JP3047748U - 遊戯具 - Google Patents
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- JP3047748U JP3047748U JP1997008797U JP879797U JP3047748U JP 3047748 U JP3047748 U JP 3047748U JP 1997008797 U JP1997008797 U JP 1997008797U JP 879797 U JP879797 U JP 879797U JP 3047748 U JP3047748 U JP 3047748U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 中空球状の透明な容器内に水と擬似模型を入
れた遊戯具に於いて、変化性や意外性を大幅に高めるこ
とができ、大人でも十分に楽しめるようにする。 【解決手段】 中空の球状に形成され、内部に水Wを入
れた透明な合成樹脂製の容器2と、容器2内に入れられ
た擬似模型3とから成る遊戯具1であって、前記容器2
の外壁の一部に水Wを出し入れする開口2cを形成する
と共に該開口2cを栓体4により開閉可能とし、又、前
記擬似模型3の比重を1±0.002に調整する。
れた遊戯具に於いて、変化性や意外性を大幅に高めるこ
とができ、大人でも十分に楽しめるようにする。 【解決手段】 中空の球状に形成され、内部に水Wを入
れた透明な合成樹脂製の容器2と、容器2内に入れられ
た擬似模型3とから成る遊戯具1であって、前記容器2
の外壁の一部に水Wを出し入れする開口2cを形成する
と共に該開口2cを栓体4により開閉可能とし、又、前
記擬似模型3の比重を1±0.002に調整する。
Description
【0001】
本考案は、室内で転がして遊んだり、或いはプールや風呂に入ったときに水や お湯の中に入れて遊んだりする遊戯具に係り、特に水を用いた遊戯具の改良に関 するものである。
【0002】
従来、水を用いた遊戯具としては、透明な中空の球体の中に水と動物等をかた どった模型を入れたものが知られている。
【0003】 即ち、前記遊戯具は、図示していないが、中空の球状に形成され、内部に少量 の水を入れた透明な合成樹脂製の容器と、容器内に入れられ、容器内の水に浮く 合成樹脂製の擬似模型(例えばアヒルをかたどった模型)とから構成されており 、室内の床面上で転がして遊んだり、或いはプールや風呂へ入ったときに水の中 やお湯の中に入れて遊んだりするものである。
【0004】 而して、前記遊戯具を室内の床面上で転がすと、容器内の水と模型が揺れ動き 、又、遊戯具をプールや浴槽に入れると、容器や模型が水面を漂いながら容器内 の水や模型が揺れ動くようになっている。従って、使用者は、遊戯具の動きの変 化性や意外性を見て楽しむことができるようになっている。
【0005】
然し乍ら、従来のこの種の遊戯具は、容器が完全な密閉構造に構成され、容器 内の水を出し入れできない構造となっている為、プールや浴槽に入れたときに常 に同じような状態(常に水面を漂った状態)となる。その結果、遊戯具自体の動 きの変化性や意外性が低く、しばらく遊んでいると直ぐに飽きが来ると云う難点 がある。然も、容器内に入れられた模型も、その形状や色彩が比較的単調である 為、上記問題がより一層助長されることになる。
【0006】
本考案は、従前の水を用いた遊戯具に於ける上述の如き問題を解決せんとする もであり、その目的は、変化性や意外性を大幅に高めることができ、大人でも十 分に楽しめるようにした遊戯具を提供するものである。
【0007】
上記目的を達成する為に、本考案の請求項1の考案は、中空の球状に形成され 、内部に水を入れた透明な合成樹脂製の容器と、容器内に入れられた擬似模型と から成る遊戯具であって、前記容器の外壁の一部に水を出し入れする開口を形成 すると共に該開口を栓体により開閉可能とし、又、前記擬似模型の比重を1±0 .002に調整したことに特徴がある。
