JP3050515U - ペット用シ−ツ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、漏れ防止を図ったペット用シ−ツを
提供することを目的としている。 【解決手段】ペット用シ−ツ１は、不透水性の矩形形状
の裏面シ−ト３と、この裏面シ−ト３の外周に沿う環状
の裏面シ−ト３の環状部３ａを残して環状部３ａの内方
に形成された裏面シ−ト３の載置部３ｂに載置された吸
収体４と、裏面シ−ト３の外周に沿うと共に環状部３ａ
を乗り越え吸収体４の外周を覆う環状に形成された不透
水性の漏れ防止用部材５と、裏面シ−ト３と同形状であ
って露出した吸収体４、漏れ防止用部材５を覆う透水性
の矩形形状の表面シ−ト２とを備え、裏面シ−ト３が漏
れ防止用部材５に、漏れ防止用部材５が表面シ−ト２に
それぞれ付着しているものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 本考案は、ペット用シ−ツに係り、特に、漏れ防止を図ったペット用シ−ツ に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ペット用シ−ツに内在した粉砕パルプ、吸水ポリマ等で形成された吸 収体を利用して、犬、猫等のペットの尿を吸収している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述のペット用シ−ツの吸収体の外周端面は露出しているた め、吸収体の外周端面より吸収体に吸収した尿が多量の場合、尿が流れ出し周囲 が汚れるという問題点が生じた。

【０００４】 この問題点を改善するために、裏面シ−トを折り曲げて吸収体の外周端面を 覆うことも考えられるが、裏面シ−トを折り曲げて吸収体の外周端面を覆った状 態で、覆われていない吸収体の面を表面シ−トで覆うことは、製造過程において 、容易でないという問題点が生じた。

【０００５】 本考案は、上記問題点を除去するようにしたペット用シ−ツを提供すること を目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のペット用シ−ツは、不透水性の矩形形 状の裏面シ−トと、この裏面シ−トの外周に沿う環状の前記裏面シ−トの環状部 を残して前記環状部の内方に形成された前記裏面シ−トの載置部に載置された吸 収体と、前記裏面シ−トの外周に沿うと共に前記環状部を乗り越え前記吸収体の 外周を覆う環状に形成された不透水性の漏れ防止用部材と、前記裏面シ−トと同 形状であって前記吸収体、前記漏れ防止用部材を覆う透水性の矩形形状の表面シ −トとを備え、前記裏面シ−トが前記漏れ防止用部材に、前記漏れ防止用部材が 前記表面シ−トに、それぞれ付着しているものである。

【０００７】 また、本考案のペット用シ−ツは、不透水性の矩形形状の裏面シ−トと、こ の裏面シ−トの外周に沿う環状の前記裏面シ−トの環状部を残して前記環状部の 内方に形成された前記裏面シ−トの載置部に載置された吸収体と、前記裏面シ− トの外周に沿うと共に前記環状部を乗り越え前記吸収体の外周を覆う環状に形成 された不透水性の漏れ防止用部材と、前記裏面シ−トと同形状であって前記吸収 体、前記漏れ防止用部材を覆う透水性の矩形形状の表面シ−トとを備え、前記吸 収体は、シ−ト状部材と、このシ−ト状部材の間に粉砕パルプ、吸水ポリマを介 在させ、前記裏面シ−トが前記漏れ防止用部材に、前記漏れ防止用部材が前記表 面シ−トに、それぞれ付着しているものである。

【０００８】 また、請求項３記載のペット用シ−ツは、請求項１又は請求項２記載のペッ ト用シ−ツにおいて、裏面シ−ト又は表面シ−トに粘着テープを付着させ、該粘 着テープを使用済のペット用シ−ツを保持する際に利用するものである。

【０００９】

【実施例】

本考案の一実施例のペット用パンツについて、図面を参照して説明する。図 １乃至図９において、１は、犬、猫等のペットが使用するペット用シ−ツ（図１ 参照）で、ペット用シ−ツ１は、矩形形状で、表側（犬、猫等のペットが当接す る側）を透水性の矩形形状の表面シ−ト２で、裏側を不透水性の矩形形状の裏面 シ−ト３でそれぞれ形成している。

