JP3046862U - 自動充填装置の被包装物充填ノズル - Google Patents

自動充填装置の被包装物充填ノズル

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JP3046862U
JP3046862U JP1997007941U JP794197U JP3046862U JP 3046862 U JP3046862 U JP 3046862U JP 1997007941 U JP1997007941 U JP 1997007941U JP 794197 U JP794197 U JP 794197U JP 3046862 U JP3046862 U JP 3046862U
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JP
Japan
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filling nozzle
filling
film
nozzle
sealant layer
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JP1997007941U
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克規 二瀬
賢司 石川
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Taisei Lamick Co Ltd
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Taisei Lamick Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒートシール刃の加熱温度を高めても、包装用
フィルムのシーラント層の融点を下げても、そのシーラ
ント層の、充填ノズルへの融着を防止する。 【解決手段】繰り出されたフィルム2を幅方向に二つ折
りする折畳手段5と、折畳みフィルム2aにヒートシー
ルを施す縦シールロール6および横シールロールと、折
畳みフィルム2aの内側に液体を供給する充填ノズル8
とを具える自動充填装置において、充填ノズル8の、折
畳みフィルム2aへの挿入部分に沿って延びる気体噴出
パイプ11を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、自動充填装置において、巻取りロールから繰り出された包装用フ ィルムを、その幅方向に二つ折りにした状態で、それに間欠的な横シールおよび 連続的な縦シールを施しつつ、折畳みフィルムの内側へ被包装物、例えば、液体 もしくは粘稠被包装物を供給する充填ノズルに関するものであり、とくには、自 動充填装置の停止に当たって、包装用フィルムが充填ノズルに融着するおそれを 取り除いたものである。
【0002】
【従来の技術】
液体、粘稠物質、粉・粒状物などの自動充填包装に使用される従来の自動充填 装置としては図2に要部を例示するものがある。 これは、巻取りロール1から繰り出された包装用フィルム、たとえば積層プラ スチックフィルム2を、ガイドロール3, 4に順次に通過させた後、折畳み手段 5によってその幅方向に二つ折りにし、しかる後、二つ折り状態のその積層プラ スチックフィルム2を、積層プラスチックフィルム2の引出しロールとしても機 能する縦シールロール6および横シールロール7に順次に通過させるものであり 、縦シールロール6では、二本で一対をなすロール6aのそれぞれに設けた、フ ランジ状のヒートシール刃6bにより、積層プラスチックフィルム2の遊端部分 に、図に斜線を施して示すような縦方向のヒートシールを施し、また、横シール ロール7では、二本一対のロール7aに、それらの長さ方向へ延在させて形成さ れて、ロール7Aの周方向に所定の間隔をおくヒートシール刃7bにより、これ も図に斜線を施して示すように、積層プラスチックフィルム2の長さ方向に所定 の間隔をおく、横方向のヒートシールを施す。
【0003】 ここで、このようにして縦方向および横方向のヒートシールを施される積層プ ラスチックフィルム2への被包装物の供給は、底部横シールおよび縦シールを施 されたプラスチックフィルム2の内側へ充填ノズル8によって、たとえば液体を 供給することにて行われ、そして、かかる液体の充填および、それに続く縦横そ れぞれのヒートシールの終了後におけるプラスチックフィルム2は、横シールロ ール7の下方に配置したカッターロール9によって、横シール部分10の中間位置 から、たとえば一袋づつ切断される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような自動充填装置において、充填作業効率の向上を目的とし て充填速度を高める場合には、それに伴って、縦横のそれぞれのヒートシール刃 6b,7bの加熱温度を高め、積層プラスチックフィルム2のシーラント層の低 融点化を図ることが必要になる。とくに、ヒートシール刃6B,7Bの高温化は 、充填ノズル8、なかでも、図3にに斜線を施して示すように、縦シールロール 6のヒートシール刃6bに最も近接して位置するそれの中間部分8bにおいて、 ヒートシール刃6bからの輻射熱に起因する高温加熱をもたらし、このことによ る加熱温度は、積層プラスチックフィルム2の幅、ひいては包装袋の幅寸法が狭 くなって、充填ノズル8とヒートシール刃6bとの間隔が小さくなるほど高くな る。