【0008】 本考案の請求項2の考案は、容器の内面若しくは外面の一部に所望の模様を印 刷又は貼着したことに特徴がある。
【0009】 本考案の請求項3の考案は、擬似模型を、浮体と、浮体の重心から所定距離を おいて固定されている重錘とで構成した魚形の模型としたことに特徴がある。
【0010】 本考案の請求項4の考案は、擬似模型を、中央に比重調整用の中空膨出部を設 けた透明な上部円盤と、薄い蛍光板製の中間円盤と、透明な下部円盤とを積層し 、前記各円盤の外周縁部を相互に固着一体化して成る未確認飛行物体形の模型と したことに特徴がある。
【0011】 本考案の請求項5の考案は、擬似模型を、惑星や衛星、太陽を表す球状体を薄 い蛍光板より成る二個の中空半球体により囲繞した星形の模型としたことに特徴 がある。
【0012】
【実施例】 以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 図1及び図2は本考案の第1の実施の形態に係る遊戯具1を示すものであり、 当該遊戯具1は、水Wが入れられる中空球状の容器2と、容器2内に入れられた 擬似模型3とから構成されて居り、容器2内に入れる水Wの量を調整できるよう になっていると共に、擬似模型3が容器2内の水Wの中で略一定の姿勢を保てる ようにしたものである。
【0013】 具体的には、前記容器2は、図1及び図2に示す如く、無色透明な合成樹脂で 形成された二個の中空半球体2a,2aの端面同士を突き合わせ、この突き合わ せ部分を超音波溶接や高周波溶接等の溶接により固着一体化することによって、 中空の球状に形成されている。 尚、各中空半球体2a,2aの端面には、両中空半球体2a,2aの端面同士 を突き合わせたときに互いに嵌合して両中空半球体2a,2aが完全な球体を形 成できるように位置決め用の段部2b,2bが夫々形成されている。
【0014】 そして、前記容器2の外壁の一部には、容器2内の水Wを出し入れする為の開 口2cが形成されている。即ち、この開口2cは、一方の中空半球体2aの外壁 の頂部に形成されており、外側の方が内側の方よりも大径となっている。又、開 口2cの内周縁部には容器2の内方へ突出する筒部2dが形成されている。開口 2cの内周縁部に筒部2dを形成するのは、開口2cへ後述する栓体4を挿着し たときに該開口2cを完全に密閉できるようにする為である。
【0015】 前記栓体4は、容器2の開口2cに着脱自在に挿着されて開口2cを開閉する ものであり、合成ゴムや天然ゴムにより段付きの円柱状に形成されている。 具体的には、栓体4は、図1及び図2に示す如く、容器2の開口2cの小径部 分に挿着される軸部4aと、軸部4aに連接されて開口2cの大径部分に挿着さ れる鍔部4bとから成り、開口2cへ挿着したときにあまり目立たない色、例え ば白色等に着色されている。又、栓体4の大きさは、栓体4を開口2cへ挿着し たときに開口2cを完全に密閉でき、且つ栓体4の鍔部4b上面が容器2の外表 面と略面一になるように設定されている。
【0016】 尚、この実施の形態に於いては、容器2の外径φは90mmに、容器2の外壁 の厚みtは2.4mmに、開口2cの大径部分の内径φ1 は10mmに、開口2 cの小径部分の内径φ2 は8mmに、容器2の外周面から筒部2dの先端までの 距離Lは5.5mmに夫々設定されている。又、栓体4の軸部4aの外径φ3 は 8.4mmに、栓体4の鍔部4bの外径φ4 は10.4mmに、栓体4の長さL 1 は7mmに夫々設定されている。
【0017】 一方、上述した容器2内に入れられる擬似模型3は、大きさ及び形状等は様々 であるが、この実施の形態では、熱帯魚の形に似せて作られている。この魚形の 擬似模型3には、特願平5−315113号の明細書及び図面(図2及び図3) に開示された構造のものが使用されている。
