 B2 JP 3050522B2 JP 8094813 A JP8094813 A JP 8094813A JP 9481396 A JP9481396 A JP 9481396A JP 3050522 B2 JP3050522 B2 JP 3050522B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewn
- inner bottom
- cushioning material
- platform
- leather
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は巻革を有するカリフ
ォルニア式製法による靴に関する。
ォルニア式製法による靴に関する。
【0002】
【従来の靴】略称がCa式製法と呼ばれるカリフォルニ
ア式製法による靴は、図5に示すように表底の上にプラ
ットフォーム(中底)、クッション材、内底と重ねら
れ、裏皮を有する甲皮の周辺部とプラットフォーム巻革
の折返片および前記内底の折込片とが縫い糸で一体に縫
合された構造のものとしてある。
ア式製法による靴は、図5に示すように表底の上にプラ
ットフォーム(中底)、クッション材、内底と重ねら
れ、裏皮を有する甲皮の周辺部とプラットフォーム巻革
の折返片および前記内底の折込片とが縫い糸で一体に縫
合された構造のものとしてある。
【0003】このCa式製法による従来の靴は内底がフ
ラットな面のものとしてあり、したがって足の土踏まず
と内底との間には空間ができて足にフィットせず、履き
心地がいまひとつ不充分なものとなっている。
ラットな面のものとしてあり、したがって足の土踏まず
と内底との間には空間ができて足にフィットせず、履き
心地がいまひとつ不充分なものとなっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は内底が足の土踏
まずにフィットし、履き心地の良好な靴を提供すること
にある。
まずにフィットし、履き心地の良好な靴を提供すること
にある。
【0005】しかして本発明の靴は表底、プラットフォ
ーム、クッション材、内底を有し、かつ裏皮付きの甲
皮、プラットフォーム巻革を備える靴において、前記ク
ッション材を、足の土踏まずに当たる箇所を同土踏まず
にほぼ相似する形状の膨出部を形成したものに構成し、
このクッション材を包む内底における裏皮の内面とクッ
ション材の周縁間に折り込まれた折込周辺部のクッショ
ン材の縁部に当たる部分を除く周辺部を、縫い糸で裏
皮、甲皮、巻革の折返片へ一体に縫合し、かつ内底にお
けるクッション材の膨出部に当たる箇所の折込縁部を甲
皮の裏皮へ縫い糸にて一体に縫合してなる構造のものと
してある。
ーム、クッション材、内底を有し、かつ裏皮付きの甲
皮、プラットフォーム巻革を備える靴において、前記ク
ッション材を、足の土踏まずに当たる箇所を同土踏まず
にほぼ相似する形状の膨出部を形成したものに構成し、
このクッション材を包む内底における裏皮の内面とクッ
ション材の周縁間に折り込まれた折込周辺部のクッショ
ン材の縁部に当たる部分を除く周辺部を、縫い糸で裏
皮、甲皮、巻革の折返片へ一体に縫合し、かつ内底にお
けるクッション材の膨出部に当たる箇所の折込縁部を甲
皮の裏皮へ縫い糸にて一体に縫合してなる構造のものと
してある。
【0006】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す図1〜4の具体
例によって説明する。同図において符号1は表底、2は
プラットフォーム、3は合成ゴムやラテックス材等より
なるクッション材、4は内底、5は裏側、6は甲皮、7
はプラットフォーム巻革を示す。
例によって説明する。同図において符号1は表底、2は
プラットフォーム、3は合成ゴムやラテックス材等より
なるクッション材、4は内底、5は裏側、6は甲皮、7
はプラットフォーム巻革を示す。
【0007】本発明においては、クッション材3におけ
る足の土踏まずに当たる箇所に土踏まずとほぼ相似形の
膨出部3Aを形成し、この膨出部に対応して内底4にも
膨出部4Aが形成されるようにしてある。
る足の土踏まずに当たる箇所に土踏まずとほぼ相似形の
膨出部3Aを形成し、この膨出部に対応して内底4にも
膨出部4Aが形成されるようにしてある。
【0008】しかして内底4における折込片4aの膨出
部4Aを除く部分を、縫い糸8aで甲皮6とその裏皮5
及び巻革7の折返片7aへ一体に縫合し、かつ内底4に
おける膨出部4Aの折込片4aを甲皮の裏皮5へ縫い糸
8bで一体に縫合し、内底に、土踏まずに対応する膨ら
みを形成したものとしてある。
部4Aを除く部分を、縫い糸8aで甲皮6とその裏皮5
及び巻革7の折返片7aへ一体に縫合し、かつ内底4に
おける膨出部4Aの折込片4aを甲皮の裏皮5へ縫い糸
8bで一体に縫合し、内底に、土踏まずに対応する膨ら
みを形成したものとしてある。
【0009】因みに、本発明の靴を製造する工程は次ぎ
