JP3048082U - 容器の蓋操作用補助具 - Google Patents

容器の蓋操作用補助具

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JP3048082U
JP3048082U JP1997009768U JP976897U JP3048082U JP 3048082 U JP3048082 U JP 3048082U JP 1997009768 U JP1997009768 U JP 1997009768U JP 976897 U JP976897 U JP 976897U JP 3048082 U JP3048082 U JP 3048082U
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輝幸 金城
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輝幸 金城
株式会社サンローラ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器本体に対して蓋を締め、或いは緩める開閉
操作をする際、手が容器本体或いは蓋から滑り難く、し
かも、容器本体或いは蓋の径が小さい場合でも大きな回
転トルクをかけることのできる容器の蓋操作用補助具を
提供する。 【解決手段】蓋操作用補助具10は、合成ゴムから構成
された無端状の補助具本体1と、補助具本体1に形成さ
れた余剰部2と受容部3との二つの輪状部とを備えてい
る。補助具本体1の内外の両面各々は、複数の凹溝11
によって凹凸状に形成されている。受容部3は、内部に
径小受容孔31を有し、外周面が受容孔31に入れた容
器本体b又は蓋cを受容部3で掴む掴み部32をなして
いる。余剰部2は、径小受容孔31より径大な径大受容
孔21を有し、径大受容孔21に容器本体b又は蓋cを
受容し得るとともに、板状態にされて受容部3の掴み部
32に巻付けられるようになされている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、容器本体にねじ締めされる蓋を有する瓶容器やプラスチック容器 等の容器における蓋を、容器本体に締め、或いは容器本体に締めた蓋を緩める際 に使用される容器の蓋操作用補助具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11に示すような容器本体bとその容器本体bにねじ締めされる蓋cとを有 する瓶容器やプラスチック容器等の容器aは、従来から広く使用されている。し かし、容器本体bに締めた蓋cを緩めようとして、容器本体bと蓋cとを掴んで 容器本体bに対して蓋cを回そうとしても、掴んでいる手が容器本体b又は蓋c の外周を滑り易く、回し難い。そこで、従来から、例えばこの図11に示すよう に蓋cの外周に、周方向に沿って複数の突条c1…c1を設けている場合がある 。こうすることにより、容器本体bに対して蓋cを回す際、これらの突条c1… c1が抵抗となって手が蓋cから滑り難いようにし、容器本体bに対して蓋cを 容易に回すことができる。 ところが、このような突条c1…c1を設けている場合でも、蓋cが容器本体 bに対して強く締まっているような場合には、手に相当な力を入れて蓋cを掴ん で行わなければ手が蓋cから滑ってしまい、蓋cに突条c1…c1を設けている だけでは十分とはいえない。特に、力の弱い者にとっては、突条c1…c1だけ ではあまり効果を発揮できない。一方、蓋cを開けた後、再度、蓋cを締めて密 閉する必要がある場合においても、上記と同様に、手が蓋cから滑ってしまい、 強く締め難い。尚、図11中のd、dは、容器本体bと蓋cとに刻設された螺合 用ネジを示している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本願考案は、以上の実情に鑑み提案されたもので、容器本体に対して蓋を締め 、或いは緩める開閉操作をする際、手が容器本体或いは蓋から滑り難く、しかも 、容器本体或いは蓋の径が小さい場合でも大きな回転トルクをかけることのでき る容器の蓋操作用補助具の提供を第1の目的とする。
