JP3045914U - 排気装置付き人工肛門用パウチ - Google Patents

排気装置付き人工肛門用パウチ

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JP3045914U
JP3045914U JP1997007291U JP729197U JP3045914U JP 3045914 U JP3045914 U JP 3045914U JP 1997007291 U JP1997007291 U JP 1997007291U JP 729197 U JP729197 U JP 729197U JP 3045914 U JP3045914 U JP 3045914U
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JP
Japan
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pouch
filter
mounting hole
ostomy
exhaust tube
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JP1997007291U
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English (en)
Inventor
益弘 巣山
Original Assignee
株式会社巣山三郎商店
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタが、略全面で汚物に接してしまい寿
命が短い。 【解決手段】 上部に取付孔2を開口し、内部に該取付
孔2を被覆するフィルタ収容小袋4を固着した人工肛門
用パウチ1と、先端部に開閉栓9を有する排気チューブ
8とからなる。前記フィルタ収容小袋4は、側部に袋口
6を有し、上部に前記取付孔2と連通する通気孔7を形
成し、内部に液体不透過性で気体透過性のフィルタ5を
収容し、前記排気チューブ8の基部を、取付孔2及び通
気孔7をとおりフィルタ収容小袋4内に挿入すると共
に、前記フィルタ5で被覆する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、人工肛門から排泄する汚物を溜めるパウチに関し、特にパウチから 臭気を抜く排気装置の付いた人工肛門用パウチの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の人工肛門用のパウチとしては、特公昭61−22580号公報、特公平 4−60659号公報、実公昭60−34258号公報等で提案されたものがあ る。この人工肛門用のパウチには、パウチ内に溜まったガスを脱臭する脱臭手段 が設けられている。
【0003】 しかし、これらのものは、患者(使用者)の自由意思によることなく、自然に ガスが何処の場所であっても放出してしまう。この場合、ガスは、脱臭手段によ り、一応脱臭または除臭されてから放出されることになっているが、実際の場合 、活性炭などを使用した脱臭手段の効力は、殆どの場合、約2時間程で衰退して しまう。従って、2〜3時間以上経た場合には、ガスは脱臭し切れないまま排出 されることとなる。
【0004】 従って、ガスが下着と皮膚の間を伝わって首筋に上がる。この臭いに気が付い て、直ぐに便所に行ってガス抜きしたとしても、下着に悪臭が染み込んでしまっ て、本人のみならず、周囲の人々にも悪臭をばらまく結果になるなどの欠点があ る。
【0005】 これらの欠点を解決するために本考案者は、特開平7−16251号公報に記 載の人工肛門用パウチの排気装置を提案した。 この人工肛門用パウチの排気装置は、人工肛門用パウチの上部に排気チューブ を挿通し、当該排気チューブの内端を荒目網の袋に入れたフィルタで覆うもので ある。 そして、このフィルタが人工肛門用パウチ1に流入した排泄汚物が排気チュー ブの方へ流入しないよう阻止する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このフィルタは略全面で汚物に接してしまい寿命が短いという欠点が ある。
【0007】 本考案は上記欠点を解消して、フィルタを長期間使用できる人工肛門用パウチ の排気装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の考案は、上部に取付孔を開口し、 内部に該取付孔を被覆するフィルタ収容小袋を固着した人工肛門用パウチと、先 端部に開閉栓を有する排気チューブとからなる。 前記フィルタ収容小袋は、側部に袋口を有し、上部に前記取付孔と連通する挿 入孔を形成し、内部に液体不透過性で気体透過性のフィルタを収容し、 前記排気チューブの基部を、取付孔及び挿入孔をとおりフィルタ収容小袋内に 挿入すると共に、前記フィルタで被覆してなる。
【0009】 請求項2に記載の考案は、上部に取付孔を開口し、内部に該取付孔を被覆する フィルタ収容小袋を固着する人工肛門用パウチと、連結チューブ及び先端部に開 閉栓を有する排気チューブとからなる。 連結チューブを取付孔に一体に取付け、排気チューブの基部を連結チューブに 着脱自在に連結する。 フィルタ収容小袋は、側部に袋口を有し、上部に前記取付孔と連通する挿入孔 を形成し、内部に液体不透過性で気体透過性のフィルタを収容すると共に、前記 連結チューブの内端を当該フィルタで被覆してなる。
【0010】
【考案の実施形態】 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は本考案による排気装置付き人工肛門用パウチの要部の断面図、図2は本 考案による人工肛門用パウチの全体図である。 図において、1は人工肛門用パウチであり、上部に取付孔2を有する。3は、 人工肛門用パウチ1の背面の略中央に設けた円形の開口部で、開口部3の周縁に は両面接着剤が貼着してあり、その表面を剥離紙3aで保護する。
