JP3048910U - 改良型ゼネバ駆動機構を有するタイマー - Google Patents

改良型ゼネバ駆動機構を有するタイマー

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    • H01H3/44Driving mechanisms, i.e. for transmitting driving force to the contacts using Geneva movement

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カムを手で回してもゼネバホイールに対して
常に一定の位置関係でゼネバホイールに接続される新規
な電気式タイマーを提供することを目的とする。 【解決手段】 本考案による電気式タイマーは、歯車列
84を介してゼネバ駆動歯車156に連結された電動モ
ーター84を有している。ゼネバ駆動歯車156はゼネ
バホイール178と係合し、ゼネバホイール178とカ
ム176とを繋ぐクラッチ180を介してカム176に
接続されている。クラッチ180は、複数の位置合せ可
能な動作ポジションを有しており、各動作ポジション
は、その隣接の動作ポジションから、隣合うカスプ部1
82,182間の角距離と等しい距離で変位されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、カム駆動式タイマーに関し、より詳細には、カムの動きを変化させ るためのゼネバ(geneva)機構を有するカム駆動式タイマーに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
タイマー、特に電気式タイマーには、スイッチを駆動するためのカムが組み込 まれている。これらのタイマーの多くは、カムの動きを変えてスイッチ動作間で 周期的にカムを停止させるためにゼネバ機構を有している。タイマーの中には、 それ自体のテストのために、カムをゼネバ機構に対して手動で位置合せすること ができるものがある。しかしながら、多くのタイマーの場合、手動による位置合 せはカムとゼネバ機構との同期を損なうので、カムの手動操作はできないことと なっている。言い換えるならば、或る1回の動作サイクルにおいて生ずるべきス イッチング作用は、別々の動作サイクルにて生じることとなろう。また、カムを 手動で回すと、ゼネバ駆動歯車に相当な力がかかる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従って、カムの位置合せを可能とすると共に、カムとゼネバ歯車との同期を保 つタイマーが望まれている。更に、加えられた力によりゼネバ駆動機構が変形さ れるのを防止するタイマーが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、従来の問題点を解決するために提供され、複数のスイッチ接点を動 作させるためのカムに接続されたゼネバ歯車を有する電気式タイマーに関するも のである。
【0005】 本考案の第1実施態様によれば、電動モーターと、第1のゼネバ駆動歯車を含 む複数の歯車を有し、電動モーターに接続された歯車列と、第1の角距離で互い に離隔配置された複数のカスプ部を有し、前記歯車列に接続されたゼネバホイー ルと、カム動作面を有するカムと、ゼネバホイールをカムに接続するクラッチと を備える電気式タイマーが提供される。このクラッチは複数の位置合せ可能な動 作ポジション(indexable operating positions)を提供し、これらのポジショ ンの各々は、その隣接のポジションから、前記第1の角距離の整数倍に等しい第 2の角距離だけ角度的に変位されているのがよい。また、ゼネバホイール、クラ ッチ及びカムは共通の回転軸線を有するのがよい。クラッチは、ゼネバホイール に一体的に連結され、且つ、カムの凹部の回りに環状に配置された複数のデテン トと係合する複数の可撓性アームを備えるものが考えられる。前記位置合せ可能 な動作ポジションの数はゼネバホイールのカスプ部の数と同じであるのがよい。 また、ゼネバ駆動歯車にはスラスト軸受が接続されてもよい。更に、このタイマ ーは、カム動作面により動作されるようになっている複数のスイッチ部材を備え るとよい。カム動作面は、複数のスイッチ部材のうち第1のスイッチ部材と第2 のスイッチ部材をそれぞれ対応の第1の偏倚作用と第2の偏倚作用の際に連続的 に偏倚するようになっている、第1の形状を有する。これらの偏倚作用は、ゼネ バホイールの或る1回の動作サイクルにおいて生ずる。この電気式タイマーは、 更に、モーター及び歯車列を受け入れて支持するようになっている第1のハウジ ングと、ゼネバホイール、カム及びクラッチを受け入れて支持するようになって いる第2のハウジングと、第1及び第2のハウジングを閉じるようになっている 中間プレートと、ゼネバ駆動歯車に連結され前記中間プレートにより回転可能に 支持されたスラスト軸受と備えることが好適である。
