JP3045381U - ペット用柵 - Google Patents

ペット用柵

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JP3045381U
JP3045381U JP1997006244U JP624497U JP3045381U JP 3045381 U JP3045381 U JP 3045381U JP 1997006244 U JP1997006244 U JP 1997006244U JP 624497 U JP624497 U JP 624497U JP 3045381 U JP3045381 U JP 3045381U
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bar
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pet
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敏 中島
隆志 三品
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Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペット用柵の高さ調整、小さい梱包、堅固な
組立て、開閉扉の確実な固定及びロック機構の誤解除防
止を図る。 【解決手段】 複数の枠体22を環状に繋いで構成され
るペット用柵である。枠体22は、適宜長さの複数本の
棒材25と、各棒材25上下端に着脱可能に嵌合して各
棒材25を支持する上側及び下側フレーム26,27と
から構成され、上側及び下側フレーム26,27の両端
に隣り合う枠体22を連結する連結部30を設け、全体
を組立式にした。各フレーム26,27にパイプ穴28
を設け、棒材25をネジ固定にした。一枚の枠体22に
出入口23と、開閉扉31を備えると共に、開閉扉31
の上側又は下側扉フレーム33,34一方又は両方の先
端の上側面又は下側面に、ロック機構41を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、内部にペットを入れるペット用柵に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ペット用柵としては、図2に示すような構成のものが知られている。
【0003】 このペット用柵1は、内部にペットを入れておく柵で、4枚の枠体2を環状に 繋いで構成されている。これら4枚の枠体2のうちの3枚は通常の枠体2Aで、 残りの1枚はペットの出入口3を備えた枠体2Bとなっている。
【0004】 通常の枠体2Aは、一定間隔を空けて縦方向に配設された棒材5と、各棒材5 の上端を支持する上側フレーム6と、各棒材5の下端を支持する下側フレーム7 と、中間位置で横方向に2本設けられた中間フレーム8とから構成されている。 そしてこの枠体2Aは、全体を合成樹脂によって一体的に成形されている。
【0005】 枠体2Bは、前記通常の枠体2Aと同様に、棒材5と上側フレーム6と下側フ レーム7と中間フレーム8部とから構成されているが、その中央部に出入口3が 形成されている。この枠体2Bは、前記枠体2Aと同様に、合成樹脂によって一 体的に成形されている。
【0006】 出入口3には、開閉扉11が取り付けられている。この開閉扉11は、一定間 隔を空けて縦方向に配設された棒材12と、各棒材12の上端を支持する上側扉 フレーム13と、各棒材12の下端を支持する下側扉フレーム14と、中間位置 で横方向に2本設けられた中間扉フレーム15とから構成されている。この開閉 扉11は、その一側(図2中の左側)を上下2つの蝶番16で開閉可能に支持さ れている。開閉扉11の他側には、外側に面して上下2つのロック機構17が取 り付けられている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記構成のペット用柵1では、各枠体2が四角板状に一体成形され ているので、各枠体2自体は縮まらない。このため、4枚の枠体2を外して重ね ても、保管や搬送の際に嵩張ってしまうという問題点がある。