【0018】 即ち、前記擬似模型3は、図1乃至図3に示す如く、比重が0.6程度の独立 ゴム発泡性樹脂により形成され、外表面に色彩が施された魚形状を呈する略偏平 楕円状の浮体3′と、浮体3′の外周の一部に固定状に埋め込まれ、模型3の浮 力を調整する鉛製の重錘3″とより成る。 前記重錘3″は、浮体3′の重心G(浮体3′の中程にある)から下方へ所定 距離L2 隔てたところにあり、この位置は模型3が表す熱帯魚の腹部下縁中央に あたる。又、模型3全体の比重は、1±0.002に調整されている。従って、 この模型3を水中に入れたときには当該模型3が一定の姿勢に保たれることにな る。 尚、模型3の外面に気泡が付き難くなるように浮体3′の外面には濡れ性を向 上させる処理が施されている。何故なら模型3の外面に気泡が付くと、模型3の 浮力が変化して、好ましくないからである。又、この模型3は、容器2を組み立 てる際に容器2内へ入れられる。
【0019】 次に、前記遊戯具1を用いて室内やプール(若しくは風呂)で遊ぶ場合につい て説明する。尚、遊戯具1の容器2内には、予め所定量の水Wが入れられている ことは勿論である。
【0020】 先ず、室内で遊ぶ場合には、容器2を床面上で転がす。そうすると、容器2内 の擬似模型3は、重心Gから離れた位置に重錘3″が固定され、且つ模型3全体 の比重が1±0.002に調整されている為、容器2が床面を転動しても、容器 2内の水Wの中に浮いた状態で略一定姿勢に保たれる。その結果、模型3の魚が 床面に沿って移動し、床面上を泳いでいるように見え、見る人に極めて特異な印 象を与える。 又、容器2内に筒部2d及び栓体4の先端部が突出した状態となっている為、 容器2が床面上を転がると、模型3が筒部2dや栓体4でつつかれたり、或いは 容器2内の水Wが若干掻き回されて水流が発生することになる。その結果、容器 2内の模型3が水Wの中で若干動くことになり、模型3の魚が容器2内で実際に 泳いでいるように見える。
【0021】 一方、プール(若しくは風呂)で遊ぶ場合には、遊戯具1をプール(若しくは 浴槽)に入れると、容器2が水中(お湯の中)を浮遊し、この様子を見て楽しむ ことができる。 特に、容器2内に水Wを一杯に入れている場合には、図4に示すように容器2 全体が水面下に位置し、且つ容器2も透明な部材で形成されていることとも相俟 って、容器2自体が余り見えないことになる。その結果、模型3の魚が単体で水 中(若しくはお湯の中)を泳いでいるように見えることになり、極めて興味を引 かれることになる。 又、水(若しくはお湯)を掻き混ぜたり、或いは容器2を手で押したりすると 、容器2が水中(若しくはお湯の中)で激しく揺れ動くことになり、模型3の魚 が水中(若しくはお湯の中)を素早く泳いでいるように見えることになる。 更に、模型3の魚が容器2内に入れられている為、幼児が誤って口に入れてし まうこともなく、安全性にも極めて優れている。 そして、容器2内に入れる水Wの量を少なくすると、図5に示すように容器2 が水面から上方へ突出した状態で水面上を漂うことになり、この様子を見て楽し むことができる。 このように、この遊戯具1は、容器2内の水Wの量を調整することによって、 プールや風呂に入れたときにその形態を変化させることができる為、長期間使用 しても飽きが来ると云うことがない。
【0022】 図6は本考案の第2の実施の形態に係る遊戯具1を示すものであり、当該遊戯 具1は、容器2の内面若しくは外面に所望の模様5を印刷したものである。即ち 、この遊戯具1は、容器2の内面の一部に海草を写真印刷したものであり、その 他の構成は、上記第1の実施の形態に係る遊戯具1と全く同一形状及び同一構造 に構成されている。
【0023】 この遊戯具1に於いては、上述した第1の実施の形態に係る遊戯具1と同様の 作用効果を奏することができる。然も、この遊戯具1は、容器2の内周面の一部 に模様5(海草)を形成している為、容器2の回転に応じて模型3が見え隠れす ることになり、動きの変化性や意外性がより高くなる。又、容器2の内周面に模 様を形成している為、遊戯具1を長期間使用しても、模様5が簡単に剥離するこ とがない。 尚、図6に於いては、模様5を容器2の内面若しくは外面に印刷する構成とし ているが、模様5を印刷したシート状のものを容器の内面若しくは外面に貼着す るようにしても良い。