【0011】 4は液体不透過性の材質で形成したフィルタ収容小袋であり、袋内に液体不透 過性で気体透過性のスポンジ製のフィルタ5を収容する。そして、側部に袋口6 を有し、上部に通気孔7を形成する。 このフィルタ収容小袋4の通気孔7を人工肛門用パウチ1の取付孔2に連通す ると共に、フィルタ収容小袋4を人工肛門用パウチ1に固着する。
【0012】 8は長さが10センチ乃至80センチほどの軟質で可撓性の排気チューブであ り、前記取付孔2、通気孔7及びフィルタ5を介して人工肛門用パウチ1に接続 する。パウチ内にある排気チューブ8の先端部は、汚物が流入しないようフィル タ5で被覆する。 パウチ外にある排気チューブ8の先端部には、開閉栓9を装着する。この開閉 栓9は、チューブ状の基部9a、基部9aに一体に形成した鍔部9b及び円板状 の回転部9cからなる。この回転部9cは、鍔部9bの中心に設けた軸に回転自 在に装着する。 そして、鍔部9b及び回転部9cにそれぞそれ貫通孔9d,9eを設ける。回 転部9cを回転して、貫通孔9dと貫通孔9eの位置を合致すると、開閉栓9は 開口し、貫通孔9dと貫通孔9eのの位置をずらせると開閉栓9は閉鎖する。 10は除臭剤であり、排気チューブ8の途中に充填する。除臭剤10には主と して活性炭が使用される。この除臭剤10は人工肛門用パウチ1の内部の汚物で 濡れないよう出来るだけ排気チューブ8の基部から離れた位置が好ましい。
【0013】 前記人工肛門用パウチ1を使用するには、人工肛門用パウチ1の開口部3の回 りの剥離紙3aを剥がし、そのまま人工肛門の周囲に図示しない接着剤で貼付す る。人工肛門用パウチ1の上から伸縮性包帯やバンド又は下着などでパウチを軽 く支えて人工肛門用パウチ1の移動を規制する。 排気チューブ8の先端を下着の紐やバンドで挟み外部へつまみ出せる程度にす る。長い排気チューブは下着の襟元から外に出し先端を腰のバンドに挟んで仮止 めするとよい。 人工肛門用パウチ1の内部にガスが溜まり、ある程度、人工肛門用パウチ1が ふくらむと、ガスはフィルタ5を経て排気チューブ8の中にも溜まる。この場合 、人工肛門用パウチ1に流入した排泄汚物も排気チューブ8の方へ流れ込もうと するが、汚物はフィルタ5に阻止され、ガスのみがフィルタ5を透過する。
【0014】 患者(使用者)は身体に人工肛門用パウチ1の膨らみを感じる。そこで自分の 意思で、トイレや人気のない処へ行き、排気チューブ8の先端を下着から外部へ 取り出し、開閉栓9のつまみ9bを回して開栓し、ガスを放出する。なお、ガス の排出力が弱くなったときには、人工肛門用パウチ1を着衣の上から軽く手で押 さえればよい。 なお、外部から人工肛門用パウチ1を押しても、汚物はフィルタ5により阻ま れ外部には流出しない。 しかもこのフィルタ5は、フィルタ収容小袋4に収容されているので、側面の みが汚物と接触する。よって、全面で汚物と接するものと比べフィルタが長寿命 化する。
【0015】 図3は、別の実施形態の排気装置付き人工肛門用パウチの要部の断面図である 。 上記の実施形態との違いは、排気チューブ8を直接人工肛門用パウチ1の取付 孔2に挿入するのではなく、人工肛門用パウチ1の取付孔2に連結チューブ11 を取付け、この連結チューブ11に排気チューブ8の基部を着脱自在に連結する 点である。 このように構成すると、排気チューブ8を交換し、人工肛門用パウチ1を洗浄 することにより、繰返し使用するできる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、汚物の外部流出を防ぐフィルタを、人工肛門用パウチに固着したフ ィルタ収容小袋に収容したので、フィルタが長寿命化する。 また、請求項2の考案では、排気チューブを連結チューブを介し人工肛門用パ ウチに着脱自在に連結したので、洗浄しにくい排気チューブが交換でき、人工肛 門用パウチを洗浄することにより繰返し使用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した排気装置付き人工肛門用パウ
チの要部の断面図である。
【図2】本考案を実施した排気装置付き人工肛門用パウ
チの全体図である。
【図3】別の実施形態の排気装置付き人工肛門用パウチ
の全体図で一部を断面で示す。
【図4】開閉栓の断面図である。
【符号の説明】
1 人工肛門用パウチ 2 取付孔 4 フィルタ収容小袋 5 フィルタ 6 袋口 7 通気孔 8 排気チューブ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に取付孔を開口し、内部に該取付孔
    を被覆するフィルタ収容小袋を固着した人工肛門用パウ
    チと、 先端部に開閉栓を有する排気チューブとからなり、 前記フィルタ収容小袋は、側部に袋口を有し、上部に前
    記取付孔と連通する挿入孔を形成し、内部に液体不透過
    性で気体透過性のフィルタを収容し、 前記排気チューブの基部を、取付孔及び挿入孔をとおり
    フィルタ収容小袋内に挿入すると共に、前記フィルタで
    被覆してなる排気装置付き人工肛門用パウチ。
  2. 【請求項2】 上部に取付孔を開口し、内部に該取付孔
    を被覆するフィルタ収容小袋を固着する人工肛門用パウ
    チと、 連結チューブ及び先端部に開閉栓を有する排気チューブ
    とからなり、 前記連結チューブを取付孔に一体に取付け、排気チュー
    ブの基部を連結チューブに着脱自在に連結し、 フィルタ収容小袋は、側部に袋口を有し、上部に前記取
    付孔と連通する挿入孔を形成し、内部に液体不透過性で
    気体透過性のフィルタを収容すると共に、前記連結チュ
    ーブの内端を当該フィルタで被覆してなる排気装置付き
    人工肛門用パウチ。
JP1997007291U 1997-08-01 1997-08-01 排気装置付き人工肛門用パウチ Expired - Lifetime JP3045914U (ja)

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