JP3047473U - 光および音響効果を出す留めベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流行に応じて装飾体を交換可能にした
靴などの光および音響効果を出す留めベルトを堤供す
る。 【解決手段】 留めベルトは、中央部分の幅が広い透
明な第１ベルト３０と弾性がある第２ベルト４０とを重
ね、漫画の登場者の絵を形成しかつ裏側に複数の保持ピ
ン７１を突出させた装飾体７０を第１ベルト３０の中央
部分表面に設置し、保持ピン７１を第１ベルト３０に設
けた位置決め孔３１に着脱可能に係合保持させ、装飾体
７０を絵が異なった装飾体と交換することで、流行に遅
れるのを防止し、第２ベルト４０の中央部分に設けた十
字型の切り込み４１から電気回路基板５０を第１，第２
ベルト３０，４０間に入れて保持し、第２ベルト４０の
一端部を靴に着脱可能に保持し、第２ベルト４０の他端
部を靴に固着し、靴を履いた人の動きで、前記基板５０
のＬＥＤ，メロディＩＣを動作させて光および音響を出
すようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、靴などの人によって動かされる物品に装着し、前記物品の動きに よって光および音響効果を出す留めベルトに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図１に示すように、男児用の靴２０の前部にベルベット式ファスナ１１によっ て留めベルト１０が着脱可能に固着してあり、留めベルト１０には、表面に漫画 の主人公など登場者の絵などがついている時計のような形状の装飾体１２が設け てあり、装飾体１２内には電気回路基板（図示省略）を一体に装着してある。 前記電気回路基板には、電源である小型電池と、ＬＥＤ（発光ダイオード）， メロディＩＣとを具備させてあるので、使用者が靴２０を履いて歩いたり、動い たりした時には、靴２０が振動することで、光および音響効果を出せるようにし ている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、前述した従来の靴用の留めベルト１０は、これの製造工程で、時計の ような形状の装飾体１１が一体に製造され、固定されているため、交換したくて も取り替えることができず、流行遅れになるという問題点があった。 この考案は、前述した問題点を解決して、装飾体を絵が異なったものと交換し て流行遅れを防止し、また好みに応じて種々の絵が異なった装飾体と交換して使 用でき、靴など人によって動かされる物品の光および音響効果を出す留めベルト を提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案に係る光および音響効果を出す留めベルトは、靴など人によっ て動かされる物品に装着し、この物品の動きによって光および音響効果を出す留 めベルトであって、中央部分の幅が広い透明な第１ベルトと、第１ベルトと同様 な形状で弾性がある第２ベルトとを表裏に重ねて、これらの一部を固着し、漫画 の登場者の絵が形成してありかつ裏側に複数の保持ピンを突出させてある装飾体 を、第１ベルトの中央部分の表側に設置し、前記保持ピンを第１ベルトの中央部 分に設けた位置決め孔に着脱可能に係合保持させ、前記装飾体を絵が異なった装 飾体と交換可能にし、第２ベルトの中央部分に形成した十字型の切り込みを経て 、光および音響効果を出す手段がもうけてある電気回路基板を、第１，第２ベル ト間に収容して保持し、第２ベルトの自由端部となる一方の端部裏面に固着した 留め手段を、前記物品に固着した他の留め手段に係脱可能に係合保持させるよう にし、また第２ベルトの他方の端部を前記物品に固着させるようにしたものであ る。

【０００５】 請求項２の考案は、請求項１に記載した光および音響効果を出す留めベルトに おいて、人によって動かされる物品を、靴，帽子，鞄類，バッグ，ベルトおよび 懐中時計などの時計のいずれかにしたものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図２〜図４の各図に示すように、この考案の一実施形態に係る光および音響効 果を出す留めベルト１０は、幅を拡大した中央部分と、対称形にした幅を狭くし た両側部分とを連続させた透明な第１ベルト３０、および第１ベルト３０と同様 な形状にした弾性がある第２ベルト４０とを備えている。