【0024】 図7は本考案の第3の実施の形態に係る遊戯具1を示すものであり、当該遊戯 具1は、容器2内に入れられる擬似模型3を金魚に似せて作ったものである。こ の魚形の擬似模型3には、特願平5−315113号の明細書及び図面(図5及 び図6)に開示された構造のものが使用されている。
【0025】 即ち、前記模型3は、図7及び図8に示す如く、金魚に似せて作られた浮体3 ′と、浮体3′の外周の一部に固定状に埋め込まれ、模型3の浮力を調整する鉛 製の重錘3″とより成る。 前記浮体3′は、第1の実施の形態に係る模型3の浮体3′と同じ樹脂により 形成されており、魚体に当たる魚体部3aと、腹ひれに当たる腹ひれ部3bと、 尾ひれに当たる尾ひれ部3cとより成る。又、魚体部3aには背ひれ部3d及び 尾部突出部3eが一体成形されており、腹ひれ部3b及び尾ひれ部3cは何れも 厚みが0.01〜0.02mmのHPPEフィルムより成る。 そして、腹ひれ部3bは、概ね三角形状に形成され、その三角形の1つの頂点 の部分で魚体部3aの腹に相当する部分に接着され、又、尾ひれ部3cは、所定 形状に成形された後、断面形状が逆V字となるように折り曲げられて、その折曲 げ部の一方の端で尾部突出部3eに接着されている。 尚、この遊戯具1に於いては、擬似模型3を除くその他の構成(容器2及び栓 体4)が、上記第1の実施の形態に係る遊戯具1と全く同一形状及び同一構造に 構成されている。
【0026】 この遊戯具1に於いては、上述した第1の実施の形態に係る遊戯具1と同様の 作用効果を奏することができる。然も、この遊戯具1は、魚形の模型3の一部に 柔軟性のフィルムを使用している為、尾ひれ部3c及び腹ひれ部3bが容器2内 の水Wの中でひらひらと動くことになり、模型3の魚が恰も生きているように水 中を泳ぐように見え、水中をより複雑に遊泳することになる。その結果、動きの 変化性や特異性が高くなり、長期間使用しても飽きが来ると云うことがない。
【0027】 図9は本考案の第4の実施の形態に係る遊戯具1を示すものであり、当該遊戯 具1は、容器2内に入れられる擬似模型3を未確認飛行物体(UFO)形の模型 3としたものである。この未確認飛行物体形の擬似模型3には、特開平8−72 498号公報の明細書及び図面(図2)に開示された構造のものが使用されてい る。
【0028】 即ち、前記模型3は、図9及び図10に示す如く、薄い透明アクリル板より成 る上部円盤3fと下部円盤3gとの間に、薄い蛍光板より成る中間円盤3hを挾 着し、各円盤3f,3g,3hの外周端面を固着一体化することにより所謂UF O形に形成されている。 前記上部円盤3fの中央にはコックピットを形成する中空膨出部3iが形成さ れており、その膨出部3iの内部容積を変えることにより、模型3の比重調整が 行なわれている。このUFO形の模型3も、その比重が約1±0.002となる ように調整されている。又、前記下部円盤3gの下面には脚部3jが形成されて いる。 そして、このUFO形の模型3では、太陽光線や蛍光灯からの光が上部円盤3 f(又は下部円盤3g)を通して中央の中間円盤3hへ入射されると、入射光の 大部分は蛍光板より成る中間円盤3hの外周端面を通して外部へ放射されること になり、中間円盤3hの外周端面がより強く光ることになる。 即ち、蛍光板より成る中間円盤3hはアクリル等の透明材の中に蛍光材を分散 混入せしめたものであり、蛍光材の種類により入射光は選択散乱(紫外線等は遷 移散乱)をし、蛍光板の外表面に対する照射角度が一定値以下の散乱光は、蛍光 板の外表面より外部へ放射されることなしに蛍光板内を横方向に通過し、その外 周端面より外方へ放射されることになる。 その結果、上述の如く、中間円盤3hの外周端面のみが明るく光ることになり 、UFO形の模型3は、恰かも外周端面のみが独自に光っているような状態とな る。 尚、この遊戯具1に於いては、擬似模型3を除くその他の構成(容器2及び栓 体4)が、上記第1の実施の形態に係る遊戯具1と全く同一形状及び同一構造に 構成されている。