【0006】 本考案の第2実施形態によれば、回転軸線を有し、静止期間により分割された 複数の動作サイクルにおいて前記回転軸線を中心として回転するようになってい るゼネバホイールと、このゼネバホイールに接続されたカムと、このカムにより 動作されるようになっている単極型双投スイッチとを備えるスイッチが提供され る。カムとゼネバホイールとは共通の回転軸線を有し、同時に同じ速度で回転す ることができる。カムは、或る1回の動作サイクルにおけるゼネバホイールの角 変位に等しい回転可能な位置合せインターバル(rotatable index interval)に おいて、ゼネバホイールに対して回転可能に且つ位置合せ可能に進むことができ る。このスイッチは、前記複数の動作サイクルのうちの一つの間に2度投入され る。2度のスイッチ投入はカムの単一形状により行われる。但し、前記複数の動 作サイクルのうちの他のサイクルではスイッチは投入されない。スイッチは、更 に、クラッチ回転軸線を有しゼネバホイールとカムを接続するようになっている クラッチを備えるのがよい。このクラッチは、クラッチ回転軸線の回りに配置さ れた複数の可撓性フィンガーと、これらの可撓性フィンガーと係合するようにな っている複数の歯とを備えている。これらの歯の間の角変位は、或る1回のゼネ バ動作サイクルの角変位と等しい。クラッチはゼネバホイールの回転軸線と同一 の回転軸線を有するのがよい。
【0007】 本考案の他の特徴や利点は、添付図面や以下の詳細な説明、実用新案登録の請 求の範囲を検討することにより、当業者にとり明かとなろう。
【0008】 本考案の一実施形態を詳細に説明する前に、添付図面や以下の説明に記載され ている要素の構成や配列の詳細に本考案の適用を限定すべきでないことを理解さ れたい。すなわち、本考案は他の実施形態とすることができ、種々の方法で具現 化したり実施したりすることができる。また、本明細書で用いられている用語や 表現は説明だけのものであり、制限的なものとして解すべきものではない。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1は、第1のハウジング(いわゆるモーターハウジング)10と、第2のハ ウジング(いわゆるカムハウジング)12と、各ハウジング10,12の開放端 を閉じる中間プレート14とを有するタイマーのシェル(外被)を示している。
【0010】 モーターハウジング10は、中間プレート14から延びる締結用フィンガー2 6〜34を受け入れてこれらと係合する5つの受け部16〜24を有している。 これらの受け部16〜24の内向きの面は、締結用フィンガー26〜34と接す るようになっており、また、モーターハウジング10を中間プレート14と適正 に整列した状態で保持するようになっている。中間プレート14は実質的に平板 状であり、横方向に延びる2つの側面36,38を有している。一方の側面36 は、モーターハウジング10に面しこれを閉じるものであり、他方の側面38は 、カムハウジング12に面しこれを閉じるものである。5つの締結用フィンガー 26〜34は、モーターハウジング10に面する側のプレート側面36から延び ている。これらのフィンガーは、モーターハウジング10の5つの受け部16〜 24により受け入れられ係合されるよう構成されている。3つの締結用フィンガ ー26,30,34は、その自由端の近傍にキャッチ(又は「ヘッド」)を有し ている。これらのキャッチはモーターハウジング10の表面を把持し、中間プレ ート14がカバーから取り外されるのを防止している。キャッチは、締結用フィ ンガー26,30,34に一体的に形成されるのがよい。或はまた、キャッチは 、締結用フィンガーが受け部16,20,24により受け入れられた後、当該フ ィンガーから造り出され若しくは当該フィンガーに取着されてもよい。
【0011】 図2の(A)〜(C)は、ヘッドを有する色々な形態の締結用ティンガーのう ちの幾つかを示している。図2の(A)に示す締結用フィンガー34は、その自 由端の近傍に一体的に形成されたヘッド40を有しており、このヘッド40の一 側面からはロック用縁部42が延設されている。このロック用縁部42は受け部 24の面44と接触し、ハウジング10が中間プレート14から分離するのを防 止している。締結用フィンガー34の縁部46,48は受け部24の内面50, 52とそれぞれ接しており、ハウジング10を中間プレート14と整列状態で保 持している。図2の(B)においては、締結用フィンガー54は、横断面が実質 的に円形の略半球状ヘッド56を有しており、このヘッド56は、通常、受け部 58に挿入した後に、締結用フィンガーの自由端に溶融により形成される。図2 の(C)において、締結用フィンガー60は、図2の(B)におけるヘッド56 と同様なヘッド62を有しているが、このヘッド62は、締結用フィンガー60 のシャフト66内にヘッド62から延びるねじ付き延長部64を螺合するにより 、締結用フィンガー60のシャフト66に取り付けられたものである。
【0012】 図1に戻って説明を続ける。カムハウジング12に面するプレート14の側面 38からは4つの締結用フィンガー68〜74が延びている。これらのフィンガ ーは、カムハウジング12の対応の受け部76〜82により受け入れられ係合さ れるようになっている。これらのフィンガーも図2の(A)〜(C)のものと同 様に形成され得る。
