JP3047318U - 液体調味料滴下装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出口より吐出していた液体調味料が切れよ
くその吐出を終え、垂れてしまうことがない液体調味料
滴下装置を提供すること。 【解決手段】 蓋（１）の前面に、空気吸入管（２）と
調味料吐出管（３）を、調味料吐出口（４）が空気吸入
口（５）よりも前面に出る形で突出させたる。空気吸入
管（２）の径を、調味料吐出管（３）の径よりも若干小
さくする。補助具（６）を、蓋（１）の前面に設ける。
空気吸入管（２）を蓋（１）の内側面に沿って蓋（１）
の後面にまで設け、蓋（１）の内部後面に空気吐出口
（７）を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は醤油やウスターソース等の液体調味料を内部に貯蔵し、適宜食物に滴 下するための装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、一般的に使用されている液体調味料滴下装置は、液体調味料を収納して おく容器と、調味料吐出口及び空気吸入口を有する蓋とから成るものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の液体調味料滴下装置の使用方法は、以下のようなものである。すなわち 、食物の上で液体調味料滴下装置を傾け、調味料吐出口より液体調味料を食物上 に滴下させる。適量の滴下の後、液体調味料滴下装置をもとの位置に戻す。これ により、調味料吐出口からの吐出が止まる。

【０００４】 係る従来の液体調味料滴下装置には、以下のような欠点がある。すなわち、傾 けた液体調味料滴下装置を、もとの位置に戻した時に吐出口より吐出されていた 液体調味料が切れよく吐出を終えることなく、吐出口より調味料が垂れてしまう 。その結果テーブル等を汚すことになってしまうのである。

【０００５】 本考案は、従来例の以上のような欠点にかんがみ、傾けた液体調味料滴下装置 をもとの位置に戻した時に、吐出口より吐出していた液体調味料が切れよくその 吐出を終え、垂れてしまうことがない液体調味料滴下装置を提供することをその 目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決すべく、日夜鋭意研究の結果、以下のような手段を採用すれば 、吐出口より調味料が垂れてしまうことを防止できる液体調味料滴下装置の完成 が可能となった。

【０００７】 蓋の前面に、空気吸入管と調味料吐出管を、調味料吐出口が空気吸入口よ りも前面に出る形で突出させる。

【０００８】 空気吸入管の径を、調味料吐出管の径よりも若干小さくする。

【０００９】 空気吸入管と調味料吐出管をその内部に緩挿させた円筒形の補助具を、蓋 の前面に設ける。

【００１０】 空気吸入管を蓋の内側面に沿って蓋の後面にまで設け、蓋の内部後面に空 気吐出口を設ける。

【００１１】 係る形態を有する液体調味料滴下装置を食物上で傾けると、吐出口より調味料 が吐出される。その後、液体調味料滴下装置をもとの位置に戻すと、空気吸入管 の径が調味料吐出管の径よりも小さいことから生じる空気圧の差異の関係で、吐 出管内の調味料を収納容器内に引き戻そうとする圧力が加わり、その結果、調味 料が吐出口から垂れることがないのである。

【００１２】

【考案の実施の形態】

以下、好ましい考案の実施の形態につき図面を参照しながら述べる。

【００１３】 図１は本考案に係る液体調味料滴下装置の斜視図である。本考案に係る液体調 味料滴下装置は、蓋（１）と調味料収納容器（８）とから構成される。蓋（１） に取りつけられた円筒形の補助具（６）には、調味料吐出管（３）及び空気吸入 管（２）が緩挿されている。調味料吐出管（３）は、その先端の調味料吐出口（ ４）が補助具（６）より前面に出る形で設けられている。

【００１４】 図２は蓋（１）の正面図である。補助具（６）内に緩挿された空気吸入管（２ ）と調味料吐出管（３）は、調味料吐出管（３）が上部、空気吸入管（２）が下 部にくるよう構成されている。空気吸入管（２）の径は、調味料吐出管（３）の 径よりも若干小さくなっている。

【００１５】 図３は、蓋（１）の底面図である。空気吸入管（２）は蓋（１）の内側面に沿 って蓋（１）の後部にまで設けられており、その先端は空気吐出口（７）となっ ている。

【００１６】 図４は、蓋（１）のＡ−Ａ断面図である。蓋（１）と空気吸入管（２）とは一 体成形されている。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は、以上のように構成されていることから、傾けた液体調味料滴下装置 をもとの位置に戻した時に、吐出口より吐出していた液体調味料が切れよくその 吐出を終え、垂れてしまうことがない液体調味料滴下装置の提供が可能となるの である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係る液体調味料滴下装置の斜視図。

【図２】 蓋（１）の正面図。

【図３】 同、底面図。

【図４】 同、Ａ−Ａ断面図。

【符号の説明】

１・・蓋 ２・・空気吸入管 ３・・調味料吐出管 ４・・調味料吐出口 ５・・空気吸入口 ６・・補助具 ７・・空気吐出口 ８・・調味料収納容器

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】液体調味料収納容器と、調味料吐出口及び
   空気吸入口を有する蓋とから成る液体調味料滴下装置に
   おいて、 蓋（１）の前面に、空気吸入管（２）と調味料吐出管
   （３）を、調味料吐出口（４）が空気吸入口（５）より
   も前面に出る形で突出させたこと、 空気吸入管（２）の径を、調味料吐出管（３）の径より
   も若干小さくしたこと、空気吸入管（２）と調味料吐出
   管（３）をその内部に緩挿させた円筒形の補助具（６）
   を、蓋（１）の前面に設けたこと、空気吸入管（２）を
   蓋（１）の内側面に沿って蓋（１）の後面にまで設け、
   蓋（１）の内部後面に空気吐出口（７）を設けたこと、
   を特徴とする液体調味料滴下装置。