JP3048986U - 足場用組立敷板 - Google Patents
足場用組立敷板Info
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- JP3048986U JP3048986U JP1997010226U JP1022697U JP3048986U JP 3048986 U JP3048986 U JP 3048986U JP 1997010226 U JP1997010226 U JP 1997010226U JP 1022697 U JP1022697 U JP 1022697U JP 3048986 U JP3048986 U JP 3048986U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の足場用敷板は、スチール製が主流であ
るが、スチール製の敷板では、重量が重く、且つ長尺で
あるために取り扱いが面倒であった。 【解決手段】 合成樹脂成型品からなる複数個の敷板単
板1,1・・を主体にし、それらの敷板単板を凹凸嵌合
させて1列状態に連続させるとともに、その連続させた
各敷板単板1,1・・同士を剛性のあるシャフト2,2
で一体に連結している。そして、合成樹脂製による面積
当たりの軽量化と、敷板の分割による製造・取り扱い等
の簡便化とを達成し得るようにした。
るが、スチール製の敷板では、重量が重く、且つ長尺で
あるために取り扱いが面倒であった。 【解決手段】 合成樹脂成型品からなる複数個の敷板単
板1,1・・を主体にし、それらの敷板単板を凹凸嵌合
させて1列状態に連続させるとともに、その連続させた
各敷板単板1,1・・同士を剛性のあるシャフト2,2
で一体に連結している。そして、合成樹脂製による面積
当たりの軽量化と、敷板の分割による製造・取り扱い等
の簡便化とを達成し得るようにした。
Description
【0001】
本願考案は、建築現場に組立てられる足場の敷板や吊り足場用の敷板等として 使用される足場用組立敷板に関するものである。
【0002】
建築足場は、所定間隔をもって立設した複数本の支柱の所定高さ位置に横向き の受桟を取付け、該各受桟上に敷板を載せて構成されている。
【0003】 ところで、この種の足場用敷板として、従来では、スチール製で予め所定幅( 例えば40〜50cm幅)及び所定長さ(例えば2m長さ)の板状に成形したもの が主流となっている。尚、この種の敷板は、敷板としての機能を確保するのに、 ある程度の面積(幅及び長さ)と強度が必要である。
【0004】 又、上方位置からロープで吊り下げて使用する吊り足場でも、主としてスチー ル製で長尺1枚ものの敷板が使用されている。
【0005】
ところが、上記した従来の建築足場用あるいは吊り足場用の敷板では、材料が スチールであり、種々の軽量化の工夫がなされているものの、所定幅及び所定長 さを必要とすることから、全体としてかなりの重量を有している。従って、この スチール製敷板では、運搬車への積み込みあるいは積み降ろし等の作業時、又は 現場での組立作業時等においてかなりの重労働となっているのが現状である。又 、従来のスチール製敷板では、予め所定広面積(例えば40〜50cm幅で2m長 さ)に成形されているので、製作時・保管時・運搬時等の取り扱いがしにくいと いう問題もある。
【0006】 尚、従来から、簡易な足場用敷板として、例えば20〜30cm幅で長尺の木製 板を使用したものがあるが、木製板からなる敷板では、強度面でかなりの厚さを 必要とするので重量が重くなり、且つ幅が狭い(広幅にするとさらに重くなる) ので建築足場では2列状態で設置しなければならず、組立作業が繁雑になるとい う問題があった。
【0007】 本願考案は、上記した従来の足場用敷板の問題点に鑑み、軽量で且つ取り扱い が簡便な足場用組立敷板を提供することを目的としている。
【0008】
本願考案は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。即 ち、本願考案の足場用組立敷板は、複数枚の敷板単板と、該各敷板単板を一列状 態で連結するシャフトとで構成されている。
【0009】 各敷板単板は、合成樹成型品からなる矩形板材の一側縁に外方に突出する凸部 を形成する一方、該矩形板材における凸部形成側側縁と対向する側縁に凸部と嵌 合可能な凹部を形成して構成されている。
【0010】 矩形板材は、例えば一辺が40〜50cm程度の矩形面積を有している。尚、こ の矩形板材は、平面視において正方形に近い形状が好ましいが、長方形でも差し 支えない。又、矩形板材の肉厚は、軽量化のために例えば3〜5mmでよいが、そ の場合には矩形板材の下面側に補強リブを一体成形することが好ましい。さらに 、この矩形板材には、その長さ方向に連結用のシャフトを挿通させ得る構造(例 えば挿通穴)を形成しておく。
【0011】 矩形板材の対向側縁に形成した凹凸嵌合用の凸部と凹部は、各敷板単板を順次 1列状態で位置決めし得るものであれば、適宜の形状のものが採用できる。尚、 この凸部と凹部とは、例えば一方の敷板単板の凸部と他方の敷板単板の凹部とを 上下方向から嵌合させ、その嵌合状態で両敷板単板が水平方向に離脱しないよう な構造のものが好ましい。又、矩形板材を正方形とし、相互に対向位置にある凸 部と凹部とをそれぞれ矩形板材の2つの辺に形成してもよい。
