JP3047858B2 - ダイバーシティ受信機 - Google Patents

ダイバーシティ受信機

Info

Publication number
JP3047858B2
JP3047858B2 JP9142267A JP14226797A JP3047858B2 JP 3047858 B2 JP3047858 B2 JP 3047858B2 JP 9142267 A JP9142267 A JP 9142267A JP 14226797 A JP14226797 A JP 14226797A JP 3047858 B2 JP3047858 B2 JP 3047858B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
phase
intermediate frequency
combined
signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9142267A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10336086A (ja
Inventor
勝博 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP9142267A priority Critical patent/JP3047858B2/ja
Publication of JPH10336086A publication Critical patent/JPH10336086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3047858B2 publication Critical patent/JP3047858B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radio Transmission System (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイバーシティ
受信機に関し、特に、2相位相変調(BPSK)された
信号を受信して合成信号を生成するダイバーシティ受信
機に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のダイバーシティ受信機の構
成例を示すブロック図である。このダイバーシティ受信
機は、混合器1a,1bと、電圧制御発振器2a,2b
と、ループフィルタ3a,3bと、位相検波器4と、合
成器5とから概略構成されている。混合器1a、電圧制
御発振器2a、ループフィルタ3a及び位相検波器4が
受信信号Sr1に対して位相同期ループを構成すると共
に、混合器1b、電圧制御発振器2b、ループフィルタ
3b及び位相検波器4が受信信号Sr2に対して位相同期
ループを構成している。
【0003】混合器1aは、受信信号Sr1を電圧制御発
振器2aが生成する発振信号SGaにより周波数変換し、
中間周波信号S'r1を出力する。一方、混合器1bは、
受信信号Sr2を電圧制御発振器2bが生成する発振信号
SGbにより周波数変換し、中間周波信号S'r2を出力す
る。これにより、位相検出器4が中間周波信号S'r1の
位相と中間周波信号S'r2の位相との位相差を検出して
位相差信号Sdを出力するので、ループフィルタ3a,
3bは、位相差信号Sdの高調波成分を除去すると共
に、位相差信号Sdを電圧積分し、電圧制御発振器2
a,2bの発振信号SGa及びSGbの発振周波数を制御す
るための制御電圧として供給する。従って、位相差信号
Sdのレベルが0になる、即ち、中間周波信号S'r1の位
相と中間周波信号S'r2の位相との位相差が0(同相)
になるように2つの位相同期ループが動作する。そし
て、合成器5は、中間周波信号S'r1と中間周波信号S'
r2とを同相で合成して合成信号Soとして出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のダイバーシティ受信機は、連続的な搬送波(CW)
を変調した受信信号に対しては正常に動作するが、2相
位相変調された受信信号には、連続的な搬送波が含まれ
ておらず、変調信号に対応してその位相が同相と逆相に
切り替わっているため、合成信号Soが逆相で合成さ
れ、そのレベルが全くなくなってしまうという問題があ
った。以下、その理由を説明する。受信信号として2相
位相変調された信号が用いられる場合には、位相同期ル
ープを構成する位相検波器4から出力される位相差信号
Sdのレベルが、中間周波信号S'r1の位相と中間周波信
号S'r2の位相が同相の時だけでなく、逆相の時も0に
なることがあるため、位相同期ループが逆相時にも安定
してしまう場合がある。これにより、合成信号Soが逆
相で合成されてしまうのである。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、2相位相変調された2つの受信信号のダイバー
シティ受信時に確実に同相合成された合成信号を生成す
ることができるダイバーシティ受信機を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明に係るダイバーシティ受信機
は、2相位相変調された2つの受信信号をそれぞれ位相
同期ループにより周波数変換した2つの中間周波信号を
同相で合成して合成信号を生成するダイバーシティ受信
機において、上記2つの中間周波信号の一方の位相をπ
相だけ反転して出力するπ相移相器と、上記2つの中間
周波信号の他方と上記π相移相器の出力信号を合成する
合成器と、上記合成信号及び上記合成器の出力信号のレ
ベルに応じて上記合成信号又は上記合成器の出力信号の
いずれかを出力する切替器とを備えてなることを特徴と
している。
【0007】また、請求項2記載の発明に係るダイバー
シティ受信機は、第1及び第2の発振信号をそれぞれ出
力する第1及び第2の電圧制御発振器と、2相位相変調
された第1及び第2の受信信号をそれぞれ上記第1及び
第2の発振信号により周波数変換し、それぞれ第1及び
第2の中間周波信号を出力する第1及び及び第2の混合
器と、上記第1及び第2の中間周波信号の位相差を検出
して位相差信号を出力する位相検出器と、上記位相差信
号から高調波成分を除去するとともに、上記位相差信号
を電圧積分してその出力電圧によってそれぞれ上記第1
及び第2の電圧制御発振器の発振周波数を制御する第1
及び第2のループフィルタと、上記第2の中間周波信号
の位相をπ相だけ反転して出力するπ相移相器と、上記
第1及び第2の中間周波信号を合成して第1の合成信号
として出力する第1の合成器と、上記第1の中間周波信
号と上記π相移相器の出力信号を合成して第2の合成信
号として出力する第2の合成器と、上記第1及び第2の
合成信号のレベルをそれぞれ検出して第1及び第2の検
出信号を出力する第1及び第2の振幅検出器と、上記第
1及び第2の検出信号のレベルを比較してその比較結果
を比較判定信号として出力する電圧比較器と、上記比較
判定信号に基づいて、上記第1又は第2の合成信号のい
ずれかを出力する切替器とを備えてなることを特徴とし
ている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の態様について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1はこの発明の一実施例であるダイ
バーシティ受信機の構成を示すブロック図であり、この
図において、図2の各部に対応する部分には同一の符号
を付け、その説明を省略する。この図に示すダイバーシ
ティ受信機においては、合成器5'と、π相移相器6
と、振幅検出器7a,7bと、電圧比較器8と、切替器
9とが新たに設けられている。
【0009】π相移相器6は、中間周波信号S'r2の位
相をπ相だけ反転して出力する。合成器5'は、合成器
5と同一構成であり、その位相がπ相だけ反転された中
間周波信号S'r2と、中間周波信号S'r1とを同相で合成
して合成信号S'oとして出力する。振幅検出器7a,7
bは、それぞれ合成信号So及び合成信号S'oのレベル