【0004】 本願考案は、容器本体に対して蓋を締め、或いは緩める開閉操作をする際、手 が容器本体或いは蓋から滑り難く、しかも、容器本体或いは蓋の径が小さい場合 でも大きな回転トルクをかけることのできるものであって、径の異なる種々の容 器本体或いは蓋に対しても適応できる容器の蓋操作用補助具の提供を第2の目的 とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願考案は、次の特徴を有する容器の蓋操作用補助具を提供することにより、 上記課題を解決する。 本願第1の考案は、変形可能な受容部3と、余剰部2とを備え、受容部3が、 受容孔31を備えることにより、容器本体bにねじ締めされる蓋cを有する瓶容 器やプラスチック容器等の容器aにおける容器本体b、又は蓋cが受容孔31に 受容されて受容部3の外周側から掴まれ得るようになされる。 余剰部2は、容器本体b又は蓋cを受容した受容部3の外周に巻付け可能とさ れたものである。
【0006】 本願第2の考案は、本願第1の考案に係る受容部3が、無端状の薄板部材を成 形することにより並設された弾性変形可能な複数の輪状部の内の一つの輪状部か ら構成される。又、余剰部2は、その複数の輪状部の内の他の輪状部から構成さ れることにより、余剰部2が、輪状部を板状態にして受容部3の外周に巻付け可 能とされたものである。
【0007】 以上のように構成された本願第1の考案においては、受容部3の受容孔31に 容器本体b、又は蓋cを入れて受容部3の外周側から掴むことにより、受容部3 を介して容器本体b、又は蓋cを掴むことができる。これにより、受容部3の有 する滑り抵抗によって手と容器本体b、或いは手と蓋cとを滑り難くでき、容器 本体bに対して蓋cを回し易くできる。 又、例えば容器本体b又は蓋cの径が小さいために、受容部3の外周径も小さ くなる場合には、受容部3を掴んで容器本体b又は蓋cに大きな回転トルクをか け難くなる。しかし、この本願第1考案のように受容部3の外周に巻付け可能な 余剰部2を備えたものとし、この余剰部2を受容部3の外周に巻付けることによ り、受容部3の外周の径を大きくできる。従って、径を大きくした受容部3を掴 んで回すことにより、容器本体b又は蓋cに大きな回転トルクをかけることがで き、容器本体bに対して蓋cを容易に回すことができる。
【0008】 本願第2の考案においては、無端状の薄板部材を成形することにより並設した 複数の輪状部の内の一つの輪状部を受容部3とし、複数の輪状部の内の他の輪状 部を余剰部2としたものとする。こうすることにより、余剰部2によって受容部 3の径を大きくする場合は、輪状部を板状態にして受容部3の外周に巻付ける。 これにより、受容部3の径を大きくできる。 又、余剰部2に形成された受容孔21に容器本体b、又は蓋cを入れて余剰部 2の外周側から掴むことにより、余剰部2を介して容器本体b、又は蓋cを掴む ことができ、余剰部2を受容部としても機能させることができる。これにより、 例えば余剰部2を受容部3より径の大きいものに形成しておけば、受容部3の径 より径の大きい容器本体b、又は蓋cを余剰部2で掴むことができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき本願考案の容器の蓋操作用補助具の一実施形態を説明する 。 図1は、本願考案の一実施形態の蓋操作用補助具の側面図、図2は、図1のII −II線断面図である。
【0010】 本願考案の容器の蓋操作用補助具10は、補助具本体1と、補助具本体1に形 成された受容部3及び余剰部2とを備えている。補助具本体1は、本実施形態で は、高さ幅20mm程度、厚さ3mm程度の弾性を有する合成ゴム製の薄板部材 を、その端部同士を接続した無端状のものから構成されている。補助具本体1の 内外の両面各々には、上下に伸ばされた凹溝11が、周方向に沿って所定間隔毎 に複数、設けられることにより、内外両面各々が凹凸状に形成されている。