【0013】 図3は、モーターハウジング10内に配置されるモーター84と歯車列82と を示す分解図である。モーターハウジング10の底部には3本の歯車シャフト8 8,90,92が固着されており、それらの自由端は中間プレート14(図1) に向かって上方に延びている。これらのシャフトは、歯車列アセンブリを支持し 且つ案内するようになっている。モーターハウジング10の内側面には2つの歯 車シャフト用サドル部94,96が形成されており、ウォーム歯車アセンブリ9 8のシャフトを中間プレート14にほぼ平行な向きで支持するようになっている 。120Vの交流電源により駆動されるモーター84は、コイル100と、2つ のポールピース102,104と、電機子106と、非逆転レバー(no-backup lever)108とを有している。非逆転レバー108は、モーターハウジング1 0の底部から中間プレート14の方に延びる非逆転シャフト110により回転可 能に支持されている。このレバー108は、電機子106上の非逆転カム116 を囲みこれと係合する2つの歯112,114を有している。電機子106は、 720rpmの速度で両方向に回転することができる。電機子106には、電機 子本体を形成する永久磁石118と、非逆転カム116と、電機子シャフト12 2と同軸のウォーム歯車120とが設けられている。
【0014】 非逆転カム116は、モーター84に電力が与えられた場合に非逆転レバー1 08の歯と係合する歯を有しており、モーターが一方向のみに確実に回転するよ うにしている。電機子106が正しい方向に回ると、非逆転レバーの歯112, 114及び電機子のカム116は互いに係合せず、電機子106は自由に回転す る。ポールピース102,104のそれぞれは、コイル端124と電機子端12 6とを有している。コイル端124は、コイル100の中央部の中に延びており 、コイルに電力が与えられた場合に発生するコイルの振動性磁界により磁気的に リンクされる。これにより、ポールピース102,104で交互の磁界が発生さ れ、ポールピースの電機子端126の各々は交互にN極とS極となる。ポールピ ース102,104の電機子端126は電機子106の方に延び、電機子の永久 磁石118を囲んで、磁気的なリンクとトルクが電機子シャフト122の回りで 生ずるようにしている。このトルクは、電機子106ひいては歯車列86の残り を回転させるための動力を与える。
【0015】 歯車列86は、ウォーム歯車アセンブリ98と、3つの平歯車アセンブリ12 8,130,132と、ゼネバ駆動歯車アセンブリ134とを含んでいる。これ らのアセンブリの各々は、回転可能に互いに固定された2つの歯車を有している 。歯車アセンブリ128〜134は、モーターハウジング10の底部から延びる シャフト88,90,92により回転可能に支持されている。この歯車列は、7 20rpmの電機子の速度から1/48rpmのゼネバ駆動歯車の速度へと、3 4560:1の減速比を与えるものである。
【0016】 ウォーム歯車アセンブリ98は、シャフト140に同軸に取り付けられたウォ ーム歯車138と平歯車136とからなる。平歯車136とウォーム歯車138 とはシャフト140に固定されており、従って両方共、同じ速度で回転する。シ ャフトの両端は、モーターハウジング10に形成された歯車シャフトサドル94 ,96で回転可能に支持されている。
【0017】 ウォーム歯車アセンブリ98における平歯車136は、電機子106のウォー ム歯車120と係合する。従って、電機子106が回転すると、ウォーム歯車ア センブリ98も回転する。これら2つの歯車の歯車比は18:1であり、歯車1 36,138は40rpmで回転する。
【0018】 平歯車アセンブリ128は、シャフト92の回りで回転する2つの平歯車14 2,144を有している。歯車142,144はシャフト92により回転可能に 支持され、また、回転可能に互いに固定されている。従って、両歯車142,1 44は同じ速度で回転する。歯車142はウォーム歯車アセンブリ98のウォー ム歯車138と係合されている。従って、上述したようにしてモーター84がウ ォーム歯車138を回すと、歯車142も回転する。ウォーム歯車138と平歯 車142との間の歯車比は32:1であり、歯車142,144は1.25rp mで回転する。
【0019】 平歯車アセンブリ130は、シャフト88の回りで回転する2つの平歯車14 6,148を有している。歯車146,148はシャフト88により回転可能に 支持され、また、回転可能に互いに固定されている。従って、両歯車は同じ速度 で回転する。歯車146は平歯車アセンブリ128の歯車144と係合されてい る。従って、上述したようにしてモーター84が歯車144を回すと、歯車14 6も回転する。歯車144,146間の歯車比は2:1であり、歯車146,1 48は0.625rpmで回転する。
【0020】 平歯車アセンブリ132は、シャフト90の回りで回転する2つの平歯車15 0,152を有している。歯車150,152はシャフト90により回転可能に 支持され、また、回転可能に互いに固定されている。従って、両歯車は同じ速度 で回転する。歯車150は平歯車アセンブリ130の歯車148と係合されてい る。従って、上述したようにしてモーター84が歯車148を回すと、歯車15 0も回転する。歯車150,152は回転可能に互いに対して固定されているの で、歯車152も回転する。歯車148,150間の歯車比は5:1であり、歯 車150,152は0.125rpmで回転する。
