JP3047309U - 野外スポーツ施設用のゲート設備 - Google Patents

野外スポーツ施設用のゲート設備

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JP3047309U JP1997008225U JP822597U JP3047309U JP 3047309 U JP3047309 U JP 3047309U JP 1997008225 U JP1997008225 U JP 1997008225U JP 822597 U JP822597 U JP 822597U JP 3047309 U JP3047309 U JP 3047309U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカード方式の自動ゲート装置と同様に、
非接触方式の改札認証を行え、しかも導入コストが少な
くて済むバーコード方式のゲート設備を得る。 【解決手段】 改札場の改札経路Rに沿って、バーコー
ドスキャナ2と、フラップ4を自動開閉するゲートユニ
ット1と、表示器3とを設ける。改札経路Rは、入口通
路R1と、認証通路R2と、出口通路R3とからなり、
ゲートユニット1の真横に認証通路R2を設ける。バー
コードスキャナ2は信号読み取り深度が大きなレーザー
スキャナからなる。バーコードスキャナ2の読み取り窓
2aへの外乱光の入射を防ぐために、改札場の全体を建
屋13で覆う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えばスキーリフトのような、野外のスポーツ施設に付随して設 けられるゲート設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、スキー場のリフト乗り場に設けられるゲートの管理は、改札係員の目 視や自動ゲート装置によって行われる。人手のみでゲート管理を行う場合には、 ゲート監視に多くの人員を要する。さらに、リフト利用カードは目視による認証 を受けるだけなので、カードがカラーコピー機等で容易に偽造されやすい。利用 者が殺到する状況では、ゲートの速やかな通過が優先されるため、偽造カードを 識別することすら難しい。
【0003】 上記のような施設の不正使用を阻止し、さらに発券業務や改札速度の向上、お よび売上げ管理の容易化等を同時に実現するために、自動ゲート装置が一般化し つつある。自動ゲート装置には、リフト利用カードに印刷したバーコードを読み 取るものと、鉄道などの自動改札機と同様に磁気カードを読み取るものと、非接 触型のICカードの記録内容を読み取るものなどがある。いずれの場合にも、自 動ゲート装置はリフト乗場の近くの屋外に設置される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
自動ゲート装置は、より少ない人員でより速い改札処理を行えるうえ、深夜や 早朝等の施設利用をも実現できる。しかし、設備導入のためのコストが高く、経 営規模が小さなスポーツ施設にとって経営上の負担が大きい。とくに非接触型の ICカードを記録媒体とする自動ゲート装置は、他の自動ゲート装置に比べて全 体システムが大掛かりであるうえ、高価なICカードを大量に用意する必要があ るので、導入コストやランニングコストは他の比ではない。料金改定時や、隣接 するスキー場との施設の相互利用や、利用できる施設の新設等に伴う、管理コン ピュータのソフトのメンテナンスに要する費用も大きな負担になっている。
【0005】 その点、磁気カード方式やバーコード方式の自動ゲート装置は、カードの情報 容量が少ないものの、ICカード方式のそれに比べてコスト負担は少なくて済む 。バーコード方式の自動ゲート装置は、リフト利用カードが紙又は合成紙である ので、ランニングコストも少なくて済む。しかし、従来のバーコード方式の自動 ゲート装置は、カード表面をバーコードリーダの読み取り窓の真近に正対させて 改札認証を行う必要があるので、不慣れな利用者は認証に失敗することが多く、 ゲートが混雑する一因になっている。また、磁気カード方式の自動ゲート装置は 、改札時にカードをカードホルダーやポケットから取り出して、ゲート装置に挿 入する必要があるので、紛失しやすいうえ、出し入れに手間が掛かる不利もある 。とくに、手袋をした状態ではカードの出し入れが困難なため、磁気カード方式 の自動ゲート装置を導入した施設の利用が敬遠される嫌いもある。
