JP3047972B1 - インパクトドットプリンタ用の記録ヘッド - Google Patents

インパクトドットプリンタ用の記録ヘッド

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JP3047972B1
JP3047972B1 JP37269398A JP37269398A JP3047972B1 JP 3047972 B1 JP3047972 B1 JP 3047972B1 JP 37269398 A JP37269398 A JP 37269398A JP 37269398 A JP37269398 A JP 37269398A JP 3047972 B1 JP3047972 B1 JP 3047972B1
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Abstract

【要約】 【課題】 長期にわたってダンパスペーサを正しく位置
決め保持すること。 【解決手段】 印字レバーの復帰の際の衝撃を吸収する
ダンパゴム4の上面に、レバーホルダ10内面の位置決
め突部11により位置決めされる複数枚のダンパスペー
サ6、6を積層することにより、印字レバーが当接した
際に最上位のダンパスペーサ6に面方向の力が作用して
も、これらの間に生じる摩擦作用によってダンパスペー
サ6にズレが生じないようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインパクトドットプ
リンタ用の記録ヘッドに関し、より詳しくは印字レバー
と当接するダンパ機構に特徴を有するインパクトドット
プリンタ用の記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】インパクトドットプリンタ用の記録ヘッ
ドは、一般に、図3に示したように、先端に印字ワイヤ
aを備えた印字レバーbを印字方向に付勢する電磁コイ
ルcと、これらの印字レバーbを非印字位置に復帰させ
る復帰バネdとによって構成され、さらに、復帰位置で
印字レバーbと当接するダンパは、ストローク調整用ス
ペーサeとダンパゴムfとダンパスペーサgとの積層体
としてレバーホルダhの内面中央部に取付けられてい
る。
【0003】また、ダンパゴムfの上面を被覆するダン
パスペーサgは、図4に示したように、各印字レバーb
の背面先端部と当接する放射状の当接片g1を細い連接
片g2で結合したリング状に形成され、外周に突出した
各当接片g1を、レバーホルダhの内面に放射状に突出
形成した各位置決め突部h1の間に嵌め込むことによっ
てレバーホルダhの内面に位置決め固定されていて、こ
れらの当接片g1により印字レバーbが直接ダンパゴム
fに接触するのを避けるとともに、連接片g2の撓みに
よってダンパゴムfが十分に撓み得るように構成されて
いる。
【0004】ところで、印字レバーb先端の印字ワイヤ
aは、ノーズフレームj基端部側のガイド板k1に列設
した楕円形状のガイド孔から先端ガイド板k2に列設し
た直線状のガイド孔へと順次撓ませられて挿入されてい
る関係上、各印字レバーbは、ダンパスペーサgと当接
した際、印字レバーbに作用する横向きの力によりこれ
を面方向に変位させようとする結果、長期の使用によっ
ては、レバーホルダhの位置決め突部h1の側面に当接
片g1を喰い込ませて位置ズレを生じさせ、印字レバー
bを当接片g1に正しく当接させ得なくなって、ついに
はダンパスペーサgを折損させてしまうといった不都合
が生じる。
【0005】このような問題に対して、実開平1−69
331号公報に示された記録ヘッドは、レバーホルダに
メッキ層を施して表面硬化させることによりダンパスペ
ーサの喰い込みを防ぐようにしたものであるが、このよ
うな硬化処理には、数μm程度の厚さでメッキ層を形成
することが必要で、製造コストの大巾な上昇を招くばか
りでなく、熱処理に伴う変形や、レバーホルダの材質の
如何によってはメッキ層に剥れが生じてしまうといった
不都合が発生する。
【0006】また一方、ダンパスペーサの当接片外端部
両側を折り曲げることによって、位置決め突部への喰い
込みを抑えるようにしたものも、本出願人が実開平2−
