JP3047960U - 不動産情報提供装置 - Google Patents

不動産情報提供装置

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JP3047960U
JP3047960U JP1997008995U JP899597U JP3047960U JP 3047960 U JP3047960 U JP 3047960U JP 1997008995 U JP1997008995 U JP 1997008995U JP 899597 U JP899597 U JP 899597U JP 3047960 U JP3047960 U JP 3047960U
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成人 今永
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株式会社アイラック
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大学に合格した新入生が賃貸住宅に入居する
場合、地理的に不案内な土地で、希望する入居条件に適
合した賃貸住宅を探すことは困難である。 【解決手段】 多数の賃貸住宅について、各賃貸住宅ご
とに各種の情報を記憶した記憶装置2と、賃貸住宅への
入居希望者の入居条件を入力する入力装置3と、記憶装
置2に記憶されている賃貸住宅に関する各種の情報の中
から入力装置3に入力された入居条件に適合する賃貸住
宅を検索する演算装置1と、検索された賃貸住宅を表示
する出力装置4とを備えた不動産情報提供装置を提供す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、地理的に不案内な土地へ引っ越して、賃貸住宅へ入居しようとす る者が、希望する入居条件に適合した賃貸住宅を現地へ行かなくても探すことが できるようにした不動産情報提供装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
大学受験に合格した新入生は、親元から離れて賃貸住宅に入居する場合がある 。賃貸住宅へ入居しようとする者(以下、「入居希望者」という)は、部屋の大 きさや家賃だけでなく、駅からの距離やコンビニエンスストアの場所など周囲の 状況などを入居条件として賃貸住宅を探す。賃貸住宅を探す入居希望者は、大学 周辺の不動産業者を訪れたり、大学の紹介を受けることが多い。
【0003】 また、賃貸住宅への入居希望者は不動産情報誌によって、賃貸住宅を探す場合 もある。しかし、不動産情報誌は家賃、広さ、最寄りの駅からの時間などぐらい の情報しか得ることができない。したがって、肝心の住居の位置、大学からのア クセス、部屋の形状などを知るには現地に赴くしかない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
賃貸住宅への入居希望者は、希望する入居条件に適合する物件が大学周辺で見 つからなければ、その日又は後日に別の駅など他の地域へ探しに行くことになる 。しかし、その入居希望者は、地理的に不案内の土地で、しかも合格通知から入 学までの短期間に賃貸住宅を探さなくてはならないため、希望する入居条件に適 合する賃貸住宅を探すことができないこともある。希望する入居条件の全てに適 合する賃貸住宅が見つからないときは、最終的に妥協することになる。
【0005】 さらに、賃貸住宅への入居希望者は、入居しようとする地域の相場や近隣状況 を把握しにくいことから、学生生活が始まった後に、友人や知人から入居した賃 貸借条件が有利でないことを知ることがある。すると再度、入居先を探し出し、 転居することもある。しかし新たな賃貸住宅に転居すると、改めて敷金を支払わ なければならず、余分な出費となってしまうだけでなく、引越しのための労力も 大きな負担となる。
【0006】 そこでこの考案は、地理的に不案内な土地へ引っ越して、賃貸住宅へ入居しよ うとする者が、希望する入居条件に適合した賃貸住宅をより的確に探すことがで きるようにした不動産情報提供装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための第1の不動産情報提供装置は、多数の賃貸住宅に ついて、各賃貸住宅ごとに各種の情報を記憶した記憶装置と、賃貸住宅への入居 希望者の入居条件を入力する入力装置と、記憶装置に記憶されている賃貸住宅に 関する各種の情報の中から入力装置に入力された入居条件に適合する賃貸住宅を 検索する演算装置と、検索された賃貸住宅を表示する出力装置とを備えたことを 特徴とするものである。
