JP3045798U - 吹出口装置 - Google Patents

吹出口装置

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JP3045798U
JP3045798U JP1997007245U JP724597U JP3045798U JP 3045798 U JP3045798 U JP 3045798U JP 1997007245 U JP1997007245 U JP 1997007245U JP 724597 U JP724597 U JP 724597U JP 3045798 U JP3045798 U JP 3045798U
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清二 宮崎
大芳 原
洋一 中島
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Kuken Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡略な構造で結露を防止することができる吹
出口装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 供給された調和空気を空気調和対象空間
側の開口部分から吹出す開口枠体2と、この開口枠体2
の開口領域内側に配設され、一又は複数の拡開形状の羽
根体からなる中コーン3と、この中コーン3の羽根体の
内周側に配設される結露防止手段としての断熱カバー4
と、前記開口枠体2及び中コーン3の間に配設され、温
度変化に対応して変形して中コーン3位置を変化させる
アクチュエータ7とを備え、冷房の際に誘引される空気
調和対象空間内のより暖かい気体と中コーン3の羽根体
との直接の接触が断熱カバー4で防がれることにより、
結露を防止できる。また、開口枠体に対する中コーン3
の位置を温度変化に応じて動かせることにより、自動的
に冷暖の切替えができ、冷房時に誤って暖房位置にして
いることによって生じる結露も防げる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、供給される調和空気を空気調和対象となる室内空間に吹出す吹出口 装置に関し、特に結露を防止することができる吹出口装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和の対象となる室内空間の天井に主に配設され、調和空気を吹出す多層 コーン形の吹出口装置としては、従来、図9に示すものがある。この図9は従来 の吹出口装置の概略構成説明図を示す。
【0003】 図9において従来の吹出口装置100は、天井50内でダクト51と接続され て調和空気を供給され、室内側に向けて拡開状となる外コーン部101aを形成 され、且つこの外コーン部101aの下端に開口面に対し垂直に起立する縁部1 01bを形成されてなる開口枠体101と、複数のコーン型の羽根体102aを 所定間隔を隔てて同心状に重ねて形成され、開口枠体101の開口領域内に配設 される中コーン102と、この中コーン102をなす各羽根体102aを開口領 域内で支持する支持金具103とを備える構成である。支持金具103の空気入 口側外側面には、掛け部103aが複数配設されると共に、開口枠体101の内 側面には、上下二段に二つの受け部104aを配設して形成した受け金具104 が複数配設され、支持金具103の各掛け部103aを開口枠体101の各受け 金具104の上下二段の受け部104aのどちらかに掛けることで、中コーン1 02を開口枠体101の所定位置に保持させる仕組みである。
【0004】 上記した構成の従来の吹出口装置100では、支持金具103の掛け部103 aの掛かる位置を変えて中コーン102の開口枠体101内での高さ位置を調節 し、調和空気の吹出パターンを変えていた。冷房の場合には中コーン102を下 段として、羽根体102aで案内された冷気をそのまま横方向に吹出させ、室内 空気より重い冷気が室内に分散するようにし、暖房の場合には中コーン102を 上段として、暖気を開口枠体101の縁部101bに当てて下向きに吹出させ、 軽い暖気が室内下方まで達するようにする仕組みである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来の吹出口装置は以上のように構成されていたことから、中コーン102を 下段位置とする冷房の際、冷気により中コーン102が冷却されると共に、横向 きに吹出す冷気により誘引された室内の暖かい空気が下方から中コーン102中 心部に向って流れ、暖かい空気が中コーン102に接触して結露を生じるという 課題を有した。また、暖房位置のまま切替えを行わないでそのまま冷房が行われ ることもあり、その場合、開口枠体101の額縁部101cが冷気で冷却され、 下向きに吹出す冷気により誘引された室内の暖かい空気がこの額縁部101cに 接触して結露を生じる場合があるという課題を有した。
