JP3049485U - ルーペ付き携帯時計 - Google Patents

ルーペ付き携帯時計

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JP3049485U
JP3049485U JP1997010720U JP1072097U JP3049485U JP 3049485 U JP3049485 U JP 3049485U JP 1997010720 U JP1997010720 U JP 1997010720U JP 1072097 U JP1072097 U JP 1072097U JP 3049485 U JP3049485 U JP 3049485U
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JP
Japan
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loupe
timepiece
watch
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fixing
Prior art date
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Application number
JP1997010720U
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Inventor
益夫 星野
Original Assignee
株式会社群馬精密
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーペの収納状態を安定して維持することを
可能にし、それによりアクセサリーとしての価値をあら
しめると共に、ルーペを使用する場合の使い勝手の改善
を図る。 【解決手段】 ルーペ付き携帯時計1にはルーペ3を所
定の角度位置で解除可能に固定する固定機構5が設けら
れている。固定機構5は、時計ケースに形成されていて
時計ケースの表側に向かって開口する孔51と、孔内に
配設された固定ピン53と、孔内に配設され固定ピンを
ルーペに向かって付勢するコイルばね52と、ルーペの
フレームの固定ピンに対応する位置に形成されていて固
定ピンと選択的に係合する凹部54とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ルーペ付き携帯時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば腕時計及び懐中時計等の携帯時計の表側に、凸レンズとフレ ームとからなるルーペを開閉可能に若しくは枢動可能に組み込んだルーペ付き携 帯時計が知られている。このような形式の時計は主として細かな文字や図形が見 えにくい中高年者の便宜のために、老眼鏡の代用となるものとして重宝がられて いる。その一方で、近年ではペンダント形式の携帯時計にルーペを組み込んだも のが、若者のファッションの一部として、特にペンダントヘッドの如きアクセサ リーの代用として、市販され流行している。このペンダント形式の携帯時計は、 一般的に、時計本体と、当該時計本体の外形と同一の形状を有するフレームを有 するルーペとを備え、このルーペは時計本体の表面上で連結手段の回りに回動可 能に組み付けられている。ルーペを使用しないとき若しくはアクセサリーとして 使用するときは、ルーペは時計本体の外形と整合する位置に収納され、また、ル ーペを使用する場合には連結手段の回りに回動させるだけで簡単に時計本体から オフセットさせて目的を達成できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように公知のペンダント形式のルーペ付き携帯時計は簡易な手段でルーペ の使用及び収納を可能にする。しかしながら、かかる形式の従来のルーペ付き携 帯時計はルーペの収納状態を安定して維持する機構が備わっていないため、ルー ペ付き携帯時計をペンダントヘッドとして使用する場合、ルーペが着用者の動き に伴い回動し、時計本体からずれることにより見栄えを損ない、アクセサリーと しての価値を低減させることとなっていた。また、ルーペを使用する場合にもル ーペの角度位置が定まらず使い勝手が悪い。
【0004】 従って、本考案は、ルーペの収納状態を安定して維持することを可能にし、そ れによりアクセサリーとしての価値をあらしめると共に、ルーペを使用する場合 の使い勝手をも改善することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案によるルーペ付き携帯時計の一つの実施形態 では、時計ケース、時計ケースに内蔵された駆動機構及び時刻表示機構、及び時 計ケースの表側に取り付けられた保護ガラスを有する時計本体と、時計本体の表 面上に連結手段で連結されていて連結手段の周りで回動可能なフレーム付きのル ーペとを備えているルーペ付き携帯時計において、ルーペを所定の角度位置で解 除可能に固定する固定機構を設けて構成されている。