【0008】 本考案は以上述べたような不具合を解消するためになされたもので、保管や搬 送時にコンパクトにまとめられるペット用柵を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するために第1の考案に係るペット用柵は、複数の枠体を 環状に繋いで構成され、内部にペットを入れるペット用柵において、前記枠体が 、間隔を空けて一列に配設された適宜長さの複数本の棒材と、各棒材の上端に着 脱可能に嵌合して各棒材の上端を間隔を開けて一列に固定支持する上側フレーム と、各棒材の下端に着脱可能に嵌合して各棒材の下端を間隔を開けて一列に固定 支持する下側フレームとから構成され、前記上側フレーム及び下側フレームのそ れぞれの両端に、互いに嵌合して隣り合う枠体を連結する連結部を有し、全体を 組立式にしたことを特徴とする。
【0010】 前記構成により、使用する棒材の長さを変えることで、ペット用柵の高さをペ ットの大きさに合わせて調整することができる。また、ペット用柵を構成する各 枠体を、棒材と上側フレームと下側フレームとに分解することにより、搬送時等 に小さく梱包することができる。
【0011】 第2の考案に係るペット用柵は、前記上側フレーム及び下側フレームに前記棒 材が嵌合される棒材嵌合穴を設け、この棒材嵌合穴に各棒材が嵌合された状態で ネジによって固定するためのネジ穴を設けたことを特徴とする。
【0012】 前記構成により、上側フレーム及び下側フレームの各棒材嵌合穴に各棒材が嵌 合された状態でこれらをネジによって固定することによって、棒材の抜け落ちが 確実に防止され、枠体を堅固に組み立てることができる。
【0013】 第3の考案に係るペット用柵は、前記複数の枠体のうちの少なくとも1枚に、 ペットが出入りする出入口と、この出入口を開閉する開閉扉とを備えると共に、 前記出入口が、複数本配設された前記棒材のうち中央よりの複数本を除いて構成 され、前記開閉扉が、前記出入口を塞ぐように間隔を空けて一列に配設された適 宜長さの複数本の扉用棒材と、各扉用棒材の上端に着脱可能に嵌合して各扉用棒 材の上端を間隔を開けて一列に固定支持すると共に一端を前記枠体の棒材に回動 可能に支持された上側扉フレームと、各扉用棒材の下端に着脱可能に嵌合して各 扉用棒材の下端を間隔を開けて一列に固定支持すると共に一端を前記枠体の棒材 に回動可能に支持された下側扉フレームとから構成されたことを特徴とする。
【0014】 前記構成により、出入口を備えた枠体及び出入口に取り付けられた開閉扉は、 ともに棒材及びフレームを組み立てて構成されているので、搬送時等に小さく梱 包することができる。
【0015】 第4の考案に係るペット用柵は、一端を前記枠体の棒材に支持された前記上側 扉フレーム又は下側扉フレームの一方又は両方の他端であってその上側面又は下 側面に、ロック機構を設けたことを特徴とする。
【0016】 前記構成により、上側扉フレーム又は下側扉フレームの一方又は両方の他端に ロック機構を設けることによって、開閉扉を枠体に確実に固定することができる 。さらに、ロック機構を上側扉フレーム又は下側扉フレームの上側面又は下側面 に設けることによって、このロック機構が外側にはみ出さないので、ロック機構 を誤って解除することがなくなる。
【0017】 第5の考案に係るペット用柵は、前記ロック機構が、前記枠体の棒材に嵌合す る嵌合凹部と、この嵌合凹部に回動可能に取り付けられ、嵌合凹部に嵌合した棒 材を囲繞して嵌合凹部と相まって開閉扉を枠体に固定する回動レバーとから構成 されたことを特徴とする。
【0018】 前記構成により、上側扉フレーム又は下側扉フレームの一方又は両方の他端に ロック機構を設けることによって、開閉扉を枠体に確実に固定することができる 。さらに、ロック機構を上側扉フレーム又は下側扉フレームの上側面又は下側面 に設けることによって、このロック機構が外側にはみ出さないので、ロック機構 を誤って解除することがなくなる。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0020】 本実施形態に係るペット用柵は、図1及び図3に示す枠体22を4枚環状に繋 いで構成される。なお、この枠体22は、4枚から6枚程度繋ぐのが一般的であ るが、ペットの大きさに合った広さにするために7枚以上繋がれる場合もある。
【0021】 4枚の枠体22のうち、3枚は図3に示す通常の枠体22Aで、残り1枚は図 1に示すペットの出入口23を備えた枠体22Bとなっている。