【0006】 本考案者は、ICカードと同等程度の非接触状態での改札認証を実現しながら 、導入コストを十分に抑止できるバーコード方式の自動ゲート装置を構築するこ とを検討してきた。このゲートシステムでは、信号読み取り深度の大きなバーコ ードスキャナをコードリーダとして用いており、利用者はリフト利用カードを上 腕部等の定位置に外向きに止め付けておくだけでよく、従来のバーコード方式の ゲート装置のように、カード表面をバーコードリーダの真近に接近させて正対さ せる必要はない。検討の過程で、スキー場における実施テストを行い、バーコー ドスキャナの読み取りテストを行った。その結果、晴天時には直射日光や雪面か らの反射光によって、バーコードスキャナが読み取りミスを多発することが判っ た。さらに、バーコードスキャナの読み取り窓に雪片や水滴が付着している場合 にも、同様のミスを生じることが判明した。
【0007】 因みに、従来の自動ゲート装置は、情報読み取り方式の違いとは関係なく、リ フト乗り場の屋外に設置されて、野晒しの状態になっている。そのため、装置故 障時には、装置内部への水滴の入り込みを避ける必要上、天候の回復を待って故 障個所を修理する以外になく、荒天等の装置故障に即応できない憾みがあった。 故障したゲートは閉鎖せざるを得ず、メンテナンスが終了するまでの間、改札能 率が減少するのを避けられない。
【0008】 シーズン終了後には、ゲート装置の保全のため、あるいはいたずら等を防ぐた めに、全てのゲート装置を撤去して適当な場所に保管する。そして、シーズン開 始前には、ゲート装置を所定位置に再設置したうえで稼働状態の確認や調整等を 行う。こうした自動ゲート装置の撤去や再設置には、多くの手間が掛かる。しか も、撤去作業時や設置作業時に、誤ってゲート装置を傷付けてしまうこともある 。
【0009】 この考案の目的は、非接触型のICを用いた自動ゲート装置と同様に、自然な 歩行姿勢でゲートを通過するだけで、確実に改札認証が行え、しかも導入に要す るコストをICカード方式の自動ゲート装置に比べて十分に減少できる、バーコ ード方式の自動ゲート装置を備えた野外スポーツ施設用のゲート装置、とくにス キー場のリフト乗り場に好適なゲート設備を提供することにある。 この考案の他の目的は、晴天時の直射日光や雪面からの反射光によるカード情 報の読み取りミスを確実に防止できるうえ、荒天時の装置故障にも即応できるよ うにすることにある。 この考案の更に他の目的は、シーズンの始まりや終わりに自動ゲート装置を撤 去し、あるいは再設置する手間を省略できるうえ、不使用時の自動ゲート装置を 良好な状態で保全できるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案のゲート設備は、改札場の改札経路Rに沿って利用者が所持するカー ド9のバーコード表示10を読み取るバーコードスキャナ2と、バーコードスキ ャナ2の出力信号に基づいてフラップ4を自動開閉するゲートユニット1と、前 記出力信号に基づいて制御される表示器3とを配置する。改札経路Rは、ゲート ユニット1に並ぶ認証通路R2と、認証通路R2を間に挟んで、それぞれ所定長 さに設定された入口通路R1および出口通路R3とからなる。入口通路R1の始 端と、出口通路R3の終端とを含む改札場の全体が、太陽光ないしはその反射光 等のバーコードスキャナ2への入射を防止する建屋13で覆われている。
【0011】 具体的には、バーコードスキャナ2の読み取り窓2aに、外乱光の入射を抑止 するフード20を装着する。更には、バーコードスキャナ2の読み取り窓2aの 外面に、外乱光の入射を抑止するフィルター21を装着する。そしてゲートユニ ット1に磁気カードで形成された施設利用カード9aの内容を読み取るカードリ ーダーを組み込む。
【0012】 建屋13の内部に、バーコードスキャナ2と、ゲートユニット1と、表示器3 を含む自動ゲート装置の複数組を並列状に配置し、各バーコードスキャナ2は支 持具7で上下方向へ位置調節自在に支持する。そのうえで、建屋13の入口通路 R1側の入口開口14と、出口通路R3側の出口開口15とには、それぞれ各開 口14・15を閉鎖するドア16を設ける。
【0013】
【作用】
バーコード方式の自動ゲート装置をベースにして、信号読み取り深度が大きい バーコードスキャナ2を用いてカード9のバーコード表示10を読み取るので、 利用者は、例えば上腕部に止め付けたカード9が、バーコードスキャナ2の読み 取り窓2aの近傍を通過するよう、自然な歩行姿勢でゲート装置の横を通り抜け るだけで良く、非接触型のICカード方式の自動ゲート装置と同等程度の迅速な 改札認証を行えるうえ、ゲート設備全体の導入コストを減少できる。
