JP3049141U - ストール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現代の車社会，冷房社会．オゾン層破壊
等の公害社会からの保身のための防暑，防寒，装身の可
能な多用途スト−ルを提供する。 【解決手段】 この要旨は，両手先延長近似の長さと，
３分の１の布地の幅方向を半折し，長さ方向の両先端よ
り中央方向に一部分を筒状とし縫合し，ゴムで絞ること
で手首部（２）を手首になじませ，夫々の両端末にフリ
ル（３）をなして，位置ずれ対策に装身を兼ねて首位置
に掛ける紐（６）を，着脱自在に掛けられることを特徴
とする多用途なスト−ル。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案の，陽除け，冷気，風除けのために用いる多用途ストールに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来，車の運転者（同乗者）や歩行者の腕や顔を陽射しから保護し，また冷気 から保護するものとして，ロングな手袋，手甲あるいは鍔広の帽子等が知られて いる。 文献上類似なものとして，防寒用の「多目的使用可能な装身具」（実開昭５９ −４０３１６号公報）および「スト−ル」（実公平６−３４３２６号公報）があ る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術に記載した手袋，手甲は着脱が，帽子にあっては着用そのものが， 煩雑で陽射しの変化に即応しにくい問題を有していた。

【０００４】 上記した「多目的使用可能な装身具」は，防寒用を主とし，装身，小物入れに 応用出来るとしている。また「ストール」は，防寒，装飾を主体としている。 本考案は以上のことを考慮し，これらのことを解決するために行われたもので ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこで本願はこれらの課題を解決すべく次なるスト−ルを開発したのである。 その要旨は，この本体（１）に両手先延長近似の長さと，その３分の１程度の 幅をもつ布地の幅方向を半折し，長さ方向の両先端より中央方向に一部を筒状と し，ゴムで絞ることで手首部（２）を手首になじませ，夫々の両端末にフリル（ ３）をなして，また，風と位置ずれ対策に装身を兼ねて首位置に掛ける紐を着脱 自在に付けられることを特徴とする効率よい多用途スト−ルを提供するものであ る。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下本考案の実施の形態について図面を参照しながら詳しく説明する。 図１は，本考案の実施例で，図１（ａ）は本考案のスト−ルの斜視図である。 本体（１）に，両手先延長近似の長さと，その３分の１程度の幅をもつ布地（ポ リエステル布地）の幅方向を半折し，長さ方向の両先端より中央方向に一部分を 縫い止めて筒を形成し，手を通すときのガイドとする。 筒部分にはゴムを環通して絞りこれの手首部（２）をなし，夫々両端に手を覆 うフリル（３）を形成する。 また，戸外での風対策，歩行など運動による位置ずれ対策，これに装身を兼ね て，ストールに着脱自在の紐（６）（鎖付きのスリーブホルダー）を係止するた めの係止具（５）を嵌めるための係止具嵌合い（４）とし中央より左右に肩幅半 分程度に位置する。

【０００７】 図１（ｂ）は，本考案のスト−ルに紐（６）の部分であり，紐を２つ折りして 絞り玉（７）を通しストールへの着脱自在の係止具（５）を取り付ける。この紐 により安定した着用とワンポイントの装飾となる。

【０００８】 図２は，本考案のスト−ルを背に廻した時の使用例で，車の運転等では一番安 定した使用法である。

【０００９】 図３は，図２に紐（６）を取り付けたもので前方からの陽射しには紐（８）を 絞り込むことで対応する。

【００１０】 図４は本考案のスト−ルの使用例を示す，夕日などに向かう場合，スト−ルを 前にあて，両肩深く掛けることにより腕，胸，首を覆い，陽射しを避ける 事が出来るが，斜めからの陽射しになれば肩からおろして図５の様に着用しても よい。 また，片手のみを覆ったり，手甲部分のみを覆うなど簡単かつ自在に使用出来 る。

【００１１】 図６は，図４に係止具を取り付けたもので，紐（６）により安定する。 なお，本考案のスト−ルの素材として，ポリエステルの他シルクや等の紫外線 カット効率の高い素材が望ましい。 なお，素材により紫外線カットの加工の方法もある。

【００１２】

【考案の効果】

上記のような本考案によれば，低コストで作成出来て，必要に応じて手や腕， 肩や顔などを覆って，陽射しを防ぎ，しかもその用い方が陽射しの角度に対応し て自在に変えることが出来る。 また，図７は直射陽光，ガラスなどの透過陽光による熱暑だけでなく，紫外線 の害より皮膚を保護し，シミ，そばかすなどの予防方法にもなる。

【００１３】 また，外気の冷え込み，ホール，乗物等のクーラーの効きすぎにも充分な効果 があり，手先まで覆うフリルはこの効果を増す。 図２は，本考案のスト−ルを背に廻した時の使用例で，車の運転等では一番安 付けてのワンポイントはお洒落なファションスト−ルの提供となる。

【提出日】平成９年８月１１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の詳細な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１１】 図６は，図４に係止具を取り付けたもので，紐（６）により安定する。 なお，本考案のスト−ルの素材として，ポリエステルの他シルク等の紫外線カ ット効率の高い素材が望ましい。 また，素材により紫外線カットの加工の方法もある。

【００１３】 また，外気の冷え込み，ホール，乗物等のクーラーの効きすぎにも充分な効果 があり，手先まで覆うフリルはこの効果を増す。 さらに，風対策用と位置ずれ防止のための紐（鎖付きのスリーブホルダー）を 付けてのワンポイントはお洒落なファションスト−ルの提供となる。

【提出日】平成９年１２月１６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１１

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１１】 図６は，図４に係止具を取り付けたもので，紐（６）により安定する。 なお，本考案のストールの素材として，ポリエステルの他シルク等の紫外線カ ット効率の高い素材が望ましい。 また，素材により紫外線カットの加工の方法もある。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１３

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１３】 また，外気の冷え込み，ホール，乗物等のクーラーの効きすぎにも充分な効果 があり，手先まで覆うフリルはこの効果を増す。 さらに，風対策用と位置ずれ防止のための紐（鎖付きのスリーブホルダー）を 付けてのワンポイントはお洒落なファションストールの提供となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の使用例（ストールの中央部分を後に廻
した車内例）

【図３】本考案の使用例（図２に紐を装着した車内例）

【図４】本考案の使用例（ストールの中央部分を前にし
て着用例）

【図５】本考案の使用例（ストールの中央部分を肩から
下ろし腕の陽除けとした例）

【図６】本考案の使用例（図４の背面に紐を装着した
例）

【図７】本考案の使用例（陽射しの方にストールを掛け
片手と顔に装着した例）

【図８】本考案の使用例（片手を通し胸，首に装着した
例）

【図９】本考案の使用例（首に装着した例，特に車より
下りた時のファッション）

【符号の説明】

１．スト−ル本体 ２．手首部 ３．手を覆うフリル ４．係止具嵌合 ５．係止具 ６．紐 ７．絞り玉

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ストール本体（１）は，両手先延長近似
   の長さと，その３分の１程度の幅をもつ布地の幅方向を
   半折し，長さ方向両先端より中央方向に夫々一部分を縫
   い止めて筒を形成し，筒部分にゴムを環して絞ることで
   手首部（２）をなし夫々の両端に手を覆うフリル（３）
   をなすもので形成したことを特徴とするスト−ル。
2. 【請求項２】 実用新案請求項の範囲第１項記載のスト
   ールにおいて，首に掛ける紐（６）を着脱自在としたこ
   とを特徴とするストール。