【0022】 通常の枠体22Aは、図3に示すように、一定間隔(例えば10cm程度)を 空けて一列に配設された適宜長さの複数本の棒材25と、各棒材25の上端に着 脱可能に嵌合して各棒材25の上端を一定間隔を開けて一列に配列された状態で 固定支持する上側フレーム26と、各棒材25の下端に着脱可能に嵌合して各棒 材25の下端を一定間隔を開けて一列に配列された状態で固定支持する下側フレ ーム27とから構成されている。棒材25は、所定長さの鉄パイプの周囲に塩化 ビニールを被覆して構成されている。棒材25の長さは複数設定されている。い ずれの長さの棒材25を使用するかは、ペットの大きさに合わせて適宜選択され る。
【0023】 上側フレーム26及び下側フレーム27は、ともに合成樹脂によってほぼ同じ 形状に形成されている。上側フレーム26を図4に基づいて説明する。上側フレ ーム26は、ほぼ棒状に形成され、その長手方向に一定間隔(10cm程度)を 空けて棒材25を嵌合する棒材嵌合穴としてのパイプ穴28が設けられている。 このパイプ穴28は、棒材25の外径と同じ大きさの内径に設定され、下方に開 口して設けられている。パイプ穴28には、棒材25の軸心と直交する方向から ネジ穴29が設けられている。このネジ穴29は、各パイプ穴28のうち、ほぼ 1つおきに設けられている。このネジ穴29には、固定用ネジ(図示せず)がね じ込まれ、その先端が棒材25に食い込んで、各棒材25と上側フレーム26と を堅固に固定するようになっている。
【0024】 上側フレーム26の両端部には、互いに嵌合することで隣り合う上側フレーム 26同士を連結して隣り合う枠体22を繋ぐ連結部30が設けられている。この 連結部30は、上側フレーム26の一端部(図4中の右端部)に設けられ、後述 の連結用キャップ51が嵌合する嵌合穴30Aを備えた下側連結片30Bと、上 側フレーム26の他端部に設けられ、連結用キャップ51が嵌合する嵌合穴30 Cを備えた上側連結片30Dとから構成されている。
【0025】 連結用キャップ51は、図5に示すように、円筒体状の本体部51Aと、この 本体部51Aの上端に拡径して設けられた頭部51Bとから構成されている。こ の連結用キャップ51は、図6に示すように、隣り合う上側フレーム26の下側 連結片30Bと上側連結片30Dとが重なり合ってその嵌合穴30Aと嵌合穴3 0Cとが整合した状態で、これら嵌合穴30A,30Cに通される。即ち、連結 用キャップ51の円筒体状の本体部51Aが上側の嵌合穴30Cから嵌合されて 下側の嵌合穴30Aまで通される。そして、連結用キャップ51の頭部51Bが 上側の嵌合穴30Cの縁部に当接したところで係止され、連結用キャップ51が 隣り合う2つの上側フレーム26を回動可能な状態で互いに連結する。
【0026】 下側フレーム27は、各パイプ穴28が上方に向けて設けられている点を除き 、前記上側フレーム26とほぼ同様に構成されている。この下側フレーム27は 、図7に示す連結用杭52で連結されている。この連結杭52は、地面に打ち込 まれる杭部52Aと、この杭部52Aの上端に一体成形された円筒体状の本体部 52Bと、この本体部52Bと杭部52Aとの境に拡径して設けられたフランジ 部52Cとから構成されている。この連結用杭52は、杭部52Aが地面に打ち 込まれた状態で、その本体部52Bが、隣り合う下側フレーム27同士を、前記 上側フレーム26の場合と同様にして連結する。即ち、図8に示すように、隣り 合う下側フレーム27の下側連結片30Bと上側連結片30Dとが重なり合って その嵌合穴30Aと嵌合穴30Cとが整合した状態で、これら嵌合穴30A,3 0Cに本体部52Bが通され、フランジ部52Cで下側連結片30Bが支持され る。これにより、連結用杭52が隣り合う2つの下側フレーム27を回動可能な 状態で互いに連結する。
【0027】 枠体22Bは、図1に示すように、棒材25と上側フレーム26と下側フレー ム27とを備えている点で前記枠体22Aと共通するが、出入口23を備えてい るため、棒材25の配列が異なっている。即ち、棒材25は、両端から一定間隔 (10cm程度)を空けて3本ずつ配設されると共に、一方(図1中の右方)で は内側の棒材25から1つおきの間隔(20cm程度の間隔)を空けてさらに棒 材25を1本配設されている。そして、最内側の2本の棒材25A,25Bと上 側フレーム26と下側フレーム27とで出入口23が形成されている。一方の棒 材25Aは後述する開閉扉31のストッパ及び固定軸として機能し、他方の棒材 25Bは開閉扉31の回転軸として機能するようになっている。