【0012】 連結用のシャフトは、各敷板単板を一列状態で一体に連結するものであり、該 各敷板単板を連結した状態で十分な耐荷重強度を確保し得る剛性を有している。 尚、このシャフトは、例えば2本1組として使用することが好ましい。
【0013】 そして、本願考案の組立敷板は、一方の敷板単板の凸部と他方の敷板単板の凹 部とを凹凸嵌合させた状態で所定個数の敷板単板を順次1列に連続させ、さらに その連続させた各敷板単板同士をシャフトで一体に連結して構成される。尚、各 敷板単板とシャフトとは、建築足場や吊り足場等の設置現場において容易に組立 てることができる。
【0014】 本願考案の組立敷板では、主体部となる各敷板単板が合成樹脂成型品であるの で、従来のスチール製のものに比して比重が小さく、組立状態においても従来の スチール製のものより面積当たりの重量が軽くなる。又、各敷板単板は、比較的 小面積であるので、その製造時あるいは保管・運搬時等の取り扱いが容易となり 、さらに設置現場に応じて敷板単板の連結個数を調整できる。
【0015】
以下、図1〜図5を参照して本願考案の実施形態を説明すると、この実施形態 の組立敷板Yは、例えば図5に示すように建築足場用に使用したりあるいは吊り 足場用に使用される。そして、この組立敷板Yは、合計4個の敷板単板1,1・ ・を2本のシャフト2,2で1列状態で連結して構成されている。尚、図1にお いて、合計4個の敷板単板1,1・・のうち、1個を鎖線図示しているが、これ は連結用のシャフト2,2を見せるためのものであり、実際には4個の敷板単板 が連続状態で一体化される。
【0016】 各敷板単板1は、合成樹脂製で、平面視において各側縁11,12が同長さ( 例えば一辺が40〜50cmの正方形)の矩形板材10が使用されている。この矩 形板材10の外周部(各側縁11,11,12,12)には、40〜50mm程度 の高さの周壁が下向きに形成されている。又、該矩形板材10の下面には、格子 状に補強リブ5,5・・が形成されていて、上方からの荷重に対して十分な強度 を持たせている。尚、矩形板材10の上面には、滑り止め用の凹凸加工を施すと よい。
【0017】 敷板単板1には、矩形板材10における隣接する2つの側縁11,11にそれ ぞれ外方に突出する凸部13,13が一体成形されている一方、該矩形板材10 の他の2つの側縁12,12にそれぞれ内方に凹入する凹部14,14が形成さ れている。この各凸部13,13及び各凹部14,14は、各側縁11,12の 中央部において、約20cm程度の幅で形成されている。又、各凸部13,13は 、外端側が若干広幅になるように成形され、他方各凹部14,14は、内方に向 けて若干広幅となるように成形されている。凹部14の底面には、凸部13を受 ける受板15を有している。
【0018】 敷板単板1における、相互に対向する2組の側縁(11と12で1組)には、 その各組の左右両端寄り位置にシャフト2を挿通させる穴16,16が形成され ている。又、各補強リブ5,5・・における、対向する両穴16,16を結ぶ線 上には、シャフト2を挿通させるための逆U字形の切欠17,17・・が形成さ れている。
【0019】 シャフト2は、例えば太さが15mm程度のかなりの剛性を有している。この実 施形態では、1組の組立敷板Yに4個の敷板単板1が使用される関係上、シャフ ト2は、敷板単板1の1つの側縁(11又は12)長さの4倍長さのものが使用 される。又、このシャフト2の両端には、それぞれ雄ネジが形成されており、該 雄ネジにナット3が螺合可能となっている。尚、この実施形態では、組立敷板Y として合計4個の敷板単板1を使用するようにしているが、この敷板単板1の個 数は、2〜6個程度の範囲で適宜に設定できる。その場合は、シャフト2の長さ も敷板単板1の使用個数によって変化させる。
【0020】 そして、この実施形態の組立敷板Yは、次のようにして組立てられる。まず、 1組の使用個数(4個)の敷板単板1,1・・は、一方の敷板単板1の1つの凸 部13を他方の敷板単板1の1つの凹部14に上方から嵌合させ、順次同様にし て1列状態で連続させる。このとき、図示例の敷板単板1では、凸部13と凹部 14とをそれぞれ隣接する2つの側縁11,11、12,12(2箇所づつ)に 形成しているので、位置合わせが容易となるとともに、もし1つの凸部13又は 凹部14が破損しても残りのものを利用できる。
【0021】 各敷板単板1,1の連続状態では、図2に示すように、凸部13が凹部14の 受板15に載り、且つ凸部13が凹部14内に係止されていて両敷板単板1,1 が水平方向に分離できないようになっている。尚、この連続状態では、各敷板単 板1,1の上面が面一状態で連続している。又、この状態では、各敷板単板1, 1・・の左右一対の各穴16,16が敷板単板の連続方向に重合している。
【0022】 次に、その連続状態の敷板単板1,1・・に左右2本のシャフト2,2を通し 、該各シャフト2,2の各端部(雄ネジ)にそれぞれナット3,3を螺合させる と、各敷板単板1,1・・を強固に一体化させることができる。尚、各シャフト 2,2にナット3,3・・を螺合後、図3に示すようにシャフトの端部寄り位置 に抜け止めピン4を差込んでおくと、もしナット3が外れてもシャフト2が各敷 板単板1から抜けることがない。
【0023】 このようにして組立てられた組立敷板Yは、例えば図5に示すように、建築足 場の敷板として使用される。即ち、この建築足場は、所定間隔をもって複数本の 支柱8,8・・を立設し、さらに該支柱8に横向きの受桟9,9を取付けて、該 受桟9,9の上に組立敷板Yを架け渡している。尚、この組立敷板Yの他の使用 方法としては、上方位置からロープで吊り下げて使用する吊り足場の敷板に適用 できる。
