JP3047281B2 - 金属ガスケット - Google Patents

金属ガスケット

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JP3047281B2
JP3047281B2 JP7068295A JP6829595A JP3047281B2 JP 3047281 B2 JP3047281 B2 JP 3047281B2 JP 7068295 A JP7068295 A JP 7068295A JP 6829595 A JP6829595 A JP 6829595A JP 3047281 B2 JP3047281 B2 JP 3047281B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダブロックのシ
リンダ孔内周に鋳込み式シリンダスリーブ又はフランジ
付きシリンダライナを備えたエンジンに好適する金属ガ
スケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンの断面図が、図4又は図
5に示してある。この図に示すように、シリンダ孔2の
内周には、鋳込み式シリンダスリーブ3又はフランジ付
きシリンダライナ4が挿入してあり、これらのシリンダ
スリーブ3又はシリンダライナ4により、シリンダ孔2
の摩耗を保護してエンジン自体を長年の使用に耐えるよ
うにしてある。
【0003】このうち、図4に示すシリンダスリーブ3
には、その外周の複数箇所に周状又は断続状の突起3a
が形成され、この突起3aがシリンダブロック1の鋳造
時の鋳込みによって形成された周状の凹部1aに保持さ
れた状態で固定される。
【0004】また、図5に示すシリンダライナ4には、
その上端外周にフランジ4aが形成され、このフランジ
4aがシリンダブロック1の内周上部に形成された段差
状のフランジ受面1bによって支持された状態に固定さ
れる。
【0005】このようなシリンダブロック1の上面に設
けられる従来の金属ガスケットは、シリンダ孔2を囲繞
する基板31と、該基板31とは別体であってその外側
にビード32aが形成されたビード板32と、このビー
ド板32に積層された補助板34をシリンダ孔2の外周
で折り返して基板31の内周を挟持した折返し部35と
から成り、該折返し部35の形成位置における合計厚さ
が最大の厚さを有するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記の金属ガ
スケットにおいては、折返し部35がシリンダスリーブ
3又はシリンダライナ4のシリンダ孔2側の上面に位置
して、図4又は図5の黒塗りの矢印で示すように、ビー
ド32aの面圧よりも大なる面圧を発揮するため、シリ
ンダブロック1とシリンダスリーブ3又はシリンダライ
ナ4のフランジ4aとの熱膨張差、或は燃焼爆発時のた
たかれによって、以下に示す問題点が生じていた。
【0007】即ち、図4に示す鋳込み式シリンダスリー
ブ3を挿着したシリンダブロック1においては、金属ガ
スケットの折返し部35がシリンダスリーブ3を下方に
押圧してシリンダブロック1の内周が下方に変形するた
め、シリンダスリーブ3の上面において、金属ガスケッ
トの面圧が不足して燃焼ガスの吹き抜けが生じ、またシ
リンダスリーブ3の変形によってシリンダ孔2内周のピ
ストン当たりが不良となって、オイル消費量が大になる
という問題点があった。
【0008】また、図5に示すフランジ付きシリンダラ
イナ4を挿着したシリンダブロック1においては、金属
ガスケットの折返し部35がシリンダライナ4を下方に
押圧し、フランジ4a側はフランジ受け面1bで支持さ
れたことにより、シリンダライナ4の上面にすり鉢状に
傾斜する変形4cが生じると共に、シリンダライナ4の
内壁4bが外側にふくらんで、上記同様に、シリンダラ
イナ4の上面の面圧不足による燃焼ガスの吹き抜け、ま
たピストン当たりに不良が生じてオイル消費量が大にな
るという問題点があった。
【0009】本発明は、以上の事情に鑑みて成されたも
ので、エンジンのシリンダブロックとシリンダヘッド間
に設けられる金属ガスケットであって、シリンダブロッ