【0028】 出入口23には開閉扉31が取り付けられている。この開閉扉31は、一定間 隔(枠体22Bの棒材25と同様に10cm程度)を空けて一列に配設された複 数本(図1においては7本)の棒材32と、各棒材32の上端に着脱可能に嵌合 して各棒材32の上端を一定間隔を開けて一列に配列された状態で固定支持する 上側扉フレーム33と、各棒材32の下端に着脱可能に嵌合して各棒材32の下 端を一定間隔を開けて一列に配列された状態で固定支持する下側扉フレーム34 とから構成されている。棒材32は、前記棒材25と同様に、所定長さの鉄パイ プの周囲に塩化ビニールを被覆して構成されている。棒材32の長さは、複数設 定されており、ペットの大きさに合わせて適宜選択される。
【0029】 上側扉フレーム33は、図9及び図10に示すように、全体をほぼ棒状に形成 されている。この棒状の上側扉フレーム33には、その長手方向に一定間隔(1 0cm程度)を空けて棒材32を嵌合するパイプ穴35が設けられている。この パイプ穴35は、棒材32の外径と同じ大きさの内径に設定され、下方に開口し て設けられている。このパイプ穴35のうち、一方(図10中の右方)の端部か ら1つ内側のパイプ穴35Aは、上下に貫通していると共に、内側(図9中の上 側)に開放して、切欠き状に形成されている。この切欠き状のパイプ穴35Aは ストッパ受け及びロック機構41の嵌合凹部として機能する。即ち、開閉扉31 が枠体22Bの棒材25Bに支持された状態で出入口23を塞ぐ方向に回動する と、ストッパとしての棒材25Aがこの切欠き状のパイプ穴35Aに嵌合して開 閉扉31のそれ以上の回動が抑えられる。さらに、パイプ穴35Aは、後述する ロック機構41の嵌合凹部を構成し、開閉扉31を枠体22B側に固定するよう になっている。
【0030】 パイプ穴35Aの一側(図10中の上側)には、後述するロック機構41の回 動レバー43を支持するレバー受け部36が形成されている。このレバー受け部 36は、ほぼ円形の皿状に形成されて、回動レバー43を回動可能に支持するよ うになっている。レバー受け部36のうち、パイプ穴35Aに対応する位置には 、鍵用の切欠き36Aが設けられている。
【0031】 パイプ穴35には、棒材32の軸心と直交する方向にネジ穴37が設けられて いる。このネジ穴37は、各パイプ穴35のうち、ほぼ1つおきに設けられてい る。このネジ穴37には、固定ネジ(図示せず)がねじ込まれ、その先端が棒材 32に食い込んで、各棒材32と上側扉フレーム33とが互いに堅固に固定され るようになっている。
【0032】 前記パイプ穴35のうち、他方の端部(図10中の左端部)のパイプ穴35B は上下に貫通して設けられている。このパイプ穴35Bに枠体22Bの棒材25 Bが挿入されて、上側扉フレーム33が回動可能に支持されるようになっている 。
【0033】 ロック機構41は、図1及び図9から図14に示すように、枠体22Bの棒材 25Aに嵌合する嵌合凹部としてのパイプ穴35Aと、このパイプ穴35Aの一 端に設けられたレバー受け部36に回動可能に取り付けられ、回動することでパ イプ穴35Aに嵌合した棒材25Aを囲繞してこのパイプ穴35Aと相まって開 閉扉31を枠体22Bに固定する回動レバー43と、この回動レバー43がレバ ー受け部36に取り付けられた状態でその外側から回動レバー43を覆ってレバ ー受け部36側に固定され、回動レバー43をレバー受け部36に回動可能に支 持する鍔部44とから構成されている。
【0034】 回動レバー43は、図11及び図12に示すように、円錐形の頭部を除いて側 面形状がほぼ台形になるように肉厚円盤状に形成された回動部43Aと、この回 動部43Aの中央部をパイプ穴35Aの形状に切り欠いて形成された嵌合部43 Bと、回動部43Aから延出して形成され、手で持って回動レバー43を回動さ せるレバー部43Cと、回動部43Aの縁部に形成され、前記鍔部44側のロッ ク穴44Cと共に鍵が通されて回動レバー43を固定するロック穴43Dと、回 動部43Aの下部周縁に形成され、レバー受け部36と鍔部44とによって挟持 された状態で回動可能に支持されるフランジ部43Eと、回動部43Aから下方 に延出して形成され、パイプ穴35Aに嵌合して回動部43Aがスムーズに回動 するように案内する半円筒状の案内板43Fとから構成されている。
