JP3047727U - 清掃具 - Google Patents

清掃具

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JP3047727U
JP3047727U JP1997008506U JP850697U JP3047727U JP 3047727 U JP3047727 U JP 3047727U JP 1997008506 U JP1997008506 U JP 1997008506U JP 850697 U JP850697 U JP 850697U JP 3047727 U JP3047727 U JP 3047727U
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cleaning
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head
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JP1997008506U
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陽一 鈴木
啓二 阿部
泰樹 堤
幸子 青木
信義 衣川
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清掃具本体に清掃布を簡単且つ確実に装着す
ることができると共に、その取り外しも容易な清掃具を
提供すること。 【解決手段】 清掃用シート2,2を貼り合わせて貼り
合わせ部3を設け、該貼り合わせ部3の内側に挿入空間
Sを有し、該貼り合わせ部3の外側に非貼り合わせ部4
を有する扁平な袋状に形成し、該挿入空間Sへの挿入口
Iを有する清掃布1と、柄12の先端部に清掃布装着用
のヘッド部13を備えた清掃具本体11とからなる清掃
具において、上記挿入口Iの両側端には上記貼り合わせ
部3を延設することにより、上記挿入口Iの幅を上記挿
入空間S内部の幅より狭くしてあり、上記非貼り合わせ
部4が短冊状にカットされており、上記ヘッド部13
が、その後端部両側部に上記清掃布固定用の突部15を
有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、清掃具に関し、詳しくは、清掃具本体に清掃布を簡単且つ確実に装 着することができると共に、その取り外しも容易な清掃具に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
近年、室内清掃用の清掃具として、静かに且つ水を使わずに手軽に清掃するこ とができる乾式の清掃布を用いた清掃具が提案されており、かかる清掃具に関す る従来技術として、切り込みを入れた清掃用シートを棒状体の先端部に取り付け てはたきのように使用する清掃具が実開昭59ー61763号公報に提案され、 複数のはたき片を帯状装着体の片側に並設し、棒状体の先端部に該帯状装着体を 巻き付けてはたきのように使用する清掃具が実開昭58−174057号公報に 提案されている。 また、本出願人は、乾式の清掃布を用いた清掃具として、拭き取り部とはたき 部とを備えた清掃布をヘッド部に装着して使用する清掃具を特開平9−3800 9号公報において提案している。
【0003】 しかし、このような従来の清掃具においては、被装着体に清掃布固定用の機構 を設け、これにより清掃布を固定させていたため、被装着体の構造が複雑で、製 造工程が複雑であり、また、被装着体を小型化することが困難である等の問題を 有していた。また、耐久性の観点からも好ましいものでなかった。 また、このような従来の清掃具は一般に、清掃布の装着が容易であるものは清 掃布の固定が不十分なものが多く、そのため清掃中に清掃布が脱落する等の不都 合があり、逆に清掃布を強固に固定できるものは清掃布の装着や交換のための取 り外しに手間がかかるという不都合を有していた。
【0004】 従って、本考案の目的は、清掃具本体に清掃布を簡単且つ確実に装着すること ができると共に、その取り外しも容易な清掃具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】 請求項1に記載の考案は、清掃用シートを貼り合わせて貼り合わせ部を設け、 該貼り合わせ部の内側に挿入空間を有し、該貼り合わせ部の外側に非貼り合わせ 部を有する扁平な袋状に形成し、該挿入空間への挿入口を有する清掃布と、柄の 先端部に清掃布装着用のヘッド部を備えた清掃具本体とからなり、上記挿入空間 に上記ヘッド部が挿入されることにより、上記清掃布が上記清掃具本体に装着さ れる清掃具において、上記挿入口の両側端に上記貼り合わせ部を延設することに より、上記挿入口の幅を上記挿入空間内部の幅より狭くしてあり、上記非貼り合 わせ部が短冊状にカットされており、上記ヘッド部が、その後端部両側部に上記 清掃布固定用の突部を有していることを特徴とする清掃具を提供することにより 、上記目的を達成したものである。
【0007】 請求項2に記載の考案は、上記ヘッド部は、縦長の形態を有すると共に上記柄 の先端部に該柄の軸方向に沿う向きに設けられており、上記柄は伸縮自在になさ れていることを特徴とする請求項1に記載の清掃具を提供することにより、上記 目的を達成したものである。
【0008】 請求項3に記載の考案は、上記ヘッド部の幅が、先端部に向かうにつれて漸減 していることを特徴とする請求項1又は2に記載の清掃具を提供することにより 、上記目的を達成したものである。