【0008】 上記の第1の不動産情報提供装置によれば、賃貸住宅への入居希望者は遠く離 れて入居しようとする地域の不動産業者まで行かなくても、その不動産情報提供 装置を設置した現在住んでいる近所の不動産業者など不動産情報提供装置を設置 した場所に行くだけで、入居条件を満足する賃貸住宅を検索することができる。
【0009】 上記の課題を解決するための第2の不動産情報提供装置は、上記の第1の不動 産情報提供装置であって、記憶装置に記憶させる賃貸住宅に関する各種の情報に 、建物の外観、間取りの平面図、建物や間取りの鳥瞰図、部屋の広さ、入居前の 室内の状態、入居後の室内の状態の一例、駅までの徒歩での時間、駅や駐車場並 びに商店街やコンビニエンスストアなど周辺の情報及びそれらを表示した地図、 家賃や敷金、築後年数、エアコンや防音並びに防犯装置や情報機器への接続端末 などの各種設備、ペットを飼うことの可否などの全て又は一部が含められること を特徴とするものである。
【0010】 上記の第2の不動産情報提供装置によれば、記憶装置には賃貸住宅への入居希 望者が現地で確かめたいような賃貸住宅に関する情報が記憶されているため、賃 貸住宅への入居希望者の条件に適合した賃貸住宅が検索される。
【0011】 上記の課題を解決するための第3の不動産情報提供装置は、上記の第1の不動 産情報提供装置であって、入力装置に入力する賃貸住宅への入居希望者の入居条 件に、部屋の広さ、駅や駐車場及び周辺の商店街やコンビニエンスストアなど商 店までの距離及び徒歩での時間、家賃や敷金、築後年数、エアコンや防音並びに 防犯装置や情報機器への接続端末などの各種設備の有無、ペットを飼うことなど の全て又は一部が含められることを特徴とするものである。
【0012】 上記の第3の不動産情報提供装置によれば、賃貸住宅への入居希望者が入力装 置から入居する際に希望する様々な入居条件を入力することができる。
【0013】 上記の課題を解決するための第4の不動産情報提供装置は、上記の第1の不動 産情報提供装置であって、記憶装置に記憶される賃貸住宅に関する各種の情報に 、賃貸住宅が所在する場所の不動産業者の情報が含められることを特徴とするも のである。
【0014】 上記の第4の不動産情報提供装置によれば、賃貸住宅から遠く離れた場所で、 入居希望者が入居しようとする賃貸住宅を検索した上で、実際に賃貸住宅が所在 する場所の不動産業者に案内を受けてから、正式に決定することができる。
【0015】
【考案の実施の形態】
この考案の実施の形態を図1から図7を参照しながら説明する。この発明の不 動産情報提供装置は図1に示すように、演算装置1を中心に記憶装置2と入力装 置3と出力装置4とが接続されるものであり、記憶装置2には多数の賃貸住宅に 関する各種の情報が記憶され、入力装置3から入力される入居条件に適合する賃 貸住宅が、演算装置1によって検索され、出力装置4に表示される。
【0016】 記憶装置2に記憶される各種の情報は、建物の外観、間取りの平面図、建物や 間取りの鳥瞰図、部屋の広さ、入居前の室内の状態、入居後の室内の状態の一例 、駅までの徒歩での時間、駅や駐車場並びに商店街やコンビニエンスストアなど 周辺の情報及びそれらを表示した地図、家賃や敷金、築後年数、エアコンや防音 並びに防犯装置や情報機器への接続端末などの各種設備、ペットを飼うことの可 否などの全て又は一部が含められる。上記の防犯装置は、賃貸住宅共通の出入口 で、暗証番号を入力することにより開扉することができるようにしたものが含ま れる。情報機器への接続端末には、衛星放送(BS)や衛星通信(CS)を受信する ための端末が含まれる。
【0017】 入力装置3は、賃貸住宅への入居希望者が入居条件を入力するためのものであ り、キーボードやマウスなどによって構成される。その入居条件は、部屋の広さ 、駅や駐車場及び周辺の商店街やコンビニエンスストアなど商店までの距離及び 徒歩での時間、家賃や敷金、築後年数、エアコンや防音並びに防犯装置や情報機 器への接続端末などの各種設備の有無、ペットを飼うことなどの全て又は一部が 含められる。
