JP3048811U - 簡易接着式シャンプ用顔カバー - Google Patents

簡易接着式シャンプ用顔カバー

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JP3048811U
JP3048811U JP1997010490U JP1049097U JP3048811U JP 3048811 U JP3048811 U JP 3048811U JP 1997010490 U JP1997010490 U JP 1997010490U JP 1049097 U JP1049097 U JP 1049097U JP 3048811 U JP3048811 U JP 3048811U
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輝美子 中山
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輝美子 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗髪時に洗剤および水が顔面や目などに付着
しないよう顔に被せて使用する、低コストで圧迫感がな
く且つ滑り落ちることのない簡易接着式シャンプ用顔カ
バーを開発する。 【解決手段】 木材パルプ60%と化学繊維40%から
成り、蛍光塗料を使用しない洋紙など紙状シート2の一
方の端部に沿った位置に、蝋(ろう)が含浸された面3
の内面が顔の皮膚に軽く押圧して付着され、被洗髪者を
洗髪する際にシャンプ用顔カバーが顔面上に保持され、
被使用者の顔や目、耳などに洗剤や水が付着しないよう
にするシャンプ用顔カバーである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、 美容院などにおいて、被使用者を仰向け状態、 あるいは左右横向け 状態にして洗髪する際に、洗髪される人の顔、目あるいは耳に、温水、水あるい はシャンプ液と呼ばれている洗剤溶液などが付着することを防止するために、顔 に覆うカバーが滑り落ちることを防止するための簡易接着式シャンプ用顔カバー の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
美容院などにおいて、 被使用者の髪の毛を洗髪する際は、通常被洗髪者が座っ ている椅子の背を後方に倒し、顔を仰向けにして頭を洗髪台(シャンプタブ)の 上方に位置させて洗髪する。また、洗髪される髪の部位によっては、顔を右、左 または下に向けて洗髪することが必要となる。 洗髪するためには、洗剤や、通常は所定の温度に加熱した湯を使用するが、本 考案の明細書においては温水または水と称する。これら洗剤の水溶液、または温 水または水などが飛散して、被洗髪者の露出している顔の上に付着して顔が濡れ ることがある。 このように、例えば、洗剤が目に付着すると目にしみるなど刺激痛が生じ、洗 剤あるいは水が耳の中に入ると不快感を催し、また特に女性の場合は通常顔に化 粧を施しているため、洗剤あるいは水が顔に付着して化粧を落してしまうなどの 問題が生じていた。 従来は、このような問題の発生を避けるため、また、目を閉じている顔を他人 に見られたくない、 などの顧客の要望により、洗髪中に仰向けあるいは横向け状 態で洗髪されている顧客の顔の上にガーゼなど布製のハンカチあるいはタオルを 被せ洗剤や水の飛沫などが顔に付着して顔が濡れないような対策を講じていた。 図5は、 ガーゼ11を顔に被せ洗髪している状態を示す部分正面図である。 ガーゼ11は柔らかいため、額5に被せると自重で顔の表面の凹凸に沿って変 形し口の部分を塞いだりする。額5の大きさに比べ相対的に大きなガーゼを使用 すれば、顔を横に向けても滑り落ちることは殆ど生じない。符号6は洗髪台であ る。
【0003】 しかし、美容院などで用意する上記のガーゼやハンカチは繰り返し使用するた め、使用する都度、 洗濯して清潔な状態で使用してはいるが、髪の毛の染色に使 用する染め粉や口紅などが付着して変色したり、また以前に他人が使用している という嫌悪感から顧客に使用を拒否され、顧客が持参したハンカチを使用するこ とも多い。しかし、顧客が持参したハンカチを使用する場合も、上記と同じ理由 で使用中に汚れることが多い。 あるいは紙製の図示しないシートが市販されている。このシートは、撥水性を 有するため薄くて軽いものでも充分に顔を洗剤など上記の飛沫から守ることが可 能である。また、従来使用していたガーゼなどに比べて、より軽いため顔を覆っ た際に圧迫感が少ないなどの特徴を有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の洗髪作業は美容師の技術などにより多少の差はあるが、10 乃至15分間程度を要し、その間仰向けだけでなく、顧客の髪の部位によって顔 を右や左に数回横向けに、あるいは下向けにする必要があり、上記シートは軽く 滑り易いため顔を横に向けると滑り落ちてしまう。 上記シートは床に落ちて汚れるか、洗髪台に落ちて濡れるかして、その都度新 しいシートを使い直す必要があるため、洗髪作業には余計に手間が掛かり、また 多数のシートを必要とするため、実質的にはコストを低減するには至ってない。 滑り落ちることを防止するため、上記シートを顔に被せたとき鼻に当たる部分を 切取り、 この孔から鼻を突出させたり、または上記シートの延伸性を利用してほ ぼ顔の凹凸に合わせた膨らみを持たせる、などの対策が講じられているが、いず れの対策も手間が掛かり、且つ効果が小さいのが現状である。