クのシリンダ孔内周に挿着されたシリンダスリーブ又は
シリンダライナを変形することなく良好なシール性能を
発揮するようにした金属ガスケットを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の金属ガスケットは、シリンダ孔の内周に
鋳込み式シリンダスリーブ又はフランジ付きシリンダラ
イナを備えたシリンダブロックの上面に設けられる金属
ガスケットにおいて、前記シリンダ孔を囲繞する基板が
前記シリンダスリーブの外周近傍における前記シリンダ
ブロックの上面または前記シリンダライナのフランジの
上面で所定幅の厚さ増大部を有し、前記基板の外周に隙
間を有して設けられたビード板の内周と外周に沿って段
差ビードが形成され、さらに前記基板と前記ビード板と
に連続的に重ねられた折返し板が前記厚さ増大部と重な
らない幅で前記基板の内周を挟持する折返し部を有する
共に、前記厚さ増大部の合計厚さが少なくとも前記折
返し部の合計厚さよりも厚く形成される一方、前記折返
し板が前記ビード板の内周と外周の段差ビードに合致し
て重ねられた段差ビードを有して成ることを特徴とす
る。
【0011】また、前記折返し板の折返し部の形成位置
の合計厚さが前記ビード板の段差ビードの形成位置の
計厚さと同等か厚くされたことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成の金属ガスケットにおいて、少なくと
も折返し部の形成位置の合計厚さよりも厚く形成された
厚さ増大部がシリンダスリーブで包囲されたシリンダブ
ロックの内周上面又はシリンダブロックのフランジ受面
によって支持されたシリンダライナのフランジの上面に
配設されているため、燃焼爆発時のたたかれ等によって
もこれらのシリンダスリーブ又はシリンダライナが変形
せずに元の形状を維持することが可能となる。
【0013】この場合、厚さ増大部がシリンダスリーブ
の外周近傍におけるシリンダブロックの上面又はシリン
ダライナのフランジの上面に定置されてその位置を変動
しないことが肝要であるが、基板とビード板とに連続的
に重ねられた折返し板が基板の内周を挟持する折返し部
を有すると共に、該折返し板がビード板の内周と外周の
段差ビードに合致して重ねられた段差ビードを有して成
るため、この折返し板によって基板とビード板とが位置
決めされると共に横方向へのずれが防止され、基板とビ
ード板との間に設けられた隙間の幅が変動することな
く、この隙間でビード板の段差ビードの撓みを吸収する
ことが可能となる。
【0014】また、この金属ガスケットにおいては、
なくとも折返し部の形成位置の合計厚さよりも厚く形成
された厚さ増大部がシリンダブロックの上面に対して最
大面圧を発揮すると共に一次シールを成して燃焼爆発時
のたたかれを防止することにより、ビード板に形成され
たビードのへたりを防止して、このビードによる二次シ
ール性を長期にわたって維持することが可能となる。
【0015】また、シリンダヘッドをシリンダブロック
に対してボルト締結すると、ボルト締結位置から離間す
るに従ってシリンダヘッドとシリンダブロック間の隙間
が大きくなり、シリンダ孔側において最大の隙間を空け
ることとなるが、本発明の金属ガスケットにおいて、
返し部の形成位置の合計厚さをビード板の段差ビードが
形成された位置の合計厚さと同等か厚くしてあるため、
上記のシリンダ孔側の隙間をシールして、ボルト締結後
のシール性能を確保することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0017】図1は鋳込み式シリンダスリーブを内周に
備えたシリンダブロックとシリンダヘッド間に本発明の
金属ガスケットを配設した状況を示す断面図である。図
2はフランジ付きシリンダライナを内周に備えたシリン
ダブロックとシリンダヘッド間に本発明の金属ガスケッ
トを配設した状況を示す断面図である。図3(a) 乃至
(e) は、本発明による金属ガスケットの断面図であっ
て、基板とビード板とが別体に形成され、これらの基板
とビード板との全面に折返し板の延長部を付設した各種
の金属ガスケットを示す。