【0011】 受容部3は、上述の図1に示した容器本体bとその容器本体bにネジ締めされ る蓋cとを有する瓶容器やプラスチック容器等の容器aにおける容器本体b、或 いは蓋cを受容するためのもので、補助具本体1の右方側を略輪状に成形するこ とにより形成されており、内部に径小受容孔31を有し、この径小受容孔31に 容器本体b又は蓋cを挿入し得るようになされている。又、受容部3の外周面は 、径小受容孔31に入れた容器本体b又は蓋cを受容部3で掴む掴み部32をな している。
【0012】 余剰部2は、容器本体b又は蓋cを受容した受容部3の掴み部32に巻き付け て掴み部32の径を大きくするためのものである。本実施形態では、補助具本体 1の左方側を、受容部3より径大な略輪状に成形することにより形成されており 、受容部3と同様に、外周面に掴み部22を有し、内部に径大受容孔21を有す るものとされ、受容部3の掴み部32の径を大きくする機能に加えて、受容部2 と同じ機能を果たせるようになされている。尚、この余剰部2の径大受容孔21 の径R2は、受容部3の径小受容孔31の径R1より大きく形成されている。又 、このようにして形成された受容部3と余剰部2とは、外力の加えられていない 通常状態において、輪状を呈しているが、外力が加えられることにより、自在に 弾性変形し、その加えられた外力の除去により、補助具本体1の有する弾性によ って元の輪状を呈する状態に戻る。
【0013】 又、これらの受容部3と余剰部2との間には、連通口4が形成されており、こ の連通口4により、受容部3の径小受容孔31と余剰部2の径大受容孔21とが 連通されている。
【0014】 以上のように構成された蓋操作用補助具10の用いて、容器本体bに締めた蓋 cを緩めるには、まず、蓋cの径に応じて径大受容孔21又は径小受容孔31を 選択して蓋cを挿入する。例えば蓋cの径が受容部3の径小受容孔31より小さ い場合は図4に示すように径小受容孔31に蓋cを挿入し、蓋cの径が径小受容 孔31より大きい場合は、図3に示すように余剰部2の径大受容孔21に蓋cを 挿入する。これにより、径の異なる種々の蓋cに応じて容易に受容部3又は余剰 部3に受容させることができる。
【0015】 その後、蓋cを挿入した余剰部2の掴み部22又は受容部3の掴み部32を掴 む。これにより、余剰部2又は受容部3で蓋cの外周を掴むことができる。又、 その際、補助具本体1の余剰部2又は受容部3に、略同径の蓋cを選択して入れ ているため、余剰部2、受容部3各々の内周面が蓋cの外周に沿って配位した状 態になっている。従って、余剰部2の掴み部22又は受容部3の掴み部32を掴 むことにより、余剰部2又は受容部3の内周面の略全周を蓋cの外周の略全周に 当接させて掴むことができる。
【0016】 そして、その状態から、他方の手で容器本体bを押さえ、容器本体bと蓋cと に設けられた螺合用ネジd、d(図11参照)の緩む方向に余剰部2を回す。そ の際、補助具本体1が合成ゴムから構成されているとともに、蓋cの外周の略全 周に当接しており、しかも、余剰部2、受容部3各々の内周面が縦溝11…11 によって凹凸状に形成されているため、余剰部2、受容部3各々の内周面と蓋c の外周面との間に大きな滑り抵抗がかかり、余剰部2、受容部3各々の内周面と 蓋cの外周面とを極力滑り難くできる。又、余剰部2、受容部3各々の掴み部2 2、32も、合成ゴムから構成されているとともに、縦溝11…11によって凹 凸状に形成されているため、掴んだ手と掴み部22、32との間にも大きな滑り 抵抗がかかり、手と掴み部22、32との滑りを防止できる。従って、手と蓋c との滑りを防止でき、容器本体bに対して蓋cを回し易く、容易に緩めることが できる。