【0009】 請求項4に記載の考案は、上記ヘッド部の両側縁部が先端部において鋭角で結 合していることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の清掃具を提供するこ とにより、上記目的を達成したものである。
【0010】 請求項5に記載の考案は、上記ヘッド部が、全長30〜200mm、最大幅2 0〜100、平均厚さ5〜30mmで、幅方向の垂直断面形状が上下に凸曲面を 有する凸レンズ状であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の清掃具 を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0011】 請求項6に記載の考案は、上記非貼り合わせ部が短冊状にカットされた部分は 、その長さが上記貼り合わせ部内側の幅の1/10〜2倍であり、その幅が5〜 50mmであり、その側縁部の形状が連続波形形状又は連続山型形状であること を特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の清掃具を提供することにより、上記 目的を達成したものである。
【0012】 請求項7に記載の考案は、上記貼り合わせ部が、頂部から左右両側に緩やかな 曲線を描いて下降する両側部と、該両側部の下端部それぞれから内側に向けて延 設された一対の延設部とからなり、該延設部により上記挿入口の幅が上記挿入空 間内部の幅より狭く形成されており、該延設部の長さが各々3〜20mmである ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の清掃具を提供することにより、 上記目的を達成したものである。
【0013】 請求項8に記載の考案は、上記貼り合わせ部がヒートシールにより形成されて いることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の清掃具を提供することによ り、上記目的を達成したものである。
【0014】 請求項9に記載の考案は、上記柄が、径の異なる少なくとも二本の筒状体が伸 縮自在に連結されてなり、 小径筒状体の先端部に設けたスライダが大径筒状体の内径部に摺動可能に挿入 され、該スライダは、小径筒状体に固着されるボトム部と、ボトム部の外縁から 短筒状に延びるスカート部とを備えており、スライダのボトム部の外周部の軸方 向に沿って設けた狭幅溝及びスカート部の軸方向に沿って設けた広幅溝を、大径 筒状体の内径部の軸方向に沿って延在するガイドリブに係合させることにより、 相伸縮する筒状体間の回転がロックされ、該スライダのスカート部の外周の周方 向に設けた突条部を、大径筒状体の両端寄り内縁部のそれぞれに設けた伸び側ロ ック溝と縮み側ロック溝のそれぞれに係合せしめることにより、相伸縮する筒状 体間の伸縮長さがロック可能とされていることを特徴とする請求項1〜8の何れ かに記載の清掃具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0015】 請求項10に記載の考案は、上記柄に、伸縮動作をスムーズにする空気抜き機 構が設けられていることを特徴とする請求項2〜9の何れかに記載の清掃具を提 供することにより、上記目的を達成したものである。
【0016】 請求項11に記載の考案は、上記ヘッド部の少なくとも表面が柔軟性素材から 形成されていることを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の清掃具を提供 することにより、上記目的を達成したものである。
【0017】 請求項12に記載の考案は、上記清掃用シートが、不織布製であることを特徴 とする請求項1〜11の何れかに記載の清掃具を提供することにより、上記目的 を達成したものである。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の清掃具の一実施形態について図面を参照して説明する。ここで 、図1は本形態の清掃具における清掃布を示す平面図であり、図2は本形態の清 掃具の清掃布装着前の状態を一部省略して示す斜視図であり、図3は本形態の清 掃具の清掃布を装着した状態を一部省略して示す斜視図であり、図4は本形態の 清掃具の全体を示す斜視図であり、図5は本形態の清掃具におけるヘッド部の(a ) 平面図及び(b) 断面図であり、図6〜図12は本形態の清掃具における柄の詳 細を示す図である。
【0019】 本形態の清掃具10は、図2に示すように、不織布製の清掃用シート2,2を 貼り合わせて貼り合わせ部3を設け、該貼り合わせ部3の内側に挿入空間Sを有 し、該貼り合わせ部3の外側に非貼り合わせ部4を有する扁平な袋状に形成し、 該挿入空間Sへの挿入口Iを有する清掃布1と、柄12の先端部に清掃布装着用 のヘッド部13を備えた清掃具本体11とからなり、上記挿入空間Sに上記ヘッ ド部13が挿入されることにより、上記清掃布1が上記清掃具本体11に装着さ れるようになされている。 上記挿入口Iの両側端には上記貼り合わせ部3を延設することにより、上記挿 入口Iの幅W1を上記挿入空間S内部の幅W2より狭くしてあり、 上記非貼り合わせ部4が短冊状にカットされており、 上記ヘッド部13が、その後端部両側部に上記清掃布固定用の突部15を有し ている。
【0020】 以下、本形態の清掃具10についてより詳細に説明する。本形態の清掃具10 は、上記清掃布1と清掃具本体11とからなるが、先ず上記清掃布1について説 明する。 上記清掃布1は、不織布製の清掃シート2,2を重ね合わせ、これらの間を貼 り合わせて、内部に挿入空間Sを有する扁平な袋状に形成したものである。この ように清掃布を構成する清掃シートは、不織布製であることが好ましいが、該不 織布以外にも、例えば、織布、編布、紙等を用いることができる。