【０００７】 第１ベルト３０の中央部分には、両側部分に近い位置に２つずつ位置決め孔３ １を幅方向の適所に貫通させ、また両側部分には漫画の登場人物の絵や花や模様 などを印刷などの手段で形成してある。第２ベルト４０の中央部分には十字型の 切り込み４１を厚さ方向に貫通させて形成してある。 光効果と音響効果とを出す手段を備えた電気回路基板５０が前記十字型の切り 込み４１を経て第２ベルト４０の中央部分表面に挿入して配置するようにし、第 １ベルト３０の裏面と第２ベルト４０の表面とを表裏方向に重ね、これらの外周 部などを固着し、第２ベルト４０の自由端部となる一方の端部裏面に雄型留め手 段６０が縫い付けなどによって固着してある。なお、電気回路基板５０には、小 型電池と、ＬＥＤ５１と、メロディＩＣとを備えている。 さらに、楕円形の皿状に形成した装飾体７０を有し、装飾体７０の外周部には 第１ベルト３０に設けた位置決め孔３１にそれぞれ係脱可能に係合する保持ピン ７１が裏面に突出させてあり、装飾体７０には漫画の主人公などの人または動物 からなる登場者の絵が印刷などによって形成してある。

【０００８】 そして、図５に示すように、留めベルト１０の第１，第２ベルト３０，４０は 、他方の端部を靴２０の一側上部の前側部に固着し、第２ベルト４０の前記一方 の端部裏面に設けた雄型留め手段６０を、図６に示すように、前記靴２０の他側 上部の前側部に固着した雌型留め手段８０に着脱可能に係合保持させる。 前記装飾体７０は、第１ベルト３０の中央部分に設けた位置決め孔３１にそれぞ れ着脱可能に係合保持させ、装飾体７０の外周縁部を第１ベルト３０の中央部分 に支持させる。

【０００９】 この考案の一実施形態に係る留めベルト１０が設けてある靴２０を履いた状態 で、子供が歩いたり、動いたりし、靴２０が振動することで、電気回路基板５０ に設けたＬＥＤ５１とメロディＩＣとが小型電池によって動作し、光効果と音響 効果とを出すことができる。なお、子供が靴２０を履いたり、脱いだりする際に は、図５に示すように、第２ベルト４０に設けた雄型留め手段６０を靴２０に固 着した雌型留め手段８０から外し、また靴２０を履いた状態では、雄型，雌型留 め手段６０，８０を係合させる。

【００１０】 さらに、様々に異なる漫画の登場人物などの絵をあしらった種々の装飾体７０ は、これらに設けた保持ピン７１を第１ベルト３０に形成した位置決め孔３１に 対し、抜き差しすることで、装飾体７０を異なった絵を形成したものに取り替え て留めベルト１０に据え付けられるので、流行遅れにならずに靴２０を使用でき る。

【００１１】 なお、前述した実施形態では、人によって動かされる物品として靴を用いたが 、この考案の留めベルトは、各種の帽子，ランドセル，学生鞄などの鞄類，各種 のバッグ，各種ベルトおよび懐中時計のような時計などにも適用できる。 また、この考案の留めベルトは、雄型，雌型留め手段として、雌，雄ベルベッ ト式ファスナや雄型，雌型留め金などを用いることができ、雌型留め手段を第２ ベルトに、雄型留め手段を靴などの人によって動かされる物品に固着して用いる こともできる。さらに、ＬＥＤなどの光効果を出す部材は、適宜の数だけ用いて もよく、電気回路基板に自己保持機能をもつ回路部品またはタイマー回路を組み 込んで、光効果および音響効果を１０秒など、ある程度長く作動するようにした り、電源用の小型電池を交換可能にしたり、太陽電池を組み込むことで、長時間 光効果、音響効果を継続させるようにすることも可能である。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように、請求項１の考案に係る光および音響効果を出す留めベル トは、中央部分の幅が広い透明な第１ベルトと、第１ベルトと同様な形状で弾性 がある第２ベルトを表裏に重ねて、これらの一部を固着し、漫画の登場者の絵が 形成してありかつ裏側に複数の保持ピンを突出させてある装飾体を、第１ベルト の中央部分の表面に設置し、前記保持ピンを第１ベルトの中央部分に設けた位置 決め孔に着脱可能に係合保持させたので、前記装飾体を、これと同様な形状と構 成で絵が異なった別の装飾体と交換して第１ベルトに装着することができ、これ らによって装飾体を変更させることができ、流行の遅れを防止でき、また好みに 応じて種々の絵が異なった装飾体によって靴などの装飾を楽しむことができる。