【0014】 バーコードスキャナ2の信号読み取り深度が大きくなると、太陽光や雪面から の反射光によって読み取りミスを生じやすくなる。こうした外乱光による誤作動 を防ぐために、改札場の全体を建屋13で覆う。但し、単にゲートユニット1を 建屋13で覆っても、建屋13の例えば入口開口14および出口開口15からバ ーコードスキャナ2までの距離が短いと、誤作動を生じることがある。従って、 入口開口14や出口開口15の開口面積や高さ等の違いに基づく外乱光の入射状 況に応じて、入口通路R1と出口通路R3の長さを所定量確保したうえで、両通 路R1・R3の始終端を含む改札場を建屋13で覆う。なお、ここで言う建屋1 3とは、壁、屋根、庇、仕切りなどの構築物はもちろん、入口開口14や出口開 口15に張り出した例えばテント製の遮光膜等をも含む。
【0015】 改札場が建屋13で覆ってあるので、荒天時や雨天時にも、ゲート装置の故障 と同時に復旧作業を直ちに行うことができ、天候の回復を待つ必要がない分だけ 、ゲート装置の休止時間を短縮できる。始業前の機器点検や改札経路Rの整備作 業を簡略化することにも役立つ。
【0016】 例えばスキーリフトの利用形態には、その利用回数を特定した回数券を用いる 場合と、利用回数とは無関係に、利用する時間、日数、期間等を特定した期間券 を用いる場合とがある。後者は、時間や日付のデータを現在の時刻や日付と照合 するだけであるので、バーコードスキャナ2で読み込んだ情報のみで改札認証を 行える。しかし、前者は、異なるリフトを乗り継ぐような場合に、施設の利用履 歴(利用回数)をカード側に記録しない限りは、減数処理が行えない。こうした 場合に備えるために、ゲートユニット1にカードリーダを補助装置として組み込 み、これで磁気カードで形成された施設利用カード9aに利用履歴を記録できる ようにしている。
【0017】 改札場を建屋13で覆い、その入口開口14と出口開口15のそれぞれをドア 16で閉鎖できるようにしたゲート設備によれば、シーズンの終了から次のシー ズンまでの間、改札場の全体を閉鎖してゲート装置等を良好な状態で保全できる 。各シーズン毎にゲート装置を撤去、あるいは再設置する手間も省ける。
【0018】 ゲート設備は、バーコードスキャナ2と、ゲートユニット1と、表示器3とを 一組にして、各組ごとに建屋13を設けるブース構造とすることができる。この 場合には、ゲート設備を一基単位で導入し、予算や施設の規模拡大の時期等に応 じて増設できる。建屋13の内部に複数組の自動ゲート装置を配置する場合には 、自動ゲート装置一基当たりの建屋構築コストを減少できる。
【0019】 改札場の地形や隣接する建物との関係で、入口通路R1や出口通路R3を必要 な長さに設定できない場合がある。こうした場合の外乱光による読み取りミスを 避けるために、フード20やフィルター21をバーコードスキャナ2の読み取り 窓2aに付設する。入口通路R1や出口通路R3の通路長さが十分である場合に も、フード20やフィルター21を併用することができる。
【0020】
【実施例】
図1ないし図6はこの考案に係るゲート設備の実施例を示す。図2は改札場の 全体平面図を示しており、四角形状の改札場に3個の直線状の改札経路Rが前後 方向に設定されている。各改札経路Rの前後方向の中央部には、3基の自動ゲー ト装置を並列状に配置してある。自動ゲート装置は、各改札経路Rの右側に配置 したゲートユニット1と、各改札経路Rの左側に配置したバーコードスキャナ2 および表示器3とで構成する。改札経路Rは、ゲートユニット1の真横に並ぶ認 証通路R2と、認証通路R2を間に挟む入口通路R1および出口通路R3とから なる。入口通路R1側は例えばロープで区分する。
【0021】 図3において、ゲートユニット1は認証通路R2を遮ぎるフラップ4を備えて おり、バーコードスキャナ2の出力信号に基づいて、フラップ4を通行阻止位置 と、ゲートユニット1の側面に沿う待機位置とに自動開閉できる。ゲートユニッ ト1の内部には、磁気カードで形成した施設利用カード9aの内容を読み取り、 かつ該カード9aに利用履歴を記録するカードリーダが組み込んであり、このカ ードリーダからの出力信号に基づいて、同様にフラップ4を自動開閉できるよう になっている。施設利用カード9aの投入口と排出口とは、それぞれ符号5・6 で示す。ゲートユニット1の内部には、利用者が認証通路R2内へ入ったこと、 あるいは認証通路R2から出たことをそれぞれ検知するフォトセンサーや、利用 者にカード無効の通知等を音声で知らせるためのスピーカー等が組み込んである 。
【0022】 バーコードスキャナ2は、信号読み取り深度が30〜40cm前後の市販のレザ ースキャナからなり、図3に示すように認証通路R2の入口寄りに配置する。詳 しくは、隣接する認証通路R2に所属するゲートユニット1を利用して、その側 面に支柱からなる支持具7を固定し、この支持具7でバーコードスキャナ2を上 下スライド自在に、かつ任意のスライド位置において位置保持可能に支持する。 バーコードスキャナ2は、利用者の例えば左上腕部に止め付けたカード9のバー コード表示10を読み取る。利用者の身長差によってカード9が読み取り範囲か ら外れることがある。こうした場合にも、カード9の読み取りを確実に行うため に、上記のようにバーコードスキャナ2を上下に位置調節自在に支持している。