を検出して検出信号SDa及びSDbを出力する。電圧比較
器8は、検出信号SDaのレベルと検出信号SDbのレベル
を比較してその比較結果を比較判定信号SCとして出力
する。切替器9は、電圧比較器8から供給される比較判
定信号SCに基づいて、合成信号So又は合成信号S'oの
いずれかを合成信号合成信号SoXとして出力する。
【0010】上記構成のダイバーシティ受信機を用いて
合成信号Soの生成を行うには、まず、混合器1aは、
2相位相変調された受信信号Sr1を電圧制御発振器2a
が生成する発振信号SGaにより周波数変換し、中間周波
信号S'r1を出力する。一方、混合器1bは、同じく2
相位相変調された受信信号Sr2を電圧制御発振器2bが
生成する発振信号SGbにより周波数変換し、中間周波信
号S'r2を出力する。これにより、位相検出器4が中間
周波信号S'r1の位相と中間周波信号S'r2の位相との位
相差を検出して位相差信号Sdを出力するので、ループ
フィルタ3a,3bは、位相差信号Sdの高調波成分を
除去すると共に、位相差信号Sdを電圧積分し、電圧制
御発振器2a,2bの発振信号SGa及びSGbの発振周波
数を制御するための制御電圧として供給する。従って、
位相差信号Sdのレベルが0になる、即ち、中間周波信
号S'r1の位相と中間周波信号S'r2の位相との位相差が
同相又は逆相になるように2つの位相同期ループが動作
する。
【0011】次に、合成器5は、中間周波信号S'r1と
中間周波信号S'r2とを同相又は逆相で合成して合成信
号Soとして出力する。一方、π相移相器6が中間周波
信号S'r2の位相をπ相だけ反転して出力するので、合
成器5'は、位相がπ相だけ反転された中間周波信号S'
r2と中間周波信号S'r1とを同相又は逆相で合成して合
成信号S'oとして出力する。以上の動作により、例え
ば、合成信号Soが同相合成されていれば、合成信号S'
oは逆相合成されており、逆に、合成信号Soが逆相合成
されていれば、合成信号S'oは同相合成されていること
になる。
【0012】次に、振幅検出器7aが合成信号Soのレ
ベルを検出して検出信号SDaを出力すると共に、振幅検
出器7bが合成信号S'oのレベルを検出して検出信号S
Dbを出力するので、電圧比較器8は、検出信号SDaのレ
ベルと検出信号SDbのレベルを比較してその比較結果を
比較判定信号SCとして出力する。これにより、切替器
9は、電圧比較器8から供給される比較判定信号SCに
基づいて、合成信号So又は合成信号S'oのいずれかを
合成信号SoXとして出力する。以上の動作により、合成
信号SoXは、必ず同相合成されていることなる。
【0013】以下、同相合成された合成信号SoXが必ず
出力される理由を説明する。振幅検出器7a及び7bか
らそれぞれ合成信号So又は合成信号S'oが出力された
時点ではいずれが同期合成されているかは不明である
が、同相合成された信号の振幅レベルは、逆相合成され
た信号の振幅レベルよりも大きい。そこで、合成信号S
o及び合成信号S'oのそれぞれの振幅レベルをそれぞれ
振幅検出器7a及び7bにより検波し、各検波出力であ
る検出信号SDa及びSDbの電圧を電圧比較器8により
いずれの電圧が大きいかを判定し、その大きい電圧を有
する検出信号に対応した合成信号が同相合成されている
と判定し、比較判定信号SCを出力する。これにより、
切替器9は、比較判定信号SCに基づいて、合成信号So
又は合成信号S'oのうち、同相合成された信号を合成信
号SoXとして出力するのである。
【0014】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のダイバ
ーシティ受信機によれば、2相位相変調された2つの受
信信号のダイバーシティ受信時に、2つの受信信号をそ
れぞれ位相同期ループにより周波数変換した2つの中間
周波信号を合成すると共に、2つの中間周波信号の一方
の位相をπ相だけ反転して他方と合成し、これら2つの
合成信号のレベルに応じてそのいずれかを切り替えて出
力するようにしたので、同相合成された合成信号を確実
に生成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるダイバーシティ受信
機の構成を示すブロック図である。
【図2】従来のダイバーシティ受信機の構成例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1a,1b 混合器 2a,2b 電圧制御発振器 3a,3b ループフィルタ 4 位相検波器 5,5' 合成器 6 π相移相器 7a,7b 振幅検波器 8 電圧比較器 9 切替器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/00 H04B 7/02 - 7/12 H04L 1/02 - 1/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2相位相変調された2つの受信信号をそ
    れぞれ位相同期ループにより周波数変換した2つの中間
    周波信号を同相で合成して合成信号を生成するダイバー
    シティ受信機において、 前記2つの中間周波信号の一方の位相をπ相だけ反転し
    て出力するπ相移相器と、 前記2つの中間周波信号の他方と前記π相移相器の出力
    信号を合成する合成器と、 前記合成信号及び前記合成器の出力信号のレベルに応じ
    て前記合成信号又は前記合成器の出力信号のいずれかを
    出力する切替器とを備えてなることを特徴とするダイバ
    ーシティ受信機。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の発振信号をそれぞれ出力
    する第1及び第2の電圧制御発振器と、 2相位相変調された第1及び第2の受信信号をそれぞれ
    前記第1及び第2の発振信号により周波数変換し、それ
    ぞれ第1及び第2の中間周波信号を出力する第1及び及
    び第2の混合器と、 前記第1及び第2の中間周波信号の位相差を検出して位
    相差信号を出力する位相検出器と、 前記位相差信号から高調波成分を除去するとともに、前
    記位相差信号を電圧積分してその出力電圧によってそれ
    ぞれ前記第1及び第2の電圧制御発振器の発振周波数を
    制御する第1及び第2のループフィルタと、 前記第2の中間周波信号の位相をπ相だけ反転して出力
    するπ相移相器と、 前記第1及び第2の中間周波信号を合成して第1の合成
    信号として出力する第1の合成器と、 前記第1の中間周波信号と前記π相移相器の出力信号を
    合成して第2の合成信号として出力する第2の合成器
    と、 前記第1及び第2の合成信号のレベルをそれぞれ検出し
    て第1及び第2の検出信号を出力する第1及び第2の振
    幅検出器と、 前記第1及び第2の検出信号のレベルを比較してその比
    較結果を比較判定信号として出力する電圧比較器と、 前記比較判定信号に基づいて、前記第1又は第2の合成
    信号のいずれかを出力する切替器とを備えてなることを
    特徴とするダイバーシティ受信機。
JP9142267A 1997-05-30 1997-05-30 ダイバーシティ受信機 Expired - Lifetime JP3047858B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9142267A JP3047858B2 (ja) 1997-05-30 1997-05-30 ダイバーシティ受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9142267A JP3047858B2 (ja) 1997-05-30 1997-05-30 ダイバーシティ受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10336086A JPH10336086A (ja) 1998-12-18
JP3047858B2 true JP3047858B2 (ja) 2000-06-05

