JP3045003B2 - ポット型浄水器ユニット - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、水道水などの原水（未
浄化水）をフィルタで濾過してポットなどの下側容器に
溜めておくようにしたポット型浄水器ユニットに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】水道水中の残留塩素等を除去して、所謂
「おいしい」水をつくりだすための浄水器が普及しつつ
ある。この浄水器には、主として、水道の蛇口に装着さ
れるタイプのものと、浄水を卓上ポット等の容器に溜め
ておくポット型浄水器とがある。

【０００３】第８図はポット型浄水器の従来例（特開平
４−１０４８８１号公報）を示す断面図であり、グリッ
プ１０付きのポット１２の上部に浄水器ユニット１４が
嵌着されている。この浄水器ユニット１４は、底面の中
央に開口を有するケース１６と、該ケース１６の底面開
口に装着されたフィルタケース１８と、該フィルタケー
ス１８内に挿填されたフィルタエレメント２０と、ケー
ス１６に蓋装された蓋２２とを備えてなる。

【０００４】このケース１６内に水を注入すると、重力
濾過式に水がフィルタエレメント２０を通過して濾過処
理される。浄水はポット１２内に溜まる。ポット１２の
グリップ１０を把んで傾けると、浄水は注ぎ口２４から
流出する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の浄水器ユニ
ットにあっては、次のような問題があった。

【０００６】 水道の蛇口からケース１６内に水を注
入する場合、蛇口からの吐出水がフィルタケース１８の
上面に直接に当り、該フィルタケース１８内のフィルタ
エレメント２０が偏在したり、フィルタエレメント２０
同士が擦れ合って摩耗し、濾過性能が低下したり、摩耗
した粒子が濾過水（浄水）に混入してしまうおそれがあ
る。

【０００７】 ケース１６内に未浄水を注ぐときに、
ケース１６から未浄水がオーバーフローすると、この未
浄水が注ぎ口２４からポット１２内に流入する。

【０００８】

【課題を解決するための手段】請求項１のポット型浄水
器ユニットは、浄水を溜めるための下側容器の上側に設
置されるケースと、該ケース内の下部に設置されたフィ
ルタとを備えたポット型浄水器ユニットにおいて、前記
ケースの側面の一部に、側外方に突出した形状を有し、
内部が該ケース内に連通している突出部を設け、この突
出部の上面に未浄水の受入口を設け、該受入口を覆うキ
ャップを設けたことを特徴とするものである。

【０００９】請求項２のポット型浄水器ユニットは、浄
水を溜めるための下側容器の上側に設置されるケース
と、該ケース内の下部に設置されたフィルタと、該ケー
スの上部を覆う蓋とを有するポット型浄水器ユニットに
おいて、前記下側容器内から水を傾注させるために該ケ
ース及び蓋を貫通して上下方向に延設されており、上端
が該蓋よりも上方に突出している注出口と、該注出口の
上端に装着された第１のキャップと、該蓋に設けられた
未浄水の受入口と、該受入口に装着された第２のキャッ
プと、を備えてなり、該第１及び第２のキャップは、該
蓋の上面のうち該注出口と該受入口との間の部分に支持
されていることを特徴とするものである。

【００１０】

【作用】本発明のポット型浄水器ユニットにあっては、
ケース内に水を注ぐと、フィルタによって濾過処理さ
れ、浄水がケース下部から流出される。この水は、下部
容器に貯溜される。

【００１１】請求項１のポット型浄水器ユニットにおい
ては、ケースの側面から突出部が突設され、この突出部
の上面に未浄水の受入口が設けられている。このため、
蛇口から水道水を該受入口内に勢い良く注入しても、こ
の水は突出部内の下面に一旦当ってからケース内に流入
する。従って、ケース内の下部のフィルタを水が直撃す
ることがない。これにより、フィルタの偏在や摩耗が防
止される。

【００１２】請求項２のポット型浄水器ユニットにおい
ては、該ポット型浄水器ユニットが装着された下側容器
を傾けると、下側容器内の浄水は、ポット型浄水器ユニ
ットの注出口から流出される。