【0018】図1に示すエンジン断面は、シリンダブロ
ック1のシリンダ孔2内周に上記の図4で説明した鋳込
み式シリンダスリーブ3が設けられて成り、図2に示す
エンジン断面は、シリンダブロック1のシリンダ孔2の
内周に図5で説明したフランジ4a付きシリンダライナ
4が設けられて成るものである。これらの図において
は、エンジン断面部の各部材には図4と図5で用いたも
のと同様の数字が用いてある。
【0019】なお、図1と図2において20はシリンダ
ブロック1とシリンダヘッド21に形成された水孔であ
る。
【0020】図1に示す金属ガスケットは、シリンダ孔
2を囲繞する基板5がシリンダスリーブ3の外周近傍に
おけるシリンダブロック1の上面またはシリンダライナ
4のフランジ4aの上面で所定幅の厚さ増大部7を有
し、基板5の外周に隙間10を 有して設けられたビード
板8の内周と外周に沿って段差ビード8a、8aが形成
され、さらに基板5とビード板8とに連続的に重ねられ
た折返し板6が厚さ増大部7と重ならない幅で基板5の
内周を挟持する折返し部6aを有すると共に、厚さ増大
部7の合計厚さが少なくとも折返し部6aの形成位置の
合計厚さよりも厚く形成される一方、折返し板6がビー
ド板8の内周と外周の段差ビード8a、8aに合致して
重ねられた段差ビード6c、6cを有して成るものであ
【0021】この構成をより詳細に述べると、基板5に
はシリンダスリーブ3の外周近傍にてシリンダブロック
1側に折り曲げられた段差状の段差ビード5aが形成さ
れ、この基板5の外周に該基板5とは別体で且つ隙間1
0を有してビード板8が配設されている。
【0022】また、ビード板8には、該ビード板5に形
成された水孔20aの内側と外側にて段差状に折り曲げ
られた段差ビード8aが形成されると共に、このビード
板8の片側全面に対して折返し板6の延長部6bが段差
ビード8aに倣った形状で連続的に重ねられているた
、折返し板6もまたビード板8の内周と外周の段差ビ
ード8a、8aに合致して重ねられた段差ビード6c、
6cを有して成るものである。また、基板5には段差ビ
ード5aを境にして外側上面に厚さ増大板7aが重合さ
れ、内側下面には基板5の燃焼室孔の内周に沿って折曲
された折返し部6aが厚さ増大部7と重ならない幅で重
合されている。さらに、厚さ増大板7aは折返板6の折
返し部6aよりも厚く形成されているため、厚さ増大部
7aの合計厚さは少なくとも折返し部の形成位置の合計
厚さよりも厚く形成された構成となる
【0023】このような金属ガスケットにおいては、折
返し板6の折返し部6aと段差ビード6cによって基板
5とビード板8とが位置決めされると共に横方向へのず
れが防止され、基板5とビード板8との間に設けられた
隙間10の幅が変動することなく、この隙間10でビー
ド板8の段差ビード8a、8aの撓みを吸収することが
可能となる。また、厚さ増大部7aの合計厚さが少なく
とも折返し部の形成位 置の合計厚さよりも厚く形成され
たことにより、各部の面圧を図1の黒塗りの矢印で示し
たように、厚さ増大部7がシリンダブロック1における
シリンダスリーブ3の包囲部の上面に対して最大の面圧
を作用させて一次シールを成し、シリンダスリーブ3に
作用する面圧はそれよりも小さいものとなる。
【0024】また、シリンダヘッド21とシリンダブロ
ック1とがボルト締結されたとき、ビード板8の段差ビ
ード8aは、折返し部6aの面圧よりも大なる荷重を有
して二次シールを成すが、シリンダ孔2側の折返し板6
の配設位置の合計厚さをビード板8の段差ビード8aの
形成位置における合計厚さと同等か厚くしたことによ
り、ボルト締結時に生じるシリンダヘッド21とシリン
ダブロック1間におけるシリンダ孔2側の最大隙間を埋
め合わせることが可能となる。
【0025】さらに、厚さ増大部7の内側にある折返し
部6aは、折返しの反力により、厚さが薄くてもガスケ
ット両面に対して微小なる反発力を与えると共に、両面
からの熱伝達を可能とするものである。
【0026】図2に示す金属ガスケットは、図1の金属
ガスケットと同様に、シリンダライナ4のシリンダ孔2
を囲繞する基板5がシリンダライナ4のフランジ4aの