【0021】 ゼネバ歯車アセンブリ134は、シャフト88の回りで回転する平歯車154 とゼネバ駆動歯車156を有している。歯車154,156はシャフト88によ り回転可能に支持され、また、回転可能に互いに対して固定されている。従って 、両歯車は同じ速度で回転する。歯車154は平歯車アセンブリ132の歯車1 52と係合されている。従って、上述したようにしてモーター84が歯車152 を回すと、歯車154も回転する。歯車154,156は回転可能に互いに対し て固定されているので、歯車156も回転する。歯車154,152間の歯車比 は6:1であり、歯車154,156は1/48rpmで回転する。
【0022】 図4の(A)及び(B)は、それぞれ、ゼネバ歯車アセンブリ134の平面図 と側面図である。平歯車154とゼネバ駆動歯車156の他に、ゼネバ歯車アセ ンブリ134は歯車154,156間にこれらと一体的に配置された円筒形のス ラスト軸受158を有している。図4の(B)に示すように、歯車アセンブリ1 34は中間プレート14(図4の(B)の断面で示す)を貫通して延びており、 ゼネバ駆動歯車156が中間プレート14の側面38上に配置されると共に、平 歯車154が中間プレート14の側面36上に配置されるようにしている。歯車 アセンブリ134は、共通のシャフト88上に配置された歯車アセンブリ130 と、中間プレート14に接する肩部160とにより適所に保持されており、肩部 160はアセンブリ134がシャフト88の端部から脱落するのを防止している 。
【0023】 円筒形のスラスト軸受158は、この軸受158がない場合にシャフト88に かかるであろう過度の負荷を緩和し、シャフト88が湾曲ないしは変形するのを 防止する。スラスト軸受158の外径は、平歯車154の外径よりも小さく、少 なくともゼネバ駆動歯車156の外径と同等である。ゼネバ駆動歯車156の半 径は、回転中心線から歯車の突出部162の最突出端までを計測したものである 。歯車154の直径よりも小さなスラスト軸受を設けることにより、ゼネバホイ ールとスラスト軸受と歯車との組合せ体は、カムハウジングが取り外されたとき も、中間プレートによりモーターハウジング内で保持される。
【0024】 図5はカムハウジング12の平面図である。カムハウジング12は、カムアセ ンブリ164と、細長いスイッチ部材166,168,170と、スイッチセパ レーター172と、抵抗器174とを囲み支持している。図5において、中間プ レート14はモーターハウジング10と共に取り外されており、カムハウジング 12とその内部要素とを明瞭に示すようにしている。カムアセンブリ164は、 カム176と、ゼネバホイール178と、クラッチ180とを有している。ゼネ バ駆動歯車156の突出部162はホイール178と係合し、これを回転する。 ホイール178はクラッチ180を回し、クラッチ180はカム176を回し、 そして、カム176はスイッチ部材166,168,170間を接触させたり分 離させたりする。ホイール178が歯車156により駆動されるとき、ホイール 178とカム176とが同じ軸線の回りを同じ速度で回転するように、クラッチ 180はホイール178とカム176とを接続している(図6参照)。
【0025】 ゼネバホイール178は、10個の径方向のスロット184により互いに分離 された10個のカスプ部(cusp)182を有している。これらのスロット184 の各々は歯車156の突出部162により係合される。従って、ゼネバホイール 178は、歯車156が10回転するごとに1回転し、ゼネバホイール178の 平均速度は歯車156の速度の1/10、すなわち1/480rpm(1回転に つき8時間)となる。しかし、ゼネバホイール178は実際には、突出部162 がスロットの一つと係合され回転しているときだけ、動作する。ゼネバホイール 178は、歯車156の円弧部分186が各カスプ部182の凹部と係合してい るとき、静止状態で維持される。従って、ホイール178は歯車156の一回転 毎でスタート及びストップし、歯車156が一回転している時において突出部1 62がスロットの一つと係合されている時だけ、所定の角度(この場合は36度 )を移動する。このような各動作サイクルを、本明細書では、「ゼネバ動作サイ クル」又は「ゼルバサイクル」と称する。従って、ホイール178が歯車156 の270度の回転では静止しているため、1回のゼネバサイクル中におけるホイ ール178の瞬間速度はホイール178の平均速度よりも相当に大きい。
【0026】 従って、ホイール178は、一連の10回のゼネバサイクルにおいて、その軸 線を中心として一回転する。各サイクルはホイール178の36度の回転に等価 である。ホイール178のこの間欠運動と対照的に、歯車列を介してモーター8 4(図3)に接続されている歯車156は1/48rpmのほぼ定速回転運動を する。歯車156が約90度回転している間、突出部162はホイール178の スロットと係合し、ホイール178を回転させる。従って、ホイール178は約 75%の時間(歯車156の270度回転中)は静止しており、約25%の時間 は段階的回転(step-wise rotation)に費やされる。
【0027】 各カスプ部182はその上面にニップル188を有している。このタイマーが 組み立てられると、ニップルは中間プレート14の側面38(カムハウジング1 2に面しこれを閉じる側面)と接触する。これらのニップルは、ホイール178 を中間プレート14から離隔配置し、中間プレート14と接するホイール178 の面積を減じて、中間プレート14とホイール178との間の回転摩擦を減じる 。
