JP3046862B2 - 15〜25重量%のトランス−トランス異性体含有ジ−(4−アミノシクロヘキシル)−メタンの製造方法 - Google Patents

15〜25重量%のトランス−トランス異性体含有ジ−(4−アミノシクロヘキシル)−メタンの製造方法

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JP3046862B2 JP3244857A JP24485791A JP3046862B2 JP 3046862 B2 JP3046862 B2 JP 3046862B2 JP 3244857 A JP3244857 A JP 3244857A JP 24485791 A JP24485791 A JP 24485791A JP 3046862 B2 JP3046862 B2 JP 3046862B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、ジ−(4−アミノフェニル)
−メタン(“MDA”)の水素添加によるジ−(4−ア
ミノシクロヘキシル)−メタンの異性体液状混合物の改
良された製造方法に関する。本発明に従って得られるこ
の液状の異性体混合物は、15〜25重量%、好適には
18〜23.5重量%のトランス−トランス異性体を含
有している。
【0002】上述した種類の液状異性体混合物は、一般
に、室温(約10〜25℃)で液状のイソシアネート誘
導体製造のために必要とされている。
【0003】一般に、MDAの水素添加は、結果とし
て、シス−シス異性体、シス−トランス異性体およびト
ランス−トランス異性体が一緒に存在しており、そして
トランス−トランスの含有量が平衡濃度である約50重
量%に近づくところの異性体混合物をもたらす。上述し
たように比較的低いトランス−トランス異性体含有量
(即ち15〜25重量%)を有する異性体組成物は、Ge
rman Auslegungschrift 1,593,293に記述されて
いる複雑な変換方法によって製造できる。特定量のトラ
ンス−トランス異性体を含有しているジ−(4−アミノ
シクロヘキシル)−メタンの異性体混合物の製造を可能
にするところの、他の公知の方法も存在している(例え
ば、米国特許番号3,766,272、3,644,52
2、3,155,724および3,153,088参照)。
ヨーロッパ特許番号324,190には、トランス−ト
ランス含有量が所望の値に相当する水添生成物を生じさ
せるところの、MDAの水添方法が記述されている。こ
の方法は、特別な触媒の使用を必要としそして特定反応
条件の保持を必要としている。しかしながら、この方法
は、ジ−(4−アミノシクロヘキシル)−メタンの全体
的収率が不満足であるという欠点を有している。更に、
述べられている水素添加または変換方法のいくつかは、
アンモニアまたは高級溶媒の存在下で行う必要がある。
【0004】従って、本発明が解決しようとした課題
は、高い全体的変換率と共に、トランス−トランス異性
体含有量が上述した所望の範囲にあるところの、新規で
簡潔化された産業的に使用可能な方法を提供することで
あった。この課題は、本発明に従う方法によって解決さ
れた。
【0005】
【発明の記述】本発明は、ルテニウム含有支持触媒の存
在下、上昇させた温度および上昇させた水素圧下で、ジ
−(4−アミノフェニル)−メタンを接触水添すること
による、15〜25重量%のトランス−トランス異性体
含有ジ−(4−アミノシクロヘキシル)−メタンの製造
方法を意図したものである。本発明の方法は、希土類金
属およびマンガンの化合物で処理したAl23支持体上
のルテニウム触媒の使用によって特徴づけられる。ここ
で用いる該触媒のルテニウム含有量は、この触媒の全重
量を基準にして0.05〜5重量%、好適には0.05
〜3重量%、最も好適には0.1〜2重量%である。
【0006】従って、本発明の方法は、支持体、即ちA
23が希土類金属およびマンガンの化合物を含有して
いるところの、特定のルテニウム支持触媒の使用によっ
て特徴づけられる。塩基性のアルカリ化合物を添加する
ことによって更に改良される。
【0007】Al23は、好適にはα−またはγ−Al
23、最も好適にはγ−Al23である。
【0008】希土類金属とマンガンとを一緒にした含有
量は、該触媒の全重量を基準にして0.05〜8重量
%、好適には0.2〜5重量%である。希土類金属とマ
ンガンとの重量比は、5:1〜1:5、好適には2:1
