JP3050032U - 座椅子 - Google Patents

座椅子

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JP3050032U
JP3050032U JP1997011612U JP1161297U JP3050032U JP 3050032 U JP3050032 U JP 3050032U JP 1997011612 U JP1997011612 U JP 1997011612U JP 1161297 U JP1161297 U JP 1161297U JP 3050032 U JP3050032 U JP 3050032U
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JP
Japan
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cushion portion
spine
shape
cushion
chair
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1997011612U
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English (en)
Inventor
敬 山口
Original Assignee
須永 昌博
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、腰部13および腰椎部14周
辺部分の筋肉を緊張せずに、背骨12を伸長した着座姿
勢による着座を可能とせしめ、かつ、背骨12の伸長を
左右に変化させながら着座することができ、背骨12を
まっすぐに伸長させる座椅子を提供することにある。 【構成】底辺8の寸法が、背面クッション4の幅、およ
び高さと同一か、または小さく、底辺の形状が、左右、
および上下対称となり、断面形状が、中央部の厚さ9が
矢高な台形または半円形である半硬質な上クッション部
1を設け、上クッション部1の底辺8の形状と同一形状
で、かつ厚さの均一である軟質な下クッション部2を止
着し、背面クッション4の前部の左右、上下共中央位置
に、下クッション部2の左右、上下の中央位置を合わせ
止着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、着座状態で、背骨12の伸長を可能とした座椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のいすは、図11に示すように、座面フレーム23の後部と背面フレーム 24の下部を、接続具15を介し回転自由に連結し、背面フレーム24を背面フ レーム24側部中央に設けた連結具25を介し、アームフレーム22と回転自由 に連結した構造となり、背面17を倒し、座面16と背面17のなす角度18を 180度より拡大することで、背骨21の伸長を可能とする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述の構成のいすは、図12に示すように、使用者が着座し背面17に体重を 移動することにより、座面16と背面17のなす角度18を180度より拡大し て、背骨21を伸長することを可能とすることを特長としたいすである。また、 上述の構成のいすにおいては、着座して、背面17に体重を移動するためには、 使用者は、腰部19および腰椎部20周辺部分の筋肉の緊張を持続することを要 する。
【0004】 一般に、背骨を伸長させることを可能としたいすが解決しようとする課題とし て、使用者の疲労感の解消があげられるが、上述のいすでは、構造的に座面16 と背面17のなす角度18を180度より拡大することにより、使用者の背骨1 2を伸長することを可能としているため、座面16と背面17のなす角度18を 180度より拡大するために要する腰部19および腰椎部20周辺部分の筋肉の 緊張を解消することができず、全身が安楽な状況において、背骨21を伸長する ことは、不可能である。
【0005】 また、上述のいすでは、構造上、背面フレーム24の側部中央に設けた接続具 25を介し、アームフレーム22に連結するため、背面17の幅は、左右のアー ムフレーム22間の内法寸法より狭くすることを要し、従来の安楽座椅子よりも 幅が狭くなり、また、座面16の高さが、従来の安楽座椅子より高くなるため、 着座時の姿勢が固定的になる。従って、使用者の着座姿勢の自由度が低下するた め、くつろいだ姿勢を取りにくいという不具合もある。
【0006】 本考案は、腰部13および腰椎部14周辺部分の筋肉を緊張せずに、背骨12 を伸長した着座姿勢による着座を可能とせしめ、かつ、背骨12の伸長を左右に 変化させながら着座することができ、背骨12をまっすぐに伸長させる座椅子を 提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の手段は次のとおりである。
【0008】 〈手段1〉図6に示すように、底辺8の寸法が、背面クッション4の幅、および 高さと同一か、または小さく、底辺の形状が、左右、および上下対称となり、断 面形状が、中央部の厚さ9が矢高な台形または半円形である半硬質な上クッショ ン部1を設ける。
【0009】 〈手段2〉上クッション部1に、上クッション部1の底辺8の形状と同一形状で 、かつ厚さの均一である軟質な下クッション部2を止着する。
【0010】 〈手段3〉背面クッション4の前部の左右、上下共中央位置に、下クッション部 2の左右、上下の中央位置を合わせ止着する。
【0011】
【作用】
図7に示すように、上クッション部1は、下クッション部2に止着してあり、 使用者が着座することで、上クッション部1に加えた力を、厚さの均一である軟 質な下クッション部2に伝える。
【0012】 上クッション部1は、半硬質なため、使用者が着座して、上クッション部1に 加えた力10は、上クッション部1に吸収されることなく、下クッション部2に 伝わる。このため、上クッション部1は、形状が変化せず、初期形状が保持され る。
【0013】 下クッション部2は、軟質なため、上クッション部1から伝えられた力に応じ て、たわむため、厚み寸法が減少する。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。 図1に本考案による座椅子の斜視図を示し、図2に側面図を示し、図3に正面 図、図4に平面図を示す。尚、図5には着座状態での側面図を示す。