【0005】 また、この一方で、加熱殺菌した、被包装物としての液体等を、それの冷却前 に、充填ノズル8をへてプラスチックフィルム2の内側へ供給する場合には、そ のノズル8は内周側からもまた加熱されることになって、前記中間部分8aの温 度は一層高温になる。
【0006】 充填ノズルがこのように加熱されても、自動充填装置が定常に作動している場 合には、プラスチックフィルム2が、その充填ノズル8に接触することがあって も、プラスチックフィルム2のシーラント層と充填ノズル8との接触時間は極め て短時間であるので、充填作業効率の向上のために、そのシーラント層をたとえ 低融点化してもとくに問題が生じることはない。
【0007】 しかしながら、積層プラスチックフィルム2の交換その他のために、自動充填 装置を一時停止させた場合には、所定の作業が終了するまでの間、プラスチック フィルム2のシーラント層が、充填ノズル8の、高温に加熱された中間部分8a に常時接触することになり、これがため、そのシーラント層が充填ノズル8に融 着することがあった。そしてこのことは、シーラント層を低融点化した場合には とくに重大であった。
【0008】 ここで、シーラント層のこのような融着が生じたときには、自動充填装置の再 起動に先立って、充填ノズル8の外周面からその融着物を完全に除去することが 必要になるため、装置の稼動率の低下が余儀なくされるという問題があった。 なお、このような問題は、図4に示すように、一の積層プラスチックフィルム 2の内側に、二本の充填ノズル18, 28を用いて、多くは異種類のそれぞれの液体 等を供給するような場合に、とくには、二枚のフランジ状ヒートシール刃16b,26 b に挟まれて位置する充填ノズル18の中間部分18a が加熱されることによっても また同様に発生する問題であった。
【0009】 この考案は、従来技術が抱えるこのような問題点を解決することを課題として 検討した結果なされたものであり、それの目的とするところは、それぞれのヒー トシール刃の加熱温度を高めても、また、積層プラスチックフィルムのシーラン ト層の融点を低下させても、そのシーラント層の、充填ノズルへの融着を十分に 防止することができる、自動充填装置の被包装物充填ノズルを提供することにあ る。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案の、自動充填装置の被包装物充填ノズルは、繰り出されたフィルムを 幅方向に二つ折りにする折畳み手段と、折畳みフィルムにヒートシールを施す縦 シールロールおよび横シールロールと、折畳みフィルムの内側へ被包装物を供給 する充填ノズルとを具える自動充填装置において、充填ノズルの、折畳みフィル ムの内側への挿入部分に沿って延びる気体噴出通路を、その充填ノズルの外側も しくは内側に設けたものである。
【0011】 この被包装物充填ノズルでは、自動充填装置の停止時に、気体噴出通路から気 体、たとえば加圧空気を噴出させ、これによって、充填ノズルそれ自体を直接的 に冷却し、併せて、折畳みフィルムに既に形成されている底部横シールと縦シー ルとで区画される空間を膨満させて、その折畳みフィルムの、充填ノズルへの接 触を拘束することで、充填ノズルが、ヒートシール刃からの輻射熱によって高温 に加熱されても、また、折畳みフィルムのシーラント層の融点が低くても、その シーラント層の充填ノズルへの融着を十分に防止することができる。
【0012】 ここで好ましくは、気体噴出通路の噴出口を、通路先端および通路側壁の少な くとも一方に設ける。これらのいずれの噴出口から噴出された気体もともに、充 填ノズルの冷却および区画空間の膨満に有効に機能することはもちろんであるが 、とくに、気体噴出通路を充填ノズルの外側に設けた場合は、先端噴出口をもっ て、主には、区画空間の膨満を、そして側壁噴出口をもって、主には、充填ノズ ルの直接冷却を可能ならしめる。
【0013】 ところで、気体噴出通路を充填ノズルの内側に区画形成した場合には、気体が 噴出口に達するまでの間に充填ノズルの冷却が有効に行われるので、先端噴出口 および側壁噴出口のいずれから噴出された気体も、主として区画空間の膨満に寄 与することになる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下にこの考案の実施の形態を、図面に示すところに基づいて説明する。 図1は、この考案の実施形態を、考案の要部について示す略線図であり、図中 従来技術で述べた部分と同様の部分はそれと同一の符号で示す。 ここでは、包装用フィルムとしての積層プラスチックフィルム2をその幅方向 に二つ折りにした状態の下で、そのフィルム2の折畳み部分2aの内側への、充 填ノズル8の挿入部分に沿わせて気体噴出通路、たとえば気体噴出パイプ11を設 け、充填ノズル8の外側に位置するこのパイプ11を溶接その他をもって充填ノズ ル8に固着させる。 図に示すところでは、気体噴出パイプ11の先端を、縦シールロール6のロール 6aの近傍に位置させ、その先端開口を気体の噴出口11a とする。