【0028】 図6はカムアセンブリ164の分解図であり、カム176と、ホイール178 と、クラッチ180とを示している。ホイール178の、ニップルとは反対側の 側面にはフランジ190が形成されており、このフランジ190はホイール17 8のカスプ部を越えて外方に延び、その最外周縁で円を描いている。タイマーが 組み立てられると、このフランジは歯車156の縁部を越えて延び、歯車156 の縁部の遊びをコントロールする(図5)。ホイール178に隣接するクラッチ 180は、ホイール178をカム176に接続する。このクラッチは、クラッチ ボス194の中心部から延びる3つのクラッチフィンガー192を有している。 これらのクラッチフィンガー192は、カム176のクラッチキャビティないし は凹部198に形成された10個のクラッチ歯196と可撓的に係合する。クラ ッチボス194は、タイマーの動作中にフィンガー192がホイール178と共 に常に回転するよう、ホイール178のキー付き穴内に嵌合されキー結合される 。なお、フィンガー192はホイール178と一体的に成形されてもよい。凹部 (すなわち「クラッチキャビティ」)198はクラッチフィンガー192を受け 入れる。カム176が第1の回転方向(カム176上に描かれている矢印方向) に回転されたとき、フィンガー192は撓んで、カム176を手動で回転させる ことを可能とする。一方、カムが反対方向に回される場合、フィンガー192は ホイール178に対してカム176の回転を妨げる。クラッチキャビティ198 に配設されている10個の歯196は、クラッチキャビティ198の内周面に沿 って、互いに36度の間隔で均等に離隔配置されており、この角度はホイール1 78の各カスプ部の角度的インターバルと等しい。
【0029】 カム面(カム動作面)200は螺旋状傾斜面の形態をとり、最低点202(カ ム176の回転中心に最も近い点)から最高点204(カム176の回転中心か ら最も離れている点)まで傾斜している。カム176は、カム176上の矢印で 示される方向に、クラッチ180により接続されたホイール178と共に回転す る。カム176はカムハウジング12の底部と接し、カム176の一方の端部2 06はカムハウジング12の底部の穴208を貫通している。端部206は切欠 き210を有しており、この切欠き210により、通常はタイマーのテストのた めに、カム176にドライバー等の工具を係合させてこれを回転させることがで きる。このようにしてカム176が回されると、クラッチフィンガー192は歯 196の傾斜面により内方に曲げられる。クラッチ歯196は等間隔に配置され ているため、手でカムを36度回転させると、クラッチフィンガー192は外方 に跳ね戻り、次のクラッチ歯と係合する。このようにして、カムは1回にホイー ル178に対して36度だけ進めることができ、その角度はホイール178の1 個のカスプ部に等しい。このようにして、カム面200の最高点204の位置は 、ホイール178のカスプ部に対して固定された関係(但し、一定位置に位置合 せ可能に進められる)で維持される。このようにカムを手動で回転させている間 、かかる回転に対するクラッチの抵抗により、ホイール178も回転する傾向が ある。その結果として、相当な力がゼネバホイール178によりゼネバ駆動歯車 156(図示せず)に及ぼされる。ゼネバ歯車アセンブリ134のスラスト軸受 158はこの力に耐え、歯車156が撓むのを防止すると共に、歯車156とホ イール178との係合状態を維持してホイール178がカム176と共に回転す るのを防止する。
【0030】 図5を再度参照すると、3つのスイッチ部材166,168,170がカムハ ウジング12内に配置されている。これらの部材は導電体であり、カム176に 近い側の端部には電気接点が配設されている。これらの部材の他端は、カムハウ ジング12のスロット214,216,218により支持されており、これらの スロットはスイッチ部材が回転したり移動したりするのを防止している。これら のスロットはカムハウジング12の側壁を貫通しており、スイッチ部材の一部が カムハウジング12の外部に延びるのを可能としている。従って、スイッチ部材 は外部装置に電気的に接続することができ、この外部装置を電源に対して接続し たり分離したりすることができる。各スイッチ部材は銅や青銅のような導電材料 から作られ、カムハウジング12の外側に延びる端部で二重に折り曲げられてい る。各スイッチ部材は、導電体を受けそのスイッチ部材に電気的に接続するレシ ーバー220,222,224を形成するよう外方に広げられている。カムハウ ジング12の内側で、スイッチ部材168,170は、カム176の近傍で各ス イッチ部材間の間隔を最適化するために、5〜15度の角度φでカム176の方 に曲げられている。