のとおりである。甲皮6の裏皮5へ内底4の膨出部の縁
を前記縫い糸8bで縫い付けた後、縫い糸8aで甲皮、
裏皮および内底の膨出部以外の縁部と巻革とを一体に縫
合し(あるいはこれを逆の順序で内底を甲皮、裏皮へ縫
合し)、次いでクッション材3を内底の下に入れ、プラ
ットフォームを巻革の下部内向片で抱き込み、接着剤で
巻革、プラットフォームを表底へ機械的に圧着して製造
する。
のとおりである。甲皮6の裏皮5へ内底4の膨出部の縁
を前記縫い糸8bで縫い付けた後、縫い糸8aで甲皮、
裏皮および内底の膨出部以外の縁部と巻革とを一体に縫
合し(あるいはこれを逆の順序で内底を甲皮、裏皮へ縫
合し)、次いでクッション材3を内底の下に入れ、プラ
ットフォームを巻革の下部内向片で抱き込み、接着剤で
巻革、プラットフォームを表底へ機械的に圧着して製造
する。
【0010】
【発明の作用、効果】本発明においては、前述のように
クッション材および内底の足の土踏まずに当たる箇所に
土踏まずにほぼ相似する形状の膨らみ部を形成してある
ので、この膨らみ部が足の土踏まずに当たり、足にフィ
ットする履き心地の良好な靴を提供できる。
クッション材および内底の足の土踏まずに当たる箇所に
土踏まずにほぼ相似する形状の膨らみ部を形成してある
ので、この膨らみ部が足の土踏まずに当たり、足にフィ
ットする履き心地の良好な靴を提供できる。
【図1】本発明に係る靴の一例を示す一部破断側面図。
【図2】反対側の一部破断側面図。
【図3】図1のIII-III縦断面図。
【図4】内底を一部破断した内底及びクッション材の斜
視図。
視図。
【図5】従来の靴の縦断面図。
1・・・表底 2・・・プラットフォーム 3・・・クッション材 3A・・・膨出部 4・・・内底 4A・・・膨出部 4a・・・折込片 5・・・裏皮 6・・・甲皮 7・・・プラットフォーム巻革 7a・・・折返片 8a・・・縫い糸 8b・・・縫い糸
Claims (1)
- 【請求項1】表底、プラットフォーム、クッション材、
内底を有し、かつ裏皮付きの甲皮、プラットフォーム巻
革を備える靴において、前記クッション材を、足の土踏
まずに当たる箇所を同土踏まずにほぼ相似する形状の膨
出部を形成したものに構成し、このクッション材を包む
内底における裏皮の内面とクッション材の周縁間に折り
込まれた折込周辺部のクッション材の縁部に当たる部分
を除く周辺部を、縫い糸で裏皮、甲皮、巻革の折返片へ
一体に縫合し、かつ内底におけるクッション材の膨出部
に当たる箇所の折込縁部を甲皮の裏皮へ縫い糸にて一体
に縫合してなる靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8094813A JP3050522B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8094813A JP3050522B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 靴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09252805A JPH09252805A (ja) | 1997-09-30 |
JP3050522B2 true JP3050522B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=14120505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8094813A Expired - Fee Related JP3050522B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050522B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5746395B2 (ja) * | 2014-04-28 | 2015-07-08 | 株式会社村井 | プラットフォーム製法の靴 |
CN107232687A (zh) * | 2017-07-20 | 2017-10-10 | 佛山市南海区锦达鞋业有限公司 | 一种鞋子及其鞋帮和内底的组合结构 |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP8094813A patent/JP3050522B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09252805A (ja) | 1997-09-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000229 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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