Family

ID=15311383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9142267A Expired - Lifetime JP3047858B2 (ja) 1997-05-30 1997-05-30 ダイバーシティ受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3047858B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10336086A (ja) 1998-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100193862B1 (ko) 안정된 주파수를 얻기 위한 주파수변환기
KR960706711A (ko) 위상/주파수 변조기(phase/frequency modulator)
JPS6119261A (ja) 周波数変換回路
JPS5835428B2 (ja) 搬送波再生回路
US5296820A (en) Coherent demodulator preceded by non-coherent demodulator and automatic frequency control circuit
KR970007985B1 (ko) 직접 혼합 동기 am 수신기
WO2007025355A1 (en) Reconfigurable signal modulator
US6476765B2 (en) Reception circuit and adaptive array antenna system
JP3047858B2 (ja) ダイバーシティ受信機
KR0121388Y1 (ko) 위성방송 수신기의 반송파 복구장치
JP2919328B2 (ja) 変調回路
JPS6225543A (ja) 局部発振器の周波数安定化方式
US20030067357A1 (en) Automatic multiple II/4 phase shifter
JP3399017B2 (ja) 位相同期装置
JP2000505986A (ja) ディジタル受信機ロッキングデバイス
JPH06216769A (ja) Pll回路およびpll回路を有するデジタル復調回路
JP2526684B2 (ja) 搬送波再生回路
JP3410841B2 (ja) 位相変調波キャリア再生回路
JP2943625B2 (ja) 搬送波再生方式
JP2829548B2 (ja) ローカル信号発生回路
KR100268229B1 (ko) 무선통신 시스템에서 더블 위상동기루프에 의한 복조회로
JP3067945B2 (ja) 変調装置およびその変調装置を備えた無線装置
JPS61225905A (ja) 出力位相可変型位相同期発振器
JPH06291787A (ja) ディジタル信号復調装置
JPH08125705A (ja) 搬送波再生回路