〜1:2である。
【0009】該希土類金属は、周期律表のIIIb族の
元素である。これらには、スカンジウム、イットリウ
ム、ランタンおよびランタニド類の如き材料が含まれ
る。この希土類金属の1つもしくは2種以上から成る混
合物のどちらかが使用できる。商業的に入手可能であり
そしてこの希土類金属の1つもしくは2つのみが最初に
富裕化されている種類の希土類金属の粗混合物も使用で
きる。イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジ
ム、ネオジムおよびディスプロシウムから成る群から選
択される1種以上の元素を使用するのが好適である。特
に好適な具体例では、セリウム、ランタン、或はこれら
の混合物の使用である。特別に好適な具体例では、セリ
ウムを富裕化させた混合物の形態であり得るセリウムの
使用である。この希土類金属およびマンガンは、Al2
3支持体処理のため、それらの化合物の形態、好適に
は酸化物の形態で存在している。
【0010】アルカリ金属の酸化物、水酸化物または炭
酸塩、好適にはNaOHおよびKOHが塩基性添加剤と
して使用され得る。この塩基性添加剤は、該希土類金属
およびマンガン処理以前もしくは以後に、該触媒支持体
に施しても良い。このアルカリ金属の添加は、該触媒の
重量を基準にして、好適には0.1〜10%、より好適
には0.2〜5重量%である。
【0011】本発明に従って使用され得る触媒は、例え
ば、押出し物、ペレットまたは大きさが約2〜10mm
の球の形態で、Al23に、希土類金属およびマンガン
の化合物を施すことによって製造され得る。このように
して処理した支持体を乾燥した後、更にルテニウム塩で
処理し、続いて別の乾燥段階を受けさせる。好適な具体
例において、ルテニウムを施す前に、希土類金属および
マンガンで最初に処理した触媒支持体を200〜450
℃の温度に加熱する。
【0012】該希土類金属およびマンガンの化合物は、
例えば上述した元素の適切な塩と一緒に、含浸させるか
噴霧することによって施されてもよい。この希土類金属
およびマンガンの塩は、適切な乾燥温度、好適な具体例
においては200〜450℃に加熱することで該触媒支
持体にしっかりと固着する化合物に、変換させられる。
しかしながら、この希土類金属およびマンガンの化合物
はまた、アルカリの水酸化物またはアンモニアを含浸さ
せた支持体上に希土類金属およびマンガンの塩からの希
土類金属/マンガンの水酸化混合物を共沈させ、任意に
水で洗浄して可溶成分を除去することによっても、施さ
れ得る。この希土類金属およびマンガンの適切な塩は、
特に、硫酸塩、塩酸塩、酢酸塩および/または硝酸塩で
ある。希土類金属およびマンガンで処理した支持体を、
最初に乾燥した後、好適には1〜120時間、200〜
450℃、好適には250〜430℃で加熱する。この
温度は、上述した期間に渡って、この範囲内で低温から
高温へ上昇させてもよい。次に、このように処理した支
持体に、例えば塩化物、硝酸塩、酢酸塩または他のいず
れかの適切な塩の形態で該支持体にルテニウムを施す
か、含浸させるか、噴霧した後再び乾燥するかして、ル
テニウムを含浸させてもよい。しかしながら、乾燥する
前に、ルテニウムを含浸させた支持体を上述した塩基性
化合物の溶液で処理して、ルテニウムを酸化物または水
酸化物の形態で沈澱させることもできる。次に、洗浄に
より水溶性成分を除去した後、乾燥してもよい。そし
て、本発明に従う使用に適切な触媒が得られる。しかし
ながら、好適な具体例において、使用前、好適には水添
槽中に配置した後、150〜350℃の範囲の温度の水
素で処理することによって、この触媒を活性化させる。
活性化後、水で洗浄することによって、塩化物、硝酸
塩、酢酸塩などの如きアニオン、および任意に沈澱化で
用いた塩基性化合物のカチオンを除去することも望まし
い。しかしながら、希土類金属およびマンガンの化合物
で処理した触媒支持体に、最初に、上述した塩基性化合
物の1つの溶液を含浸させた後、乾燥させることもでき
る。次に、ルテニウム塩の溶液を、塩基化した触媒支持
体に施し、そして含浸時にその酸化物もしくは水酸化物
の形態でそのルテニウムを沈澱させることもできる。こ
の場合もまた、乾燥後直ぐこの触媒は使用可能状態にな
っているが、好適には、上述したのと同様にして水素で
最初に活性化させる。この変法においても、上記アルカ
リ性化合物の残渣が存在しているにも拘らず、このルテ