【0023】 表示器3としては、3個の明滅する表示灯3R・3Y・3Bを上下に隣接配置 してあり、バーコードスキャナ2と同様にゲートユニット1の出口側の側面に固 定した支柱11で支持する。表示器3は、バーコードスキャナ2の出力信号を受 けた制御回路によって点滅制御され、例えば大人の場合には青色の表示灯3Bが 明滅し、小人の場合には黄色の表示灯3Yが明滅する。さらに、期限切れのカー ドや他社カードを認識したような場合には、赤色の表示灯3Rを明滅させて、ゲ ート管理者の注意を喚起する。
【0024】 バーコードスキャナ2の信号読み取り深度が大きく、そのスキャニング角度が 大きい程、外乱光の入射による読み取りミスを生じやすい。さらに、読み取り窓 2aに雪片や水滴が付着していると、同様に読み取りミスを生じやすい。こうし た読み取りミスを一掃するために、改札場の全体を建屋13で覆っている。
【0025】 この建屋13は、入口通路R1の始端と出口通路R3の終端のそれぞれが、入 口開口14および出口開口15として開放されており、改札場の左右および上屋 のそれぞれを壁および屋根で覆った構築物からなる。オフシーズン時の装置保全 のために、入口開口14および出口開口15は、それぞれドア16で開閉できる ようにしておく。図2に示すようにドア16は建屋13の側壁に設けた戸袋に収 納されていて、オフシーズンには両開口14・15の上下に設けたガイドレール に沿って閉じ操作できる。ドア16は、各開口14・15に嵌め込み固定される 壁パネルで形成することができ、この場合はドア16を建屋13とは別の保管場 所に収納する。符号17はゲート管理者用のブースである。
【0026】 バーコードスキャナ2の読み取りミスは、入口開口14および出口開口15か ら入り込む太陽光や雪面からの反射光によっても誘起されるおそれがある。そこ で、建屋13を設ける場合には、改札場を設ける場所の日射条件や、雪面からの 反射状況等を考慮し、さらに両出口14・15の開口面積や高さ等を考慮して、 入口通路R1および出口通路R3の長さを設定する。図4に示すように、改札径 路Rを例えばS字状に屈曲させる場合には、入口開口14および出口開口15か ら入射する外乱光の影響を減少できる。Z字形やクランク状に屈曲させた改札経 路Rにおいても、同様の効果を期待することができる。
【0027】 上記のような建屋13これ自体の外乱光対策とは別に、バーコードスキャナ2 に外乱光の入射を阻止する付加構造を設けることができる。図5に示すように、 バーコードスキャナ2の読み取り窓2aの外面に、外乱光の入射を阻止するフー ド20を装着する。フード20の断面形は、四角形状とする以外に、スキャニン グ領域の形状に合わせて円形、だ円形、半円形等に設定できる。さらに、読み取 り窓2aの外面に、可視光や紫外光などの入射を抑止するフィルター21を設け て、外乱光によるバーコードスキャナ2の読み取りミスや誤作動を防止すること ができる。シート状のフィルター21の場合には、フィルター21を読み取り窓 2aの表面に貼り付けてもよい。
【0028】 図6はバーコードスキャナ2で読み取られるカード9を示す。カード9は紙製 のカードの片面に券種表示22やバーコード表示10、あるいは発券番号23、 発券者表示24などを印刷して形成してある。カード9は原則として期間券から なり、利用できる時間や期間等は、カード中央の左右に分割配置した券種表示2 2に表示されている。左右の券種表示22の間にバーコード表示10が配置して ある。
【0029】 バーコード表示10は上下二段に分けて印刷してあり、上段表示10aおよび 下段表示10bのそれぞれの上下寸法、および左右方向の印字幅を、標準的なバ ーコードより大きく設定する。バーコードスキャナ2による読み取りミスを避け るためである。具体的には、バーコードの上下寸法を15mm以上、より好ましく は32mm以上とし、左右方向の印字幅および隣接間隔を標準的なバーコードの2 倍以上、より好ましくは3倍以上とした。上段表示10aには、自動発券機の機 番や発券番号等の基準情報と、期間などの券種の内容等が記録してある。下段表 示10bは主に時間券の内容を記録するために設けられていて、ナイター券や早 朝券等において用いる。バーコード表示10は左右横長に一段のみで表示するこ とができる。