【0021】 上記不織布としては、通常公知の各種の製法による不織布を用いることができ 、例えば、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、エアースルー不織布、ポ イントボンド不織布、メルトブローン不織布、レジン(ケミカル)ボンド不織布 、ニードルパンチ不織布等が好ましく用いられる。 不織布を構成する繊維としては、吸塵性に優れ且つ耐摩耗性に優れている繊維 が好ましく、例えば、PE繊維、PP繊維,PET繊維、レーヨン繊維、コット ン繊維、ナイロン繊維等の一種を単独で又は二種以上を適宜に組み合わせて単繊 維又は複合繊維として用いることができる。
【0022】 上記不織布をヒートシールにより貼り合わせて上記清掃布とする場合に特に好 ましい不織布としては、清掃面側にPET繊維(PET100%、1.5d/5 1mm)製の繊維ウェブ(秤量24g/m2 )を使用するとともに、貼り合わせ 面側にPET(芯)/PE(鞘)〔(PET/PE)重量比=60/40、2d /51mm〕の複合繊維製の繊維ウェブ(秤量24g/m2 )を使用し、これら の繊維ウェブを、PP繊維(PP100%)を格子状に形成したPPネット(秤 量5g/m2 )を介しウォーターニードリングで不織布化したものを挙げること ができる。この場合、特に、貼り合わせ面側に使用する繊維ウェブを構成する上 記PET/PE(芯/鞘)複合繊維は、PEを10〜90wt%含むものを使用 することが好ましい。 上記清掃用シート2,2は、互いに同一種類のものであっても異なる種類のも のであっても良く、また、二枚の清掃用シート2,2を用いずに、一枚の清掃用 シートを折曲して二層とし、該二層間を貼り合わせて清掃布としても良い。
【0023】 本形態における二枚の上記清掃用シート2,2は、平面視して略正方形状であ り、該清掃用シート2,2が、中央部から下端部にかけて略U字型に貼り合わさ れることによって上記貼り合わせ部3が形成されている。 上記貼り合わせ部3は、シール法や縫合により形成することができるが、特に シール法により形成することが好ましい。
【0024】 上記貼り合わせ部3をシール法によって設ける場合には、その幅が0.1mm 〜20mm、特に1mm〜10mmであることが好ましい。上記幅が0.1mm 未満であると所望の強度を得難くなる。上記シール法としては、超音波シール法 、ホットメルト接着剤を用いたシール法、ヒートシール法等を採用することがで き、特にヒートシールが好ましい。ヒートシールにより上記貼り合わせ部3を形 成することにより、生産性が向上する。また、シール法によって貼り合わせ部を 形成する場合のシールパターンは、特に限定されるものではないが、好ましいシ ールパターンとしては、例えば、ベタ、ストライプ、ドット等のシールパターン が挙げられる。尚、縫合によって貼り合わせ部を設ける場合には、ミシン縫い等 で用いられる通常の縫合法を採用することが好ましい。
【0025】 上記貼り合わせ部3は、図1に示すように、頂部3aから左右両側に緩やかな 曲線を描いて下降し且つ下端近傍に幅広部31,31を有する両側部3b,3b と、該側部3b,3bの下端部から内側に向けて延設された延設部3c,3cと からなり、該貼り合わせ部3により、該貼り合わせ部3の内側に、内部に挿入空 間Sを有する拭き取り部5が形成され、該貼り合わせ部3の外側に、清掃用シー ト2,2間が貼り合わされていない非貼り合わせ部4が形成されている。
【0026】 上記挿入空間Sは、上記貼り合わせ部3により周囲を囲まれた清掃用シート2 ,2間の空間であり、上記延設部3c,3c間に、該挿入空間Sへの挿入口Iが 形成されている。図1に示すように、上記挿入口の幅W1は、上記挿入空間内部の 最大幅(幅が最大となる部分の幅)より狭く形成されている。具体的には、挿入 口の幅W1は、上記延設部3c,3cの長さの分だけ、上記側部3b,3bの下端 部同士間の幅W2よりも狭くなっている。尚、上記延設部3c,3cの長さは、ヘ ッド部への装着の容易及び装着状態の確実な維持等の観点から各々3〜20mm であることが好ましい。
【0027】 上記非貼り合わせ部4には、上記清掃用シート2,2の周縁部から上記貼り合 わせ部3の近傍まで連続波型形状又は連続山型形状の切り込み9aを入れること によって複数の短冊状のはたき片9が形成されている。 上記はたき片9は、その長さが上記貼り合わせ部3内側の幅(図1における挿 入空間の内部幅W2)の1/10〜2倍であり、その幅が5〜50mmであること が好ましい。該はたき片9の長さが、上記貼り合わせ部3内側の幅の1/5未満 であると、はたき片9の効果が充分に得られず、2倍を越えると、はたき片9が 有効に機能しなくなり、却って掃除し難くなるおそれがある。上記はたき片9の 幅が5mm未満であると、はたき片9同士が絡みやすくなり、50mmを越える と自在に変形し難くなる。また、上記はたき片9の側縁部を連続波型形状又は連 続山型形状とすると、塵埃をより効果的に絡め取ることができ、より効率的な清 掃が可能となる。