【0006】 一方、従来からこの中コーンへの結露を防止するための各種の吹出口装置が使 用されていた。こうした従来の他の吹出口装置の例として、特開平7−1674 86号公報に示されるものがあり、これを図10に示す。この図10において従 来の吹出口装置200は、天井50内に配設されて調和空気を供給され、室内吹 出側に拡開状となる外コーン部201aが形成されてなる開口枠体201と、こ の開口枠体201の開口領域内側に配設される一又は複数の羽根体202とを備 え、この羽根体202のうち最中心側にある中央羽根体202aの気流通路上流 側に気流抑制体202bが配設されてなる構成である。
【0007】 前記気流抑制体202bは下流側に向って凸とした略回転放物面体状あるいは 茶漉し状に形成され、気流通路の中心部では開口率を小さくし、その周辺では開 口率を大きくすることにより、中央羽根体202aの気流通路の中心部における 気流を抑制し、気流を羽根体表面に沿わせて、吹出された冷気により室内の暖か い空気が誘引されても、中央羽根体202aに接触させないようにして結露を防 ぐことを目指している。
【0008】 しかし、中央羽根体202aの気流通路においては、気流抑制体202b自身 に沿う流れ成分が生じるため、実際は、下流に向って凸となる形状に伴って気流 は中央に集って流れ、中央羽根体202aの内周側表面に沿って流れることがで きず、誘引された室内の暖かい空気が冷気で冷された中央羽根体202aに接触 することから、この中央羽根体202aに結露を生じる可能性を有するという課 題を有した。 本考案は前記課題を解消するためになされたもので、簡略な構造で結露を防止 することができる吹出口装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る吹出口装置は、空気調和用の気体が供給され、当該気体を空気調 和の対象となる空間へ吹出す開口部分を有し、当該開口部分の周囲に吹出方向へ 向けて拡開状となる外コーン部が形成され、当該外コーン部下端に開口面に対し 略垂直に起立する縁部が形成されてなる開口枠体と、当該開口枠体の開口領域内 に位置調整自在に配設され、気体の吹出す方向を所定の向きに案内する一又は複 数の拡開形状の羽根体からなる中コーンとを備える吹出口装置において、前記開 口枠体及び中コーンの間に配設され、温度変化に対応して変形し、開口枠体に対 する中コーン位置を変化させるアクチュエータと、前記中コーンの羽根体の内周 側に配設され、当該羽根体表面に前記空気調和対象空間内の気体が直接接触する ことを防ぐ結露防止手段とを備えるものである。このように本考案によれば、中 コーンに結露防止手段を配設することにより、冷房の際に誘引される空気調和対 象空間内のより暖かい気体と中コーンの羽根体との直接の接触が防げ、羽根体表 面への結露を防止できると共に、開口枠体に対する中コーンの位置を温度変化に 応じて動かせることにより、切替え作業が行われなくても自動的に冷暖の切替え ができ、冷房時に暖房位置にしていることに伴う額縁部への結露を防ぐこともで き、結露による汚損をなくして美観を保てる。
【0010】 また、本考案に係る吹出口装置は必要に応じて、前記結露防止手段が、前記羽 根体の空気調和対象空間側表面部分を覆う形状に形成され、外周部分を前記羽根 体先端に係合させて配設されるものである。このように本考案によれば、結露防 止手段が羽根体先端に取付けられ、羽根体表面を覆うことにより、冷房の際に誘 引される空気調和対象空間内のより暖かい気体と中コーンの羽根体との直接の接 触が防げ、羽根体表面への結露を防止できると共に、羽根体が吹出される気体に よって冷却されても、結露防止手段へは熱伝導が抑制されることとなり、結露防 止手段表面に暖かい誘引気体の接触があっても結露を発生させない。
【0011】 また、本考案に係る吹出口装置は必要に応じて、前記結露防止手段が、前記羽 根体の空気調和対象空間側表面との間に閉塞された隙間を形成して配設されるも のである。このように本考案によれば、結露防止手段と羽根体との間に閉塞され た隙間を形成することにより、隙間に介在する空気層で結露防止手段の空気調和 対象空間側表面への熱伝導が極力抑制されることとなり、結露防止手段表面への 結露を確実に防止できる。
【0012】 また、本考案に係る吹出口装置は必要に応じて、前記中コーンが、結露防止手 段を配設される羽根体の上流側開口部分を閉塞されて形成されるものである。こ のように本考案によれば、羽根体が結露防止手段で下流側を閉塞されると共に、 上流側を塞がれて羽根体内周に密閉された空間を形成されることにより、この空 間を介して羽根体から結露防止手段への熱伝導が遮断されることとなり、結露防 止手段表面への結露を確実に防止できると共に、羽根体内周から気流が吹出せな いことにより、外周側へより多くの気流を送込めることとなり、特に吹出口形状 が矩形の場合、気流が進みにくいコーナー部を含む全周に気流を分配して吹出せ 、羽根体のコーナー部表面にも気流を沿わせて誘引気体の接触を防げ、結露が防 止できる。
【0013】 また、本考案に係る吹出口装置は必要に応じて、前記結露防止手段が、係合す る羽根体より外側に隣接する他の羽根体あるいは外コーンの内周面に外周端部を 接近させた状態に形成されてなるものである。このように本考案によれば、結露 防止手段の先端部分を羽根体の外側へ大きく突出させることにより、冷房の場合 に、羽根体の外側部分を通過する気流速度が増大して横向きに吹出す気流を強め 、横風等の外乱による冷気の偏流が起りにくくなることとなり、偏流による額縁 部と空気調和対象空間内気体との接触を防いで結露を防げる。