【００１３】 そして、第２ベルトの中央部分に十字型の切り込みを形成し、この切り込みを 経て、ＬＥＤによる光効果およびメロディＩＣによる音響効果を出す手段が設け てある電気回路基板を、第１，第２ベルト間に収容して保持したので、第２ベル トの自由端部となる一方の端部裏面に固着した留め手段を靴などの物品に固着し た他の留め手段に係脱可能に係合保持させるようにし、また第２ベルトの他方の 端部を前記物品に固着させることで、靴を履いて歩くなど物品を人によって動か すことで、光効果と音響効果とを得ることができる。

【００１４】 そして、請求項２の考案に記載したように、靴，帽子，鞄類，バッグ，ベルト および懐中時計などのいずれかを、人に動かされる物品として使用でき、これら の場合でも、装飾体を絵が異なったものと交換でき、しかも光および音響効果を 出すことができて、多用途に使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の光および音響効果を出す留めベルトを示
した斜視図

【図２】この考案の一実施形態に係る光および音響効果
を出す留めベルトを示した一部省略分解斜視図

【図３】図２に示した留めベルトの装飾体を示した斜視
図

【図４】図２に示した留めベルトの組立品の斜視図

【図５】図４に示した留めベルトを靴に取り付けた状態
の斜視図

【図６】図４に示した留めベルトを靴に取付けて使用す
る状態の斜視図

【符号の説明】

１０ 留めベルト ２０ 靴 ３０ 第１ベルト ３１ 位置決め孔 ４０ 第２ベルト ４１ 十字型の切り込み ５０ 電気回路基板 ６０ 雄型留め手段 ７０ 装飾体 ７１ 保持ピン ８０ 雌型留め手段

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 靴など人によって動かされる物品に装着
   し、この物品の動きによって光および音響効果を出す留
   めベルトであって、中央部分の幅が広い透明な第１ベル
   トと、第１ベルトと同様な形状で弾性がある第２ベルト
   とを表裏に重ねて、これらの一部を固着し、漫画の登場
   者の絵が形成してありかつ裏側に複数の保持ピンを突出
   させてある装飾体を、第１ベルトの中央部分の表側に設
   置し、前記保持ピンを第１ベルトの中央部分に設けた位
   置決め孔に着脱可能に係合保持させ、前記装飾体を絵が
   異なった装飾体と交換可能にし、第２ベルトの中央部分
   に形成した十字型の切り込みを経て、光および音響効果
   を出す手段が設けてある電気回路基板を、第１，第２ベ
   ルト間に収容して保持し、第２ベルトの自由端部となる
   一方の端部裏面に固着した留め手段を、前記物品に固着
   した他の留め手段に係脱可能に係合保持させるように
   し、また第２ベルトの他方の端部を前記物品に固着させ
   るようにしたことを特徴とする光および音響効果を出す
   留めベルト。
2. 【請求項２】 人によって動かされる物品を、靴，帽
   子，鞄類，バッグ，ベルトおよび懐中時計などの時計の
   いずれかにしたことを特徴とする請求項１に記載した光
   および音響効果を出す留めベルト。