【0028】 次に、本形態の清掃具10における上記清掃具本体11について説明する。 上記清掃具本体11は、図2に示すように、柄12と、柄12の先端部に着脱 自在に装着されるヘッド部13とから構成されており、該ヘッド部13に上記清 掃布1が装着される。 上記柄12は、図4に示されるように、径の異なる3本の筒状体12a〜12 cを主体として構成されている。柄12は、これらの筒状体12a〜12cが、 大径の筒状体内に小径の筒状体が前後動可能に挿入され、互いに連結されて伸縮 自在になっている。 上記筒状体12aの先端部の内面には、雌ねじ(図示せず)が形成されており 、後述するヘッド部13のねじ部材17を螺着できるようになしてある。尚、柄 12の後端部には、引き掛け孔12dを有するエンドキャップが取り付けられて おり、本清掃具をフックなどの留め具に掛けることができるようになっている。
【0029】 上記柄12には、伸縮動作をスムーズにする空気抜き機構が設けられている。 即ち、上記円筒状部材12a〜12cそれぞれの後端部には空気抜き穴(図示せ ず)が形成されており、柄12を短くする際には柄内部の空気を排出し、引き延 ばす際には吸気することができるようになっている。
【0030】 上記ヘッド部13は、図2〜5に示したように、縦長の形態を有すると共に上 記柄12の先端部に該柄12の軸方向に沿う向きに設けられており、柔軟性素材 からなる被装着体14を主体として構成されている。上記ヘッド部13(被装着 体14)は先端部に向かうにつれて幅が漸減するように形成されており、中央部 から先端部にかけては平面視して略U字状の輪郭を有するように形成されている 。上記ヘッド部13(被装着体14)の幅方向の垂直断面形状は、上下に凸曲面 を有する凸レンズ状になされている。 上記ヘッド部13(被装着体14)の後端部は後端に向かって急激に拡幅され ており、左右両側に清掃布固定用の突部15,15が形成されている。該突部1 5,15は、長手方向中央部の周縁部の輪郭を後端部まで延長した仮想曲線より も外側に位置する部分であり、上記清掃布1の挿入口Iと係合するようになされ ている。
【0031】 具体的には図1に示す清掃布1の幅広部31の形状に沿う形態とされており、 上記突部の幅方向に突出する長さL1(図5(a)参照)は、2〜20mmであ るのが好ましい。
【0032】 また、本実施形態における上記ヘッド部13(被装着体14)の全長は、30 〜200mmであることが好ましく、該ヘッド部13の最大幅は、20〜100 mmであることが好ましく、該ヘッド部13の平均厚さは、5〜30mmである ことが好ましい。
【0033】 尚、本実施形態における上記ヘッド部13(より具体的には上記被装着体14 )は、平面視して略U字状の輪郭を有するように形成されているが、両側縁部が 先端部において鋭角で結合するような形態であることがより好ましい。上記ヘッ ド部13が両側縁部が先端部において鋭角で結合するような形態であると、隙間 等にスムースに差し込むことができ隙間の清掃を楽に行うことができると共に、 部屋のコーナーを確実に掃除することができる。 上記被装着体14は、発泡ポリウレタンからなり、被装着体14の内部には、 該被装着体14の下端部Aに開口し上記芯材16が挿入される挿入部14aが形 成されている。上記芯材16は、該挿入部14a内に挿入され接着固定されてい る。また、被装着体14の表面は、モールドコート加工により平滑化されており 、清掃布の着脱がスムーズに行えるようになしてある。
【0034】 上記芯材16は、平面視して略矩形状のナイロン製の板ばね(板状の弾性部材 )から構成されており、この芯材16によって、上記被装着体14に適度な剛性 としなりとを付与するようになしてある。また、芯材16の下端部には、外周部 に雄ねじ(図示せず)が形成されたねじ部材17が取り付けられており、上記柄 12の先端部と螺合可能になされている。
【0035】 尚、本形態の清掃具におけるように多孔性の柔軟性素材で作製した場合には、 ヘッド部13の内部に内部に芯材16を配設することが好ましいが、ヘッド部1 3をゴム等の柔軟性弾性部材で作製した場合等には、芯材16を除いた構成とす ることもできる。また、上記清掃具本体11におけるヘッド部13と柄12とは 一体的に形成されていても良く、分離不可能に結合されていても良い。
【0036】 次に、図6〜図12に基づき、本形態の清掃具における上記柄について、より 詳細に説明する。尚、本説明においては、上述のものと同一部材であっても、異 なる符号を付して説明する。
【0037】 本形態の柄12は、小径筒状体の先端部に設けたスライダが大径筒状体の内径 部に摺動可能に挿入され、該スライダは、小径筒状体に固着されるボトム部と、 ボトム部の外縁から短筒状に延びるスカート部とを備えており、スライダのボト ム部の外周部の軸方向に沿って設けた狭幅溝及びスカート部の軸方向に沿って設 けた広幅溝を、大径筒状体の内径部の軸方向に沿って延在するガイドリブに係合 させることにより、相伸縮する筒状体間の回転がロックされ、該スライダのスカ ート部の外周の周方向に設けた突条部を、大径筒状体の両端寄り内縁部のそれぞ れに設けた伸び側ロック溝と縮み側ロック溝のそれぞれに係合せしめることによ り、相伸縮する筒状体間の伸縮長さがロック可能とされている。
【0038】 上記柄12は、2本以上の複数本の筒状体、具体的には、大筒状体31、中筒 状体32、小筒状体33の3本の筒状体を主体として構成され、図6に示される ように、伸縮自在とされている。 大筒状体31と中筒状体32との間では、大筒状体31が上記大径筒状体で、 中筒状体32が上記小径筒状体であり、中筒状体32と小筒状体33との間では 、中筒状体32が上記大径筒状体であり、小筒状体33が上記小径筒状体である 。尚、上記各筒状体31〜33の断面形状円形の他、楕円形、多角形等であって も良く、各筒状体31〜33の構成材料は、塩化ビニル、ABS、PE、PP、 PET、アルミもしくはその合金製のものが好ましい。
