JP3045311B2 - 写真カラー処理方法 - Google Patents

写真カラー処理方法

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JP3045311B2 JP3517045A JP51704591A JP3045311B2 JP 3045311 B2 JP3045311 B2 JP 3045311B2 JP 3517045 A JP3517045 A JP 3517045A JP 51704591 A JP51704591 A JP 51704591A JP 3045311 B2 JP3045311 B2 JP 3045311B2
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
    • G03C5/40Chemically transforming developed images
    • G03C5/44Bleaching; Bleach-fixing

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、写真のカラー処理で使用するための写真
漂白組成物に関する。
当該技術分野では、通常のカラー処理の漂白組成物に
おいてパーオキシ化合物、例えば過酸化水素または過酸
化水素を放出できる化合物の使用について数多くの提案
がなされている。米国特許第4277556号明細書では、30
%過酸化水素溶液約50ml/と濃酢酸約30ml/からなる
漂白液が記載されている。しかし、このような溶液は存
在する全銀量を漂白しない。米国特許第4454224号明細
書は、漂白液にさらにポリ酢酸(polyacetic acid)を
含め、そしてpH7以上を示すアルカリ性にすることによ
る上記の改良を記載する。例えば、米国特許第4301236
号明細書では、他の過酸化物漂白液が有機金属錯塩を含
めねばならず、また、特開昭61−1250647号および同61
−1261739号公報の別のものは漂白促進剤を使用しなけ
ればならない。すべてのこれらの示唆にかかわらず、か
ってこのような液は商業的に使用されたことはない。
われわれの先の(未公開)出願(識別番号5353)で
は、写真銀像の漂白に有用な過酸化水素を基剤とする漂
白液が開示されている。しかしながら、この漂白液は先
立つ処理液から持ち越される現像成分と写真感光剤の処
理により持ち越されるか放出される可能性のあるハロゲ
ンイオンに感受性であることが見られるようになってき
た。さらなる短所は写真材料の凝固中に過酸化物の分解
が起こり、表面の損傷が生じる。
本発明の目的は、これらの難点を解消する漂白液を提
供することにある。
本発明のもう一つの目的は、漂白液の排液がフェリシ
アン化物またはEDTA型の金属錯化剤と、例えば鉄とそれ
らの錯体を含む現在使用されている漂白剤に比べより環
境に適合する漂白液を提供することにある。
本発明に従えば、過酸化水素(または過酸化水素を放
出する化合物)とハロゲンイオンを含み、そしてpH5〜1
1、好ましくはpH5〜10を示す写真漂白液が提供される。
ハロゲンイオンは、好ましくは塩化物である。本発明
の漂白液による処理時間は、好ましくは20秒以上であ
り、特に、20〜40秒間である。従って、この漂白液によ
る好ましい処理時間は20〜40秒の範囲内にある。
漂白液は、前記範囲内のpHを保持するようなアルカリ
または緩衝剤を所持することが好ましい。適当な材料の
具体例としては、アルカリ金属炭酸塩、炭酸塩/炭酸水
素塩緩衝剤、リン酸緩衝剤またはアミン/ホウ酸緩衝剤
が挙げられる。
ハロゲンイオンとpH間の関係は重要であり、この関係
は添付の図1に示されている(図は、塩化カリウム濃度
に対するpHについて同一処理時間のプロットの線であ
る)。20秒線の左側領域は、その領域内で気泡の形成と
凝固層に対する損傷が生じる可能性があるので操作にと
って好ましい領域でない。好ましい領域は20秒線と40秒
線との間にある。
本発明の漂白液は、写真ハロゲン化銀カラー材料のど
のタイプのものにも使用可能である。このような材料と
それらの可能な成分は、Research Disclosure,Item 308
119,1989年12月(Kenneth Mason Publications,Emswort
h,Hants,英国、発行)に記載されている。しかしなが
ら、塩化銀乳剤を主とする材料が好ましい。
本発明はまた、過酸化水素(または過酸化水素を放出
する化合物)とハロゲンイオンを含み、そしてpH5〜1
1、好ましくはpH5〜10を示す漂白液での漂白工程を含ん
でなる写真カラー処理方法を提供する。
さらに詳しく述べると、本発明による写真カラー処理
方法は、カラー画像形成工程とその直後の漂白工程を含
む写真カラー処理方法であって、 前記漂白工程において用いられる漂白液が、過酸化水
素または過酸化水素を放出する化合物とハロゲンイオン
を含み、そして5〜11の範囲内のpH値を示し、 前記カラー画像形成工程がレドックス増幅工程であ
り、そして 前記漂白液が有機金属錯塩を含有していないことを特
徴とする。
漂白工程は現像工程もしくはレドックス増幅工程直後
であるか、または中間的な停止浴を使用してもよい。主
に考慮すべきことは,未露光(Dmin)領域が漂白液中に
持ち込まれる現像主薬の酸化によって不都合な色素を生
成するか否かである。以下の両実施例では、停止浴が使
用されない場合であってもDminの有意な低減をきたさな
い。
本発明の一態様では、漂白液がレドックス増幅工程後