【0035】 鍔部44は、図13及び図14に示すように、円環状の板材を一部除去した形 状に形成されている。鍔部44の裏面には、3カ所にネジ穴45が設けられ、レ バー受け部36にネジで固定されるようになっている。鍔部44の表面には、回 動レバー43のレバー部43Cの回動を90度の範囲で許容するために他の部分 よりも肉薄に形成された凹部44Aが設けられている。この凹部44Aの両端部 にはレバー部43Cをその位置で支持するストッパ44Bがそれぞれ設けられて いる。さらに、凹部44Aの一方の端部位置には、回動レバー43が回動して開 閉扉31を枠体22B側に固定した状態で、回動レバー43のロック穴43Dと 整合して鍵を通すロック穴44Cが設けられている。
【0036】 下側扉フレーム34は、ロック機構41を備えていない点を除き、前記上側扉 フレーム33とほぼ同様に構成されている。なお、この下側扉フレーム34にも 、上側扉フレーム33と同様に、ロック機構41を備えてもよい。
【0037】 さらに、下側扉フレーム34には、図15に示すように、上側扉フレーム33 のパイプ穴35Bに対応するパイプ穴55が二重構造になっている。即ち、この パイプ穴55は、外側円筒55Aと、この外側円筒55Aの内に配設され、内径 を前記パイプ穴35Bと同一の内径に設定された内側円筒55Bとから構成され ている。内側円筒55Bには、前記パイプ穴35Bと共に枠体22Bの棒材25 Bが挿入されて、開閉扉31を回動可能に支持する。外側円筒55Aは、内側円 筒55Bの外周を囲繞して環状溝55Cを形成している。この環状溝55Cには 、後述する開閉扉支持用突起57の回動支持用凸部57Bが嵌合して、下側扉フ レーム34を回動可能に支持するようになっている。
【0038】 また、前記下側フレーム27のうち、前記下側扉フレーム34のパイプ穴55 に対応する位置には、開閉扉31を回動可能に支持する開閉扉支持用突起57が 設けられている。この開閉扉支持用突起57は、下側フレーム27のパイプ穴2 8の周囲から上方に突出して形成され、下側扉フレーム34のパイプ穴55に当 接して開閉扉31を下側から支持する扉支持用凸部57Aと、この扉支持用凸部 57Aの上側面から円環状に突出させて形成され、前記下側扉フレーム34の環 状溝55Cに嵌合して開閉扉31の回動を支持する回動支持用凸部57Bとから 構成されている。
【0039】 なお、前記構成の上側扉フレーム33及び下側扉フレーム34は、ともに合成 樹脂によって構成されている。
【0040】 [動作] 以上のように構成されたペット用柵は、次のようにして使用される。
【0041】 保管や搬送の際には、ペット用柵は、分解され、小さく梱包されている。各フ レーム26,27,33,34は同一であるが、棒材25,32は、ペットの大 きさに合わせて、複数種類の長さが用意されている。
【0042】 まず、ペットの大きさに合った長さの棒材25,32を選択する。次いで、枠 体22Aを組み立てる。上側フレーム26と下側フレーム27の各パイプ穴28 に棒材25を差し込み、ネジ穴29からネジで固定する。この枠体22Aを3枚 作る。
【0043】 次いで、枠体22Bを1枚だけ作る。この枠体22Bは、上側フレーム26と 下側フレーム27の各パイプ穴28に出入口23の部分を空けて7本の棒材25 を差し込んでネジで固定する。この際に、予め、上側扉フレーム33と下側扉フ レーム34の各パイプ穴35に棒材32を差し込んでネジ穴37からネジで固定 して開閉扉31を作っておく。さらに、ロック機構41も開閉扉31に設けてお く。この開閉扉31のパイプ穴35Bに前記棒材25Bを挿入して、この棒材2 5Bを上側フレーム26と下側フレーム27に固定する。
【0044】 このようにして作った3枚の枠体22Aと1枚の枠体22Bとを、連結用キャ ップ51と連結用杭52とで繋ぐ。連結用杭52を地面に打ち込んでおき、連結 用杭52の本体部52Bに、下側フレーム27の下側連結片30Bと上側連結片 30Dとをはめ込む。
【0045】 上側フレーム26は、下側連結片30Bと上側連結片30Dを重ねて、各嵌合 穴30A,30Cに連結用キャップ51をはめ込む。
【0046】 これにより、3枚の枠体22Aと枠体22Bとを環状に繋いだペット用柵が出 来上がる。
【0047】 ペットを入れるときには、枠体22Bの開閉扉31を開いて、出入口23を開 放する。この状態で、内部にペットを入れ、開閉扉31を閉める。次いで、ロッ ク機構41の回動レバー43を回して、パイプ穴35Aと共に棒材25Aを囲繞 することで、開閉扉31を枠体22Bに固定する。さらに、必要に応じてロック 穴43D,44Cに鍵を通す。