【0039】 上記柄12においては、図6〜図8に示すように、握り部となる大筒状体31 の一端開口部側に設けた拡径溝31Aにエンドキャップ34の圧入突部34Aが 圧入され、中筒状体32の一端開口部側に設けた拡径溝32Aに中スライダ35 の圧入嵌合部35Aの圧入突部35Bが圧入され、小筒状体33の一端開口部側 に設けた拡径溝33Aに小スライダ36の圧入嵌合部36Aの圧入突部36Bが 圧入されている。そして、大筒状体31の他端開口部から、中筒状体32に圧入 された中スライダ35が摺動可能に挿入され、中筒状体32の他端開口部から、 小筒状体33に圧入された小スライダ36が摺動可能に挿入され、筒状体31〜 33は互いに伸縮可能に連結されている。更に、小筒状体33の他端開口部に設 けられた雌ねじ部材に指かけ部37を介して、ヘッド13のねじ部材が接続され ている。
【0040】 上記中スライダ35は、図11に示すように、上記中筒状体32に圧入嵌合部 35Aを介して固着される拡壁板状のボトム部35Cと、ボトム部35Cの外縁 から短筒状に伸びるスカート部35Dとを備えており、上記小スライダ36も、 上記中スライダ35と同様に、小筒状体33に圧入嵌合部36Aを介して固着さ れる拡壁板状のボトム部36Cと、ボトム部36Cの外縁から短筒状に伸びるス カート部36Dとを備えている。
【0041】 (A)大筒状体31と中筒状体32の間には、回転ロック手段と長さロック手 段が設けられている。 上記回転ロック手段は、図7〜図9に示す如く、中スライダ35のボトム部3 5Cの外周部で周方向に180度をなす直径方向2位置の軸方向に沿って設けた 狭幅溝35E及びスカート部35Dの周方向に180度をなす直径方向2位置の 軸方向に沿って上記狭幅溝35Eと同軸をなるように設けた広幅溝35Fを、大 筒状体31の内径部の周方向に180度をなす2位置にそれぞれに軸方向全域に 沿って延在したガイドリブ31Bに係合させるものである。そして、中スライダ 35の狭幅溝35E、広幅溝35Fを大筒状体31のガイドリブ31Bにガイド させ、特に狭幅溝35Eをガイドリブ31Bに係合させて両筒状体31,32間 の回転をロックする(図9(A)、(B)参照)。
【0042】 また、長さロック手段は、図7〜図9に示すように、中スライダ35のスカー ト部35Dの外周で両広幅溝35F、35Fを含む直径方向に直交する直径方向 2位置の周方向に沿って設けた突条部35Gを、大筒状体31の両端寄り内径部 のそれぞれに設けた伸び側ロック溝31Cと縮み側ロック溝31Dのそれぞれに 係合させるものである。そして、中スライダ35の突条部35Gを大筒状体31 の伸び側ロック溝31Cに係合させて両筒状体31、32を伸び位置にロックし (図8(C))、中スライダ35の突条部35Gを大筒状体31の縮み側ロック 溝31Dに係合させて両筒状体31、32を縮み位置にロックする(図8(A) 参照)。
【0043】 尚、中筒状体32は、図10に示す如く、大筒状体31の内径部を摺動して伸 縮せしめられるとき、中スライダ35の突条部35Gを大筒状体31の軸方向中 間部の内径部に摺接支持されるとともに、中筒状体32の中間外径部を大筒状体 31の軸方向端部の内径部に摺接支持され、結果として中筒状体32の軸方向の 2位置を2点支持されることで両筒状体31、32の軸ぶれを防ぐ。このとき、 中スライダ35の突条部35Gが設けられているスカート部35Dは、広幅溝3 5Fの存在により大筒状体31への嵌合摺接状態で縮径されて直径方向の弾発的 拡径習性を付与され、この弾発的拡径習性により突条部35Gを大筒状体31の 内面に一定の圧力をもって安定的に摺接せしめられる。そして、筒状体31、3 2が伸び位置もしくは縮み位置のいずれかにセットされたとき、中スライダ35 の突条部35Gが大筒状体31の伸び側ロック溝31C、縮み側ロック溝31D のいずれかに拡径状態で納まって上述の弾発的拡径習性を一時的に喪失してスト レスを解放され、これにより突条部35Gの不必要な縮径維持によるへたりの発 生を防止可能としている。
【0044】 また、大筒状体31の伸び側ロック溝31Cと縮み側ロック溝31Dは、図1 2に示すように、共に大筒状体31の軸方向中央寄りに向かうロック解除用のテ ーパ101,102を備えている。そして、伸び側ロック溝31Cのロック解除 用テーパ101が(図12(B))が、縮み側ロック溝31Dのロック解除用テ ーパ102(図12(A))より急勾配に設定されるようになっている。
【0045】 (B)中筒状体32と小筒状体33の間にも、大筒状体31と中筒状体32の 間におけるのと同様な、回転ロック手段と長さロック手段が設けられている。 中筒状体32と小筒状体33との間の回転ロック手段は、小スライダ36のボ トム部36Cの外周部で周方向に180度をなす直径方向2位置の軸方向に沿っ て設けた狭幅溝36E、及びスカート部36Dの周方向に180度をなす直径方 向2位置の軸方向に沿って上記狭幅溝36Eと同軸をなるように設けた広幅溝3 6Fを、中筒状体31の内径部で周方向に180度をなす2位置にそれぞれに軸 方向全域に沿って延在したガイドリブ32Bに係合させるものである。そして、 小スライダ36の狭幅溝36E、広幅溝36Fを中筒状体32のガイドリブ32 Bにガイドさせ、特に狭幅溝36Eをガイドリブ32Bに係合させて両筒状体3 2,33間の回転をロックする。
【0046】 また、長さロック手段は、小スライダ36のスカート部36Dの外周で両広幅 溝36F、36Fを含む直径方向に直交する直径方向2位置の周方向に沿って設 けた突条部36Gを、中筒状体32の両端寄り内径部のそれぞれに設けた伸び側 ロック溝32C(図示せず)と縮み側ロック溝32Dのそれぞれに係合させるも のである。そして、小スライダ36の突条部36Gを中筒状体32の伸び側ロッ ク溝32Cに係合させて両筒状体32、33を伸び位置にロックし、小スライダ 36の突条部36Gを中筒状体32の縮み側ロック溝32Dに係合させて両筒状 体32、33を縮み位置にロックする。