【0029】 この遊戯具1に於いては、上述した第1の実施の形態に係る遊戯具1と同様の 作用効果を奏することができる。 即ち、容器2を床面上で転がすと、容器2内の擬似模型3は、容器2の転動に 関係なく容器2内の水Wの中に浮いた状態で略一定姿勢に保たれることになり、 床面上を飛んでいるように見え、見る人に極めて特異な印象を与える。 又、遊戯具1をプールや浴槽に入れると、模型3のUFOが単体で水中やお湯 の中を遊泳しているように見える。然も、UFO形の模型3は、蛍光板より成る 中間円盤3hの外周端面が太陽光線や蛍光灯により明るく光る為、恰も外輪部が 光っているように遊泳し、極めて特異な印象を見る人に与えることになる。
【0030】 図11は本考案の第5の実施の形態に係る遊戯具1を示すものであり、当該遊 戯具1は、容器2内に入れられる擬似模型3を惑星形(地球形)の模型3とした ものである。この地球形の擬似模型3には、特開平8−72498号公報の明細 書及び図面(図4)に開示された構造のものが使用されている。
【0031】 即ち、前記模型3は、地球を表した惑星形の模型3であり、図11から明らか なように表面に地図等を描いたプラスチック材製の球状体3kの外表面を、厚さ 約2mmの薄い蛍光板より成る中空半球体3lで囲繞することにより形成されて いる。この模型3の比重の調整は、球状体3kの内部空間容積を変えることによ り調整されている。 又、前記蛍光板材にはブルー色のものが使用されており、両中空半球体3lの 接続端面は、これを直角の方向から見ると、ブルー色に明るく光って見えること になる。即ち、惑星形の模型3の外輪部が光って見えることになる。 尚、この遊戯具1に於いては、擬似模型3を除くその他の構成(容器2及び栓 体4)が、上記第1の実施の形態に係る遊戯具1と全く同一形状及び同一構造に 構成されている。
【0032】 この遊戯具1に於いては、上述した第4の実施の形態に係る遊戯具1と同様の 作用効果を奏することができる。然も、この遊戯具1は、模型3の外殻を形成す る蛍光板製の中空半球体3lの接続端面が他の部分よりも明るく光るため、見る 人と模型3の角度位置によって模型3の外殻輪が複雑に光り、恰かも地球が青味 がかった光に包まれているような感を呈しているのと同様の状態が現出される。
【0033】 尚、上記各実施の形態に係る遊戯具1に於いては、二個の中空半球体2a,2 aの端面同士を溶接により固着一体化して容器2を形成するようにしたが、他の 実施の形態に於いては、二個の中空半球体2a,2aの端面同士を接着剤により 固着一体化して容器2を形成するようにしても良い。
【0034】 上記各実施の形態に係る遊戯具1に於いては、栓体4をゴム材により形成する ようにしたが、他の実施の形態に於いては、栓体4を無色透明な軟質性の合成樹 脂により形成するようにしても良い。この栓体4を使用すると、遊戯具1を水中 やお湯の中に入れたときに容器2のみならず栓体4も殆ど見えなくなり、模型3 のみがより際立って見えることになる。
【0035】 上記第2の実施の形態に係る遊戯具1に於いては、容器2に模様5として海草 を印刷するようにしたが、容器2に印刷する模様5は上記のものに限定されるも のではなく、如何なる模様5であっても良い。 例えば、容器2に入れる模型3が海に生息する魚の場合には海草の他に、海藻 や珊瑚、模型3の魚と異なる種類の魚、海中の景色等を印刷するようにしても良 く、又、容器2に入れる模型3が真水に生息する魚の場合には水草や模型3の魚 と異なる種類の魚、川や湖等の水中の景色等を印刷するようにしても良い。更に 、容器2に入れる模型3が未確認飛行物体や星形の模型3の場合には宇宙船、人 工衛星、恒星、惑星、衛星、彗星、星雲、宇宙の景色等を印刷するようにしても 良い。 尚、容器2に入れる模型3の種類に関係なく、他の模様(例えば動物や花、昆 虫、幾何学的な模様等)を容器2に形成するようにしても良い。