【0014】 また、本考案に係る吹出口装置は必要に応じて、前記結露防止手段が、その外 周部分と前記羽根体の空気調和対象空間側先端との間に開口部分を形成して配設 されるものである。このように本考案によれば、結露防止手段の外周部分と羽根 体先端との間に開口部分が配設され、羽根体内周を進んで結露防止手段の羽根体 側表面に達した気流が、結露防止手段に案内されて結露防止手段と羽根体先端と の間の開口部分から吹出せることにより、横向きに吹出す気流が羽根体全周で強 まることとなり、気流が進みにくいコーナー部を含む全周に確実に気流を分配し て吹出せ、冷房の場合に羽根体のコーナー部表面への誘引空気の接触を防いで結 露が防止できる。
【0015】 また、本考案に係る吹出口装置は必要に応じて、前記結露防止手段が、内部に 気体あるいは断熱材を充填される中空部を形成されてなるものである。このよう に本考案によれば、結露防止手段が中空部を有することにより、結露防止手段の 羽根体に面する側が吹出される気体によって過度に冷却されたとしても、中空部 内の気体又は断熱材層で結露防止手段の空気調和対象空間側表面への熱伝導が確 実に遮断されることとなり、結露防止手段表面への結露をより確実に防止できる 。
【0016】 また、本考案に係る吹出口装置は必要に応じて、前記結露防止手段が、前記中 コーンの最も中心寄りに位置する羽根体の内周側開口領域に配設され、気流を通 過させる開口部を一又は複数有し、気流通路上流側に対して凸形状に突出させて 形成される気流案内体であるものである。このように本考案によれば、気流案内 体で気流を最も中心寄りに位置する羽根体の内周側表面に沿わせて流すことによ り、誘引気体の羽根体表面への接触を防ぎ、結露を生じさせないと共に、横風等 の外乱による羽根体表面からの気流の剥がれがなく、結露防止効果を常に維持で きる。
【0017】
【考案の実施の形態】
(本考案の第1の実施形態) 以下、本考案の第1の実施の形態に係る吹出口装置について、図1〜図3に基 づいて説明する。この図1は本実施形態に係る吹出口装置の概略構成説明図、図 2は本実施の形態に係る吹出口装置の要部断面図、図3は本実施形態に係る吹出 口装置の断熱カバーの断面図及び底面図を示す。
【0018】 前記各図において本実施の形態に係る吹出口装置1は、天井50内に配設され 、ダクト51から供給される調和空気を取込み、この調和空気を室内側の開口部 分から吹き出す開口枠体2と、この開口枠体2の開口領域内側に配設され、所定 間隔を隔てて同心状に重なる大小の拡開形状の外羽根体3a及び内羽根体3bか ら形成される中コーン3と、断熱性材料で形成され、前記内羽根体3bの室内側 表面を覆って配設される結露防止手段としての断熱カバー4と、開口枠体2の内 周面に固定されて開口領域内に配設される支持部材5と、この支持部材5に上下 方向に所定範囲で移動自在に取付けられ、前記中コーン3を保持する可動部材6 と、調和空気の温度に応じて可動部材6を支持部材5に対し動かすアクチュエー タ7とを備える構成である。
【0019】 前記開口枠体2は、室内吹出側に拡開状に形成される矩形の外コーン部2aと 、この外コーン部2aの下端に開口面に対し垂直に起立させて形成される縁部2 bと、室内側となる下端で縁部2bの端部から外周側に突出させて形成され、天 井50の下側に現れる額縁部2cとを備え、天井50内でダクト51に接続して 調和空気を取込み、室内に吹出させる構成である。
【0020】 前記断熱カバー4は、内羽根体3bの室内側表面に沿う矩形拡開状に形成され てなり、内羽根体3bの外周縁にそれぞれ密接係合する外周係合片4aと、内羽 根体3b表面に面する裏面側において断面略三角形状に突出し、先端を前記内羽 根体3bの表面に当接させて内羽根体3b表面との間に密閉状態の隙間10を形 成する支持突起部4bとを備える構成である。この断熱カバー4の取付けは、こ の断熱カバー4自体の弾性力と外周係合片4aの内羽根体3bの外周縁への係合 とにより、内羽根体3bに圧入押圧してワンタッチで取り付けられる。この時、 断熱カバー4の支持突起部4bの先端を内羽根体3bの表面に当接させるように しているので、ゆがみがなく確実な取付状態を維持できると共に、隙間10を一 定に保つことができる。
【0021】 前記支持金具5は、三本の矩形中空断面のアーム5aを放射状に等間隔に配置 して中心で一体化した形状で、各々のアーム5aの先端を開口枠体2内周に固定 して配設される構成である。
【0022】 前記可動金具6は、三本の矩形中空断面のアームを放射状に等間隔に配置して 中心で一体化した形状のアーム体6aと、三本の細い略板状体を放射状に配置し て一体化させて形成され、前記中コーン3を一体に固定される中コーン支持体6 bとを、連結棒6cで上下に一体化させてなる構成である。この可動金具6の連 結棒6cを支持金具5の各アーム5bに貫通させた状態に配設して、可動金具6 を連結棒6cの長さの余裕分だけ上下に移動自在に支持金具5に保持させる仕組 みである。