【００１３】ところで、このケース内に未浄水を注入す
る場合には、受入口のキャップを外し、該受入口からケ
ース内に注入するのであるが、この注入量がフィルタの
炉過速度を上回るときには、ケース内に水が貯まり、遂
には受入口から水が蓋の上にオーバーフローする。この
場合、前記注出口の上端が該蓋よりも上方に位置するた
め、オーバーフローする未浄水が該注出口内に流入する
ことがない。

【００１４】さらに、この請求項２のポット型浄水器ユ
ニットにおいては、未浄水の注入時には、受入口を覆っ
ていたキャップが受入口と注出口との間に起立するよう
に配置されている。

【００１５】このため、受入口の周縁部で水が跳ね返っ
ても、この水が注出口にかかりにくい。

【００１６】さらに、注出口のキャップが開いていたと
しても、この注出口のキャップも受入口と注出口との間
に起立されている。このため、受入口周縁で跳ね返った
水が注出口内に入り込みにくい。

【００１７】

【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第１図は実施例に係る浄水器ユニットを備えた浄水
器の全体構成を示す縦断面図、第２図は同平面図であ
り、上半分は蓋を閉めた状態における平面図、下半分は
蓋を取り外した状態における平面図である。なお、第２
図では、後述のキャップは図示が省略されている。第３
図はこの実施例に係る浄水器の分解斜視図、第４図はこ
の浄水器の使用例を示す斜視図である。

【００１８】このポット型浄水器ユニット３０は、有底
円筒状の下側容器３２の上側に設置されている。このポ
ット型浄水器ユニット３０は、底面に流出口３４を備え
ると共に、上面にフィルタ交換口３６を備えた略円筒形
状のケース３８と、このケース３８内に配置された活性
炭素繊維よりなるフィルタ４０と、該フィルタ４０に接
するように設けられた陽極４２と、該フィルタ４０から
離隔するように設けられた陰極４４などを備えている。

【００１９】ケース３８内には、下側容器３２内の水を
注ぎ出すために、円筒部４８が上下方向に延設され、こ
の円筒部４８内が注出口４６となっている。

【００２０】ケース３８の側周面からは、側方に突出部
５０が突設されている。この突出部５０内は仕切板５０
ａによって上下に区画されており、この突出部５０の下
部に乾電池５２の収納スペースと、基板５４とが設置さ
れている。

【００２１】この突出部５０の上面には水道水などの未
浄水の受入口５６が設けられ、キャップ５８が着脱自在
に装着されている。なお、このキャップ５８は軟質プラ
スチックよりなり、ケース３８に枢着しても良い。

【００２２】第２図に示すように、この突出部５０の上
面には透明部５９が設けられ、この透明部５９の下側に
はＬＥＤ６０が設置されている。

【００２３】前記フィルタ４０はフィルタケース６２内
に収容されている。このフィルタケース６２の上面及び
下面は、それぞれ、水を通過させ得るように開口が設け
られている。フィルタケース６２の上面からは摘み６４
が突設されており、該摘み６４を摘んでフィルタケース
６２をフィルタ交換口３６からケース３８内に出し入れ
することが可能とされている。

【００２４】前記陰極４４は、フィルタケース６２の底
面に貫設された陰極挿入用の小孔６２ａの下半分に挿入
されている。

【００２５】６５は、基板５４と電極４２，４４とを接
続するリード線である。

【００２６】ケース３８の上面には、軟質なプラスチッ
クよりなる蓋６６が着脱可能に設けられている。この蓋
６６は、前記円筒部４８に外嵌する短い円筒部６８を備
えており、さらに、この円筒部６８を塞ぐことが可能な
軟質なプラスチックよりなるキャップ７０が該蓋６６に
枢着されている。

【００２７】前記ケース３８の内面には、該ケース３８
内に注ぎ込まれた水を検出するために一対の電極７２が
設けられている。ケース３８内に、電極７２が水没する
まで注水されると、電極７２，７２が導通され、ＬＥＤ
６０が点灯される。