ニウム支持触媒は使用可能状態になっている。しかしな
がら、好適な具体例においては、上述したように水で洗
浄する。
【0013】含浸もしくは噴霧によるAl23支持体へ
の種々の物質の適用、そしてこの目的のために必要な装
置は、本分野で公知である。この適用の必要な度合は、
上述した元素の溶液の量および濃度を選択することによ
って、調整できることも公知である。
【0014】本発明に従う水素添加反応は、80〜16
0℃の範囲の温度、好適には90〜140℃の範囲の温
度で生じる。温度の選択は、必要な反応速度、そしてま
た所望される異性体混合物組成によって決定される。温
度を上昇させるにつれて反応速度が上昇し、そして異性
体混合物のトランス−トランス含有物が生じる。特に比
較的高い温度で、この触媒は、水添生成物に対する異性
化効果を有しており、従って更に長引いた接触の場合に
は、このトランス−トランス含有物が増加し得る。従っ
て、水素の吸い込みが停止した後、この触媒と水添生成
物とを分離するのが一般的に好適である。
【0015】本発明に従って、用いられる水素圧は20
〜500バールの範囲、好適には200〜400バール
の範囲である。水素圧が高ければ高い程、水添反応は速
くなる。従って、比較的高い水素圧を用いることによっ
て、この水添生成物のトランス−トランス含有量を減少
させるところの、比較的低い水添温度および/または比
較的短い触媒との接触時間を保つことが可能となる。
【0016】水添をオートクレーブ中で不連続的に行う
場合、この反応過程を続けて行うことができ、このよう
に、水添時間の終点は、吸収された水素量によって決定
できる。この水添時間は、用いる触媒の量および温度に
依存して、一般に2〜5時間である。
【0017】特に優位な具体例において、この方法は連
続的に行われる。この触媒は粒状で、垂直加圧管中に導
入され得る。水添すべきMDAと水素とを、任意に希釈
のための不活性な溶媒と一緒に、上から触媒床を通して
通過させる。排出される反応生成物から取り除いた水素
は、反応のために再び用いることができる。与えられた
反応条件下で、最も望ましい処理速度が決定され、そし
て水添生成物のガスクロ分析(“GC”分析)を行うこ
とができる。1時間当たりの触媒1リットル当たり0.
05〜0.5kgのMDAから成る触媒負荷が特に優位
であることが分かった。
【0018】適切な不活性希釈剤は、液状化合物、例え
ばジオキサン、テトラヒドロフラン、イソブタノールま
たは第三ブタノールであり、これらは水素添加に対して
不活性であるとして本分野で知られている。しかしなが
ら、好適な具体例において、水添生成物の一部が希釈の
ために用いられてもよく、これによって、この系以外の
希釈剤を導入することの必要性を削除することができ
る。希釈のために不活性な希釈剤/溶媒、或は生成した
水添生成物を用いる場合、MDAと希釈剤との重量比
は、一般に1:0.2〜1:2、好適には1:0.5〜
1:1である。
【0019】公知の方法との比較において、本発明に従
う方法は、所望の異性体比を直接達成することができる
と共に、高収率である利点を有しており、そして製造が
容易なルテニウム触媒を使用している利点を有してい
る。
【0020】次に示す実施例において、全てのパーセン
トは重量である。
【0021】
【実施例】実施例1 比表面積が350m2/gでありそしてビード直径が2
〜6mmの、市販γ−Al23 200gに、12.4
gのCe(NO33・6H2O、18.28gのMn
(NO32・4H2Oおよび50gの水から調製した溶
液を含浸させた。この含浸させたAl23を、水ジェッ
ト真空中、120℃で18時間乾燥した後、400℃で
3時間加熱した。このようにして製造した触媒支持体
に、2gのRuを含有しているRuCl3水溶液70g
を含浸させた。この湿った触媒を、水ジェット真空中、
120℃で18時間乾燥した後、水素流中(1時間当た
り100リットルのH2)、350℃で3時間活性化し
た。
【0022】実施例2 1%のRu、2%のCeおよび2%のMnを含有してい
るところの、実施例1に従って調製したRu−Ce−M
n−Al23触媒25mL(19g)を、0.25リッ
トルの振とうオートクレーブ中でのジ−(4−アミノフ
ェニル)−メタン水添に用いた。このオートクレーブの
内部に、この触媒を充填したかご状の網ふるいを配置し
た。この触媒充填に続いて、40gの第三ブタノール中
