JP3050081U - 気管挿入管開口部のカバー装置 - Google Patents

気管挿入管開口部のカバー装置

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JP3050081U
JP3050081U JP1997011957U JP1195797U JP3050081U JP 3050081 U JP3050081 U JP 3050081U JP 1997011957 U JP1997011957 U JP 1997011957U JP 1195797 U JP1195797 U JP 1195797U JP 3050081 U JP3050081 U JP 3050081U
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JP1997011957U
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四郎 清瀬
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四郎 清瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気管を切開して気管挿入管を用いる場合、該
挿入管を通して肺内に流れる空気に適度の湿り気を与え
ると共に湿り気を付与するためのガーゼが脱落しにく
く、かつ容易に交換できるようにする。 【解決手段】 気管挿入管(1)の開口部(6)を覆っ
て首部に装着するよう本体(20)を設ける。この本体
(20)内に通気孔(21)…を有する受板(22)を
形成し、この受板(22)上に湿度を与えたガーゼ(2
3)を載置する。上記本体(20)の上部には、通気孔
(25)…を有するキャップ(26)を開閉可能に取付
けてあり、上記ガーゼを押さえると共に該ガーゼが乾燥
したときには、キャップ(26)を外して交換する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、手術で切開した人体の気管に呼吸のために挿入した気管挿入管(シ ャイリー)の開口部をカバーする気管挿入管開口部のカバー装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
喉頭部に障害がある場合や緊急に呼吸を維持させたり、呼吸装置を必要とする 場合、図7に示すように気管(3)を切開し、該気管に挿入管(シャイリー)を 挿入することが行われている。図7、図8はシャイリー(1)の一例を示し、ゆ るやかにわん曲するチューブ状であって、食道(2)の前方に位置する気管(3 )内に内方端(4)を挿入し、その外周に設けたバルーン(図示略)をふくらま せて該気管内に密着させている。該シャイリー(1)の外方端(5)は外方に開 口(6)しており、図8に示す如き取付板(7)に支軸(8)で揺動可能に取付 けられ、該取付板(7)の取付孔(9),(9)に紐(10)を通して首部に装 着するように構成されている。
【0003】 上記気管挿入管は、外界と気管を直接つなげるものであるため、空気が鼻や口 を通らないから、湿り気が加わらず、直接肺に入り、不都合を生じる。また部屋 の湿度を高くするようにしてあるが、不充分なときもあり、上記挿入管の開口部 からほこり、ごみ等が入らないようにしなければならないし、気管に溜った痰等 を適時に排痰する必要もある。
【0004】 そこで、半球状の網体を有する茶こしを利用し、該茶こしの表面に湿らせたガ ーゼを被せ、輪ゴム等でその周縁を茶こしの縁部に締着し、これを気管挿入管の 外方端の開口部を覆うよう首部に取付けることが行われているが、上記ガーゼが 取れやすかったり、交換が面倒だったりして満足すべき状態とは言えない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の解決課題は、上記のように気管を切開し、呼吸のための気管挿入管を 該気管に取付けた際、吸気に適度の湿り気を与えることができるようにし、かつ ガーゼ等の湿度保持片を脱落しないようにすると共に交換時には簡単に取扱える ようにした気管挿入管開口部のカバー装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、上記気管挿入管の開口部を覆うよう本体を首部に着脱可能に 形成し、該本体内に通気孔を有する受板を設け、該受板上にガーゼ等の湿度保持 片を載置し、該本体の上部に通気孔を有するキャップを開閉可能に設けた気管挿 入管開口部のカバー装置が提供され、上記課題が達成される。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1、図2に示すように、本体(20)は、上記図8に示す如き気管挿入管( 1)の開口部(6)を覆う大きさの略筒状に形成され、内部に通気孔(21)… を有する受板(22)が一体に形成されている。該受板(22)は図1において は、上方に弧状に突出する略半球状に形成され、円形に開口する通気孔(21) …を有しているが、円形の孔に代えて格子状の孔を設けたりすることができ、該 受板(22)の上方には湿度保持片(23)を収納する収納部(24)が形成さ れている。
【0008】 上記湿度保持片(23)は、保水性と通気性を有するガーゼが好適に使用され るが、その他適当な材料を用いることができ、上記収納部(24)内に収納でき る大きさに切断、折畳み若しくは成形等して上記受板(22)上に載置される。
【0009】 上記本体(20)の上部には、通気孔(25)…を有するキャップ(26)が 開閉可能に設けられている。該キャップ(26)の天板は、上記湿度保持片(2 3)を押さえることができるような形状、図においては略半球状に形成されてい る。また上記通気孔(25)…は、円形に開口しているが、格子状等に形成する こともできる。