【００２８】このように構成されたポット型浄水器ユニ
ット３０の使用法について次に説明する。

【００２９】第４図（ａ）に示す如く、キャップ５８を
受入口５６から外しておき、下側容器３２と接続された
ポット型浄水器ユニット３０を蛇口７４の下方に配置
し、蛇口７４から水を受入口５６を介してケース３８内
に注水する。なお、この際、キャップ７０も円筒部６８
から外し、下側容器３２内の空気が注出口４６を通って
抜け出るようにしておくのが好適である。

【００３０】ケース３８内に注ぎ込まれた水は、フィル
タ４０を通過し、濾過処理を受けてから下側容器３２内
に落下し、該下側容器３２内に貯留される。

【００３１】なお、フィルタ４０の濾過速度以上の給水
速度にて蛇口７４から水を注ぎ込むことにより、ケース
３８内に水が溜まる。このケース３８内の水位が電極７
２よりも高くなると、電極７２，７２が導通され、前記
の通りＬＥＤ６０が点灯される。このＬＥＤ６０の発光
は、透明部５９を介して使用者に視覚され、使用者はこ
の浄水器ユニット３０が作動していることを知覚するこ
とができる。

【００３２】下側容器３２内に必要量の水が溜まった
後、蛇口７４からの注水を停止し、次いで第４図（ｂ）
に示す如く、キャップ５８を受入口５６に被せる。ま
た、キャップ７０を円筒部６８に被せる。これにより、
下側容器３２は密閉された状態となるので、このまま冷
蔵庫等に保管することが可能となる。なお、第４図
（ｃ）に示す如く、浄水器ユニット３０と下側容器３２
とを分離し、下側容器３２に蓋６６を直接に装着し、こ
の状態で冷蔵庫に保管するようにしても良い。

【００３３】なお、下側容器３２の上部の直径は、ケー
ス３８の上部の直径と等しくなっており、蓋６６はケー
ス３８及び下側容器３２の双方に装着可能とされてい
る。

【００３４】本実施例においては、ケース３８の下部が
下側容器３２の上部内周面に水密的に嵌合するようにケ
ース３８及び下側容器３２の直径が選定されている。ま
た、ケース３８の外周面からはスカート部３８ａが延出
され、このスカート部３８ａの内側には下側容器３２の
上端面に密着するようにパッキン３８ｂが設けられてい
る。このため、ケース３８内への注水時に未浄水がケー
ス３８をオーバーフローしても、この水が下側容器３２
内に流入することがない。

【００３５】さらに、前記円筒部６８の内周面は円筒部
４８の上部外周面に水密的に外嵌し、キャップ７０は円
筒部６８の上端に水密的に嵌合するように構成されてい
る。このため、冷蔵庫等に保管している第４図（ｂ）又
は（ｃ）の状態において容器３２が転倒しても、水が外
部に流出することがない。

【００３６】本実施例では、キャップ５８，７０は、受
入口５６と注出口４６との間の部分に枢支されている。
従って、キャップ７０を開けた状態にしておいても、第
４図（ａ）の如く、受入口５６内に注水するときに受入
口５６の縁部で跳ね返った水が注出口４６内に入り込む
ことが防止される。

【００３７】本実施例にあっては、フィルタ４０が活性
炭素繊維よりなり、このフィルタ４０に陽極４２が当接
している。また、このフィルタ４０から離隔するよう
に、かつフィルタケース６２内の水と接触するように陰
極４４が設けられ、これら陽極４２及び陰極４４には
０．５〜２．０Ｖの間で周期的に変化する電圧が印加可
能とされている。そのため、フィルタケース６２内に水
が残留していても、この残留水は電気的に殺菌処理され
ており、前回の使用から次回の使用までの間にある程度
時間が経過しても、該次回の使用時には、雑菌を全く又
は殆ど含まないきわめて衛生的な水がフィルタ４０から
下側容器３２に供給される。

【００３８】即ち、本発明者らが種々研究を重ねた結
果、生きて新陳代謝を行なっている細菌は負に帯電して
おり、従って、水中に配置された電極間に低電圧を印加
すると、水中の細菌は電気泳動し、ついには陽極に到達
する。そして、電極に到達した細菌は電極に触れると、
その細胞内の数多くの酵素反応に関与している補酵素が
酸化されて減少し、同時に細胞内陰イオンの排出が起こ
る。これによって、細菌はその新陳代謝機能に障害を起
こし死滅することが判明した。