【0031】 図7〜図10は、如何にしてスイッチ部材166,168,170がカム面2 00により駆動されるかを示している。ホイール178(一部切り欠いて図示す る)はクラッチ(図示せず)を介してカム176に係合される。この段階で、カ ム176は、歯車156の突出部162がカム176のカスプ部のいずれとも係 合していないので、停止状態にある。スイッチ部材166はカム面200と最低 点202で接し、僅かに撓み、関連の接点を介してスイッチ部材168と電気的 に接触する。スイッチ部材170は、スイッチセパレーター172によりスイッ チ部材166,168から分離した状態で保持されている。スイッチセパレータ ー172は、カムハウジング12の底部の溝228内で摺動可能に支持された細 長い部分226を有している。スイッチセパレーター172は、更に、2つの細 長いフィンガー230,232を有しており、これらのフィンガーは細長い部分 226に結合され、カムハウジング12の底部に対してほぼ直角に上方に延びて いる。フィンガー232はスイッチ部材166,168間に配置され、フィンガ ー230はスイッチ部材168,170間に配置されている。これにより、スイ ッチセパレーター172は、スイッチ部材168が部材166,170の両方に 同時に接するのを阻止するよう働く。従って、3つのスイッチ部材は、単極型双 投スイッチを形成する。図示される一のスイッチポジションにおいて、スイッチ 部材166,168は接触し、スイッチ部材170は非接触状態にある。このス イッチポジションは、カムが約355度回転する間、続く。第2のスイッチポジ ション(図9)において、スイッチ部材168,170が接触し、スイッチ部材 166は非接触状態となる。このポジションは、カムが一回転する間のほんの一 時期だけ、すなわちスイッチ部材166の端部がカムの最低点202により支持 され、且つ、スイッチ部材168がカムの最高点204により支持された時だけ 、生ずる。
【0032】 図8は、図7の状態から、ホイール178が9回の送り回転した後(すなわち 9回のゼネバ動作サイクルの後)の状態を示している。この9回のサイクル中、 ホイール178の9つのカスプ部は歯車156により位置決めないしは位置合せ (index)されている。この図において、歯車156の突出部162はホイール 178にちょうど接し、カム176が移動し始めたところである。それ以前の9 回のゼネバ動作サイクル中、スイッチ部材166はカム176の軸線から離れる 方向に徐々に撓んでいき、最終的には、図示するように、カム176の最高点2 04に載る。図7の場合と同様、スイッチ部材168はスイッチ部材166と電 気的に接触している。スイッチ部材166は、カム176が回転するにつれ、カ ム面200によりカム176の軸線から離れる方向に徐々に湾曲される。スイッ チ部材166が湾曲されると、スイッチ部材166はフィンガー232を右方に 移動させ、それによりスイッチセパレーター172を溝228内で右方に移動さ せる。その結果、フィンガー230及びスイッチ部材170も右方に移動し、ス イッチ部材170をスイッチ部材166,168から分離した状態で維持する。 従って、ホイール178が9回送り回転する間、スイッチ部材166,168, 170間の電気的接続は変化がない。
【0033】 図9は、更にホイール178が約5度回転した後のスイッチ部材166,16 8,170のポジションを示している。ここで、突出部162はホイール178 のスロット184内に位置し、歯車156は連続的に回転しているので、ホイー ル178は運動中であることを示している。この状態で、スイッチ部材166は 、カム面200の最高点204を越え、カム176の回転軸線、そしてカム面2 00の最低点202に向かって跳ね戻る。スイッチ部材168はスイッチ部材1 66よりもカム面の回りに更に延びているので、スイッチ部材168は未だカム 面200からリリース(復帰)されていない。従って、スイッチ部材168は、 カム面200の最高点204に接し、この最高点204により撓んだ状態で支持 されている。スイッチ部材166,168は互いに分離されるので、スイッチ部 材166,168間の電気的接触は切られ、スイッチ部材168,170間で電 気的接触が生ずる。
【0034】 図10は、歯車156とホイール178が更に数度回転した後の図9の形態を 示している。ここで、突出部162は図9の位置に対して約12度だけ進められ ており、ホイール178(従ってカム176)を約5度進めている。カム176 とホイール178は10回目のゼネバ動作サイクルの終点で停止したところであ り、これは、突出部162がスロット184から出たところである事実により理 解されよう。10回目のゼネバ動作サイクルにおけるこの最後の部分では、スイ ッチ部材168はカム面200の最高点204に達し、そしてそこからリリース される。この動作サイクルでスイッチ部材168に先んじたスイッチ部材166 と全く同様に、スイッチ部材168はカム176の回転軸線に向かって復帰する 。ここで、スイッチ部材168はスイッチ部材170から電気的に分離される。
【0035】 図9及び図10において、2つのスイッチング作用がゼネバ機構の1回のサイ クル中に生じている。これらの作用は、スイッチ部材166のリリース(図9) と、これに続くスイッチ部材168のリリース(図10)により生ずる。第1の スイッチング作用中、スイッチ部材166はカムの最高点204からリリースさ れ、スイッチ部材166,168間の電気的接続を切ると共に、スイッチ部材1 68,170間を接続する。第2のスイッチング作用中、スイッチ部材168は カムの最高点からリリースされ、スイッチ部材168,170間の電気的接続を 切ると共に、スイッチ部材166,168間を電気的に接続する。これらのスイ ッチング作用は1回のゼネバ動作サイクル中に生じ、最初のスイッチング作用の 後、歯車156が約12度回転すると、第2のスイッチング作用が生ずる。歯車 156の速度が1/48rpmとされた場合、これらの作用は両方とも約2分の 間に生ずる。
