JP3046358U - 農作物管理用車両 - Google Patents

農作物管理用車両

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Publication number
JP3046358U
JP3046358U JP1997008429U JP842997U JP3046358U JP 3046358 U JP3046358 U JP 3046358U JP 1997008429 U JP1997008429 U JP 1997008429U JP 842997 U JP842997 U JP 842997U JP 3046358 U JP3046358 U JP 3046358U
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JP
Japan
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vehicle body
vehicle
crop
steering wheel
connecting rod
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Application number
JP1997008429U
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English (en)
Inventor
重信 高嶋
Original Assignee
有限会社高嶋鉄工所
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】栽培管理の労力を軽減し、構造が簡単で安定性
が良く安価に製作できる農作物管理車両を提供する。 【解決手段】車体前方に夫々独立して駆動される左右の
駆動輪2、3を備えると共に、車体後方に1輪の方向操
舵輪4を備え、該車体の前方上方に複数の作業者用座席
5、6を設けてその1つの座席を運転席に構成した。各
駆動輪を夫々油圧モータ19で駆動し、該車体1の下方
に農作物よりも高い間隔を設ける。油圧モータを駆動輪
を支える支脚12、13に設け、方向操舵輪に設けたレ
バー30に連杆28を取付け、操向ハンドル7の旋回を
ウォームギヤ29を介して該連杆に往復動として伝達す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、栽培中の農作物を巡視し、病株の除去や間引き等の管理作業を行う ために使用する管理用車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば馬鈴薯の栽培管理では、その栽培中に病株を抜き取り健全株への 伝染を防ぐ管理作業を行う必要がある。また、他の農作物でも成育を助けるため に間引き作業が行われる。 こうした栽培管理は、人が畝間を巡回し、抜き取った病株等は携帯する篭に入れ て持ち歩くのが一般である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような管理に於いて、例えば馬鈴薯畑は畝の培土が高く盛り上げられてお り、しかも畝間の幅が浅く、そこを篭を携帯して歩く作業はかなりの重労働であ る。 また、収穫までの間に数回は病株の除去作業を実施しなければならず、作物が成 長するにつれ畝間が塞がってくるのでその作業は困難を増す。 他の農作物でも同様の重労働を伴うことが多い。 本考案は、こうした栽培管理の労力を軽減し、構造が簡単で安定性が良く安価に 製作できる農作物管理車両を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決すめための手段】
本考案では、車体前方に夫々独立して駆動される左右の駆動輪を備えると共に 、車体後方に1輪の方向操舵輪を備え、該車体の前方上方に複数の作業者用座席 を設けてその1つの座席を運転席に構成することにより、上記の目的を達成する ようにした。 上記目的は、車体前方に夫々独立して油圧モータで駆動される左右の駆動輪を備 えると共に、車体後方に1輪の方向操舵輪を備え、該車体の下方に農作物よりも 高い間隔を設け、該車体の前方上方に並列に複数の作業者用座席を設けてその1 つの座席を運転席に構成したことによっても達成され得、請求項3又は4の構成 とすることにより的確にその目的が達成できる。
【0005】
【考案の実施の形態】
図面に基づき本考案の実施の形態を説明すると、図1乃至図3に於いて、符号 1は農作物管理用車両の車体、符号2、3は該車体1の前方の左右に設けた駆動 輪、4は該車体1の後方に設けた1輪の方向操舵輪を示し、該車体1の前方上方 に2座席の作業者用座席5、6を設け、その一方の座席5の付近に、操向ハンド ル7、前進後退を制御する走行レバー8、アクセルレバー9、駐車ブレーキレバ ー10を配置して運転席とした。 該車体1の下方には、先端が2叉状に分岐した支脚12、13、14を設け、方 向操舵輪4を取り付けた支脚14の途中を回転自在に構成した。 図示のものは、地面から車体1の下面まで1mの高さになるように設計し、各座 席5、6を各駆動輪に2、3の略直上に配置し、両座席5、6間に農作物を積み 込むコンテナ15を軸16を中心に上方に揺動自在に設けるようにした。 