【0023】 前記アクチュエータ7は、周囲温度に応じてセンサ本体8aに対するニードル 8bの突出し量を変化させる公知の温度センサ8と、両端が互いに離反する方向 に付勢を行う弦巻状のスプリング7aとを備え、温度センサ8のセンサ本体8a を可動金具6のアーム体6aの中心に、ニードル8bを支持金具5のアーム5a の中心にそれぞれ固定して配設すると共に、スプリング7aを支持金具5と可動 金具6の中コーン支持体6b間に配設する構成である。このアクチュエータ7で 可動金具6は支持金具5に対し温度に応じて位置調整され、冷房で温度センサ8 が縮んだ場合には中コーン3の下端位置が開口枠体2の縁部2bの下端部にほぼ 一致する位置となり、暖房で温度センサ8が伸びた場合には中コーン3の下端位 置が開口枠体2の縁部2bの上端部にほぼ一致する位置となるように設定されて いる。
【0024】 次に、前記構成に基づく吹出口装置における空気吹出動作について説明する。 冷房の場合、ダクト51から送られた冷気が開口枠体2に入ると、冷気に当って アクチュエータ7をなす温度センサ8がニードル8bをセンサ本体8aに引込ん で縮み、スプリング7aの付勢により支持部材5に対して可動部材6及び中コー ン3が下がり、中コーン3の下端が開口枠体2の縁部2b下端位置にほぼ一致し た状態となる。ダクト51から送られた冷気は、中コーン3の各羽根体に沿って 次第に横向に流れながら、一次空気Aとして開口部分から略水平に室内に吹出す 。また、この一次空気Aにより室内の暖かい空気が二次空気Bとして誘引され、 中コーン3の内羽根体3b付近にも室内空気が存在する状態となる。
【0025】 この内羽根体3bの室内側表面には前記断熱カバー4が配設されているが、内 羽根体3bと断熱カバー4との接触面積が極めて小さく、また、内羽根体3bと 断熱カバー4との間に密閉状態で空気層の隙間10を形成している。これにより 内羽根体3bから断熱カバー4への熱伝導はほとんど生じないことから、断熱カ バー4が内羽根体3bに対し断熱状態を保たれることとなる。このため、冷気に より中コーン3の内羽根体3bが冷却されても、前記断熱カバー4の表面部は冷 却されることなく室内温度に近い状態を維持することができ、前記誘引される二 次空気Bが断熱カバー4に接触したとしても結露を生じることがない。
【0026】 一方、暖房の場合は、ダクト51から送られた暖気が開口枠体2に入ると、暖 気に当って温度センサ8がニードル8bをセンサ本体8aから押出して伸び、支 持部材5に対して可動部材6及び中コーン3を上昇させ、中コーン3の下端が開 口枠体2の縁部2bの上端部にほぼ揃った状態とする。ダクト51から送られた 暖気は、中コーン3の各羽根体に沿って次第に横向に流れるが、外羽根体3aの 外側を流れる暖気は開口枠体2の縁部2bに当って流れの方向を変え、下向きに 吹出す。外羽根体3aの内側の暖気は内羽根体4に沿って略水平に室内に吹出す が、調和空気の多くが開口枠体2の外コーン部2aと外羽根体3aの間から吹出 すため、次第に外側の流れに進路を変えられて下向きの気流となり、暖気は天井 50から下向きに吹出すことで確実に居住域まで到達する。
【0027】 このように、本実施の形態に係る吹出口装置では、アクチュエータ7の温度に よる伸縮で確実に中コーン3の位置調整が行えることにより、切替え忘れをなく して暖房位置での冷房による額縁部2cの結露が未然に防げると共に、表面部が 冷却されず室内温度に近い状態を維持する断熱カバー4により中コーン3の内羽 根体3b表面にも結露を生じない。
【0028】 なお、前記実施の形態に係る吹出口装置において、断熱カバー4の外周端部は 、内羽根体3bの外周縁にそれぞれ密接係合する外周係合片4aを除いて内羽根 体3bの外周にほぼ沿って形成される構成としているが、この外周端部を延長し て外羽根体3aの内周面に接近させた形状に形成し、外羽根体3aと内羽根体3 bの間の気流通路の出口を狭めるようにする構成とすることもでき、この部分を 通過する気流の速度を増やして横向きの気流を強め、横風等の外乱による偏流を 生じにくくし、冷房の場合に冷気の偏流による額縁部2cと室内空気の接触を防 いで確実に結露を防止できることとなる。
【0029】 また、前記実施の形態に係る吹出口装置において、断熱カバー4は、取付状態 において内羽根体3b表面との間に隙間10を形成する構成としているが、断熱 カバー4自体の内部に密閉された空間の中空部を形成する構成とすることもでき 、内羽根体3bが過度に冷却されても、隙間10とこの中空部を隔てて断熱カバ ー4表面部が確実に断熱されて室温とほぼ同じ状態を保ち、結露の発生が防がれ る。
【0030】 (本考案の第2の実施形態) 以下、本考案の第2の実施の形態に係る吹出口装置を図4に基づいて説明する 。この図4は本実施の形態に係る吹出口装置の要部断面図を示す。
【0031】 前記図4において本実施形態に係る吹出口装置1は、前記第1の実施の形態と 同様に開口枠体2と、中コーン3と、支持部材5と、可動部材6と、アクチュエ ータ7とを共通して備える一方、前記断熱カバー4が中コーン3の内羽根体3b のみでなく外羽根体3aの内周側も覆う矩形平板状に形成されてなると共に、前 記中コーン3の上流側開口部分を閉塞して配設される遮閉板3cを備える点を異 にする構成である。