【0036】 スイッチ部材166,168に対するカムのポジションに関するゼネバサイク ルのタイミングは、このタイミング関係を維持するために重要である。カムの動 作がゼネバサイクルに関して僅かにずれており、2つのスイッチング作用が1回 のゼネバサイクル内ではなく、2つの連続するゼネバサイクルで生じたならば、 2つのスイッチング作用間の時間は全く異なることとなろう。その場合、ホイー ル178とカム176とは、スイッチ部材166がリリースされた後、停止し、 突出部162がほぼ1回転した後、スロット184と係合し、ホイール178及 びカム176を回転させ、スイッチ部材168をリリースしなければならない。 歯車156のこの付加的な280度の回転(1/46rpmで)により、第1と 第2のスイッチング作用の間の時間は約47分延びることとなる。
【0037】 カム176はホイール178に対して手動で位置合せされ得るので、このよう な誤動作は容易に生じる。しかし、本実施形態による特定のデザインでは、カム 176がどのように手動で位置合せされたとしても、一定の角度関係でカム17 6とホイール178とを維持できるので、上記問題は防止できる。ホイール17 8とカム176を接続するクラッチは、1回のゼネバ動作サイクル分の角度、す なわち36度の倍数ごとに変化する連続的な位置合せ可能なポジションが与えら れている。従って、カム176は、ゼネバ動作サイクルの整数倍分だけホイール 178に対して進めることができる。本実施形態では、これは、クラッチ歯間の 角距離を単一のゼネバサイクルの角変位、すなわち一つのカスプ部の角変位に等 しくすることによって、可能とされている。従って、カム176を回してクラッ チフィンガーを隣接のクラッチ歯に進めることによりカム176をホイール17 8に対してどのように位置合せしようとも、カスプ部とカムとの関係は一定に維 持される。或はまた、カムをゼネバ動作サイクルの整数倍で位置合せできるよう に、より少ないクラッチ歯を設けることとしてもよい。このように、スイッチ部 材166,168は1回のゼネバサイクル中に常にリリースされることとなる。 この利益は、ゼネバホイール178とカム176との間の継手手段により得られ るものである。
【0038】 ゼネバホイール178とカム176とは共通の軸線を有しており、この軸線を 中心として共に回転する。また、この軸線を中心として回転するクラッチ180 によりゼネバホイール178とカム176とは連結されている。かかるデザイン により、ゼネバホイールとカムとの間にはいかなる歯車列をも必要とせず、従っ て、ゼネバ動作サンイクルに関するカムの不整合の危険性を回避できる。ゼネバ ホイール178とカム176とが、例えばタイマーの修理等により、分離され、 そして、どのように再組立てされても、ホイール178とカム176との間の関 係は同じに保たれる。これは、ゼネバホイールがカム176と共に回転せず、中 間歯車列により分離された場合ではない。ゼネバ機構とカムとがこのように分離 されている場合には、かかる中間歯車の組立の誤りによりタイミングの誤差を容 易に引き起こすこととなろう。
【0039】 以上から、本考案は上記の目的と利点を完全に満たす改良型ゼネバ駆動機構を 有するタイマーを提供するものであることは明らかであろう。また、特定の実施 形態に基づいて本考案を説明したが、多くの変形、変更或は改変も当業者にとり 明らかであろう。従って、本考案は、実用新案登録請求の範囲における精神や範 囲に含まれる全ての変形、変更、改変をも包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気式タイマーのハウジングと中間プレートを
示す分解図である。
【図2】(A)〜(C)はそれぞれ図1のタイマーで用
いられ得る締結用フィンガーの種々の実施形態を示す断
面図である。
【図3】図1のタイマーにおけるモーターハウジングの
内側における構成要素を示す分解図である。
【図4】(A)は図1のタイマーのゼネバ歯車アセンブ
リの平面図であり、(B)はそのゼネバ歯車アセンブリ
に取り付けられている中間プレートを示す側面図であ
る。
【図5】図1のタイマーのカムハウジングと、その内部
構成要素を示す平面図である。
【図6】図1のタイマーにおけるゼネバホイール・クラ
ッチ・カムの組立体を示す分解図である。
【図7】第1のタイマーの動作中におけるカムハウジン
グとその内部構成要素の状態を示す説明図である。
【図8】図7に続く状態の説明図である。
【図9】図8に続く状態の説明図である。
【図10】図9に続く状態の説明図である。
【符号の説明】
10…モーターハウジング(第1のハウジング)、12
…カムハウジング(第2のハウジング)、14…中間プ
レート、84…電動モーター、86…歯車列、156…
ゼネバ駆動歯車、166,168,170…スイッチ部
材、176…カム、178…ゼネバホイール、180…
クラッチ、182…カスプ部、192…クラッチフィン
ガー(可撓性アーム、可撓性フィンガー)、196…ク
ラッチ歯(デテント)、200…カム面(カム動作
面)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月3日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 596009227 606 Parkway Boulevar d, Two Rivers, Wisc onsin 54241−0028 U.S.A.