各輪2、3、4には農作物の巻き込みを防ぐフェンダー11を被せ、駆動輪2、 3を覆うフェンダーには乗降用のステップ17を取り付けた。 各駆動輪2、3は、その各支脚12、13に取り付けた各油圧モータ19、19 で回動されるチェン20により回転され、各油圧モータ19は、車体1の後方上 部に搭載したエンジン21で駆動される油圧ポンプ22からの作動油により回転 される。 その駆動油圧回路は図4の如くであり、エンジン21により油圧ポンプ22が回 転すると、車体1の後方に設けた作業油タンク23から作動油を吸入し、コント ロールバルブ24により制御された作動油がブレーキ弁25を介して各油圧モー タ19、19に供給され、各油圧モータ19からこれらの弁を介して作動油タン ク23へと戻る。 該コントロールバルブ24は、例えば方向制御弁で構成され、コントロールワイ ヤ26を介して連結した走行レバー8の操作により作動されて該油圧モータ19 の回転数及び回転方向、すなわち車両の速度と前進後退を制御する。 方向操舵輪4の支脚14の側方にはレバー27が突設されており、このレバー2 7に連結した連杆28が前後に往復動されると該方向操舵輪4が旋回する。 該連杆28の端部はウォームギア29と一体のレバー30に連結され、操向ハン ドル7によりウォームが回転されると、該レバー30が揺動して連杆28を往復 動し、方向操舵輪4が円滑に旋回作動を行う。 本考案の車両は、図2に示すように、3本の畝間に各輪を位置させて走行し、車 体1の下方には農作物よりも高い間隔が設けられているので、農作物を倒すこと なく走行できる。 その走行中は、座席5、6に搭乗した作業員が4列の畝を栽培農作物の上方から 監視し、例えば抜き取るべき病株を発見したときは車両を停止させ、作業員が下 車して病株を抜き取ってコンテナ15に収め、再乗車して管理作業を続ける。 該車体1の下方に高い間隔があるため、車両の重心が上方となりがちであるが、 重量のある油圧モータ19を支脚12、13に取付けしたので重心位置が下方に なり、車両の安定性が向上する。 また、油圧モータ19を図示の油圧回路にて駆動することにより、車両の方向変 換に伴う左右駆動輪2、3の回転差を機械的差動機構を用いることなく生じさせ ることができる。 また、操向ハンドル7の旋回操作をウォームギヤ29を介して方向操舵輪4に伝 達するので、円滑に伝達でき、急旋回するおそれもない。
【0006】
【考案の効果】
以上のように本考案によるときは、車体前方に夫々独立して駆動される左右の 駆動輪を備えると共に、車体後方に1輪の方向操舵輪を備え、該車体の前方上方 には複数の作業者用座席を設けてその1つの座席を運転席に構成したので、農作 物を乗車して管理することができ、管理作業が容易になり、3輪であるから構成 も簡単で安価に作製でき、各駆動輪を夫々独立して油圧モータで駆動したから、 機械的差動機構が不要で構成が簡単になりその車体の下方に農作物よりも高い間 隔を設けることができ、背丈の高い農作物を上方から監視でき、請求項3の構成 とすることにより車両の安定性が良好になり、請求項4の構成とすることにより 円滑に方向変換を行える等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の形態を示す側面図
【図2】 図1の正面図
【図3】 図1の平面図
【図4】 駆動油圧回路の説明図
【符号の説明】
1 車体、2・3 駆動輪、4 方向操舵輪、5・6
作業者用座席、7 操向ハンドル、8 走行レバー、1
2・13・14 支脚、19油圧モータ、28 連杆、
29 ウォームギヤ、30 レバー

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前方に夫々独立して駆動される左右の
    駆動輪を備えると共に、車体後方に1輪の方向操舵輪を
    備え、該車体の前方上方に複数の作業用座席を設けてそ
    の1つの座席を運転席に構成したことを特徴とする農作
    物管理用車両。
  2. 【請求項2】車体前方に夫々独立して油圧モータで駆動
    される左右の駆動輪を備えると共に、車体後方に1輪の
    方向操舵輪を備え、該車体の下方に農作物よりも高い間
    隔を設け、該車体の前方上方に並列に複数の作業者用座
    席を設けてその1つの座席を運転席に構成したことを特
    徴とする農作物管理用車両。
  3. 【請求項3】上記油圧モータを上記駆動輪を支える支脚
    に設けたことを特徴とする請求項2に記載の農作物管理
    用車両。
  4. 【請求項4】上記方向操舵輪に設けたレバーに連杆を取
    付け、操向ハンドルの旋回をウォームギヤを介して該連
    杆に往復動として伝達したことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の農作物管理用車両。
JP1997008429U 1997-08-18 1997-08-18 農作物管理用車両 Expired - Lifetime JP3046358U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112970714A (zh) * 2021-03-16 2021-06-18 亳州学院 一种中药材病虫害定位和计数装置

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