【0006】 また、別の実施の形態では、時計ケース、前記時計ケースに内蔵された駆動機 構及び時刻表示機構、及び前記時計ケースの表側に取り付けられた保護ガラスを 有する時計本体と、前記時計本体の表面上に連結手段で連結されていて前記連結 手段の周りで回動可能なフレーム付きのルーペとを備えているルーペ付き携帯時 計において、前記ルーペを所定の角度位置で解除可能に固定する固定機構を設け 、前記固定機構が、前記時計ケースに形成されていて前記時計ケースの表側に向 かって開口する孔と、前記孔内に配設された固定ピンと、前記孔内に配設され前 記固定ピンをルーペに向かって付勢するコイルばねと、前記ルーペのフレームの 前記固定ピンに対応する位置に形成されていて前記固定ピンと選択的に係合する 凹部とを備えて構成されている。
【0007】
【作用】
上記構成において、ルーペを使用せず収納している場合には、ルーペはその外 形が時計本体の外形と整合する位置に固定機構により維持されており、ルーペ及 び時計本体の保護ガラスを介して時計の文字盤を読み取ることが可能である。ル ーペを使用する場合には、ルーペを左右何れかの回転方向に強く押すことにより 、時計本体とルーペとの係合が解除される。更に所定の角度だけルーペを回転さ せることにより固定機構が再度作用して所定の回転位置でルーペを保持する。従 ってルーペを通して文字や図形等を読み取ることが可能となる。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下図面を参照しながら、本考案のルーペ付き携帯時計について説明する。
【0009】 図1は本考案に係るルーペ付き携帯時計の実施形態を例示的に示し、図2は図 1のII−II線に沿って切断したルーペ付き携帯時計の一部断面を示す。本実施形 態ではルーペ付き携帯時計1は、全体的に下側が半円形で上側が略三角形の形状 をした時計本体2と、この時計本体2と同一形状のルーペ3とを備えている。図 1はルーペ3を使用しない時の収納した状態を示し、時計本体2とルーペ3はそ れらの外形が整合した状態となっている。
【0010】 時計本体2は、時計ケース21、時計ケースに内蔵された駆動機構及び時刻表 示機構(図示しない)並びに時計ケースの表側に取り付けられた保護ガラス22 (図5)を備えている。時計ケース21の頂部23には金具24が取り付けられ ており、この金具24にネックレス等(図示しない)を連結することができるた め、ペンダントヘッドのようなアクセサリーとしても使用することができる。ル ーペ3はフレーム31とレンズ32からなり(図6)、フレーム31は時計ケー ス21の上側表面上に連結手段4で連結されており、連結手段4の周りで回動可 能である。この連結手段4は公知の連結ピンやねじとすることができる。符号5 は本願考案にかかるルーペの固定機構であり以下詳細に説明する。
【0011】 図2に示すように、時計ケース21及びルーペ3のフレーム31には固定機構 5が設けられており、この機構はルーペ3を使用するときルーペを所定の角度位 置で保持する。固定機構5は、時計ケース21に形成されていて時計ケース21 の表側(ルーペと向かい合う側)に向かって開口する孔51、孔51に収容され ているコイルばね52及びクリックピン53からなる時計本体側の機構と、フレ ーム31に形成されていてクリックピン53を受ける凹部54からなるルーペ側 の機構とを備えている。この凹部54の形状は、例えばV字型の溝又は円錐状等 にすることができる。
【0012】 図3にはクリックピン53の拡大図が、また図4にはコイルばね52の拡大図 がそれぞれ示されている。クリックピン53は頭部531及び脚部532を有し 、頭部531は更に略円錐台の形状をした上側頭部531aと円筒形の下側頭部 531bを有する。なお頭部531の形状はこれに限られるものではなく、球状 又は断面が半円形の半球体のものであってもよい。クリックピン53の脚部53 2の外面にはコイルばね52の一端が嵌合している。一方、コイルばね52の他 端は孔51の底面と接触している。コイルばね52は孔51内で圧縮された状態 で配置されており、従って、コイルばね52はクリックピン53をルーペのフレ ーム31に向かって付勢する。なお、クリックピン53の代わりにベアリングの ボールのような鋼球を使用することもできる。
【0013】 図5には、時計本体側の機構51、52、53が設けられる位置が示されてい る。時計本体側の機構51、52、53は連結手段4の下側でそれに隣接した位 置にかつ中心線6上に1箇所設けられている。なお、これら時計本体側の機構の 取付け個数及び取付け位置は上記に限定されるものではなく複数個設けてもよい 。
【0014】 図6には、ルーペ側の機構において、フレーム31に設けられた凹部54の配 置が示されている。本図では便宜上フレーム31の裏面(時計本体と向かい合う 側)を示しており、従って図5とは左右が逆になっている。凹部54は、中心線 7上の時計本体側の機構51、52、53に整合する位置に一箇所(54A)、 及び中心線7に対して対称な位置に二箇所(54B及び54C)設けられており 、これら三箇所の凹部54A、54B、54Cはそれぞれ連結手段4の中心から 半径Rを有する円弧8上に配置することが必要である。更に、連結手段4の中心 からの半径Rの寸法は、連結手段4の中心から時計本体側の機構51、52、5 3までの距離Rに一致させることが必要である。