に使用される。レドックス増幅処理は、例えば、英国特
許第1,268,126号、同1,399,481号、同1,403,418号およ
び同1,560,572号明細書に記載されている。このような
処理では、カラー材料が現像されて銀像(わずかな量の
銀を含むにすぎない)を形成し、次いでレドックス増幅
液(または現像増幅剤)で処理されて色素画像を形成す
る。レドックス増幅液は、還元剤、例えば発色現像主薬
と、銀像の存在下で発色現像主薬を酸化しうる触媒とし
て作用する酸化剤とを含む。このような処理で使用され
る写真感光材料は、常用のカプラー含有ハロゲン化銀材
料またはレドックス色素放出剤を含有する画像転写材料
であってもよい。酸化された発色現像主薬は、カラーカ
プラー(通常、写真感光材料に含まれる)と反応して画
像色素を生成する。通常のカラー現像処理の場合のよう
な画像の銀量よりむしろ、生成される色素量は処理時間
またはカラーカプラーの利用率に依存する。適当な酸化
剤の具体例としては、過酸化水素を始めとするパーオキ
シ化合物、コバルトヘキサミン錯体を始めとするコバル
ト(III)錯体および過ヨウ化物が挙げられる。これら
の化合物の混合物も使用できる。この技術の具体的な用
途は、塩化銀カラー印画紙、特に、低レベルの銀を有す
るもの、例えばハロゲン化銀の総塗布量が200mg/m2
下、好ましくは160mg/m2以下、特に140mg/m2(銀とし
て)以下にあるものの処理分野である。
発明のこの態様では、好ましくは低レベルの銀を含
み、乳剤当り、少なくとも80%、好ましくは少なくとも
90%の、特に実質的に純粋のハロゲン化銀からなる写真
感光材料を処理することが好ましい。
以下の実施例は、本発明のよりよい理解に役立てるた
めに提供する。
実施例1 レドックス増幅浴は次のように調製した。
炭酸カリウム 25.0g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸0.6g ジエチルヒドロキシルアミン 5.0g 塩化カリウム 0.35g CD3(発色現像主薬) 3.5g 30%過酸化水素 5.0g 水で1に調製した(pH=10.3)。
漂白液は次のように調製した。
炭酸水素カリウム 25.0g 塩化カリウム 0.3−1.0g 30%過酸化水素 50.0g 水で1に調製した。
pH値は、必要により炭酸カリウムと硫酸を使用して5
〜10の間に調節した。
約140mg/m2の総銀塗布量の塩化銀乳剤を含有するカラ
ー写真印画紙を白色光に10秒間露光し、次いで35℃にて
45秒間現像した。次に、この印画紙を漂白液へ浸漬した
後、銀の低下を透過した赤外線濃度を観察することで追
跡した。漂白時間はもはや濃度が変化しない点に達する
ようにかけた。結果は、添付図1にpHとKCl含量が
「*」のプロットとして示されている。漂白が45秒未満
行われる幾つかの試料例を解析したところ、残存銀は2m
g/m2未満であることが判明した。従って、有効な漂白が
行われたことが確認された。
本発明者らは、漂白時間について次の経験式を誘導し
た。
漂白時間=exp(7−42×〔KCl〕+0.8×pH −2.2×〔KCl〕×pH+97.3×〔KCl〕 −45.4×〔KCl〕)sec. カギカッコ内に示される濃度の単位は、g/である。
図1の曲線は、この等式を用いて描いた。
実施例2 漂白液は次ように調製した。
炭酸水素カリウム 25.0g 塩化カリウム 5.0g 30%過酸化水素 100.0g 水で1に調製(pHは10に調節した)。
通常の塩化銀を基材とするカラー写真印画紙(総銀塗
布量700mg/m2を含む)の断片を、10秒間室内光に露光
し、通常のカラー現像剤で45秒間現像し、次いで漂白液
中へ入れた。銀の低下を前述のように追跡した。漂白は
90秒で完了した。このことは、本発明の漂白液が通常の
銀塗布量を有するカラー写真印画紙にも有用であること
を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−154053(JP,A) 特開 平2−29645(JP,A) 特表 昭63−503096(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 7/42 G03C 7/407 501

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像形成工程とその直後の漂白工程
    を含む写真カラー処理方法であって、 前記漂白工程において用いられる漂白液が、過酸化水素
    または過酸化水素を放出する化合物とハロゲンイオンを
    含み、そして5〜11の範囲内のpH値を示し、 前記カラー画像形成工程がレドックス増幅工程であり、
    そして 前記漂白液が有機金属錯塩を含有していないことを特徴
    とする写真カラー処理方法。
  2. 【請求項2】前記漂白工程の処理時間が20〜40秒の範囲
    内にある、請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】処理される感光材料が80%を越える塩化銀
    を含むハロゲン化銀乳剤を含んでなる、請求の範囲第1
    項または第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】処理される感光材料が200mg/m2未満の総銀
    被覆量を示す、請求の範囲第1項から第3項までのいず
    れか1項に記載の方法。
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