【0018】 演算装置1は記憶装置2に記憶されている賃貸住宅に関する各種の情報の中か ら入力装置3に入力された入居条件に適合する賃貸住宅を検索するものである。 この演算装置1によって検索された賃貸住宅は出力装置4に表示される。出力装 置4は少なくともディスプレイを必須のものとし、プリンタを含めることが好ま しい。
【0019】 このような不動産情報提供装置は賃貸住宅が実際に所在している場所から遠く 離れた場所の不動産業者などに設置される。そして、次のようにして、入居条件 に適合した賃貸住宅を検索する。
【0020】 当初、不動産情報提供装置の出力装置4を構成するディスプレイには、入居を 希望する地域を選択することができるようになっている。その地域は、都道府県 や市町村から選択するほか、大学の学部名を入力することにより、大学周辺の市 町村が自動的に表示されるようにすることもできる。
【0021】 地域が入力された後、入居希望者が希望する入居条件を入力する。入居条件は 例えば図2に示すように、ディスプレイに表示された一定の範囲内から選択する ことができるようにする。この入居条件に適合する賃貸住宅が演算装置1によっ て記憶装置2内から検索され、図3に示すようにディスプレイに表示される。こ こでは、賃貸住宅の名称と所在地の地図とが表示される。
【0022】 その中から詳しく知りたい賃貸住宅を選択すると、図4に示すように、家賃や 広さなどの概要情報、外装、室内の状態、間取りなどが表示される。別の賃貸住 宅について知りたいときは、元の画面に戻り、任意に選択する。このようにして いくつかの賃貸住宅が紹介される。出力装置4としてプリンタが接続されている ときは、それぞれ印刷して見比べることができる。そして、入居希望者の入居条 件に適合する賃貸住宅が見つかると、入居の契約を結ぶ。
【0023】 あるいは、入居の仮契約を結び、実際に現地を訪問して、実際に見てから契約 を結ぶようにすることもできる。このときは、賃貸住宅が所在している場所の不 動産業者と、賃貸住宅から遠く離れて不動産情報提供装置を設置した不動産業者 とがタイアップし、不動産情報提供装置を設置した不動産業者が入居希望者に賃 貸住宅の所在している不動産業者を紹介し、図5に示すようにその不動産業者名 と訪問の日時などを決めておく。
【0024】 したがって、不動産業者は一方から他方へ賃貸住宅を紹介し、他方から一方へ 入居希望者を紹介するだけでなく、相互に賃貸住宅と入居希望者とを紹介し合う ほうがお互いの特徴を活かすことができる。そのため、各不動産業者に本考案に かかる不動産情報提供装置を設置し、それぞれの不動産情報提供装置を電話回線 などで接続したネットワークを形成することもできる。
【0025】 さらに不動産業者の不動産情報提供装置が個別に電話回線などで接続されるだ けでなく、ネットワークを運営する事業者がホストコンピュータを設置して、フ ランチャイズ契約した全国各地の各不動産業者の不動産情報提供装置がホストコ ンピュータに接続されることにより、全国的なネットワークを形成することがで きる。そのネットワークを運営する事業者は、賃貸住宅に関する各種の情報を一 元的に集中して管理するようにすることができる。
【0026】 この場合、例えば図6に示すように、ネットワークを運営する事業者、入居希 望者、高校、不動産業者、大学の各マスターが、各種マスターとしてホストコン ピュータに入力される。ネットワークを運営する事業者を明らかにすることによ り、このネットワークに対する信頼性を確保することができる。また高校や大学 のマスターが入力されることにより、新入生は高校や大学でこのネットワークを 利用することができる。この各種マスターは、変更があるたびに更新され、また 定期的に内容の確認をすることにより、信頼性を維持する。
【0027】 このように、不動産情報提供装置がネットワークによって結ばれることにより 、賃貸住宅の情報が豊富になり、入居希望者の多様な入居条件に適合した賃貸住 宅を的確に検索することができる。
【0028】 ネットワークの構成は、図7に示すように、インターネットの回線を通じて各 不動産情報提供装置11と情報管理側のサーバー10との間で構築することもで き、通常のパソコンを情報端末装置として使用することにより、直接の入居希望 者以外の者に対しても一般的な賃貸情報として提供できるので、潜在的な顧客の 掘り起こしを行うこともできる。