【0047】 上記中筒状体32の伸び側ロック溝32C及び縮み側ロック溝32Dが、共に ロック解除用のテーパを備え、伸び側ロック溝32Cのロック解除用テーパの方 が急勾配に設定されている点は、上記大筒状体31におけるのと同様である。
【0048】 以上、本形態の清掃具における柄の構成について説明したが、上記中スライダ 35及び小スライダ36に代えて、図13に示すようなスライダ37を採用する ことが更に好ましい。即ち、上記中スライダ及び小スライダとして、サイズの異 なる図13の形態の大小二つのスライダ37を採用することが好ましい。 上記スライダ37は、中筒状体32又は小筒状体33に圧入嵌合部37Aを介 して固着される拡壁板状のボトム部37Cと、ボトム部37Cの外縁から短筒状 に伸びるスカート部37Dとを備えている点、大筒状体31と中筒状体32との 間、又は中筒状体32と小筒状体33との間で、回転ロック手段及び長さロック 手段の主要部材として機能する点において上記中スライダ35及び小スライダ3 6と同様である。
【0049】 而して、上記スライダ37においては、ボトム部37Cの外周部に周方向三等 配の位置に軸方向に沿って狭幅溝37Eが設けられ、スカート部37Dの周方向 三等配の位置に軸方向に沿って上記狭幅溝37Eと同軸をなるように広幅溝37 Fが設けられており、上記狭幅溝37E及び上記広幅溝37Fを、大筒状体31 又は中筒状体32の内径部の周方向三等配の位置にそれぞれに軸方向全域に沿っ て延在したガイドリブ(図示せず)に係合させて、筒状体間の回転をロックする 。
【0050】 また、スライダ37のスカート部37Dの外周に設けられた突条部37Gを、 大筒状体31又は中筒状体32の両端寄り内径部のそれぞれに設けた伸び側ロッ ク溝及び縮み側ロック溝のそれぞれに係合させることにより、各筒状体を伸び位 置又は縮み位置にロックするようになっている。 また、中筒状体32又は小筒状体33に嵌入される圧入嵌合部37Aには、そ の周方向三等配の位置に、且つ上記狭幅溝37E及び広幅溝37Fが設けられた 位置からそれぞれ60度ずれた位置に、スリット37Hが設けられており、該ス リット37Hにより該圧入嵌合部37Aは容易に縮経するので、該スライダ37 の中筒状体32又は小筒状体33への取付が極めて容易である。また、中筒状体 32又は小筒状体33の上記ガイドリブに、該スリット37Hが係合することに よりスライダ37の回転が規制されるようになっている。また、このようなスラ イダ37を用いることにより、より軸ぶれの少ない柄が得られる。
【0051】 本形態の清掃具10によれば、上記清掃布1が上記挿入空間S内部の幅より狭 い幅の上記挿入口Iを有しているので、図2及び図3に示すように、該挿入口I に上記ヘッド部13を挿入するだけで、上記清掃布1を上記清掃具本体11に装 着することができる。また、上記貼り合わせ部3の外側に非貼り合わせ部4が設 けられ、しかも短冊状にカットしてあるため、上記拭取り部5で拭き掃除を行っ たり、上記非貼り合わせ部4のはたき片9で、埃をはたき、あるいは吸着させて 埃取りを行うなど、掃除個所に応じた清掃を行うことができる。例えば、比較的 面積の広いテーブル、机などの清掃に際しては、主として清掃布1の貼り合わせ 部3の内側部分である拭き取り部5を利用して埃などを拭き取ることができ、ま た、凹凸の部分や狭い隙間等の清掃に際しては、非貼り合わせ部4にて埃などを 吸着させて掃除することができる。
【0052】 また、上記ヘッド部13の後端部両側部に設けられた上記突部15,15が挿 入口Iと係合することにより、装着された清掃布1が上記ヘッド部13に確実に 保持され、装着された清掃布1が清掃作業中に脱落することもない。更に、上記 ヘッド部13の表面には表面平滑化処理(モールドコート加工)が施されている ため、清掃布1のヘッド部13への装着をスムーズに行うことができる。
【0053】 また、本形態の清掃具10によれば、上記柄12が伸縮自在になされているた め、例えば、高所や手が入りにくい隙間の清掃を行う場合等、必要に応じて該柄 12を伸張させて清掃することができる。また、柄12を縮めれば収納に場所を 取らず、小柄12とヘッド部13とを分離することによって更にコンパクトな収 納が可能である。 また、上記非貼り合わせ部4に形成された複数のはたき片9が衝撃吸収材とし て機能するため、ヘッド部のC硬度を60以上にすることができる。尚、本実施 形態におけるように非貼り合わせ部4を短冊状にカットしてはたき片を形成する 場合におけるヘッド部13(被装着体14)の好ましいC硬度は、90以下であ り、特に好ましくは、70以下である。
【0054】 また、上記ヘッド部13が適度な硬さ及び柔軟性を有しているため、清掃対象 への密着性も良好で充分な掃除ができるとともに、清掃対象を傷つけたり、清掃 中に清掃布が破れたりするおそれもない。
【0055】 更に、上記ヘッド部13(被装着体14)が先端部に向かうにつれて幅が漸減 するように形成されているため、隙間等にスムーズに差し込むことができ隙間の 清掃を楽に行うことができる。
【0056】 以上、本考案の好ましい実施形態である清掃具について説明したが、本考案は 、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。 例えば、本考案に係る清掃布は、装着時において、内部に挿入空間を有する扁 平な袋状となる形態であればいかなる形態でも良く、平面視して正方形状、三角 形状、楕円形状、円形状等適宜の形状とすることができる。