【0032】 次に、前記構成に基づく調和空気吹出動作について説明する。冷房の場合、ダ クト51から送られた冷気が開口枠体2に入ると、前記第1の実施の形態と同様 に、アクチュエータ7の作用により中コーン3の下端が開口枠体2の縁部2b下 端位置にほぼ一致した状態となる。ダクト51から送られた冷気は、中コーン3 の内周側から吹出せないことにより、中コーン3の外羽根体3aに沿って外周側 へより多くの気流が送出されて開口部分全周から一次空気Aとして略水平に室内 に吹出すこととなる。この一次空気Aにより室内の暖かい空気が二次空気Bとし て誘引されるが、通常、気流が通りにくく誘引空気が接触しやすいコーナー部に も冷気が流れることで誘引される二次空気Bの接触が妨げられ、この部分への結 露を確実に防止できる。また、中コーン3の室内側開口を閉塞する断熱カバー4 と共に、中コーン3上流側に矩形平板状の遮閉板3cを配設することによって、 中コーン3の内周側が密閉され、この密閉空間を介して断熱カバー4への熱伝導 が遮断されて、断熱カバー4表面への結露も確実に防止できる。
【0033】 暖房の場合は、ダクト51から送られた暖気が開口枠体2に入ると、前記第1 の実施の形態と同様、アクチュエータ7の作用により中コーン3の下端が開口枠 体2の縁部2bの上端部にほぼ揃った状態となり、暖気が中コーン3の外羽根体 3aの外側から開口枠体2の縁部2bに当って流れの方向を変えて下向きに吹出 すこととなる。
【0034】 なお、前記実施の形態に係る吹出口装置において、断熱カバー4の外周端部が 外羽根体3aの外周縁にそのまま密接係合すると共に、断熱カバー4の平板部分 が内羽根体3bの外周縁に直接近接あるいは当接して配設される構成としている が、断熱カバー4の外周端部と外羽根体3aの外周縁との間、及び断熱カバー4 の平板部分と内羽根体3bの外周縁との間に、断熱性素材からなるパッキンを挟 み込む構成とすることもでき、断熱カバー4の素材に関わりなく、各羽根体から の断熱カバー4への熱伝導を遮断して断熱カバー4表面への結露を確実に防止で きることとなる。
【0035】 (本考案の第3の実施形態) 以下、本考案の第3の実施の形態に係る吹出口装置を図5に基づいて説明する 。この図5は本実施の形態に係る吹出口装置の要部断面図を示す。
【0036】 前記図5において本実施形態に係る吹出口装置1は、前記第1の実施の形態と 同様に開口枠体2と、中コーン3と、支持部材5と、可動部材6と、アクチュエ ータ7とを共通して備える一方、前記断熱カバー4が中コーン3の内羽根体3b のみでなく外羽根体3aの内周側も覆う矩形平板状で、且つ内部に中空部4cを 有する二重構造に形成されてなり、この断熱カバー4の外周部分と中コーン3の 外羽根体3a先端との間に気流の吹出す開口部分を形成して配設される点を異に する構成である。
【0037】 次に、前記構成に基づく調和空気吹出動作について説明する。冷房の場合、ダ クト51から送られた冷気が開口枠体2に入ると、前記第1の実施の形態と同様 に、アクチュエータ7の作用により中コーン3の下端が開口枠体2の縁部2b下 端位置にほぼ一致した状態となる。中コーン3の内周側を通る冷気は、断熱カバ ーに案内され、開口部分から略水平に吹出す。これに加えて外羽根体3a外周側 にも冷気が送出されて横向きに吹出すことから、冷気を一次空気Aとして開口部 分全周から略水平に室内に吹出せることとなる。この一次空気Aにより室内の暖 かい空気が二次空気Bとして誘引されるが、通常、気流が通りにくく誘引空気が 接触しやすいコーナー部にも冷気が達することで誘引される二次空気Bの接触が 妨げられ、この部分への結露を確実に防止できる。また、断熱カバー4が中空部 4cを有する二重構造であるため、断熱カバー4の各羽根体に面する側が吹出さ れる気体によって過度に冷却されたとしても、中空部4c内の空気層で断熱カバ ー4の室内側表面への熱伝導が確実に遮断されることとなり、断熱カバー4表面 への結露を確実に防止できる。
【0038】 暖房の場合は、ダクト51から送られた暖気が開口枠体2に入ると、前記第1 の実施の形態と同様、アクチュエータ7の作用により中コーン3の下端が開口枠 体2の縁部2bの上端部にほぼ揃った状態となり、外羽根体3aの外周側を流れ る暖気と共に、外羽根体3aより内周側を通り断熱カバー4に案内されて略水平 に吹出す暖気も開口枠体2の縁部2bに当って流れの方向を変え、下向きに吹出 すこととなる。
【0039】 (本考案の第4の実施形態) 以下、本考案の第4の実施の形態に係る吹出口装置を図6に基づいて説明する 。この図6は本実施の形態に係る吹出口装置の要部断面図を示す。
【0040】 前記図6において本実施形態に係る吹出口装置1は、前記第1の実施の形態と 同様に開口枠体2と、支持部材5と、可動部材6と、アクチュエータ7とを共通 して備える一方、異なる点として、中コーン3が単独の羽根体のみで形成され、 前記断熱カバー4の代りに、この中コーン3内周側にセンターパン11が配設さ れ、このセンターパン11の外周部分と中コーン3先端との間に気流の吹出す開 口部分を配置する構成を有するものである。
【0041】 前記センターパン11は、所定厚さの中空略皿状体で、上面側部材である薄板 製の上パン11aと下面側部材である薄板製の下パン11bとを、中間に発泡断 熱材11cを挟んだ状態で外周部分で断熱パッキン11dを介して接合して形成 される構成である。接合部分において上側に折返された下パン11bの外縁部に は、断熱材11eが被覆されている。