【0029】 なお、この考案は、上記実施の形態に限定されることはなく、実用新案登録請 求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、種々の変更が可能である。 例えば、入居希望者は大学への新入生に限定するものではなく、社会人の単身者 など幅広く利用することができる。
【0030】
【考案の効果】
この考案に係る不動産情報提供装置によれば、賃貸住宅への入居希望者が所望 の入居条件を入力することにより、その入居条件に適合する賃貸住宅が的確に検 索され、部屋の間取り、家賃等といった基本的な情報のみならず、所在地周辺の 日常生活に直結するさまざまな情報も表示されるので、地理的に不案内な入居希 望者に対し、現地に行かなくても入居希望条件により適合した賃貸住宅情報を的 確に提供することができ、充分に納得した状態で希望の物件を短時間に見つける ことができる。特に、大学に合格した新入生などが地理的に不案内な土地で、希 望する賃貸住宅を探す場合に、有効な情報提供を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る不動産情報提供装置の概略構成
図である。
【図2】入居条件を入力する際の一例を示す概略図であ
る。
【図3】入居条件に適応した賃貸住宅の名称と場所が紹
介された画面を示す概略図である。
【図4】紹介された賃貸住宅の詳しい内容を示す概略図
である。
【図5】賃貸住宅の所在する場所の不動産業者を示す概
略図である。
【図6】ホストコンピュータにデータベースとして記録
される各種マスターの例を示す図である。
【図7】この考案に係る不動産情報提供装置によってネ
ットワークを形成した場合を概念的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 演算装置 2 記憶装置 3 入力装置 4 出力装置

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の賃貸住宅について、各賃貸住宅ご
    とに各種の情報を記憶した記憶装置と、 賃貸住宅への入居希望者の入居条件を入力する入力装置
    と、 記憶装置に記憶されている賃貸住宅に関する各種の情報
    の中から入力装置に入力された入居条件に適合する賃貸
    住宅を検索する演算装置と、 検索された賃貸住宅を表示する出力装置とを備えたこと
    を特徴とする不動産情報提供装置。
  2. 【請求項2】 記憶装置に記憶させる賃貸住宅に関する
    各種の情報に、建物の外観、間取りの平面図、建物や間
    取りの鳥瞰図、部屋の広さ、入居前の室内の状態、入居
    後の室内の状態の一例、駅までの徒歩での時間、駅や駐
    車場並びに商店街やコンビニエンスストアなど周辺の情
    報及びそれらを表示した地図、家賃や敷金、築後年数、
    エアコンや防音並びに防犯装置や情報機器への接続端末
    などの各種設備、ペットを飼うことの可否などの全て又
    は一部が含められることを特徴とする請求項1に記載の
    不動産情報提供装置。
  3. 【請求項3】 入力装置に入力する賃貸住宅への入居希
    望者の入居条件に、部屋の広さ、駅や駐車場及び周辺の
    商店街やコンビニエンスストアなど商店までの距離及び
    徒歩での時間、家賃や敷金、築後年数、エアコンや防音
    並びに防犯装置や情報機器への接続端末などの各種設備
    の有無、ペットを飼うことなどの全て又は一部が含めら
    れることを特徴とする請求項1に記載の不動産情報提供
    装置。
  4. 【請求項4】 記憶装置に記憶される賃貸住宅に関する
    各種の情報に、賃貸住宅が所在する場所の不動産業者の
    情報が含められることを特徴とする請求項1に記載の不
    動産情報提供装置。
JP1997008995U 1997-10-09 1997-10-09 不動産情報提供装置 Expired - Lifetime JP3047960U (ja)

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