【００１０】 表面シ−ト２は、例えば、ポリプロピレンの短繊維で形成された不織布であ り、裏面シ−ト３は、例えば、ポリエチレンフィルムである。

【００１１】 そして、裏面シ−ト３の外周に沿う環状の裏面シ−ト３の環状部３ａ（環状 部３ａは、例えば、図２に示す一点鎖線で囲まれた部分）を残して環状部の内方 に形成された裏面シ−ト３の載置部３ｂに吸収体４が載置される。

【００１２】 吸収体４は、例えば、シ−ト状部材４ａ、４ｂの間に粉砕パルプ４ｃ、吸水 ポリマ４ｄを介在させたものである。

【００１３】 また、不透水性の漏れ防止用部材５が、裏面シ−ト３の外周に沿うと共に環 状部３ａを乗り越え吸収体４の外周を覆って環状に形成されている。

【００１４】 漏れ防止用部材５は、図２に示すように、くり貫いて環状に形成されても良 く、図示しないが、個々に分解し、例えば、細長い形状の部材４片のそれぞれの 端部を接続し、結果的に、環状に形成されていれば良い。

【００１５】 そして、裏面シ−ト３と同形状の表面シ−ト２が吸収体４、漏れ防止用部材 ５を覆っている。

【００１６】 即ち、図５に示すように、裏面シ−ト３の上に吸収体４を載置し（例えば、 シ−ト状部材４ａ上に粉砕パルプ４ｃ、吸水ポリマ４ｄ落下させ、シ−ト状部材 ４ａの左右端を折り曲げ、その上にシ−ト状部材４ｂを載置する。）、次に、吸 収体４の上に漏れ防止用部材５を載置し、その後、図７に示すように、漏れ防止 用部材５、露出している吸収体４の上に表面シ−ト２を載置する。

【００１７】 なお、裏面シ−ト３は漏れ防止用部材５に、漏れ防止用部材５は表面シ−ト ２に、接着剤等によりそれぞれ付着している。

【００１８】 その結果、上述したペット用シ−ツ１によれば、裏面シ−ト３の外周に沿う と共に裏面シ−ト３の外周に沿う環状の裏面シ−ト３の環状部３ａを乗り越え吸 収体４の外周を覆う環状に形成された不透水性の漏れ防止用部材５により、吸収 体４で吸収されたペットの尿がペット用シ−ツ１の外より漏れることを防止する ことができ、しかも、漏れ防止用部材５を折曲することなく裏面シ−ト３の上に 漏れ防止用部材５を積層し、漏れ防止用部材５と裏面シ−ト３を付着するだけの 簡易な手段で吸収体５の端面を容易に覆うことができ、 また、粉砕パルプ４ｃ、吸水ポリマ４ｄは、シ−ト状部材４ａ、４ｂの間に 介在し、しかも、シ−ト状部材４ａ、の一の面は裏面シ−ト３に、シ−ト状部材 ４ｂの他の面は裏面シ−ト３に、それぞれ面しているため、粉砕パルプ４ｃ、吸 水ポリマ４ｄを二重にカバーしているため、粉砕パルプ４ｃ、吸水ポリマ４ｄが ペット用シ−ツ１から外へ飛び出すことをより防ぐことができる。

【００１９】 また、図１、図８、図９に示すように、ペット用シ−ツ１の裏面シ−ト３（ 又は表面シ−ト２）に粘着テープ６を付着させている。この粘着テープ６は、図 ９に示すように、使用済のペット用シ−ツ１を丸め、該形状を容易に保持するこ とができる。

【００２０】

【考案の効果】

請求項１記載のペット用シ−ツによれば、裏面シ−トの外周に沿うと共に前 記裏面シ−トの外周に沿う環状の前記裏面シ−トの環状部を乗り越え吸収体の外 周を覆う環状に形成された不透水性の漏れ防止用部材を設けたから、吸収体で吸 収されたペットの尿がペット用シ−ツの外より漏れることを防止することができ 、しかも、漏れ防止用部材を折曲することなく裏面シ−トの上に漏れ防止用部材 を積層し、漏れ防止用部材と裏面シ−トを付着するだけの簡易な手段で吸収体の 端面を容易に覆うことができる。