44041号公報において提案しているが、耐久性を高
めるために剛性の大なるSR4やSK3といった炭素工
具鋼を用いてダンパスペーサを形成したような場合に
は、当接片の先端部に曲げ加工を施すことが事実上でき
ないといった点でさらに改良すべき余地を残している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
長期の使用によっても、ダンパスペーサの変位や破損を
生じさせることのない新たなインパクトドットプリンタ
用の記録ヘッドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はかか
る課題を達成するために、印字後の印字レバーを復帰バ
ネの付勢力により非印字位置へ復帰させる形式のインパ
クトドットプリンタ用の記録ヘッドにおいて、印字レバ
ーの復帰衝撃力を緩衝するダンパ部材の上面に、印字レ
バーの各背面先端部と当接する多数の当接片を環状の連
接部の外周に放射状に突出形成させた少なくとも2枚の
薄板金属材よりなるダンパスペーサを積層配置して、こ
れらのダンパスペーサに設けた当接片をそれぞれレバー
ホルダの内面に突設した位置決め突部の間に係合させる
ようにしたものである。
【0009】
【作用】このように構成したことにより、復帰行程の際
の印字レバーの当接によりダンパスペーサ6が面方向の
力を受けても、これら相互の摩擦接触によって面方向の
ズレを可及的に抑えるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、レバーホルダ10の内面に取付
けた本発明の一実施例をなすダンパ機構を示した図であ
る。
【0011】このダンパ機構1は、印字レバーのストロ
ークを調整するための金属や樹脂製の薄板材よりなるス
トローク調整用スペーサ2と、復帰時に生じる印字レバ
ーの衝撃力を吸収するダンパゴム4と、印字レバーがダ
ンパゴム4と直接接触するのを抑えるためのダンパスペ
ーサ6、6を互いに積層したものとして構成されてい
る。
【0012】ストローク調整用スペーサ2とダンパゴム
4は、ドーナツ状に形成されている。
【0013】ところで、ダンパゴム4の上面を覆うダン
パスペーサ6は、本発明の主要部をなす部品で、この実
施例については、2枚のダンパスペーサ6、6を積層し
たものとして構成されている。
【0014】これらのダンパスペーサ6、6は、放射状
に配設した各印字レバーの背面先端部と当接するよう、
これらと等しい間隔をもって放射状に配列された当接片
7‥‥と、これらの当接片7‥‥を互いに結びつける狭
巾の連接片8‥‥とにより同じ形状をなす円環状の部材
として形成され、これらの各当接片7‥‥によって印字
レバーが直接ダンパゴム4に接触しないようにするとと
もに、印字レバーと当接した際に狭巾の各連接片8‥‥
を撓ませることによって、ダンパゴム4の衝撃吸収機能
を十分に発揮させるように構成されている。
【0015】これらのダンパスペーサ6、6は互いに重
ね合わされた上、外周に突出した各当接片7‥‥をレバ
ーホルダ10の内面に突設した各位置決め突部11の間
に挿入することにより、各当接片7‥‥を重ね合わせた
状態でダンパゴム4の上に正しく位置決め載置される。
【0016】このように構成された実施例において、い
ま、復帰バネに付勢された印字レバーの背面先端部がダ
ンパスペーサ6当接すると、印字レバーは、2枚のダン
パスペーサ6、6の各連接片8、8を撓ませながらダン
パゴム4を収縮させて、この際の衝撃を吸収させるとと
もに、つぎの瞬間、復帰したダンパゴム4の弾性力によ
りもとの復帰位置に戻される。
【0017】ところで、放射状に配列された各印字レバ
ーには、これらの先端の印字ワイヤが、ノーズ先端のワ
イヤガイドに設けた直線状のガイド孔へと撓ませられた
状態で導かれている関係上、各印字レバーにはそれぞれ
の印字ワイヤを介して横向きの力が作用しているため、
復帰行程の際にこれらの印字レバーが最上部のダンパス
ペーサ6に面方向の力を作用させてこれを面方向に変位
させようとする。
【0018】しかしながら、このダンパスペーサ6は、
これと重合関係にあるその直下のダンパスペーサ6と強
く摩擦接触しているため、面方向の変位は可及的に低く
抑えられ、また、例え面方向に変位したとしても、その