【0036】 上記第1乃至第3の実施の形態に係る遊戯具1に於いては、容器2内に魚形の 模型3を入れるようにしたが、他の実施の形態に於いては、特願平5−3151 13号の明細書及び図面の図7乃至図9に開示された構造の魚形の模型3を容器 2内に入れるようにしても良い。
【0037】 上記第4の実施の形態に係る遊戯具1に於いては、容器2内に未確認飛行物体 形の模型3を入れるようにしたが、他の実施の形態に於いては、特開平8−72 498号公報の明細書及び図面の図3に開示された構造の未確認飛行物体形の模 型3を容器2内に入れるようにしても良い。
【0038】 上記第5の実施の形態に係る遊戯具1に於いては、球状体3kの外表面に中空 半球体3lを密着させて被せるようにしたが、他の実施の形態に於いては、球状 体3kと中空半球体3lの間に厚さ0.5mm位いの薄い水層を形成するように しても良い。このようにすると、内部の球状体3kが外側の中空半球体3lの内 壁面へより密着した感を呈することになり、内部の球状体3kの外表面がより鮮 明に外部より見えるようになる。
【0039】 上記第第5の実施の形態に係る遊戯具1に於いては、容器2内に地球形の模型 3を入れるようにしたが、他の実施の形態に於いては、図示しないが、月を表わ す模型や太陽を表わす模型、或いは宇宙船を表す模型を入れても良い。即ち、月 や太陽を表す模型は、図11の場合と同様であり、内部の球状体とそれを囲繞す る蛍光板製の二つの中空半球体から形成されており、前者(月)の場合にはオレ ンジ色の蛍光板材が、又、後者(大陽)の場合にはレッド色の蛍光板材が使用さ れる。 更に、宇宙船の模型の場合も、図11と同様に内部の宇宙船体とその外部を囲 繞する蛍光材製のカバー体とから形成されており、カバー体の接続端面が、これ を直角方向に見た場合により明るく光るようになっている。
【0040】
上述の通り、本考案の請求項1の考案は、内部に水を入れた透明な合成樹脂製 の中空状の容器を水を出し入れできる構成とし、容器の内部に比重が1±0.0 02に調整された擬似模型を入れている。 その結果、容器を床面上で転がすと、容器が床面を転動していても、模型は容 器内の水の中に浮いた状態で一定姿勢に保たれ、見る人に極めて特異な印象を与 えることになる。 又、容器内の水の量を調整できる構成としている為、水の量を変えることによ って水面を漂わせたり、或いは水中へ沈めて浮遊させたりすることができ、動き の変化性や意外性が高めることができ、長期間遊んでいても、飽きが来ると云う こともない。 特に、容器内に水を一杯入れてプールや風呂に入れた場合には、容器全体が水 中に位置し、容器自体が透明な部材で形成されていることとも相俟って、水中で は容器が殆ど見えず、模型が単体で水の中やお湯の中で動いているように見える ことになり、大人でも十分に楽しむことができる。 更に、模型は、容器内に入れられている為、幼児が誤って口に入れてしまうこ とがなく、安全性にも極めて優れている。
【0041】 本考案の請求項2の考案は、容器の内面若しくは外面の一部に所望の模様を印 刷している為、デザイン性の向上を図れるうえ、容器の回転に応じて模様によっ て模型が見え隠れすることになり、動きの変化性や意外性がより高められる。
【0042】 本考案の請求項3の考案は、擬似模型を、浮体と、浮体の重心から所定距離を おいて固定されている重錘とで構成した魚形の模型としている為、容器の動きに 関係なく、容器内の水の中で略一定の姿勢に保たれることになり、模型の魚が本 物のように見える。
【0043】 本考案の請求項4及び請求項5の考案は、模型を未確認飛行物体や星形の模型 とし、且つ蛍光板を使用するようにしている為、太陽光線や蛍光灯の光がが当た ると、模型の一部が光ることになり、極めて特異な印象を見る人に与えることに なる。 本考案は上述の通り優れた実用的効用を奏するものである。
【図1】本考案の第1の実施の形態に係る遊戯具の分解
正面図である。
正面図である。
【図2】本考案の第1の実施の形態に係る遊戯具の断面
図である。
図である。
【図3】図1に示す遊戯具の擬似模型の断面図である。