【0017】 又、蓋cの径が小さい場合は、上述のように受容部3の径小受容孔31に入れ て行うが、その際、蓋cの径が小さいために径小受容孔31に入れた後の受容部 3の掴み部32の径が小さい場合には、掴み部32に大きな回転トルクをかけ難 い。そこで、このような場合には、受容部3の径小受容孔31に蓋cを入れた後 、図5に示すように、輪状の余剰部2を前後両側から押圧し補助具本体1を二つ 重ねにして板状態にし、図6に示すように受容部3と余剰部2との境界部分から 折り返して受容部3の掴み部32に巻き付ける。その際、余剰部2を合成ゴム製 の板状の補助具本体1から構成しているため、二つ重ねにした余剰部2を掴み部 32に沿わせて容易に巻き付けることができる。これにより、受容部3の掴み部 32の径を大きくでき、掴み部32に容易に大きな回転トルクをかけることがで きる。従って、径の小さい蓋cが強く締め付けられている場合でも、受容部3に よって蓋cを容易に緩めることができる。尚、この場合は、巻き付けた余剰部2 の外周が受容部3の掴み部となる。
【0018】 又、上述の場合において、容器本体bに対する蓋cの回動操作に際して、容器 本体bを押さえた他方の手と容器本体bとが滑り易い場合には、図7に示すよう に、他のもう一つの蓋操作用補助具10aを用い、他の蓋操作用補助具10aの 受容部3の径小受容孔31に容器本体bを挿入して掴み部32を掴むようにする 。こうすることにより、手と蓋cとの滑りを防止できると同時に、手と容器本体 bとの滑りをも防止でき、より確実に蓋cを緩めることができる。尚、この図7 では、二つの蓋操作用補助具10、10a各々の受容部3、3を使用している場 合を示しているが、二つの蓋操作用補助具10、10a各々の余剰2の径大受容 孔21、21を使用して蓋cの回動操作を行うようにしても良い。
【0019】 一方、蓋cの径が余剰部2の径大受容孔21より小さく、且つ受容部3の径小 受容孔31よりやや大きいような場合は、余剰部2の径大受容孔21に入れて行 っても良いが、受容部3の径小受容孔31の入れて行うようにしても良い。蓋c の径が余剰部2の径大受容孔21の径に比して相当小さくて両者の差が大きい場 合には、余剰部2の径大受容孔21に入れた蓋cを掴み部22から掴み難くなる 。そこで、このような場合には、蓋cを受容部3の径小受容孔31に押し入れる ようにして行えば、受容部3の径小受容孔31の径が蓋cの径より小さいために 、押し入れ後は、受容部3の弾性によって内周面全体が蓋cの外周の略全周に当 接し、受容部3の掴み部32から蓋cを容易に掴むことができる。又、受容部3 の径小受容孔31への蓋cの押し入れに際しては、余剰部2の径大受容孔21か ら連通口4を通して押し入れる。これにより、受容部3の径小受容孔31が蓋c の押し入れに伴って自然と大きく広がって蓋cの押し入れ操作だけで入れること ができ、受容部3の径小受容孔31を手で押し広げなくても良く、押し入れ操作 を容易に行うことができる。
【0020】 又、蓋cの径が余剰部2の径大受容孔21より大きい場合は、図8に示すよう に連通口4を形成している補助具本体1の対向する内周面同士を、引き離す方向 に押し広げる。これにより、余剰部2の径大受容孔21と受容部3の径小受容孔 31とが合わさって一つの大きな径の受容孔5を形成でき、余剰部2の径大受容 孔21より径の大きい蓋cを入れて掴むことができる。尚、この場合は、補助具 本体1の外周全体が掴み部をなす。又、受容孔5に径の大きい蓋cを入れて操作 した後は、蓋cを受容孔5から外せば、補助具本体1の有する弾性によって図2 に示す受容部2と受容部3との二つ輪状を呈する状態に戻る。