Claims (22)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モーターと、 第1のゼネバ駆動歯車を含む複数の歯車を有し、前記電
    動モーターに接続された歯車列と、 第1の角距離で互いに離隔配置された複数のカスプ部を
    有し、前記歯車列に接続されたゼネバホイールと、 カム動作面を有するカムと、 前記ゼネバホイールを前記カムに接続するクラッチと、
    を備える電気式タイマー。
  2. 【請求項2】 前記クラッチは複数の位置合せ可能な動
    作ポジション(indexable operating positions)を提
    供する請求項1に記載の電気式タイマー。
  3. 【請求項3】 前記位置合せ可能な動作ポジションの各
    々は、その隣接の動作ポジションから、前記第1の角距
    離の整数倍に等しい第2の角距離だけ角度的に変位され
    ている請求項2に記載の電気式タイマー。
  4. 【請求項4】 前記ゼネバホイール、前記クラッチ及び
    前記カムは共通の回転軸線を有している請求項3に記載
    の電気式タイマー。
  5. 【請求項5】 前記クラッチは、 前記ゼネバホイールに一体的に連結された複数の可撓性
    アームと、 前記複数の可撓性アームを受けるようになっており、前
    記カムの凹部の回りに環状に配置された複数のデテント
    と、を備える請求項4に記載の電気式タイマー。
  6. 【請求項6】 前記位置合せ可能な動作ポジションの数
    は前記ゼネバホイールの前記カスプ部の数と同じである
    請求項5に記載の電気式タイマー。
  7. 【請求項7】 前記ゼネバ駆動歯車に連結されたスラス
    ト軸受を更に備える請求項6に記載の電気式タイマー。
  8. 【請求項8】 前記カム動作面により動作されるように
    なっている複数のスイッチ部材を更に備える請求項1に
    記載の電気式タイマー。
  9. 【請求項9】 前記カム動作面は、前記複数のスイッチ
    部材のうち第1のスイッチ部材と第2のスイッチ部材を
    それぞれ対応の第1の偏倚作用と第2の偏倚作用の際に
    連続的に偏倚するようになっている、第1の形状を有す
    る請求項8に記載の電気式タイマー。
  10. 【請求項10】 前記第1の偏倚作用及び前記第2の偏
    倚作用は、前記ゼネバホイールの或る1回の動作サイク
    ルにおいて生ずる請求項9に記載の電気式タイマー。
  11. 【請求項11】 前記モーター及び前記歯車列を受け入
    れて支持するようになっている第1のハウジングと、 前記ゼネバホイール、前記カム及び前記クラッチを受け
    入れて支持するようになっている第2のハウジングと、 第1の側面及び第2の側面を有し、前記第1のハウジン
    グを前記第1の側面で閉じると共に前記第2のハウジン
    グを前記第2の側面で閉じるようになっている中間プレ
    ートと、 前記ゼネバ駆動歯車に連結され前記中間プレートにより
    回転可能に支持されたスラスト軸受と、を更に備える請
    求項1に記載の電気式タイマー。
  12. 【請求項12】 前記スラスト軸受は、前記複数のカス
    プ部の一つの最突出端から前記ゼネバホイールの回転軸
    線までの距離と少なくとも同じ大きさの半径を有してい
    る請求項11に記載の電気式タイマー。
  13. 【請求項13】 回転軸線を有し、静止期間により分割
    された複数の動作サイクルにおいて前記回転軸線を中心
    として回転するようになっているゼネバホイールと、 前記ゼネバホイールに接続されたカムと、 前記カムにより動作されるようになっている単極型双投
    スイッチと、を備えるスイッチ。
  14. 【請求項14】 前記カムと前記ゼネバホイールとは共
    通の回転軸線を有し、同時に同じ速度で回転する請求項
    13に記載のスイッチ。
  15. 【請求項15】 前記カムは、或る1回の動作サイクル
    における前記ゼネバホイールの角変位に等しい回転可能
    な位置合せインターバル(rotatable indexinterval)
    において、前記ゼネバホイールに対して回転可能に且つ
    位置合せ可能に進むことができる請求項14に記載のス
    イッチ。
  16. 【請求項16】 前記複数の動作サイクルのうちの一つ
    の間に2度投入される請求項15に記載のスイッチ。
  17. 【請求項17】 2度のスイッチ投入がカムの単一形状
    により行われる請求項16に記載のスイッチ。
  18. 【請求項18】 前記複数の動作サイクルのうちの他の
    サイクルでは投入されない請求項17に記載のスイッ
    チ。
  19. 【請求項19】 クラッチ回転軸線を有し、前記ゼネバ
    ホイールと前記カムを接続するようになっているクラッ
    チを更に備える請求項18に記載のスイッチ。
  20. 【請求項20】 前記クラッチは、 前記クラッチ回転軸線の回りに配置された複数の可撓性
    フィンガーと、 前記クラッチ回転軸線の回りに配置され、前記複数の可
    撓性フィンガーと係合するようになっている複数の歯
    と、を備える請求項19に記載のスイッチ。
  21. 【請求項21】 前記複数の歯の隣合うもの同士間の角
    変位は、或る1回のゼネバ動作サイクルの角変位と等し
    い請求項20に記載のスイッチ。
  22. 【請求項22】 前記クラッチ回転軸線は前記ゼネバホ
    イールの回転軸線と同一である請求項21に記載のスイ
    ッチ。
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