【0015】 このように構成したところにおいて、定常運転状態の自動充填装置を、たとえ ば、フィルム交換の目的をもって一時停止するに当たっては、装置の停止と同時 に、気体噴出パイプ11の先端噴出口11a から、加圧空気とすることができる気体 を噴出させ、これによって、底部横シールおよび縦シールが予め施された折畳み 部分2aの区画空間を充分に膨満させて、積層プラスチックフィルム2、ひいて は、そのシーラント層の、充填ノズル8への接触を膨張し、併せて、その区画空 間内での空気の流動に基づいて、充填ノズル8を有効に冷却する。 従ってここでは、自動充填装置を停止しても、前記シーラント層の、充填ノズ ル8への接触が充分に防止されることになり、仮に、その接触があっても、充填 ノズル8が十分に冷却されているがゆえに、シーラント層の、充填ノズル8への 融着が効果的に阻止されることになる。
【0016】 かくして、この充填ノズルによれば、一時停止した自動充填装置の再起動を、 フィルム交換作業の終了後直ちに行うことが可能となり、装置の稼動効率を大き く高めることができる。
【0017】
【実施例】
この考案の効果を確保するため、図1に示す、この考案に係る充填ノズルと、 図3に示す従来の充填ノズルとのそれぞれにつき、縦シールロール6のヒートシ ール刃6bの加熱温度をパラメータとして、装置の一時停止に際するシーラント 層の、充填ノズル8への融着状態を試験したところ、表1に示す通りとなった。 なお、試験に用いた包装用フィルムの積層構造は、ナイロン層/ポリエチレン 層/リニアロウデンシティポリエチレン層とし、ナイロン層の厚みを15μm、ポ リエチレン層とリニアロウデンシティポリエチレン層とのトータル厚みを50μm とした。 また、各温度の下での測定は、ヒートシール刃6bが設定温度に達してから1 時間経過後に行い、装置の停止時間は5秒とした。
【0018】
【表1】
【0019】 表1によれば、この考案に係る充填ノズルでは、ヒートシール刃6bの加熱温 度のいかんにかかわらず、シーラント層としてのリニアロウデンシティポリエチ レン層の、充填ノズルへの融着を充分に阻止し得ることが明らかであり、一方、 従来ノズルでは、充填ノズルの表面温度が90℃を越えた場合に、シーラント層の 融着状態がとくに悪化することが明らかである。 また、この表1によれば、シーラント層の融点が90℃付近にあるものと考えら れる。
【0020】
【考案の効果】
かくして、この考案によれば、ヒートシール刃の加熱温度を高めても、また、 包装用フィルムのシーラント層の融点を低下させても、そのシーラント層の、充 填ノズルへの融着を充分に防止して、自動充填装置の稼動効率を大きく向上させ ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施形態を、考案の要部について示
す略線図である。
【図2】自動充填装置の要部を例示する図である。
【図3】従来の充填ノズルを例示する略線図である。
【図4】従来の他の充填ノズルを例示する略線図であ
る。
【符号の説明】
2 積層プラスチックフィルム 2a 折畳み部分 5 折畳み手段 6 縦シールロール 6b ヒートシール刃 8 充填ノズル 11 気体噴出パイプ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰出されたフィルムを幅方向に二つ折り
    にする折畳み手段と、折畳みフィルムにヒートシールを
    施す縦シールロールおよび横シールロールと、折畳みフ
    ィルムの内側へ被包装物を供給する充填ノズルを具える
    自動充填装置において、 前記充填ノズルの、折畳みフィルムの内側への挿入部分
    に沿って延びる気体噴出通路を設けたことを特徴とする
    自動充填装置の被包装物充填ノズル。
  2. 【請求項2】 気体噴出通路の噴出口を、通路先端およ
    び通路側壁の少なくとも一方に設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の自動充填装置の被包装物充填ノズル。
  3. 【請求項3】 気体噴出通路を、前記充填ノズルの外側
    に配設したことを特徴とする請求項1もしくは2に記載
    の自動充填装置の被包装物充填ノズル。
  4. 【請求項4】 気体噴出通路を、充填ノズルの内側に区
    画形成したことを特徴とする請求項1もしくは2に記載
    の自動充填装置の被包装物充填ノズル。
JP1997007941U 1997-09-05 1997-09-05 自動充填装置の被包装物充填ノズル Expired - Lifetime JP3046862U (ja)

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