【0005】 このため、低価格で清潔な洗髪時に顔を覆うため使用するシートを、滑り落ち ることなく、しかも従来品に比べてさらに圧迫感なく使用可能にするための改良 が望まれていた。このような問題を避けるため、安価で使い捨て可能な洋紙製の 顔面カバーが滑り落ちるのを防止するために、この顔面カバーの一方の端部に滑 り落ち防止の手段を提供することが要望されている。 さらに、 本願の出願人が平成6年8月17日に実用新案登録第3003751 号により登録された簡易接着式シャンプ用顔カバーは、顔カバーとする用紙の一 方の面の端部あるいは端部付近の所定の位置に、片面に接着剤あるいは粘着剤が 付着された平滑な薄い樹脂テープの偶数枚を、接着面を顔カバー面に接着して、 前記の被接着面を顔面に軽く押圧して使用するものであったが、何分にも寿命が 短いという欠点があり、より寿命が長く実用性の点でこの簡易接着式シャンプ用 顔カバーよりも勝れたシャンプ用顔カバーを提供する要望が高まって来た。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案では、前記の顔カバーの、被使用者の顔の額に当たる一方の端部に蝋( ろう)を含浸させ、ろうが含浸された部分を被使用者の額に軽く押圧し、上記紙 テープを額に付着させることにより上記課題を解決した。
【0007】 前記の顔面カバーの、ろうが含浸された一方の端部を顔、特に額に軽く当てて 押圧すると、上記テープ上に含浸された、ろうに顔の表面の水分および/または 体内から分泌される皮膚上の油皮脂などが付着して、顔面の微少な凹部による真 空吸着作用により、重量が小さな上記テープは顔の表面を覆ったままの状態で保 持される。また、小さな力で顔に押圧して使用するため、使用後に顧客の顔の化 粧が剥がれることがない。蝋(ろう)は市販され、一般にはエステル類と高級ア ルコール類の脂肪酸の遊離容量によって区別される物質であり、溶融しやすく常 温で固体となるため容易に利用できる。 ろうが含浸された前記の顔カバーの他方の端部は単に額の上方に置かれる。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1(A)は本考案による紙カバーの一端に蝋(ろう)を含浸させたシャンプ 用顔カバーの平面図で、図1(B)に示す浸漬具10を溶融した蝋(ろう)に浸 漬する際は矢印のように動揺させるとよい。図1(A)の左端の部分は指かけ穴 18を設けた金属またはプラスチックの板17を示す。 図2は本考案による顔カバーを示す平面図である。 1は顔カバーであり、木材パルプを60%、化学繊維を40%使用し、蛍光塗 料を使用しない用紙2を使用して顔面カバー1とし、図2の四角形あるいは人の 顔に似た図3の楕円形2aなどの形状に切断し、図1(A)の四角形のカバーに は凹凸の波形模様1aなどを形成してもよい。この顔カバーの一方の端部に、幅 15〜40mm程度の蝋(ろう)3を含浸させる。 前記カバー1は、図2において実線で示したような四角形でも、あるいは図3 のように全体を楕円形に成形してもよい。 図3では、シート1aの形状を、ほぼ人の顔の形状にあわせ楕円形状にした顔 カバーを示す平面図で、顔カバー2aの楕円形のシート1aの一方の端部に、前 記の蝋(ろう)を含浸させた面3を、15〜40mmの幅で設けているが、実用 上は20〜30mm程度が好適である。 前記のカバーの一方の端部に蝋(ろう)を含浸させるには、図1(B)に示す ようにステンレス鋼などの鍋14内にパラフィンとも呼ばれる蝋(ろう)15を 溶融し、顔カバー1の一方の端部に幅15〜40mm、好適には20〜30mm の部分を露出させ含浸させる。15は溶融した蝋(ろう)で、16はハンドル、 17は金属板を示す。 これらの顔カバー2aの作用を顔カバー1で代表して以下に説明する。
【0009】 図4(A)は、上記の顔カバー1が、仰向けにされた被使用者の顔を覆った状 態を示す側面図であり、図4(B)は、図4(A)の上面図である。 顔カバー1は、顔全体を覆っており、蝋(ろう)15を含浸させた面3はシー ト2の外側から軽い力で左右の額に押圧されて、鼻の先端、頬全体などと共に顔 カバー1を被使用者の顔面上5に支持している。 符号3aと3bは、ともに蝋(ろう)含浸面で、額と面3bが接して軽く押圧 された蝋(ろう)含浸面3中の3a面は顔カバー1の上面となり、3b面は被使 用者の、額の表面の汗などの微量の水分および/または皮脂と所定の広さをもっ て密接するために、剥がれ落ちるためには真空領域を破る仕事が必要になり、顔 カバー1の重量程度では顔を横に向けても顔カバー1が滑り落ちることがない。