に溶解した40gのMDAを6回水添した。水素圧は2
60〜300バールであり、そして反応温度は140℃
であった。必要な水添時間は240〜300分であっ
た。各々の水添後、このオートクレーブを室温に冷却
し、反応生成物を取り出した後、第三ブタノール中のM
DA溶液を再びこのオートクレーブに充填した。反応生
成物は、トランス−トランス異性体およびジ−(4−ア
ミノシクロヘキシル)−メタン(“HMDA”)の含有
量に関して分析した。得られた結果を下記の表に示す
(トランス−トランス異性体の量はHMDAの量を基準
にしている):
【0023】
【表1】 トランス‐トランス 3‐および4‐ HMDA 水添時間(分) 異性体 (%) 核化合物(%) (%) 300 22.5 2.8 96.5 265 19.8 2.6 96.9 240 19.0 1.7 97.9 270 21.0 1.5 98.3 260 20.6 1.9 97.7実施例3 実施例1に従って調製した触媒150gを、54gの水
および6gのNaOHから調製した溶液を用いた含浸に
より、後処理した。使用した水酸化ナトリウムの量は、
この触媒の吸収容量に相当していた。この含浸させた触
媒を100℃で20時間乾燥した。このようにして製造
した触媒60mL(53g)を、オイルサーモスタット
で加熱した垂直加圧管(直径14mm、長さ70cm)
中に配置した。この触媒層の間に細かい海砂(0.2〜
0.3mm)を充填した。
【0024】1重量部のMDAと1重量部の第三ブタノ
ールとから成る混合物を、270バール/112℃の水
素と一緒に上から触媒上に導入した。この液体は触媒を
通って分離槽中にしたたり落ちた。1時間当たり30〜
50リットルの水素を、この分離槽のヘッド部分で取り
出した。MDAの処理量は、1時間当たりの触媒1mL
当たり0.11〜0.13gのMDAに相当しており、
この範囲内に保持した。
【0025】333時間後、ガスクロ分析により、この
反応生成物は下記の組成を有していた: トランス−トランス異性体: 18.2% 3−および4−核化合物 0.25% ジ−(4−アミノシクロヘキシル)−メタン 98.9% 第二生成物 0.85% 説明の目的のため、本発明をここまで詳細に記述してき
たが、上記詳細は単にその目的のためであり、そしてそ
れが請求の範囲に限定されている以外は、本発明の精神
および範囲から逸脱することなく本分野の技術者によっ
て変化させ得るものと理解する。
【0026】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0027】1. ルテニウム含有の支持された触媒、
ここで、上記触媒は、希土類金属およびマンガンの化合
物で処理したAl23支持体上のルテニウム触媒であ
り、上記触媒のルテニウム含有量は、該触媒の全重量を
基準にして0.05〜5重量%である、の存在下、上昇
させた温度および上昇させた水素圧下で、ジ−(4−ア
ミノフェニル)−メタンを接触水素添加することを含
む、15〜25重量%のトランス−トランス異性体を含
有しているジ−(4−アミノシクロヘキシル)−メタン
の製造方法。
【0028】2. 該ルテニウム含有量が0.05〜3
重量%である第1項の方法。
【0029】3. 該ルテニウム含有量が0.1〜2重
量%である第2項の方法。
【0030】4. それらを一緒にした含有量が該触媒
の全重量を基準にして0.05〜8重量%となるような
量の、希土類金属およびマンガンの化合物で、該触媒支
持体を処理し、そして希土類金属とマンガンとの重量比
が5:1〜1:5である第1項の方法。
【0031】5. 上記一緒にした含有量が0.2〜5
重量%であり、そして上記比が2:1〜1:2である第
4項の方法。
【0032】6. 該処理した触媒支持体を200〜4
50℃の温度に加熱した後、該ルテニウムを施す第1項
の方法。
【0033】7. 該処理した触媒支持体を250〜4
30℃の温度に加熱する第6項の方法。
【0034】8. 該希土類金属がイットリウム、ラン
タン、セリウム、プラセオジム、ネオジムおよびディス
プロシウムから成る群から選択される1種以上の元素で
ある第1項の方法。
【0035】9. 該希土類金属がセリウムおよび/ま
たはランタンである第8項の方法。 10. 該触媒がアルカリ金属の酸化物、水酸化物また
は炭酸塩を含有している第1項の方法。
【0036】11. 該Al23をα−またはγ−Al
23で用いる第1項の方法。