【0024】 この組立敷板Yでは、複数の敷板単板1,1・・を連続させているが、該各敷 板単板1,1・・は一連のシャフト2,2で一体化されているので、上方から荷 重が加わっても、各敷板単板1,1の接続部分が折れ曲がることがなく、十分な 強度を確保できる。
【0025】 又、この組立敷板Yは、各敷板単板1,1・・が主体となって構成されている が、該敷板単板1は合成樹脂製でスチールに比して比重が軽く、従って組立敷板 Yの状態であっても従来のスチール製のものよりかなり軽量となる。又、各敷板 単板1は、それぞれが小面積であるために製造が容易となり、且つ保管・輸送時 にも敷板単板1のままで取り扱うことができる。さらに、連結用のシャフト2, 2の長さを変えると、敷板単板1の連結個数を現場の状況に応じて自由に設定で きる。尚、使用後には、各ナット3,3を外し、シャフト2,2を抜き外せば各 敷板単板1,1・・ごとに分離させることができ、持ち運び等の取り扱いが容易 となる。
【0026】
上記のように、本願考案の足場用組立敷板は、次のような効果がある。まず、 合成樹脂製の敷板単板1を主体に構成されているので、従来のスチール製の敷板 に比して面積当たりの重量が軽くなり、持ち運びあるいは設置作業が容易に行え る。又、各敷板単板1,1・・は、それぞれ比較的小面積であるので、製造時・ 保管時・運搬時等において、取り扱いが簡単となる。さらに、小面積の敷板単板 1を複数個連続させたものであっても、それらの敷板単板1,1・・に剛性のあ るシャフト2,2を通しているので、上方からの荷重に対しても十分な強度を有 するという効果がある。
【図1】本願実施形態の足場用組立敷板の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のII−II拡大断面図である。
【図3】図2の裏面図である。
【図4】図3のIV−IV断面相当図である。
【図5】図1の組立敷板の使用状態を示す斜視図であ
る。
る。
1は敷板単板、2はシャフト、3はナット、4は抜け止
めピン、5は補強リブ、10は矩形板材、11,12は
側縁、13は凸部、14は凹部である。
めピン、5は補強リブ、10は矩形板材、11,12は
側縁、13は凸部、14は凹部である。
Claims (1)
- 【請求項1】 合成樹成型品からなる矩形板材(10)
の一側縁(11)に外方に突出する凸部(13)を形成
する一方前記矩形板材(10)における凸部形成側側縁
(11)と対向する側縁(12)に前記凸部(13)と
嵌合可能な形状の凹部(14)を形成してなる複数枚の
敷板単板(1)と、該各敷板単板(1,1)同士を連結
する剛性のある一連のシャフト(2,2)とで構成さ
れ、 前記各敷板単板(1,1)を、一方の敷板単板(1)の
凸部(13)と他方の敷板単板(1)の凹部(14)と
を凹凸嵌合させた状態で順次1列に連続させるととも
に、 連続させた各敷板単板(1,1)同士を前記シャフト
(2,2)で一体に連結した、 ことを特徴とする足場用組立敷板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997010226U JP3048986U (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 足場用組立敷板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997010226U JP3048986U (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 足場用組立敷板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3048986U true JP3048986U (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=43183246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997010226U Expired - Lifetime JP3048986U (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | 足場用組立敷板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3048986U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014204283A1 (ko) * | 2013-06-21 | 2014-12-24 | Kim Hyun-Sik | 발판 연결장치와, 발판 연결장치가 구비된 발판 및 발판구조체 |
-
1997
- 1997-11-18 JP JP1997010226U patent/JP3048986U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014204283A1 (ko) * | 2013-06-21 | 2014-12-24 | Kim Hyun-Sik | 발판 연결장치와, 발판 연결장치가 구비된 발판 및 발판구조체 |
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