上面で所定幅の厚さ増大部7を有して成り、基板5の外
周に隙間10を有して設けられたビード板8の内周と外
周に沿って段差ビード8a、8aが形成され、さらに基
板5とビード板8とに連続的に重ねられた折返し板6が
基板5の内周を挟持する折返し部6aを有すると共に、
該折返し板6がビード板8の内周と外周の段差ビード8
a、8aに合致して重ねられた段差ビード6a、6aを
有して成るもので、厚さ増大部7がシリンダライナ4の
フランジ4aの上面位置に対して最大の面圧を作用させ
るが、フランジ4aはシリンダブロック1のフランジ受
面1bで支持されているため、シリンダライナ4に作用
する面圧はそれより小さいものとなる。この図2に示す
金属ガスケットにおいても、折返し板6によって基板5
とビード板8とが位置決めされると共に横方向へのずれ
が防止され、基板5とビード板8との間に設けられた隙
間10の幅が変動することなく、この隙間10でビード
板8の段差ビード8a、8aの撓みを吸収することが可
能となり、厚さ増大部7がシリンダヘッド21とシリン
ダブロック1間の一次シールを成し、ビード板8の段差
ビード8aが二次シールを成し、折返し部6aの形成部
分がボルト締結時の隙間の補充を成すものである。
【0027】図3(a) 乃至(e) には、本発明による金属
ガスケットの各種の変更例が示してある。
【0028】このうち、図3(a) 乃至(e) に示す金属ガ
スケットのいずれにも共通した構成としては、折返し板
6が基板5とビード板8の上面に対して連続的に付設さ
れることにより該折返し板6がビード板8の内周と外周
の段差ビード8a、8aに合致して重ねられた段差ビー
ド6a、6aを有し、シリンダ孔2の周囲にて基板5の
内周を挟持した折返し部6aが形成され、厚さ増大部7
を有する基板5とビード板8とは別体且つ隙間10を有
して配設されたものである。
【0029】図3(a) に示す金属ガスケットは、図1と
図2に示した金属ガスケットと同様のものであるから説
明を省略し、以下に、図3の金属ガスケットと相違する
点について説明する。
【0030】図3(b) に示す金属ガスケットは、基板5
に段差ビード5aが形成されていない平面を成して、基
板5の厚さ増大部7の位置に厚さ増大板7aが付設され
て成るものである。
【0031】図3(c) に示す金属ガスケットは、基板5
に厚さ増大板7aが付設されずに、厚さ増大部7の位置
における基板5自体の厚さ5bを段差状に増大させて成
るものである。
【0032】図3(d) に示す金属ガスケットは、ビード
板8よりも薄い基板5を用い、この基板5に補助板12
を付設して、基板5と補助板12のシリンダ孔2の内周
を折返し部6aで挟持し、さらに補助板12を折返し部
6aの外側で折返し、積層部12bを形成して増大部7
としたものである。
【0033】図3(e) に示す金属ガスケットは、上記の
金属ガスケットが上側に折返し板6の延長部6bが付設
されたのに対して、反対側に折返し板6の延長部6bを
付設して成り、基板5を折返し部6aで挟持した部分か
ら上方に折り曲げて段差状の段差ビード5aを形成し、
該段差ビード5aの外周にて基板5と折返し板6の延長
部6bとの間に厚さ増大板7aを挿着したものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の金属ガス
ケットにおいては、厚さ増大部の合計厚さが少なくとも
折返し部の形成位置の合計厚さよりも厚く形成されると
共に、この厚さ増大部がシリンダスリーブの外周近傍に
おけるシリンダブロックの上面又はシリンダライナのフ
ランジの上面に配設されたため、燃焼爆発時のたたかれ
等によってもこれらのシリンダスリーブ又はシリンダラ
イナが変形せずに元の形状を維持することが可能とな
り、燃焼ガスの吹き抜け、ピストン当たりの不良等の従
来の問題点を解消することができる。
【0035】また、この金属ガスケットにおいては、厚
さ増大部とビード板とは別体且つ隙間を有して配設さ
れ、折返し板の折返し部と段差ビードによって基板とビ
ード板とが位置決めされると共に横方向へのずれが防止
されているため、基板とビード板との間に設けられた隙