【0021】 尚、容器本体bに蓋cを締め付ける場合にも、本願考案の蓋操作用補助具を使 用でき、上記の容器本体bに締めた蓋cを緩める場合と同様の操作で行うことが できる。又、上記使用説明では、蓋操作用補助具を、蓋cに使用したが、蓋cに 使用せず、容器本体bにだけに使用するようにしても良く、こうすることによっ ても、手と容器本体bとの滑りをも防止でき、蓋cの開閉操作を容易なものにで きる。更に、上記使用説明では、蓋cの径が受容部3の径小受容孔31より小さ い場合は、受容部3の径小受容孔31に入れる旨、述べたが、蓋cの径が受容部 3の径小受容孔31より小さい場合でも、余剰部2の径大受容孔21に入れて行 うことは可能であり、余剰部2の一部で行うようにしても良い。その場合におい て、蓋cを受容した余剰部2の外周に、余った余剰部2の部分と受容部3とを巻 き付けるようにし、余った余剰部2の部分と受容部3とを余剰部として機能させ るようにしても良い。但し、その場合は、余剰部2の径大受容孔21の径と蓋c の径とに大きな差ができるため、余剰部2の内周を蓋cの外周に沿わせて掴み難 くなるので、上述のように受容部3の径小受容孔31に入れて行う方が操作し易 いという利点を有する。
【0022】 以上のようにして行うことにより、力の弱い者でも、簡単に蓋cの開閉操作を 行うことができる。又、径の異なる種々の容器本体b又は蓋cにも操作簡単に使 用でき、便利なものにできる。しかも、余剰部2と受容部3とを、合成ゴム製の 無端状の薄板部材を成形することにより並設させた二つの輪状部から構成してい るため、軽量でコンパクトなものにでき、使用し易く、しかも、持ち運びや保管 等の取扱いの容易なものにできる。しかも、材料を節約できるとともに、製作容 易なものにでき、低コストで製作できる。
【0023】 尚、本実施形態では、余剰部2と受容部3との二つの輪状部から構成している が、この形態のものに限らず、三つ以上設けるようにしても良い。例えば余剰部 2と受容部3との間に、余剰部2の径大受容孔21の径と受容部3の径小受容孔 31の径との中間程度の大きさの径の受容孔を有する輪状部を、連通口を介して 各受容孔21、31と連通させて設け、この輪状部を、余剰部として、或いは受 容部として機能させるようにしても良く、適宜変更し得る。
【0024】 又、本実施形態では、連通口4によって余剰部2の径大径大受容孔21と受容 部3の径小径小受容孔31とを連通したものとしているが、この形態のものに限 らず、例えば図9に示すように余剰部2の径大受容孔21と受容部3の径小受容 孔31との間に区画壁6を設けるようにしても良い。又、連通口4を設ける場合 、上記実施形態のように通常状態において、連通口4が開口している形態のもの に限らず、通常状態で、連通口4を形成した補助具本体1の対向する内周面同士 が当接し、外力を加えて引き離すことにより開口して余剰部2の径大受容孔21 と受容部3の径小受容孔31とが連通し得る形態のものであっても良く、この場 合でも、二つの受容孔21、31で一つの径の大きい受容孔を形成でき、余剰部 2の径大受容孔21より径の大きい蓋c又は容器本体bを容易に挿入できる。
【0025】 また、補助具本体1の材質は、合成ゴムから構成する形態のものに限らず、蓋 cや容器本体bに当接した際に滑り抵抗の有するもの、好ましくは合成ゴムのよ うに滑り抵抗の多きもの、例えば弾力性のある合成樹脂でも良く、適宜変更し得 る。
【0026】 又、余剰部2の径大受容孔21や受容部3の径小受容孔31の大きさは、特に 限定されない。又、径大受容孔21や径小受容孔31の形状についても、上記実 施形態のように全体形状を略円形状にする形態のものに限らず、一部に円弧状の 部分を有すれば良く、例えば径大受容孔21や径小受容孔31の全体形状を、楕 円形状にする等適宜変更し得る。
【0027】 更に、余剰部2は、輪状に形成した形態のものに限らず、例えば図10に示す ように折り曲げ可能な板状体の一端を受容部に接続したものでも良く、適宜変更 し得る。
【0028】
【考案の効果】
以上、本願第1の考案は、受容部3を介して容器本体b、又は蓋cを掴むこと ができる。これにより、受容部3の有する滑り抵抗によって手と容器本体b、或 いは手と蓋cとを滑り難くでき、容器本体bに対して蓋cを回し易くできる。 又、余剰部2を受容部3の外周に巻付けることにより、受容部3の外周の径を 大きくでき、径を大きくした受容部3を掴んで回すことにより、容器本体b又は 蓋cに大きな回転トルクをかけることができ、容器本体bに対して蓋cを容易に 回すことができる。