【図4】容器内に水を一杯入れた遊戯具を水中へ入れた
状態の説明図である。
状態の説明図である。
【図5】容器内の水を少なくした遊戯具を水中へ入れた
状態の説明図である。
状態の説明図である。
【図6】本考案の第2の実施の形態に係る遊戯具の断面
図である。
図である。
【図7】本考案の第3の実施の形態に係る遊戯具の断面
図である。
図である。
【図8】図7に示す遊戯具の擬似模型の断面図である。
【図9】本考案の第4の実施の形態に係る遊戯具の断面
図である。
図である。
【図10】図9に示す遊戯具の擬似模型の断面図であ
る。
る。
【図11】本考案の第4の実施の形態に係る遊戯具の断
面図である。
面図である。
1は遊戯具、2は容器、2cは開口、3は擬似模型、
3′は浮体、3″は重錘、3fは上部円盤、3gは下部
円盤、3hは中間円盤、3iは中間膨出部、3kは球状
体、3lは中空半球体、4は栓体、5は模様、Wは水。
3′は浮体、3″は重錘、3fは上部円盤、3gは下部
円盤、3hは中間円盤、3iは中間膨出部、3kは球状
体、3lは中空半球体、4は栓体、5は模様、Wは水。
Claims (5)
- 【請求項1】 中空の球状に形成され、内部に水(W)
を入れた透明な合成樹脂製の容器(2)と、容器(2)
内に入れられた擬似模型(3)とから成る遊戯具(1)
であって、前記容器(2)の外壁の一部に水(W)を出
し入れする開口(2c)を形成すると共に該開口(2
c)を栓体(4)により開閉可能とし、又、前記擬似模
型(3)の比重を1±0.002に調整したことを特徴
とする遊戯具。 - 【請求項2】 容器(2)の内面若しくは外面の一部に
所望の模様(5)を印刷又は貼着したことを特徴とする
請求項1に記載の遊戯具。 - 【請求項3】 擬似模型(3)を、浮体(3′)と、浮
体(3′)の重心から所定距離(L2 )をおいて固定さ
れている重錘(3″)とで構成した魚形の模型としたこ
とを特徴とする請求項1に記載の遊戯具。 - 【請求項4】 擬似模型(3)を、中央に比重調整用の
中空膨出部(3i)を設けた透明な上部円盤(3f)
と、薄い蛍光板製の中間円盤(3h)と、透明な下部円
盤(3g)とを積層し、前記各円盤(3f),(3
h),(3g)の外周縁部を相互に固着一体化して成る
未確認飛行物体形の模型としたことを特徴とする請求項
1に記載の遊戯具。 - 【請求項5】 擬似模型(3)を、惑星や衛星、太陽を
表す球状体(3k)を薄い蛍光板より成る二個の中空半
球体(3l),(3l)により囲繞した星形の模型とし
たことを特徴とする請求項1に記載の遊戯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997008797U JP3047748U (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 遊戯具 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3047748U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020185349A (ja) * | 2019-05-11 | 2020-11-19 | ユーズ株式会社 | スノードーム |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP1997008797U patent/JP3047748U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020185349A (ja) * | 2019-05-11 | 2020-11-19 | ユーズ株式会社 | スノードーム |
JP7390562B2 (ja) | 2019-05-11 | 2023-12-04 | I-sonat株式会社 | スノードーム |
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