【0030】 上記の実施例では、複数基の自動ゲート装置を1個の建屋13で覆ったがその 必要はない。一組ないしは2組の自動ゲート装置を一個の建屋13で覆って、ゲ ート設備をブース状に構成することができる。バーコードスキャナ2は支柱以外 の支持具7で上下位置調節自在に支持できる。例えば、支持具7を平行リンク機 構や、建屋13の天井で吊持した上下動自在なアーム等で構成できる。ゲートユ ニット1の右側面にフラップ4を設けるとともに、同じゲートユニット1にバー コードスキャナ2と表示器3を装着して、一組の自動ゲート装置とすることがで きる。表示器3としては、明滅する信号灯以外に、スピーカを内蔵するブラウン 管型のディスプレイを用いて、文字や映像、および音声で改札認証の結果を表示 してもよい。この考案のゲート設備は、スキーリフト以外の野外に設置されたス ポーツ施設にも広く適用できる。
【0031】
【考案の効果】
この考案のゲート設備によれば、利用者は自然な歩行姿勢でゲートを通過する だけで、確実に改札認証を行うことができ、非接触型のICカード方式の自動ゲ ート装置と同程度の改札処理を実現できる。しかも、ゲート設備の導入コストは 、ICカード方式に比べて十分に低減できる。自動ゲート装置の外面を建屋13 で覆って、外乱光によるバーコードスキャナ2の読み取りミスを解消するので、 読み取りミスに伴うゲート付近での改札停滞を防止し、効率的に改札認証を行え る。自動ゲート装置が故障した場合には、天候とは無関係に即座に修理や調整を 行えるので、機器故障に伴う改札機の休止時間を減少し、その分だけ施設利用度 を向上できる。建屋13の入口開口14および出口開口15をドア16で閉鎖す ることにより、不使用時の自動ゲート装置を確実に保全できるので、従来のゲー ト設備に比べ機器類の撤去や再設置の手間を省ける点でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゲート設備の内部側面図である。
【図2】ゲート設備の内部平面図である。
【図3】自動ゲート装置の斜視図である。
【図4】改札経路の変形例を示す平面図である。
【図5】バーコードスキャナの付加備品を示す斜視図で
ある。
【図6】カードの正面図である。
【符号の説明】
1 ゲートユニット 2 バーコードスキャナ 3 表示器 4 フラップ 9 カード 10 バーコード表示 13 建屋 14 入口開口 15 出口開口 R 改札経路 R1 入口通路 R2 認証通路 R3 出口通路

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改札場の改札経路Rに沿って利用者が所
    持するカード9のバーコード表示10を読み取るバーコ
    ードスキャナ2と、バーコードスキャナ2の出力信号に
    基づいてフラップ4を自動開閉するゲートユニット1
    と、前記出力信号に基づいて制御される表示器3とが配
    置されており、 改札経路Rは、ゲートユニット1に並ぶ認証通路R2
    と、認証通路R2を間に挟んで、それぞれ所定長さに設
    定された入口通路R1および出口通路R3とからなり、 入口通路R1の始端と、出口通路R3の終端とを含む改
    札場の全体が、太陽光ないしはその反射光等のバーコー
    ドスキャナ2への入射を防止するために建屋13で覆っ
    てあることを特徴とする野外スポーツ施設用のゲート設
    備。
  2. 【請求項2】 バーコードスキャナ2の読み取り窓2a
    に、外乱光の入射を抑止するフード20が装着してある
    請求項1記載の野外スポーツ施設用のゲート設備。
  3. 【請求項3】 バーコードスキャナ2の読み取り窓2a
    の外面に、外乱光の入射を抑止するフィルター21が装
    着してある請求項1又は2記載の野外スポーツ施設用の
    ゲート設備。
  4. 【請求項4】 ゲートユニット1に、磁気カードで形成
    された施設利用カード9aの内容を読み取るカードリー
    ダーが組み込んである請求項2又は3記載の野外スポー
    ツ施設用のゲート設備。
  5. 【請求項5】 建屋13の内部に、バーコードスキャナ
    2と、ゲートユニット1と、表示器3を含む自動ゲート
    装置の複数組とが並列状に配置してあり、 各バーコードスキャナ2が、支持具7で上下方向へ位置
    調節自在に支持されている請求項4記載の野外スポーツ
    施設用のゲート設備。
  6. 【請求項6】 建屋13の入口通路R1側の入口開口1
    4と、出口通路R3側の出口開口15とのそれぞれに、
    各開口14・15を閉鎖するドア16が設けてある請求
    項5記載の野外スポーツ施設用のゲート設備。
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