【００３９】なお、この時加える電圧によりその効果が
異なり、細菌の種類によっても効果的な電圧に若干の幅
があることが判明している。即ち、その最大効果を奏す
る電圧は、０．７Ｖから１．５Ｖの間にあることが実験
的に確かめられた。これを詳説すると、細菌を電極で死
滅させるには０．７Ｖから０．８Ｖの電圧が適正であ
り、細菌を電極まで引き寄せるためには約１．５Ｖの電
圧を印加することが好適である。そのため、本発明では
両電極４２，４４間に、０．５Ｖから２．０Ｖとりわけ
０．６Ｖから１．５Ｖに周期的に変化する電圧を印加す
るのが好適であり、このようにすることにより、大腸菌
及び一般細菌を効果的に殺菌することができる。

【００４０】本実施例にあっては、円筒部６８が蓋６６
の上面から突設されている。従って、第４図（ａ）に示
す如く、蛇口７４から水をケース３８内に供給する場合
に、蛇口７４からの給水速度が過大であり、受入口５６
から水がオーバーフローしたとしても、この水は円筒部
６８の上端を回り込むことがない。即ち、受入口５６か
ら溢れた未処理の水道水が注出口４６を逆流して下側容
器３２内に落下することが全くない。

【００４１】本実施例においては、ケース３８の側方に
突出部５０が突設され、この突出部５０内に電池５２が
設置されている。そして、突出部５０は下側容器３２の
上方から側方にずれた位置に配置され、かつこの突出部
５０の下端部分は、該下側容器３２の上端よりも下位に
位置されている。従って、万が一乾電池５２から液漏れ
が生じても、この液が下側容器３２内に入り込むことは
全くない。

【００４２】本実施例では、水がケース３８内に溜まる
とＬＥＤ６０が短時間だけ点灯される。この点灯時間
は、本実施例では５秒間に設定されており、このように
点灯時間を短くしたことにより乾電池５２の寿命がきわ
めて長いものとなっている。但し、このようなＬＥＤ等
の光発生手段のほかに、電子ブザー等の音を発生する手
段を用いても良い。

【００４３】第５図は本発明の異なる実施例に係る浄水
器ユニット３０Ａを備えたポット型浄水器の使用状態を
示す断面図である。本実施例では、突出部８０内が仕切
板８２によって上下２室８４，８６に区画されている。
突出部８０の上面には、このうちの上側の室８４に臨む
ように受入口５６が設けられ、キャップ５８が装着され
ている。このキャップ５８はケース３８に枢着されてい
る。

【００４４】下側の室内には発電機９０、蓄電池９２及
び回路基板５４が設けられている。発電機９０の回転軸
９０ａは、仕切板８２を貫通して上側の室８４内に突出
し、その先端に翼車９４が取り付けられている。９６は
シール及び軸受を示す。

【００４５】受入口５６から水を注水すると、翼車９４
が回転し、発電機９０によって発電される。発電電力
は、基板５４に設けられた整流回路によって整流され、
蓄電池９２に充電される。この蓄電池９２からの給電に
よって陽極４２及び陰極４４に電圧が印加される。ま
た、ＬＥＤ（第５図では図示略）の点灯等も行なわれ
る。

【００４６】第５図のその他の符号は第１図と同一部材
を示している。

【００４７】第６図は本発明のさらに別の実施例に係る
浄水器ユニット３０Ｂを備えた浄水器の要部断面図、第
７図はその使用例を示す斜視図である。本実施例では、
蓋６６Ａに未浄水の受入口９８が設けられている。この
受入口９８の周縁部からは短い円筒部１００が立ち上げ
られ、この円筒部１００の上端にキャップ１０２が装着
されている。このキャップ１０２と、円筒部６８に被さ
るキャップ７０の枢支部１０４，１０６は、それぞれ受
入口９８と注出口４６との間の部分に配置されている。