【0029】 本願第2の考案は、余剰部2によって受容部3の径を大きくする場合は、輪状 部を板状態にして受容部3との境界部から折り曲げられて受容部3の外周に巻付 けることにより、受容部3の径を大きくできる。これにより、容器本体b又は蓋 cに大きな回転トルクをかけることができ、容器本体bに対して蓋cを容易に回 すことができる。又、余剰部2に形成された受容孔21に容器本体b、又は蓋c を入れて余剰部2の外周側から掴むことにより、余剰部2を介して容器本体b、 又は蓋cを掴むことができ、余剰部2を受容部としても機能させることができる 。これにより、例えば余剰部2を受容部3より径の大きいものに形成しておけば 、受容部3の径より径の大きい容器本体b、又は蓋cを余剰部2で掴むことがで きる。従って、径の異なる種々の容器本体b又は蓋cに適応でき、使用便利なも のにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の容器の蓋操作用補助具の一実施形態
の側面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】余剰部の径大受容孔に、容器の蓋を挿入した状
態の斜視図である。
【図4】受容部の径小受容孔に、容器の蓋を挿入した状
態の斜視図である。
【図5】受容部の径小受容孔に、容器の蓋を挿入し、余
剰部を板状態にした状態の斜視図である。
【図6】容器の蓋を挿入した受容部に、板状態にした余
剰部を巻き付けた状態の平面図である。
【図7】二つの蓋操作用補助具を用いる場合の説明図に
係り、一つの蓋操作用補助具における受容部の径小受容
孔に容器の蓋を挿入し、別の蓋操作用補助具の径小受容
孔に、容器の容器本体を挿入した状態の斜視図である。
【図8】連通口を押し広げて、径大受容孔と径小受容孔
とで一つの径の大きい受容孔を形成する際の説明図であ
る。
【図9】蓋操作用補助具の他の実施形態の平面図であ
る。
【図10】蓋操作用補助具の更に他の実施形態の平面図
である。
【図11】本願考案の容器の蓋操作用補助具を使用する
一実施形態の容器の斜視図である。
【符号の説明】
1 補助具本体 2 余剰部 3 受容部 4 連通口 21 径大受容孔 31 径小受容孔 a 容器 b 容器本体 c 蓋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】変形可能な受容部(3) と、余剰部(2) とを
    備え、受容部(3) が、受容孔(31)を備えることにより、
    容器本体(b) にねじ締めされる蓋(c) を有する瓶容器や
    プラスチック容器等の容器(c) における容器本体(b) 、
    又は蓋(c) が受容孔(31)に受容されて受容部(3) の外周
    側から掴まれ得るようになされ、 余剰部(2) が、容器本体(b) 又は蓋(c) を受容した受容
    部(3) の外周に巻付け可能とされたものであることを特
    徴とする容器の蓋操作用補助具。
  2. 【請求項2】受容部(3) が、無端状の薄板部材を成形す
    ることにより並設された弾性変形可能な複数の輪状部の
    内の一つの輪状部から構成されたものであり、余剰部
    (2) が、その複数の輪状部の内の他の輪状部から構成さ
    れることにより、余剰部(2) が、輪状部を板状態にして
    受容部(3) の外周に巻付け可能とされたものであること
    を特徴とする請求項1記載の容器の蓋操作用補助具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021142986A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 河淳株式会社 キャップ類オープナー

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