【0010】 図4(A)において、額に貼り付けた顔カバー1の蝋(ろう)含浸面3の間は 、シート2が軽く、また所定の強さ(腰)を有しているため、さらに、これらシ ートは通常梱包のため製造工程で2つ折りにされる場合があり、その製造工程で の癖が有る場合は、左右中央部に折れ目4があり、そこから両側にほぼ平面の形 状を呈し、顔にのせた場合隙間を形成することができる。この効果によって鼻の 外側においても左右両側に隙間4aが形成される。 この隙間4aは、洗髪される人の特に鼻からの呼気の通路となるため、従来技 術によるガーゼのような変形し易いガーゼなどを使用した場合に比べて、極めて 楽な状態で洗髪される。
【0011】 上記のテープの片面を利用する顔カバーの貼り付け方法は、皮脂や微量の汗を 利用して軽度に貼り付けるため、化粧を施した人の化粧を剥がすことなく確実に 顔カバーを顔の表面に保持できるという特徴を有している。 上記各実施の形態においては、蝋(ろう)を含浸した面3が一方の端部である 顔カバー2または2aの一方の端部に含浸されているが、一方の端部の長さの1 /3程度でも滑り落ち防止には充分であるがこのように1枚の長いテープ状に含 浸させているため、ろう付けが容易になり顔カバーが滑り落ちるのを防止するた めには、さらに充分である。 上記では顔の皮脂や微量の汗を利用した顔カバーの、額への付着作用を説明し たが、パーマや染髪(毛髪の着色)の際に通常額の髪の生え際に沿って塗るコー ルドクリームは、上記顔カバーの付着効果を一層高める。
【0012】
【考案の効果】
上記シャンプ用顔カバーの一方の端部に設けた蝋(ろう)の含浸面と顔の表面 の微量の汗などの水分および/または皮脂を利用して顔カバーを付着させること により、清潔で、圧迫感がなく、自由な呼吸を可能にし、さらに安いコストで洗 剤および水の顔への付着を防止可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(A)は本考案による紙カバーの一端に蝋
(ろう)を含浸させたシャンプ用顔カバーの平面図で、
左端の部分は指かけ穴を設けた金属板を示す。同図
(B)は溶融したろう中に先端部を浸漬した用紙保持器
の側面図である。
【図2】用紙の一端部に蝋(ろう)を含浸させた四角形
のシャンプ用顔カバーの平面図である。
【図3】だ円形のシャンプ用紙の一端部に蝋(ろう)を
含浸させたシャンプ用顔カバーの平面図である。
【図4】同図(A)は本考案による顔カバーを使用した
洗髪中の状態を示す側面図であり、同図(B)は同図
(A)の上面図である。
【図5】従来の技術によるガーゼを使用して洗髪中の状
態を示す側面図である。
【符号の説明】
1:顔カバー 1a:凹凸の波形模様 2:シート 3、3a、3b:蝋(ろう)含浸面 4:折れ目 4a:隙間 5:額 10:浸漬具

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗髪者の顔を仰向け、左右横向け、あ
    るいは下向けにして洗髪する際に、 洗髪用の水あるいは
    洗剤などが顔に付着して顔を濡らさないために、四角形
    あるいは楕円形など顔の形に合わせた形状の、所定の厚
    さを有し顔を覆う撥水性を有する洋紙製のシャンプ用顔
    カバーにおいて、 上記顔カバーを被洗髪者の顔に被せたとき、 当人の呼吸
    により、あるいは顔を左右に向けるなどしたことにより
    前記顔カバーが滑り落ちるのを防止するため、前記顔カ
    バーの被洗髪者の額に当たる一方の面の端部の両面に蝋
    (ろう)が含浸された部分を当人の額に軽く押圧し、 顔
    の表面の水分あるいは皮脂またはコールドクリームなど
    化粧用クリームを介して顔に付着させ、前記カバーが滑
    り落ちるのを防止することを特徴とする簡易接着式シャ
    ンプ用顔カバー。
  2. 【請求項2】 前記顔カバーの他方の面の端部縁と顔の
    左右両縁とに凹凸の曲面または直線状の凹凸の装飾面が
    付加されている請求項1記載の簡易接着式シャンプ用顔
    カバー。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の簡易接着式シャ
    ンプ用顔カバーにおいて、前記一方の面の端部の両面に
    蝋(ろう)が含浸された部分の幅が15〜40mmであ
    る簡易接着式シャンプ用顔カバー。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の簡易接着式シャ
    ンプ用顔カバーにおいて、前記一方の面の端部の両面に
    蝋(ろう)が含浸された部分の幅が好適には20〜30
    mmである簡易接着式シャンプ用顔カバー。
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