【0057】 また、上記貼り合わせ部の形成方法としては、シール法による貼り合わせ部が 好ましいが、シール法に限らず、不織布が相互に接合される限り縫合等他の手段 による貼り合わせ部であっても良い。 また、上記貼り合わせ部の形態は、挿入されるヘッド部等の形態に応じた形態 とすることが好ましく、例えば、先端部に角部を有する形態としたり、平面視し てU字状、V字状等の形態としても良い。また、貼り合わせ部及び非貼り合わせ 部の形態は、清掃布の左右両側で対称でなくとも良く、左右の一方の側のみ短冊 状にカットされていても良い。
【0058】 また、貼り合わせ部3を延設することにより該挿入空間S内部の幅より狭くし てあれば良く、上記延設部3c,3cが上記側部3b,3bの下端から延設され ていても良いし、該下端よりも先端側に位置する部位から延設されていても良い 。また、上記延設部3c,3cと上記側部3b,3bとは角部を形成して連結さ れていても曲線により連続的に連結されていても良く、また、延設部3c,3c と上記側部3b,3bとの貼り合わせの手段は異なっていても良く、例えば、延 設部3c,3cは縫合による張り合わせ部で上記側部3b,3bはヒートシール による貼り合わせ部であっても良い。但し、延設部3c,3cを含む貼り合わせ 部3全体をヒートシールにより形成することが製造の容易等の観点から好ましい 。
【0059】 また、上記延設部3c,3cは直線状であっても曲線状であっても、更に連続 山型状のジグザク形状に形成されていても良い。 また、実質的に上記挿入口の両側端に上記貼り合わせ部が延設されることによ り、上記挿入口の幅が上記挿入空間内部の幅より狭くなっていれば良く、上記側 部3b,3bと連続させずに、若干の間隔を開けて短尺状あるいは円形状等の貼 り合わせ部を設けても良い。
【0060】 上記ヘッド部を形成する柔軟性素材としては、弾力を有する清掃面を形成し得 る限り通常公知の各種の素材を用いることができるが、スポンジ状の多孔性の柔 軟性素材を用いることが好ましく、耐久性に優れた軟質の発泡させた合成樹脂か らなる多孔性の柔軟性素材を使用することが特に好ましい。この様な性質を備え た好ましい多孔性の柔軟性素材としては、例えば、発泡ポリエチレン、発泡ポリ ウレタン等の合成樹脂が挙げられる。また、スポンジ状の多孔性の柔軟性素材の 他に、人工皮革若しくは布製の袋にフェルトや綿等の繊維材料を内包させたクッ ション状の柔軟性素材、又はゴム状の柔軟性素材を使用しても良い。
【0061】 また、上記ヘッド部を上記のような合成樹脂製の多孔性の柔軟性素材で作製す る場合には、清掃布の装着・取り外しがスムーズに行えるように、その表面滑性 を良好なものとしたり、変色を抑えるように表面処理を施すことが好ましく、表 面滑性を良好にする方法としては、上記実施形態における上記モールドコート加 工(表面滑性を良好にする加工法)の他に、メルトーム加工等が挙げられ、また 、変色を抑えるような表面処理方法としては、例えば、インモールドコート加工 、黄変防止剤の練り込み、塗装等の処理方法が挙げられる。
【0062】 また、清掃具における柄を伸縮自在とし、その機構として上記第2実施形態に おけるような機構を採用する場合には、図7に示すように大径の円筒状部材12 cの内周面及び小径の円筒状部材12bの外周面に溝19及び凸状部20を設け 、互いに連結される円筒状部材が回転しないようにするのが好ましい。このよう な回転規制機構は複数の円筒状部材12a〜12cの一部の連結部に設けても良 いが、全ての連結部に設けることが好ましい。このような回転規制機構を設ける ことにより、清掃時にヘッド部が回転せず、隙間や高所等の清掃し難い場所の清 掃を容易に行うことができる。
【考案の効果】
本考案によれば、清掃具本体に清掃布を簡単且つ確実に装着することができる と共に、その取り外しも容易な清掃具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の一実施形態である清掃具の清
掃布を示す平面図である。
【図2】図2は、本考案の一実施形態である清掃具の清
掃布装着前の状態を一部省略して示す斜視図である。
【図3】図3は、本考案の一実施形態である清掃具の清
掃布を装着した状態を一部省略して示す示す斜視図であ
る。
【図4】図4は、本考案の一実施形態である清掃具の全
体を示す斜視図である。
【図5】図5は、図4に示す清掃具におけるヘッド部を
示す(a) 平面図及び(b) 断面図である。
【図6】図6は、図4に示す清掃具における柄を示す模
式図である。
【図7】図7は、図6におけるIII 部を示す模式図であ
る。
【図8】図8は、スライダの変異状態を示す模式図であ
る。
【図9】図9は、図8のVA-VA,VB-VB 線に沿う断面図で
ある。
【図10】図10は、柄の摺動状態を示す模式図であ
る。
【図11】図11は、スライダの詳細を示す図である。
【図12】図12は、筒状体のロック溝のロック解除用
のテーパを示す模式図である。
【図13】図13は、他の好ましい柄におけるスライダ
を示す図である。
【符号の説明】