【0048】 [効果] 以上のように、使用する棒材25,32の長さを変えることで、ペット用柵の 高さをペットの大きさに合わせて適宜調整することができるようになる。
【0049】 また、ペット用柵を構成する各枠体22を、棒材25,32とフレーム26, 27,33,34とに分解することができるので、小さく梱包することができる ようになる。これにより、保管時に必要となるスペースを小さくすることができ ると共に、搬送時等に同一のスペースでより多くのペット用柵を搬送することが できる。この結果、ペット用柵の保管、搬送時のコスト低減及び作業性の向上を 図ることができる。
【0050】 各フレーム26,27,33,34の各パイプ穴28,35にネジ穴29,3 7を設けて、各棒材25,32と各フレーム26,27,33,34とをネジで 固定するようにしたので、各棒材25,32の抜け落ちを確実に防止することが でき、枠体22を堅固に組み立てることができるようになる。
【0051】 上側扉フレーム33にロック機構41を設けたので、開閉扉31を枠体22B に確実に固定することができる。
【0052】 さらに、ロック機構41を上側扉フレーム33の上側フレーム26との間に位 置するように設けたので、このロック機構41が外側にはみ出すことがなくなり 、ロック機構41を誤って解除することがなくなる。これにより、ペット用柵に 対する安全性が大幅に向上する。
【0053】 また、各フレーム26,27,33,34は、合成樹脂によって構成したので 、成形が容易で、ペット用柵のコスト低減を図ることができる。
【0054】 [変形例] 前記実施形態では、ロック機構41を上側扉フレーム33と上側フレーム26 との間に設けたが、上側扉フレーム33の下側、下側扉フレーム34の上側、下 側扉フレーム34と下側フレーム27の間に設けてもよい。この場合にも、前記 実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0055】 前記実施形態では、開閉扉31を備えた枠体22Bは1枚だけ設けたが、2枚 以上設けてもよいことはいうまでもない。
【0056】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように本考案によれば、次のような効果を奏する。
【0057】 (1) 使用する棒材の長さを変えることで、ペット用柵の高さをペットの大き さに合わせて適宜調整することができる。
【0058】 (2) ペット用柵を構成する各枠体を、棒材とフレームとに分解することがで きるので、小さく梱包することができるようになる。これにより、保管時に必要 となるスペースを小さくすることができると共に、搬送時等に同一のスペースで より多くのペット用柵を搬送することができる。この結果、ペット用柵の保管、 搬送時のコスト低減及び作業性の向上を図ることができる。
【0059】 (3) 各フレームの各棒材嵌合穴にネジ穴を設けて、各棒材と各フレームとを ネジで固定するようにしたので、各棒材の抜け落ちを確実に防止することができ 、枠体を堅固に組み立てることができるようになる。
【0060】 (4) 上側扉フレーム又は下側扉フレームの一方又は両方の他端の上側面又は 下側面にロック機構を設けたので、開閉扉を枠体に確実に固定することができる と共に、このロック機構が外側にはみ出すことがなくなってロック機構を誤って 解除することがなくなる。これにより、ペット用柵に対する安全性が大幅に向上 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るペット用柵の出入口付きの枠体を
示す正面図である。
【図2】従来のペット用柵を示す斜視図である。
【図3】本考案に係るペット用柵の枠体を示す正面図で
ある。
【図4】本考案に係るペット用柵の上側フレームを示す
正面断面図である。
【図5】本考案に係るペット用柵の連結用キャップを示
す正面図である。
【図6】本考案に係るペット用柵の上側フレームの連結
状態を示す要部拡大図である。
【図7】本考案のペット用柵の連結用杭を示す正面図で
ある。
【図8】本考案に係るペット用柵の下側フレームの連結
状態を示す要部拡大図である。
【図9】本考案に係るペット用柵の上側扉フレームを示
す平面図である。