【0015】 本考案のいすは、図6に示すように、底辺8の寸法が、背面クッション4の幅 、および高さと同一か、または小さく、かつ底辺8の形状が、左右、および上下 対称となり、断面形状が、台形である半硬質な上クッション部1を設ける。
【0016】 本実施例では図6に示すように、断面形状が、台形である半硬質の上クッショ ン部1を設けるが、図7に示すように、断面の中央部の厚さ9が矢高であり、半 硬質のクッション部であれば良く、半円形でも良く、多角形でも良い。
【0017】 図6に示すように、上クッション部1に、上クッション部1の底辺8の形状と 同一形状で、かつ厚さの均一である軟質な下クッション部2を止着する。
【0018】 図2、図3に示すように背面クッション4の前部の左右、上下共中央位置に下 クッション部2の左右、上下の中央位置を合わせ止着する。
【0019】 本実施例では、図2に示すように、座面フレーム5および背面フレーム6は、 あらかじめ、軟質なクッション材を用いて、座面クッション3、および背面クッ ション4に仕上げ用意されるが、背面に関しては、必ずしも、あらかじめ軟質な クッション材を用いて背面クッション4に仕上げておくことを要せず、背面フレ ーム6に直接、下クッション部2を止着することとしても良い。
【0020】 また、本実施例で用いたいすのフレームは、図2に示すように、座面フレーム 5の後端部を背面フレーム6の下端部と、角度調節具7を介し止着しているが、 背面部に下クッション2を固定することができるいすのフレームであれば良く、 背面部を有するいすのフレームであれば良い。
【0021】 本考案は、上述の様な構造であるため、使用者が着座するにより、上クッショ ン部1に加えられた力10は、上クッション部1に吸収されることなく、厚さの 均一である軟質な下クッション部2に伝わる。
【0022】 図8に示すように、上クッション部1は、半硬質なため、使用者が着座し上ク ッション部1に加えられた力10によっても、形状が変化せず、初期形状が保持 される。
【0023】 図9に示すように、下クッション部2は軟質なため、上クッション部1から伝 えられた力に応じて、たわみ、厚み寸法が減少する。従って、下クッション部2 は、使用者が着座し、背面に加えた力10の大きさに追従して任意に変化する。
【0024】 図9に示すように、上クッション部1の左右のいずれかに、使用者が片寄った 力10を加えると、力の加えられた側のクッション部2がたわみ、下クッション 部2の厚みが減少する。従って、上クッション部1は、入力した側に傾き、上ク ッション部1の中心軸11は、使用者の背骨12の中心方向に向かい、常に上ク ッション部1が安定して使用者の背面に密着する様に矯正される。
【0025】 同様に、図10に示すように、上クッション部1の上下のいずれかに、使用者 が片寄った力10を加えると、力10の加えられた側の下クッション部2がたわ み、下クッション部2の厚みが減少する。従って、上クッション部1は、入力し た側に傾き、上クッション部1の中心軸11は、使用者の背骨12の中心方向に 向かい、常に上クッション部1が安定して使用者の背面に密着する様に上クッシ ョン部1の方向が矯正される。
【0026】
【考案の効果】
本考案のいすは、上述した構成のものであるので、次に挙げる効果を奏し得る 。 (1)腰部13および腰椎部14周辺部分の筋肉を緊張せずに、背骨12を伸 長した着座姿勢による着座を可能とせしめる。 (2)使用者の嗜好により、背骨12の伸長を左右に変化させながら着座する ことができる。このため、伸長による運動効果を高めることがでるとと もに、着座による身体疲労を抑制することも可能とせしめる。 (3)使用者の背骨12に、常に上クッション部1が安定して密着する様に、 上クッション部1の方向が矯正されるため、背骨12をまっすぐに伸長 させる効果が著しく認められる。 (4)通常の着座姿勢での着座も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】座椅子の実施例を示す斜視図。
【図2】同上の側面図。
【図3】同上の正面図。
【図4】同上の平面図。
【図5】着座使用状態を示す側面図。
【図6】クッション1とクッション2の接合状況を示す
縦断面図。
【図7】クッション部の応用例を示す縦断面図。
【図8】クッション部の変化状況を示す断面図1。
【図9】クッション部の変化状況を示す断面図2。
【図10】クッション部の変化状況を示す断面図3。
【図11】従来のいすの側面図。
【図12】従来のいすの着座状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 上クッション部 2 下クッション部 3 座面クッション 4 背面クッション 5 座面フレーム 6 背面フレーム 7 角度調節具 8 底辺 9 中央部の厚さ 10 力(力の加わる方向) 11 中心軸 12 背骨 13 腰部 14 腰椎部 15 接続具 16 座面 17 背面 18 座面と背面のなす角度 19 腰部 20 腰椎部 21 背骨 22 アームフレーム 23 座面フレーム 24 背面フレーム 25 連結具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右、および上下の形状が対称で、中央部
    の厚さが矢高である半硬質の上クッション部1を設け、
    上クッション部1の底面を、厚さの均一な軟質の下クッ
    ション部2を介し、背面の前側に止着してなるいす。
JP1997011612U 1997-12-01 1997-12-01 座椅子 Expired - Lifetime JP3050032U (ja)

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ID=43184255

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08193003A (ja) * 1995-01-12 1996-07-30 Hagiwara Giken:Kk 結晶性抗菌性組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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