【0042】 次に、前記構成に基づく調和空気吹出動作について説明する。冷房の場合、ダ クト51から送られた冷気が開口枠体2に入ると、前記第1の実施の形態と同様 に、アクチュエータ7の作用により中コーン3の下端が開口枠体2の縁部2b下 端位置にほぼ一致した状態となる。中コーン3の内周側を通る冷気は、センター パン11に案内され、開口部分から略水平に吹出す。これに加えて中コーン3外 周側にも冷気が送出されて横向きに吹出すことから、冷気を一次空気Aとして開 口部分全周から略水平に室内に吹出せることとなる。この一次空気Aにより室内 の暖かい空気が二次空気Bとして誘引されるが、通常、気流が通りにくく誘引空 気が接触しやすいコーナー部にも冷気が達することで誘引される二次空気Bの接 触が妨げられ、この部分への結露を確実に防止できる。また、センターパン11 が中空構造であると共に、上パン11aと下パン11bが断熱パッキン11dを 介して接合されているため、センターパン11の中コーン3に面する上パン11 a側が吹出される気体によって過度に冷却されたとしても、中空部分内の発泡断 熱材11c及び断熱パッキン11dでセンターパン11の室内側表面をなす下パ ン11bへの熱伝導が確実に遮断され、さらに、折返された下パン11bの外縁 部に断熱材11eが被覆されて冷気が接触しないことから、下パン11bの冷却 を防いで二次空気Bの接触する表面における結露を確実に防止できる。
【0043】 暖房の場合は、ダクト51から送られた暖気が開口枠体2に入ると、前記第1 の実施の形態と同様、アクチュエータ7の作用により中コーン3の下端が開口枠 体2の縁部2bの上端部にほぼ揃った状態となり、外羽根体3aの外周側を流れ る暖気と共に、中コーン3より内周側を通りセンターパン11に案内されて略水 平に吹出す暖気も開口枠体2の縁部2bに当って流れの方向を変え、下向きに吹 出すこととなる。
【0044】 (本考案の第5の実施形態) 以下、本考案の第5の実施の形態に係る吹出口装置を図7及び図8に基づいて 説明する。この図7は本実施の形態に係る吹出口装置の概略構成説明図、図8は 本実施の形態に係る吹出口装置の要部断面図を示す。
【0045】 前記各図において本実施形態に係る吹出口装置1は、前記第1の実施の形態と 同様の開口枠体2と、中コーン3と、支持部材5と、可動部材6と、アクチュエ ータ7とを共通して備え、前記断熱カバー4の代りに、前記中コーン3内周側の 気流通路に気流案内体9が配設される点を異にする構成である。
【0046】 前記気流案内体9は、中コーン3の中心寄りに位置する内羽根体3bの内周側 開口領域に配設され、気流を通過させる開口孔9aを複数有し、気流通路上流側 に向かって凸状に突出する略四角錐形状に形成されてなる構成である。
【0047】 次に、前記構成に基づく吹出口装置における空気吹出動作について説明する。 冷房の場合、ダクト51から送られた冷気が開口枠体2に入ると、冷気に当っ てアクチュエータ7をなす温度センサ8がニードル8bをセンサ本体8aに引込 んで縮み、スプリング7aの付勢により支持部材5に対して可動部材6及び中コ ーン3が下がり、中コーン3の下端が開口枠体2の縁部2b下端位置にほぼ一致 した状態となる。ダクト51から送られた冷気は、中コーン3の各羽根体に沿っ て次第に横向に流れながら、一次空気Aとして開口部分から略水平に室内に吹出 す。また、この一次空気Aにより室内の暖かい空気が二次空気Bとして誘引され 、中コーン3の内羽根体3b付近にも室内空気が存在する状態となる。
【0048】 この内羽根体3bの内周側には前記気流案内体9が配設され、冷気がこの気流 案内体9の下流側へ行くに従い中心から周囲へ向う傾きに沿って流れながら開口 孔9aを通過していき、そのまま内羽根体3b内周面に沿う流れとなる。こうし て、中コーン3の表面に冷気の流れを存在させられるため、前記誘引される二次 空気Bが中コーン3表面に接触できず、結露を生じることがない。また、冷気は 内羽根体3bに沿って流れるため、横風等の外乱に対しても強く、内羽根体3b 表面から気流が剥がれてなくなることもなく、内羽根体3b表面への室内空気の 接触を確実に防げ、結露防止効果を維持できる。
【0049】 暖房の場合は、ダクト51から送られた暖気が開口枠体2に入ると、前記第1 の実施の形態と同様に暖気に当って温度センサ8がニードル8bをセンサ本体8 aから押出して伸び、支持部材5に対して可動部材6及び中コーン3が上昇し、 中コーン3の下端が開口枠体2の縁部2bの上端部にほぼ揃った状態となり、暖 気は下向きに室内に吹出す。
【0050】 なお、前記第1〜第5の各実施の形態に係る吹出口装置において、アクチュエ ータ7は、水冷式エンジン(特に自動車用)のサーモスタットに一般的に使用さ れるものと同様の、固体あるいは液体のワックスをセンサ本体8aとニードル8 b間に封入し、周囲温度の変化に対応してワックスの固体(液体)膨張及び、固 体から液体への相変化に伴う膨張によりセンサ本体8aからのニードル8bの突 出し量を変化させる方式で、且つニードルの移動し始めが約17℃、全突出時が 約25℃となるようワックスを選定した公知の温度センサ8と、スプリング7a とを組合わせてなる構成であるが、所定の設定温度範囲において開口枠体2に対 し中コーン3を上下に移動させられるものであれば、他の形式のもの、例えば、 形状記憶合金を使用したアクチュエータを用いる構成とすることもできる。そし て、温度センサ8等のアクチュエータの動作に関する各設定温度は、前記に限定 したものではなく、空気調和条件に応じて任意に設定できる。