1 清掃布 2 清掃用シート(不織布) 3 貼り合わせ部 3b 側部 3c 延設部 4 非貼り合わせ部 5 拭き取り部 9 はたき片 10 清掃具 11 清掃具本体 12 柄 13 ヘッド部 14 被装着体 14a 挿入部 15 清掃布固定用の突部 16 芯材 S 挿入空間 I 挿入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 青木 幸子 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)考案者 衣川 信義 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清掃用シートを貼り合わせて貼り合わせ
    部を設け、該貼り合わせ部の内側に挿入空間を有し、該
    貼り合わせ部の外側に非貼り合わせ部を有する扁平な袋
    状に形成し、該挿入空間への挿入口を有する清掃布と、
    柄の先端部に清掃布装着用のヘッド部を備えた清掃具本
    体とからなり、上記挿入空間に上記ヘッド部が挿入され
    ることにより、上記清掃布が上記清掃具本体に装着され
    る清掃具において、 上記挿入口の両側端に上記貼り合わせ部を延設すること
    により、上記挿入口の幅を上記挿入空間内部の幅より狭
    くしてあり、 上記非貼り合わせ部が短冊状にカットされており、 上記ヘッド部が、その後端部両側部に上記清掃布固定用
    の突部を有していることを特徴とする清掃具。
  2. 【請求項2】 上記ヘッド部は、縦長の形態を有すると
    共に上記柄の先端部に該柄の軸方向に沿う向きに設けら
    れており、上記柄は伸縮自在になされていることを特徴
    とする請求項1に記載の清掃具。
  3. 【請求項3】 上記ヘッド部の幅が、先端部に向かうに
    つれて漸減していることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の清掃具。
  4. 【請求項4】 上記ヘッド部の両側縁部が先端部におい
    て鋭角で結合していることを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載の清掃具。
  5. 【請求項5】 上記ヘッド部が、全長30〜200m
    m、最大幅20〜100、平均厚さ5〜30mmで、幅
    方向の垂直断面形状が上下に凸曲面を有する凸レンズ状
    であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の
    清掃具。
  6. 【請求項6】 上記非貼り合わせ部が短冊状にカットさ
    れた部分は、その長さが上記貼り合わせ部内側の幅の1
    /10〜2倍であり、その幅が5〜50mmであり、そ
    の側縁部の形状が連続波形形状又は連続山型形状である
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の清掃
    具。
  7. 【請求項7】 上記貼り合わせ部が、頂部から左右両側
    に緩やかな曲線を描いて下降する両側部と、該両側部の
    下端部それぞれから内側に向けて延設された一対の延設
    部とからなり、該延設部により上記挿入口の幅が上記挿
    入空間内部の幅より狭く形成されており、該延設部の長
    さが各々3〜20mmであることを特徴とする請求項1
    〜6の何れかに記載の清掃具。
  8. 【請求項8】 上記貼り合わせ部がヒートシールにより
    形成されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか
    に記載の清掃具。
  9. 【請求項9】 上記柄が、径の異なる少なくとも二本の
    筒状体が伸縮自在に連結されてなり、 小径筒状体の先端部に設けたスライダが大径筒状体の内
    径部に摺動可能に挿入され、該スライダは、小径筒状体
    に固着されるボトム部と、ボトム部の外縁から短筒状に
    延びるスカート部とを備えており、スライダのボトム部
    の外周部の軸方向に沿って設けた狭幅溝及びスカート部
    の軸方向に沿って設けた広幅溝を、大径筒状体の内径部
    の軸方向に沿って延在するガイドリブに係合させること
    により、相伸縮する筒状体間の回転がロックされ、該ス
    ライダのスカート部の外周の周方向に設けた突条部を、
    大径筒状体の両端寄り内縁部のそれぞれに設けた伸び側
    ロック溝と縮み側ロック溝のそれぞれに係合せしめるこ
    とにより、相伸縮する筒状体間の伸縮長さがロック可能
    とされていることを特徴とする請求項1〜8の何れかに
    記載の清掃具。
  10. 【請求項10】 上記柄に、伸縮動作をスムーズにする
    空気抜き機構が設けられていることを特徴とする請求項
    2〜9の何れかに記載の清掃具。
  11. 【請求項11】 上記ヘッド部の少なくとも表面が柔軟
    性素材から形成されていることを特徴とする請求項1〜
    10の何れかに記載の清掃具。
  12. 【請求項12】 上記清掃用シートが、不織布製である
    ことを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の清掃
    具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000254854A (ja) * 1999-03-09 2000-09-19 Tomoko Suzuki 竹繊維からなる清掃及び研磨材
JP2011072576A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Daio Paper Corp 清掃用シート

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