【0015】 上記構成において、ルーペ3を使用せずに収納した状態では図1に示すように 、時計本体2とルーペ3はそれらの外形が整合した状態となっており、ルーペの 凹部54Aは時計本体側の機構のクリックピン53と係合している。従って、ル ーペ3はこの位置に固定され維持されており、ルーペ3及び時計本体の保護ガラ ス22を介して時計の文字盤を読み取ることが可能である。次に、ルーペを使用 する場合を説明する。図7に示すように、ルーペ3を紙面に向かって例えば右側 の回転方向に強く回すと、凹部54Aの壁がクリックピン53の頭部を押圧する ためコイルばね52が撓み、クリックピン53は孔51の内方に押し込められる 。それによりクリックピン53と凹部54Aとの係合がそれぞれ解除される。更 に所定の角度だけルーペ3を右側に回転させると、凹部54Bがクリックピン5 3と整合した位置で、コイルばね52の弾発力によりクリックピン53の頭部と 凹部54Bとが係合し、それにより所定の回転角度位置でルーペが保持される。 従って、ルーペ3を通して文字や図形等を読み取ることが可能となる。図7はこ のような状態を示す。図8は図7の場合と同様にしてルーペ3を左側に回転させ た場合を示す。この場合には凹部54Aがクリックピン53と整合した位置で両 者が係合し、それにより所定の回転角度位置でルーペが保持される。図7及び図 8から理解されるように、クリックピン53はルーペの回転に拘わらず常にルー ペにより隠蔽された状態にありルーペの移動範囲の外側に露出しないため、クリ ックピン53がコイルばね52の弾発力により時計ケースから脱落することはな い。以上のとおり、時計本体側の機構のクリックピン53と各凹部54とは相互 に選択的に係合してルーペを適所に保持する。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ルーペ付き携帯時計に、ルーペを所定の角度位 置で解除可能に固定する固定機構を設けたため、ルーペの収納状態を安定して維 持することを可能にし、ルーペ付き携帯時計をペンダントヘッドとして使用する 場合でもルーペが着用者の動きに伴い回動し時計本体からずれて見栄えを損なう ことによるアクセサリーとしての価値を低減させることを防止する。また、ルー ペを使用する場合にもルーペの角度位置が定まり使い勝手が改善された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るルーペ付き携帯時計の一つの実
施形態を示す正面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿って切断したルーペ付き
携帯時計の一部断面を示す図である。
【図3】 固定機構のクリックピンの拡大図である。
【図4】 固定機構のコイルばねの拡大図である。
【図5】 固定機構の時計ケース側機構が設けられる位
置を示した図である。
【図6】 固定機構のフレーム側機構の凹部が設けられ
る位置を、裏表逆にして示した図であり、図5とは左右
が逆に示されている。
【図7】 ルーペの使用時において、ルーペを右側に回
転させて所定の角度位置で固定した状態を示す図であ
る。
【図8】 ルーペの使用時において、ルーペを左側に回
転させて所定の角度位置で固定した状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1:ルーペ付き携帯時計 2:時計本体
3:ルーペ 4:連結手段 5:固定機構
21:時計ケース 22:保護ガラス 31:フレーム
32:レンズ 51:孔 52:コイルばね
53:クリックピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計ケース、前記時計ケースに内蔵され
    た駆動機構及び時刻表示機構、及び前記時計ケースの表
    側に取り付けられた保護ガラスを有する時計本体と、前
    記時計本体の表面上に連結手段で連結されていて前記連
    結手段の周りで回動可能なフレーム付きのルーペとを備
    えているルーペ付き携帯時計において、前記ルーペを所
    定の角度位置で解除可能に固定する固定機構を設けたこ
    とを特徴とするルーペ付き携帯時計。
  2. 【請求項2】 時計ケース、前記時計ケースに内蔵され
    た駆動機構及び時刻表示機構、及び前記時計ケースの表
    側に取り付けられた保護ガラスを有する時計本体と、前
    記時計本体の表面上に連結手段で連結されていて前記連
    結手段の周りで回動可能なフレーム付きのルーペとを備
    えているルーペ付き携帯時計において、前記ルーペを所
    定の角度位置で解除可能に固定する固定機構を設け、前
    記固定機構が、前記時計ケースに形成されていて前記時
    計ケースの表側に向かって開口する孔と、前記孔内に配
    設された固定ピンと、前記孔内に配設され前記固定ピン
    をルーペに向かって付勢するコイルばねと、前記ルーペ
    のフレームの前記固定ピンに対応する位置に形成されて
    いて前記固定ピンと選択的に係合する凹部とからなるこ
    とを特徴とするルーペ付き携帯時計。
JP1997010720U 1997-12-04 1997-12-04 ルーペ付き携帯時計 Expired - Lifetime JP3049485U (ja)

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