【0051】 また、前記第1〜第3の各実施の形態に係る吹出口装置において、結露防止手 段としての断熱カバー4は、中コーン3の羽根体を全周に亘って覆う状態に形成 されてなる構成であるが、気流が流れにくく冷房時に暖かい誘引空気が接触して 結露しやすいコーナ部のみにコーナピースとして結露防止用の断熱材製のカバー を取付ける構成とすることもでき、羽根体を覆う部分を必要最小限として低コス ト化できることとなる。さらに、断熱カバー4は中コーン3のみに用いられてい るが、同様な断熱材製のカバーを開口枠体2の額縁部2c表面に配設してもよく 、組合せでより確実に吹出口の室内側に面する部分への結露を防ぐ構成とするこ とができる。
【0052】 さらに、前記第1〜第4の各実施の形態に係る吹出口装置においては、結露防 止手段としての断熱カバー4あるいはセンターパン11を断熱性の高い合成樹脂 素材製とする構成とすることもでき、表面への結露防止効果を最大限発揮させる と共に、軽量化による作業性の向上や成形し易さによるデザイン性(美観)の向 上等も図れることとなる。
【0053】
【考案の効果】
以上のように本考案においては、中コーンに結露防止手段を配設することによ り、冷房の際に誘引される空気調和対象空間内のより暖かい気体と中コーンの羽 根体との直接の接触が防げ、羽根体表面への結露を防止できると共に、開口枠体 に対する中コーンの位置を温度変化に応じて動かせることにより、切替え作業が 行われなくても自動的に冷暖の切替えができ、冷房時に暖房位置にしていること に伴う額縁部への結露を防ぐこともでき、結露による汚損をなくして美観を保て るという効果を奏する。 また、本考案においては、結露防止手段が羽根体先端に取付けられ、羽根体表 面を覆うことにより、冷房の際に誘引される空気調和対象空間内のより暖かい気 体と中コーンの羽根体との直接の接触が防げ、羽根体表面への結露を防止できる と共に、羽根体が吹出される気体によって冷却されても、結露防止手段へは熱伝 導が抑制されることとなり、結露防止手段表面に暖かい誘引気体の接触があって も結露を発生させないという効果を有する。 また、本考案においては、結露防止手段と羽根体との間に閉塞された隙間を形 成することにより、隙間に介在する空気層で結露防止手段の空気調和対象空間側 表面への熱伝導が極力抑制されることとなり、結露防止手段表面への結露を確実 に防止できるという効果を有する。 また、本考案においては、羽根体が結露防止手段で下流側を閉塞されると共に 、上流側を塞がれて羽根体内周に密閉された空間を形成されることにより、この 空間を介して羽根体から結露防止手段への熱伝導が遮断されることとなり、結露 防止手段表面への結露を確実に防止できると共に、羽根体内周から気流が吹出せ ないことにより、外周側へより多くの気流を送込めることとなり、特に吹出口形 状が矩形の場合、気流が進みにくいコーナー部を含む全周に気流を分配して吹出 せ、羽根体のコーナー部表面にも気流を沿わせて誘引気体の接触を防げ、結露が 防止できるという効果を有する。 また、本考案においては、結露防止手段の先端部分を係合する羽根体の外側へ 大きく突出させることにより、冷房の場合に、羽根体の外側部分を通過する気流 速度が増大して横向きに吹出す気流を強め、横風等の外乱による冷気の偏流が起 りにくくなることとなり、偏流による額縁部と空気調和対象空間内気体との接触 を防いで結露を防げるという効果を有する。 また、本考案においては、結露防止手段の外周部分と羽根体先端との間に開口 部分が配設され、羽根体内周を進んで結露防止手段の羽根体側表面に達した気流 が、結露防止手段に案内されて結露防止手段と羽根体先端との間の開口部分から 吹出せることにより、横向きに吹出す気流が羽根体全周で強まることとなり、気 流が進みにくいコーナー部を含む全周に確実に気流を分配して吹出せ、冷房の場 合に羽根体のコーナー部表面への誘引空気の接触を防いで結露が防止できるとい う効果を有する。 また、本考案においては、結露防止手段が中空部を有することにより、結露防 止手段の羽根体に面する側が吹出される気体によって過度に冷却されたとしても 、中空部内の気体又は断熱材層で結露防止手段の空気調和対象空間側表面への熱 伝導が確実に遮断されることとなり、結露防止手段表面への結露をより確実に防 止できるという効果を有する。 また、本考案においては、羽根体の内周側開口領域に気流通路上流側に対し凸 形状に突出させて気流案内体が配設され、気流案内体で気流を最も中心寄りに位 置する羽根体の内周側表面に沿わせて流すことにより、誘引気体の羽根体表面へ の接触を防ぎ、結露を生じさせないと共に、横風等の外乱による羽根体表面から の気流の剥がれがなく、結露防止効果を常に維持できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の第1の実施形態に係る吹出口
装置の概略構成図である。(B)は本考案の第1の実施
形態に係る吹出口装置の一部切欠底面図である。
【図2】本考案の第1の実施形態に係る吹出口装置の要
部断面図である。
【図3】本考案の第1の実施形態に係る吹出口装置の断
熱カバーの断面図及び底面図である。
【図4】本考案の第2の実施形態に係る吹出口装置の要
部断面図である。
【図5】本考案の第3の実施形態に係る吹出口装置の要
部断面図である。
【図6】本考案の第4の実施形態に係る吹出口装置の要