【0010】 図2において、上記キャップ(26)と本体(20)は、ねじ係合(27)に より開閉可能に形成してあるが、図6に示すように本体(20)にキャップ(2 6)を回動可能に軸着(28)し、キャップ(26)の縁部(29)を本体(2 0)に着脱自在に嵌着させたり、キャップと本体に適宜の係合爪(図示略)を設 けて開閉自在に係合させたり、別体の締着具(図示略)を用いてキャップを本体 に着脱可能に取付けるようにしてもよい。
【0011】 上記本体(20)は取付片(32)を介して人体首部に取付けることができる 。取付片(32)は取付孔(31)にひも(30)を挿通し、このひも(30) を首部に巻いて取付けられる。
【0012】 上記本体(20)と取付片(32)の連結構造として図1、図2に示す実施例 では、上記取付片(32)の中央に形成した挿通孔(33)の周縁を起立させ、 その上端の適宜位置に外方に突出するフランジ(34),(34)を形成し、一 方上記本体(20)の下端に上記フランジ(34),(34)が係合する環状の 内方縁(35)を内方に向けて形成すると共に該内方縁(35)の一部に上記フ ランジ(34)を出入させる受溝(36)を図3に示すように形成してある。上 記本体(20)と取付片(32)は、上記フランジ(34)を受溝(36)に挿 入した状態で本体を回転すれば該フランジ(34)が内方縁(35)に係合して 連結することができ、連結状態で本体を回転して上記受溝(36)からフランジ (34)を外せば、取り外すことができる。
【0013】 上記フランジ(34)を内方縁(35)に係合させる際、上記内方縁(35) の係合面(37)を、図4に示すように上方に傾斜させれば、上記本体と取付片 は引き寄せられ、両者の係合を一層強くすることができる。
【0014】 図5は、本体と取付片の他の連結構造を示し、先端に係合爪(38)を有する 連結片(39)を本体(20)の外周の適宜位置に一体的なヒンジ(40)若し くは図示を省いた別体的なヒンジを介して複数個設け、該連結片(39)を回動 して係合爪(38)を取付片(32)に突設したフラシジ(41)に係合させる ように構成してある。上記係合を外すには、上記連結片(39)に形成した操作 片(42)を押して該連結片(39)を上記とは逆方向(図5、鎖線)へ回動さ せればよい。この場合、上記連結片(42)は係合方向に付勢させるように成形 し、若しくはばね等を設けることが好ましい。
【0015】 上記実施例の他、上記本体(20)と取付片(32)は適宜の構造により連結 することができる。なお、上記本体(20)、キャップ(26)、取付片(32 )等は熱湯消毒等の消毒に耐えるよう耐熱性を有するポリカーボネート等のプラ スチック材料で形成してある。
【0016】 上記カバー装置は、本体(20)が気管挿入管(1)の開口部(6)を覆うよ うに、図8に示す如き取付板(7)の前面に当てがわれ、首部に装着され、取付 片(32)の取付孔(31)にひも(30)を挿通したり、適宜のフック(11 )(図1)を用いて取付けられる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成され、首部に装着される本体(20)内に通気孔を 有する受板(22)を形成し、該受板(22)上にガーゼ等の湿度保持片(23 )を載置し、該湿度保持片(23)を通気孔(25)を有する開閉可能なキャッ プ(26)で押さえて気管挿入管(1)の開口部(6)を覆うようにしたので、 上記開口部(6)を通して気管内へ流れる空気に確実に適度の湿り気を与えるこ とができ、上記湿度保持片(26)が乾燥したときには上記キャップ(26)を 外して新しい湿度保持片(23)と交換すればよく、また装着中に上記湿度保持 片(23)が脱落するおそれもなく、安全に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】湿度保持片を省いた分解斜視図。
【図3】本体の底面図。
【図4】本体の内方縁と取付片のフランジとの係合を示
す説明図。
【図5】本体と取付片の連結構造の他の実施例を示す一
部の断面図。
【図6】本体とキャップの取付構造の他の実施例を示す
一部の断面図。
【図7】気管と食道、および気管挿入管(シャイリー)
等の関係位置を示す人体の説明図。
【図8】気管挿入管(シャイリー)の主として開口部部
分を示す一部省略斜視図。
【符号の説明】
1 気管挿入管(シャイリー) 20 本体 22 受板 23 湿度保持片 26 キャップ 32 取付片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気管挿入管(1)の開口部(6)を覆う
    本体(20)を取付片(32)を介し人体の首部に着脱
    可能に形成し、該本体(20)内に通気孔(21)を有
    する受板(22)を設け、該受板(22)上に湿度保持
    片(23)を載置し該本体(20)の上部に通気孔(2
    5)を有するキャップ(26)を開閉可能に設けた気管
    挿入管開口部のカバー装置。
JP1997011957U 1997-12-19 1997-12-19 気管挿入管開口部のカバー装置 Expired - Lifetime JP3050081U (ja)

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JP1997011957U JP3050081U (ja) 1997-12-19 1997-12-19 気管挿入管開口部のカバー装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004082543A1 (ja) * 2003-03-19 2004-09-30 Nobue Oshida 気管切開感染防止ガーゼ
JP2010531182A (ja) * 2007-06-26 2010-09-24 アラゴネス、アントニオ デル ピノ ストーマ用プロテクタ
JP3198913U (ja) * 2015-05-15 2015-07-30 保孝 村松 喉頭摘出者向けqol向上用装着器具

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