間の幅が変動することがなく、この隙間でビード板の段
差ビードの撓みを吸収することが可能となり、燃焼爆発
時のたたかれによってビード板が撓んでも、このビード
板が厚さ増大部を横方向に押圧することなく厚さ増大部
の定位置を維持することができる。
【0036】さらに、この金属ガスケットにおいては、
少なくとも折返し部の形成位置の合計厚さよりも厚く形
成された厚さ増大部がシリダブロックの上面に対して最
大面圧を発揮すると共に一次シールを成して燃焼爆発時
のたたかれを防止することにより、ビード板に形成され
た段差ビードのへたりを防止して、この段差ビードによ
る二次シール性を長期にわたって維持することが可能と
なる。
【0037】また、本発明の金属ガスケットにおいて、
折返し板の折返し部形成位置の合計厚さをビード板の段
差ビードの形成位置の合計厚さと同等か厚く形成したこ
とにより、シリンダヘッドをシリンダブロックにボルト
締結した際のシリンダ孔側に生じる両者の隙間を埋め
て、ボルト締結後のシール性能を確保することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、鋳込み式シリンダスリーブを内周に備
えたシリンダブロックとシリンダヘッド間に本発明の金
属ガスケットを配設した状況を示す断面図である。
【図2】図2は、フランジ付きシリンダライナを内周に
備えたシリンダブロックとシリンダヘッド間に本発明の
金属ガスケットを配設した状況を示す断面図である。
【図3】図3(a) 乃至(e) は、本発明による金属ガスケ
ットの断面図であって、基板とビード板とが別体に形成
され、これらの基板とビード板との全面に折返し板の延
長部を付設した各種の金属ガスケットを示す。
【図4】図4は鋳込み式シリンダスリーブを内周に備え
たシリンダブロックとシリンダヘッド間に従来の金属ガ
スケットを配設した状況を示す断面図である。
【図5】図5はフランジ付きシリンダライナを内周に備
えたシリンダブロックとシリンダヘッド間に従来の金属
ガスケットを配設した状況を示す断面図である。
【符号の説明】
1…シリンダブロック 2…シリンダ孔 3…シリンダスリーブ 4…シリンダライナ 4a…シリンダライナのフランジ 5…基板 6…折返し板 6a…折返し部 6b…延長部 6c…折返し板の段差ビード 7…厚さ増大部 7a…厚さ増大板 8…ビード板 8a…段差ビード 10…隙間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ孔の内周に鋳込み式シリンダスリ
    ーブ又はフランジ付きシリンダライナを備えたシリンダ
    ブロックの上面に設けられる金属ガスケットにおいて、
    前記シリンダ孔を囲繞する基板が前記シリンダスリーブ
    の外周近傍における前記シリンダブロックの上面または
    前記シリンダライナのフランジの上面で所定幅の厚さ増
    大部を有し、前記基板の外周に隙間を有して設けられた
    ビード板の内周と外周に沿って段差ビードが形成され、
    さらに前記基板と前記ビード板とに連続的に重ねられた
    折返し板が前記厚さ増大部と重ならない幅で前記基板の
    内周を挟持する折返し部を有すると共に、前記厚さ増大
    部の合計厚さが少なくとも前記折返し部の形成位置の合
    計厚さよりも厚く形成される一方、前記折返し板が前記
    ビード板の内周と外周の段差ビードに合致して重ねられ
    た段差ビードを有して成ることを特徴とする金属ガスケ
    ット。
  2. 【請求項2】前記折返し板の折返し部の形成位置の合計
    厚さが前記ビード板の段差ビードの形成位置の合計厚さ
    と同等か厚くされたことを特徴とする請求項1記載の金
    属ガスケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101841510B1 (ko) * 2016-12-23 2018-03-26 대한민국 항공기 사출좌석 장탈착 장비

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