【００４８】本実施例では、ケース３８の側周面から側
方に電池ケーシング１１０が突設され、この電池ケーシ
ング１１０内に乾電池５２と、基板５４とが設置されて
いる。符号１１２は該電池ケーシング１１０に設けられ
た乾電池５２の交換用の電池蓋である。この電池ケーシ
ング１１０の上面には透明部１１４が設けられ、この透
明部１１４の下側にはＬＥＤ６０が設置されている。

【００４９】第６図のその他の符号は第１図と同一部分
を示している。

【００５０】このように構成されたポット型浄水器ユニ
ット３０Ｂも、第７図に示すように、下側容器３２の上
端に装着されて使用される。

【００５１】浄水を作成するときには、キャップ１０２
を開け、蛇口７４からの吐出水を受入口９８からケース
３８内に注入する。なお、この場合、下側容器３２内か
らの空気の抜けを良くするために、キャップ７０も外し
ておくのが好適である。

【００５２】本実施例では、キャップ１０２，７０の枢
支部１０４，１０６が受入口９８と注出口４６との間に
配置されているため、第７図の使用状態にあっては、キ
ャップ１０２は受入口９８と注出口４６との間において
起立する。このため、受入口９８の縁部に当って水が跳
ね返ったとしても、この水は注出口４６にかかりにくい
ものとなり、未浄水が注出口に入り込むことが防止され
る。

【００５３】

【発明の効果】請求項１のポット型浄水器ユニットで
は、ケース内に水を注入するときの水勢によりフィルタ
が劣化することがない。このため、フィルタが長寿命化
すると共に、十分によく濾過された浄水を得ることがで
きる。

【００５４】請求項２のポット型浄水器ユニットでは、
未浄水を受入口に注入するときに跳ね返った水が下側容
器内に流入することが防止され、下側容器内の浄水に未
浄水が混ざることが防止される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係る浄水器ユニットを備えた
浄水器の全体縦断面図である。

【図２】実施例に係る浄水器ユニットを備えた浄水器の
平面図であり、上半分は蓋を装着した状態の平面図、下
半分は蓋を外した状態における平面図である。

【図３】実施例に係る浄水器の分解斜視図である。

【図４】実施例に係る浄水器の使用例を示す斜視図であ
る。

【図５】別の実施例に係る浄水器ユニットを備えた浄水
器の要部を示す縦断面図である。

【図６】さらに別の実施例に係る浄水器ユニットを備え
た浄水器の要部縦断面図である。

【図７】図６の浄水器ユニットの使用例を示す斜視図で
ある。

【図８】従来例を示す断面図である。

【符号の説明】

３０，３０Ａ，３０Ｂ 浄水器ユニット ３２ 下側容器 ３４ 流出口 ３６ 受入口 ３８，３８Ａ ケース ４０ フィルタ ４６ 注出口 ５６ 受入口 ６２，６２Ａ，６２Ｂ フィルタケース

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) C02F 1/28 C02F 1/68 A47G 19/00 - 19/34

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 浄水を溜めるための下側容器の上側に設
   置されるケースと、該ケース内の下部に設置されたフィ
   ルタとを備えたポット型浄水器ユニットにおいて、 前記ケースの側面の一部に、側外方に突出した形状を有
   し、内部が該ケース内に連通している突出部を設け、こ
   の突出部の上面に未浄水の受入口を設け、 該受入口を覆うキャップを設けたことを特徴とするポッ
   ト型浄水器ユニット。
2. 【請求項２】 浄水を溜めるための下側容器の上側に設
   置されるケースと、該ケース内の下部に設置されたフィ
   ルタと、該ケースの上部を覆う蓋とを有するポット型浄
   水器ユニットにおいて、 前記下側容器内から水を傾注させるために該ケース及び
   蓋を貫通して上下方向に延設されており、上端が該蓋よ
   りも上方に突出している注出口と、 該注出口の上端に装着された第１のキャップと、 該蓋に設けられた未浄水の受入口と、 該受入口に装着された第２のキャップと、を備えてな
   り、 該第１及び第２のキャップは、該蓋の上面のうち該注出
   口と該受入口との間の部分に支持されていることを特徴
   とするポット型浄水器ユニット。