【図10】本考案に係るペット用柵の上側扉フレームを
示す正面断面図である。
【図11】本考案に係るペット用柵のロック機構の回動
レバーを示す平面図である。
【図12】本考案に係るペット用柵のロック機構の回動
レバーを示す側面図である。
【図13】本考案に係るペット用柵のロック機構の鍔部
を示す平面図である。
【図14】本考案に係るペット用柵のロック機構の鍔部
を示す裏面図である。
【図15】本考案に係るペット用柵の開閉扉支持用突起
を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
22:枠体、23:出入口、25,32:棒材、26:
上側フレーム、27:下側フレーム、28,35:パイ
プ穴、29,37:ネジ穴、30:連結部、31:開閉
扉、33:上側扉フレーム、34:下側扉フレーム、3
6:レバー受け部、41:ロック機構。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の枠体を環状に繋いで構成され、内
    部にペットを入れるペット用柵において、 前記枠体が、 間隔を空けて一列に配設された適宜長さの複数本の棒材
    と、 各棒材の上端に着脱可能に嵌合して各棒材の上端を間隔
    を開けて一列に固定支持する上側フレームと、 各棒材の下端に着脱可能に嵌合して各棒材の下端を間隔
    を開けて一列に固定支持する下側フレームとから構成さ
    れ、 前記上側フレーム及び下側フレームのそれぞれの両端
    に、互いに嵌合して隣り合う枠体を連結する連結部を有
    し、全体を組立式にしたことを特徴とするペット用柵。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のペット用柵において、 前記上側フレーム及び下側フレームに前記棒材が嵌合さ
    れる棒材嵌合穴を設け、この棒材嵌合穴に各棒材が嵌合
    された状態でネジによって固定するためのネジ穴を設け
    たことを特徴とするペット用柵。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のペット用柵にお
    いて、 前記複数の枠体のうちの少なくとも1枚に、ペットが出
    入りする出入口と、この出入口を開閉する開閉扉とを備
    えると共に、 前記出入口が、複数本配設された前記棒材のうち中央よ
    りの複数本を除いて構成され、 前記開閉扉が、 前記出入口を塞ぐように間隔を空けて一列に配設された
    適宜長さの複数本の扉用棒材と、 各扉用棒材の上端に着脱可能に嵌合して各扉用棒材の上
    端を間隔を開けて一列に固定支持すると共に一端を前記
    枠体の棒材に回動可能に支持された上側扉フレームと、 各扉用棒材の下端に着脱可能に嵌合して各扉用棒材の下
    端を間隔を開けて一列に固定支持すると共に一端を前記
    枠体の棒材に回動可能に支持された下側扉フレームとか
    ら構成されたことを特徴とするペット用柵。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のペット用柵において、 一端を前記枠体の棒材に支持された前記上側扉フレーム
    又は下側扉フレームの一方又は両方の他端であってその
    上側面又は下側面に、ロック機構を設けたことを特徴と
    するペット用柵。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のペット用柵において、 前記ロック機構が、 前記枠体の棒材に嵌合する嵌合凹部と、 この嵌合凹部に回動可能に取り付けられ、嵌合凹部に嵌
    合した棒材を囲繞して嵌合凹部と相まって開閉扉を枠体
    に固定する回動レバーとから構成されたことを特徴とす
    るペット用柵。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159419A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Yamahisa:Kk ペット用サークル
CN109197654A (zh) * 2018-11-13 2019-01-15 新泰市天信农牧发展有限公司 一种可调节式肉鸭养殖笼

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