変位は、直下のダンパスペーサ6を伴ったものとなるた
め、これらの外周に突出した各当接片7‥‥をレバーホ
ルダ10内面の位置決め突部11に緩く接触させ、か
つ、その際の押圧力を2枚のダンパスペーサ6、6に分
散させることになって、長期の使用によっても各当接片
7‥‥が位置決め突部11の側面に喰い込んでダンパス
ペーサ6、6を変位させることをなくす。
【0019】ところで、以上はダンパスペーサ6を2枚
重ねた実施例によって本発明を説明したものであるが、
必要によっては2枚以上のダンパスペーサ6を重ね合わ
せることによって、この面方向の変位の変位をさらに軽
減させるとともに、これらのダンパスペーサ6、6に、
レバーストローク調整用のスペーサとしての機能をも同
時に付与させることができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、衝撃
吸収用ダンパ部材の上面に、印字レバーの先端部と当接
する多数の当接片を環状の連接部の外周に突出させた
くとも2枚のダンパスペーサを積層配置して、これらの
ダンパスペーサに設けた各当接片をホルダ内面に突設し
た位置決め突部の間に嵌め込むようにしたので、印字レ
バーの復帰行程の際例えダンパスペーサに面方向の
撃力が作用した場合でも、衝撃吸収用ダンパ部材とダン
パスペーサとの間の面方向のズレを抑えつつ、金属材よ
りなるダンパスペーサ相互の間の弱い摩擦作用により、
これらの間に僅かなズレを生じさせ、レバーホルダ内面
の位置決め突部との当接力を弱めるとともに、放射状に
突設した個々の当接片により面方向の衝撃力を分散させ
て吸収することにより、これらがレバーホルダ内面の位
置決め突部に強く喰い込むのをなくし、長期にわたって
ダンパスペーサを正しく保持して、印字レバーの正常な
動作を確保することができる。
【0021】しかも、これらのダンパスペーサを、放射
方向の当接片と、これらを結合する狭巾の連接片とから
なる同一形状をした円環状の部材として形成したので、
積層させた状態でも印字ヘッドとの当接により連接片を
十分に撓ませ、ダンパ部材に必要な撓みを生じさせるこ
とを可能にすると同時に、積層すべきダンパスペーサの
数によっては、これらに印字レバーのストローク調整用
の機能をも付与させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をなすダンパ機構の分解斜視
図である。
【図2】同上装置におけるダンパスペーサとレバーホル
ダ内面の位置決め突部との接触状態を示した図である。
【図3】一般的なインパクトドットプリンタ用記録ヘッ
ドの側面図である。
【図4】同上記録ヘッドのダンパスペーサのズレを示し
た図である。
【符号の説明】
2 ストローク調整用スペーサ 4 ダンパゴム 6 ダンパスペーサ 7 当接片 8 連接片 10 レバーホルダ 11 位置決め突部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字後の印字レバーを復帰バネの付勢力
    により非印字位置へ復帰させる形式のインパクトドット
    プリンタ用の記録ヘッドにおいて、 上記印字レバーの復帰衝撃力を緩衝するダンパ部材の上
    面に、上記印字レバーの各背面先端部と当接する多数の
    当接片を環状の連接部の外周に放射状に突出形成させた
    少なくとも2枚の薄板金属材よりなるダンパスペーサを
    積層配置して、該ダンパスペーサに設けた上記当接片を
    それぞれレバーホルダの内面に突設した位置決め突部の
    間に係合させたことを特徴とするインパクトドットプリ
    ンタ用の記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 少なくとも2枚の上記ダンパスペーサ
    を、上記印字レバーの配列ピッチに合わせて形成した放
    射状の当接片と、該当接片相互を結合する狭巾の連接
    とからなるほぼ同形の円環状の部材として形成したこと
    を特徴とする請求項1記載のインパクトドットプリンタ
    用の記録ヘッド。
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