部断面図である。
【図7】(A)は本考案の第5の実施形態に係る吹出口
装置の概略構成図である。(B)は本考案の第5の実施
形態に係る吹出口装置の一部切欠底面図である。
【図8】本考案の第5の実施形態に係る吹出口装置の要
部断面図である。
【図9】(A)は従来の吹出口装置の概略構成図であ
る。(B)は従来の吹出口装置の一部切欠底面図であ
る。
【図10】(A)は従来の他の吹出口装置の概略構成断
面図である。(B)は従来の他の吹出口装置の要部断面
図である。
【符号の説明】
1、100、200 吹出口装置 2、101、201 開口枠体 2a、101a、201a 外コーン部 2b、101b 縁部 2c、101c 額縁部 3、102 中コーン 3a、102a 外羽根体 3b、102b 内羽根体 3c 遮閉板 4 断熱カバー 4a 外周突起片 4b 支持突起部 4c 中空部 5、103 支持金具 5a アーム 6 可動金具 6a アーム体 6b 中コーン支持体 6c 連結棒 7 アクチュエータ 7a スプリング 8 温度センサ 8a センサ本体 8b ニードル 9 気流案内体 9a 開口孔 10 隙間 11 センターパン 11a 上パン 11b 下パン 11c 発泡断熱材 11d 断熱パッキン 11e 断熱材 50 天井 51 ダクト 102a、202 羽根体 103a 掛け部 104 受け金具 104a 受け部 202a 気流抑制体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中島 洋一 福岡県糸島郡志摩町大字小富士968 空調 技研工業株式会社内

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和用の気体が供給され、当該気体
    を空気調和の対象となる空間へ吹出す開口部分を有し、
    当該開口部分の周囲に吹出方向へ向けて拡開状となる外
    コーン部が形成され、当該外コーン部下端に開口面に対
    し略垂直に起立する縁部が形成されてなる開口枠体と、
    当該開口枠体の開口領域内に位置調整自在に配設され、
    気体の吹出す方向を所定の向きに案内する一又は複数の
    拡開形状の羽根体からなる中コーンとを備える吹出口装
    置において、 前記開口枠体及び中コーンの間に配設され、温度変化に
    対応して変形し、開口枠体に対する中コーン位置を変化
    させるアクチュエータと、 前記中コーンの羽根体の内周側に配設され、当該羽根体
    表面に前記空気調和対象空間内の気体が直接接触するこ
    とを防ぐ結露防止手段とを備えることを特徴とする吹出
    口装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の吹出口装置におい
    て、 前記結露防止手段が、前記羽根体の空気調和対象空間側
    表面部分を覆う形状に形成され、外周部分を前記羽根体
    先端に係合させて配設されることを特徴とする吹出口装
    置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の吹出口装置におい
    て、 前記結露防止手段が、前記羽根体の空気調和対象空間側
    表面との間に閉塞された隙間を形成して配設されること
    を特徴とする吹出口装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の吹出口装置におい
    て、 前記中コーンが、結露防止手段を配設される羽根体の上
    流側開口部分を閉塞されて形成されることを特徴とする
    吹出口装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項2ないし4のいずれかに記載
    の吹出口装置において、 前記結露防止手段が、係合する羽根体より外側に隣接す
    る他の羽根体あるいは外コーンの内周面に外周端部を接
    近させた状態に形成されてなることを特徴とする吹出口
    装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1又は2に記載の吹出口装置
    において、 前記結露防止手段が、その外周部分と前記羽根体の空気
    調和対象空間側先端との間に開口部分を形成して配設さ
    れることを特徴とする吹出口装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし5のいずれかに記載
    の吹出口装置において、 前記結露防止手段が、内部に気体あるいは断熱材を充填
    される中空部を形成されてなることを特徴とする吹出口
    装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1に記載の吹出口装置におい
    て、 前記結露防止手段が、前記中コーンの最も中心寄りに位
    置する羽根体の内周側開口領域に配設され、気流を通過
    させる開口部を一又は複数有し、気流通路上流側に対し
    て凸形状に突出させて形成される気流案内体であること
    を特徴とする吹出口装置。
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