【0037】12. ジ−(4−アミノフェニル)−メ
タン水添前に、150〜350℃の水素で処理すること
によって該触媒を活性化させる第1項の方法。
【0038】13. この方法を80〜160℃の範囲
の温度および20〜500バールの範囲の水素圧で行う
第1項の方法。
【0039】14. この反応を連続的に行い、そして
1時間当たりの触媒1リットル当たり0.05〜0.5
kgのジ−(4−アミノフェニル)メタンから成る触媒
負荷を保持する第1項の方法。
【0040】15. 水素添加すべき該ジ−(4−アミ
ノフェニル)メタンを、1:0.2〜1:2の重量比
で、溶媒/希釈剤との混合物として用い、そしてこの用
いる溶媒/希釈剤がジオキサン、テトラヒドロフラン、
イソブタノール、第三ブタノール、或は生成した水素添
加混合物から成る群から選択される第1項の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルドルフ・ブラデン ドイツ連邦共和国デー5068オーデンター ル・ノートハウザーフエルト1 (72)発明者 ハンス−ヘルムート・シユバルツ ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト1・ラターシユトラーセ90 (72)発明者 ヘルムート・バルトマン ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン1・ヘンリー−テイエイチ−ブイ −ベテインガー−シユトラーセ15 (56)参考文献 特開 平2−738(JP,A) 特開 昭57−203043(JP,A) 特開 昭59−112946(JP,A) 特開 昭51−98244(JP,A) 特公 平1−12745(JP,B2) 特公 昭59−6699(JP,B2) 特公 昭46−9135(JP,B1) 特公 昭46−34025(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 209/72 C07C 211/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルテニウム含有の支持された触媒の存在
    下、80〜160℃の範囲の温度および20〜500バ
    ールの範囲の水素圧下で、ジ−(4−アミノフエニル)
    −メタンを接触水素添加することによって15〜25重
    量%のトランス−トランス異性体を含有するジ−(4−
    アミノシクロヘキシル)−メタンを製造する方法であっ
    て、上記触媒はイツトリウム、ランタン、セリウム、プ
    ラセオジム、ネオジムおよびデイスプロシウムから成る
    群から選択される希土類金属の化合物およびマンガンの
    化合物を含む水溶液をα−またはγ−Al 2 3 支持体に
    含浸させ、乾燥させ、次いで200〜450℃の温度に
    加熱した後、ルテニウム塩の水溶液を含浸させ、乾燥さ
    せ、活性化することによって調製されたものであり、上
    記触媒のルテニウム含有量は該触媒の全重量を基準にし
    て0.05〜3重量%であり、上記触媒は希土類金属お
    よびマンガンを該触媒の全重量を基準にして合計で0.
    05〜8重量%含有し、該希土類金属とマンガンとの重
    量比は5:1〜1:5であり、上記触媒はさらにアルカ
    リ金属の酸化物、水酸化物および炭酸塩から選択される
    塩基性添加剤を含有している、ことを特徴とする方法。
JP3244857A 1990-09-06 1991-08-30 15〜25重量%のトランス−トランス異性体含有ジ−(4−アミノシクロヘキシル)−メタンの製造方法 Expired - Fee Related JP3046862B2 (ja)

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DE4028270A DE4028270A1 (de) 1990-09-06 1990-09-06 Verfahren zur herstellung von di-(4-aminocyclohexyl)-methan mit einem anteil an 15 bis 25 gew.-% des trans-trans-isomeren
DE4028270.8 1990-09-06

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