【００２１】 また、請求項２記載のペット用シ−ツによれば、裏面シ−トの外周に沿うと 共に前記裏面シ−トの外周に沿う環状の前記裏面シ−トの環状部を乗り越え吸収 体の外周を覆う環状に形成された不透水性の漏れ防止用部材を設けたから、吸収 体で吸収されたペットの尿がペット用シ−ツの外より漏れることを防止すること ができ、しかも、漏れ防止用部材を折曲することなく裏面シ−トの上に漏れ防止 用部材を積層し、漏れ防止用部材と裏面シ−トを付着するだけの簡易な手段で吸 収体の端面を容易に覆うことができ、 また、粉砕パルプ、吸水ポリマは、シ−ト状部材の間に介在し、しかも、シ −ト状部材の一の面は裏面シ−トに、シ−ト状部材の他の面は裏面シ−トに、そ れぞれ面しているため、粉砕パルプ、吸水ポリマを二重にカバーしているため、 粉砕パルプ、吸水ポリマがペット用シ−ツから外へ飛び出すことをより防ぐこと ができる。

【００２２】 また、請求項３記載のペット用シ−ツによれば、前述した請求項１又は請求 項２記載の考案の効果に加え、裏面シ−ト又は表面シ−トに付着した粘着テープ を簡易且つ迅速に利用して、使用済のペット用シ−ツを丸め、該形状を容易に保 持することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案の一実施例のペット用シ−ツの
概略的平面図である。

【図２】図２は、図１のペット用シ−ツを分解して示す
概略的分解図である。

【図３】図３は、図１のＡ−Ａ線による概略的拡大断面
図である。

【図４】図４は、図１のＢ−Ｂ線による概略的拡大断面
図である。

【図５】図５は、図１のペット用シ−ツの製造過程を示
すもので、裏面シ−トの上に吸収体が載置されている状
態を示す概略的平面図である。

【図６】図６は、図１のペット用シ−ツの製造過程を示
すもので、吸収体の上に漏れ防止用部材が載置されてい
る状態を示す概略的平面図である。

【図７】図７は、図１のペット用シ−ツの製造過程を示
すもので、漏れ防止用部材及び吸収体の上に表面シ−ト
が載置されている状態を示す概略的平面図である。

【図８】図８は、図１のＣ−Ｃ線による概略的拡大断面
図である。

【図９】図９は、粘着テープの使用状態を示すもので、
使用済のペット用シ−ツを丸め、該形状を保持している
状態の概略的斜視図である。

【符号の説明】

１ ペット用シ−ツ ２ 表面シ−ト ３ 裏面シ−ト ４ 吸収体 ５ 漏れ防止用部材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】不透水性の矩形形状の裏面シ−トと、 この裏面シ−トの外周に沿う環状の前記裏面シ−トの環
   状部を残して前記環状部の内方に形成された前記裏面シ
   −トの載置部に載置された吸収体と、 前記裏面シ−トの外周に沿うと共に前記環状部を乗り越
   え前記吸収体の外周を覆う環状に形成された不透水性の
   漏れ防止用部材と、 前記裏面シ−トと同形状であって前記吸収体、前記漏れ
   防止用部材を覆う透水性の矩形形状の表面シ−トとを備
   え、 前記裏面シ−トが前記漏れ防止用部材に、前記漏れ防止
   用部材が前記表面シ−トに、それぞれ付着していること
   を特徴とするペット用シ−ツ。
2. 【請求項２】不透水性の矩形形状の裏面シ−トと、 この裏面シ−トの外周に沿う環状の前記裏面シ−トの環
   状部を残して前記環状部の内方に形成された前記裏面シ
   −トの載置部に載置された吸収体と、 前記裏面シ−トの外周に沿うと共に前記環状部を乗り越
   え前記吸収体の外周を覆う環状に形成された不透水性の
   漏れ防止用部材と、 前記裏面シ−トと同形状であって前記吸収体、前記漏れ
   防止用部材を覆う透水性の矩形形状の表面シ−トとを備
   え、 前記吸収体は、シ−ト状部材と、このシ−ト状部材の間
   に粉砕パルプ、吸水ポリマを介在させ、 前記裏面シ−トが前記漏れ防止用部材に、前記漏れ防止
   用部材が前記表面シ−トに、それぞれ付着していること
   を特徴とするペット用シ−ツ。
3. 【請求項３】裏面シ−ト又は表面シ−トに粘着テープを
   付着させ、該粘着テープを使用済のペット用シ−ツを保
   持する際に利用することを特徴とする請求項１又は請求
   項２記載のペット用シ−ツ。